JP6109287B2 - ファクシミリ装置 - Google Patents

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Description

本発明は、省エネモードを備えたファクシミリ装置に関する。
従来、着信がある場合、公衆回線網から呼出信号が電話回線を介してファクシミリ装置に送出される。電話回線には、電話機が接続されており、呼出信号の鳴動パターンに応じて電話機が鳴動して着信を知らせる。自動受信機能を備えたファクシミリ装置では、着信を検出すると、着信を制御する制御部が、鳴動回数をカウントして、鳴動回数が予め設定された規定鳴動回数に達すると、自動的にオフフックしてファクシミリ受信を開始する。
ところで、ファクシミリ装置には、ファクシミリ機能を使用しないときに消費電力を抑えた状態で動作する省エネルギー(以下、省エネと呼ぶ)モードを備えたものがある。通常、省エネモードでは、着信を制御する制御部等がスリープ状態となり、公衆回線網からの着信を検出して制御部等をスリープ状態から復帰させるための機能だけが動作している。そのため、省エネモード中に公衆回線網から呼出信号が送出された場合、電話機が無鳴動となるように制御する技術が提案されている(例えば、特許文献1〜3を参照)。
省エネモードのときに着信が検出されると、着信を制御する制御部がスリープ状態から復帰して、鳴動回数のカウントを開始する。そのため、着信が検出されてから制御部が復帰するまでの鳴動回数がカウントされず、予め設定された規定鳴動回数より多く鳴動することになる。そのため、これを防ぐ様々な技術が提案されている。
例えば、呼出信号に対応して発生させた擬似ベル信号によって電話機を鳴動させる鳴動制御部を設け、通常モードでは、メイン制御部により鳴動制御部を制御して電話機を規定回数鳴動させ、省エネモード中及び省エネ復帰中では、メイン制御部に代わってサブ制御部により鳴動制御部を制御して電話機を規定回数鳴動させる技術が提案されている(例えば、特許文献4を参照)。
特開2001−309077号公報 特開2005−086755号公報 特開2002−344657号公報 特開2013−005037号公報
しかしながら、特許文献4に開示の技術では、鳴動装置を備える必要があり、コストが掛かっていた。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであり、上記課題を解決する技術を提供することを目的とする。
本発明のファクシミリ装置は、省エネモードのときに、公衆回線網から送出される呼出信号の着信を検出してメイン制御ユニットを通常モードに復帰させるサブ制御ユニットと、呼出信号が着信してから呼出信号の鳴動回数が予め設定された規定鳴動回数に達するまでに要する所要時間を記憶する記憶手段と、前記通常モードに復帰後に、前記サブ制御ユニットにより呼出信号が検出されてから前記通常モードに復帰するまでに要した経過時間に基づいて時間を計測し、計測時間が前記記憶手段に記憶された所要時間に達したときにオフフックするメイン制御手段とを有する前記メイン制御ユニットとを備え、前記サブ制御ユニットは、前記呼出信号の着信を検出してから前記メイン制御ユニットから前記経過時間の取得要求が通知されるまでの時間を計測し、前記メイン制御ユニットから前記経過時間の取得要求が通知されると、前記計測した時間を前記経過時間として前記メイン制御ユニットに通知することを特徴とする。
また、前記メイン制御手段は、通常モード中に、公衆回線網から送出される呼出信号の着信を検出すると、呼出信号の鳴動回数をカウントし、カウント値が予め設定された前記規定鳴動回数に達したときにオフフックしてもよい。
また、前記メイン制御ユニットは、呼出信号の鳴動周期の鳴動時間+鳴動周期×(規定鳴動回数−1)により前記所要時間を算出して、前記記憶手段に記憶させてもよい。
本発明によれば、鳴動装置などを設けることなく、省エネモード中に着信があったときに、予め設定した回数の呼出回数で応答することができる技術を提供できる。
本発明に係る実施形態の画像形成装置の構成を示すブロック図である。 図1に示すメイン制御ユニットのROMに記憶された呼出信号の鳴動パターンの一例である。 図1に示す接続切替部の接続態様を示す回路ブロック図である。 図1に示すファックスボードにおける所要時間Tを算出する処理の流れを示すフローチャートである。 図4に示す所要時間Tを示すイメージ図である。 図1に示すファックスボードが通常モード中に着信を検出するときの処理の流れを示すフローチャートである。 図1に示すファックスボードが通常モードから省エネモードに移行して省エネモード中に着信を検出するときの処理の流れを示すフローチャートである。
以下、図を参照して本発明の実施形態を詳細に説明する。なお、以下の実施形態において、同様の機能を示す構成には、同一の符号を付してある。
図1に示すように、画像形成装置100は、スキャナー機能、複写機能、印刷機能及びファクシミリ機能等を備えたMFP(Multifunction Printer)である。なお、画像形成装置100は、単にファクシミリ機能を備えたファクシミリ装置であってもよい。
画像形成装置100のメインコントローラー1には、操作パネル部10と画像読取部11と記憶部12と印刷部13と通信部14と省エネ管理部15と電源制御部16とRAM17とROM18とCPU19とが設けられている。
操作パネル部10は、液晶表示パネルの表面に透明の感圧センサーが設けられた表示手段及び入力手段として機能するタッチパネル、印刷枚数等の数値を入力するためのテンキー、設定情報を初期化させる指示を入力するためのリセットキー、複写動作を停止させたり、入力された数値を消去させたりするためのストップキー、割り込みコピーを指示する割り込みキー、印刷動作を開始させる出力指示を入力するためのスタートキー等の各種操作キーを備えたユーザーインターフェースである。
画像読取部11は、図示しない原稿給紙装置により給紙されてきた原稿や、ユーザーによってプラテンガラスに載置された原稿に対して光を照射し、その反射光等を受光して原稿画像を読み取るスキャナーである。
記憶部12は、半導体メモリーやHDD(Hard Disk Drive)等の記憶手段であり、画像読取部11によって読み取られた画像データや、通信部14を介して不図示の外部端末から受信された画像データが蓄積される記憶手段である。
印刷部13は、記憶部12に記憶された画像データを印刷する印刷手段である。印刷部13は、例えば、記憶部12から読み出した画像データに基づき感光体ドラムの表面に潜像を形成し、トナーによってその潜像をトナー像とする画像形成を行い、その感光体ドラムから記録紙にトナー像を転写させ、そのトナー像を記録紙に定着させて排紙する。
通信部14は、LAN(Local Area Network)等のネットワークを介して、不図示の外部端末との間で各種データを送受信する機能を有する。
省エネ管理部15は、画像形成装置100の各部の省エネ状態を管理し、各部の動作モードを通常モード又は省エネモードにする。通常モードでは、すぐに処理を実行可能な状態で画像形成装置100が動作する。省エネモードでは、通常モードよりも消費電力を抑えた状態で画像形成装置100が動作する。例えば、ファックスボード3では、通常モードのときに、操作パネル部10が所定時間操作されなかった場合、省エネ管理部15は、ファックスボード3の動作モードを通常モードから省エネモードに移行する。その際、省エネ管理部15は、ファックスボード3に省エネ移行を通知して、省エネモードの移行に対応させる。また、ファックスボード3が省エネモードのときに、後述するサブCPU323から復帰命令信号が通知されると、省エネ管理部15は、ファックスボード3の動作モードを省エネモードから通常モードに移行する。なお、省エネ管理部15は、画像形成装置100の各部ではなく、画像形成装置100全体の動作モードを省エネモード又は通常モードにするように省エネ状態を管理してもよい。
電源制御部16は、画像形成装置100の各部の動作モードに応じて、CPU19とCPU19に接続された各部の電源を制御する。例えば、通常モードでは、電源制御部16により、不図示の商用電源からの電力がファックスボード3に供給されて、ファックスボード3が即時にファクシミリ受信可能な状態に制御される。一方、省エネモードでは、電源制御部16により、ファックスボード3に供給される電源電力が低減されて、ファックスボード3がスリープ状態となる。
CPU19は、操作パネル部10、画像読取部11、記憶部12、印刷部13、通信部14、省エネ管理部15、電源制御部16、RAM17、ROM18及びファックスボード3にそれぞれ接続され、操作パネル部10から入力された所定の指示情報に応じて画像形成装置100全体の動作制御を実行する。ROM(Read Only Memory)18には、画像形成装置100の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。CPU19は、ROM18に記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAM(Random Access Memory)17に展開させることで装置全体の制御を行う。
また、上記の他に、CPU19には、画像データに対して所定の画像処理を行う画像処理部が接続されていてもよい。画像処理部では、例えば、拡大縮小処理や、濃度調整、階調調整等の画像改善処理が行われる。
ファックスボード3は、USBコントロール2を介してメインコントローラー1と互いにデータの送受信が可能に接続されている。ファックスボード3は、接続切換部30とメイン制御ユニット31とサブ制御ユニット32とを備えており、ファクシミリ送受信手段として機能する。
接続切換部30は、メイン制御ユニット31のモデム・呼出信号検出部312とサブ制御ユニット32の着信検出部321と外付け電話機4と公衆回線網5に接続されている。接続切換部30は、メイン制御ユニット31のメインCPU313によって制御され、通常モードでは、公衆回線網5の電話回線51の接続を外付け電話機4とモデム・呼出信号検出部312とに選択的に切り替え、省エネモードでは、公衆回線網5の電話回線51の接続を外付け電話機4と着信検出部321とに選択的に切り替える。
メイン制御ユニット31は、ファックスボード3が通常モードであるときに動作し、省エネモードではスリープ状態となる。メイン制御ユニット31は、時計部311とモデム・呼出信号検出部312とメインCPU313とROM314とRAM315とを備えている。
時計部311は、現在日時情報を出力する機能を備えている。
モデム・呼出信号検出部312は、モデムを有して構成される。モデム・呼出信号検出部312は、接続切換部30に接続され、公衆回線網5から送出される呼出信号を検出するとともに、画像読取部11によって読み取られた画像データや、記憶部12に記憶されている画像データからファクシミリ信号を生成し、ファクシミリ信号を公衆回線網5経由で送信するファクシミリ送信機能と、公衆回線網5経由でファクシミリ信号を受信するファクシミリ受信機能とを備えている。
メインCPU313は、時計部311、モデム・呼出信号検出部312、ROM314、RAM315、サブCPU323及び接続切換部30にそれぞれ接続され、ファックスボード3全体の動作制御を実行する。ROM314には、ファックスボード3の動作制御を行うための制御プログラムが記憶されている。メインCPU313は、ROM314に記憶されている制御プログラムを読み出し、制御プログラムをRAM315に展開させることでファックスボード3全体の制御を行う。
Figure 0006109287
また、ROM314には、表1に示す仕向地別の呼出信号の鳴動パターンが記憶されている。呼出信号は、表1に示すように国別(仕向地別)に予め鳴動パターンが決まっている。例えば、日本では、図2に示すように、呼出信号は、75V、16Hzであり、1秒オン(鳴動)して2秒オフ(休止)する鳴動パターンが周期的に繰り返されて構成される。本実施形態では、画像形成装置100の仕向地が日本であるものとして説明する。
また、メインCPU313は、操作パネル部10を介して仕向地とファクシミリの自動受信開始までの呼出信号の鳴動回数である規定鳴動回数Nとが設定されると、省エネモード中に呼出信号の着信が検出されてからオフフックするまでの所要時間Tを算出し、ROM314に所要時間Tを記憶する。また、その際に操作パネル部10を介して設定された仕向地と規定鳴動回数NもROM314に記憶される。所要時間Tの算出方法については後述する。なお、所要時間Tは、予め設定された規定鳴動回数Nに対応する時間よりも短いものとする。また、規定鳴動回数Nは、操作パネル部10を介してユーザーにより設定された固定値であるものとして説明するが、予めプログラムで設定された固定値であってもよい。
省エネ管理部15より省エネ移行が通知されると、メインCPU313は、接続切換部30を制御して、公衆回線網5の電話回線51の接続を外付け電話機4とモデム・呼出信号検出部312とに選択的に切り替える通常モードの接続構成から、公衆回線網5の電話回線51の接続を外付け電話機4と着信検出部321とに選択的に切り替える省エネモードの接続構成に切り替える。それとともに、メインCPU313は、サブ制御ユニット32を起動して、公衆回線網5からの呼出信号の着信を検出したらファックスボード3を通常モードに復帰させるようにサブCPU323に依頼する。その後、電源制御部16によりファックスボード3に供給される消費電力が低減され、サブ制御ユニット32に電力が供給された状態で、メイン制御ユニット31の電源がオフにされて、ファックスボード3がスリープ状態になる。
サブCPU323により着信検出部321を介して公衆回線網5からの呼出信号の着信が検出されると、省エネ管理部15によりファックスボード3が省エネモードから通常モードに移行され、電源制御部16によりメイン制御ユニット31の電源がオンにされ、メイン制御ユニット31がスリープ状態から復帰して通常モードで起動する。
復帰したメインCPU313は、接続切換部30を制御して、公衆回線網5の電話回線51の接続を外付け電話機4と着信検出部321とに選択的に切り替える省エネモードの接続構成から、公衆回線網5の電話回線51の接続を外付け電話機4とモデム・呼出信号検出部312とに選択的に切り替える通常モードの接続構成に切り替える。
また、メインCPU313は、通常モードに復帰すると、復帰したときの復帰時刻T2を時計部311から取得するとともに、呼出信号が検出された検出時刻T1をサブCPU323から取得し、ROM314に記憶された所要時間Tを取得する。つづいて、メインCPU313は、復帰時刻T2から検出時刻T1を差し引いた時間に基づいてタイマーにより計測した時間が、所要時間Tに達したか判定する。
所要時間Tに達すると、メインCPU313は、接続切換部30を制御して電話回線51の接続先を外付け電話機4からモデム・呼出信号検出部312に切り替え、オフフックしてファクシミリ受信を開始する。なお、メインCPU313は、通常モード中にモデム・呼出信号検出部312を介して呼出信号の着信を検出すると、呼出信号の鳴動回数をカウントし、カウント値が規定鳴動回数Nに達するとオフフックして、ファクシミリ受信を開始する。
サブ制御ユニット32は、省エネモードのときにメイン制御ユニット31に代わって公衆回線網5からの呼出信号の着信を検出して、ファックスボード3を通常モードに復帰させるために設けられている。サブ制御ユニット32は、ファックスボード3が通常モードのときに、電源制御部16により電源オフされて停止し、省エネモードのときに電源制御部16により電源がオンされて起動する。サブ制御ユニット32は、着信検出部321と着信検出情報記憶部322とサブCPU323とを備えている。
着信検出部321は、接続切換部30を介して公衆回線網5から送出される呼出信号の着信を検出する。
着信検出情報記憶部322は、半導体メモリーやラッチ回路等で構成され、着信検出部321が呼出信号の着信を検出したときの検出時刻T1を記憶する記憶手段である。
サブCPU323は、ワンチップマイコン等で構成されており、着信検出部321、着信検出情報記憶部322、メインCPU313及び省エネ管理部15に接続されている。サブCPU323は、不図示のROMに記憶された制御プログラムを不図示のRAMに展開させることでサブ制御ユニット32全体の制御を行う。サブCPU323は、着信検出部321を介して呼出信号の着信を検出すると、メインコントローラー1の省エネ管理部15に復帰命令信号を出力して、ファックスボード3を通常モードに復帰させる。また、サブCPU323は、不図示の時計部を介して、呼出信号の着信を検出した際の検出時刻T1を取得し、検出時刻T1を着信検出情報記憶部322に記憶させる。
次に図3を参照して接続切換部30の接続態様について説明する。
端子L1、L2は、公衆回線網5からの2線式の電話回線51のそれぞれに接続されている。端子L1は、オフフックを検出する電流検知部(オフフック検出部)301を介して、回線リレー303の接続点c1に接続される。端子L2は、回線リレー303の接続点c2に接続される。
外付け電話機4は、一方のラインが第1のリレー302を介して電流検知部301と回線リレー303の接続点c1との間に接続し、他方のラインが端子L2と回線リレー303の接続点c2の間に接続している。第1のリレー302は、着信を待機する着信待機状態では閉じている。
回線リレー303の接続点a1には、直列に接続されたコンデンサC1を介してトランスT1の一次側端子の一端が接続され、トランスT1の一次側端子の他端には、回線リレー303の接続点a2が接続される。トランスT1の二次側端子には、モデム・呼出信号検出部312が接続される。
回線リレー303の接続点a1とトランスT1の一次側端子の一端との間には、コンデンサC1をバイパスするように第2のリレー304が設けられている。第2のリレー304は、着信待機状態では開いている。
回線リレー303の接続点b1には、トランスT2の一次側端子の一端が接続され、回線リレー303の接続点b2には、直列に接続されたコンデンサC2を介してトランスT2の一次側端子の他端が接続されている。トランスT2の二次側端子には、着信検出部321が接続されている。
省エネモードにおいて、公衆回線網5から呼出信号が端子L1、L2に入力されると、呼出信号は、電流検知部301を介して回線リレー303に入力される。着信待機状態において、第1のリレー302は閉状態であるから、外付け電話機4にも呼出信号が入力され、呼出信号により外付け電話機4が鳴動する。
回線リレー303において、省エネモードでは、接続点c1と接続点c2がそれぞれ接続点b1と接続点b2に接続されており、接続点c1と接続点c2から入力された呼出信号は、着信検出部321側に出力される。コンデンサC2では、直流成分が遮断され、交流成分が通過するので、交流のパルス信号である呼出信号は、コンデンサC2、トランスT2を介して着信検出部321に入力される。
着信検出部321により呼出信号の着信が検出されると、メイン制御ユニット31がスリープ状態から復帰し、回線リレー303において、接続点c1と接続点c2の接続先がそれぞれ接続点b1と接続点b2から接続点a1と接続点a2に切り替わる。これにより、公衆回線網5からの呼出信号がモデム・呼出信号検出部312側に出力され、コンデンサC1を通過して、トランスT1経由でモデム・呼出信号検出部312に入力される。
省エネモードで着信検出部321により呼出信号の着信が検出された場合、メインCPU313により着信検出部321で呼出信号の着信が検出されてから所要時間Tに達したか判定される。所要時間Tに達すると、第1のリレー302が開状態になるとともに第2のリレー304が閉状態になり、端子L1、L2間が閉結されて直流ループが形成される(オフフックされる)。外付け電話機4は、第1のリレー302が開状態になることにより電話回線51から切り離され、鳴動を停止する。なお、通常モード中にモデム・呼出信号検出部312により呼出信号の着信が検出されると、メインCPU313によりモデム・呼出信号検出部312で検出された呼出信号の鳴動回数がカウントされ、カウント値が規定鳴動回数Nに達するとオフフックされる。
直流ループが形成されると、公衆回線網5において直流ループ電流が検出されて呼出信号の送出が停止され、公衆回線網5からファクシミリ信号が送出される。端子L1、L2を介して入力されたファクシミリ信号は、回線リレー303を介してモデム・呼出信号検出部312に出力され、モデム・呼出信号検出部312によりファクシミリ受信動作が開始される。
なお、公衆回線網5からファクシミリ信号が送出されない場合、第2のリレー304が開状態になるとともに第1のリレー302が閉状態になり、モデム・呼出信号検出部312と電話回線51との接続が切り離されて、電話回線51と外付け電話機4が接続され、外付け電話機4の留守番電話機能が動作する。
上述の構成の画像形成装置100についてファックスボード3の処理の流れを説明する。
まず、図4を参照してメインCPU313が所要時間Tを算出する処理の流れを説明する。画像形成装置100には、納品される際等に予め仕向地と規定鳴動回数Nが設定されるものとする。
メインCPU313は、操作パネル部10を介して仕向地が設定されたか判定する(ステップs101)。仕向地が設定されていない場合、メインCPU313は、仕向地が設定されるまで待機する(ステップs101でNo)。仕向地が設定されると(ステップs101でYes)、メインCPU313は、操作パネル部10を介してファクシミリの自動受信開始までの鳴動回数である規定鳴動回数Nが設定されたか判定する(ステップs102)。規定鳴動回数Nが設定されていない場合、メインCPU313は、規定鳴動回数Nが設定されるまで待機する(ステップs102でNo)。規定鳴動回数Nが設定されると(ステップs102でYes)、メインCPU313は、ROM314を参照して、設定された仕向地の呼出信号の鳴動パターンを取得する(ステップs103)。
つづいて、メインCPU313は、設定された仕向地の呼出信号の鳴動回数をN回(規定鳴動回数N)カウントするのに要する所要時間Tを算出する(ステップs104)。
具体的には、メインCPU313は、図5に示すように、所要時間T=t2(N−1)+t1を計算して、所要時間Tを取得する。ここで、t1は、呼出信号の鳴動パターン1周期の呼出信号オン(鳴動)時間である。また、t2は、呼出信号の鳴動周期である。Nは、規定鳴動回数Nである。
例えば、仕向地として日本が設定され、規定鳴動回数Nとして4回が設定されたとする。日本の呼出信号は1秒オンして2秒オフする鳴動パターンであるから、所要時間T=3×(4−1)+1となり、所要時間T=10秒が算出される。
メインCPU313は、所要時間Tを算出すると、所要時間TをROM314に記憶して(ステップs105)、本処理を終了する。
次に、図6を参照してファックスボード3が通常モード中に着信を検出したときの処理の流れを説明する。ここでは、通常モードであるので、メイン制御ユニット31が起動し、サブ制御ユニット32が停止し、回線リレー303がメイン制御ユニット31側に切り替えられているものとして説明する。
メインCPU313は、モデム・呼出信号検出部312により呼出信号の着信が検出されるまで待機しており(ステップs11でNo)、呼出信号の着信が検出されると(ステップs11でYes)、ROM314に記憶された規定鳴動回数Nを取得する(ステップs12)。つづいて、メインCPU313は、鳴動回数をカウントする変数であるnに“0”を設定し(ステップs13)、n≧Nであるか判定する(ステップs14)。
n≧Nでない場合(ステップs14でNo)、メインCPU313は、モデム・呼出信号検出部312を介して呼出信号の鳴動パターンの1周期分が検出されたか判定する(ステップs15)。
鳴動パターン1周期分が検出されない場合(ステップs15でNo)、メインCPU313は、n≧Nであるか判定する処理に戻る(ステップs14)。なお、鳴動パターン1周期分が検出されない場合、メインCPU313は、鳴動パターン1周期分が検出されるまで待機して、鳴動パターン1周期分が検出されたか判定してもよい(ステップs15)。鳴動パターン1周期分が検出されると(ステップs15でYes)、メインCPU313は、nをインクリメントして(ステップs16)、n≧Nであるか判定する処理に戻る(ステップs14)。
n≧Nになると(ステップs14でYes)、呼出信号の鳴動回数が規定鳴動回数Nに達したので、メインCPU313は、オフフックして(ステップs17)、本処理を終了する。この後、モデム・呼出信号検出部312によりファクシミリ受信処理が開始される。
次に、図7を参照してファックスボード3が通常モードから省エネモードに移行して省エネモード中に着信を検出するときの処理の流れを説明する。ここで、最初にファックスボード3は通常モードであり、メイン制御ユニット31が起動し、サブ制御ユニット32が停止し、回線リレー303がメイン制御ユニット31側に切り替えられた状態である。
メインCPU313は、省エネ管理部15から省エネ移行が通知されるのを待機している(ステップs51でNo)。省エネ移行が通知されると(ステップs51でYes)、メインCPU313により、回線リレー303の接続先がメイン制御ユニット31側(モデム・呼出信号検出部312)からサブ制御ユニット32側(着信検出部321)に切り替えられ(ステップs52)、サブ制御ユニット32が起動して(ステップs53)、メイン制御ユニット31がスリープ状態になる(ステップs54)。起動したサブCPU323は、着信検出部321により呼出信号の着信が検出されるまで待機する(ステップs55でNo)。
着信検出部321により呼出信号の着信が検出されると(ステップs55でYes)、サブCPU323は、着信検出部321により呼出信号が検出された検出時刻T1を着信検出情報記憶部322に記憶させ(ステップs56)、省エネ管理部15に復帰命令信号を出力する(ステップs57)。これにより、省エネ管理部15を介してメイン制御ユニット31が復帰して通常モードで起動する(ステップs58)。
起動したメインCPU313は、時計部311を介して現在時刻を取得して復帰時刻T2とする(ステップs59)。つづいて、メインCPU313は、回線リレー303の接続先をサブ制御ユニット32側(着信検出部321)からメイン制御ユニット31側(モデム・呼出信号検出部312)に切り替える(ステップs60)。また、メインCPU313は、サブCPU323から検出時刻T1を取得するとともに(ステップs61)、ROM314に記憶された所要時間Tを取得する(ステップs62)。
つづいて、メインCPU313は、時間を計測するタイマーであるtにT2−T1をセットして(ステップs63)、t≧Tであるか判定する(ステップs64)。つまり、ここでは、サブ制御ユニット32により呼出信号の着信が検出されてからメイン制御ユニット31が復帰するまでの経過時間YであるT2−T1がタイマーtの初期値にセットされ、経過時間Yから時間の計測が開始される。
t≧Tになるまでタイマーtによる時間計測が続行され(ステップs64でNo)、t≧Tになると(ステップs64でYes)、メインCPU313は、オフフックして(ステップs65)、本処理を終了する。このあと、モデム・呼出信号検出部312によりファクシミリ受信処理が開始される。また、このあと、メインCPU313はサブ制御ユニット32を停止してもよい。
なお、上記で復帰時刻T2が取得されるステップs59の処理から、タイマーtによる計測が行われるステップs64の処理までの時間は、ほぼ無視できる時間である。
また、メインCPU313は、タイマーtの時間計測を“0”から開始し、タイマーtの計測値に経過時間YであるT2−T1を加算した時間が所要時間Tに達したときにオフフックしてもよい。つまり、経過時間Yに基づいてタイマーで計測した時間が、ROM314に記憶された所要時間Tに達したときにオフフックできればよい。
以上の処理により、本実施形態では、呼出信号の着信から鳴動回数が規定鳴動回数Nに達するまでに要する所要時間Tが予め算出されてROM314に記憶されており、省エネモード中にサブ制御ユニット32により呼出信号の着信が検出されると、経過時間Yに基づいてタイマーで時間を計測し、計測時間が所要時間Tに達するとオフフックしている。また、通常モード中に呼出信号の着信が検出されると、呼出信号の鳴動回数をカウントして、カウント値が規定鳴動回数Nに達したときにオフフックしている。そのため、本実施形態によれば、鳴動装置を設けることなく、ユーザー等により予め設定された規定鳴動回数通りの正しい鳴動回数に対応する時間でオフフックすることができる。
また、本実施形態では、サブ制御ユニット32の機能を簡単にしているので、安価な部品で構成することができ、コストを抑えることができる。また、外付け電話機4を呼出信号によって鳴動させるので、外付け電話機4を鳴動させるために別途鳴動装置を設ける必要がなく、コストを抑えることができる。
本発明は上述した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々様々に変更が可能であることは言うまでもない。
例えば、メインCPU313は、経過時間YをサブCPU323から取得してもよい。この場合、サブCPU323は、呼出信号の着信を検出した検出時刻T1を着信検出情報記憶部322に記憶させ、メインCPU313により経過時間Yの取得要求が通知されたときに、その経過時間Yの取得要求が通知された時刻から着信検出情報記憶部322に記憶された検出時刻T1を差し引いた時刻を経過時間YとしてメインCPU313に通知してもよい。また、サブCPU323は、呼出信号の着信を検出してからメインCPU313により経過時間Yの取得要求が通知されるまでの時間を計測して、計測した時間を経過時間YとしてメインCPU313に通知してもよい。
1 メインコントローラー
2 USBコントロール
3 ファックスボード
4 外付け電話機(留守番電話)
5 公衆回線網
10 操作パネル部
11 画像読取部
12 記憶部
13 印刷部
14 通信部
15 省エネ管理部
16 電源制御部
17 RAM
18 ROM
19 CPU
30 接続切換部
31 メイン制御ユニット
32 サブ制御ユニット
51 電話回線
301 電流検知部(オフフック検知部)
302 第1のリレー
303 回線リレー
304 第2のリレー
311 時計部
312 モデム・呼出信号検出部
313 メインCPU
314 ROM
315 RAM
321 着信検出部
322 着信検出情報記憶部
323 サブCPU
100 画像形成装置
a1、a2、b1、b2、c1、c2 接続点
C1、C2 コンデンサ
T1、T2 トランス

Claims (3)

  1. 省エネモードのときに、公衆回線網から送出される呼出信号の着信を検出してメイン制御ユニットを通常モードに復帰させるサブ制御ユニットと、
    呼出信号が着信してから呼出信号の鳴動回数が予め設定された規定鳴動回数に達するまでに要する所要時間を記憶する記憶手段と、前記通常モードに復帰後に、前記サブ制御ユニットにより呼出信号が検出されてから前記通常モードに復帰するまでに要した経過時間に基づいて時間を計測し、計測時間が前記記憶手段に記憶された所要時間に達したときにオフフックするメイン制御手段とを有する前記メイン制御ユニットとを備え、
    前記サブ制御ユニットは、
    前記呼出信号の着信を検出してから前記メイン制御ユニットから前記経過時間の取得要求が通知されるまでの時間を計測し、前記メイン制御ユニットから前記経過時間の取得要求が通知されると、前記計測した時間を前記経過時間として前記メイン制御ユニットに通知する
    ことを特徴とするファクシミリ装置。
  2. 前記メイン制御手段は、
    通常モード中に、公衆回線網から送出される呼出信号の着信を検出すると、呼出信号の鳴動回数をカウントし、カウント値が予め設定された前記規定鳴動回数に達したときにオフフックする
    ことを特徴とする請求項1に記載のファクシミリ装置。
  3. 前記メイン制御ユニットは、呼出信号の鳴動周期の鳴動時間+鳴動周期×(規定鳴動回数−1)により前記所要時間を算出して、前記記憶手段に記憶させる
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のファクシミリ装置。
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