JP2016036116A - 通信装置とその制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ディープスリープモードで電話回線と接続されているにもかかわらず、所定時間、装置の未使用状態が継続すると装置の電源がオフされてしまう。
【解決手段】通信装置とその制御方法であって、通信装置が連続して使用されない時間を計時した計時値が所定時間になると、通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて通信装置が公衆回線と接続されているか否かを検知し、公衆回線と接続していないことを検知すると通信装置の電源をオフにし、通信装置が公衆回線と接続していると検知すると通信装置をディープスリープモードに移行させる。
【選択図】 図9
【解決手段】通信装置とその制御方法であって、通信装置が連続して使用されない時間を計時した計時値が所定時間になると、通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて通信装置が公衆回線と接続されているか否かを検知し、公衆回線と接続していないことを検知すると通信装置の電源をオフにし、通信装置が公衆回線と接続していると検知すると通信装置をディープスリープモードに移行させる。
【選択図】 図9
Description
本発明は、通信装置とその制御方法、及びプログラムに関するものである。
近年、通信装置において、益々消費電力を低減させることが要求されている。このためには、単に待機電力を削減するだけではなく、ネットワーク回線や電話回線等と未接続であり、しかも一定時間、通信装置を使用していない場合は、消費電力を大幅に削減するという電力管理の必要性までも考えられる。現に、ヨーロッパにおける環境指令(Lot26)は、近い将来、このような電力管理を行うことが必須であると議論され法規制化される予定である。このLot26によれば現時点では、全ての無線ネットワークポートが停止し、かつ、全ての有線ネットワークポートとの接続が絶たれた場合(機器がいかなるネットワークに物理的、論理的に接続されていない状態)は消費電力を0.5Wにしている。即ち、有線ネットワークポートには電話回線も含まれるため、ネットワークと未接続で電話回線にも未接続の場合は、0.5W以下の電力管理を行うことを意味している。
このような背景から、従来、ネットワークや電話回線等と接続されているか否かを検知し、接続されていない場合に電力管理を行う装置が存在している。例えば、このLot26で規定された目標値0.5Wの電力管理を達成するために、装置全体の電源をオフすることで対応しようと考えられている。
特許文献1は、電話回線に接続されていない場合に電力管理を行うディジタル複合機において、電話回線と接続されていないときに復帰要因を検知する回路に供給する電力を遮断することにより、更なる省電力を達成することを記載している。
図2は、特許文献1に記載されたディジタル複合機の電力供給の推移の一例を示す図であり、電話回線の接続検知の結果に応じた電力管理の時間推移を示している。つまり、装置が使用可能状態であるスタンバイモードで電話回線が未接続の場合、時刻t2でスリープモードの一つであるディープスリープモードへ移行している。更に、装置の未使用状態が継続していると、時刻t4で装置の電源をオフする電源オフモードへ移行している。
このディープスリープモードは、スリープモードからの復帰要因を検知する必要最小限の回路にのみ電力を供給するスリープモードである。例えば、ディジタル複合機のファックス部では、ディープスリープモードでは着信回路のみに電力を供給し、電話回線との接続を検知する回路には電力を供給しない。
上述したようにディープスリープモードでは、電話回線との接続を検知できないので次のような課題がある。即ち、当初、電話回線と接続されていなかったが、ディープスリーモードの間に装置が電話回線と接続された場合は、電話回線との接続を検知する回路に電力が供給されていないため電話回線と接続されたことを検知できない。このため、電話回線と接続されているにもかかわらず、所定時間、装置の未使用状態が継続すると装置の電源がオフされてしまうという不具合が生じる。
本発明の目的は、上記従来技術の問題点を解決することにある。
本発明の特徴は、ディープスリープモードの間に公衆回線と接続された場合は、所定時間後に装置の電源がオフされることがないようにする技術を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明の一態様に係る通信装置は以下のような構成を備える。即ち、
通信装置であって、
公衆回線と接続されているか否かを検知する第1検知手段と、
ディープスリープモードへの移行条件が満たされると前記通信装置をディープスリープモードに移行させる移行手段と、
前記通信装置が連続して使用されない時間を計時する計時手段と、
前記通信装置の電源をオフにする電源手段と、
前記計時手段による計時値が所定時間になると、前記通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて前記第1検知手段により前記公衆回線と接続されているか否かを検知し、前記第1検知手段が前記公衆回線と接続していないことを検知すると前記電源手段により前記通信装置の電源をオフにし、前記第1検知手段が前記公衆回線と接続していると検知すると前記移行手段により前記通信装置をディープスリープモードに移行させるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
通信装置であって、
公衆回線と接続されているか否かを検知する第1検知手段と、
ディープスリープモードへの移行条件が満たされると前記通信装置をディープスリープモードに移行させる移行手段と、
前記通信装置が連続して使用されない時間を計時する計時手段と、
前記通信装置の電源をオフにする電源手段と、
前記計時手段による計時値が所定時間になると、前記通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて前記第1検知手段により前記公衆回線と接続されているか否かを検知し、前記第1検知手段が前記公衆回線と接続していないことを検知すると前記電源手段により前記通信装置の電源をオフにし、前記第1検知手段が前記公衆回線と接続していると検知すると前記移行手段により前記通信装置をディープスリープモードに移行させるように制御する制御手段と、を有することを特徴とする。
本発明によれば、ディープスリープモードの間に公衆回線と接続された場合、所定時間後に装置の電源をオフすることなくディープスリープモードを継続できる。
本発明のその他の特徴及び利点は、添付図面を参照とした以下の説明により明らかになるであろう。なお、添付図面においては、同じ若しくは同様の構成には、同じ参照番号を付す。
添付図面は明細書に含まれ、その一部を構成し、本発明の実施の形態を示し、その記述と共に本発明の原理を説明するために用いられる。
本発明の実施形態1に係るファクシミリ装置の構成を示すブロック図。
特許文献1に記載されたディジタル複合機の電力供給の推移の一例を示す図。
実施形態1に係る通信回線の回線電圧の一例を示す図。
実施形態1に係る直流捕捉回路の動作を説明するブロック図。
本実施形態1に係るファクシミリ装置内の電源供給を説明するブロック図。
実施形態1に係るファクシミリ装置の動作モードに応じた電源回路の電源出力の遷移を説明する図。
実施形態1に係るファクシミリ装置の処理を説明するフローチャート。
実施形態1に係るファクシミリ装置がディープスリープモードから復帰する処理を説明するフローチャート。
実施形態1に係るファクシミリ装置がディープスリープモードからスタンバイモードに復帰したときの処理を説明するフローチャート。
本実施形態1に係るファクシミリ装置における電力供給状態の推移の一例を説明する図。
実施形態に係るファクシミリ装置のその他の電力推移の一例を示す図。
本発明の他の実施形態に係るファクシミリ装置のその他の電力推移の一例を示す図。
以下、添付図面を参照して本発明の実施形態を詳しく説明する。尚、以下の実施形態は特許請求の範囲に係る本発明を限定するものでなく、また本実施形態で説明されている特徴の組み合わせの全てが本発明の解決手段に必須のものとは限らない。
図1は、本発明の実施形態1に係るファクシミリ装置100の構成を示すブロック図である。以下に説明する実施形態では、本発明の通信装置をファクシミリ装置を例に説明するが、本発明はこのようなファクシミリ装置に限らず、例えば複合機、PC等の電子機器などにも適用できる。
システム・オン・チップ(SOC)101は、このファクシミリ装置100の全体の動作を制御する。CPU200は、SOC101に実装されている。SOC101に接続されたメモリ140は主記憶装置であり、CPU200のワークメモリや制御プログラムを格納するメインメモリとして機能する。またメモリ140は、ファクシミリの送受信の際に、画像データや各種情報を一時的に記憶するためのメモリとしても使用される。またユーザが設定した各種情報を格納するのにも使用される。SDAAプログラム202は、モデム102に転送されて、モデム102のRAM204に展開された後に、モデム102のDSP205の制御の下に実行されるプログラムである。
SOC101には、上述のモデム102、メモリ140に加えて、操作パネル118、読取部121、記録部122、IF部123が接続されている。操作パネル118は表示器119及びキーボード類120を備え、これらはユーザ・インタフェースとして機能する。表示器119は例えばタッチパネル機能を有し、装置の状態やメニューに関する表示を行う。またキーボード類120は、ユーザからの各種の指示の入力を受け付けるボタンやテンキー等のキーボードを含む。ユーザは、このキーボードを用いて、ユーザ設定情報を入力することができる。読取部121は、原稿の画像を読み取って、その画像の画像データを生成し、その生成された画像データは、通信回線130を介して相手側装置に対してファクシミリ送信されてもよいし、記録部122で印刷されてもよい。IF部123は、ネットワークであるLAN240とのインタフェースを制御し、IF部123には、例えばネットワークIF127が含まれている。ここでネットワークIF127は、LANコントローラとして機能し、例えば外部ゲートウェイとの間でCSMA/CD(Carrier Sense Multiple Access/Collision Detection)通信方式により、データの送受信を行なう。
モデム102は、SOC101による制御に基づいて動作する変復調器で、ファクシミリ送信の対象となる、読取部121で読み取られた画像データを用いた変調処理と、通信回線130を介して受信した信号の復調処理を行う。モデム102は、絶縁素子103を介してSDAA(シリコン・データ・アクセス・アレンジメント)104と接続されている。モデム102のROM203は、RAM204に展開され、DSP205に実行されるプログラムを格納している。RAM204はSOC101から転送されるSDAAプログラム202やROM203のプログラムを展開し、DSP205に実行させるためのRAMである。DSP205は、RAM204に展開されたプログラムに従ってモデム102の動作を制御する。レジスタ206はSDAA104の状態を格納、或いは、SOC101からの指示を格納するためのレジスタである。
SDAA104は網制御回路の一例であって、半導体NCU(ネットワーク制御ユニット)である。SDAA104は通信回線130と接続されており、ファクシミリ装置100と外部の通信回線130とのインタフェースとして機能する網制御回路である。また、SDAA104は、通信回線130を介して相手側装置との間で通信を行う際に、回線の接続(捕捉)状態を制御する。通信回線130には、ファクシミリ装置100に外付けされた電話機128も接続される。電話機128は、Hリレー110を介して通信回線130に接続されており、SDAA104は、電話機128と並列に通信回線130に接続されている。SDAA104は、ファクシミリの送受信を行う場合に、回線を捕捉してその通信を制御するだけでなく、電話機128が通信回線130を介して相手側装置との間で音声通信を行う場合にも、回線の捕捉状態を制御する。SDAA104は、これらの制御をSOC101の制御に従って実行する。またSDAA104は、回線捕捉回路105により回線の直流捕捉状態を制御する。この回線捕捉回路105により直流捕捉される場合の直流インピーダンスは可変である。このインピーダンスは、予め設定された、直流的な電圧に対する電流特性(以下、DC−VI特性)により制御される事により得られる。電圧検知回路150は、回線上の電圧をモニタする回路である。電流検知回路151は、回線上の電流をモニタする回路である。ACフィルタ回路201は、電圧検知回路150或いは電流検知回路151の前段に接続され、電圧検知回路150或いは電流検知回路151でDC電圧或いは電流を検知する場合に、AC成分による誤検知を防ぐためのものである。
直流捕捉回路152は、トランジスタなどの電流源を含むSDAA104の周辺回路であり、電流源の電流を調整することにより、直流捕捉を行いながら、SDAA104の制御で直流インピーダンスの調整を行う。この直流捕捉回路152は、回線開放状態を作り出したり、回線に対する選択信号の一種であるダイヤルパルスの送出にも使用される。整流回路155はダイオードブリッジを含み、回線からの信号を整流してSDAA104に伝える。受信IF回路153は、通信回線130を介して受信されるファクシミリ信号を受信するためのインターフェース回路である。交流インピーダンス整合回路154は、例えば、日本の場合は、交流インピーダンスを600Ωに合わせて、通信中の交流インピーダンスを合わせるための回路である。ノイズ除去回路156は、通信回線130からの雷サージ、電磁ノイズなどを抑制し、逆に通信回線130を介して、ファクシミリ装置100のノイズが送出されることを防ぐ回路である。
CI検知回路108は通信回線130に接続され、通信回線130から受信した呼び出し信号(以下、CI信号)を検知する。CI検知回路108は、通信回線130からのCI信号を検知すると、CI検知信号109をSOC101に出力する。SOC101は、CI検知信号109に基づいて、通信回線130からCI信号の着信があったか否かを判断することができる。
Hリレー110は、フック検知回路117を介して接続される外付けの電話機128をDC電源113或いは通信回線130に接続するための回路である。Hリレー110は、切替回路の一例であって、外付けの電話機128を通信回線130へ接続した接続状態と、通信回線130から切断した切断状態との間の切り替えを行う。またHリレー110は、Hリレー駆動信号111を介してSOC101により制御される。尚、図1に示すように、Hリレー110を介して電話機128が通信回線130と接続されている場合、CI信号を着信しても電話機128は鳴動しない、所謂、ファクシミリ装置100の無鳴動着信状態となる。DC電源113は、フック検知回路117に電流を供給する回路である。フック検知回路117は電話機128と接続されており、電話機128のオフフック又はオンフックを検知する。フック検知回路117は、電話機128のオフフック又はオンフックの検知結果を、フック検知信号114によりSOC101へ伝達する。SOC101は、このフック検知信号114に基づいて、電話機128におけるフックの状態を判定できる。フック検知回路117は、Hリレー110を介して通信回線130に直接接続された場合、及びDC電源113に接続された場合の何れも、電話機128に流れる電流を検知する。これにより、電話機128におけるオフフック又はオンフックの状態を検知することができる。
擬似CI送出回路116は、電話機128に対して擬似CI信号を送出する。疑似CI信号とは、通信回線130を介して相手側装置からのCI信号の着信があった場合に、回線から切断された状態にある電話機128を鳴動させるために電話機128に送信される信号である。擬似CI送出回路116は、SOC101からの擬似CI駆動信号115による送出指示に応じて、擬似CI信号を電話機128に送出する。PSTN210は公衆回線網である。相手FAX220は、PSTN210を介して接続される対抗機であるファクシミリ装置である。保護素子230は、ヒューズ等を含む電流保護素子である。
タイマ回路124はSOC101と接続され、予め設定された時間を計時する。SOC101は、タイマ回路124への時間の設定、及びタイマ回路124における計時値のクリアを制御する。電源回路125は、電源プラグ250を介して供給される商用のAC100Vから、ファクシミリ装置100内部の回路ブロックに供給する電源を生成する回路で、例えば複数系統の電源出力163,164を生成する。尚、電源回路125は、SOC101からの電源出力制御166に従って電源出力163,164の出力を制御する。またCI検知回路108、ネットワークIF127、タイマ回路124、キーボード類120より発生する各々の検知信号(d1,d2,d3,d4)の、例えば論理和が取られた割り込み信号dが電源回路125に供給される。これにより電源回路125は、その割り込み信号dに応答して電源出力164を制御する。ここで検知信号d1は、CI信号を検知したCI検知信号であり、検知信号d2はネットワークIF127が検知した着信信号である。また検知信号d3は、タイマ回路124が所定時間の計時が完了したことを示す検知信号、検知信号d4はキーボー類120が押下されたことを示す検知信号である。
図3は、実施形態1に係る通信回線130の回線電圧の一例を示す図である。
301では、直流捕捉回路152はオンフック、即ち、直流捕捉状態になっておらず、この時の電圧値は約48Vである。ここでPSTN210から見た直流抵抗値Zは1MΩ以上になっている。302でオフフック動作が開始され、直流捕捉回路152は、電流源の電流を調整することにより、直流捕捉を行いながらSDAA104の制御の下で直流インピーダンスの調整を行う。このときPSTN210の直流抵抗が約50〜550Ωであることから、ここで発生する電圧降下により、電流源の電流の増加に伴い、徐々に回線電圧が降下を始める。303では、直流インピーダンスの調整が終了してオフフックするとPSTN210から見た直流抵抗値は約50〜300Ωに調整される。この直流インピーダンスを調整した後の、即ち、オフフック後の電圧値303は、PSTN210の電流制限機能により、電流値が20〜120mAに制限されるために大きく降下する。即ち、例えば、回線電流Iが60mAで、PSTN210から見た直流抵抗値Zを300Ωとすると回線電圧は18Vになり、約48Vから18Vへ約30Vの電圧降下が発生する。304は、オフフック状態を検知するためのスレッショルド電圧を示し、ここでは閾値電圧A1とする。
図4は、実施形態1に係る直流捕捉回路152の動作を説明するブロック図である。
通信回線130を介してPSTN120と接続された直流捕捉の回線電圧と、PSTN210と未接続時の回線電圧は以下に説明する関係になっている。
公衆回線網であるPSTN210は、局側交換機の電圧源4002と内部の直流抵抗4003とを含み、通信回線130を介して直流捕捉回路152と接続される。これにより48Vの直流電圧が、抵抗Z0[Ω]の直流抵抗4003を介して直流補足回路152に供給される。直流捕捉回路152は、内部は電流値が可変できる電流源4001を有し、SDAA104の制御により、PSTN210より供給される電流値Iを調整する。ここでは、予め設定された直流的な電圧Vに対する電流Iの特性に適合するよう電流Iを調整することで、直流補足回路152の直流インピーダンスZ(V/I)を調整することが可能となる。
ここで電圧Vは、電流Iに直流インピーダンスZを乗じたもの(V=I×Z)に等しいため、電流Iが60mAで、直流インピーダンスZが300Ωの条件では、電圧V=60mA×300Ω=18[V]となり、前述した回線電圧が大きく降下する。またこのとき電圧Vは、電圧源4002の48Vから直流抵抗4003の抵抗Z0[Ω]による電圧降下(Z0×I)を引いた電圧と等しくなるため、電圧Vと電流Iは以下の関係式で表すことができる。
V=48−Z0×I
従って、上述の電圧V=18V、電流I=60mAの条件では、
Z0=(48−V)÷I=(48−18)/60=500[Ω]となる。
従って、上述の電圧V=18V、電流I=60mAの条件では、
Z0=(48−V)÷I=(48−18)/60=500[Ω]となる。
次に、通信回線130がPSTN210と未接続の場合を説明する。この場合、ファクシミリ装置100はPSTN210と切り離されるため、PSTN210より48Vが供給されない。このため、通信回線130の回線電圧はほぼ0Vを保持することになる。
一方、通信回線130を介してPSTN210と接続され直流捕捉が行われた場合は、上述したように回線電圧は降下するが、所定の一定電圧に保持されている。従って、例えば、前述の図3のスレッショルド電圧304の閾値電圧A1を3V程度に設定する。従って、3V未満の場合は、オフフック或いはオンフック動作とは異なり、PSTN210より48Vが供給されていない、即ち、通信回線130がPSTN210と接続されていないと判定できる。
こうして、この通信回線130電圧をモニタすることにより、通信回線130がPSTN210と接続されているか否かを判定する接続検知が可能となるが、この検知は、SDAA104の電圧検知回路150でも行うことができる。即ち、図1のモデム102のレジスタ206に、スレッショルド電圧304の閾値電圧A1(例えば3V)が予め保持されている。SDAA104において、電圧検知回路150で検知した回線電圧値と、このスレッショルド電圧の閾値電圧A1とを比較し、閾値電圧A1未満であった場合は、PSTN210と未接続であることを示すフラグをレジスタ206に保持する。CPU200は、このフラグを参照して、PSTN210と接続しているか、或いは未接続であるかを判定して、この実施形態に係るファクシミリ装置の動作を制御することができる。
図5は、本実施形態1に係るファクシミリ装置100内の電源供給を説明するブロック図である。
電源回路125には、電源プラグ250を介して商用のAC100Vが供給され、電源回路125は、このAC100Vから複数系統の電圧を生成して、ファクシミリ装置100内部の回路ブロックに供給している。電源回路125からの電源出力613は第1電源系回路5001に供給され、電源出力164は第2電源系回路5002に供給される。ここで第1電源系回路5001は、ディープスリープモードでも電源が供給される必要がある回路ブロックを示している。
図1で二重枠の回路ブロックで示したCI検知回路108、タイマ回路124、ネットワークIF127、及びキーボード類120が第1電源系回路5001に属している。CI検知回路108は、ディープスリープモードのときに通信回線130からCI信号の着信があった場合、検知信号d1を発生して割り込み信号dを電源回路125に供給し、ディープスリープモードからスタンバイモードに復帰させる。またタイマ回路124は、タイマ回路124に設定された時間が経過すると検知信号d3を発生し、電源回路125に割り込み信号dを供給してディープスリープモードからスタンバイモードに復帰させる。またネットワークIF127は、ディープスリープモード時、LAN240を介して、ファクシミリ装置100宛てのパケットを受信すると検知信号d2を発生する。そして電源回路125に割り込み信号dを供給して、ディープスリープモードよりスタンバイモードに復帰させる。更に、キーボード類120が、ユーザからの各種の指示の入力を受け付けると検知信号d4を発生し、電源回路125に割り込み信号dを供給してディープスリープモードからスタンバイモードに復帰させる。尚、割り込み信号dは、検知信号d1,d2,d3,d4の論理和信号である。このように、第1電源系回路5001は、ディープスリープモードにおいて、ディープスリープモードからスタンバイモードに復帰する要因を発生するための回路である。
一方、第2電源系回路5002は、第1電源系回路5001以外の回路ブロックであり、ディープスリープモードでは、その回路ブロックへの電源供給が停止される。ここではファクシミリ装置100の大部分の回路ブロックが第2電源系回路5002属している。SOC101、モデム102、SDAA104等は第2電源系回路5002に属する。従ってディープスリープモードでは、PSTN210と接続されたかどうかを検知することができない。
ところで、スタンバイモードからディープスリープモードへ移行させる場合は、第2電源系回路5002に属しているSOC101が、電源回路125に電源出力制御信号166を供給する。これにより電源回路125で生成される電源出力164の出力を停止してディープスリープモードへ移行させる。
又、スタンバイモードから電源オフモードへ移行させる場合は、第2電源系回路5002に属しているSOC101が、電源回路125に電源出力制御信号166を供給する。これにより電源回路125で生成される電源出力163及び164の出力を停止して電源オフモードへ移行させる。
図6は、実施形態1に係るファクシミリ装置100の動作モードに応じた電源回路125の電源出力の状態を説明する図である。図6では、各モードにおける電源回路125の電源出力状態を表している。
スタンバイモードでは、電源出力163及び164はともにオンであり、ディープスリープモードでは、第1電源系回路5001への電源出力163だけがオンである。また電源オフモードでは、電源出力163及び164は共にオフであり、電源オフモードからスタンバイモードに移行するには、ユーザが手動でファクシミリ装置100の電源スイッチ(不図示)をオンする必要がある。
図7は、実施形態1に係るファクシミリ装置100の処理を説明するフローチャートである。ここでは、PSTN210との接続を検知し、その後ディープスリープモードに移行する処理を説明する。尚、この処理を実行するプログラムはメモリ140に格納されており、CPU200がそのプログラムを読み出して実行することにより、このフローチャートで示す処理が達成される。
この処理は、最初、ファクシミリ装置100がスタンバイモードであることから開始される。まずS702でCPU200は、PSTN210との接続状態を検知する。ここでは、図4を参照して説明したレジスタ206に格納されているフラグを取得する。そしてS703に進みCPU200は、そのフラグがPSTN210と接続していることを示しているかどうかを判定し、接続されていると判定するとS705に進み、そうでないときはS704に進む。S704でCPU200は電源オフモードに設定する。ここではPSTN210と未接続であるため、タイマ回路124に予め決められた時間を設定する。これはファクシミリ装置100が使用されない状態が継続して、タイマ回路124の設定時間が経過すると装置の電源をオフするように設定するものである。
次にS705に進みCPU200は、図5及び図6を参照して説明した、ディープスリープモードに移行する移行条件を満たしているかどうかを判定する。ここでディープスリープモードに移行する条件が満足されないときはS705を実行し、移行する条件が満たされたと判定するとS706に進む。S706でCPU200は、図5及び図6を参照して説明したように、第2電源系回路5002への電力供給を停止する。そしてS707に進みCPU200は、第2電源系回路5002へ電力供給を停止させたディープスリープモードに移行して、この処理を終了する。
この処理によれば、ファクシミリ装置がPSTN210と接続されていないときは電源オフモードに移行できるように設定し、ディープスリープモードに移行する条件を満足するとディープスリープモードに移行する。一方、ファクシミリ装置がPSTN210と接続されているときは、ディープスリープモードに移行する条件を満足するとディープスリープモードに移行するが、電源オフモードに移行するようには設定しない。
図8は、実施形態1に係るファクシミリ装置100がディープスリープモードから復帰する処理を説明するフローチャートである。ここでは、復帰要因の発生回路からの割り込み信号dによりディープスリープモードからスタンバイモードに復帰する動作を説明する。
S801で、ファクシミリ装置100はディープスリープモードにある。そしてS802では、ディープスリープモードからの復帰要因が入力されたかどうかを判定する。この復帰要因となる信号は、前述の検知信号d1〜d4のいずれかである。S802で、ディープスリープモードからの復帰要因が入力されるとS803に進み、図5及び図6参照して説明したように、第2電源系回路5002への電源出力164がオンされてSOC101が動作する。そしてS804でファクシミリ装置100は、ディープスリープモードからスタンバイモードに復帰することができる。
図9は、実施形態1に係るファクシミリ装置100がディープスリープモードからスタンバイモードに復帰したときの処理を説明するフローチャートである。このフローチャートでは、ディープスリープモードからの復帰要因がタイマ回路124の割り込み信号d3による場合、即ち、電源オフに移行する時間になった場合の処理で説明する。尚、この処理を実行するプログラムはメモリ140に格納されており、CPU200がそのプログラムを読み出して実行することにより、このフローチャートで示す処理が達成される。
まずS901で、ディープスリープモードからの復帰要因によりディープスリープモードからスタンバイモードに復帰してCPU200が動作できるようになる。次にS902に進みCPU200は、S901の復帰要因となった復帰要因の発生回路の種別を調べる。次にS903に進みCPU200は、復帰要因の発生回路がタイマ回路124で、そのタイマ割り込みであるかどうかを判定する。即ち、ディープスリープモードからの復帰要因が、図7のS704でタイマ回路124に設定した電源オフとなるまでの時間が経過したことによる割り込み信号d3であるか否かを判定する。こうしてS903でCPU200は、ディープスリープモードからの復帰要因が、電源オフとなるまでの時間が経過したことに起因する割り込み信号d3によると判定するとS904に進む。一方、そうでないときは、その他の復帰要因に起因する場合であるためS908に進み、CPU200は、その復帰要因に応じた処理を実行して、この処理を終了する。
一方、S904でCPU200は、PSTN210と接続しているかどうかを検知する。この処理は、図4で説明したフラグを作成してレジスタ206に保持する処理である。これは、一度、S702でPSTN210との接続を検知したが、電源オフ時間が経過した場合、ディープスリープモードから復帰し、再度、PSTN210との接続検知を行うものである。次にS905に進みCPU200は、S904の検知の結果に基づいてPSTN210と接続しているかどうかを判定する。ここでPSTN210と接続していないと判定するとS906に進み、CPU200は電源出力制御信号166を電源回路125に出力して第1電源系回路5001及び第2電源系回路5002への電源出力163,164をオフする。これは、再度、PSTN210と接続しているかどうか検知した結果が未接続であり、ファクシミリ装置100が使用されていない状態が継続されているため、電源オフ時間の経過後、ファクシミリ装置100の電源をオフするものである。
一方、S905でPSTN210と接続していると判定するとS910に進みCPU200は、図7のS704で行った電源オフ設定をクリアする。これは、当初、図7のS702ではPSTN210に接続されていなかったが、S904で再度、PSTN210との接続検知を行った結果、PSTN210と接続されていたことを意味する。従って、この場合は、ファクシミリ装置100の電源をオフする必要がないため電源オフ設定をキャンセルする。そしてS911に進みCPU200は、電源出力制御信号166を電源回路125に出力してディープスリープモードに移行させて、この処理を終了する。
この処理によれば、ディープスリープモードに移行する前にファクシミリ装置が公衆回線と接続されていなくても、装置がディープスリープモードに移行した後、電源をオフに移行する時間になった時に、再度、公衆回線と接続されているか調べる。そして、このとき公衆回線と接続されていなければ電源オフに移行するが、公衆回線に接続されているときは、装置の電源をオフにせずにディープスリープモードに移行する。これにより、公衆回線と接続されているにも拘らず、ディープスリープモードで所定時間連続して使用されない状態が継続したことにより、装置の電源がオフされてしまうといった事態の発生を防止できるという効果がある。
図10は、実施形態1に係るファクシミリ装置100における電力供給状態の推移の一例を説明する図である。ここでは、ファクシミリ装置100がPSTN210に未接続の場合の電力供給の時間推移を示しており、図7〜図9を参照して説明した各ステップの主要な部分を説明する。
スタンバイモードで、時刻t1で公衆回線と接続しているかどうかを検知した結果、接続されていない場合は、所定時間(t5−t1)、装置100が連続して使用されないことを確認する。そして時刻t5で、ファクシミリ装置100の電源をオフするのが一般的である。ここでは更に、消費電力を低減させるために、時刻t5が経過する前に、時刻t2でディープスリープモードに移行する。又、当初、公衆回線と接続していなかったが、途中でディープスリープモードに移行した後、ディープスリープモード中に、再び公衆回線と接続することが考えられる。
従って本実施形態1では、ディープスリープモードに移行する前に公衆回線との接続を調べて接続されていないことを確認したが、電源オフ時間が経過する直前に、一旦、時刻t3で、ディープスリープモードからスタンバイモードに復帰させる。そして、再度、時刻t4で、公衆回線と接続しているかどうかを調べる。ここで公衆回線と接続されていなければ、時刻t5で、電源オフモードに移行する。しかし、時刻t4で、公衆回線と接続されていると判定すると、ディープスリープモードの間に公衆回線に接続されたことを意味するため、装置を電源オフにするという設定をキャンセルし、ディープスリープモードを維持する。
上述した実施形態1によれば、公衆回線と接続しているか否かにより、電力管理の制御を行うことを説明した。LAN240と接続しているか否かに応じても、同様に電力制御を行っても良い。また或いは、LAN240との接続の有無により電力制御を変更しない構成でも良い。
LAN240との接続の有無により制御が異なる構成とは、例えばLAN240との接続検知を行った結果、LAN240に接続されていない場合に上述の実施形態1を適用し、LAN240に接続されている場合は適用しないことを意味する。又LAN240との接続の有無により制御が変わらない構成とは、LAN240との接続或いは未接続とは無関係に、上述の実施形態1を適用することを意味している。
ところで、ネットワークIF127は、上述したように第1電源系回路5001に属しているため、ディープスリープモードでも電力が供給されるため、ディープスリープモードでもLAN240からの受信パケットを受け付けることが可能である。従ってLAN240とのリンクが成立しているかどうかを検知することで、ディープスリープモードでもLAN240の接続検知を確認することが可能である。
このようにディープスリープモード中にLAN240との接続検知が可能の場合、LAN240との未接続を前提に、前述の実施形態1を図11のよう構成しても良い。
図11は、実施形態に係るファクシミリ装置100のその他の電力推移の一例を示す図である。
ここでは、時刻t1で、LAN240及びPSTN210と未接続で、時刻t2で、ディープスリープモードに移行した場合、ディープスリープモード中、時刻t3で、ネットワークが接続されることが考えられる。この場合は、ネットワークが未接続という前提を満足しなくなるため、ディープスリープモードから復帰して再度、公衆回線の接続検知を行う必要がなくなる。従って、電源オフの設定をキャンセルし、そのままディープスリープモードを維持する。
又、ディープスリープモードでLAN240と接続されたかどうかを検知できる場合は、LAN240との接続を前提に、前述の実施形態1を図12のよう構成しても良い。
図12は、本発明の他の実施形態に係るファクシミリ装置のその他の電力推移の一例を示す図である。
ここでは、スタンバイモードの時刻t1で、LAN240と接続であり、時刻t2で、ディープスリープモードに移行し、ディープスリープモード中に、時刻t3で、LAN240との接続が未接続となった場合を示している。この場合は、公衆回線と接続されているかを確認する必要がある。従って、時刻t4で、ディープスリープモードからスタンバイモードに復帰し、時刻t5で、公衆回線と接続されているかを確認する。ここで公衆回線と未接続の場合は電源オフ設定を行って時刻t6でディープスリープモードに移行する。一方、公衆回線に接続されている場合は、電源オフ設定を行うことなく、ディープスリープモードに移行する。
ところで、上記実施形態1では、ディープスリープモードから復帰する際、電源回路125の電源出力163,164をオンさせて、ファクシミリ装置100をスタンバイモードに移行させて公衆回線に接続しているかどうかを確認していた。
しかしながら、この接続検知を行う際、例えばSOC101、モデム102、SDAA104等、必要最小限の回路ブロックだけに電力を供給すればよく、操作パネル118、読取部121、記録部122等へは電力を供給する必要がない。従って、電源回路125の電源出力164を複数に分離し、各回路への電力供給を制御することで、必要最小限の回路ブロックにのみへの電力供給が可能となる。これにより、スタンバイモードに復帰させなくても消費電力を抑えながら、公衆回線と接続しているかどうかの確認が可能となる。
(その他の実施形態)
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
また、本発明は、以下の処理を実行することによっても実現される。即ち、上述した実施形態の機能を実現するソフトウェア(プログラム)を、ネットワーク又は各種記憶媒体を介してシステム或いは装置に供給し、そのシステム或いは装置のコンピュータ(又はCPUやMPU等)がプログラムを読み出して実行する処理である。
本発明は上記実施の形態に制限されるものではなく、本発明の精神及び範囲から離脱することなく、様々な変更及び変形が可能である。従って、本発明の範囲を公にするために、以下の請求項を添付する。
101…SOC、102…モデム、104…SDAA、105…回線捕捉回路、124…タイマ回路、125…電源回路、127…ネットワークIF、130…通信回線、152…直流捕捉回路、200…CPU,210…PSTN、206…レジスタ。
Claims (10)
- 通信装置であって、
公衆回線と接続されているか否かを検知する第1検知手段と、
ディープスリープモードへの移行条件が満たされると前記通信装置をディープスリープモードに移行させる移行手段と、
前記通信装置が連続して使用されない時間を計時する計時手段と、
前記通信装置の電源をオフにする電源手段と、
前記計時手段による計時値が所定時間になると、前記通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて前記第1検知手段により前記公衆回線と接続されているか否かを検知し、前記第1検知手段が前記公衆回線と接続していないことを検知すると前記電源手段により前記通信装置の電源をオフにし、前記第1検知手段が前記公衆回線と接続していると検知すると前記移行手段により前記通信装置をディープスリープモードに移行させるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記制御手段は、前記計時手段による計時値が前記所定時間になる前に、前記ディープスリープモードへの移行条件が満たされると前記移行手段により前記通信装置をディープスリープモードに移行させることを特徴とする請求項1に記載の通信装置。
- 前記ディープスリープモードで電力が供給されない第1電源系回路と、
前記ディープスリープモードでも電力が供給される第2電源系回路と、を更に有し、
前記計時手段は前記第2電源系回路に含まれ、前記第1検知手段は前記第1電源系回路に含まれることを特徴とする請求項1又は2に記載の通信装置。 - 前記第1検知手段による検知結果を記憶する記憶手段を更に有することを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の通信装置。
- 通信装置であって、
公衆回線と接続されているか否かを検知する第1検知手段と、
前記第1検知手段が前記公衆回線と接続されていないことを検知すると電源オフモードに設定する設定手段と、
ディープスリープモードへの移行条件が満たされると前記通信装置をディープスリープモードに移行させる移行手段と、
前記電源オフモードで前記通信装置の電源をオフするまでの所定時間を計時する計時手段と、
前記通信装置の電源をオフにする電源手段と、
前記計時手段による計時値が所定時間になると、前記通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて前記第1検知手段により前記公衆回線と接続されているか否かを検知し、前記第1検知手段が前記公衆回線と接続していないことを検知すると前記電源手段により前記通信装置の電源をオフにし、前記第1検知手段が前記公衆回線と接続していると検知すると前記移行手段により前記通信装置をディープスリープモードに移行させるように制御する制御手段と、
を有することを特徴とする通信装置。 - 前記ディープスリープモードにおいてLANとの接続を検知する第2検知手段を更に有し、
前記制御手段は、前記第2検知手段が前記LANとの接続を検知した場合、前記通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて前記第1検知手段による前記公衆回線との接続の検知を行うことなく前記ディープスリープモードを維持することを特徴とする請求項1又は5に記載の通信装置。 - 前記制御手段は、前記第2検知手段が前記LANと接続されていないことを検知した場合、前記通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて前記第1検知手段により前記公衆回線と接続されているか否かを検知するように制御することを特徴とする請求項6に記載の通信装置。
- 前記ディープスリープモードで電力が供給されない第1電源系回路と、
前記ディープスリープモードでも電力が供給される第2電源系回路と、を更に有し、
前記計時手段と前記第2検知手段はともに前記第2電源系回路に含まれることを特徴とする請求項6又は7に記載の通信装置。 - 通信装置を制御する制御方法であって、
公衆回線と接続されているか否かを検知する第1検知工程と、
ディープスリープモードへの移行条件が満たされると前記通信装置をディープスリープモードに移行させる移行工程と、
前記通信装置が連続して使用されない時間を計時する計時工程と、
前記通信装置の電源をオフにする電源工程と、
前記計時工程による計時値が所定時間になると、前記通信装置を前記ディープスリープモードから復帰させて前記第1検知工程により前記公衆回線と接続されているか否かを検知し、前記第1検知工程が前記公衆回線と接続していないことを検知すると前記電源工程により前記通信装置の電源をオフにし、前記第1検知工程が前記公衆回線と接続していると検知すると前記移行工程により前記通信装置をディープスリープモードに移行させるように制御する制御工程と、
を有することを特徴とする通信装置の制御方法。 - コンピュータを、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の通信装置として機能させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2014158987A JP2016036116A (ja) | 2014-08-04 | 2014-08-04 | 通信装置とその制御方法、及びプログラム |
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JP2014158987A JP2016036116A (ja) | 2014-08-04 | 2014-08-04 | 通信装置とその制御方法、及びプログラム |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018050266A (ja) * | 2016-09-23 | 2018-03-29 | キヤノン株式会社 | 画像通信装置及びその制御方法とプログラム |
-
2014
- 2014-08-04 JP JP2014158987A patent/JP2016036116A/ja active Pending
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