JP2012109764A - ファクシミリ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】省エネルギー状態において着信があった場合であっても、ファクシミリの受信を確実に行うことが可能なファクシミリ装置を提供する。
【解決手段】本発明に係るファクシミリ装置が搭載されたMFP1は、PSTN94から受信された呼出信号を検出する呼出信号検出回路22と、ファクシミリの通信処理を行うFAX通信部30と、サーバとしての機能を有するネットワーク通信部15と、FAX通信部30及びネットワーク通信部15に対する通電を制御する通電制御部53とを備える。通電制御部53は、スーパースリープモードで呼出信号が検出された際に、FAX通信部30及びネットワーク通信部15に対する通電を開始し、起動が完了したFAX通信部30は、ネットワーク通信部15において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理を開始する。
【選択図】図2
【解決手段】本発明に係るファクシミリ装置が搭載されたMFP1は、PSTN94から受信された呼出信号を検出する呼出信号検出回路22と、ファクシミリの通信処理を行うFAX通信部30と、サーバとしての機能を有するネットワーク通信部15と、FAX通信部30及びネットワーク通信部15に対する通電を制御する通電制御部53とを備える。通電制御部53は、スーパースリープモードで呼出信号が検出された際に、FAX通信部30及びネットワーク通信部15に対する通電を開始し、起動が完了したFAX通信部30は、ネットワーク通信部15において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理を開始する。
【選択図】図2
Description
本発明は、ファクシミリ装置に関する。
近年、CO2排出量削減などの観点から、電子機器の省電力化が図られている。ファクシミリ装置については、例えば待機時にプリンタ部に対する通電を停止して省エネルギー状態に移行することにより、省電力化を図ったものがある(下記特許文献1参照)。この特許文献1に記載されたファクシミリ装置では、省エネルギー状態において着信があると、省エネルギー状態が解除され、ファクシミリ装置は通常状態に移行する。その後、ファクシミリ装置はFAXの受信を開始する。
ところで、ファクシミリの通信処理は、回線の確立後に発呼側のファクシミリ装置がCNG信号を着呼側のファクシミリ装置へ送信することにより開始される。着呼側のファクシミリ装置は、CNG信号に対する応答信号としてDIS信号を返信する。発呼側のファクシミリ装置は、一般的にCNG信号を送信してからT1時間(35秒)以内にDIS信号を受信しない場合、回線を切断する。
一方、上記特許文献1に記載されたファクシミリ装置では、省エネルギー状態において着信を受けた場合、通常状態に移行してからファクシミリの通信処理を開始する。ファクシミリ装置において通常状態への移行が完了するには、プリンタ部も含めてファクシミリ装置全体の起動が完了する必要がある。プリンタ部の起動が完了するには、定着器の温度が印刷可能な温度に達する必要があるので、時間が比較的長くかかる。通常状態への移行が完了するまでにかかる時間が長いと、DIS信号を返信する前にT1時間が経過し、発呼側のファクシミリ装置から回線が切断される虞がある。
また、例えば、ファクシミリ装置が、画像データを蓄積してサーバとしての機能を有する場合がある。省エネルギー状態において、サーバとして機能するユニットの通電を停止していた場合、着信時に通常状態へ移行する際には、サーバユニットの起動が完了する必要がある。このサーバユニットの起動には、ストレージに蓄積された画像データを読み込む等の初期化処理に比較的時間が長くかかるので、T1時間が経過する前にサーバユニットの起動が完了しない虞がある。以上説明したように、省エネルギー状態において着信があった場合、通常状態への移行が完了するまでにかかる時間が長いと、発呼側のファクシミリ装置から回線が切断され、ファクシミリの受信が実行できない虞がある。
そこで本発明は、上記問題点を解消するためになされたものであり、省エネルギー状態において着信があった場合であっても、ファクシミリの受信を確実に行うことが可能なファクシミリ装置を提供することを目的とする。
本発明に係るファクシミリ装置は、電話回線網から受信された呼出信号を検出する検出手段と、ファクシミリの通信処理を行うFAX通信手段と、画像データに対する処理を行う処理手段と、FAX通信手段及び処理手段に対する通電を制御する通電制御手段とを備え、通電制御手段は、FAX通信手段及び処理手段に対する通電が停止されている状態で、検出手段によって呼出信号が検出された際に、FAX通信手段に対する通電を開始し、起動が完了したFAX通信手段は、処理手段において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理を開始することを特徴とする。
本発明に係るファクシミリ装置では、FAX通信手段および処理手段に対する通電が停止された状態、すなわち省エネルギー状態において、呼出信号が検出された際、FAX通信手段に対する通電が開始される。そして、FAX通信手段の起動が完了した後、処理手段において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理が開始される。すなわち、処理手段に対する通電が開始された後、処理手段の起動完了を待たずに、処理手段の起動処理と並行してファクシミリの通信処理が開始されるので、T1時間以内にCNG信号に対する応答を確実に行うことができる。これにより、回線が切断されることを防止できる。従って、省エネルギー状態において着信があった場合であっても、ファクシミリの受信を確実に行うことができる。
本発明に係るファクシミリ装置では、通電制御手段が、FAX通信手段及び処理手段に対する通電が停止されている状態で、検出手段によって呼出信号が検出された際に、FAX通信手段に対する通電を開始し、起動が完了したFAX通信手段によってCNG信号が検出された際に、処理手段に対する通電を開始し、起動が完了したFAX通信手段は、CNG信号を検出した際に、処理手段において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理を開始することが好ましい。
この構成によれば、省エネルギー状態において呼出信号が検出された際、FAX通信手段に対する通電が開始される。そして、起動が完了したFAX通信手段によってCNG信号が検出された際に、処理手段に対する通電が開始されると共に、FAX通信手段によってファクシミリの通信処理が開始される。この構成では、CNG信号が検出されるまで処理手段には電力が供給されないので、処理手段の起動が完了するタイミングが遅れるが、処理手段において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理が開始されるので、T1時間以内にCNG信号に対する応答を行うことができる。従って、CNG信号が検出されるまで処理手段に対する通電を開始しない場合であっても、ファクシミリの受信を確実に行うことが可能となる。
本発明に係るファクシミリ装置では、通信制御手段が、FAX通信手段及び処理手段に対する通電が停止されている状態で、検出手段によって呼出信号が検出された際に、FAX通信手段及び処理手段に対する通電を開始し、起動が完了したFAX通信手段は、処理手段において行われている起動処理と並行してファクシミリの通信処理を開始することが好ましい。
この構成によれば、省エネルギー状態において呼出信号が検出された際、FAX通信手段及び処理手段に対する通電が開始される。FAX通信手段の起動が完了した後、処理手段において行われている起動処理と並行してファクシミリの通信処理が開始される。従って、T1時間以内にCNG信号に対する応答を行うことができる。従って、処理手段の起動に比較的長い時間が必要な場合であっても、ファクシミリの受信を確実に行うことができる。
本発明に係るファクシミリ装置では、処理手段が、FAX通信手段によって受信されたファクシミリデータを印刷する印刷手段であり、印刷手段が、FAX通信手段による通信処理と並行して起動処理を行った場合、該起動処理の完了後、FAX通信手段によって受信されたファクシミリデータの印刷を行うことが好ましい。
この構成によれば、FAX通信手段および印刷手段に対する通電が停止された状態、すなわち省エネルギー状態において、呼出信号が検出された際、FAX通信手段に対する通電が開始される。このFAX通信手段の起動が完了した後、印刷手段において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理が開始される。これにより、T1時間以内にCNG信号に対する応答を確実に行うことができる。そして、印刷手段の起動完了後、受信されたファクシミリデータが印刷される。これにより、ファクシミリの受信が開始された時点で印刷手段の起動が完了していない場合であっても、印刷手段の起動完了後、ファクシミリデータを確実に印刷することができる。すなわち、印刷せずにメモリにファクシミリデータを蓄積するメモリ受信を行わずに、ファクシミリデータを確実に印刷することができる。従って、省エネルギー状態において着信があって、印刷手段の起動が完了するタイミングが比較的遅い場合であっても、ファクシミリの受信及び印刷を確実に行うことができる。
本発明に係るファクシミリ装置では、処理手段が、画像データを記憶する記憶手段と、記憶手段によって記憶された画像データを、ネットワークを介して接続された外部装置へ提供する提供手段とを有することが好ましい。
この構成によれば、画像データを記憶する記憶手段を備え、記憶された画像データを自機とネットワークを介して接続された外部装置へ提供するサーバ機能を処理手段によって発揮することができる。そして、FAX通信手段および処理手段に対する通電が停止された状態、すなわち省エネルギー状態において、呼出信号が検出された際、FAX通信手段及び処理手段に対する通電が開始される。処理手段は、画像データを記憶する記憶手段を備えるために、起動処理に比較的長く時間がかかるが、処理手段において行われる起動処理と並行してファクシミリの通信処理が開始されるので、T1時間以内にCNG信号に対する応答を行うことができる。従って、省エネルギー状態において着信があって、サーバ機能を有するために処理手段の起動が比較的長く時間がかかる場合であっても、ファクシミリの受信を確実に行うことができる。
本発明に係るファクシミリ装置では、検出手段によって検出された信号の波形に基づいて、該信号が呼出信号か否かを判定する判定手段を備え、通電制御手段が、検出手段によって検出された信号が判定手段によって呼出信号であると判定された場合に、FAX通信手段に対する通電を開始することが好ましい。
この構成によれば、検出手段によって検出された信号がノイズである場合は、判定手段によって呼出信号と判定されないので、FAX通信手段に対する通電は開始されない。従って、ノイズを誤って呼出信号として検出することにより、FAX通信手段に電力が供給されることを防止できる。これにより、更なる省電力化を実現することができる。
本発明のファクシミリ装置によれば、省エネルギー状態において着信があった場合であっても、ファクシミリの受信を確実に行うことが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。まず、実施形態に係るファクシミリ装置が搭載されたMFP(Multifunction Peripheral)の構成について説明する。最初に図1を参照して、MFP1の全体構成について説明し、続いて図2を参照して、着信時に機能する構成要素についてより詳細に説明する。図1は、MFP1の構成を示すブロック図である。図2は、MFP1が備えるCPU、モデム、及びNCUの構成を説明するための図である。
MFP1は、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、FAX(ファクシミリ)機能、IFAX(インターネットFAX)機能、及びサーバ機能を備えたネットワーク複合機である。このMFP1は、利用されていないときには、省電力化のために、外部からの入力を検出する部分を除いて通電を停止し、省エネルギー状態に移行する。この省エネルギー状態で着信があった際に、MFP1は、起動処理を開始し、発呼側から送信されたCNG(CalliNG)信号が検出された際に、FAXの通信処理が開始される。
図1に示されるように、MFP1は、スキャナ部10、プリンタ部11、SDRAM12、統合チップセット13、操作パネル14、ネットワーク通信部15、CPU16、フラッシュROM17、SRAM18、モデム19、及びNCU20を備えている。
スキャナ部10は、例えばCCD等によって構成され、紙文書等を光学的に読み取って画像データを生成する。FAXの送信が行われる際には、スキャナ部10によって生成された画像データがFAXデータとして送信される。
プリンタ部11は、FAXの受信が行われた際に得られるFAXデータ等、各種の画像データを印刷する。このプリンタ部11は、特許請求の範囲に記載の印刷手段として機能する。また、このプリンタ部11は、特許請求の範囲に記載の処理手段として機能する。本実施形態に係るプリンタ部11は、電子写真方式により印刷を行うプリンタであり、感光体ドラム、帯電ローラ、光源、転写ローラ、及び熱定着器等により構成されている。熱定着器は、一対のローラで構成され、トナーが転写された用紙を挟んで、加熱することにより、用紙にトナーを定着させる。省エネルギー状態において、プリンタ部11に対する通電が停止され、熱定着器の温度が下がると、印刷を行うためには、再び印刷可能な温度まで加熱する必要がある。このため、プリンタ部11の起動処理には、時間が比較的長くかかる。
SDRAM12は、画像メモリとして機能し、FAXデータを含む各種の画像データを記憶する。統合チップセット13は、スキャナ部10、プリンタ部11、及びSDRAM12と接続されている。また、統合チップセット13は、システムバス91を介してCPU16とデータの入出力が可能に構成されている。この統合チップセット13は、SDRAM12のメモリコントローラとして機能するブロック、FAXデータを含む各種の画像データに対する画像処理を実行するブロック等を含んで構成されている。
操作パネル14は、操作ボタンとLCD(Liquid Crystal Display)とを有し、ユーザは、LCDに表示された情報を参照しながら操作ボタンを利用してMFP1に対する操作を行うことができる。
ネットワーク通信部15は、PHY回路61、ネットワーク処理を行うためのNW−サブCPU62及びNW−CPU63を有している。これにより、ネットワーク通信部15は、LAN(Local Area Network)92を介して接続された外部装置との間でデータの送受信を行うためのネットワークインターフェースとして機能する。また、ネットワーク通信部15には、画像データを記憶するストレージ64を有している。このストレージ64には、例えば、スキャナ部10により生成された画像データ、受信されたFAXデータ等が記憶される。また、ストレージ64として、例えば、HDD(ハードディスクドライブ)、CF(コンパクトフラッシュ(登録商標))等を用いることができる。
ネットワーク通信部15は、パーソナルコンピュータ等の外部装置から画像データを要求するメッセージ等が送信されると、ストレージ64からRAM等にロードされた画像データを読み込んで、要求された画像データを含む応答メッセージを返信する。これにより、MFP1内に記憶された画像データをパーソナルコンピュータ等の外部の装置へ提供することができる。すなわち、ネットワーク通信部15によって画像データのサーバとしての機能が発揮される。なお、PHY回路61、NW−サブCPU62、及びNW−CPU63によって、特許請求の範囲に記載の提供手段としての機能が発揮され、ストレージ64が、特許請求の範囲に記載の記憶手段として機能する。
また、ネットワーク通信部15は、ローカルバス93を介して統合チップセット13とデータの入出力が可能に構成されている。このネットワーク通信部15は、統合チップセット13から出力されたIFAX用の画像データを電子メールに添付し、LAN92を介して送信する。また、ネットワーク通信部14は、LAN92から送信された電子メールを受信し、受信した電子メールに添付された画像データを統合チップセット13へ出力する。このネットワーク通信部15の機能により、IFAX機能が発揮される。
CPU16、フラッシュROM17、SRAM18、及びモデム19は、システムバス91を介してデータの入出力が可能に構成されている。CPU16は、DRAM等にロードされたプログラムを読み込んで、MFP1が有する各構成要素を統合的に制御する。CPU16が実行するプログラムは、フラッシュROM17に記憶されている。また、CPU16が処理を行うために必要な各種の設定データ、及びエラー情報等は、SRAM18に記憶されている。
モデム19は、FAXの送信時には、入力したFAXデータを用いて変調し、NCU20へ出力する。FAXの受信時には、モデム19は、NCU20から出力されたFAX信号の復調を行い、FAXデータを取得する。得られたFAXデータは、プリンタ部11によって印刷される。NCU(Network Control Unit)20は、モデム19とPSTN(公衆電話回線網;Public Switched Telephone Network)94との接続を制御する。また、NCU20は、付属電話機3とPSTN94との接続を制御する。
引き続いて図2を参照して、CPU16、モデム19、及びNCU20の構成についてより詳細に説明する。モデム19は、CNG検出部41を有している。CNG検出部41は、PSTN94を介して送信されるCNG信号の検出を行う。このCNG信号は、FAXの通信処理の手順において、発呼側から着呼側へ最初に送信される信号である。CNG信号を受信した着呼側の装置は、発呼側の装置がFAXデータを送信するために接続を要求したことを認識できる。CNG検出部41は、CNG信号を検出した時に、その旨をCPU16へ通知する。
NCU20は、AFE(Analog Front End)21、呼出信号検出回路22、擬似信号発生回路23、フック検出部24、及び、接続回路25を備えている。
AFE21は、FAXの受信時には、PSTN94から変圧器を介して入力されたFAX信号を、内蔵するA/D変換器によってアナログ信号からデジタル信号に変換してモデム19へ出力する。出力されたFAX信号は、モデム19によって復調される。また、FAXの送信時には、AFE21は、モデム19によって変調されたFAX信号をA/D変換器によってデジタル信号からアナログ信号に変換してPSTN94へ出力する。すなわち、モデム19及びAFE21を含むFAX通信部30によって、FAXの通信処理が行われる。このFAX通信部30は、特許請求の範囲に記載のFAX通信手段として機能する。
呼出信号検出回路22は、PSTN94から送信される呼出信号を検出するための回路である。この呼出信号検出回路22は、特許請求の範囲に記載の検出手段として機能する。呼出信号検出回路22は、信号を検出した時、CPU16へ割り込み信号を出力する。
擬似信号発生回路23は、電話回線の確立後、疑似的な呼出信号を付属電話機3へ出力する。これにより、電話回線が確立した後は、PSTN94から送信される呼出信号が途絶えるが、擬似呼出信号によって付属電話機3の呼出音を鳴らすことができる。
フック検出部24は、付属電話機3のオンフック及びオフフックを検出する。付属電話機3の受話器が取られた時、付属電話機3のフックスイッチ31がオンとなり、フック検出部24は、受話器のオフフックを検出する。この時、フック検出部24からCPU16へ出力されるフックスイッチ出力信号が立ち上がる。その後、受話器が付属電話機3に戻された時、付属電話機のフックスイッチ31がオフとなり、フック検出部24は、受話器のオンフックを検出する。この時、フックスイッチ出力信号が立ち下がる。
接続回路25は、第1のスイッチ26と第2のスイッチ27とを有している。第1のスイッチ26は、CPU16による制御に基づいて、PSTN94に対する接続をFAX通信部30が接続された回路と呼出信号検出回路22が接続された回路28との間で切り替える。第2のスイッチ27は、CPU16による制御に基づいて、付属電話機3に対する接続を擬似信号発生回路23と回路28との間で切り替える。接続回路25は、第1のスイッチ26及び第2のスイッチ27を用いて、PSTN94に対する接続をFAX通信部30と付属電話機3との間で切り替えることができる。
初期状態では、図2に示されるように、第1のスイッチ26及び第2のスイッチ27が回路28に接続されている。すなわち、初期状態では、PSTN94と付属電話機3とが回路28を介して接続されている。このため、着信時には、PSTN94から送信された呼出信号が、付属電話機3へ出力され、付属電話機3の呼出ベルが鳴動する。また、回路28に設けられた呼出信号検出回路22によって呼出信号が検出される。
その後の接続回路25による切替動作は、設定された着信モードに応じて行われる。本実施形態のMFP1では、FAXモード又は電話/FAXモードに着信モードが設定される。まず、図2及び図3を参照して、FAXモードについて説明すると共に、FAXモードにおける接続回路25の切替動作について説明する。図3は、FAXモードについて説明するための図である。FAXモードは、FAX専用で自動受信するモードである。MFP1は、FAXモードに設定されている場合、電話回線の確立後にFAXの受信動作へ移行する。
MFP1は、FAXモードにおいて着信があった場合、付属電話機3の呼出ベルが設定された回数だけ鳴動して、電話回線が確立した後、PSTN94とFAX通信部30とが接続されるように第1のスイッチ26を切り替えて、CNG信号を検出可能な状態に移行する。これにより、図3に示すように、相手がFAXの場合、付属電話機3の呼出ベルが設定された回数だけ鳴動した(ステップS1)後、CNG信号が検出され、FAX通信部30によるFAXの通信処理が開始される。そして、FAXの受信が自動的に開始される(ステップS2)。一方、相手が電話の場合、付属電話機3の呼出ベルが鳴動中に受話器が取られると、そのまま通話が可能な状態となる(ステップS3)。
次に、図2及び図4を参照して、電話/FAXモードについて説明すると共に、電話/FAXモードにおける接続回路25の切替動作について説明する。図4は、電話/FAXモードについて説明するための図である。電話/FAXモードは、電話を優先してFAXの自動受信も行うモードである。MFP1は、電話/FAXモードに設定されている場合、電話回線の確立後に通話とFAXの受信とを切り替えることができる。
MFP1は、電話/FAXモードにおいて着信があった場合、付属電話機3の呼出ベルが設定された回数だけ鳴動して電話回線が確立した後、第1のスイッチ26と第2のスイッチ27との双方を切り替える。すなわち、MFP1は、PSTN94とFAX通信部30とが接続されるように第1のスイッチ26を切り替えて、モデム19のCNG検出部41によってCNG信号が検出可能な状態となる。また、付属電話機3と擬似信号発生回路23とが接続されるように第2のスイッチ27を切り替えるので、擬似信号発生回路23から出力される擬似呼出信号により、電話回線が確立した後も付属電話機3の呼出ベルを鳴動させることができる。
そして、CNG信号が検出された場合、すなわち、相手がFAXである場合は、そのままFAXの通信処理を開始する。これにより、図4に示すように、相手がFAXの場合、付属電話機3の呼出ベルが設定された回数だけ鳴動した(ステップS11)後、CNG信号が検出され、FAX通信部30によるFAXの通信処理が開始される。そして、FAXの受信が自動的に開始される(ステップS12)。
一方、相手が電話の場合、受信状態となった後、擬似呼出信号によって呼出ベルが鳴動し(ステップS13)、呼出ベルが鳴動中に受話器が上がると、オフフックがフック検出部24によって検出される。そして、PSTN94と回路28が接続されるように第1のスイッチ26が切り替わり、回路28と付属電話機3が接続されるように第2のスイッチ27が切り替わる。すなわち、接続回路25は、擬似呼出信号が付属電話機3へ出力されている間に、オフフックが検出された場合、PSTN94に対する接続を付属電話機3に切り替える。これにより、通話が可能な状態となる(ステップS14)。
従って、電話/FAXモードでは、電話回線が確立した後、モデム19によるCNG信号の検出が可能な状態となる一方で、付属電話機3の呼出音を鳴動させることができる。これにより、電話回線が確立した時点では、通話とFAXとのいずれが行われるか不明であるが、相手に合わせて通話とFAXとを切り替えることができる。
図2に戻って、CPU16は、着信モード設定部51、判定部52、通電制御部53、及びFAX制御部54を備える。着信モード設定部51は、着信モードを上述したFAXモード又は電話/FAXモードに設定する。この着信モードの設定は、例えば、ユーザの操作に応じて行われる。
判定部52は、呼出信号検出回路22によって検出された信号の波形に基づいて、検出された信号が呼出信号か否かを判定する。すなわち、判定部52は、呼出信号検出回路22によって検出された信号が、ノイズではなく、正しい呼出信号か否かを判定する。この判定部52は、特許請求の範囲に記載の判定手段として機能する。判定部52は、例えば、呼出信号検出回路22によって検出された信号が、400Hzの信号を16Hz程度の信号で変調した信号であり、断続数が20[IPM]程度である場合に、呼出信号であると判定する。
通電制御部53は、MFP1の利用状況等に基づいて決定された電力モードに応じて、電源部60を制御することにより、MFP1の構成要素に対する通電を制御する。この通電制御部53は、特許請求の範囲に記載の通電制御手段として機能する。図5を参照して、電力モードについて説明する。図5は、MFP1が遷移する電力モードについて説明するための図である。MFP1は、電源がオンのときには、図5に示される3つの電力モードのいずれかに設定される。3つの電力モードは、レディモード、ディープスリープモード、及びスーパースリープモードである。なお、3つの電力モードのうちディープスリープモード、及びスーパースリープモードが、省エネルギー状態に相当する。
レディモードは、プリント機能、スキャン機能、コピー機能、FAX機能、IFAX機能、及びサーバ機能を含むいずれの機能も発揮可能な状態であり、MFP1が備える全ての構成要素に電源部60から電力が供給されている。MFP1は、電源がオンになると、レディモードに移行する。そして、MFP1は、レディモードにおいて、FAXの受信、プリントジョブの要求等が一定時間なかった場合に、ディープスリープモードに移行する。
ディープスリープモードは、スキャナ部10及びプリンタ部11に対する通電が停止され、それ以外の構成要素には電力が供給されている状態である。ディープスリープモードでは、ネットワーク通信部15に対して電力が供給されているので、MFP1は、外部装置からの要求に応じて画像データを提供する等、サーバとしての機能を発揮することができる。MFP1は、ディープスリープモードにおいて、FAXの受信、プリントジョブの要求等があった場合は、レディモードへ復帰する。また、MFP1は、ディープスリープモードにおいて、ジョブの要求及びネットワークからの応答要求等が一定時間なかった場合に、スーパースリープモードに移行する。
スーパースリープモードに移行する際には、ディープスリープモードから更に、SDRAM12、統合チップセット13、フラッシュROM17に対する通電が停止される。MFP1は、スーパースリープモードにおいて、ユーザによってレディモードに復帰するための操作が行われた場合にレディモードへ復帰する。
また、スーパースリープモードでは、ネットワーク通信部15に対する通電は停止される。但し、パケットの検出を行うために、ネットワーク通信部15のPHY回路61及びNW−サブCPU62に対してのみ電力が供給される。スーパースリープモードでは、ネットワーク通信部15の構成要素のうちPHY回路61及びNW−サブCPU62以外のストレージ64及びNW−CPU63等には電力が供給されていない。このため、スーパースリープモードでは、ネットワーク通信部15は、サーバとしての機能を発揮することができない。すなわち、スーパースリープモードでは、サーバとして機能するネットワーク通信部15としては、通電が停止された状態となる。なお、スーパースリープモードにおいて、PHY回路61及びNW−サブCPU62によって処理できないパケットが検出された場合に、割り込み信号がNW−サブCPU62からメインのCPU16へ出力され、MFP1は、ディープスリープモードへ復帰する。
また、スーパースリープモードでは、モデム19、NCU20が有するAFE21及び擬似呼出信号発生回路23に対する通電が停止される。すなわち、スーパースリープモードは、AFE21及びモデム19によって構成されるFAX通信部30に対する通電が停止される。但し、NCU20では、スーパースリープモードにおいて、呼出信号の検出を行うために、呼出信号検出回路22にのみ電力が供給されている。
MFP1は、着信モードがFAXモードに設定されている場合、スーパースリープモードにおいて入力された信号が呼出信号検出回路22によって検出され、その入力信号が呼出信号であると判定された際に、レディモードに復帰する。すなわち、通電制御部53は、ネットワーク通信部15全体、FAX通信部30、及びプリンタ部11に対する通電が停止されている状態で、呼出信号が検出された際に、ネットワーク通信部15全体、FAX通信部30、及びプリンタ部11に対する通電を開始する。
また、MFP1は、着信モードが電話/FAXモードに設定されている場合、スーパースリープモードにおいて入力された信号が呼出信号検出回路22によって検出され、その入力信号が呼出信号であると判定された際に、ディープスリープモードに移行する。そして、起動が完了したFAX通信部30のCNG検出部41によって、CNG信号が検出された際に、レディモードに復帰する。すなわち、通電制御部53は、電話/FAXモードに設定され、且つ、ネットワーク通信部15、FAX通信部30、プリンタ部11に対する通電が停止されている状態で呼出信号が検出された際に、ネットワーク通信部15全体及びFAX通信部30に対する通電を開始する。そして、起動が完了したFAX通信部30のCNG検出部41によってCNG信号が検出された際に、通電制御部53は、プリンタ部11に対する通電を開始する。
一般的に、プリンタ部11は、熱定着器が印刷可能な温度に達するまでに比較的長い時間を要するため、起動の完了がFAX通信部30より遅くなる。また、ネットワーク通信部15は、ストレージ64に多くの画像データが蓄積されている場合、一般的に初期化処理に比較的長い時間を要するため、起動の完了がFAX通信部30より遅くなる。
そこで、FAX制御部54は、起動が完了したFAX通信部30によってCNG信号が検出された際に、プリンタ部11及びネットワーク通信部15において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理を開始させる。すなわち、起動が完了したFAX通信部30は、CNG信号を検出した際に、プリンタ部11及びネットワーク通信部15を含むMFP1の各構成要素において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理を開始する。
具体的には、FAX制御部54の制御に応じて、FAX通信部30は、CNG信号に対する応答信号としてDIS信号(デジタル識別信号)を発呼側の装置に送信し、FAXの通信処理を開始する。FAX通信部30は、ITU−T T.30に規定されたG3ファクシミリの伝送手順に従って、DIS信号の送信に続く通信処理について行い、FAXデータを受信する。受信されたFAXデータは、プリンタ部11によって印刷される。
ところで、従来から、FAXのメモリ受信という機能を有するファクシミリ装置がある。このメモリ受信という機能は、FAXデータの受信時に、印刷ができない場合、又は用紙を節約するために印刷を行わない場合等に、印刷処理を行わずに、メモリにFAXデータを保存する機能である。このメモリ受信機能を有しているファクシミリ装置には、ファクシミリの通信処理の開始時、又は1頁目のFAXデータを受信した時に、プリンタが印刷を開始できる状態でない場合に、メモリ受信を行うものがある。
これに対して、本実施形態に係るプリンタ部11は、通信処理と並行して起動処理を行った場合、該起動処理の完了後、受信されたFAXデータの印刷を行う。すなわち、ファクシミリの通信処理の開始時、又は1頁目のFAXデータを受信した時に、プリンタ部11が印刷を開始できる状態でない場合であっても、メモリ受信を行わずに、起動処理の完了後、受信されたFAXデータの印刷を行う。
引き続いて、図6を参照して、MFP1の動作について説明すると共に、FAXモードに設定された状態でスーパースリープモード時に呼出信号が検出された場合の処理について説明する。図6は、FAXモードに設定された状態でスーパースリープモード時に呼出信号が検出された場合の処理を示すフロー図である。本処理は、呼出信号検出回路22が入力された信号を検出し、割込信号が呼出信号検出回路22からCPU16へ出力された時に開始される。
ステップS101では、スーパースリープモードからの復帰か否かが、CPU16において判断される。電源がオフの状態からの復帰である場合は、本処理は終了する。一方、スーパースリープモードからの復帰である場合、ステップS102へ処理が移行する。ステップS102では、呼出信号検出回路22によって検出された信号の波形に基づいて、検出された信号が呼出信号か否かが判定される。検出された信号がノイズ等であり、呼出信号でないと判定された場合は、本処理は終了する。一方、検出された信号が呼出信号であると判定された場合、ステップS103へ処理が移行する。
ステップS103では、スーパースリープモードからレディモードへの復帰処理が開始される。すなわち、FAX通信部30、ネットワーク通信部15、プリンタ部11を含むMFP1を構成する全ての構成要素に対して通電が開始される。そして、ステップS104〜ステップS106では、FAX通信部30、ネットワーク通信部15、プリンタ部11を含む各構成要素において、それぞれ並行して起動処理が開始される。
そして、ステップS107で、FAX通信部30の起動処理が完了した後、ステップS108で、CNG信号が、FAX通信部30によって検出されたか否かが判断される。CNG信号が検出されなかった場合は、本処理は終了する。CNG信号が検出された場合は、処理がステップS109へ移行する。ステップS109では、FAXの通信処理が、ネットワーク通信部15及びプリンタ部11の起動処理と並行して開始される。
ステップS110で、FAXデータの受信が全て完了し、FAXの通信処理が完了した後、プリンタ部11の起動完了(ステップS111)を待って、ステップS112では、FAXデータが用紙にプリントされる。一方、ステップS113で、ネットワーク通信部15の起動が完了し、MFP1がレディモードへ完全に復帰した後、本処理が終了する。以上説明したように、FAXモードに設定されている場合、呼出信号が検出されると、スーパースリープモードからレディモードへの復帰処理と並行して、FAXの通信処理が行われる。
次に、図7を参照して、MFP1の動作について説明すると共に、電話/FAXモードに設定された状態でスーパースリープモード時に呼出信号が検出された場合の処理について説明する。図7は、電話/FAXモードに設定された状態でスーパースリープモード時に呼出信号が検出された場合の処理を示すフロー図である。本処理は、呼出信号検出回路22が入力された信号を検出し、割込信号が呼出信号検出回路22からCPU16へ出力された時に開始される。
ステップS121では、スーパースリープモードからの復帰か否かが、CPU16において判断される。電源がオフの状態からの復帰である場合は、本処理は終了する。一方、スーパースリープモードからの復帰である場合、ステップS122へ処理が移行する。ステップS122では、呼出信号検出回路22によって検出された信号が呼出信号か否かが判定される。検出された信号がノイズ等であり、呼出信号でないと判定された場合、本処理は終了する。一方、検出された信号が呼出信号であると判定された場合、ステップS123へ処理が移行する。
ステップS123では、スーパースリープモードからディープスリープモードへの移行処理が開始される。すなわち、ネットワーク通信部15、FAX通信部30に対して通電が開始される。そして、ステップS124及びステップS125では、FAX通信部30及びネットワーク通信部15において、それぞれ並行して起動処理が開始される。
そして、ステップS126で、FAX通信部30の起動処理が完了した後、ステップS127で、CNG信号が、FAX通信部30によって検出されたか否かが判断される。CNG信号が検出されなかった場合は、本処理は終了する。CNG信号が検出された場合は、処理がステップS128及びステップS130へ移行する。
ステップS128では、ディープスリープモードからレディモードへの移行処理が開始される。すなわち、スキャナ部10及びプリンタ部11に対する通電が開始される。そして、ステップ129では、スキャナ部10及びプリンタ部11の起動処理がそれぞれ開始される。一方、ステップS130では、FAXの通信処理が、スキャナ部10及びプリンタ部11の起動処理と並行して開始される。
ステップS131で、FAXデータの受信が全て完了し、FAXの通信処理が完了した後、プリンタ部11の起動完了(ステップS132)を待って、ステップS133において、FAXデータが用紙にプリントされる。一方、ステップS134で、ネットワーク通信部15の起動が完了し、MFP1がレディモードへ完全に復帰した後、本処理が終了する。以上説明したように、電話/FAXモードに設定されている場合、呼出信号が検出されると、ディープスリープモードからレディモードへの移行処理と並行して、FAXの通信処理が行われる。
以上説明した本実施形態に係るMFP1によれば、FAXモードに設定され、スーパースリープモード時に呼出信号が検出された際、ネットワーク通信部15、FAX通信部30、及びプリンタ部11に対する通電が開始される。FAX通信部30の起動が完了し、CNG信号が検出されると、ネットワーク通信部15及びプリンタ部11において行われている起動処理と並行してFAXの通信処理が開始される。これにより、T1時間以内にCNG信号に対する応答を確実に行うことができる。従って、省エネルギー状態において着信があった場合であっても、ファクシミリの受信を確実に行うことができる。
また、MFP1では、電話/FAXモードに設定され、スーパースリープモード時に呼出信号が検出された際、FAX通信部30及びネットワーク通信部15に対する通電が開始される。そして、CNG信号が検出された際に、プリンタ部11に対する通電が開始されると共に、FAX通信部30によってFAXの通信処理が開始される。すなわち、プリンタ部11及びネットワーク通信部15において行われている起動処理と並行して、FAXの通信処理が開始されるので、T1時間以内にCNG信号に対する応答を行うことができる。従って、省エネルギー状態において着信があった場合であっても、確実にファクシミリの受信を行うことができる。
そして、FAXの通信処理が終了し、プリンタ部11の起動が完了した後、受信されたFAXデータが印刷される。これにより、FAXの受信が開始された時点でプリンタ部11の起動が完了していない場合であっても、メモリ受信を行わずに、確実に印刷を行うことができる。
更に、MFP1では、呼出信号検出回路22によって検出された信号の波形に基づいて、検出された信号が呼出信号か否かを判定するので、呼出信号検出回路22によって検出された信号がノイズであった場合には、FAX通信部30に対する通電は開始されない。すなわち、ノイズを誤って呼出信号として検出することにより、ディープスリープモード又はレディモードに移行することを防止することができる。これにより、更なる省電力化を実現することができる。
以上、本発明の実施の形態について説明したが、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく種々の変形が可能である。例えば、上記実施形態では、FAXの通信処理が完了してからFAXデータを印刷することとしたが、これに限られない。FAXの通信処理中にプリンタ部11の起動が完了した場合に、FAXの通信処理が終了する前にFAXデータの印刷を開始してもよい。
また、上記実施形態では、画像データに対する処理を行う処理手段として、画像データの印刷を行うプリンタ部11、及び画像データを蓄積するサーバとして機能するネットワーク通信部15を備える場合について記載したが、処理手段はこれに限られない。また、上記実施形態では、本発明のファクシミリ装置をMFPに搭載した場合について説明したが、FAX通信部30及びプリンタ部11を備える単機能のファクシミリ専用機に適用できることは言うまでもない。
1 MFP
11 プリンタ部
15 ネットワーク通信部
16 CPU
19 モデム
22 呼出信号検出回路
30 FAX通信部
52 判定部
53 通電制御部
61 PHY回路
62 NW−サブCPU
63 NW−CPU
64 ストレージ
94 PSTN
11 プリンタ部
15 ネットワーク通信部
16 CPU
19 モデム
22 呼出信号検出回路
30 FAX通信部
52 判定部
53 通電制御部
61 PHY回路
62 NW−サブCPU
63 NW−CPU
64 ストレージ
94 PSTN
Claims (6)
- 電話回線網から受信された呼出信号を検出する検出手段と、
ファクシミリの通信処理を行うFAX通信手段と、
画像データに対する処理を行う処理手段と、
前記FAX通信手段及び前記処理手段に対する通電を制御する通電制御手段と、
を備え、
前記通電制御手段は、前記FAX通信手段及び前記処理手段に対する通電が停止されている状態で、前記検出手段によって呼出信号が検出された際に、前記FAX通信手段に対する通電を開始し、
起動が完了した前記FAX通信手段は、前記処理手段において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理を開始することを特徴とするファクシミリ装置。 - 前記通電制御手段は、前記FAX通信手段及び前記処理手段に対する通電が停止されている状態で、前記検出手段によって呼出信号が検出された際に、前記FAX通信手段に対する通電を開始し、起動が完了したFAX通信手段によってCNG信号が検出された際に、前記処理手段に対する通電を開始し、
起動が完了した前記FAX通信手段は、前記CNG信号を検出した際に、前記処理手段において行われている起動処理と並行して、ファクシミリの通信処理を開始することを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。 - 前記通信制御手段は、前記FAX通信手段及び前記処理手段に対する通電が停止されている状態で、前記検出手段によって呼出信号が検出された際に、前記FAX通信手段及び前記処理手段に対する通電を開始し、
起動が完了した前記FAX通信手段は、前記処理手段において行われている起動処理と並行してファクシミリの通信処理を開始することを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。 - 前記処理手段は、前記FAX通信手段によって受信されたファクシミリデータを印刷する印刷手段であり、
前記印刷手段は、前記FAX通信手段による通信処理と並行して起動処理を行った場合、該起動処理の完了後、前記FAX通信手段によって受信されたファクシミリデータの印刷を行うことを特徴とする請求項2又は3に記載のファクシミリ装置。 - 前記処理手段は、
画像データを記憶する記憶手段と、
前記記憶手段によって記憶された画像データを、ネットワークを介して接続された外部装置へ提供する提供手段と、
を有することを特徴とする請求項3に記載のファクシミリ装置。 - 前記検出手段によって検出された信号の波形に基づいて、該信号が呼出信号か否かを判定する判定手段を備え、
前記通電制御手段は、前記検出手段によって検出された信号が前記判定手段によって呼出信号であると判定された場合に、前記FAX通信手段に対する通電を開始することを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載のファクシミリ装置。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010256566A JP2012109764A (ja) | 2010-11-17 | 2010-11-17 | ファクシミリ装置 |
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Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2010256566A JP2012109764A (ja) | 2010-11-17 | 2010-11-17 | ファクシミリ装置 |
Publications (1)
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Family
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Family Applications (1)
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JP2010256566A Pending JP2012109764A (ja) | 2010-11-08 | 2010-11-17 | ファクシミリ装置 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP2012109764A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2017013367A (ja) * | 2015-07-01 | 2017-01-19 | コニカミノルタ株式会社 | 画像形成装置及びネットワークシステム並びに電源制御プログラム |
JP2017046245A (ja) * | 2015-08-27 | 2017-03-02 | ブラザー工業株式会社 | 画像処理装置 |
-
2010
- 2010-11-17 JP JP2010256566A patent/JP2012109764A/ja active Pending
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