JP4081150B2 - データ通信装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は、例えば、ファクシミリ機能と電話機能を切り換えて使用する際に待機状態で消費電力を節減することにより、消費電力の節減効果を向上した省エネルギー機能付きファクシミリ装置等のデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
携帯型のファクシミリ装置に限らず、設置型のファクシミリ装置においても、時代の要請を受けて省エネルギー機能を備えたファクシミリ装置が普及しつつある。このようなファクシミリ装置のデータ通信装置では、送信や受信を行なわない待機状態においては、必要最小限の部品や回路にのみ電力を供給し、その他の回路への電力を遮断することによって、消費電力を節減するようになっている。
【0003】
例えば、特開平5−260229号公報に示されたファクシミリ装置では、待機状態においては、上記のような省エネルギー状態となり、着呼時の呼出信号や送信時の送信命令信号を検出することによって省エネルギー状態から解除するようにしている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上記特開平5−260229号公報に示された従来のファクシミリ装置では、ファクシミリ装置が受信モードとしてファクシミリモードと電話モードを有し、いずれか一方の受信モードを選択的に使用するような場合、呼出信号を受信すると、電話モードであっても省エネルギー状態を解除してしまうので、電話モードにおいては使用しない画像形成装置等の大電力を消費する回路にも電力が投入されて、不要な電力を消費してしまうという問題があった。
また、不要な電力投入が頻繁に繰り返されると、露光ランプや発熱体の消耗が早くなり、装置の寿命が短くなる原因にもなっていた。
【0005】
この発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、複数の着信モードが選択的に設定されるようなデータ通信装置において、より一層の節電効果を有した省エネルギー機能付きのデータ通信装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】
この発明は上記目的を達成するため、着信モードを設定するための表示部と、上記着信モードに係わらず待機状態に上記表示部への電力供給を節減して省エネルギー状態にする制御部と、上記表示部とは別に設けられ、省エネルギー状態の解除を行なうための省電力操作部と、上記表示部を介して設定された着信モードに応じて、呼出信号の検出により省エネルギー状態を解除するか否かを決定する節電制御部を備え、待機状態に上記省電力操作部が操作された場合にも省エネルギー状態を解除させるデータ通信装置を提供する。
【0008】
さらに、上記節電制御部に、ファクシミリ受信の場合は画像読取部に対する省エネルギー状態の解除を禁止する手段を設けるとよい。
また、上記節電制御部に、ファクシミリ受信の場合はメモリ受信可能か否かを判断して、メモリ受信可能なときはメモリ受信すると共に画像印刷部に対する省エネルギー状態の解除を禁止する手段を設けるとよい。
さらに、上記節電制御部に、上記省エネルギー状態の解除後、電話モードへの切り換えがあったときには上記省エネルギー状態に戻す手段を設けるとよい。
【0010】
この発明のデータ通信装置によれば、待機状態に着信モードを設定するための表示部への電力供給を上記着信モードに係わらずに節減して省エネルギー状態にして、節電制御部によって上記表示部を介して設定された着信モードに応じて、呼出信号の検出により省エネルギー状態を解除するか否かを決定すると共に、上記表示部とは別に設けられた省電力操作部が待機状態に操作された場合にも省エネルギー状態を解除することができる。
【0011】
さらに、ファクシミリ受信の場合は画像読取部に対する省エネルギー状態の解除を禁止するようにすれば、ファクシミリ受信に係る部分のみに給電を再開してその他の起動不要な画像読取部等の部分への電源投入を防止し、より節電効果を高めることができる。
【0012】
また、ファクシミリ受信の場合はメモリ受信用のメモリの空き容量が有るか否かでメモリ受信可能か否かを判断して、その空き容量が有ってメモリ受信可能なときはメモリ受信すると共に画像印刷部に対する省エネルギー状態の解除を禁止するようにすれば、ファクシミリ受信の度に画像印刷部を立ち上げて電力を浪費せずに済み、より節電効果を高めることができる。
【0013】
さらに、ファクシミリモード時に着信が有ってファクシミリ受信に係る部分に対する省エネルギー状態を解除後、送受話器がオフフックされるなどによって電話モードへの切り換えがあったときには再び省エネルギー状態に戻すようにすれば、相手先からの電話通話のときにはただちにファクシミリ受信に係る部分に対して給電を遮断して省エネルギー状態を再開できるので、より節電効果を高めることができる。
【0014】
【発明の実施の形態】
以下、この発明の一実施形態を図面に基づいて具体的に説明する。
図1は、この発明のデータ通信装置の一実施形態であるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
このファクシミリ装置は、CPU,ROM,及びRAM等からなるマイクロコンピュータを内蔵し、ROMに内蔵されたプログラムに従って装置全体を管理及び制御すると共に、この発明に係る省エネルギー機能の制御処理も行なう制御部1を備えている。
【0015】
その制御部1は、この発明に係る省エネルギー機能の着信モードを設定及び記憶する着信モード設定部2と、その着信モードに対応して所定の信号を省エネルギー解除信号と判断するか否かを決定するこの発明に係る省エネルギー機能の制御を行なう節電制御部3と、ファクシミリ送受信する画情報を格納する画像メモリであるメモリ15等の機能部を有する。
【0016】
また、操作者がファクシミリ装置に指示を与えるためのキーボードや、ファクシミリ装置から操作者にメッセージ等を与えるためのLCD等の表示手段などからなる操作表示部7を備えている。
その操作表示部7は省電力操作部8を有し、その省電力操作部8は操作者によって省エネルギー状態を解除するためのキー入力部であり、その入力を検出したときには検出信号を制御部1の節電制御部3へ送る。
【0017】
さらに、原稿の画像を光学的に読み取るスキャナ等の画像読取装置である読取部9と、ファクシミリ受信画情報などを記録紙に出力するレーザプリンタ,インクジェットプリンタ等の印刷装置である記録部11を備えている。
【0018】
また、公衆電話(回線)網を介して遠隔のファクシミリ装置との間に呼を設定するための網制御部(NCU)4を備えている。
その網制御部4は呼出信号検出部5を有し、その呼出信号検出部5は回線からの呼出信号の受信を検出して制御部1の節電制御部3へ通知する。
【0019】
さらに、G3伝送手順に従ってファクシミリ送受信を行なう通信制御部および符号化復号化部(DCR)などを含む電装部12と、ファクシミリ送受信時の信号の変調及び復調を行なうモデム6も備えている。
【0020】
さらにまた、電源部13の入力側は商用電源などに接続されており、その商用電源等の電源から電力の供給を受けてこのファクシミリ装置の各部への電力供給源となる電源部13と、節電制御部3による制御によって上記網制御部4,モデム6,操作表示部7,読取部9,記録部11,電装部12に対して電源部13による電力を供給又はその供給を遮断する電源切換部14などを備えている。
なお、このファクシミリ装置の電源投入後は、上記呼出信号検出部5,省電力操作部8,原稿検知部10に対して電源部13から常時電力供給がされる。
【0021】
すなわち、上記節電制御部3が、着信モード設定部2によって設定された着信モードの種別に応じて、予め定めた所定の信号を省エネルギー状態の解除を行なう省エネルギー解除信号とするか否かを決定する。
【0022】
また、節電制御部3は、着信モードがファクシミリモードの場合は呼出信号を省エネルギー解除信号と判断し、着信モードが電話モードの場合は呼出信号を省エネルギー解除信号と判断しないように動作する手段の機能も果たす。
【0023】
さらに、節電制御部3は、ファクシミリ受信の場合は画像読取部である読取部9に対する省エネルギー状態の解除を禁止する手段の機能と、ファクシミリ受信の場合はメモリ受信可能か否かを判断して、メモリ受信可能なときはメモリ受信すると共に画像印刷部である記録部11に対する省エネルギー状態の解除を禁止する手段と、省エネルギー状態の解除後、電話モードへの切り換えがあったときには省エネルギー状態に戻す手段の各機能も果たす。
【0024】
このファクシミリ装置においてファクシミリ送信する場合は、まず制御部1の制御に従って読取部9を介して原稿等の画情報をメモリ15に読み込み、その画情報は電装部12のDCRによって圧縮され再びメモリ15に格納される。
【0025】
また、操作表示部7によって指定された宛先などの発呼時指定情報が制御部1によって取得され、宛先情報を渡されたNCU4は指定の宛先との間に呼を設定する。それに続いて、電装部12の通信制御部によってモデム6を介してフェーズBが実行された後にフェーズCに移行し、メモリ15内の上記圧縮された画情報データがモデム6によって変調されてNCU4を介して送出される。
【0026】
通常の受信時は、NCU4によって呼が設定された後にフェーズBに移行し、モデム6を介して所定の交信が行われ、フェーズCにおいて圧縮された画情報データを受信する。
その画情報データは、NCU4及び、電装部12の通信制御部を介してメモリ15に格納され、さらに電装部12のDCRによって伸長され、メモリ15を介して記録部11に出力される。
【0027】
メモリ受信時には、NCU4によって呼が設定された後にフェーズBに移行し、モデム6を介して所定の交信が行われ、フェーズCにおいて圧縮された画情報データを受信し、その画情報データはNCU4及び、電装部12の通信制御部を介してメモリ15に格納される。
そして、操作表示部7からの指示入力などによってメモリ15に格納された画情報データを読み出し、電装部12のDCRによって伸長し、メモリ15を介して記録部11に出力される。
【0028】
制御部1がファクシミリ送信やファクシミリ受信などを実行していない待機状態にあるとき、上記節電制御部3は電源切換部14を切断状態にし、電源部13は省電電源線bによって制御部1,網制御部4内の呼出信号検出部5,操作表示部7内の省電力操作部8,読取部9内の原稿検知部10にのみ電源を供給する。
【0029】
そして、省エネルギー解除信号として設定した所定の信号を受信した際、その信号に応じて電源切換部14の主電源線a,省電電源線c,又は省電電源線dを接続状態にして、主電源線aを介して網制御部4,モデム6,操作表示部7,電装部12に電源電力を供給し、省電電源線cを介して読取部9に、省電電源線dを介して記録部11にそれぞれ電源電力を供給する。
【0030】
即ち、待機状態では制御部1の他、待機状態(省エネルギー状態)を解除する上で必要最小限の部品や回路にのみ電源を供給しておき、待機状態の解除に際しては電源を必要とする全ての部品や回路に電源を供給するように制御する。
【0031】
上記着信モード設定部2によって設定・記憶される着信モードとしては、例えばファクシミリモード,電話モードなどがある。
この実施形態のファクシミリ装置ではモード切り換えによってファクシミリ装置としても、電話機としても使用できる場合を例示している。
【0032】
例えば、電源投入時に自動的にファクシミリモードに設定され、利用者が操作表示部7を介して指示することによって電話モードなどに設定される。
あるいは、電源投入時に自動的に1日の中のある時間帯をファクシミリモードに設定し、他の時間帯を電話モードに設定することも可能である。
【0033】
次に、このファクシミリ装置における処理について説明する。
図2はファクシミリ装置の主要部の省エネルギー処理に関する動作を示すフローチャートである。なお、図中の「S」はステップを示す。
以下、図1及び図2を参照しながら上記実施例の動作を説明する。このファクシミリ装置は省エネルギー状態に設定されているものとする(S1)。
その状態において、制御部1内の節電制御部3によって省エネ解除トリガ信号を検出したか否かを判断して省エネ解除トリガ信号の有無を監視し、省エネ解除トリガ信号を検出したか否かを判断する(S2)。
【0034】
この省エネ解除トリガ信号は、例えば、網制御部4内の呼出信号検出部5が回線から呼出信号を受信したことによって送信した信号か、省電力操作部8がキー押下などによって発生した信号を検出して送出した信号か、あるいは読取部9の原稿検知部10が原稿の載置を検知して送出した信号である。
上記節電制御部3は、受信した信号中に上記いずれかの省エネ解除トリガ信号を検出すると、先ずそれが呼出信号によるトリガ信号であるか否かを判定する(S3)。
【0035】
その結果、呼出信号でない場合は、節電制御部3によって切断状態にあった電源切換部14の主電源線aと省電電源線cとdをそれぞれ接続状態にし、網制御部4,モデム6,操作表示部7,読取部9,記録部11,及び電装部12への給電を再開し、省エネルギー状態を解除する(S7)。
【0036】
一方、上記ステップ3において、判定結果が呼出信号の場合は、節電制御部3によって制御部1内の着信モード設定部2に記憶されている着信モードを参照し、着信モードがTELモード(電話モード)か否かを判断して(S4)、TELモードでない場合は、節電制御部3によって切断状態にあった電源切換部14の主電源線aと省電電源線dをそれぞれ接続状態にし、網制御部4,モデム6,操作表示部7,記録部11,及び電装部12への給電を再開し、電源切換部14の省電電源線cは切断したままで読取部9への電源供給停止の解除を禁止し、読取部9以外の省エネルギー状態を解除する(S6)。
【0037】
また、上記ステップS4で着信モードがTELモードの場合は、制御部1内のRAMにセットされたトリガ信号検出フラグをリセットし(S5)、省エネルギー状態を継続し、引き続き省エネ解除トリガ信号の監視を行なう(S2)。即ち、電話モードの場合は呼出信号を省エネルギー解除信号と判定しない。
【0038】
なお、省エネルギー状態が解除されると(S7)、通常状態に移行して(S8)、ファクシミリの送信,受信,又はコピーなどの画像形成処理が実行される。
そして、それらの処理の実行が完了すると、それぞれの実行プログラムの最後に、節電制御部3に完了通知が与えられ、それによって節電制御部3は電源切換部14を切断状態にし、再び省エネルギー状態(S1)に戻る。
【0039】
また、このファクシミリ装置では省エネルギー状態のときにファクシミリ受信した画情報をメモリ受信して電力消費を節約することもできる。次に、その処理について説明する。
図3はこのファクシミリ装置の主要部におけるその処理動作を示すフローチャートである。
【0040】
この処理は、省エネルギー状態時(S11)、制御部1内の節電制御部3によって省エネ解除トリガ信号を検出したか否かを判断して省エネ解除トリガ信号の有無を監視して、省エネ解除トリガ信号を検出したか否かを判断(S12)して、それが呼出信号によるトリガ信号であるか否かを判定する(S13)。
その判定結果が呼出信号でない場合は、節電制御部3によって切断状態にあった電源切換部14の主電源線aと省電電源線cとdをそれぞれ接続状態にして、網制御部4,モデム6,操作表示部7,読取部9,記録部11,及び電装部12への給電を再開し、省エネルギー状態を解除する(S17)。
【0041】
一方、上記ステップ13において、判定結果が呼出信号の場合は、節電制御部3によって制御部1内の着信モード設定部2に記憶されている着信モードを参照し、着信モードがTELモード(電話モード)か否かを判断して(S14)、TELモードでなければメモリ15内のメモリ受信用のメモリの容量に空きが有るか否かをチェックして(S16)、空きメモリ容量が予め設定した閾値より多いか否かを判断する(S18)。
【0042】
ステップ18で空きメモリ容量が閾値以下ならば、節電制御部3によって切断状態にあった電源切換部14の主電源線aと省電電源線dをそれぞれ接続状態にして、網制御部4,モデム6,操作表示部7,記録部11,及び電装部12への給電を再開し、電源切換部14の省電電源線cは切断したままで読取部9への電源供給停止の解除を禁止して、読取部9以外の省エネルギー状態を解除する(S21)。
【0043】
また、ステップ18で空きメモリ容量が閾値より多ければ、節電制御部3によって切断状態にあった電源切換部14の主電源線aを接続状態にし、網制御部4,モデム6,操作表示部7,及び電装部12への給電を再開し、電源切換部14の省電電源線cとdは切断したままで読取部9及び記録部11への電源供給停止の解除を禁止し、読取部9及び記録部11以外の省エネルギー状態を解除し(S19)、メモリ受信を設定する(S20)。
【0044】
一方、上記ステップ14の判断において着信モードがTELモードの場合、制御部1内のRAMにセットされたトリガ信号検出フラグをリセットし(S15)、省エネルギー状態を継続して、引き続き省エネ解除トリガ信号の監視を行ない、省エネ解除トリガ信号を検出したか否かを判断する(S12)。即ち、電話モードの場合は呼出信号を省エネルギー解除信号と判定しないのである。
【0045】
そして、省エネルギー状態が解除されると(S17,S19,S21)、通常状態に移行し(S22)、ファクシミリの送信,受信,コピー,メモリ受信などの処理が実行される。
そして、それらの処理の実行が完了すると、それぞれの実行プログラムの最後に、節電制御部3に完了通知が与えられ、それによって節電制御部3は電源切換部14を切断状態にし、再び省エネルギー状態(S11)に戻る。
【0046】
さらに、このファクシミリ装置ではファクシミリモードのときに着信して省エネルギー状態を解除した場合、相手先からの電話通話のときには再びファクシミリ受信に関する部分の給電を停止して省エネルギー状態に戻し、電力消費を節約することもできる。次に、その処理について説明する。
図4はこのファクシミリ装置の主要部におけるその処理動作を示すフローチャートである。
【0047】
この処理は、省エネルギー状態時(S31)、制御部1内の節電制御部3によって省エネ解除トリガ信号を検出したか否かを判断して省エネ解除トリガ信号の有無を監視して、省エネ解除トリガ信号を検出したか否かを判断して(S32)、それが呼出信号によるトリガ信号であるか否かを判定する(S33)。
その判定結果が呼出信号でない場合は、節電制御部3によって切断状態にあった電源切換部14の主電源線aと省電電源線cとdをそれぞれ接続状態にし、網制御部4,モデム6,操作表示部7,読取部9,記録部11,及び電装部12への給電を再開し、省エネルギー状態を解除する(S37)。
【0048】
一方、上記ステップ33の判定結果が呼出信号の場合は、節電制御部3によって制御部1内の着信モード設定部2に記憶されている着信モードを参照し、着信モードがTELモード(電話モード)か否かを判断して(S34)、TELモードでなければ節電制御部3によって切断状態にあった電源切換部14の主電源線aと省電電源線dをそれぞれ接続状態にし、網制御部4,モデム6,操作表示部7,記録部11,及び電装部12への給電を再開し、電源切換部14の省電電源線cは切断したままで読取部9への電源供給停止の解除を禁止し、読取部9以外の省エネルギー状態を解除する(S36)。
【0049】
そして、操作者によって送受話器(ハンドセット)がOFFフックされたか否かによってTELモード(電話モード)に切り換え有りか否かを判断して(S38)、切り換え無しなら通常状態に移行し(S40)、切り換え有りなら節電制御部3によって接続状態にあった電源切換部14の主電源線aと省電電源線dをそれぞれ切断状態にし、網制御部4,モデム6,操作表示部7,記録部11,及び電装部12への給電を停止し、再び省エネルギー状態に戻し(S39)、引き続き省エネ解除トリガ信号の監視を行ない、省エネ解除トリガ信号を検出したか否かを判断する(S32)。
【0050】
また、上記ステップS34の判断で着信モードがTELモードの場合は、制御部1内のRAMにセットされたトリガ信号検出フラグをリセットし(S35)、省エネルギー状態を継続し、引き続き省エネ解除トリガ信号の監視を行なう(S32)。
【0051】
以上の説明では、呼出信号を省エネルギー解除信号として設定し、この信号を受信した際に、そのとき設定されていた受信モードによって上記呼出信号を、省エネルギー解除信号と判断する場合と、省エネルギー解除信号と判断せずに処理する場合を例示したが、受信モードによって、同一信号を省エネルギー解除信号として判断するか否かの扱いを変える例としては、上記の呼出信号に限定されない。
【0052】
例えば、受信モードとして、留守録モードなどを設定し、留守録を行なうか否かを示す回線からの信号に基づき、留守録を行なわない場合は省エネルギー状態を維持し、留守録を行なう場合は、省エネルギー状態を解除するか、あるいは、外部記録装置など一部の周辺装置(図示していない)のみを省エネルギー状態から解除する準省エネルギー状態とすることも可能である。
【0053】
【発明の効果】
以上説明してきたように、この発明によるデータ通信装置によれば、例えば、回線から呼出信号を受けたとき、着信モードがファクシミリモードの場合は省エネルギー状態を解除し、電話モードの場合は上記状態を解除しないように制御することが可能になるので、ファクシミリモードと電話モードを切り換えて使用するような場合、電話モードの際、呼出信号によって、省エネルギー状態が解除されることがないので、露光ランプや像形成に必要な発熱体等、比較的大電力を必要とする部分への電力供給をしないので、不要な消費電力の増大を防止し、より一層の節電効果を上げることができる。また、着信モードを設定するための表示部とは別に設けられた省電力操作部が待機状態に操作された場合にも省エネルギー状態を解除することができる。
さらに、不要な電力投入による装置の動作がなくなり、装置の消耗、特に、露光ランプや発熱体の消耗が少なくなり、装置の使用寿命を長くする効果も期待できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のデータ通信装置の一実施形態であるファクシミリ装置の構成を示すブロック図である。
【図2】図1に示したファクシミリ装置の主要部の省エネルギー処理に関する動作を示すフローチャートである。
【図3】図1に示したファクシミリ装置の主要部の省エネルギー処理に関する他の動作を示すフローチャートである。
【図4】図1に示したファクシミリ装置の主要部の省エネルギー処理に関するさらに他の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1:制御部 2:着信モード設定部
3:節電制御部 4:網制御部
5:呼出信号検出部 6:モデム
7:操作表示部 8:省電力操作部
9:読取部 10:原稿検知部
11:記録部 12:電装部
13:電源部 14:電源切換部
15:メモリ

Claims (4)

  1. 着信モードを設定するための表示部と、
    前記着信モードに係わらず待機状態に前記表示部への電力供給を節減して省エネルギー状態にする制御部と、
    前記表示部とは別に設けられ、省エネルギー状態の解除を行なうための省電力操作部と、
    前記表示部を介して設定された着信モードに応じて、呼出信号の検出により省エネルギー状態を解除するか否かを決定する節電制御部とを備え、
    待機状態に前記省電力操作部が操作された場合にも省エネルギー状態を解除させることを特徴とするデータ通信装置。
  2. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記節電制御部に、ファクシミリ受信の場合は画像読取部に対する省エネルギー状態の解除を禁止する手段を設けたことを特徴とするデータ通信装置。
  3. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記節電制御部に、ファクシミリ受信の場合はメモリ受信可能か否かを判断して、メモリ受信可能なときはメモリ受信すると共に画像印刷部に対する省エネルギー状態の解除を禁止する手段を設けたことを特徴とするデータ通信装置。
  4. 請求項1記載のデータ通信装置において、
    前記節電制御部に、前記省エネルギー状態の解除後、電話モードへの切り換えがあったときには前記省エネルギー状態に戻す手段を設けたことを特徴とするデータ通信装置。
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