JP6051913B2 - ファクシミリ装置及び通信制御方法 - Google Patents
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回線信号出力回路14は、電話回線の信号を入力し、サブCPU16へ出力する。出力はサブCPU16の割込み端子(図示せず)に接続される。なお、電話回線側(1次側)とサブCPU16側(2次側)とは絶縁されている必要があり、また、数10Vの入力信号をサブCPU16で受信可能な数Vの出力信号に変換する必要があるため、デバイスとしてはフォトカプラが好適である。
サブCPU16は、回線信号出力回路14からの信号レベル変化の検出(割り込み端子で検出)、モデム制御によるナンバーディスプレイ応答(例えば、着信拒否判定までの処理、情報受信端末起動信号に対する一次応答信号の出力までの処理など)や通常着信処理(例えば、FAX画像データの受信前までの処理、呼接続確立までの処理、呼出信号に対する一次応答信号の出力までの処理など)の実行、メインCPU15等に電力を供給する電源回路19の制御、メインCPU15の状態監視、メインCPU15/サブCPU16間でのモデム制御権の切り替え制御等を行う。
メインCPU15は、FAX通信制御、受信した画像データのコーデック/デコーデック処理、MFP本体との通信制御などを実施する。メインCPU15は、サブCPU16と比較して高機能を有するが、電力消費は大きく、また高機能を制御するプログラムをROM17から読み出すため、スリープ状態や電源OFF状態からの復帰には時間を要するといった特徴を有している。
サブCPU16内のサブCPUスリープ制御回路16aは、回線信号出力回路14を経由して入力される電話回線の信号レベル変化を監視する。信号レベル変化が無い場合はS101の処理を繰り返し、信号レベル変化があった場合(例えば、図2の極性反転信号を受信した場合)はS102の処理へと移行する。
信号レベル変化を検出した場合、サブCPUスリープ制御回路16aは、サブCPU16自身をスリープ状態から復帰させる。スリープ状態から復帰した後、FAX通信制御回路16cは、電源制御回路16gに対して電源回路19をONするように指示する。電源回路19からの電源出力が開始されることで、メインCPU15、モデム12、ROM17、ROM18の起動が開始する。合わせて、FAX通信制御回路16cは、通信切替制御回路16eを介して通信切替回路13を制御し、モデム12のバス接続をサブCPU16側へ切り替える。
次に、回線信号検出回路16bは、回線信号出力回路14から入力される信号を検出し、信号の判定を行う。検出した信号が図2に示すCAR信号の場合は、S104のナンバーディスプレイ応答を開始するようにFAX通信制御回路16cに伝達する。また、検出した信号が呼出信号の場合は、通常着信処理へ移行するようにFAX通信制御回路16cに伝達する。どちらにも該当しない場合はノイズである事をFAX通信制御回路16cに伝達する。
モデム12の起動後、FAX通信制御回路16cは、一次応答信号を出力するようにモデム12に指示を行う。モデム12は、図2のシーケンス図に示すように、一次応答信号を送信して電話回線を捕捉(オフフック)する。
FAX通信制御回路16cは、外部通信I/F16fを経由してROM18から着信拒否番号を取得し、一次応答信号出力後、0.1s以上の時間を経てモデム12から入力される送信側電話番号(図2参照)と比較して、着信拒否判定を実施する。着信拒否と判定した場合はS108の処理へ移行し、それ以外の場合はS106の処理へ移行する。また、上記判定処理と合わせて、FAX通信制御回路16cは、CPU起動待ちタイマー16dを起動させる。
FAX通信制御回路16cは、外部通信I/F16fを経由してメインCPU15との通信を実施し、メインCPU15の起動状態を確認する。メインCPU15からのレスポンスが無い場合、起動中であると判定してこの処理を繰り返す。
CPU起動待ちタイマー16dからタイムアウト割込みを受けた場合、FAX通信制御回路16cは、受信完了信号を出力するようにモデム12に指示を行う。モデム12は、受信完了信号を出力して電話回線の捕捉を解除(オンフック)する。これによりナンバーディスプレイ応答動作は完了し、その後、後述する通常着信処理を実行する。
着信拒否番号からのFAX受信と判定して着信拒否した場合(S105のNo)、FAX通信制御回路16cは、通信タイムアウト待ちとなり、送信側からの通信終了情報を受けて電話回線の捕捉を解除(オンフック)する。
S103で検出した信号がノイズの場合、及びS108でタイムアウト処理を行った場合、FAX通信制御回路16cは、電源制御回路16gを介して電源回路19をOFFし、サブCPUスリープ制御回路16aを制御して自身もスリープ状態に移行する。
FAX通信制御回路16cは、予め自動応答機能における呼出信号受信回数情報を保持しており、この情報で設定された回数の呼出信号を受信するまで、S201の処理を繰り返す。設定された回数の呼出信号を受信した後、S202の処理へと移行する。
FAX通信制御回路16cは、モデム12を制御し、図4のシーケンス図に示すように、一次応答信号を送信して電話回線を捕捉(オフフック)する。
上記PhaseAにおいて、送信側からのCNG信号を受信したら、FAX通信制御回路16cは、CPU起動待ちタイマー16dを動作させる。そして、外部通信I/F16fを経由してメインCPU15との通信を実施し、メインCPU15の起動状態を確認する。メインCPU15からのレスポンスが無い場合、起動中であると判定してこの処理を繰り返す。
メインCPU15が所定時間内に起動できなかった場合、FAX通信制御回路16cはモデム12に対して回線捕捉を解除(オンフック)するように指示する。
FAX通信制御回路16cは、通信切替制御回路16eを介して通信切替回路13を制御し、モデム12のバス接続をメインCPU15側へと切り替える。
FAX通信制御回路16cは、外部通信I/F16fを介して、メインCPU15に対してFAX通信ステータス(モデム制御の結果)を通知する。FAX通信ステータスとして、ナンバーディスプレイ処理の場合は、例えば、送信側電話番号情報とモデム12に対して受信完了信号を出力する旨の指示を通知する。通常着信処理の場合は、例えば、モデム12に対してCED信号を出力する旨の指示を通知する。また、通常着信処理前にナンバーディスプレイ処理を実施している場合は、送信側電話番号情報も通知する。そして、回線規格のシーケンスに従ってFAX通信を実施する。
11 DAA
12 モデム
13 通信切替回路
14 回線信号出力回路
15 メインCPU
16 サブCPU
16a サブCPUスリープ制御回路
16b 回路信号検出回路
16c FAX通信制御回路
16d CPU起動待ちタイマー
16e 通信切替制御回路
16f 外部通信I/F
16g 電源制御回路
17 ROM
18 ROM
19 電源回路
Claims (12)
- メインCPUと、前記メインCPUよりも消費電力が少ないサブCPUと、を備え、通常の動作モードと、少なくとも前記メインCPUがスリープ状態となるスリープモードと、で動作可能なファクシミリ装置において、
前記サブCPUは、前記スリープモード時に外部回線から着信を受けた場合、データ通信を行うモデムを制御して前記着信に対する応答を行うと共に、前記メインCPUの起動を開始させ、通信規格に基づいて待ち時間を設定し、前記待ち時間が経過しても前記メインCPUの起動が完了しなかった場合、前記モデムを制御して、前記メインCPUの起動中に前記外部回線から入力された信号に対する応答を行い、前記メインCPUの起動が完了した後に、モデム制御の結果を前記メインCPUに通知すると共に、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲する、ことを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記サブCPUは、着信待ちの状態では、前記外部回線の信号レベル変化が監視可能なスリープ状態であり、前記着信を検知したら、自身をスリープ状態から復帰させ、前記着信に対する応答を行う、ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
- 前記サブCPUは、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲した後に、自身をスリープ状態に移行させる、ことを特徴とする請求項2に記載のファクシミリ装置。
- 前記サブCPUは、通信規格で定められたPhaseCの画像データの受信処理の前まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一に記載のファクシミリ装置。
- 前記サブCPUは、前記着信が通常着信の場合は、前記通信規格で定められたPhaseAの呼接続確立処理まで、若しくは、呼出信号に対する一次応答信号の出力処理まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
- 前記サブCPUは、前記着信がナンバーディスプレイ着信の場合は、前記着信に対する拒否判定処理まで、若しくは、情報受信端末起動信号に対する一次応答信号の出力処理まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項4に記載のファクシミリ装置。
- メインCPUと、前記メインCPUよりも消費電力が少ないサブCPUと、を備え、通常の動作モードと、少なくとも前記メインCPUがスリープ状態となるスリープモードと、で動作可能なファクシミリ装置における通信制御方法であって、
前記サブCPUは、
前記スリープモード時に外部回線からの着信を監視する第1処理と、
前記外部回線から着信を受けた場合、データ通信を行うモデムを制御して前記着信に対する応答を行うと共に、前記メインCPUの起動を開始させる第2処理と、
通信規格に基づいて待ち時間を設定し、前記待ち時間が経過しても前記メインCPUの起動が完了しなかった場合、前記モデムを制御して、前記メインCPUの起動中に前記外部回線から入力された信号に対する応答を行い、前記メインCPUの起動が完了した後に、モデム制御の結果を前記メインCPUに通知すると共に、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲する第3処理と、を実行する、ことを特徴とする通信制御方法。 - 前記第1処理では、前記サブCPUは、前記外部回線の信号レベル変化が監視可能なスリープ状態であり、
前記第2処理では、前記サブCPUは、前記着信を検知したら、自身をスリープ状態から復帰させ、前記着信に対する応答を行う、ことを特徴とする請求項7に記載の通信制御方法。 - 前記第3処理では、前記サブCPUは、前記モデム制御の権限を前記メインCPUに委譲した後に、自身をスリープ状態に移行させる、ことを特徴とする請求項8に記載の通信制御方法。
- 前記第2処理では、前記サブCPUは、通信規格で定められたPhaseCの画像データの受信処理の前まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項7乃至9のいずれか一に記載の通信制御方法。
- 前記第2処理では、前記サブCPUは、前記着信が通常着信の場合は、前記通信規格で定められたPhaseAの呼接続確立処理まで、若しくは、呼出信号に対する一次応答信号の出力処理まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項10に記載の通信制御方法。
- 前記第2処理では、前記サブCPUは、前記着信がナンバーディスプレイ着信の場合は、前記着信に対する拒否判定処理まで、若しくは、情報受信端末起動信号に対する一次応答信号の出力処理まで、前記モデム制御を実施する、ことを特徴とする請求項10に記載の通信制御方法。
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