JP6051913B2 - ファクシミリ装置及び通信制御方法 - Google Patents

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本発明は、ファクシミリ装置及び通信制御方法に関し、特に、メインCPU(Central Processing Unit)とサブCPUとを備えるファクシミリ装置及び当該ファクシミリ装置における通信制御方法に関する。
電力に関する基準や規制が年々厳しさを増しており、ファクシミリ(以下、FAXと記す。)装置やFAX機能を備える複合機(MFP:Multi Function Peripheral)等では、一定時間使用しない状態が続いた場合に、FAX装置等を通常の動作モードよりも消費電力が少ない省電力モード(スリープモード)に遷移させ、電力消費の低減を図っている。
また、FAX装置等では、メインCPUとは別にサブCPUを設け、通常の動作モードであるか、スリープモードであるかに関わらず、FAX送受信待機状態ではメインCPUやモデムデバイス、周辺回路の機能を制限したり、電力供給を停止したりして、省電力化を図っている。
上記省電力化に関する技術として、例えば、下記特許文献1には、主制御部と、この主制御部の制御の下に呼出信号の検出を行う呼出信号検出部と、ファクシミリ通信の制御を行うファクシミリ通信制御部と、このファクシミリ通信制御部と回線との接続制御を行う網制御回路部と、これらに電力を供給する主電源部と、この主電源部が停止する省電力モード時に回線からの呼出信号の監視を行う副制御部と、この副制御部に電力を供給する副電源部とを備え、省電力モード時に前記副制御部が呼出信号を検出したと判断したときには、前記主電源部及び主制御部を動作させ、前記呼出信号検出部において再度呼出信号の検出を行うファクシミリ装置が開示されている。
また、下記特許文献2には、通信回線を通じて少なくともファクシミリ通信を行う通信手段と、前記通信手段に電力を供給する所定の電源装置と、前記所定の電源装置からの供給電力を設定する電力設定手段と、前記通信手段の動作モードを該通信手段でファクシミリ受信を待ち受けるために必要な電力が異なる複数の待受けモードのいずれかに設定する待受けモード制御手段とを備えてなる画像形成装置であって、前記電力設定手段により設定される前記所定の電源装置からの供給電力を前記待受けモード制御手段により設定される前記待受けモードに応じて変更する省電力制御手段を備える画像形成装置が開示されている。
特開2002−232590号公報 特開2012−74933号公報
上記のようにメインCPUとサブCPUとを備えるFAX装置等において、メインCPUへの電力供給が停止しているスリープモードから通常の動作モードに復帰させるためにシステムを再起動する場合、メインCPUが大容量のROM(Read Only Memory)からデータを読み出したり、周辺回路をセットアップしたりするために時間を要するため、以下のような問題が発生する。
例えば、ナンバーディスプレイでは、回線の極性反転を受け、6秒以内にCAR信号(情報受信端末起動信号)に応答(回線捕捉)する必要があるが、メインCPUが動作可能になるまでに時間を要するため、自動応答が正しく動作できない場合がある。
また、指定された呼出信号入力回数で自動応答する機能を用いて、例えば呼出回数1回で着信するように設定され、且つ外付けTELポートに電話が接続されている場合に、システムの再起動に時間を要すると、1回以上電話呼出音が鳴ってしまい、設定通りの応答ができない場合がある。
また、一般的なFAX装置のシステム仕様では、本体がスリープモードから復帰してFAX通信を開始するまでに30秒強の時間を要するため、送信側で電話を切られてしまう場合がある。
本発明は、上記問題点に鑑みてなされたものであって、その主たる目的は、省電力を達成しつつ、着信に対して迅速かつ確実に応答することができるFAX装置及び通信制御方法を提供することにある。
本発明の一側面は、メインCPUと、前記メインCPUよりも消費電力が少ないサブCPUと、を備え、通常の動作モードと、少なくとも前記メインCPUがスリープ状態となるスリープモードと、で動作可能なファクシミリ装置において、前記サブCPUは、前記スリープモード時に外部回線から着信を受けた場合、データ通信を行うモデムを制御して前記着信に対する応答を行うと共に、前記メインCPU起動を開始させ、通信規格に基づいて待ち時間を設定し、前記待ち時間が経過しても前記メインCPUの起動が完了しなかった場合、前記モデムを制御して、前記メインCPUの起動中に前記外部回線から入力された信号に対する応答を行い、前記メインCPUの起動が完了した後に、モデム制御の結果を前記メインCPUに通知すると共に、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲することを特徴とする。
本発明の一側面は、メインCPUと、前記メインCPUよりも消費電力が少ないサブCPUと、を備え、通常の動作モードと、少なくとも前記メインCPUがスリープ状態となるスリープモードと、で動作可能なファクシミリ装置における通信制御方法であって、前記サブCPUは、前記スリープモード時に外部回線からの着信を監視する第1処理と、前記外部回線から着信を受けた場合、データ通信を行うモデムを制御して前記着信に対する応答を行うと共に、前記メインCPU起動を開始させる第2処理と、通信規格に基づいて待ち時間を設定し、前記待ち時間が経過しても前記メインCPUの起動が完了しなかった場合、前記モデムを制御して、前記メインCPUの起動中に前記外部回線から入力された信号に対する応答を行い、前記メインCPUの起動が完了した後に、モデム制御の結果を前記メインCPUに通知すると共に、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲する第3処理と、を実行することを特徴とする。
本発明のFAX装置及び通信制御方法によれば、省電力を達成しつつ、着信に対して迅速かつ確実に応答することができる。
その理由は、メインCPUとサブCPUとを備え、通常の動作モードと少なくともメインCPUがスリープ状態となるスリープモードとで動作可能なファクシミリ装置において、サブCPUは、スリープモード時に外部から着信があった場合、モデムを制御して着信に対する応答を行うと共にメインCPUをスリープ状態から復帰させ、メインCPUの起動が完了した後に、モデム制御の結果(FAX通信ステータス)をメインCPUに通知すると共にモデム制御の権限をメインCPUに委譲する処理を行うからである。
本発明の一実施例に係るFAX装置の構成を示すブロック図である。 ナンバーディスプレイ着信における回線規格のシーケンス図である。 本発明の一実施例に係るFAX装置の処理(ナンバーディスプレイ着信処理)を示すフローチャート図である。 通常着信における回線規格のシーケンス図である。 本発明の一実施例に係るFAX装置の処理(通常着信処理)を示すフローチャート図である。 本発明の一実施例に係るFAX装置の処理(モデム制御権委譲処理)を示すフローチャート図である。
背景技術で示したように、FAX受信において、ナンバーディスプレイ着信や少ない呼出信号回数での自動応答等、着信に対して即座に応答が求められるが、消費電力を低減するためにFAX装置をスリープモードで動作させているときは適切に応答ができない場合が生じる。すなわち、メインCPUへの電力供給が停止しているスリープモードから通常の動作モードに復帰するためにシステムを再起動する場合、ROMからのデータの読み出しや周辺回路のセットアップ等に時間を要するため、自動応答が正しく動作しなかったり、送信側で電話を切られてしまったりする。
そこで、本発明の一実施の形態では、消費電力の低減を図りつつナンバーディスプレイ着信や通常着信に対して迅速かつ確実に応答できるようにするために、FAX装置に、メインCPUとは別に、メインCPUよりもスリープモードからの復帰が早く且つ電力消費が少ないサブCPUを実装し、サブCPUの内部にモデムを制御する機能を設ける。そして、スリープモード時に外部から着信があった場合、モデムを制御して着信に対する所定の応答(例えば、FAX画像データの受信前までの処理、呼接続確立までの処理、呼出信号に対する一次応答信号の出力までの処理、ナンバーディスプレイ着信における着信拒否判定までの処理、情報受信端末起動信号に対する一次応答信号の出力までの処理)を行うと共にメインCPUを起動させ、メインCPUの起動が完了した後に、サブCPUで行ったモデム制御の結果(FAX通信ステータスなど、引き続きメインCPUがモデムを制御するために必要な情報)をメインCPUに通知すると共にモデム制御の権限をメインCPUに委譲するようにする。
上記した本発明の実施の形態についてさらに詳細に説明すべく、本発明の一実施例に係るFAX装置及び通信制御方法について、図1乃至図6を参照して説明する。図1は、本実施例のFAX装置の構成を示すブロック図である。また、図2及び図4は、回線規格のシーケンス図であり、図3、図5及び図6は、本実施例のFAX装置の処理を示すフローチャート図である。
図1に示すように、本実施例のFAX装置10は、単体で動作若しくはMFPの一部として動作する装置であり、電話回線などの外部回線に接続されている。このFAX装置10は、DAA(Data Access Arrangement)11、モデム12、通信切替回路13、回線信号出力回路14、メインCPU15、サブCPU16、ROM17、ROM18、電源回路19などで構成される。これらの構成要素は、FAX受信待ちでも電力が供給されている構成要素と、FAX受信待ちでも電力が供給されているがスリープ状態(省電力状態)となる構成要素と、FAX受信待ちでは電力が供給されていない構成要素とに分類することができる。
[FAX受信待ちでも電力が供給されている構成要素]
回線信号出力回路14は、電話回線の信号を入力し、サブCPU16へ出力する。出力はサブCPU16の割込み端子(図示せず)に接続される。なお、電話回線側(1次側)とサブCPU16側(2次側)とは絶縁されている必要があり、また、数10Vの入力信号をサブCPU16で受信可能な数Vの出力信号に変換する必要があるため、デバイスとしてはフォトカプラが好適である。
[FAX受信待ちでも電力が供給されているがスリープ状態となる構成要素]
サブCPU16は、回線信号出力回路14からの信号レベル変化の検出(割り込み端子で検出)、モデム制御によるナンバーディスプレイ応答(例えば、着信拒否判定までの処理、情報受信端末起動信号に対する一次応答信号の出力までの処理など)や通常着信処理(例えば、FAX画像データの受信前までの処理、呼接続確立までの処理、呼出信号に対する一次応答信号の出力までの処理など)の実行、メインCPU15等に電力を供給する電源回路19の制御、メインCPU15の状態監視、メインCPU15/サブCPU16間でのモデム制御権の切り替え制御等を行う。
上記サブCPU16は、メインCPU15と比較して機能が劣る低周波数駆動のマイコンなどであり、動作/待ち受け時の電力消費が極めて低く、スリープ状態からの復帰も早い(例えば、msオーダー以下)といった特徴を有している。また、上記のようなマイコンは通常、内部に小容量のROM/RAM(Random Access Memory)を持っており、自動応答機能における呼出信号受信回数などが保持される。
サブCPU16内部の構成要素は、サブCPUスリープ制御回路16a、回路信号検出回路16b、FAX通信制御回路16c、CPU起動待ちタイマー16d、通信切替制御回路16e、外部通信I/F16f、電源制御回路16gなどである。
サブCPUスリープ制御回路16aは、サブCPU16をスリープ状態に移行/スリープ状態から復帰させる回路である。メインCPU15への電力供給を停止した後、サブCPU16自身はスリープ状態に移行して電力消費を抑える。スリープ状態では割込み端子の信号レベル変化のみが検知できる状態となる。そして、割り込み端子で信号レベル変化を監視し、信号レベル変化が検知すると、サブCPU16自身をスリープ状態から復帰させる。
回線信号検出回路16bは、サブCPU16がスリープ状態から復帰後、回線信号出力回路14から入力される信号を検出する。具体的には、ナンバーディスプレイ動作開始時に交換機(送信側)から入力されるCAR信号(15〜20Hz、0.5sON/OFF)、通常着信時の呼出信号(日本では16Hz、1sON/2sOFF)等を検出し、検出した信号種別に応じた指示をFAX通信制御回路16cに伝達する。また、ノイズを検出した場合も、検出した信号種別に応じた指示をFAX通信制御回路16cに伝達する。
FAX通信制御回路16cは、FAX通信制御(モデム12の制御)、電源回路19の制御、通信切替回路13の制御、外部通信I/F16fの制御、CPU起動待ちタイマー16dの制御等を実施する。サブCPU16がスリープ状態から復帰後、通信切替制御回路16eを介して通信切替回路13を制御し、モデム制御のマスターデバイスをサブCPU16に切り替える。また、電源制御回路16gを介して電源回路19を制御し、メインCPU15等に電源を投入する。その後、回線信号検出回路16bから入力された信号種別に基づいて、信号種別が特定周波数の信号の場合は、所定のタイミングでモデム制御を実施し、信号種別がノイズの場合は、電源制御回路16gに対してメインCPU15等の電源を落とすように指示を行い、自身も再度スリープ状態に移行する。また、外部通信I/F16fを介してメインCPU15の起動状態の監視や、メインCPU15の起動完了後のFAX通信ステータス(モデム制御の結果)の受け渡し(モデム制御権委譲処理)を行う。
CPU起動待ちタイマー16dは、メインCPU15を起動させる(スリープ状態から復帰させる)か否かを判断するための時間をカウントする。具体的には、回線規格上、ナンバーディスプレイ着信や通常着信の各シーケンスには時間的制約があり、メインCPU15の起動待ち動作はある一定時間を持ってタイムアウトさせる必要があることから、タイマーを起動してから予め定めた設定時間に達した際に、FAX通信制御回路16cに対してタイムアウト割り込み信号を出力する。
通信切替制御回路16eは、通信切替回路13の切り替え指示を実行する回路である。メインCPU15の起動中は、サブCPU16がモデム12を制御できるように切り替え制御を実施し、メインCPU15の起動が完了したら、メインCPU15がモデム12を制御できるように切り替え制御を実施する。
外部通信I/F16fは、メインCPU15やROM18との通信を実施する。
電源制御回路16gは、外部電源デバイスである電源回路19の電源出力のON/OFF制御を行う。また、電源回路19の電源OFF時は、サブCPU16をスリープ状態に移行させるように、サブCPUスリープ制御回路16aに指示を行う。
[FAX受信待ちでは電力が供給されていない構成要素]
メインCPU15は、FAX通信制御、受信した画像データのコーデック/デコーデック処理、MFP本体との通信制御などを実施する。メインCPU15は、サブCPU16と比較して高機能を有するが、電力消費は大きく、また高機能を制御するプログラムをROM17から読み出すため、スリープ状態や電源OFF状態からの復帰には時間を要するといった特徴を有している。
ROM17は、FlashROMやHDD(Hard Disk Drive)等の不揮発性デバイスであり、メインCPU15で行うプログラムなどが保存されている。
ROM18は、ROM17よりも小容量のEEPROM(Electrically Erasable and Programmable Read Only Memory)等の不揮発性デバイスであり、ナンバーディスプレイ着信処理における着信拒否番号などが保存されている。
電源回路19は、メインCPU15、サブCPU16、モデム12、ROM17、ROM18などに電力を供給する。
モデム12は、DAA11とメインCPU15/サブCPU16間のデータ通信のための信号の変調/復調処理を実施する。
DAA11は、例えば、SiDAA等のシリコン系の回線制御デバイスであり、モデム12の制御や電話回線の信号制御を行う回路である。DAA11の電源はモデム12側から供給される。なお、図1では、DAA11とモデム12とを別々に構成しているが、モデム12にDAA11を含む構成としてもよい。
通信切替回路13は、バススイッチ、リレー等のデバイスであり、モデム制御バスと接続され、サブCPU16の通信切替制御回路16eからの指示に従って、メインCPU15/サブCPU16のどちらかにバス接続する。
なお、図1は本実施例のFAX装置10の一例であり、サブCPU16の内部にモデム12を制御する機能を有し、サブCPU16で行ったモデム制御の結果をメインCPU15に通知すると共に、メインCPU15がスリープ状態から復帰したら、モデム12の制御権限をメインCPU15に委譲することができれば、FAX装置10の構成や制御方法は適宜変更可能である。
以下、上記構成のFAX装置10の処理について説明する。まず、FAX装置10の回線信号検出処理(ナンバーディスプレイ着信処理を含む。)について、図2のシーケンス図及び図3のフローチャート図を参照して説明する。なお、以下の説明において、FAX装置10はスリープモードで動作しているものとする。
S101:回路信号変化確認
サブCPU16内のサブCPUスリープ制御回路16aは、回線信号出力回路14を経由して入力される電話回線の信号レベル変化を監視する。信号レベル変化が無い場合はS101の処理を繰り返し、信号レベル変化があった場合(例えば、図2の極性反転信号を受信した場合)はS102の処理へと移行する。
S102:スリープモード復帰
信号レベル変化を検出した場合、サブCPUスリープ制御回路16aは、サブCPU16自身をスリープ状態から復帰させる。スリープ状態から復帰した後、FAX通信制御回路16cは、電源制御回路16gに対して電源回路19をONするように指示する。電源回路19からの電源出力が開始されることで、メインCPU15、モデム12、ROM17、ROM18の起動が開始する。合わせて、FAX通信制御回路16cは、通信切替制御回路16eを介して通信切替回路13を制御し、モデム12のバス接続をサブCPU16側へ切り替える。
S103:信号判定
次に、回線信号検出回路16bは、回線信号出力回路14から入力される信号を検出し、信号の判定を行う。検出した信号が図2に示すCAR信号の場合は、S104のナンバーディスプレイ応答を開始するようにFAX通信制御回路16cに伝達する。また、検出した信号が呼出信号の場合は、通常着信処理へ移行するようにFAX通信制御回路16cに伝達する。どちらにも該当しない場合はノイズである事をFAX通信制御回路16cに伝達する。
S104:ナンバーディスプレイ応答開始(一次応答信号出力)
モデム12の起動後、FAX通信制御回路16cは、一次応答信号を出力するようにモデム12に指示を行う。モデム12は、図2のシーケンス図に示すように、一次応答信号を送信して電話回線を捕捉(オフフック)する。
S105:送信側電話番号着信拒否判定
FAX通信制御回路16cは、外部通信I/F16fを経由してROM18から着信拒否番号を取得し、一次応答信号出力後、0.1s以上の時間を経てモデム12から入力される送信側電話番号(図2参照)と比較して、着信拒否判定を実施する。着信拒否と判定した場合はS108の処理へ移行し、それ以外の場合はS106の処理へ移行する。また、上記判定処理と合わせて、FAX通信制御回路16cは、CPU起動待ちタイマー16dを起動させる。
S106:メインCPU起動判定
FAX通信制御回路16cは、外部通信I/F16fを経由してメインCPU15との通信を実施し、メインCPU15の起動状態を確認する。メインCPU15からのレスポンスが無い場合、起動中であると判定してこの処理を繰り返す。
ここで、回線規格のシーケンスでは、図2に示すように、送信側電話番号情報が入力されてから受信完了信号を出力するまで最大で7秒(モデムダイヤルインとの重複契約時は2秒)と時間制限があるため、この制限時間内に受信完了信号を出力する必要がある。そこで、この制限時間をオーバーしないようにするために、S105の処理で動作させたCPU起動待ちタイマー16dを利用する。その際、サブCPU16からモデム12を経由して交換機に情報伝達する遅延を考慮して、S105の処理にてCPU起動待ちタイマー16dがタイムアウト割込み信号を出力する時間を設定する。
具体的には、送信側電話番号情報が入力されてから受信完了信号を出力するまでは最大7秒であるため、例えば5秒に設定し、CPU起動待ちタイマー16dは、起動から5秒経過後、FAX通信制御回路16cに対してタイムアウト割込み信号を出力する。このタイムアウト割込みを受けた場合、メインCPU15は起動できなかったとしてS107の処理に移行する。一方、タイムアウト割込みを受ける前にメインCPU15の起動が完了した場合は、後述するモデム制御権委譲処理に移行する。
S107:受信完了信号出力
CPU起動待ちタイマー16dからタイムアウト割込みを受けた場合、FAX通信制御回路16cは、受信完了信号を出力するようにモデム12に指示を行う。モデム12は、受信完了信号を出力して電話回線の捕捉を解除(オンフック)する。これによりナンバーディスプレイ応答動作は完了し、その後、後述する通常着信処理を実行する。
S108:タイムアウト処理
着信拒否番号からのFAX受信と判定して着信拒否した場合(S105のNo)、FAX通信制御回路16cは、通信タイムアウト待ちとなり、送信側からの通信終了情報を受けて電話回線の捕捉を解除(オンフック)する。
S109:スリープモード移行
S103で検出した信号がノイズの場合、及びS108でタイムアウト処理を行った場合、FAX通信制御回路16cは、電源制御回路16gを介して電源回路19をOFFし、サブCPUスリープ制御回路16aを制御して自身もスリープ状態に移行する。
次に、本実施例のFAX装置10の通常着信処理について、図4のシーケンス図及び図5のフローチャート図を参照して説明する。この通常着信処理は、ナンバーディスプレイ着信でない場合と、ナンバーディスプレイ着信であるが、所定時間内に受信完了信号を送信できなかった場合の双方を含む。
S201:呼出信号入力回数カウント
FAX通信制御回路16cは、予め自動応答機能における呼出信号受信回数情報を保持しており、この情報で設定された回数の呼出信号を受信するまで、S201の処理を繰り返す。設定された回数の呼出信号を受信した後、S202の処理へと移行する。
S202:回線捕捉
FAX通信制御回路16cは、モデム12を制御し、図4のシーケンス図に示すように、一次応答信号を送信して電話回線を捕捉(オフフック)する。
この後、ITU−T(International Telecommunication Union-Telecommunication)勧告T.30で規定される通信規格に従って、PhaseA(呼接続確立)、PhaseB(能力交換・トレーニング)、PhaseC(画データ送受信)、PhaseD(画データ送受確認)、PhaseE(切断)の5つのフェーズの処理を実行する。以下、S203以降の処理の理解を容易にするために、上記PhaseA〜Eの処理について概説する。
PhaseAでは、送信側がFAX通信装置である(非音声端末である)ことを示すCNG(calling tone)を送出し、受信側がこのCNGを捕捉すると、受信側がFAX通信装置(非音声端末である)であることを示すCED(called station identification)を送出する。これにより、送信側と受信側の呼接続が確立する。
PhaseBでは、受信側は、自端末のID情報であるCSI(必須ではない。)及び能力情報であるDISを送出する。送信側は、DISを検出すると、送信側のID情報であるTSI(必須ではない。)及び能力情報であるDCSを送出する。その後、送信側は、トレーニング信号であるTCF(Training check frame)を送出する。受信側は、このTCFを検出すると、トレーニングの結果がOKであることを示すCFR(Confirmation To Receive)を送出する。
続いて、PhaseC〜Eでは、送信側は、上記CFRを検出すると、画データ(FAX画像データ)であるPIXを送出する。そして、画データの送信が終了すると、送信終了を伝える信号であるPPS−EOP(Partial Page Signal−End of Page)を送出し、受信側は、このPPS−EOPを検知すると、画データを正常に受信したことを示すMCF(Message Confirmation)を送出する。送信側は、MCFを検出すると、DCN(Disconnect)を送出し、受信側との接続を切断する。
S203:メインCPU起動判定
上記PhaseAにおいて、送信側からのCNG信号を受信したら、FAX通信制御回路16cは、CPU起動待ちタイマー16dを動作させる。そして、外部通信I/F16fを経由してメインCPU15との通信を実施し、メインCPU15の起動状態を確認する。メインCPU15からのレスポンスが無い場合、起動中であると判定してこの処理を繰り返す。
ここで、回線規格のシーケンスでは、図5に示すように、CNG信号が入力されてからCED信号を出力するまで最大で35秒と時間制限があるため、この制限時間内にCED信号を出力する必要がある。そこで、この制限時間をオーバーしないようにするために、CPU起動待ちタイマー16dを利用する。その際、サブCPU16からモデム12を経由して交換機に情報伝達する遅延を考慮して、CPU起動待ちタイマー16dがタイムアウト割込み信号を出力する時間を設定する。
具体的には、送信側電話番号情報が入力されてから受信完了信号を出力するまでは最大35秒であるため、例えば33秒に設定し、CPU起動待ちタイマー16dは、起動から33秒経過後、FAX通信制御回路16cに対してタイムアウト割込み信号を出力する。このタイムアウト割込みを受けた場合、メインCPU15は起動できなかったとしてS204の処理に移行する。一方、タイムアウト割込みを受ける前にメインCPU15の起動が完了した場合は、後述するモデム制御権委譲処理に移行する。
S204:通信終了処理
メインCPU15が所定時間内に起動できなかった場合、FAX通信制御回路16cはモデム12に対して回線捕捉を解除(オンフック)するように指示する。
次に、本実施例のFAX装置10のモデム制御権委譲処理について、図6のフローチャート図を参照して説明する。
S301:モデムバス接続切替え
FAX通信制御回路16cは、通信切替制御回路16eを介して通信切替回路13を制御し、モデム12のバス接続をメインCPU15側へと切り替える。
S302:通信状況通知
FAX通信制御回路16cは、外部通信I/F16fを介して、メインCPU15に対してFAX通信ステータス(モデム制御の結果)を通知する。FAX通信ステータスとして、ナンバーディスプレイ処理の場合は、例えば、送信側電話番号情報とモデム12に対して受信完了信号を出力する旨の指示を通知する。通常着信処理の場合は、例えば、モデム12に対してCED信号を出力する旨の指示を通知する。また、通常着信処理前にナンバーディスプレイ処理を実施している場合は、送信側電話番号情報も通知する。そして、回線規格のシーケンスに従ってFAX通信を実施する。
このように、本実施例のFAX装置10は、メインCPU15よりも消費電力の少ないサブCPU16を備え、サブCPU16では、スリープ状態で信号レベル変化を監視し、CAR信号又は呼出信号を検出したら所定の応答を行うと共に、メインCPU15を起動させ、メインCPU15の起動が完了したら、メインCPU15にFAX通信ステータス(モデム制御の結果)を通知してモデム制御権を委譲する処理を行うため、省電力を達成しつつ、着信に対して迅速かつ確実に応答することができる。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない限りにおいて、FAX装置10の構成や各構成要素の動作は適宜変更可能である。
例えば、上記実施例では、通常着信処理において、呼出信号に対する一次応答信号の出力までのモデム制御をサブCPU16で行う構成としたが、FAX画像データの処理は高い能力が必要であり、サブCPU16では処理が難しいことから、PhaseBの能力交換処理までのモデム制御をサブCPU16で行い、PhaseC以降のモデム制御をメインCPU15で行うようにしてもよい。また、PhaseBの能力交換では、ROMに記憶されたデータを参照する必要があり、CPUに高い能力が求められることから、PhaseAの呼接続確立処理までのモデム制御をサブCPU16で行い、PhaseB以降のモデム制御をメインCPU15で行うようにしてもよい。
また、ナンバーディスプレイ着信処理において、着信拒否判定までのモデム制御をサブCPU16で行う構成としたが、着信拒否判定を行うにはメモリを参照する必要があり、高い能力が求められることから、CAR信号に対する一次応答信号の出力までのモデム制御をサブCPU16で行い、着信拒否判定以降のモデム制御をメインCPU15で行うようにしてもよい。
本発明は、メインCPUとサブCPUとを備えるFAX装置やFAX機能を備えるMFPなどの画像形成装置に利用可能である。
10 FAX装置
11 DAA
12 モデム
13 通信切替回路
14 回線信号出力回路
15 メインCPU
16 サブCPU
16a サブCPUスリープ制御回路
16b 回路信号検出回路
16c FAX通信制御回路
16d CPU起動待ちタイマー
16e 通信切替制御回路
16f 外部通信I/F
16g 電源制御回路
17 ROM
18 ROM
19 電源回路

Claims (12)

  1. メインCPUと、前記メインCPUよりも消費電力が少ないサブCPUと、を備え、通常の動作モードと、少なくとも前記メインCPUがスリープ状態となるスリープモードと、で動作可能なファクシミリ装置において、
    前記サブCPUは、前記スリープモード時に外部回線から着信を受けた場合、データ通信を行うモデムを制御して前記着信に対する応答を行うと共に、前記メインCPU起動を開始させ、通信規格に基づいて待ち時間を設定し、前記待ち時間が経過しても前記メインCPUの起動が完了しなかった場合、前記モデムを制御して、前記メインCPUの起動中に前記外部回線から入力された信号に対する応答を行い、前記メインCPUの起動が完了した後に、モデム制御の結果を前記メインCPUに通知すると共に、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲する、ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記サブCPUは、着信待ちの状態では、前記外部回線の信号レベル変化が監視可能なスリープ状態であり、前記着信を検知したら、自身をスリープ状態から復帰させ、前記着信に対する応答を行う、ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記サブCPUは、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲した後に、自身をスリープ状態に移行させる、ことを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
  4. 前記サブCPUは、通信規格で定められたPhaseCの画像データの受信処理の前まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のファクシミリ装置。
  5. 前記サブCPUは、前記着信が通常着信の場合は、前記通信規格で定められたPhaseAの呼接続確立処理まで、若しくは、呼出信号に対する一次応答信号の出力処理まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
  6. 前記サブCPUは、前記着信がナンバーディスプレイ着信の場合は、前記着信に対する拒否判定処理まで、若しくは、情報受信端末起動信号に対する一次応答信号の出力処理まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
  7. メインCPUと、前記メインCPUよりも消費電力が少ないサブCPUと、を備え、通常の動作モードと、少なくとも前記メインCPUがスリープ状態となるスリープモードと、で動作可能なファクシミリ装置における通信制御方法であって、
    前記サブCPUは、
    前記スリープモード時に外部回線からの着信を監視する第1処理と、
    前記外部回線から着信を受けた場合、データ通信を行うモデムを制御して前記着信に対する応答を行うと共に、前記メインCPU起動を開始させる第2処理と、
    通信規格に基づいて待ち時間を設定し、前記待ち時間が経過しても前記メインCPUの起動が完了しなかった場合、前記モデムを制御して、前記メインCPUの起動中に前記外部回線から入力された信号に対する応答を行い、前記メインCPUの起動が完了した後に、モデム制御の結果を前記メインCPUに通知すると共に、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲する第3処理と、を実行する、ことを特徴とする通信制御方法。
  8. 前記第1処理では、前記サブCPUは、前記外部回線の信号レベル変化が監視可能なスリープ状態であり、
    前記第2処理では、前記サブCPUは、前記着信を検知したら、自身をスリープ状態から復帰させ、前記着信に対する応答を行う、ことを特徴とする請求項7に記載の通信制御方法。
  9. 前記第3処理では、前記サブCPUは、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲した後に、自身をスリープ状態に移行させる、ことを特徴とする請求項8に記載の通信制御方法。
  10. 前記第2処理では、前記サブCPUは、通信規格で定められたPhaseCの画像データの受信処理の前まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の通信制御方法。
  11. 前記第2処理では、前記サブCPUは、前記着信が通常着信の場合は、前記通信規格で定められたPhaseAの呼接続確立処理まで、若しくは、呼出信号に対する一次応答信号の出力処理まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項10に記載の通信制御方法。
  12. 前記第2処理では、前記サブCPUは、前記着信がナンバーディスプレイ着信の場合は、前記着信に対する拒否判定処理まで、若しくは、情報受信端末起動信号に対する一次応答信号の出力処理まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項10に記載の通信制御方法。
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