JP2013218367A - 画像形成装置 - Google Patents

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    • Y02DCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES [ICT], I.E. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGIES AIMING AT THE REDUCTION OF THEIR OWN ENERGY USE
    • Y02D10/00Energy efficient computing, e.g. low power processors, power management or thermal management

Abstract

【課題】 節電から動作、動作から節電への移行を繰り返す制御において、メインCPUとワンチップマイコンのUSBデバイス切り替えが頻発する。結果として、バススイッチの切り替え時に正規なジョブパケットが来た場合、パケットロスを発生させる確率が増えてしまうという課題があった。
【解決手段】 USBホストからのジョブ入力により節電復帰する場合は、まずワンチップマイコンがUSBホストからの入力に対してNACKパケットを返す。ほぼ同時に、制御部がメインCPUおよびUSBデバイスコントローラへの給電を行い、バススイッチをメインCPU側に切り替える。また、USBホストからのジョブ以外による節電復帰は、バススイッチの切り替えは行わず、ワンチップマイコン側の接続のままとし、ワンチップマイコンへの給電も継続する。
【選択図】 図1

Description

画像形成装置において、外部インターフェース制御、特にUSBデバイスコントローラの制御と節電制御に関する。
現行のMFP(Multifunction Printer)は、電力消費を削減するために、一定時間待機状態が続くと一部回路の電源を停止する、またはクロックの供給を止めるなどして電力消費の少ない節電状態に移行する機能を有するものが多い。節電状態にあるMFPは、外部インターフェースに接続された機器から信号が入力されるのを検知すると節電状態から動作状態に復帰し、ユーザーからの所定のジョブを実行することが望まれている。具体的にはLAN,FAXが該当する。FAXは電話回線を介して入力されるCI検知信号をトリガとして動作状態に復帰し、CI検知信号以降のデータを受け取ることで節電状態中でのジョブ受付を可能としている。LANは、節電状態においてもメインCPU外部に配置されたLANコントローラに電源を供給し、外部からパケットを受信した場合、メインCPUを動作状に移行させることでPCからのプリント要求に対応している。コピー時はユーザーが直接節電復帰操作により復帰、ジョブを実行する。
しかし、USBデバイス制御は、市販の高機能CPU(以後メインCPUあるいは単にCPUと呼ぶ)に内蔵されているUSBデバイスコントローラを使用して実行する場合が多い。一般的なCPUの場合、USBデバイスコントローラ部とそれ以外の部分の電源を分離して制御する機能がない。そのため、節電状態時、メインCPU給電を停止すると、内蔵USBデバイスコントローラも動作を停止し、USBホストから送られてくるパケットに応答することができない。 これにより、節電中はUSBデバイスを介したプリントジョブが実行できないという不具合が生じる。一方、節電中も前記メインCPUへの給電を継続する手段も有効であるが、メインCPUはその機能が多いため、消費電力が高く、節電効果を著しく低下させる。
その課題に対して特許文献1では、節電状態においてはUSBデバイスコントローラの電源元をPCなどのホスト側から給電させる提案がされている。前記提案ではMFP本体の消費電力は低下するが、PCを含めた全体の構成においては、節電効果は十分とはいえない。そこで、全体の節電効果をさらに高めるために、メインCPUとは別にUSBデバイスコントローラの一部の機能を持たせた消費電力の低いワンチップマイコンまたはロジック回路を構成することが有効と考えられるようになってきた。
これは、パケットを受けるとNACK信号(パケットの再送を要求する信号)を返す機能を持つ専用のワンチップマイコンと、USBデバイスの信号線をメインメインCPUとワンチップマイコンとを切り替えるバススイッチで構成される。USBデバイス制御をスタンバイ中はメインCPUが、節電中はワンチップマイコンが実行し、選択された各CPU内のデバイスコントローラが外部から入力されるパケットに対応する。その際、信号ラインは前記バススイッチにより適宜選択される。
特開2009-187396号公報
しかしながら、節電→動作→節電を繰り返す動作において、メインCPUとワンチップマイコンのUSBデバイス切り替えが頻発すると、切り替え動作途中のパケットロスの発生確率が高まる。ここでLAN上ではSNMPというIP ネットワーク上のネットワーク機器を監視(モニタリング)・制御するための情報の通信方法を定めるプロトコル信号が常時やり取りされている。SNMP=Simple Network Management Protocol。一般的なLANコントローラは、通常のプリントジョブと前記SNMP信号の双方において節電状態から動作状態(スタンバイ)に移行する。PCは10分に1回程度、定期的にSNMPを発信しており、MFPとLAN接続されたPCの数が多い場合は、単位時間あたりに発信されるSNMP信号の受信も増える。10台、100台ものPCが接続されている場合は、節電→動作→節電の繰り返し動作も飛躍的に増えてしまう。バススイッチの切り替えを行っている間に正規なジョブパケットが来た場合、パケットロスを発生させる確率が増えてしまうという課題があった。
本発明に係る画像形成装置の構成は、外部USBホスト機器と通信を行うUSBデバイスコントローラと、前記外部USBホスト機器に対して代理応答を行う代理応答手段と、前記外部USBホスト機器と、前記USBデバイスコントローラ又は前記代理応答手段のいずれかを接続するバススイッチ手段と、少なくとも前記USBデバイスコントローラおよび前記代理応答手段、前記バススイッチ手段に電力を供給する電力供給手段と、前記バススイッチ手段及び前記電力供給手段を制御する制御手段を有する画像形成装置において、前記画像形成装置は節電モードを有し、前記節電モードからの復帰要因が、外部USBホスト機器からの場合と、それ以外の場合で、前記制御手段は、前記バススイッチ手段及び前記電力供給手段を制御する方法を変更することを特徴とする。
メインCPUが節電状態のときに、復帰要因が外部ホストから送られてくるパケットの場合はメインCPUのUSBデバイスコントローラに制御を実行させ、それ以外の要因で復帰した場合は、ワンチップマイコンの接続のままとする。
これにより、メインCPUとワンチップマイコンのUSBデバイスコントローラの切り替え回数を大幅に削減することができ、切り替え時に発生しうるパケットロスを削減できる。
本発明の一実施形態としての画像形成装置の構成図 本発明の実施例における制御部107のフローチャート 本発明の実施例におけるワンチップマイコン108のフローチャート 本発明における動作開始時の画像形成装置の状態を表す図 図2のS205の処理を行った後の画像形成装置の状態を表す図 図2のS218の処理を行った後の画像形成装置の状態を表す図
以下本発明を実施するための最良の形態を、実施例により詳しく説明する。
[実施例1]
以下、添付図面を参照して本発明に係る一発明の実施の形態例を詳細に説明する。
図1は、本発明の実施の一形態である画像形成装置の構成を示すブロック図である。
図1において、11は本実施例におけるコントローラ部を表す。コントローラ部11はデジタル複合機などの画像形成装置に備えられ、電源ユニット16から電源の供給を受けて、USBホスト15などの情報処理端末装置から送られてくる印刷データを展開する。または、スキャナー12で読み取られた画像データに画像処理を施し、プリンタ13に送信する。送信された印刷データはプリンタ13から印字出力される。
その他、コントローラ部11は、電源ユニット16に対して、電源のオン、オフ制御を行う。
USBホスト15は、ユーザーからの指示により印刷データを作成し、USBバスを介してコントローラ部11に印刷データを送信する。スキャナー12は、原稿を読み取り、コントローラ部11に読み取った画像データを送信する。プリンタ13は、コントローラ部11から印刷データを受信し、インクジェット方式や電子写真方式などの各種印刷方式にて印刷データを記録紙上に印刷する。
操作部14は、ユーザーからのコピー要求、スキャン要求などの要求指示の入力を受け付ける操作パネルである。ユーザーが節電モードから復帰させるための復帰ボタンも操作部14に含まれる。
電源ユニット16は、コントローラ部11に電力を供給する。詳細は後述するが、コントローラ部11は、3つの電源系統(電源系統A、電源系統B、電源系統C)を有しており、それぞれの系統に対して電力供給を行う。
また、コントローラ部11から送られてくる制御信号に従って各電源系統に対して電力の供給又は停止を行う。
コントローラ部11は、メインCPU101、ROM102,RAM103,104、画像処理LSI104、USBデバイスコントローラ106、制御部107、ワンチップマイコン108、USBバススイッチ109を含んで構成される。
メインCPU101は、コントローラ部11を含む画像形成装置全体の動作を制御し、デジタル複合機においては、高速に大量のデータを処理する必要があるため、大規模高速な高機能CPUが採用される。
また、メインCPU101から制御部107に対してCPU状態信号110が出力されており、制御部107ではCPUの状態を参照することができる構成になっている。具体的には、CPU状態信号110が1の場合、CPU101には電源ユニット16から電力が供給されていてCPU101が駆動中であることを表す。また、CPU状態信号110が0の場合は、電源ユニット16から電力が供給されず、CPU101は停止中(=節電状態)であることを表す。
尚、本実施例ではCPU状態信号110が1である間は、CPU101が駆動中であると定義する。そのため、電源ユニット16からの電力の供給が開始されてからCPU101が起動している間は、CPU101は動作できない状態であるためCPU状態信号110として0を出力する。CPUの起動動作が終了したら(具体的にはUSBデバイスコントローラ106から送られる印刷データをCPU101が取得できる状態になってから)CPU状態信号110として1を出力する。
ROM102は、CPU101が動作するための各種制御プログラムなどを記憶する。
RAM103は、CPU101のワークメモリであり、演算に必要なデータを一時的に記憶する。また、画像データを格納してもよい。
画像処理LSI104は、USBホスト15から送信される印刷データを展開して画像処理を施し、スキャナー12からの読み取り画像データに画像処理を施す。CPU101と同様に、デジタル複合機においては、大規模、かつ高速なLSIが使用される。RAM105は、画像処理LSI104のワークメモリであり、印刷データ、画像処理の途中経過データを一時的に記憶する。
USBデバイスコントローラ106はUSBホスト15から印刷データを受信するためのインターフェースであり、USBホスト15と接続したときの初期設定を行う。またUSBホスト15との通信時のハンドシェイクや、送られてくるデータの中から印刷データを抽出してCPU101に送る。ここで、USBデバイスコントローラはXPU101の内部に構成されることが多いが、外部に構成されてもよいものとする。
制御部107はコントローラ部11の電源電供給を制御する制御部である。
制御部107は電源ユニット16に対して電源制御信号111を出力しており、電源ユニット16は電源制御信号111により各電源系統に対して電力の供給又は停止を行う。
電源ユニット16からコントローラ部11に対しては、3つの電源系統(電源A、電源B、電源C)が供給されている。以下に各電源系統が電力を供給しているブロックを示す。
電源系統A
図1における領域17に含まれるブロック(CPU101、ROM102、RAM103及び105、画像処理LSI104及びUSBデバイスコントローラ108)に対して電力の供給を行う。
電源系統B
図1における領域19に含まれるブロック(制御部107及びUSBバススイッチ109)に対して電力の供給を行う。
電源系統C
図1におけるワンチップマイコン108に対して電力の供給を行う。
尚、電源ユニット16から供給される上記3つの電源系統のうち、制御部107から出力する電源制御信号111によって制御される電源は電源系統A及び電源系統Cである。電源系統Bは本実施例の画像形成装置が動作している間は常に電力を供給する。
上述した電源制御信号111による電力制御の他にも、制御部107はCPU101から出力されるCPU状態信号110を取得し、CPU101の状態を検出する機能を有する。また、後述するワンチップマイコン108に対して、ワンチップマイコン108の動作を許可するためのイネーブル信号112を出力するとともに、ワンチップマイコン108から出力される割り込み信号113を取得する。
さらに、制御部107は後述するUSBバススイッチ109に対して、USBバスを切り替えるための切替信号114を出力する。
ワンチップマイコン108は、USBバスを介してUSBホスト15からデータが入力されると、データの再送を要求するNACKパケットをUSBホスト15に対して出力する。
また、ワンチップマイコン108には制御部107からイネーブル信号112が入力されている。本実施例では、制御部107からイネーブル信号112として1が入力されている間に、USBバスからデータが入力されると、USBバスに対してNACKパケットを出力する。
一方、イネーブル信号112として0が入力されていると、ワンチップマイコン108は動作を停止するため、USBバスからデータが入力されてもUSBバスに対してNACKパケットの出力は行われない。
上述のように、ワンチップマイコン108はUSBバスからのデータ入力に対して、NACKパケットを出力する機能及び制御部107に割込み信号113を出力する機能を備えているだけである。結果として、USBデバイスコントローラ106と比較して消費する電力を少なく実現することが可能である。
USBバススイッチ109は、Y端子に接続されたUSBバスの接続先を、A端子またはB端子のどちらかに切り替える。バスの切り替えはSEL端子に接続された信号の状態によって行われる。本実施例ではSEL端子に0が入力された場合はY端子とA端子を接続してUSBホスト15とUSBデバイスコントローラ106をUSBバスで接続する。また、SEL端子に1が入力された場合はY端子とB端子を接続することでUSBホスト15とワンチップマイコン108をUSBバスで接続する。
図1の画像形成装置では、それぞれSEL端子には制御部107から出力する切替信号114が、Y端子にはUSBホスト15のUSBバス、A端子にはUSBデバイスコントローラ106、B端子にはワンチップマイコン108が接続されている。
上記構成により、制御部107から切替信号114として0が出力されるとUSBホスト15とUSBデバイスコントローラ106が接続され、切替信号114として1が出力されるとUSBホスト15とワンチップマイコン108が接続される。
119はローカルエリアネットワーク回線(LAN)であり、LANコントローラ118を介してCPUと接続される。 LANコントローラ118は外部に接続されているPCからのパケットに対して所定のパケットを返したり、画像データをCPU101に送信する。図5で示される節電状態中にLAN I/Fから信号を受信した場合、CPU101を含む各制御部に給電するための割り込み信号116を1(=アクティブ)として電源系統Aに給電制御する。
FAX I/F115は公衆回線に接続されているI/F部とNCU部(ネットワークコントロールユニット)とモデム部で構成されており。公衆回線に接続されている他のファクシミリ機からの各種受信信号をCPU101に送信する。また、CI信号(コーリングインジケータ)から節電状態から動作状態に移行させるための信号117を生成し、制御部107に出力する。CPU101が動作状態となった後に、CI信号に続く画像データを受信処理する。
以下、フローチャート及びブロック図を用いて図1に示す画像形成装置の動作の説明を行う。
図2は本実施例における制御部107の動作を表すフローチャートである。図4に図2の動作開始時における画像形成装置の状態を示す。尚、本説明に関係のないスキャナ12、プリンタ13及び操作部14は図4に図示していない。
図4では、コントローラ部11は電源ユニット16から電源系統A及び電源系統Bの電力が供給されている。この状態では、CPU101及びUSBデバイスコントローラ106が動作中であり、USBホスト15からUSBバスを介して入力されるデータをUSBデバイスコントローラ106及びCPU101で取得することが可能である。そのためワンチップマイコン108は動作する必要が無いため電源系統Cの電力は供給されていない。この状態はスタンバイ状態、あるいは動作状態と呼ぶ。
また、USBホスト15から入力されるデータをUSBデバイスコントローラ106に送るため、USBバススイッチは端子Yと端子Aが接続された状態となっている(切替信号114からSEL端子に0が入力されている)。
さらに、CPU101が駆動中であるため、CPU101からはCPU状態信号110として1が出力されている。
図4の状態において、外部からの入力が無く一定時間が経過すると、CPU101は節電状態に移行するためCPU状態信号110を1から0に変化させる。
図2において、CPU状態信号を参照し(S201)、CPU状態信号110の立下り(1から0への変化)を検出すると、制御部107は電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Cの電力の供給を開始する(S202)。そしてイネーブル信号112に1を出力する(S203)。ワンチップマイコン108はイネーブル信号112から1を入力されることにより、USBホスト15からのデータ入力待ち状態となる。
そして切替信号114に1を出力することにより(S204)、USBバススイッチ109の接続先をUSBデバイスコントローラ106からワンチップマイコン108に変更する。
S204によりUSBホスト15から入力されるデータをワンチップマイコン108で取得できるようになると、電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Aの電力の供給を停止する(S205)。
図5は図2のS205の処理を行った後の画像形成装置の状態を示す。
図5では、コントローラ部11は電源ユニット16から電源系統B及び電源系統Cの電力が供給されている。この状態では、USBホスト16からUSBバスを介して入力されるデータをワンチップマイコン108で取得する必要があるため、電源系統Cの電力が供給されている。一方、CPU101は節電状態であるため、電源系統Aの電力供給が停止して領域17に含まれるブロックへの電力が供給されていない。
また、USBホストから入力されるデータをワンチップマイコン108に送るため、USBバススイッチは端子Yと端子Bが接続された状態となっている(S204により、切替信号114からSEL端子に1が入力されている)。
さらに、CPU101が節電中であるため、CPU101からはCPU状態信号110として0が出力されている。
S205により電源系統Aの電力を停止した後、制御部107は割込み信号113を参照し、割込み信号113から1が入力されるのを待つ。この状態を節電状態と呼ぶ。
図6は図2のS217の処理を行った後の画像形成装置の状態を示す。
図6では、コントローラ部11は電源ユニット16から電源系統A及び電源系統B及び電源系統Cの電力が供給されている。この状態においても、USBホスト16からUSBバスを介して入力されるデータをワンチップマイコン108で取得する必要があるため、電源系統Cの電力が供給されている。
また、USBホストから入力されるデータをワンチップマイコン108に送るため、USBバススイッチは端子Yと端子Bが接続された状態となっている(S204により、切替信号114からSEL端子に1が入力されている状態)。
さらに、CPU101は動作中であるため、CPU101からはCPU状態信号110として1が出力されている。
この状態は、スタンバイあるいは動作状態であるため、従来の実施系では図4の状態になる。しかしながら本実施例の特徴として、USBバススイッチの切り替え時に発生しうるパケットロスを最小限にするため、短い時間で再度、節電状態に移行すると予想される場合は、この状態(図6)となる。
ここで、節電状態からスタンバイあるいは動作状態に移行する要因は複数ある。一つにはコピー、FAX送信、スキャン動作など操作部14からの入力により起動する場合。さらに、LAN接続された複数のPCからのSNMP(Simple Network Management Protocol)というIP ネットワーク上のネットワーク機器を監視(モニタリング)・制御するための信号により起動する場合。さらに、LAN接続されたPCからのプリントジョブを受信した場合。さらには、FAX I/Fよりファクシミリ受信した場合やPCからUSBによるプリントジョブ受信などが代表的である。
従来の実施系では、各要因によって節電状態から動作状態に移行するが、その都度USBバススイッチ109の切り替えを実施することになる。USBバススイッチ109を切り替える瞬間に、USBホスト15からパケットを受信した場合、CPU101およびワンチップマイコン108のいずれも正常な受信が行えず、パケットロスが発生する。ごく稀ではあるが、正常なジョブが実行できなかったり、初期化を行うのに時間を要したりする。よって、不要な切り替え回数の増加はパケットロスの発生確率を増加させてしまう。
特に、LAN接続された複数のPCからのSNMPというIP ネットワーク上のネットワーク機器を監視(モニタリング)・制御するための信号は、一般的にPC1台ごとに10分に1回程度受信するため、影響度が大きい。複数台のPCが接続された場合、例えば10台であれば、平均で1分に一度受信するため、USBバススイッチ109を切り替えが急増してしまう。
この不具合を解決するために、USBホスト15以外のジョブ受付の場合は、図6に示すように電源系統A,B,Cのいずれも給電を行いつつ、USBホストからのパケット処理はワンチップマイコン108で継続させる実施例となっている。
S206でLAN I/F 114よりSNMP信号を受信した場合、LANコントローラ118は信号116を1(=アクティブ)とする。制御部107はCPU101を節電状態から復帰させるために電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Aの電力の供給を開始する(S218)。そして後述するS212〜216の制御をおこなわずスタンバイあるいは動作状態となる。
S207でLAN I/F 114よりプリントジョブ信号を受信した場合、LANコントローラ118は信号116を1(=アクティブ)とする。制御部107はCPU101を節電状態から復帰させるために電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Aの電力の供給を開始する(S218)。そして後述するS212〜216の制御をおこなわずスタンバイあるいは動作状態となる。
S208ではFAX I/F 115よりFAX受信信号を受信した場合、CI信号をトリガとして117を1(=アクティブ)とする。制御部107はCPU101を節電状態から復帰させるために電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Aの電力の供給を開始する(S218)。そして後述するS212〜216の制御をおこなわずスタンバイあるいは動作状態となる。
S209ではコピーあるいはFAX送信、スキャンなどユーザーの入力によりジョブが実行される場合、操作部14からの入力信号119を1(=アクティブ)とする。制御部107はCPU101を節電状態から復帰させるために電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Aの電力の供給を開始する(S218)。そして後述するS212〜216の制御をおこなわずスタンバイあるいは動作状態となる。
S210ではUSBホスト15よりACK信号がワンチップマイコン108に入力され、割込み信号113から1が入力される(ワンチップマイコン108からUSBホスト15に対してNACKパケットが出力される)。制御部107はCPU101をスリップ状態から復帰させるために電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Aの電力の供給を開始する(S211)。
その後、制御部107はCPU状態信号110を参照し、CPU状態信号110から1が入力されるのを待つ(S212)。
CPU状態信号110から1が入力される(CPU101が節電状態から復帰して駆動状態になる)と、制御部107はUSBバススイッチ109に対して切替え信号114に0を出力する(S215)。そして、USBバススイッチ109の接続先をワンチップマイコン108からUSBデバイスコントローラ106に変更する。
S213によりUSBホスト15から入力されるデータをUSBデバイスコントローラ106で取得できるようになると、イネーブル信号112から0を出力してワンチップマイコン108の動作を停止させる(S213)。そして割込み信号113から0が入力されるのを待つ(S214)。
S214において割込み信号113から0が入力される(ワンチップマイコン108の動作が停止したことを表す)と、制御部107は電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Cの電力の供給を停止する(S216)。これにより、ワンチップマイコン108への電力の供給が停止される。
S217ではLAN I/F114、FAX I/F115、操作部14よりそれぞれSNMP信号、プリントジョブ、FAX受信、ユーザー入力がワンチップマイコン108に入力され、割込み信号116、117、119から1が入力される。制御部107はCPU101を節電状態から復帰させるために電源制御信号111を出力して電源ユニット16に対して電源系統Aの電力の供給を開始する(S218)。S217以下のフローでは図6の状態に移行し、USBバススイッチ109はBかつ制御はワンチップマイコンで実施されるため、S210〜216は実施しない。
ここでは、S206〜S209のジョブ受付により図6の状態に移行したが、S206のみ、図6の状態に移行するものとしてもよい(S217〜S218)。SNMPの頻度に比べて、LANのプリント、FAXの受信、ユーザーによるジョブ入力は比較的少ないため、バススイッチの切り替えがあったとしても、パケットロスの可能性は少ない。よって、S207〜209のYは図4の状態に移行してもよい(S219〜216のフローに進む)。
図3は本実施例におけるワンチップマイコン108の動作を表すフローチャートである。
図2のS202によって、電源ユニット16が電源系統Cへの電力供給を開始すると、図3に示すワンチップマイコン108は動作を開始する。
図3において、ワンチップマイコン108が動作を開始すると、初期値として割込み信号113から0を出力した後(S301)、イネーブル信号112から1が入力されるのを待つ(S302)。
S302においてイネーブル信号112から1が入力されると、ワンチップマイコン108はUSBホスト15からデータが入力されるのを待つ(S303)。S303においてUSBホスト15からデータが入力されたことを認識すると、ワンチップマイコン108はUSBバスを介してUSBホスト15に対して、データの再送を要求するNACKパケットを出力する(S304)。
その後、CPU101を節電状態から復帰させるために、制御部107に対して割込み信号113から1を出力して(S305)、制御部107から入力されるイネーブル信号112を参照する(S306)。
S306において、イネーブル信号112から0が入力されると、ワンチップマイコン108は割込み信号113から0を出力して(S307)、動作を停止する。
S306において、イネーブル信号112から0が入力される前に再びUSBホスト15からデータが入力された場合、ワンチップマイコン108はNACK信号を出力することができない。
そのため、図3のフローチャートでは、S306においてイネーブル信号112から0が入力されていない場合、ワンチップマイコン108は再びUSBホスト15からデータが入力されているかを参照する(S308)。
S308においてUSBホスト15からデータが入力された場合は、ワンチップマイコン108はUSBバスを介してUSBホスト15に対して、NACKパケットを出力(S309)した後、S306に戻り再びイネーブル信号112を参照する。
S308においてUSBホスト15からデータが入力されていない場合、ワンチップマイコン108はS306に戻り再びイネーブル信号112を参照する。
101 CPU
106 USBデバイスコントローラ
107 制御部
108 ワンチップマイコン
109 USBバススイッチ

Claims (9)

  1. 外部USBホスト機器と通信を行うUSBデバイスコントローラと、前記外部USBホスト機器に対して代理応答を行う代理応答手段と、前記外部USBホスト機器と、前記USBデバイスコントローラ又は前記代理応答手段のいずれかを接続するバススイッチ手段と、少なくとも前記USBデバイスコントローラおよび前記代理応答手段、前記バススイッチ手段に電力を供給する電力供給手段と、前記バススイッチ手段及び前記電力供給手段を制御する制御手段を有する画像形成装置において、
    前記画像形成装置は節電モードを有し、前記節電モードからの復帰要因が、外部USBホスト機器からの場合と、それ以外の場合で、前記制御手段は、前記バススイッチ手段及び前記電力供給手段を制御する方法を変更することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記節電モード時は前記制御手段により前記代理応答手段への電力を供給するとともに、前記バススイッチ手段を外部USBホストと前記代理応答手段に接続し、かつ前記USBデバイスコントローラへの電力供給を停止することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 節電モードからの復帰要因が外部USBホスト機器からの場合は、前記代理応答手段により外部USBホストにデータの再入力を要求するとともに、前記USBデバイスコントローラに電力を供給し、バススイッチ手段により外部USBホストとUSBデバイスコントローラを接続することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  4. 前記制御手段は、前記バススイッチにより外部USBホストとUSBデバイスコントローラを接続した後に、前記代理応答手段への電力を停止することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 節電モードからの復帰要因が、外部USBホスト機器以外からの場合は、前記代理応答手段への電力供給を継続し、バススイッチ手段も外部USBホストと前記代理応答手段の接続を継続することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  6. 外部USBホスト機器以外の要因で節電モードから復帰した状態において、USBホスト機器から前記代理応答手段に対してデータが送られると、データの再入力を要求するとともに、前記制御手段はバススイッチ手段を、外部USBホストとUSBデバイスコントローラとに接続することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記代理応答手段は、前記USBホスト機器からデータが送られるとデータの再入力を要求することを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  8. 前記代理応答手段は、前記USBホスト機器に対してNACK情報を含むパケットを出力することを特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 前記代理応答手段はロジック回路のみで構成されていることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
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