JP3576839B2 - 通信端末装置及び通信端末制御方法 - Google Patents

通信端末装置及び通信端末制御方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、通信端末装置及び通信端末制御方法に関し、詳細には、省エネモードからの立ち上がりを速やかに行う通信端末装置及び通信端末制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
近時、省エネルギー(以下、必要に応じて、省エネという。)化が要望されており、通信端末装置、例えば、ファクシミリ装置等においても、受信待機中等に、記録部の加熱部等のような高電力を消費する部分への電源を削減して、消費電力を削減するファクシミリ装置が出現している。
【0003】
このような省エネを行う従来のファクシミリ装置においては、省エネモードに入ると、オペレータが操作部で省エネモード解除操作を行ったり、着信があると、各部に電源の供給を開始して、通常使用状態に復帰する。
【0004】
そして、本出願人も、先に、ファクシミリエンジンでボタンデータが取り込めるようになってからプリンタコントローラを立ち上げることで、イニシャル時の特殊なモードを容易にサポートするプリンタ付ファクシミリ装置(特開平7−7598号公報参照)及びCPU等の電源5Vをオフにする省エネモードにおいて、着呼を検知すると、電源5Vをオンにしてシステムを立ち上げる際に、スキャナ系のイニシャルを遅らせ、その前に着呼での起動を確認することにより、着呼に対して十分な対応を可能にしたファクシミリ装置(特開平8−265465号公報参照)等を提案している。
【0005】
すなわち、これらのファクシミリ装置は、いずれも省エネモードからの立ち上がりにおいて、通常の電源オン時と同様の処理を行うようになっている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のファクシミリ装置等の通信端末装置にあっては、省エネモードからの立ち上がり時に、電源オン時と同様のリカバリー処理を行っているため、リカバリー処理に長時間を必要とし、省エネモードからの立ち上がりが遅く、通信端末装置の利用性を向上させる上で、改良の余地があった。
【0007】
すなわち、省エネモードからの立ち上がり時、例えば、SAFメモリに記憶されている送信用画情報、当該送信用画情報の送信先電話番号等の送信先情報、また、当該送信用画情報を当該送信先へ送信するという送信ジョブ等の記憶内容に異常があるかチェックして、異常があると当該情報の復旧あるいは消去を行うリカバリー処理を行う。ところが、省エネモードからの立ち上がり時には、電源投入時とは異なり、上記SAFメモリの画情報、送信情報及びジョブ情報に異常が発生する確率が非常に低く、このような省エネモードからの立ち上がり時に、電源オン時と同様のリカバリー処理を行うと、省エネモードからの立ち上がりが遅くなるという問題があった。
【0008】
そこで、この発明は、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することのできる通信端末装置及び通信端末制御方法を提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】
この発明の第1の通信端末装置は、通信データを記憶する通信情報記憶手段と、省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加する省エネ制御手段と、電源オン時には、通信情報記憶手段に記憶されている通信情報の異常の有無を点検して、異常のある通信情報に対して通信情報リカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、通信情報リカバリー処理を省略するように制御する制御手段とを備える。
【0015】
この発明の第2の通信端末装置は、相手先情報を記憶する相手先情報記憶手段と、省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加する省エネ制御手段と、電源オン時には、相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報の異常の有無を点検して、異常のある相手先情報に対して相手先情報リカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、相手先情報リカバリー処理を省略するように制御する制御手段とを備える。
【0016】
この発明の第3の通信端末装置は、ジョブ情報を記憶するジョブ情報記憶手段と、省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加する省エネ制御手段と、電源オン時には、ジョブ情報記憶手段に記憶されているジョブ情報の異常の有無を点検して、異常のあるジョブ情報に対してジョブリカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、ジョブリカバリー処理を省略するように制御する制御手段とを備える。
【0017】
この発明の第1の通信端末制御方法は、省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加し、電源オン時には、通信情報記憶手段に記憶されている通信情報の異常の有無を点検して、異常のある通信情報に対して通信情報リカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、通信情報リカバリー処理を省略するように制御する。
【0018】
この発明の第2の通信端末制御方法は、省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加し、電源オン時には、相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報の異常の有無を点検して、異常のある相手先情報に対して相手先情報リカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、相手先情報リカバリー処理を省略するように制御する。
【0019】
この発明の第3の通信端末制御方法は、省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加し、電源オン時には、ジョブ情報記憶手段に記憶されているジョブ情報の異常の有無を点検して、異常のあるジョブ情報に対してジョブリカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、ジョブリカバリー処理を省略するように制御する。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の好適な実施の形態を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述べる実施の形態は、本発明の好適な実施の形態であるから、技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨の記載がない限り、これらの態様に限られるものではない。
【0027】
図1〜図5は、本発明の通信端末装置及び通信端末制御方法の第1の実施の形態を示す図であり、図1は、本発明の通信端末装置及び通信端末制御方法の第1の実施の形態を適用したファクシミリ装置1の要部回路ブロック図である。
【0028】
本実施の形態は、省エネモード解除時に画情報である通信情報のリカバリー処理を省略するもので、請求項1及び請求項4に対応するものである。
【0029】
図1において、通信端末装置としてのファクシミリ装置1は、CPU(Central Processing Unit )2、ROM(Read Only Memory)3、RAM(Random Access Memory)4、DCR(符号化・復号化部)5、オペポート6、SAF(Store And Forward )メモリ7、NCU(Network Control Unit)8、モデム9、スキャナ10、プロッタ11及び省エネ制御部12等を備えており、上記各部は、バス13に接続されている。
【0030】
ROM3には、ファクシミリ装置1としての基本処理プログラム、後述する省エネ制御処理プログラム及び省エネ解除制御処理プログラム等の各種プログラムが格納されているとともに、これらの各プログラムを実行するのに必要なシステムデータやその他のデータが格納されている。
【0031】
RAM4は、CPU2のワークメモリとして利用されるとともに、各種データ、特に、各種ジョブ(JOB)を実行するために一時的に作成されるジョブ情報、当該ジョブが送信ジョブ等で相手先の電話番号が必要なときにオペポート6から入力されて一時的に作成される相手先電話番号等の相手先情報等を記憶する。したがって、RAM4は、相手先情報記憶手段及びジョブ情報記憶手段として機能している。
【0032】
CPU(制御手段)2は、ROM3内のプログラムに基づいて、RAM4をワークメモリとして利用しながらファクシミリ装置1の各部を制御し、ファクシミリ装置1としての基本処理を実行するとともに、後述する省エネ処理及び省エネ解除制御処理を実行する。
【0033】
DCR5は、画情報のSAFメモリ7への蓄積の効率化及び伝送時間の短縮化を図るためのものであり、所定の符号化方式に従って画情報を符号化し、また、符号化された画情報を復号化する。
【0034】
オペポート6は、テンキー、スタートキー、ワンタッチキー及びファンクションキー等の各種操作キーを備えるとともに、ディスプレイ、例えば、液晶ディスプレイ等を備えており、操作キーからは、送信操作等の各種命令が入力される。オペポート6のディスプレイには、操作キーから入力された各種命令内容やファクシミリ装置1からオペレータに通知する各種情報が表示される。
【0035】
SAFメモリ(通信情報記憶手段)7は、例えば、大容量のRAMあるいはハードディスク装置等で構成され、主に送信用の画情報や受信した画情報等の通信情報が蓄積されて、所定時期に読み出されて送信処理や記録処理等が行われる。
【0036】
NCU8には、所定の回線L、例えば、PSTN(Public Swiched Telephone Network:公衆電話網)等が接続されており、NCU8は、回線Lからの発呼に対して自動着呼し、また、回線Lへの自動発呼処理を行う。また、NCU8は、通信制御部を内蔵しており、この通信制御部により、相手ファクシミリ装置との間でファクシミリ制御信号を交換して、ファクシミリ通信手順を実行する。
【0037】
モデム9は、CPU2の制御下で動作して、送信信号の変調及び受信信号の復調を行う。
【0038】
スキャナ10は、例えば、CCD(Charge Coupled Device )を利用したイメージスキャナ等が利用されており、一般に、ADF(自動原稿送り装置)を備えている。ADFには、複数枚の原稿がセットされ、ADFは、セットされた原稿を1枚ずつスキャナ10の原稿読取位置に送給する。スキャナ10は、ADFから搬送されてきた原稿を走査し、原稿の画像を所定の解像度で読み取る。
【0039】
プロッタ11は、例えば、サーマル素子を利用したサーマル記録装置あるいは電子写真式記録装置等が使用されており、受信した画情報やスキャナ10で読み取った画情報を記録紙に記録出力する。
【0040】
省エネ制御部12は、4ビット・マイクロコンピュータ(省エネ制御手段)14と省エネキー15等を備えている。省エネキー15は、上記オペポート6に配設されており、省エネキー15は、省エネモードの設定及び解除に使用される。4ビット・マイクロコンピュータ14は、省エネキー15により省エネモードに設定されると、CPU2への5Vの電源の供給を停止させるとともに、ファクシミリ装置1の各部のうち消費電力の大きい部分であって、電源の供給を停止しても、記憶内容が消失される等の不具合の発生しない部分、例えば、プロッタ11やスキャナ10等への電源の供給を停止、あるいは、供給電力を低減させる省エネ処理を行い、また、省エネキー15により省エネモードの解除が設定されると、CPU2への5Vの電源の供給を再開するとともに、上記電源の供給を停止あるいは低減していた各部への電源の供給を再開する。
【0041】
そして、CPU2は、省エネモードが解除されると、通常は、SAFメモリ7に記憶されている画情報の異常の有無をチェックして、異常のある画情報を復旧あるいは削除する通信情報リカバリー処理を行い、また、RAM4に記憶されている相手先情報やジョブ情報の異常の有無をチェックして、相手先情報やジョブ情報に異常があると、当該異常の相手先情報やジョブ情報を復旧あるいは削除する相手先情報リカバリー処理やジョブリカバリー処理を行う。
【0042】
次に、本実施の形態の作用を説明する。本実施の形態のファクシミリ装置1は、省エネモード解除時に、SAFメモリ7の異常画情報をリカバリーする通信情報リカバリー処理を省略して、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮させるところにその特徴がある。
【0043】
以下、この省エネモード解除制御処理について、図2に基づいて、説明する。ファクシミリ装置1は、オペポート6から各種動作命令が入力操作されると、当該動作命令に必要な画情報のSAFメモリ7への蓄積、相手先情報のRAM4への記憶及び当該動作命令に対応するジョブ情報のRAM4への記憶を行う。すなわち、例えば、動作命令が所定の相手先への時刻指定のメモリ送信命令であると、ファクシミリ装置1のオペレータは、送信原稿をスキャナ10にセットし、メモリ送信を指定して、オペポート6から送信先の電話番号等の相手先情報を入力操作するとともに、送信時刻を入力操作する。CPU2は、入力操作が完了すると、当該入力操作された相手先電話番号等の相手先情報をRAM4に格納するとともに、当該メモリ送信命令に対応するジョブ情報を作成して、上記相手先情報に関連付けた状態でRAM4に格納する。次に、CPU2は、スキャナ10を駆動させて、セットされている送信原稿を順次読み取らせ、スキャナ10の読み取った送信原稿の画情報をDCR5で所定の符号化方式で符号化させた後、SAF7に蓄積させるとともに、上記RAM4に格納したジョブ情報や相手先情報と関連付ける。
【0044】
このようにして各種ジョブ情報及び相手先情報がRAM4に記憶され、また、画情報がSAFメモリ7に蓄積された状態で、省エネキー15が投入されると、図2に示すように、4ビット・マイクロコンピュータ14は、上述のように、CPU2への5Vの電源の供給を停止するとともに、スキャナ10等の必要な各部への電源の供給の停止あるいは低減を行って、省エネモードに移行する(ステップS101)。
【0045】
その後、省エネキー15が投入されて省エネモードの解除が指示されると、4ビット・マイクロコンピュータ14は、CPU2への5Vの電源の供給を再開するとともに、電源の供給の停止あるいは低減を行っていた各部への電源の供給を再開して、省エネモードを解除する(ステップS102)。
【0046】
CPU2は、5Vの電源が供給されると、起動して(ステップS103)、省エネモード解除による起動であるか、ファクシミリ装置1の電源オンによる起動であるかをチェックする(ステップS104)。この省エネモード解除による起動であるか否かは、例えば、4ビット・マイクロコンピュータ14からのその旨の所定の信号がCPU2に入力されるか否かにより判断する。
【0047】
CPU2は、省エネモード解除による起動ではなく、ファクシミリ装置1の電源オンによる起動であると、SAFメモリ7の通信情報リカバリー処理及びRAM4のジョブリカバリー処理と相手先情報リカバリー処理等の各種リカバリー処理を行い(ステップS105)、通常のファクシミリ装置1を立ち上げるためのイニシャル処理を行って、処理を終了する(ステップS106)。
【0048】
ステップS104で、省エネモード解除による起動のときには、CPU2は、上記SAFメモリ7の通信情報リカバリー処理を行うことなく、すなわち、SAFメモリ7に記憶されている画情報に異常があるか否かチェックして、異常があると、当該異常のある画情報を復旧あるいは消去する通信情報リカバリー処理を省略し、通常のイニシャル処理を行って、処理を終了する(ステップS106)。
【0049】
したがって、通信情報リカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0050】
図3は、本発明の通信端末装置及び通信端末制御方法の第2の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、省エネモード解除時に送信先電話番号等の相手先情報のリカバリー処理を省略するもので、請求項2及び請求項5に対応するものである。
【0051】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0052】
図3において、ファクシミリ装置1は、上記第1の実施の形態と同様に、オペポート6から各種動作命令が入力操作されると、当該動作命令に必要な画情報のSAFメモリ7への蓄積、相手先情報のRAM4への記憶及び当該動作命令に対応するジョブ情報のRAM4への記憶を行う。
【0053】
各種ジョブ情報及び相手先情報がRAM4に記憶され、また、画情報がSAFメモリ7に蓄積された状態で、省エネキー15が投入されると、図3に示すように、4ビット・マイクロコンピュータ14は、上述のように、CPU2への5Vの電源の供給を停止するとともに、スキャナ10等の必要な各部への電源の供給の停止あるいは低減を行って、省エネモードに移行する(ステップS201)。
【0054】
その後、省エネキー15が投入されて省エネモードの解除が指示されると、4ビット・マイクロコンピュータ14は、CPU2への5Vの電源の供給を再開するとともに、電源の供給の停止あるいは低減を行っていた各部への電源の供給を再開して、省エネモードを解除する(ステップS202)。
【0055】
CPU2は、5Vの電源が供給されると、起動して(ステップS203)、省エネモード解除による起動であるか、ファクシミリ装置1の電源オンによる起動であるかをチェックする(ステップS204)。
【0056】
CPU2は、省エネモード解除による起動ではなく、ファクシミリ装置1の電源オンによる起動であると、SAFメモリ7の通信情報リカバリー処理、RAM4のジョブリカバリー処理及びRAM4の電話番号等の相手先情報リカバリー処理等の各種リカバリー処理を行い(ステップS205)、通常のファクシミリ装置1を立ち上げるためのイニシャル処理を行って、処理を終了する(ステップS206)。
【0057】
ステップS204で、省エネモード解除による起動のときには、CPU2は、上記RAM4の相手先情報リカバリー処理を行うことなく、すなわち、RAM4に記憶されている電話番号等の相手先情報に異常があるか否かチェックして、異常があると、当該異常のある相手先情報を復旧あるいは消去する相手先情報リカバリー処理を省略して、通常のイニシャル処理を行って、処理を終了する(ステップS206)。
【0058】
したがって、省エネモードからの立ち上がり時に、相手先情報リカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0059】
図4は、本発明の通信端末装置及び通信端末制御方法の第3の実施の形態を示す図であり、本実施の形態は、省エネモード解除時にジョブ情報のリカバリー処理を省略するもので、請求項3及び請求項6に対応するものである。
【0060】
なお、本実施の形態は、上記第1の実施の形態と同様のファクシミリ装置に適用したものであり、本実施の形態の説明においては、上記第1の実施の形態で用いた符号をそのまま用いて説明する。
【0061】
図4において、ファクシミリ装置1は、上記第1の実施の形態と同様に、オペポート6から各種動作命令が入力操作されると、当該動作命令に必要な画情報のSAFメモリ7への蓄積、相手先情報のRAM4への記憶及び当該動作命令に対応するジョブ情報のRAM4への記憶を行う。
【0062】
各種ジョブ情報及び相手先情報がRAM4に記憶され、また、画情報がSAFメモリ7に蓄積された状態で、省エネキー15が投入されると、図4に示すように、4ビット・マイクロコンピュータ14は、上述のように、CPU2への5Vの電源の供給を停止するとともに、スキャナ10等の必要な各部への電源の供給の停止あるいは低減を行って、省エネモードに移行する(ステップS301)。
【0063】
その後、省エネキー15が投入されて省エネモードの解除が指示されると、4ビット・マイクロコンピュータ14は、CPU2への5Vの電源の供給を再開するとともに、電源の供給の停止あるいは低減を行っていた各部への電源の供給を再開して、省エネモードを解除する(ステップS302)。
【0064】
CPU2は、5Vの電源が供給されると、起動して(ステップS303)、省エネモード解除による起動であるか、ファクシミリ装置1の電源オンによる起動であるかをチェックする(ステップS304)。
【0065】
CPU2は、省エネモード解除による起動ではなく、ファクシミリ装置1の電源オンによる起動であると、SAFメモリ7の通信情報リカバリー処理、RAM4のジョブリカバリー処理及びRAM4の電話番号等の相手先情報リカバリー処理等の各種リカバリー処理を行い(ステップS305)、通常のファクシミリ装置1を立ち上げるためのイニシャル処理を行って、処理を終了する(ステップS306)。
【0066】
ステップS304で、省エネモード解除による起動のときには、CPU2は、上記RAM4のジョブリカバリー処理を行うことなく、すなわち、RAM4のジョブ情報に異常があるか否かチェックして、異常があると、当該異常のあるジョブ情報を復旧あるいは消去するジョブリカバリー処理を省略して、通常のイニシャル処理を行って、処理を終了する(ステップS306)。
【0067】
したがって、省エネモードからの立ち上がり時に、ジョブリカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0068】
以上、本発明者によってなされた発明を好適な実施の形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記のものに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。
【0069】
例えば、上記各実施の形態においては、通信端末装置としてファクシミリ装置に適用した場合について説明したが、通信端末装置としては、ファクシミリ装置に限るものでないことはいうまでもない。
【0070】
【発明の効果】
請求項1記載の発明の通信端末装置によれば、省エネモード解除時、通信情報記憶手段に記憶されている通信情報の異常の有無を点検して、異常のある通信情報の復旧あるいは消去を行う通信情報リカバリー処理を省略するので、省エネモードからの立ち上がり時に、通信情報リカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0071】
請求項2記載の発明の通信端末装置によれば、省エネモード解除時、相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報の異常の有無を点検して、異常のある相手先情報の復旧あるいは消去を行う相手先情報リカバリー処理を省略するので、省エネモードからの立ち上がり時に、相手先情報リカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0072】
請求項3記載の発明の通信端末装置によれば、省エネモード解除時、ジョブ情報記憶手段に記憶されているジョブ情報の異常の有無を点検して、異常のあるジョブ情報の復旧あるいは消去を行うジョブリカバリー処理を省略するので、省エネモードからの立ち上がり時に、ジョブリカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0073】
請求項4記載の発明の通信端末制御方法によれば、省エネモード解除時、通信情報記憶手段に記憶されている通信情報の異常の有無を点検して、異常のある通信情報の復旧あるいは消去を行う通信情報リカバリー処理を省略するので、省エネモードからの立ち上がり時に、通信情報リカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0074】
請求項5記載の発明の通信端末制御方法によれば、省エネモード解除時、相手先情報記憶手段に記憶されている相手先情報の異常の有無を点検して、異常のある相手先情報の復旧あるいは消去を行う相手先情報リカバリー処理を省略するので、省エネモードからの立ち上がり時に、相手先情報リカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【0075】
請求項6記載の発明の通信端末制御方法によれば、省エネモード解除時、ジョブ情報記憶手段に記憶されているジョブ情報の異常の有無を点検して、異常のあるジョブ情報の復旧あるいは消去を行うジョブリカバリー処理を省略するので、省エネモードからの立ち上がり時に、ジョブリカバリー処理を行う時間を短縮することができ、省エネモードからの立ち上がり時間を短縮することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の通信端末装置及び通信端末制御方法の第1の実施の形態を適用したファクシミリ装置の要部回路ブロック図。
【図2】図1のファクシミリ装置による省エネモード解除制御処理を示すフローチャート。
【図3】本発明の通信端末装置及び通信端末制御方法の第2の実施の形態のファクシミリ装置による省エネモード解除制御処理を示すフローチャート。
【図4】本発明の通信端末装置及び通信端末制御方法の第3の実施の形態のファクシミリ装置による省エネモード解除制御処理を示すフローチャート。
【符号の説明】
1 ファクシミリ装置
2 CPU
3 ROM
4 RAM
5 DCR
6 オペポート
7 SAFメモリ
8 NCU
9 モデム
10 スキャナ
11 プロッタ
12 省エネ制御部
13 バス
14 4ビット・マイクロコンピュータ
15 省エネキー

Claims (6)

  1. 通信データを記憶する通信情報記憶手段と、
    省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加する省エネ制御手段と、
    電源オン時には、前記通信情報記憶手段に記憶されている前記通信情報の異常の有無を点検して、異常のある前記通信情報に対して通信情報リカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、前記通信情報リカバリー処理を省略するように制御する制御手段とを備えた通信端末装置。
  2. 相手先情報を記憶する相手先情報記憶手段と、
    省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加する省エネ制御手段と、
    電源オン時には、前記相手先情報記憶手段に記憶されている前記相手先情報の異常の有無を点検して、異常のある前記相手先情報に対して相手先情報リカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、前記相手先情報リカバリー処理を省略するように制御する制御手段とを備えた通信端末装置。
  3. ジョブ情報を記憶するジョブ情報記憶手段と、
    省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加する省エネ制御手段と、
    電源オン時には、前記ジョブ情報記憶手段に記憶されている前記ジョブ情報の異常の有無を点検して、異常のある前記ジョブ情報に対してジョブリカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、前記ジョブリカバリー処理を省略するように制御する制御手段とを備えた通信端末装置。
  4. 省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加し、電源オン時には、前記通信情報記憶手段に記憶されている前記通信情報の異常の有無を点検して、異常のある前記通信情報に対して通信情報リカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、前記通信情報リカバリー処理を省略するように制御する通信端末制御方法。
  5. 省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加し、電源オン時には、前記相手先情報記憶手段に記憶されている前記相手先情報の異常の有無を点検して、異常のある前記相手先情報に対して相手先情報リカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、前記相手先情報リカバリー処理を省略するように制御する通信端末制御方法。
  6. 省エネモード時には電源供給を低減し、省エネモード解除時には電源供給を増加し、電源オン時には、前記ジョブ情報記憶手段に記憶されている前記ジョブ情報の異常の有無を点検して、異常のある前記ジョブ情報に対してジョブリカバリー処理を行う一方、省エネモード解除時には、前記ジョブリカバリー処理を省略するように制御する通信端末制御方法。
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