JP3521745B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP3521745B2 JP18144298A JP18144298A JP3521745B2 JP 3521745 B2 JP3521745 B2 JP 3521745B2 JP 18144298 A JP18144298 A JP 18144298A JP 18144298 A JP18144298 A JP 18144298A JP 3521745 B2 JP3521745 B2 JP 3521745B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に係り、特に、予め宛先及び送信時刻を指定して原稿の
画情報をメモリ内に格納しておき、指定されている送信
時刻になったら指定の宛先に対してメモリ内に格納して
おいた画情報を送信する機能(以下、「タイマー送信機
能」という。)を有するファクシミリ装置に関するもの
である。
【0002】
【従来の技術】従来、上述の様なタイマー送信機能を有
するファクシミリ装置が多数知られている。こうしたタ
イマー送信機能を有するファクシミリ装置において、従
来より、送信指定時刻に停電等が発生するとタイマー送
信が実行できないという問題が指摘されている(特公昭
63−9420号公報、特開昭60−9274号公報、
特開平9−93410号公報など)。
【0003】上述の特公昭63−9420号公報記載の
装置は、タイマー送信の指定時刻に停電等によって送信
ができなかった場合は、電源復帰等によって動作可能と
なったら直ちにファクシミリ送信を実行する様に構成さ
れている。また、特開昭60−9274号公報記載の装
置は、電源復帰時に直ちにファクシミリ送信を行う様に
しておくと、電源復帰時刻によっては相手先の業務に支
障を来すおそれがあることから、指定時刻からの経過時
間が所定時間内の場合あるいはリセットするよう設定さ
れた時刻以前の場合には送信を実行し、これら以外の場
合には送信を中止することとしている。また、特開平9
−93410号公報記載の装置は、タイマー送信の予約
時に、電源復帰時に直ちに送信を行うか否かを設定して
おいたり、タイマー送信時刻として第1,第2の時刻を
設定しておき、第1の時刻に停電しても第2の時刻に送
信を行える様にしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
60−9274号公報に記載されている様に、特公昭6
3−9420号公報記載の装置では、電源復帰時刻によ
っては相手先に支障を来すという問題がある。また、特
開昭60−9274号公報記載の装置では、タイマー送
信を指定した時刻から所定時間内に電源が復帰すれば送
信を行えるものの、この時間内に電源が復帰しない場合
にはファクシミリ送信を行えないという問題がある。さ
らに、特開平9−93410号公報記載の装置では、第
1の時刻に送信できなかった場合に、第2の時刻が来る
のを待たなければ送信が行われないことから、電源復帰
後、相手先に迷惑をかけない時間帯になっていたとして
も、第2の時刻が来るまでは送信ができないという問題
がある。
【0005】ところで、例えば、一般家庭であれば、深
夜にファクシミリが送信されてくると安眠を妨害される
おそれがあり迷惑であるが、夜遅い時間や朝早い時間で
なければその様な問題はない。また、停電はいつ発生
し、いつ電源が復帰するかは予測することができないた
め、特開平9−93410号公報記載の装置の様に、複
数の時刻を指定しておけるとしても、相手先に迷惑をか
けずかつできるだけ早く情報を伝えたいといった場合
に、その設定がうまく行えないという問題がある。
【0006】そこで、本発明は、タイマー送信機能を有
するファクシミリ装置において、停電等によって指定時
刻に送信ができなかった場合に、相手先に迷惑をかける
ことなく、かつ、できるだけ早く情報を伝えることがで
きる様にすることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
になされた請求項1のファクシミリ装置は、原稿から画
情報を読み取る画情報読取手段と、該画情報読取手段で
読み取られた画情報を記憶しておく画情報記憶手段と、
該画情報記憶手段に記憶させる画情報について、ファク
シミリ送信の時刻及び宛先を指定するタイマー送信予約
手段と、前記タイマー送信予約手段によって指定された
時刻になったとき、前記画情報記憶手段から対象となる
画情報を読み出すと共に、前記指定された宛先へファク
シミリ送信するタイマー送信手段とを備えるファクシミ
リ装置において、停電等による動作不能状態の発生によ
って指定時刻にファクシミリ送信を行えなかった場合の
措置として、電源復帰等により動作可能状態になった場
合にファクシミリ送信を行い得る条件を時間帯で設定す
る異常時措置設定手段と、停電等による動作不能状態か
ら復帰した時点で前記タイマー送信予約手段によって指
定されている時刻を経過しているときは、前記異常時措
置設定手段によって設定されている時間帯になったら直
ちにファクシミリ送信を実行するタイマー送信不能時制
御手段と、前記異常時措置設定手段が、時間帯によって
前記措置を設定した場合に、翌日以降の同時間帯でもよ
いか否かを設定する翌日可否設定手段とを備え、前記タ
イマー送信不能時制御手段は、前記翌日可否設定手段に
より翌日以降の同時間帯でもよいと設定されており、指
定時刻の当日の設定時間帯内にファクシミリ送信ができ
なかったときは、翌日以降の同時間帯にファクシミリ送
信を行う手段として構成されている。
【0008】この請求項1のファクシミリ装置によれ
ば、停電等によってタイマー送信の予約時刻にファクシ
ミリ送信ができなかった場合の措置として、異常時措置
設定手段により時間帯でファクシミリ送信可能な条件を
設定することができる。そして、電源復帰等によって動
作可能となったときは、タイマー送信不能時制御手段
が、設定されている時間帯になったら直ちにファクシミ
リ送信を実行する。この結果、相手先に迷惑をかけない
時間帯(例えば、一般家庭であれば深夜〜早朝以外の時
間帯)を設定しておくことにより、電源が復帰した場合
に、相手先に迷惑をかけることなく可能な限り早く情報
を伝達することができる。
【0009】また、請求項1のファクシミリ装置によれ
ば、長時間の停電によって予約した指定時刻はもちろ
ん、設定した時間帯も過ぎてしまったという場合にも、
翌日可否設定手段により翌日以降の同時間帯にファクシ
ミリ送信する旨の設定をしておくことにより、翌日以
降、相手方に迷惑のかからない時間帯にファクシミリ送
信を行うことができる。この結果、タイマー送信を予約
した情報が、翌日以降であっても確実に相手方へ伝えた
い情報である場合、相手方の迷惑を回避しつつ確実に相
手方に到達させることができる。
【0010】また、請求項2のファクシミリ装置は、原
稿から画情報を読み取る画情報読取手段と、該画情報読
取手段で読み取られた画情報を記憶しておく画情報記憶
手段と、該画情報記憶手段に記憶させる画情報につい
て、ファクシミリ送信の時刻及び宛先を指定するタイマ
ー送信予約手段と、前記タイマー送信予約手段によって
指定された時刻になったとき、前記画情報記憶手段から
対象となる画情報を読み出すと共に、前記指定された宛
先へファクシミリ送信するタイマー送信手段とを備える
ファクシミリ装置において、停電等による動作不能状態
の発生によって指定時刻にファクシミリ送信を行えなか
った場合の措置として、電源復帰等により動作可能状態
になったら直ちにファクシミリ送信を実行する第1モー
ドと、動作可能状態になった場合にファクシミリ送信を
行い得る条件を時間帯で設定した場合に、翌日以降の同
時間帯でもよいか否かを設定し、翌日以降の同時間帯で
もよいと設定した場合に指定時刻の当日の設定時間帯内
にファクシミリ送信ができなかったときは、翌日以降の
同時間帯にファクシミリ送信を行う第2モードと、動作
可能状態になった時点で指定時刻から所定時間を経過し
ていない場合には直ちにファクシミリ送信を実行し、所
定時間を経過している場合はファクシミリ送信を中止す
る第3モードのいずれかを設定することができる異常時
措置設定手段と、停電等による動作不能状態から復帰し
た時点で前記タイマー送信予約手段によって指定されて
いる時刻を経過しているときは、前記異常時措置設定手
段により設定されたモードに従ってファクシミリ送信の
実行又は中止を行うタイマー送信不能時制御手段とを備
えている。
【0011】この請求項2のファクシミリ装置によれ
ば、異常時措置設定手段によって第2モードによる設定
を行うことにより、請求項1のファクシミリ装置と同様
の作用・効果を発揮することができる。しかも、緊急性
を要する情報については、第1モードを設定することで
停電からの電源復帰後直ちにファクシミリ送信を行うこ
とができ、逆に、指定時刻から所定時間内に相手方に情
報を伝達できなければ無意味な場合には第3モードを設
定することでこれに対応した措置がとられることにな
る。この結果、タイマー送信を予約する際に、送信する
情報の内容に応じて所望のモードを設定しておくことが
でき、停電等の動作不能によってタイマー送信ができな
かった場合に適切な措置をとることができる。
【0012】この請求項2のファクシミリ装置によれ
ば、長時間の停電によって予約した指定時刻はもちろ
ん、設定した時間帯も過ぎてしまったという場合にも、
第2モードが設定されているときは、翌日可否設定手段
により翌日以降の同時間帯にファクシミリ送信する旨の
設定をしておくことにより、翌日以降、相手方に迷惑の
かからない時間帯にファクシミリ送信を行うことができ
る。この結果、タイマー送信を予約した情報が、翌日以
降であっても確実に相手方へ伝えたい情報である場合、
相手方の迷惑を回避しつつ確実に相手方に到達させるこ
とができる。
【0013】また、請求項3のファクシミリ装置は、請
求項1又は請求項2記載のファクシミリ装置において、
前記異常時措置設定手段が、初期設定として、停電等に
よる動作不能状態の発生によって指定時刻にファクシミ
リ送信を行えなかった場合の措置として電源復帰等によ
り動作可能状態になった場合にファクシミリ送信可能な
時間帯を設定する手段として構成されている。
【0014】この請求項3のファクシミリ装置によれ
ば、タイマー送信を予約する際に、利用者が一々設定を
行わなくても、停電等による動作不能時の措置として、
時間帯による設定が行われる。この時間帯の設定として
は、例えば、一般家庭用のファクシミリ装置であれば、
深夜〜早朝を避けた時間帯を初期設定として登録してお
くことで、相手方の安眠を妨害することなくファクシミ
リ送信を行うことができる。また、逆に、オフィス用の
ファクシミリ装置である場合において、夜間割引の適用
される時間帯を初期設定として登録しておくことで、通
信コストの節約を図ることができる。そして、この請求
項3のファクシミリ装置によれば、この様な利用者のニ
ーズに合わせた時間帯の設定を、タイマー送信時に一々
実施しなくてよく、便利である。
【0015】
【発明の実施の形態】次に、本発明の一実施の形態につ
いて図面に従って説明する。本実施の形態は、ファクシ
ミリ通信機能やコピー機能等を備えた多機能型電話機1
に関するもので、図1に示す様に、主要な構成要素とし
て、CPU11、ROM13、RAM15、EEPRO
M17、操作パネル部19、ディスプレイ部21、スキ
ャナ部23、プリンタ部25、モデム27、NCU2
9、符号・復号器31及び時計部33を備えている。
【0016】CPU11は、この多機能型電話機1にお
ける各種機能を実現するための制御処理を実行する。R
OM13は、このCPU11が実行する制御プログラム
等を予め記憶させておくためのものである。RAM15
は、CPU11が各種制御処理を実行する場合のワーク
エリア等として利用されるものであり、特に、図2に示
す様に、タイマー送信により指定時刻にファクシミリ送
信を実行するために必要な宛先情報記憶部15a、送信
時刻記憶部15b、画情報記憶部15c及び送信不能時
措置記憶部15dとしても使用される。EEPROM1
7は、例えば、この多機能型電話機1の利用者が電話帳
等の情報を登録しておくのに用いられる。
【0017】操作パネル部19は、本装置1を用いて外
部へ電話をかけたりファクシミリ送信を行ったりする際
の電話番号入力用のテンキー、ファクシミリ送信機能や
電話帳登録機能等の各種機能を選択するためのファンク
ションキー、ファクシミリ送信の開始を指令するスター
トキー等の各種キーを備えている。ディスプレイ部21
は、ファクシミリ送信機能を起動させたりする際の機能
選択用の表示や、タイマー送信に当たっての各種条件の
設定入力の際の表示や、各種メッセージの表示等を行う
ためのもので、例えばLCDなどによって構成されてい
る。スキャナ部23は、本装置1によりファクシミリ送
信を行ったりコピーを行ったりする場合に原稿を読み取
るために設けられており、原稿がセットされたことを検
出する原稿センサも備えられている。プリンタ部25
は、外部から受信したファクシミリデータを記録紙に印
字出力したり、あるいは、スキャナ部23で読み取った
原稿の画像データを記録紙に印字出力するコピー機能を
実行するために備えられている。
【0018】モデム27及びNCU29は、電話回線を
介して外部との通話やファクシミリ送受信を行うために
備えられている。符号・復号器31は、ファクシミリ送
信に当たってスキャナ部23で読み取った画像データを
G3圧縮形式等のファクシミリ送信用のデータ形式に符
号化したり、逆にファクシミリ受信した圧縮形式の画像
データをプリンタ出力可能な形式のデータに復号化する
ために設けられている。時計部33は、タイマー送信等
を実行するための時刻の管理等を行うために用いられて
いる。なお、本装置1は、停電時にもRAM15の記憶
内容を保持し、時計部33による時間管理等が実行でき
る様に、バックアップ電源を内蔵している。
【0019】次に、本装置1により、タイマー送信を実
行するための宛先等の指定のための制御処理について説
明する。この処理は、操作パネル部19からのキー操作
によってタイマー送信予約モードを指定することによっ
て開始される。このタイマー送信予約処理は、図3のフ
ローチャートに示す様な手順で実行される。まず最初
に、スキャナ部23が備えている原稿センサによって原
稿がセットされたか否かを判断する(S10)。原稿が
セットされると(S10:YES)、ディスプレイ部2
1へ宛先入力を促すためのメッセージを表示し、宛先が
入力されるのを待つ(S20)。宛先が入力されると
(S20:YES)、RAM15の宛先情報記憶部15
aに宛先を記憶する(S30)。
【0020】こうして宛先入力が完了すると、次に、デ
ィスプレイ部21へ送信時刻の入力を促すためのメッセ
ージを表示し、送信時刻が入力されるのを待つ(S4
0)。送信時刻が入力されると(S40:YES)、R
AM15の送信時刻記憶部15bにこれを記憶する(S
50)。そして、スキャナ部23を駆動して原稿を本体
内の読み取り部へ送り込みながら、画情報の読み取り動
作を実行し、RAM15内の画情報記憶部15cへ記憶
する(S60)。次に、停電によって指定時刻にファク
シミリ送信ができなかった場合の措置の入力を促すメッ
セージをディスプレイ部21へ表示して、選択を待つ
(S70)。
【0021】このとき、本実施の形態では、ディスプレ
イ部21へは、電源復帰により動作可能状態になったら
直ちにファクシミリ送信を実行する第1モードと、動作
可能状態になった場合にファクシミリ送信を行い得る条
件を時間帯で設定する第2モードと、動作可能状態にな
った時点で指定時刻から所定時間を経過していない場合
には直ちにファクシミリ送信を実行し、所定時間を経過
している場合はファクシミリ送信を中止する第3モード
とが表示される。
【0022】利用者は、操作パネル部19のカーソルキ
ー等を操作して、自分の希望するモードを選択すること
になる。なお、いずれのモードも選択しない様にするこ
ともできる。そして、第1モードが選択された場合は
(S70:YES,S75:第1モード)、タイマー送
信不能時の措置として、電源復帰後直ちに指定の宛先に
対してファクシミリ送信することを内容とする第1モー
ドの措置を送信不能時措置記憶部15dに記憶する(S
80)。
【0023】また、第2モードが選択された場合は(S
70:YES,S75:第2モード)、続いて時間帯の
入力を促すメッセージをディスプレイ部21に表示し、
時間帯が入力されるのを待つ(S90)。そして、時間
帯が入力されたら(S90:YES)、タイマー送信不
能時の措置として、電源復帰後に入力された時間帯にな
ったら直ちにファクシミリ送信を実行することを内容と
する第2モードの措置を送信不能時措置記憶部15dに
記憶する(S100)。
【0024】また、第3モードが選択された場合は(S
70:YES,S75:第3モード)、続いて時間の入
力を促すメッセージをディスプレイ部21に表示し、時
間が入力されるのを待つ(S110)。そして、時間が
入力されたら(S110:YES)、タイマー送信不能
時の措置として、電源復帰時に指定時刻からこの時間内
であれば直ちにファクシミリ送信を実行し、この時間を
経過していたら送信を中止することを内容とする第3モ
ードの措置を送信不能時措置記憶部15dに記憶する
(S120)。
【0025】一方、第1〜第3のいずれのモードも選択
されず、実行キーが押下された場合には(S70:N
O)、タイマー送信不能時の措置として、予め登録され
ている時間帯になったらファクシミリ送信を実行するこ
とを内容とする初期設定の措置を送信不能時措置記憶部
15dに記憶する(S130)。なお、この初期設定と
しての時間帯は、例えば、午後7時〜午後10時とか、
午前9時〜午後5時といった時間帯をROM13に予め
登録しておく。
【0026】なお、第2モードの措置を設定した場合に
は(S100)、さらに、翌日以降の同時間帯であって
も構わないか否かの入力を促すメッセージをディスプレ
イ部21に表示して選択を待ち(S140)、翌日以降
であっても構わない旨の選択がなされた場合には(S1
40:YES)、この内容も併せて第2モードの措置と
して送信不能時措置記憶部15dに記憶する(S15
0)。
【0027】ここで、RAM15内の各記憶部15a〜
15dにその内容を記憶するときは、各記憶部15a〜
15dの記憶内容の対応関係を判別するための識別コー
ドを自動的に付与して各記憶内容と共に記憶しておくと
よい。識別コードを付与することにより、上述の処理で
入力される宛先、送信時刻等の対応関係を判別すること
ができ、タイマー送信を複数予約することができる様に
なるからである。
【0028】次に、タイマー送信処理の内容を図4のフ
ローチャートに従って説明する。この処理は、割込によ
って随時実行されており、まず、タイマー送信の予約が
なされているか否かを判断し(S210)、予約がなさ
れているときは(S210:YES)、時計部33によ
って計時されている現在の時刻が、送信時刻記憶部15
bに記憶されている送信時刻になったか否かを判断する
(S220)。そして、送信時刻になったと判断される
と(S220:YES)、宛先情報記憶部15aに記憶
されている宛先の指定に従って回線接続のための発呼動
作を実行し(S230)、着信応答を確認したら(S2
40:YES)、画情報記憶部15cに記憶されている
画情報を読み出してファクシミリ送信を実行する(S2
50)。そして、送信が完了したら(S260:YE
S)、回線切断動作を実行して本処理を抜ける(S27
0)。
【0029】次に、停電後の電源復帰時実行される処
理の内容を図5のフローチャートに従って説明する。こ
の処理は、主電源が復帰すると開始され、まず、タイマ
ー送信の予約がなされているか否かを判断する(S31
0)。予約がなされているときは(S310:YE
S)、時計部33によって計時されている現在の時刻
が、送信時刻記憶部15bに記憶されている送信時刻を
経過しているか否かを判断する(S320)。タイマー
送信の予約がなかったり(S310:NO)、予約があ
っても指定時刻を経過していなければ(S310:YE
S、S320:NO)、このまま本処理を終了する。こ
の場合は、先に説明したタイマー送信処理によって予約
されている時刻にファクシミリ送信が実行されることに
なる。
【0030】タイマー送信が予約されており(S31
0:YES)、かつ、既にその指定時刻を経過してしま
っている場合は(S320:YES)、RAM15内の
送信不能時措置記憶部15dに記憶されている措置の内
容を読み出し(S330)、その内容を判断する(S3
40)。そして、措置内容が第1モードと判断された場
合には(S340:第1モード)、既に指定時刻を経過
してしまっているタイマー送信予約の内容に基づいて、
宛先及び画情報を読み出して、直ちにファクシミリ送信
処理を実行する(S350)。
【0031】一方、措置内容が第2モードと判断された
場合には(S340:第2モード)、現在時刻が第2モ
ードで設定されている時間帯に入っているか否かを判断
する(S360)。この判断において、現在時刻が第2
モードで設定されている時間帯に入っているときは(S
360:YES)、S350へ進んで直ちにファクシミ
リ送信を実行する。しかし、現在時刻が第2モードで設
定されている時間帯に入っていない場合には(S36
0:NO)、現在時刻がこの時間帯を既に経過してしま
っているか否かを判断する(S370)。未だこの時間
帯を経過していない場合は(S370:NO)、S36
0へ戻り、第2モードで設定した時間帯になり次第ファ
クシミリ送信を実行する(S360:YES、S35
0)。
【0032】これに対し、既に、送信不能時の措置とし
て第2モードで設定されている時間帯をも経過してしま
っている場合には(S370:YES)、第2モードの
設定内容として翌日以降の同時間帯でもよい旨の設定が
なされているか否かを判断する(S380)。翌日以降
の同時間帯でもよい旨の設定がなされている場合は(S
380:YES)、翌日の同時間帯が来るのを待って
(S390)、ファクシミリ送信を実行する(S35
0)。しかし、翌日以降でもよい旨の設定がなされてい
ない場合には(S380:NO)、ファクシミリ送信を
することなく本処理を抜ける。
【0033】また、送信不能時の措置が第3モードであ
ると判断された場合には(S340:第3モード)、現
在時刻が第3モードで設定されている時間内であるか否
かを判断する(S400)。そして、現在時刻が第3モ
ードで設定されている時間を経過していないと判断され
たときは(S400:YES)、S350へ進んで直ち
にファクシミリ送信を実行する。しかし、現在時刻が第
3モードで設定されている時間を既に経過している場合
には(S400:NO)、ファクシミリ送信を行うこと
なく本処理を抜ける。
【0034】一方、送信不能時の措置が初期設定モード
であると判断された場合には(S340:初期設定モー
ド)、現在時刻が初期設定されている時間帯に入ってい
るか否かを判断する(S410)。この判断において、
現在時刻が初期設定されている時間帯に入っているとき
は(S410:YES)、S350へ進んで直ちにファ
クシミリ送信を実行する。初期設定されている時間帯に
入っていない場合は(S410:NO)、さらに当該時
間帯を経過してしまっているか否かを判断し(S42
0)、経過しているときはそのまま本処理を抜け(S4
20:YES)、経過していないときはS410以下の
処理を繰り返す(S420:NO)。
【0035】以上説明した様に、本実施の形態の多機能
型電話機1によれば、タイマー送信機能を利用して、フ
ァクシミリ送信の予約を行うことができる。そして、停
電によって指定時刻にファクシミリ送信ができなかった
場合の措置として、第1〜第3のモードを選択すること
ができる。この結果、タイマー送信しようとしている情
報の内容、緊急性、相手先の都合等に応じて、停電によ
ってタイマー送信が実行できなかった場合の措置を任意
に選択することができる。また、いずれのモードも選択
されなかった場合に、初期設定されている時間帯になっ
たときにファクシミリ送信を行う措置が自動的に設定で
きるので、特に、相手先に迷惑をかけることなく、タイ
マー送信を予約した情報を確実に相手先に伝達すること
ができる。加えて、停電期間が長期に渡るような場合に
も、第2モードについては翌日以降でもよいか否かを選
択できるので、相手先に迷惑をかけることなくどうして
も相手先に伝達したいという情報をタイマー送信予約す
ることができる。
【0036】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明はこの実施の形態に限られるものではな
く、その要旨を逸脱しない範囲内においてさらに種々の
形態を採用することができることはもちろんである。
【0037】例えば、第1モードや第3モードの措置を
設定できなくても、第2モードの措置を設定できる様に
構成しておけば、停電によってタイマー送信が指定時刻
に実行できなかった場合に、相手先に迷惑をかけず、か
つ、可能な限り早く情報を伝達することができ、本発明
の目的を十分に達成するファクシミリ装置を実現するこ
とができる。
【0038】また、停電による送信不能時以外であって
も、例えば、上述した様な多機能電話機1を用いてコピ
ー等の処理を指定時刻に実行していたためにタイマー送
信が実行できなかった様な場合の措置として、ファクシ
ミリ送信が可能になった時点でタイマー送信の予約があ
りながら未処理のデータがあるときには、指定時刻を既
に経過していてもファクシミリ送信を行い得る条件を時
間帯で設定することができる様にした構成を採用するこ
とで、本発明にいうところのファクシミリ装置を構成す
ることもできる。
【0039】
【発明の効果】以上説明した様に、請求項1のファクシ
ミリ装置によれば、タイマー送信機能を有するファクシ
ミリ装置において、停電等によって指定時刻に送信がで
きなかった場合に、相手先に迷惑をかけることなく、か
つ、できるだけ早く情報を伝えることができる様に、タ
イマー送信不能時の措置を設定することができる。
【0040】また、請求項2のファクシミリ装置によれ
ば、第1〜第3のモードの中から所望のモードを設定し
ておくことにより、相手先への迷惑や伝達しようとして
いる情報の内容に応じた最適な措置を設定しておくこと
ができる。
【0041】また、請求項3のファクシミリ装置によれ
ば、タイマー送信を予約する際に、利用者が一々設定を
行わなくても、停電等による動作不能時の措置として、
時間帯による設定を行うことができるので、本発明の目
的を達成しながら利用者にとって操作の煩わしさをなく
す効果がある。
【0042】また、請求項1〜3のファクシミリ装置に
よれば、タイマー送信を予約した情報が、翌日以降であ
っても確実に相手方へ伝えたい情報である場合、相手方
の迷惑を回避しつつ確実に相手方に到達させることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 実施の形態の多機能型電話機の概略構成を示
すブロック図である。
【図2】 実施の形態におけるRAM内の記憶エリアの
概略構成を示す模式図である。
【図3】 実施の形態におけるタイマー送信予約処理の
内容を示すフローチャートである。
【図4】 実施の形態におけるタイマー送信処理の内容
を示すフローチャートである。
【図5】 実施の形態における電源復帰後実行処理の内
容を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1・・・多機能型電話機、11・・・CPU、13・・
・ROM、15・・・RAM、15a・・・宛先情報記
憶部、15b・・・送信時刻記憶部、15c・・・画情
報記憶部、15d・・・送信不能時措置記憶部、17・
・・EEPROM、19・・・操作パネル部、21・・
・ディスプレイ部、23・・・スキャナ部、25・・・
プリンタ部、27・・・モデム、29・・・NCU、3
1・・・符号・復号器、33・・・時計部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) H04N 1/32 - 1/36 H04N 1/42 - 1/44 H04N 1/00 - 1/00 108

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 原稿から画情報を読み取る画情報読取手
    段と、 該画情報読取手段で読み取られた画情報を記憶しておく
    画情報記憶手段と、 該画情報記憶手段に記憶させる画情報について、ファク
    シミリ送信の時刻及び宛先を指定するタイマー送信予約
    手段と、 前記タイマー送信予約手段によって指定された時刻にな
    ったとき、前記画情報記憶手段から対象となる画情報を
    読み出すと共に、前記指定された宛先へファクシミリ送
    信するタイマー送信手段と を備えるファクシミリ装置において、 停電等による動作不能状態の発生によって指定時刻にフ
    ァクシミリ送信を行えなかった場合の措置として、電源
    復帰等により動作可能状態になった場合にファクシミリ
    送信を行い得る条件を時間帯で設定する異常時措置設定
    手段と、 停電等による動作不能状態から復帰した時点で前記タイ
    マー送信予約手段によって指定されている時刻を経過し
    ているときは、前記異常時措置設定手段によって設定さ
    れている時間帯になったら直ちにファクシミリ送信を実
    行するタイマー送信不能時制御手段と、 前記異常時措置設定手段が、時間帯によって前記措置を
    設定した場合に、翌日以降の同時間帯でもよいか否かを
    設定する翌日可否設定手段とを備え、 前記タイマー送信不能時制御手段は、前記翌日可否設定
    手段により翌日以降の同時間帯でもよいと設定されてお
    り、指定時刻の当日の設定時間帯内にファクシミリ送信
    ができなかったときは、翌日以降の同時間帯にファクシ
    ミリ送信を行う手段として構成されていること を特徴と
    するファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】 原稿から画情報を読み取る画情報読取手
    段と、 該画情報読取手段で読み取られた画情報を記憶しておく
    画情報記憶手段と、 該画情報記憶手段に記憶させる画情報について、ファク
    シミリ送信の時刻及び宛先を指定するタイマー送信予約
    手段と、 前記タイマー送信予約手段によって指定された時刻にな
    ったとき、前記画情報記憶手段から対象となる画情報を
    読み出すと共に、前記指定された宛先へファクシミリ送
    信するタイマー送信手段とを備えるファクシミリ装置に
    おいて、 停電等による動作不能状態の発生によって指定時刻にフ
    ァクシミリ送信を行えなかった場合の措置として、電源
    復帰等により動作可能状態になったら直ちにファクシミ
    リ送信を実行する第1モードと、動作可能状態になった
    場合にファクシミリ送信を行い得る条件を時間帯で設定
    した場合に、翌日以降の同時間帯でもよいか否かを設定
    し、翌日以降の同時間帯でもよいと設定した場合に指定
    時刻の当日の設定時間帯内にファクシミリ送信ができな
    かったときは、翌日以降の同時間帯にファクシミリ送信
    を行う第2モードと、動作可能状態になった時点で指定
    時刻から所定時間を経過していない場合には直ちにファ
    クシミリ送信を実行し、所定時間を経過している場合は
    ファクシミリ送信を中止する第3モードのいずれかを設
    定することができる異常時措置設定手段と、 停電等による動作不能状態から復帰した時点で前記タイ
    マー送信予約手段によって指定されている時刻を経過し
    ているときは、前記異常時措置設定手段により設定され
    たモードに従ってファクシミリ送信の実行又は中止を行
    うタイマー送信不能時制御手段とを備えていることを特
    徴とするファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】 請求項1又は請求項2記載のファクシミ
    リ装置において、 前記異常時措置設定手段が、初期設定として、停電等に
    よる動作不能状態の発生によって指定時刻にファクシミ
    リ送信を行えなかった場合の措置として電源復帰等によ
    り動作可能状態になった場合にファクシミリ送信可能な
    時間帯を設定する手段として構成されていることを特徴
    とするファクシミリ装置。
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