JP2000125030A - 通信端末装置 - Google Patents

通信端末装置

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JP2000125030A
JP2000125030A JP10289220A JP28922098A JP2000125030A JP 2000125030 A JP2000125030 A JP 2000125030A JP 10289220 A JP10289220 A JP 10289220A JP 28922098 A JP28922098 A JP 28922098A JP 2000125030 A JP2000125030 A JP 2000125030A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電話優先モードにおいて、サブ制御部により
待機時の制御を行う省電力動作を行う場合でも、回線の
電話機から装置本体のモデムへの切替を確実に行うこと
ができる通信端末装置を提供すること。 【解決手段】 電源投入時に後記サブ制御部から通知さ
れた起動理由が着信信号の検出であった場合において前
記電話優先モードである場合には、着呼が検出されたと
見なして前記リモート切替機能を有効とするメイン制御
部と、待機時において、着信信号が検出されると、前記
メイン制御部への電源を投入すると共に、起動理由とし
て着信信号が検出された旨を前記メイン制御部に通知す
るサブ制御部とを備えたことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ装置等
の通信端末装置に関し、特に、電話優先モードにおける
着呼時に併設電話機がオフフックされて閉結された回線
を併設電話機から装置本体のモデムに切替接続して通信
を行うリモート切替機能や自動切替機能を備えた通信端
末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置における回線使用形態
としては、1つの電話回線をファクシミリ装置のみが使
用する場合もあるが、網制御部に電話回線と併設電話機
とを接続して、着呼時に、電話回線を、併設電話機また
はファクシミリ装置本体のモデムに切替接続するものが
一般的である。
【0003】その場合接続形態は、着呼時に、電話回線
を、併設電話機に優先的に接続する電話優先の接続形態
(電話優先モード)と、ファクシミリ装置本体のモデム
に優先的に接続するファックス優先の接続形態(ファッ
クス優先モード)に分類できる。
【0004】ファックス優先モードは、常時は併設電話
機を電話回線から切り離しておくと共にモデム側に接続
しておき、着呼時にファクシミリ装置が自動的に応答し
て相手からの信号をチェックし、相手が発呼トーンCN
G(1100Hz)を送出してくるファクシミリ装置で
あると判定したときにはそのままファクシミリ通信動作
を続けるモードである。
【0005】電話優先モードは、常時は併設電話機を電
話回線に接続しておき、着呼時ファクシミリ装置本体側
は自動応答せずに、電話回線から到来する呼び出し信号
により併設電話機を鳴動させる。すると、併設電話機に
おいて、ユーザがハンドセットをオフフックして回線が
閉結されるか、または、併設電話機の留守番電話機能に
より回線が閉結されると、ハンドセットをオフフックし
たユーザと相手先との会話の結果、相手先がファックス
送信をしたい旨告げて、相手先において送信開始ボタン
を押下してファックス送信が開始されるか、または、併
設電話機の留守番電話機能が発した「ただいま近くにお
りません。メッセージのあるかたは、ピーという発信音
の後にお話下さい。ファックスを送信する方は、そのま
ま送信したください。」との応答メッセージを聞いた相
手先が送信開始ボタンを押下してファックス送信を開始
した結果、相手先から送出される発呼トーンCNGを検
出できたときのみ、閉結された電話回線を併設電話機か
らファクシミリ装置本体のモデムに切替接続してファク
シミリ通信を開始するモードである。
【0006】上記電話優先モードでは、着呼時に併設電
話機の留守番電話機能が応答した場合は応答メッセージ
が流されるため、相手先のファクシミリ装置から送出さ
れてくる通信信号(CNG信号)が応答メッセージの音
声信号によりマスクされてしまって、正確に検出するこ
とは比較的難しい。また、着呼時に併設電話機のユーザ
がハンドセットをオフフックして応答した場合は、周囲
のノイズにより通信信号(CNG信号)の検出が阻害さ
れてしまって、正確に検出できないこともある。通信信
号(CNG信号)を正確に検出できないと、ファクシミ
リ通信への自動切替えと正確に行うことができなくなっ
てしまう。
【0007】ファクシミリ装置本体が、電話回線上の音
声信号やノイズの中から通信信号(CNG信号)を検出
する場合の難しさと比較して、併設電話機のユーザ
(人)が相手先からの音を聞いた場合に、その音が会話
の音なのか、通信信号(CNG信号)の音なのかを判定
することはずっと容易である。
【0008】そのため、電話優先モードにおいて併設電
話機のハンドセットがユーザによりオフフックされたあ
とファクシミリ装置本体側で予め登録した特定の番号が
併設電話機側のテンキーを操作することによりユーザに
より指定されると、その指定された番号に対応したダイ
ヤルパルス信号またはDTMF信号が併設電話機からフ
ァクシミリ装置本体に到来し、それをファクシミリ装置
本体が検出して、閉結された回線を併設電話機から装置
本体のモデムに切り替てファクシミリ通信を行う、いわ
ゆるリモート切替機能を備えたファクシミリ装置もあ
る。
【0009】そのリモート切替機能は、本来発呼時に通
信相手先を指定するために併設電話機から加入者交換機
へ送出されるダイヤルパルスまたはDTMF信号による
選択信号が、着呼して回線閉結されているときに併設電
話機から送出されても、加入者交換機にとっては無効な
信号となることを利用しているため、着呼があったとき
以外に動作してはならない。
【0010】もし、着呼のあるなしにかかわらずリモー
ト切替機能が動作した場合には、併設電話機のハンドセ
ットをオンフックして、リモート切替機能のための所定
の番号と同一の電話番号で始まる相手先に発呼したとき
に、ファクシミリ装置本体側のリモート切替機能によ
り、指定した相手先電話番号の最初の番号がリモート切
替を起動する番号として検出され、併設電話機に接続さ
れていた電話回線がファクシミリ装置本体のモデム側に
切り替わってしまい、当該相手先に発呼できなくなって
しまう。
【0011】そのため、リモート切替機能を弊害なく有
効に使用するためには、着呼を正確に検出することが必
要である。
【0012】一方、近年の電気製品における消費電力の
低減に関する市場からの要求は強く、ファクシミリ装置
においても、待機時には、表示部のバックライトを消灯
したり、電子写真方式のプロッタの定着用ヒータをOF
Fしたりすることで、待機電力の節減を図っていた。し
かし、ファクシミリ装置においては、画情報の符号化復
号化、画像処理、スキャナ、プロッタ、モデムなどの制
御処理などの複雑な処理が要求されるため、そのための
制御部を構成するマイクロコンピュータとしても、高速
処理が可能な高性能なものを使用する必要がある。
【0013】しかし、処理速度が高速なマイクロコンピ
ュータは、その分消費電力を大きく、待機中に制御部以
外の装置構成への電力供給を停止しても、制御部のマイ
クロコンピュータにより電力消費をなくすことはできな
い。
【0014】そのため、ファクシミリ装置においても、
高速処理が可能であるが消費電力量が多いメイン制御部
と、処理速度は比較的遅いが消費電力量はずっと少ない
サブ制御部とを備え、待機中にメイン制御部への電力供
給を停止して、サブ制御部のみを動作させ、サブ制御部
が、待機状態から動作状態への復帰要因の発生を監視し
て、復帰要因の発生が検出されると、メイン制御部への
電力供給を再開して動作状態へ復帰させる構成が一般的
となってきた。
【0015】ファクシミリ装置に装備されるサブ制御部
において検出しなくてはならない起動要因としては、ス
キャナにセットされた原稿を検出する原稿センサがON
になるか、操作表示部に配設された所定の起動キーが押
下されるか、着呼が検出されるか等が想定される。
【0016】このうち着呼検出は、ファクシミリ装置が
接続される構内交換機の種類や設置国により、着呼時の
呼び出し信号のパターン(カデンス)、周波数、検出ま
での時間が異なるため、正確に検出するためには、設置
条件のパラメータを参照した様々な判定が必要であり、
処理負担が大きく。サブ制御部CPUでは処理負荷が大
きすぎる。
【0017】このため、サブ制御部では、電話回線上の
信号を着呼信号と判定する際の条件を緩和し、例えば、
有る程度のレベルの信号が電話回線上に検出されれば、
その信号を着呼信号と見なしてメイン制御部を起動し、
起動したメイン制御部が厳密な条件で電話回線上の信号
を解析し、真の着呼信号であるか否かを判定するように
することが合理的である。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記電
話優先モードにおける待機中に、電話回線上の信号をサ
ブ制御部が着呼信号として検出してメイン制御部への電
源供給を再開し、メイン制御部が再起動して、電話回線
上の信号が真の着呼信号であるか否かの厳密な判定が完
了する前に、併設電話機においてハンドセットがオフフ
ックされてしまうと、電話回線上の、加入者交換機から
送出された着呼信号であったであろう信号が途絶えてし
まい、メイン制御部が着呼が有ったことを検出できない
事態となる。
【0019】その場合、メイン制御部による機能である
リモート切替機能は、メイン制御部が着呼を検出してい
ないため無効となる。そのため、前記電話優先モードに
おける待機中にサブ制御部が検出した電話回線上の信号
が真の着呼信号であって、リモート切替機能が有効とな
るべきときに、リモート切替機能を有効にすることがで
きなという問題点があった。
【0020】また、電話優先モードにおいて、回線上に
到来した通信信号(CNG信号)を検出して、回線をモ
デム側に切り換えて通信を行う自動切替機能の場合も、
回線上のノイズを誤って通信信号として検出してしまっ
て、真の着呼時でもないの回線がモデム側に切り替わっ
てしまうことを防止するために、通信信号(CNG信
号)の検出動作の開始も、着呼を検出した後に有効とす
る必要があるため、上記したリモート切替機能と同様の
問題が生じ、前記電話優先モードにおける待機中にサブ
制御部が検出した電話回線上の信号が真の着呼信号であ
って、自動切替機能が有効となるべきときに、自動切替
機能を有効にすることができなという問題点があった。
【0021】また、それらの問題は、ファクシミリ装置
に限らず、電話優先モードにおいて、着呼が検出された
ことを条件として、リモート切替機能を有効としたり、
回線のモデムへの自動切替のための所定の通信信号の回
線からの到来の検出動作を開始する通信端末装置であれ
ば、同様に生じる問題である。
【0022】本発明は係る事情に鑑みてなされたもので
あり、電話優先モードにおいて、サブ制御部により待機
時の制御を行う省電力動作を行う場合でも、回線の電話
機から装置本体のモデムへの切替を確実に行うことがで
きる通信端末装置を提供することを目的とする。
【0023】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1に記載のファクシミリ装置は、回線に接続
されると共に電話機と接続され、前記回線を前記電話機
に接続しておき着呼時に前記電話機に優先的に応答させ
る電話優先モードを備え、前記電話優先モードにおいて
着呼が検出されるとその後前記電話機がオフフックされ
て回線が閉結された後に前記電話機から前記回線に所定
の信号が送出されるかを監視し、当該所定の信号が検出
されると、前記閉結された回線を前記電話機から自装置
のモデムに切替接続して以後通信を行うリモート切替機
能を備えた通信端末装置において、通常動作時におい
て、前記リモート切替機能を含む各機能の制御を行う一
方、電源投入時に後記サブ制御部から通知された起動理
由が着信信号の検出であった場合において前記電話優先
モードである場合には、着呼が検出されたと見なして前
記リモート切替機能を有効とするメイン制御部と、待機
時において、通常動作への起動要因として、前記回線上
の信号が着呼信号であるか否かを少なくとも検出し、着
信信号が検出されると、前記メイン制御部への電源を投
入すると共に、起動理由として着信信号が検出された旨
を前記メイン制御部に通知するサブ制御部とを備えたこ
とを特徴とする。
【0024】請求項2に記載のファクシミリ装置は、回
線に接続されると共に電話機と接続され、前記回線を前
記電話機に接続しておき着呼時に前記電話機に優先的に
応答させる電話優先モードを備え、前記電話優先モード
において着呼が検出されるとその後前記電話機がオフフ
ックされて回線が閉結された後に前記回線から所定の通
信信号が到来するかを監視し、前記所定の通信信号が検
出されると、前記閉結された回線を前記電話機から自装
置のモデムに切替接続して以後通信を行う自動切替機能
を備えた通信端末装置において、通常動作時において、
前記自動切替機能を含む各機能の制御を行う一方、電源
投入時に後記サブ制御部から通知された起動理由が着信
信号の検出であった場合において前記電話優先モードで
ある場合には、着呼が検出されたと見なして前記自動切
替機能を有効とするメイン制御部と、待機時において、
通常動作への起動要因として、前記回線上の信号が着呼
信号であるか否かを少なくとも検出し、着信信号が検出
されると、前記メイン制御部への電源を投入すると共
に、起動理由として着信信号が検出された旨を前記メイ
ン制御部に通知するサブ制御部とを備えたことを特徴と
する。
【0025】請求項3に記載のファクシミリ装置は、回
線に接続されると共に電話機と接続され、前記回線を前
記電話機に接続しておき着呼時に前記電話機に優先的に
応答させる電話優先モードを備え、前記電話優先モード
において着呼が検出されるとその後前記電話機がオフフ
ックされて回線が閉結された後に前記電話機から前記回
線に所定の信号が送出されるかを監視し、当該所定の信
号が検出されると、前記閉結された回線を前記電話機か
ら自装置のモデムに切替接続して以後通信を行うリモー
ト切替機能、及び、前記電話優先モードにおいて着呼が
検出されるとその後前記電話機がオフフックされて回線
が閉結された後に前記回線から所定の通信信号が到来す
るかを監視し、前記所定の通信信号が検出されると、前
記閉結された回線を前記電話機から自装置のモデムに切
替接続して以後通信を行う自動切替機能を備えた通信端
末装置において、通常動作時において、前記リモート切
替機能及び自動切替機能を含む各機能の制御を行う一
方、電源投入時に後記サブ制御部から通知された起動理
由が着信信号の検出であった場合において前記電話優先
モードである場合には、着呼が検出されたと見なして前
記リモート切替機能及び自動切替機能を有効とするメイ
ン制御部と、待機時において、通常動作への起動要因と
して、前記回線上の信号が着呼信号であるか否かを少な
くとも検出し、着信信号が検出されると、前記メイン制
御部への電源を投入すると共に、起動理由として着信信
号が検出された旨を前記メイン制御部に通知するサブ制
御部とを備えたことを特徴とする。
【0026】請求項4に記載のファクシミリ装置は、請
求項1、2または3のいずれかに記載のファクシミリ装
置において、前記電話機がオフフックすると前記回線か
ら到来する発信音を検出する発信音検出手段を更に備
え、前記メイン制御部は、電源投入時に前記サブ制御部
から通知された起動理由が着信信号の検出であった場合
に着呼が検出されたと見なして前記リモート切替機能ま
たは/及び自動切替機能を有効とした後に、前記発信音
検出手段により発信音が検出された場合は、前記リモー
ト切替機能または/及び自動切替機能を無効とすること
を特徴とする。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照しながら、
本発明の実施の形態を詳細に説明する。
【0028】先ず、図1に、本発明の実施形態に係る通
信端末装置としてのファクシミリ装置1のブロック構成
について示す。
【0029】同図において、ファクシミリ装置1は、ス
キャナ2、プロッタ3、ROM4、RAM5、操作表示
部6、符号化復号化部7、サブ制御部8、電源9、メイ
ン制御部10、通信制御部11、モデム12、網制御部
13、及び、システムバス14により構成されている。
【0030】スキャナ2は、3.85本/mm、7.7
本/mm、15.4本/mm等の所定の読み取り線密度
で原稿画像を読み取って画情報を得るためのもので、図
示しない原稿センサを備え、原稿がセットされているか
否かの信号を直接サブ制御部8に入力すると共に、シス
テムバス14を介してメイン制御部10に入力してい
る。
【0031】プロッタ3は、受信した画情報を、その線
密度に応じて記録出力したり、スキャナ2で読み取った
画情報を、その線密度に応じて記録出力(コピー動作)
するためのものである。ROM4は、通常動作状態にお
いてメイン制御部10が装置各部を制御するための各種
制御プログラムが記憶されているリードオンリメモリで
ある。RAM5は、通常動作状態においてメイン制御部
5により作業領域として使用されるランダムアクセスメ
モリであり、画情報の一時蓄積等に使用される。
【0032】操作表示部6は、図示を省略しているが、
宛先電話番号を指定するためのテンキー、スタートキ
ー、ワンタッチダイヤルキー、及び、その他各種キーが
配設される一方、液晶表示装置等の表示器を備え、ユー
ザに知らせるべき装置の動作状態や、各種メッセージを
表示するものである。また、装置を待機状態から通常動
作状態に復帰させるための起動キーが配設されている。
【0033】符号化復号化部7は、送信画像データを、
G3ファクシミリに適合する、MH符号化方式、MR符
号化方式、MMR符号化方式等の所定の符号化方式で符
号化圧縮する一方、受信画像データをMH符号化方式、
MR符号化方式、MMR符号化方式等に対応する所定の
復号化方式で復号伸長するものである。
【0034】サブ制御部制御部8は、電源9から動作に
必要な電力を供給され、待機時の制御を行うマイクロコ
ンピュータで、リレーRY1をON/OFF制御するこ
とにより、電源9からメイン制御部10への動作に必要
な電力供給をON/OFFすることができる。
【0035】電源9は、サブ制御部8、メイン制御部1
0、及び、その他装置各部の動作に必要な電力を供給す
るためのものである。メイン制御部10は、通常動作状
態においてROM4に書き込まれた制御プログラムに従
って、RAM5を作業領域として使用しながら、装置各
部を制御するマイクロコンピュータで、リレーRY2を
ON/OFF制御することにより、電源9から装置各部
への動作に必要な電力供給をON/OFFすることがで
きる。
【0036】通信制御部11は、モデム12や網制御部
12を制御してファクシミリ通信を行うものである。モ
デム12は、G3ファクシミリモデムで、網制御部13
を介して回線に送信するデータを変調する一方、網制御
部13を介して回線から受信した信号を復調するもので
ある。また、モデム12は、相手先番号に対応するDT
MF信号の送出も行う。
【0037】網制御部13は、回線用端子13aを介し
て回線に接続されて、回線との接続制御などを行う。ま
た網制御部13には、電話用端子13bを介して併設の
電話機20が接続され、電話機20と回線との接続制御
も行う。システムバス14は、上記各部がデータをやり
取りするための信号ラインである。
【0038】図2に、ファクシミリ装置1の本発明と特
に関連する部分を詳細に示したブロック構成を示す。
【0039】メイン制御部10は、マイクロプロセッサ
ユニットMPU10aと、MPU10aが行う起動時の
初期化処理手順等の基本的な制御手順を記したリードオ
ンリーメモリであるROM10b、起動時の初期化処理
手順等において作業領域として使用するランダムアクセ
スメモリであるRAM10c、入出力ポートとなるI/
O部10d、及び、A/D変換部10eにより構成され
ている。
【0040】サブ制御部8は、マイクロプロセッサユニ
ットMPU8aと、MPU8aが行う待機時の制御手順
を記したリードオンリーメモリであるROM8b、待機
時の制御手順において作業領域として使用するランダム
アクセスメモリであるRAM8c、入出力ポートとなる
I/O部8d、及び、A/D変換部8eにより構成され
ている。
【0041】メイン制御部10は、ファクシミリ装置1
の全体の動作を制御するために、処理能力が高いが、そ
の分消費電力が大きい。一方、サブ制御部8は、待機時
の簡単な動作を行えれば十分なため、処理能力が低い
が、その分消費電力が低い。
【0042】メイン制御部10のMPU10aは、通常
動作時には、I/O部10dを制御してリレーRY2を
ONし、装置各部に電力を供給してファクシミリ送信動
作、ファクシミリ受信動作等が起動されるのを待ちつ
つ、各動作が起動されるとそれらの動作を行って、終了
すると再びそれらの動作が起動されるのを待つ。
【0043】その待ち時間が一定時間を越えると、メイ
ン制御部10のMPU10aはI/O部10d制御して
リレーRY2をOFFし、装置各部への電力供給を停止
してスタンバイ状態に移行し、システムバス14を介し
た、スキャナ2の原稿センサや操作表示部6の起動キー
の状態の監視や、A/D変換部10eによる回線上の着
呼信号の検出を行って、起動要因を発生を監視する。こ
のスタンバイ状態では、メイン制御部10が動作してい
るため、通常動作状態への復帰は短時間で行えるものの
まだかなりの電力が消費されている。そして、スタンバ
イ状態においていずれかの起動要因が発生すると、I/
O部10dを制御してリレーRY2をONし、装置各部
に電力を供給して通常動作状態に復帰する。
【0044】スタンバイ状態に移行してから起動要因が
検出されることなく、更に一定時間が経過するとメイン
制御部10のMPU10aは、I/O部10dを介して
サブ制御部8に待機状態に移行すべき旨を通知し、サブ
制御部8のMPU8aは、その通知をI/O部8dを介
して受けると、I/O部8dを制御してRY1をOFF
し、メイン制御部10への電力供給を停止して待機状態
に移行し、スキャナ2の原稿センサや操作表示部6の起
動キーからI/O部8dに直接入力される原稿センサキ
ー信号やキーセンサ信号の状態を監視すると共に、A/
D変換部8eによる回線上の着呼信号の検出を行って、
起動要因の発生を監視する。この待機状態では、メイン
制御部10の動作が停止しているため、サブ制御部8の
みが電力を消費している状態で、その電力消費量は非常
に少ない。
【0045】しかし、サブ制御部8の処理能力は低いた
め、MPU8aは、A/D変換部8eにより回線上の信
号レベルがある一定レベルになった場合に、当該信号を
着呼信号と判定する。そのような粗い検出をおこなって
も、ほとんどの場合、着呼信号を正しく検出することが
できる。
【0046】着呼信号は、日本国内においては、400
Hz±19Hzの信号を15Hz以上20Hz以下で変
調した信号を断続比20IPM±20%以内かつメーク
率33%±10%以内で断続送出するように規定されて
いる。また、ファクシミリ装置1が設置される国または
地域によっても、その特性は異なり、構内交換機に接続
される場合にも特性は異なってくる。そのため、通常動
作状態においては、処理能力の高いメイン制御部10
は、A/D変換部10eにより測定される回線上の信号
が着呼信号であるか否かを、ROM4に予め書き込まれ
た検出特性パラメータを読み出して厳密に判定し、可能
な限り誤検出がないようにする。
【0047】モデム12は、メイン制御部10のMPU
10aとはI/O部10dを介して送受信データをやり
とりし、モデム12からの変換復調信号は、網制御部1
3のライントランス13cを介し、RY3を介して回線
とやりとりされる。
【0048】また、回線と電話機20とは、網制御部1
3内でRY4を介して接続されている。また、網制御部
13においては、トーン検出器13eがハイインピーダ
ンストランス13dを介して回線、または、回線と接続
された電話機20から到来する発呼トーンCNG、DT
MF信号等の各種トーン信号を検出し、I/O部11d
を介してメイン制御部10のMPU10aに通知する。
【0049】また、網制御部13においては、ループ検
出器13fが回線のループ検出や極性反転の検出やダイ
ヤルパルスの検出を行い、I/O部11dを介してメイ
ン制御部10のMPU10aに通知する。
【0050】以上の構成で、ファクシミリ装置1は、前
述の電話優先モードに設定されているとする。つまり、
メイン制御部10は、リレーRY3をOFFすると共に
リレーRY4をONした状態にして、回線からの着呼に
電話機20が優先して応答できる状態とする。なお、リ
レーRY3及びリレーRY4は、ラッチングリレーによ
り構成されていて、リレーRY1がOFFで、メイン制
御部10に電源が接続されていない状態でも、電話優先
モードの接続状態は維持される。
【0051】次に、ファクシミリ装置1において、待機
状態から通常状態に復帰して電話優先モードの着呼処理
手順を行う場合の処理手順について、説明する。
【0052】先ず、図3に、待機状態のサブ制御部8に
おける処理手順について説明する。
【0053】同図において、サブ制御部8のMPU8a
は、A/D変換器8eにより着呼が検出されるか、I/
O部8dにより原稿センサがONになっことが検出され
るか、I/O部8dによりキーセンサがONになっこと
が検出されるかを監視し、起動要因の発生を監視してい
る(判断101のNo、判断102のNo、判断103
のNoループ)。そして、着呼が検出されるか、原稿セ
ンサがONになっことが検出されるか、または、キーセ
ンサがONになっことが検出されると(判断101のY
es、判断102のYes、判断103のYes)I/
O部8dを介してリレーRY1をONして、メイン制御
部10への電源を投入する(処理104)。そして、メ
イン制御部10に対して、起動理由を通知する(処理1
05)。
【0054】処理105の起動理由の通知は、具体的に
は、判断101、判断102、判断103のいずれかY
esになったかに応じて、I/O部8dの所定の出力ポ
ートのビットを立てることにより行う。メイン制御部1
0は、サブ制御部8のI/O部8dの起動理由通知用の
所定の出力ポートに接続された、I/O部10dの所定
の入力ポートの各ビットの値をチェックすることで、起
動理由の通知を受けることができる。
【0055】一方、図3の処理104で電源が投入され
たメイン制御部10においては、図4に示す起動処理手
順が行われる。
【0056】同図において、メイン制御部10のMPU
8aは、電源が投入されると、先ず、装置各部の初期化
処理を行う(処理201)。この初期化処理は、瞬時に
は終了できず、少なくとも数秒程度の時間を要する。初
期化処理が終了するとI/O部10dの所定の入力ポー
トの各ビットの値をチェックして起動理由の通知がなさ
れたかを監視し(判断202のNoループ)、起動理由
通知があった場合は(判断202のYes)、通知され
た起動理由をRAM10cに記憶した上で(処理20
3)、通常の動作状態に移行し、動作を開始する。
【0057】動作が開始されると、判断202で通知さ
れた起動理由が、原稿センサONである場合には、ファ
クシミリ送信処理が開始され、キーセンサONであれ
ば、操操作表示部6に操作メニューを表示して操作入力
可能な状態に移行する。
【0058】そして、判断202で通知された起動理由
が着呼である場合には、図5及び図6に示す電話優先モ
ード時の着呼処理手順が行われる。なお、図5及び図6
に示す処理手順は、起動理由が着呼で起動した通常動作
状態における一番最初の着呼処理手順のみではなく、起
動後の通常の着呼処理の手順も含んでいる。
【0059】それらの図において、メイン制御部10の
MPU10aは、電話機20がオフフックしているか否
かをループ検出器13fの検出状態により判断し、ま
た、A/D変換器10eに入力される回線からの信号の
各種特性を厳密に判別することにより着呼があるかを判
断する(判断301のNo、判断302のNoルー
プ)。
【0060】電話機20がオフフックしていることが検
出されることなく着呼があることが検出できた場合(判
断302のYes)、すなわち、サブ制御部8により着
呼が粗く検出されてから、メイン制御部10が起動して
通常動作状態に移行する前までには電話機20がオフフ
ックされずメイン制御部10自身が着呼を厳密に検出し
た場合には、電話機20がオフフックされているかをル
ープ検出器13fにより監視し(判断304のNoルー
プ)、オフフックされた場合には(判断304のYe
s)、発呼トーンCNG信号の検出、及び、リモート切
替信号の検出を開始する(処理305)、すなわち、自
動切替機能及びリモート切替機能を有効とする。
【0061】判断302がYesとなって、処理305
が行われるのは、従来と同様の手順であるが、本実施の
形態では、判断301で電話機がオフフックされている
場合(判断301のYes)、すなわち、サブ制御部8
により着呼が粗く検出されてて、メイン制御部10が起
動されてから通常動作状態に移行する前に、電話機20
がオフフックされてしまった可能性がある場合には、加
入者交換機から回線上に送出されていた着呼信号が電話
機20がオフフックにより途絶えてしまって、メイン制
御部10が着呼を検出できなくなっているため、処理1
05で通知された起動理由が着呼であるかを判断する
(判断303)。
【0062】起動理由が着呼でなれれば(判断303の
No)、判断302のNoループに戻るが、起動理由が
着呼であれば(判断303のYes)、判断301がY
esとなったのは、サブ制御部8により着呼が粗く検出
されてて、メイン制御部10が起動されてから通常動作
状態に移行する前に、電話機20がオフフックされてし
まったためであることになるため、ダイヤルトーン(発
信音:日本国内では、400Hz±19ヘルツの連続
音)のトーン検出器13eによる検出を開始してから
(処理306)、発呼トーンCNG信号の検出、及び、
リモート切替信号の検出を開始する(処理305)、す
なわち、電話機20がオフフックされている場合におい
てサブ制御部8から起動理由として着呼が通知された場
合も、判断302で自ら着呼を検出してから電話機20
がオフフックされた場合と同様に、自動切替機能及びリ
モート切替機能を有効とする。
【0063】そして、CNG信号またはリモート切替信
号(本実施の形態では、番号「2」に対応するダイヤル
パルス信号またはDTMF信号であるとする)がトーン
検出器13eにより検出されるかを監視し(判断307
のNo)、また、起動理由が着呼である場合には、更
に、ダイヤルトーンが検出されるかを監視しつつ(判断
308のYes、判断309のNo)、電話機20がオ
ンフックされるかをループ検出器13fにより監視する
(判断310のNoループ)。
【0064】そして、CNG信号またはリモート切替信
号が検出された場合は(判断307のYes)、CNG
信号及びリモート切替信号の検出を終了し(処理31
4)、起動理由が着呼であれば(判断315のYe
s)、処理306で開始したダイヤルトーンの検出も終
了してから、リレーRY3をONしライントランス13
cにより回線のループを保持を行いつつ、リレーRY2
をOFFして、回線を電話機20からモデム12に切替
接続し、モデム12によるファクシミリ通信処理を行う
(処理317)。
【0065】判断310において、電話機20がオンフ
ックされた場合(判断311のYes)、すなわち、メ
イン制御部10自身が着呼を検出したか、または、サブ
制御部8により起動理由が着呼と通知され、着呼を検出
したと見なした今回の着呼が電話機20による通話のみ
で終わった場合には、CNG信号及びリモート切替信号
の検出を終了し(処理311)、起動理由が着呼であれ
ば(判断312のYes)、処理306で開始したダイ
ヤルトーンの検出も終了する(処理313)。
【0066】また、判断309において、電話機20が
オフフックされて電話機20から発信する場合にしか検
出されないはずのダイヤルトーンを検出した場合も(判
断309)、CNG信号及びリモート切替信号の検出を
終了し(処理311)、ダイヤルトーンの検出も終了す
る(処理313)。
【0067】なお、判断303がYesとなった場合、
すなわち、起動時にサブ制御部8から起動理由「着呼」
が通知されたことにより、メイン制御部10自らが着呼
を検出したと見なした場合の着呼処理手順の終了後は、
起動理由はクリアされ、以後の着呼においては、判断3
03はNoとなって、通常の着呼処理が行われるように
なる。
【0068】これにより、サブ制御部8により着呼が粗
く検出されて、通常動作状態に起動させられたメイン制
御部10自らが厳密に着呼を検出する前に電話機20が
オフフックされた場合でも、サブ制御部8が検出した着
呼をメイン制御部10が検出したものと見なすことで、
リモート切替機能や自動切替機能を、有効とすべき着呼
時に、確実に有効とすることができる。
【0069】また、サブ制御部8が検出した着呼が万が
一、回線上のノイズの誤検出であった場合には、そのこ
とが、真の着呼であれば検出されるばすのないダイヤル
トーンが検出されることにより検出され、CNG信号及
びリモート切替信号の検出が終了してリモート切替機能
や自動切替機能が無効となるため、サブ制御部8による
着呼の検出が粗いことに起因して発生する可能性のある
誤検出の弊害を防止することができる。
【0070】なお、以上説明した実施の形態において
は、本発明をファクシミリ装置に適用したが、本発明は
それに限らず、電話優先モードにおけるリモート切替機
能や自動切替機能を備えた通信端末装置であれば同様に
適用可能なものである。
【0071】
【発明の効果】請求項1に係る発明によれば、前記電話
優先モードにおいて、待機状態から通常動作状態に復帰
するまでに、前記併設電話機がオフフックされてしまっ
て前記メイン制御部が自ら着呼を検出でない場合でも、
前記サブ制御部が着呼信号を検出して電源投入時に起動
理由として着信信号が検出された旨が通知されると、着
呼信号が検出されたと見なして、前記リモート切替機能
を有効とするため、前記リモート切替機能を、有効とす
べき着呼後に確実に有効とすることができ、電話優先モ
ードにおいて、前記サブ制御部により待機時の制御を行
う省電力動作を行う場合でも、回線の電話機から装置本
体のモデムへの切替を確実に行うことが可能となり、操
作性が向上するという効果が得られる。
【0072】請求項2に係る発明によれば、前記電話優
先モードにおいて、待機状態から通常動作状態に復帰す
るまでに、前記併設電話機がオフフックされてしまって
前記メイン制御部が自ら着呼を検出でない場合でも、前
記サブ制御部が着呼信号を検出して電源投入時に起動理
由として着信信号が検出された旨が通知されると、着呼
信号が検出されたと見なして、前記自動切替機能を有効
とするため、前記自動切替機能を、有効とすべき着呼後
に確実に有効とすることができ、電話優先モードにおい
て、前記サブ制御部により待機時の制御を行う省電力動
作を行う場合でも、回線の電話機から装置本体のモデム
への切替を確実に行うことが可能となり、操作性が向上
するという効果が得られる。
【0073】請求項3に係る発明によれば、前記電話優
先モードにおいて、待機状態から通常動作状態に復帰す
るまでに、前記併設電話機がオフフックされてしまって
前記メイン制御部が自ら着呼を検出でない場合でも、前
記サブ制御部が着呼信号を検出して電源投入時に起動理
由として着信信号が検出された旨が通知されると、着呼
信号が検出されたと見なして、前記リモート切替機能及
び自動切替機能を有効とするため、前記リモート切替機
能及び自動切替機能を、有効とすべき着呼後に確実に有
効とすることができ、電話優先モードにおいて、前記サ
ブ制御部により待機時の制御を行う省電力動作を行う場
合でも、回線の電話機から装置本体のモデムへの切替を
確実に行うことが可能となり、操作性が向上するという
効果が得られる。
【0074】請求項4に係る発明によれば、前記メイン
制御部は、電源投入時に前記サブ制御部から通知された
起動理由が着信信号の検出であった場合に着呼が検出さ
れたと見なして前記リモート切替機能または/及び自動
切替機能を有効とした後に、前記発信音検出手段により
発信音が検出された場合、すなわち、前記サブ制御部が
検出した着呼信号が実際は回線上のノイズで、真の着呼
ではなかった場合には、前記併設電話機がオフフックさ
れて前記併設電話機からの発信が行われようとするとき
は、そのままでは、併設電話機から相手先指定のために
送出される選択信号をリモート切替用の前記所定の信号
として誤検出したり、回線上のノイズを前記所定の通信
信号として誤検出して、回線を前記併設電話機から装置
本体のモデムに誤接続してしまうおそれがあることに鑑
みて、前記リモート切替機能または/及び自動切替機能
を無効とするため、そのような誤接続が発生することが
なく、前記サブ制御部から通知された起動理由が着呼信
号の検出であったみなし着呼時に発生する可能性のある
弊害をなくすことができ、操作性がいっそう向上すると
いう効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る通信端末装置として
のファクシミリ装置のブロック構成を示す図である。
【図2】本発明の実施の形態に係るファクシミリ装置の
本発明と特に関連する部分を詳細に示したブロック構成
図である。
【図3】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置のサ
ブ制御部における待機時処理手順について示すフローチ
ャートである。
【図4】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置のメ
イン制御部における電源投入時処理手順について示すフ
ローチャートである。
【図5】本発明の実施形態に係るファクシミリ装置のメ
イン制御部における電話優先モードにおける着呼処理手
順について示すフローチャートである。
【図6】図5と共に本発明の実施形態に係るファクシミ
リ装置のメイン制御部における電話優先モードにおける
着呼処理手順について示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置 2 スキャナ 3 プロッタ 3 ROM 5 RAM 6 操作表示部 7 符号化部部 8 サブ制御部 8a MPU 8b ROM 8c RAM 8d I/O部 8e A/D変換器 9 電源 10 メイン制御部 10a MPU 10b ROM 10c RAM 10d I/O部 10e A/D変換器 11 通信制御部 12 モデム 13 網制御部 13a 電話器用端子 13b 回線用端子 13c ライントランス 13d ハイインピーダンストランス 13e トーン検出器 13f ループ検出器 14 システムバス 20 電話器 RY1、RY2、RY3、RY4 リレー

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回線に接続されると共に電話機と接続さ
    れ、前記回線を前記電話機に接続しておき着呼時に前記
    電話機に優先的に応答させる電話優先モードを備え、前
    記電話優先モードにおいて着呼が検出されるとその後前
    記電話機がオフフックされて回線が閉結された後に前記
    電話機から前記回線に所定の信号が送出されるかを監視
    し、当該所定の信号が検出されると、前記閉結された回
    線を前記電話機から自装置のモデムに切替接続して以後
    通信を行うリモート切替機能を備えた通信端末装置にお
    いて、 通常動作時において、前記リモート切替機能を含む各機
    能の制御を行う一方、電源投入時に後記サブ制御部から
    通知された起動理由が着信信号の検出であった場合にお
    いて前記電話優先モードである場合には、着呼が検出さ
    れたと見なして前記リモート切替機能を有効とするメイ
    ン制御部と、待機時において、通常動作への起動要因と
    して、前記回線上の信号が着呼信号であるか否かを少な
    くとも検出し、着信信号が検出されると、前記メイン制
    御部への電源を投入すると共に、起動理由として着信信
    号が検出された旨を前記メイン制御部に通知するサブ制
    御部とを備えたことを特徴とする通信端末装置。
  2. 【請求項2】 回線に接続されると共に電話機と接続さ
    れ、前記回線を前記電話機に接続しておき着呼時に前記
    電話機に優先的に応答させる電話優先モードを備え、前
    記電話優先モードにおいて着呼が検出されるとその後前
    記電話機がオフフックされて回線が閉結された後に前記
    回線から所定の通信信号が到来するかを監視し、前記所
    定の通信信号が検出されると、前記閉結された回線を前
    記電話機から自装置のモデムに切替接続して以後通信を
    行う自動切替機能を備えた通信端末装置において、 通常動作時において、前記自動切替機能を含む各機能の
    制御を行う一方、電源投入時に後記サブ制御部から通知
    された起動理由が着信信号の検出であった場合において
    前記電話優先モードである場合には、着呼が検出された
    と見なして前記自動切替機能を有効とするメイン制御部
    と、待機時において、通常動作への起動要因として、前
    記回線上の信号が着呼信号であるか否かを少なくとも検
    出し、着信信号が検出されると、前記メイン制御部への
    電源を投入すると共に、起動理由として着信信号が検出
    された旨を前記メイン制御部に通知するサブ制御部とを
    備えたことを特徴とする通信端末装置。
  3. 【請求項3】 回線に接続されると共に電話機と接続さ
    れ、前記回線を前記電話機に接続しておき着呼時に前記
    電話機に優先的に応答させる電話優先モードを備え、前
    記電話優先モードにおいて着呼が検出されるとその後前
    記電話機がオフフックされて回線が閉結された後に前記
    電話機から前記回線に所定の信号が送出されるかを監視
    し、当該所定の信号が検出されると、前記閉結された回
    線を前記電話機から自装置のモデムに切替接続して以後
    通信を行うリモート切替機能、及び、前記電話優先モー
    ドにおいて着呼が検出されるとその後前記電話機がオフ
    フックされて回線が閉結された後に前記回線から所定の
    通信信号が到来するかを監視し、前記所定の通信信号が
    検出されると、前記閉結された回線を前記電話機から自
    装置のモデムに切替接続して以後通信を行う自動切替機
    能を備えた通信端末装置において、 通常動作時において、前記リモート切替機能及び自動切
    替機能を含む各機能の制御を行う一方、電源投入時に後
    記サブ制御部から通知された起動理由が着信信号の検出
    であった場合において前記電話優先モードである場合に
    は、着呼が検出されたと見なして前記リモート切替機能
    及び自動切替機能を有効とするメイン制御部と、待機時
    において、通常動作への起動要因として、前記回線上の
    信号が着呼信号であるか否かを少なくとも検出し、着信
    信号が検出されると、前記メイン制御部への電源を投入
    すると共に、起動理由として着信信号が検出された旨を
    前記メイン制御部に通知するサブ制御部とを備えたこと
    を特徴とする通信端末装置。
  4. 【請求項4】 前記電話機がオフフックすると前記回線
    から到来する発信音を検出する発信音検出手段を更に備
    え、前記メイン制御部は、電源投入時に前記サブ制御部
    から通知された起動理由が着信信号の検出であった場合
    に着呼が検出されたと見なして前記リモート切替機能ま
    たは/及び自動切替機能を有効とした後に、前記発信音
    検出手段により発信音が検出された場合は、前記リモー
    ト切替機能または/及び自動切替機能を無効とすること
    を特徴とする請求項1、2または3のいずれかに記載の
    通信端末装置。
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