JP2002281265A - ファクシミリ装置 - Google Patents

ファクシミリ装置

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JP2002281265A
JP2002281265A JP2001080340A JP2001080340A JP2002281265A JP 2002281265 A JP2002281265 A JP 2002281265A JP 2001080340 A JP2001080340 A JP 2001080340A JP 2001080340 A JP2001080340 A JP 2001080340A JP 2002281265 A JP2002281265 A JP 2002281265A
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signal
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cng signal
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Katsumi Sayama
勝巳 佐山
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、CNG信号の検出の有無により、フ
ァクシミリ通信と電話機での通話との自動切換を適切に
行うファクシミリ装置を提供する。 【解決手段】ファクシミリ装置1は、着信時に回線を介
して相手先から送られてくるCNG信号を監視して、フ
ァクシミリ通信と電話機20を使用した音声通話とを自
動切換するに際して、着信時のCNG信号の監視期間に
送信側に対して擬似呼出信号を送出するとともに、CN
G信号成分を検出すると、当該擬似呼出信号の送出を停
止し、また、疑似呼出信号の送出を停止した後、所定の
停止期間内にCNG信号を検出しないときには、疑似呼
出信号の送出を再開する(ステップS101〜S11
5)。したがって、回線上に信号成分がある場合にCN
G信号を停止してしまうファクシミリ装置に対しても正
常な間隔のCNG信号を送出させることができ、ファク
シミリ通信と音声通話の自動切換えを適切に行って、フ
ァクシミリ装置1の利用性を向上させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ファクシミリ装置
に関し、詳細には、外付け接続あるいは内蔵接続された
電話機を備え、CNG信号の検出の有無によりファクシ
ミリ通信と電話機による通話を自動切換動作する際の誤
動作を防止するファクシミリ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】近時、ファクシミリ装置は、小型化、低
コスト化、電話機能内蔵化が進み、1本の電話回線に接
続してファクシミリ装置としても電話器としても使用で
きるようになってきていることから、一般家庭や中小企
業等でも使用されるようになってきている。このような
一般家庭や中小企業等においては、ファクシミリ装置の
ために新たな電話回線を引かず、電話器を外付けで接続
したり、電話器を内蔵した電話機能付きファクシミリ装
置が普及している。
【0003】このような電話機を内蔵あるいは外付けし
たファクシミリ装置では、送信側から送られてくるCN
G(Calling Tone)信号を検出した場合に、電話回線を
ファクシミリ装置側に自動的に接続する回線自動切換機
能を内蔵している(特開平6−164758号公報等参
照)。
【0004】また、CNG信号の監視を行っている際に
送信相手側に擬似的に呼出信号を送出するファクシミリ
装置も提案されている(特許第2656030号公報参
照)。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来のファクシミリ装置にあっては、ファクシミリ
装置の利用性を向上させつつ、通話とファクシミリ通信
とを適切に判別して、回線の切り換えを行う上で、改良
の必要があった。
【0006】すなわち、ファクシミリ装置には、ファク
シミリ交信をする場合に、回線上に信号成分が存在する
と、CNG信号の送出を停止してしまうファクシミリ装
置もあり、このようなファクシミリ装置においては、受
信側が擬似呼出信号を送出すると、CNG信号が正常な
間隔(500msec ON 3000msec OF
F)で送出されず、受信側が、CNG信号であると認識
できなくなってしまうという問題があった。
【0007】また、CNG信号成分である1100Hz
の信号成分は、人の声にも含まれており、相手側が人の
場合に、その声をCNG信号として誤検出してしまうこ
とがある。このような場合に、擬似呼出信号の送出を停
止すると、擬似呼出信号が途中で聞こえなくなったまま
になり、電話をかけた人が不信に思い、利用性が悪いと
いう問題がある。
【0008】そこで、請求項1記載の発明は、着信時に
回線を介して相手先から送られてくるCNG信号を監視
して、ファクシミリ通信と電話機を使用した音声通話と
を自動切換するに際して、着信時のCNG信号の監視期
間に送信側に対して擬似呼出信号を送出するとともに、
CNG信号成分を検出すると、当該擬似呼出信号の送出
を停止することにより、回線上に信号成分がある場合に
CNG信号を停止してしまうファクシミリ装置に対して
も擬似呼出信号の送出を停止することで、相手先に対し
て正常な間隔のCNG信号を送出させ、ファクシミリ通
信と音声通話の自動切換えを適切に行って、利用性の良
好なファクシミリ装置を提供することを目的としてい
る。
【0009】請求項2記載の発明は、CNG信号成分を
検出して、疑似呼出信号の送出を停止した後、所定の停
止期間内にCNG信号を検出しないときには、疑似呼出
信号の送出を再開することにより、相手先が人であって
CNG信号を誤検出した場合にも、相手の人に不信感を
持たせることを防止し、ファクシミリ通信と音声通話の
自動切換えを適切に行って、より一層利用性の良好なフ
ァクシミリ装置を提供することを目的としている。
【0010】請求項3記載の発明は、疑似呼出信号の停
止期間を設定する停止期間設定手段で設定された停止期
間の間だけ疑似呼出信号の送出を停止することにより、
相手先が人であって、CNG信号を誤検出してしまった
場合に、相手の人に不信感を持たせることを防止しつ
つ、相手先がファクシミリ端末の場合に、当該相手先の
の動作に合わせた設定を行うことができ、ファクシミリ
通信と音声通話の自動切換えをより一層適切に行って、
より一層利用性の良好なファクシミリ装置を提供するこ
とを目的としている。
【0011】請求項4記載の発明は、疑似呼出信号を送
出した後のCNG信号成分の検出条件を設定する検出条
件設定手段で設定された検出条件でCNG信号成分の検
出を行うことにより、より設置状況及び通話環境に適し
た設定を行えるようにし、ファクシミリ通信と音声通話
の自動切換えをより一層適切に行って、より一層利用性
の良好なファクシミリ装置を提供することを目的として
いる。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明のフ
ァクシミリ装置は、着信時に回線を介して相手先から送
られてくるCNG信号を監視して、ファクシミリ通信と
電話機を使用した音声通話とを自動切換するファクシミ
リ装置において、前記着信時の前記CNG信号の監視期
間に送信側に対して擬似呼出信号を送出するとともに、
前記CNG信号成分を検出すると、当該擬似呼出信号の
送出を停止することにより、上記目的を達成している。
【0013】上記構成によれば、着信時に回線を介して
相手先から送られてくるCNG信号を監視して、ファク
シミリ通信と電話機を使用した音声通話とを自動切換す
るに際して、着信時のCNG信号の監視期間に送信側に
対して擬似呼出信号を送出するとともに、CNG信号成
分を検出すると、当該擬似呼出信号の送出を停止するの
で、回線上に信号成分がある場合にCNG信号を停止し
てしまうファクシミリ装置に対しても擬似呼出信号の送
出を停止することで、相手先に対して正常な間隔のCN
G信号を送出させることができ、ファクシミリ通信と音
声通話の自動切換えを適切に行って、ファクシミリ装置
の利用性を向上させることができる。
【0014】この場合、例えば、請求項2に記載するよ
うに、ファクシミリ装置は、CNG信号成分を検出し
て、疑似呼出信号の送出を停止した後、所定の停止期間
内にCNG信号を検出しないときには、疑似呼出信号の
送出を再開するものであってもよい。
【0015】上記構成によれば、CNG信号成分を検出
して、疑似呼出信号の送出を停止した後、所定の停止期
間内にCNG信号を検出しないときには、疑似呼出信号
の送出を再開するので、相手先が人であってCNG信号
を誤検出した場合にも、相手の人に不信感を持たせるこ
とを防止することができ、ファクシミリ通信と音声通話
の自動切換えを適切に行って、ファクシミリ装置の利用
性をより一層向上させることができる。
【0016】また、例えば、請求項3に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記疑似呼出信号の停止
期間を設定する停止期間設定手段を備え、当該停止期間
設定手段で設定された停止期間の間だけ前記疑似呼出信
号の送出を停止するものであってもよい。
【0017】上記構成によれば、疑似呼出信号の停止期
間を設定する停止期間設定手段で設定された停止期間の
間だけ疑似呼出信号の送出を停止するので、相手先が人
であって、CNG信号を誤検出してしまった場合に、相
手の人に不信感を持たせることを防止することができる
とともに、相手先がファクシミリ端末の場合に、当該相
手先のの動作に合わせた設定を行うことができ、ファク
シミリ通信と音声通話の自動切換えをより一層適切に行
って、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させる
ことができる。
【0018】さらに、例えば、請求項4に記載するよう
に、前記ファクシミリ装置は、前記疑似呼出信号を送出
した後の前記CNG信号成分の検出条件を設定する検出
条件設定手段を備え、当該検出条件設定手段で設定され
た検出条件で前記CNG信号成分の検出を行うものであ
ってもよい。
【0019】上記構成によれば、疑似呼出信号を送出し
た後のCNG信号成分の検出条件を設定する検出条件設
定手段で設定された検出条件でCNG信号成分の検出を
行うので、より設置状況及び通話環境に適した設定を行
うことができ、ファクシミリ通信と音声通話の自動切換
えをより一層適切に行って、ファクシミリ装置の利用性
をより一層向上させることができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるか
ら、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本
発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定す
る旨の記載がない限り、これらの態様に限られるもので
はない。
【0021】図1及び図2は、本発明のファクシミリ装
置の一実施の形態を示す図であり、図1は、本発明のフ
ァクシミリ装置の一実施の形態を適用したファクシミリ
装置1のブロック構成図である。
【0022】図1において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、プロッタ3、符号化・復号化部4、システム
制御部5、網制御部6、信号検出部7、モデム8及び操
作表示部9等を備えており、上記各部は、システムバス
10に接続されているとともに、網制御部8に、外付け
の電話機20が接続されている。
【0023】スキャナ2は、例えば、CCD(Charge C
oupled Device)を利用したイメージスキャナ等が利用
されており、原稿を走査して原稿の画像を所定の解像度
で読み取る。
【0024】プロッタ3は、例えば、サーマル素子を利
用したサーマル記録装置、あるいは、電子写真式記録装
置等が利用されており、プロッタ3は、受信画像やスキ
ャナ2で読み取った画像を記録紙に記録出力するととも
に、必要に応じて各種レポートを記録紙に記録出力す
る。
【0025】符号化・復号化部4は、画情報の図示しな
い画情報メモリへの蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化
を図るためのものであり、所定の符号化方式、例えば、
MH(Modified Huffman)符号化方式、MR(Modufied
Relative element addressdesignate)符号化方式、あ
るいは、MMR(Modified MR )符号化方式等に従っ
て画情報を符号化し、また、符号化された画情報を復号
化する。
【0026】システム制御部5は、CPU(Central Pr
ocessing Unit )、ROM(Read Only Memory)及びR
AM(Random Accesss Memory)等を備えており、RO
M内にはファクシミリ装置1としての基本プログラムや
本発明の着信切換制御処理プログラム等が格納されてい
る。RAMは、ワークメモリとして使用され、各種デー
タを記憶するメモリエリアが形成されている。システム
制御部5は、そのCPUがROM内のプログラムに従っ
てファクシミリ装置1内の各部を制御し、ファクシミリ
装置1としてのシーケンスを実行するとともに、本発明
の着信切換制御処理を実行する。
【0027】網制御部6には、回線L、例えば、公衆電
話回線等が接続されているとともに、外付けの電話機2
0が接続されており、網制御部6は、回線Lからの発呼
に対して自動着呼し、また、回線Lへの自動発呼処理を
行うとともに、システム制御部5の制御下で、電話機2
0とファクシミリ装置1本体との自動切換処理、すなわ
ち、電話機20を使用した通話とファクシミリ通信との
自動切換処理を行う。また、網制御部6は、システム制
御部5の制御下で動作し、相手ファクシミリ装置との間
でファクシミリ制御信号を交換して、ファクシミリ通信
手順を実行する。
【0028】信号検出部7は、網制御部6とモデム8に
接続され、網制御部6を介して入力される回線Lからの
CNG信号等の各種信号を検出する。なお、信号検出
は、モデム8の検出機能で行う場合もある。
【0029】モデム8は、スキャナ2で読み取られた画
情報やシステム制御部5から入力される各種プロトコル
信号を回線L上に送信するために、アナログ信号に変調
し、また、相手先から回線Lを介して送られてきたアナ
ログ信号の画情報や各種プロトコル信号を復調してデジ
タル信号に変換する。
【0030】操作表示部9は、テンキー、スタートキ
ー、電話モードかファックスモードを選択するモード選
択キー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレ
イ(例えば、液晶ディスプレイ)を備え、操作キーから
は、送信操作等の各種命令が入力され、ディスプレイに
は、操作キーから入力された命令内容やファクシミリ装
置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。
特に、ファクシミリ装置1は、操作表示部9のキーを使
用して、疑似呼出信号の停止期間の設定操作や疑似呼出
信号を送出した後のCNG信号成分の検出条件を設定操
作を行うことができ、操作表示部9は、停止期間設定手
段及び検出条件設定手段としても機能する。
【0031】次に、本実施の形態の作用を説明する。本
実施の形態のファクシミリ装置1は、着信があった後、
CNG信号を検出するまでの所定の時間、擬似呼出信号
を回線Lに送出するとともに、CNG信号を検出する
と、擬似呼出信号の送出を停止するものである。
【0032】すなわち、ファクシミリ装置1は、図2に
示すように、受信待機中において、回線Lからの呼出信
号の監視を行って、着信があるかチェックし(ステップ
S101)、着信があると、回線Lを開放して、CNG
信号の監視を行して、CNG信号を検出したかチェック
する(ステップS102)。ここで、CNG信号の検出
とは、単にCNG信号の周波数成分を検出することでは
なく、信号の間隔を含んでの検出である。CNG信号と
は、1100Hzの単一周波数が500msecのオン
(ON)、3000msecのオフ(OFF)の間隔で
送られてくるものである。ファクシミリ装置1は、この
信号の周波数および送出間隔でCNG信号であることを
認識する。
【0033】ステップS102で、CNG信号を検出す
ると、ファクシミリ装置1は、例えば、ITU−Tの
T.30で勧告化されている手順に従って、通常のファ
クシミリ通信処理(ファクシミリ受信処理)を開始し
て、処理を終了する(ステップS103)。
【0034】ステップS102で、CNG信号を検出し
ないときには、ファクシミリ装置1は、擬似呼出信号の
回線Lへの送出を開始し(ステップS104)、待ち時
間タイマt2による待ち時間(監視期間)の計時をスタ
ートして(ステップS105)、ファクシミリ装置1の
電話機20(自端末の電話機20)がオンフックの状態
(置かれた状態)のままであるかチェックする(ステッ
プS106)。
【0035】ステップS106で、電話機20がオフフ
ックされると(持ち上げられると)、ファクシミリ装置
1は、通話であると判断し、回線Lと電話機20を接続
して、電話機20による通話を可能とする等の通話処理
を行って処理を終了する(ステップS107)。
【0036】なお、ファクシミリ装置1が、留守番電話
機能を有している場合には、オフフック状態となって
も、CNG信号の監視を継続する。
【0037】ステップS106で、電話機が持ち上げら
れない(オフフックされない)と、ファクシミリ装置1
は、CNG信号成分の監視を行う(ステップS10
8)。なお、ここでのCNG信号成分の監視は、上記C
NG信号の監視とは異なり、1100Hz信号成分をあ
る一定時間検出することにより行い、オフ(OFF)時
間の監視は行わないものとする。
【0038】ステップS108で、CNG信号成分を検
出すると、ファクシミリ装置1は、疑似呼出信号の送出
を停止し(ステップS109)、疑似呼出信号を停止し
ている停止時間をカウントするt1タイマをスタートさ
せ(ステップS110)、CNG信号の監視を行って、
タイマt1がカウントアップして一定時間t1の間にC
NG信号が未検出かどうかチェックする(ステップS1
11)。ここでのCNG信号の監視は、単にCNG信号
の周波数成分を検出することではなく、信号の間隔を含
むものである。
【0039】ステップS111で、CNG信号を検出す
ると、ファクシミリ装置1は、ファクシミリ通信処理を
開始する(ステップS103)。
【0040】ステップS111で、CNG信号を検出し
ないまま、ステップS112で、一定時間t1経過する
と、ファクシミリ装置1は、疑似呼出信号の送出を再開
させ(ステップS113)、待ち時間タイマt2がカウ
ントアップして一定時間t2経過したかチェックし(ス
テップS114)、一定の待ち時間(監視期間)t2が
経過していないときには、ステップS106に戻って上
記同様の処理を行う(ステップS106〜S114)。
【0041】ステップS108で、CNG信号を検出し
ないときには、ファクシミリ装置1は、ステップS11
4に移行して、待ち時間タイマt2がカウントアップし
て一定時間t2経過したかチェックし(ステップS11
4)、一定の待ち時間t2を経過していないときには、
ステップS106に戻って上記同様の処理を行う(ステ
ップS106〜S114)。
【0042】ステップS111で、CNG信号を検出す
ると、ファクシミリ装置1は、上記同様に、ファクシミ
リ通信を開始する(ステップS103)。
【0043】ステップS114で、CNG信号の監視と
電話機20の監視を行って、CNG信号を検出すること
なく、一定の待ち時間t2が経過すると、ファクシミリ
装置1は、オペレータが不在と判断して、疑似信号の送
出を停止し(ステップS115)、ファクシミリ通信処
理を行う(ステップS103)。ここでファクシミリ通
信処理を行うのは、相手がCNG信号を送出しないファ
クシミリ装置の場合があるからである。
【0044】なお、ファクシミリ装置1は、上記疑似呼
出信号を停止している停止時間をカウントするt1タイ
マの設定時間(t1時間)を、オペレータが操作表示部
9等を使用して、設定することができるが、t1時間
は、CNG信号の間隔を考慮すると、3500msec
程度が妥当である。
【0045】また、ファクシミリ装置1は、呼出信号の
送出を停止するためのCNG信号成分検出条件について
も、オペレータが操作表示部9等を使用して設定可能で
ある。信号成分検出条件とは、周波数および信号検出時
間であり、例えば、周波数では、1090hzから11
10hzの範囲で検出するなどを設定することができ、
信号検出時間では、100msec、200msec等
の設定を行うことができる。
【0046】このように、本実施の形態のファクシミリ
装置1は、着信時に回線を介して相手先から送られてく
るCNG信号を監視して、ファクシミリ通信と電話機2
0を使用した音声通話とを自動切換するに際して、着信
時のCNG信号の監視期間に送信側に対して擬似呼出信
号を送出するとともに、CNG信号成分を検出すると、
当該擬似呼出信号の送出を停止している。
【0047】したがって、回線上に信号成分がある場合
にCNG信号を停止してしまうファクシミリ装置に対し
ても擬似呼出信号の送出を停止することで、相手先に対
して正常な間隔のCNG信号を送出させることができ、
ファクシミリ通信と音声通話の自動切換えを適切に行っ
て、ファクシミリ装置1の利用性を向上させることがで
きる。
【0048】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、CNG信号成分を検出して、疑似呼出信号の送出を
停止した後、所定の停止期間内にCNG信号を検出しな
いときには、疑似呼出信号の送出を再開している。
【0049】したがって、相手先が人であってCNG信
号を誤検出した場合にも、相手の人に不信感を持たせる
ことを防止することができ、ファクシミリ通信と音声通
話の自動切換えを適切に行って、ファクシミリ装置1の
利用性をより一層向上させることができる。
【0050】さらに、本実施の形態のファクシミリ装置
1は、操作表示部9のキー操作等で、疑似呼出信号の停
止期間を設定することができ、当該設定された停止期間
の間だけ疑似呼出信号の送出を停止している。
【0051】したがって、相手先が人であって、CNG
信号を誤検出してしまった場合に、相手の人に不信感を
持たせることを防止することができるとともに、相手先
がファクシミリ端末の場合に、当該相手先のの動作に合
わせた設定を行うことができ、ファクシミリ通信と音声
通話の自動切換えをより一層適切に行って、ファクシミ
リ装置1の利用性をより一層向上させることができる。
【0052】また、本実施の形態のファクシミリ装置1
は、操作表示部9のキー操作等で疑似呼出信号を送出し
た後のCNG信号成分の検出条件を設定することがで
き、当該設定された検出条件でCNG信号成分の検出を
行っている。
【0053】したがって、より設置状況及び通話環境に
適した設定を行うことができ、ファクシミリ通信と音声
通話の自動切換えをより一層適切に行って、ファクシミ
リ装置1の利用性をより一層向上させることができる。
【0054】以上、本発明者によってなされた発明を好
適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は
上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱
しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもな
い。
【0055】
【発明の効果】請求項1記載の発明のファクシミリ装置
によれば、着信時に回線を介して相手先から送られてく
るCNG信号を監視して、ファクシミリ通信と電話機を
使用した音声通話とを自動切換するに際して、着信時の
CNG信号の監視期間に送信側に対して擬似呼出信号を
送出するとともに、CNG信号成分を検出すると、当該
擬似呼出信号の送出を停止するので、回線上に信号成分
がある場合にCNG信号を停止してしまうファクシミリ
装置に対しても擬似呼出信号の送出を停止することで、
相手先に対して正常な間隔のCNG信号を送出させるこ
とができ、ファクシミリ通信と音声通話の自動切換えを
適切に行って、ファクシミリ装置の利用性を向上させる
ことができる。
【0056】請求項2記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、CNG信号成分を検出して、疑似呼出信号の送
出を停止した後、所定の停止期間内にCNG信号を検出
しないときには、疑似呼出信号の送出を再開するので、
相手先が人であってCNG信号を誤検出した場合にも、
相手の人に不信感を持たせることを防止することがで
き、ファクシミリ通信と音声通話の自動切換えを適切に
行って、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させ
ることができる。
【0057】請求項3記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、疑似呼出信号の停止期間を設定する停止期間設
定手段で設定された停止期間の間だけ疑似呼出信号の送
出を停止するので、相手先が人であって、CNG信号を
誤検出してしまった場合に、相手の人に不信感を持たせ
ることを防止することができるとともに、相手先がファ
クシミリ端末の場合に、当該相手先のの動作に合わせた
設定を行うことができ、ファクシミリ通信と音声通話の
自動切換えをより一層適切に行って、ファクシミリ装置
の利用性をより一層向上させることができる。
【0058】請求項4記載の発明のファクシミリ装置に
よれば、疑似呼出信号を送出した後のCNG信号成分の
検出条件を設定する検出条件設定手段で設定された検出
条件でCNG信号成分の検出を行うので、より設置状況
及び通話環境に適した設定を行うことができ、ファクシ
ミリ通信と音声通話の自動切換えをより一層適切に行っ
て、ファクシミリ装置の利用性をより一層向上させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のファクシミリ装置の一実施の形態を適
用したファクシミリ装置のブロック構成図。
【図2】図1のファクシミリ装置による着信切換制御処
理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 プロッタ 4 符号化・復号化部 5 システム制御部 6 網制御部 7 信号検出部 8 モデム 9 操作表示部 10 システムバス 20 電話機

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】着信時に回線を介して相手先から送られて
    くるCNG信号を監視して、ファクシミリ通信と電話機
    を使用した音声通話とを自動切換するファクシミリ装置
    において、前記着信時の前記CNG信号の監視期間に送
    信側に対して擬似呼出信号を送出するとともに、前記C
    NG信号成分を検出すると、当該擬似呼出信号の送出を
    停止することを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 【請求項2】前記ファクシミリ装置は、前記CNG信号
    成分を検出して、前記疑似呼出信号の送出を停止した
    後、所定の停止期間内に前記CNG信号を検出しないと
    きには、前記疑似呼出信号の送出を再開することを特徴
    とする請求項1記載のファクシミリ装置。
  3. 【請求項3】前記ファクシミリ装置は、前記疑似呼出信
    号の停止期間を設定する停止期間設定手段を備え、当該
    停止期間設定手段で設定された停止期間の間だけ前記疑
    似呼出信号の送出を停止することを特徴とする請求項2
    記載のファクシミリ装置。
  4. 【請求項4】前記ファクシミリ装置は、前記疑似呼出信
    号を送出した後の前記CNG信号成分の検出条件を設定
    する検出条件設定手段を備え、当該検出条件設定手段で
    設定された検出条件で前記CNG信号成分の検出を行う
    ことを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記
    載のファクシミリ装置。
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