JP3040931B2 - 画像処理装置 - Google Patents

画像処理装置

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JP3040931B2
JP3040931B2 JP7055146A JP5514695A JP3040931B2 JP 3040931 B2 JP3040931 B2 JP 3040931B2 JP 7055146 A JP7055146 A JP 7055146A JP 5514695 A JP5514695 A JP 5514695A JP 3040931 B2 JP3040931 B2 JP 3040931B2
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誠 三国
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、不揮発性メモリと電源
がバックアップされているタイマを有する画像処理装置
に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、不揮発性メモリと電源がバッ
クアップされているタイマを有し、タイマに基づく動作
を実行することができる画像処理装置においては、タイ
マに基づいて実行される動作は、その動作が設定された
時点で不揮発性メモリに記憶された時刻に実施されてい
た。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例では、タイマに基づく動作が設定されてから実行さ
れるまでの間に主電源がオフになり、設定された時刻を
経過後に主電源がオンに復帰すると、ユーザが停電を認
識してリカバリーしない限り、その動作が実行されなく
なってしまったり、または一日後に実行されてしまうと
いう欠点を有していた。
【0004】本出願に係る第1の発明の目的は、設定さ
れた時刻に主電源がオフになっていて実行できなかった
動作を、主電源がオンに復帰した後速やかに実行するこ
とにより、信頼性を向上させるとともに、ユーザの負担
を軽減させた画像処理装置を提供することにある。
【0005】本出願に係る第2の発明の目的は、前記第
1の発明の目的をより効果的に実現させるための形態を
提示することにある。
【0006】本出願に係る第3の発明の目的は、電源が
バックアップされた画像メモリを有する画像処理装置で
あった場合に、前記第1の発明の目的に加えて、画像メ
モリ内に記憶された画像データが長時間アクセスされず
に放置されるのを防止して、メモリの使用効率を向上さ
せた画像処理装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本出願の第1の発明は、
装置全体の制御を行う主制御部と、各種の処理を実行す
る時刻を各々の処理毎に記憶する不揮発性の第1の時刻
記憶手段と、少なくとも前記主制御部に供給される主電
源と、前記主電源の供給の有無にかかわらず所定時間単
位の計時が行える計時手段と、前記主制御部が定期的に
読み出した前記計時手段の計時情報を記憶する不揮発性
の第2の時刻記憶手段と、前記第1および第2の時刻記
憶手段に記憶された時刻と現時刻とを比較する時刻比較
手段と、前記主電源の電圧監視手段とを有する画像処理
装置において、前記主電源の電圧が所定電圧以上とな
り、前記主制御部による初期化動作が終了した時点で、
前記第1の時刻記憶手段に記憶された時刻に対応する未
完了の処理が存在した場合に、前記時刻比較手段の比較
結果に基づいて当該処理の実行時刻を決定することを特
徴とする。
【0008】本出願の第2の発明は、上記第1の発明の
各手段に加えて、通信手段を有することを特徴とする。
【0009】本出願の第3の発明は、上記第1、第2の
発明の各手段に加えて、画像データを記憶する画像デー
タ記憶手段と、前記主電源のバックアップ電源と、前記
画像データ記憶手段の電源供給端子に前記主電源または
前記バックアップ電源を供給するための電源切り替え手
段と、前記電圧監視手段が主電源の電圧が所定電圧以下
に降下したことを検出した場合に、前記画像データ記憶
手段の電源供給端子に前記バックアップ電源を供給する
ように制御し、前記主電源の電圧が所定電圧以上に上昇
したことを検出した場合に、前記画像データ記憶手段の
電源供給端子に前記主電源を供給するように制御する制
御手段を有することを特徴とする。
【0010】
【作用】上記第1、第2の発明においては、主電源の電
圧が所定電圧以上となり、主制御部による初期化動作が
終了した時点で、上記第1の時刻記憶手段に記憶された
時刻に対応する未完了の処理が存在した場合、この第1
の時刻記憶手段に記憶された時刻と、主電源に依存しな
い計時手段から主制御部が定期的に読み出して第2の時
刻記憶手段に記憶された時刻と、現時刻との時刻比較手
段の比較結果に基づいて、当該処理の実行時刻を決定す
るように構成したことにより、信頼性を向上させるとと
もに、ユーザの負担を軽減させることができる。
【0011】また、上記第3の発明において、電源がバ
ックアップされた画像メモリを有する画像処理装置で
は、主電源の電圧が所定電圧以上となり、主制御部によ
る初期化動作が終了した時点で、第1の時刻記憶手段に
記憶された時刻に対応する未完了の処理が存在した場
合、第1の時刻記憶手段に記憶された時刻と、第2の時
刻記憶手段に記憶された時刻と、現時刻との時刻比較手
段の比較結果に基づいて、当該処理の実行時刻を決定す
るように構成したことにより、画像メモリ内に記憶され
た画像データが長時間アクセスされずに放置されるのを
防止して、メモリの使用効率を向上させることもでき
る。
【0012】
【実施例】図1は、本発明の第1実施例における画像処
理装置の概略構成を示すブロック図である。
【0013】CPU1は、装置全体の制御を行うもので
あり、ROM2に格納されている制御プログラムに従っ
て制御動作を実施する。ROM2は、CPU1の制御プ
ログラムやユーザメッセージ等が格納されている。
【0014】操作部3は、本装置の動作指示や各種の情
報入力を行うものであり、複数のキー入力スイッチおよ
びキー入力スイッチの駆動回路等により構成されてい
る。表示部4は、装置内部の状態や動作モード等を表示
するものであり、LCDやLED等から構成されてい
る。
【0015】記録部7は、画像データの記録を行うプリ
ンタであり、CPU1の指示により画像メモリ10より
転送されてくる画像データを記録する。読取部8は、原
稿を光学的手段により電気信号に変換して画像データを
作成するものであり、ラインイメージセンサや原稿搬送
機構を有し、作成された画像データはCPU1の指示に
より画像メモリ10へ転送される。画像メモリ10は、
画像データを記憶するためのメモリである。
【0016】外部機器インターフェイス30は、装置外
部の機器とデータの入出力を行うインターフェイスで、
例えば周知のRS−232Cに準拠したものである。R
AM11は、CPU1のワークエリアとして活用された
り、ユーザが設定可能なデータや画像メモリ10に記憶
されている画像データの管理情報等の格納に使用され
る。
【0017】本装置で実行される種々の動作は、オペレ
ータからの指示を受け付けると各々の動作毎に処理内容
とその実行時刻(即時に実行する場合は現時刻)が管理
情報としてRAM11に記憶され、動作が実行されると
削除される。
【0018】タイマ12は、例えば1秒単位で時刻を更
新するものであり、CPU1は、タイマ12より読み出
した時刻情報を、1分毎にRAM11の所定領域に書き
込むようになっている。
【0019】電源供給端子20は、上記CPU1、RO
M2、操作部3、表示部4、記録部7、読取部8、画像
メモリ10および外部機器インターフェイス30の電源
供給端子であり、主電源22の出力が接続されている。
電源供給端子21は、上記RAM11およびタイマ12
の電源供給端子であり、スイッチ24により主電源22
の出力またはバックアップ電源23の出力が接続されて
いる。
【0020】主電源22は、通常5V(ボルト)が出力
される。バックアップ電源23は、出力5Vのバックア
ップ電源である。
【0021】スイッチ24は、電源供給端子21へ主電
源22の出力を接続するか、またはバックアップ電源2
3の出力を接続するかを切り替えるスイッチであり、通
常は主電源22の出力が接続されている。
【0022】電源監視IC25は、主電源22の出力を
監視して、たとえば主電源の出力が4.7V以下となっ
たとき、出力が反転してスイッチ24が切り替わり、電
源供給端子21へバックアップ電源23の出力を接続す
るようになっている。
【0023】次に、以上の構成における主な動作モード
について説明する。
【0024】まず、コピー時においては、読取部8に原
稿がセットされ、操作部3のコピー起動指示キー(図示
せず)の入力により、原稿の読み取りが開始され、作成
された画像データは画像メモリ10へ転送される。所定
量の画像データが転送されると記録部7が起動され、画
像メモリ10より出力されてくる画像データが順次記録
される。
【0025】外部機器へデータを出力する時は、読取部
8で読み取られたり、他の機器より転送されて画像メモ
リ10に格納された画像やRAM11に格納された種々
のデータを、所定の手順にしたがって外部機器インター
フェイス30を通じて出力する。外部機器からデータを
入力する時は、所定の手順にしたがって外部機器インタ
ーフェイス30を通じて入力される画像や種々のデータ
を画像メモリ10やRAM11に格納したり、記録部7
に出力したりする。また、前記の種々の動作をタイマ1
2により起動させることも可能である。
【0026】次に、本実施例の特徴である動作につい
て、図2のフローチャートに基づいて説明する。
【0027】本装置は、主電源がオン状態となり出力が
5Vとなると、電圧監視IC25によりスイッチ24が
切り替わり、電源供給端子21へ主電源22の出力が接
続されるとともに、電源供給端子20へも5Vが供給さ
れるため、CPU1が装置のイニシャル動作を行う(S
201)。
【0028】次いで、S202では、RAM11に記憶
された管理情報を検索して、指示を受け付けているにも
かかわらず未完了の処理が存在しないかを確認し、存在
しなければ待機状態へ移行する。また、S202におい
て、指示を受け付けているにもかかわらず未完了の処理
が存在した場合、S203において、該当する処理に対
応する管理情報内の実行時刻とRAM11の所定領域に
記憶されている時刻とタイマ12より読み出される現時
刻とを比較して、図3に示す判断基準に従って該当する
処理を実行する。
【0029】詳細には、CPU1がタイマ12より読み
出して1分毎にRAM11の所定領域に書き込んだ時刻
情報をT1、オペレータの指示によりその動作の実行時
刻(即時に実行する場合は現時刻)としてRAM11に
記憶された時刻をT2、現時刻をT3とすると、以下の
ようになる。なお、計時は24時間法で行うものとし、
T1とT2は、時・分のみが記憶されているものとす
る。
【0030】図3において、T1〜T3を時刻の早い順
に並べると、まず、ケース1は、T1→T2→T3の場
合であり、T1は主電源の停電直前の時刻を示している
と想定できるので、当日の時刻T1に停電が発生し、時
刻T2経過後の現時刻T3に主電源が復帰したと想定で
きる。
【0031】従って、該当する処理は、本来時刻T2に
実施されるべきであったが、主電源の停電のため実施で
きなかったと考えられる。そこで、リカバリーのため該
当する処理を直ちに実施して、その後待機状態へ移行す
る。
【0032】次に、ケース2は、T1→T3→T2の場
合で、当日の時刻T1に停電が発生し、時刻T2以前の
現時刻T3に主電源が復帰したと想定できる。
【0033】従って、該当する処理は、来る時刻T2に
実施すれば良く、一旦、待機状態へ移行する。
【0034】次に、ケース3は、T2→T3→T1の場
合で、前日の時刻T1に停電が発生し、時刻T2経過後
の現時刻T3に主電源が復帰したと想定できる。
【0035】従って、該当する処理は、本来時刻T2に
実施されるべきであったが、主電源の停電のため実施で
きなかったと想定できる。そこで、リカバリーのため該
当する処理を直ちに実施して、その後、待機状態へ移行
する。
【0036】次に、ケース4は、T2→T1→T3の場
合で、当日の時刻T1に停電が発生し、翌日の時刻T2
以前の現時刻T3に主電源が復帰したと想定できる。
【0037】従って、該当する処理は来る時刻T2に実
施すれば良く、一旦、待機状態へ移行する。
【0038】さらに、ケース5は、T3→T1→T2の
場合で、前日の時刻T1に停電が発生し、前日の時刻T
2経過後の現時刻T3に主電源が復帰したと想定でき
る。
【0039】従って、該当する処理は本来時刻T2に実
施されるべきであったが、主電源の停電のため実施でき
なかったと想定できる。そこで、リカバリーのため該当
する処理を直ちに実施して、その後、待機状態へ移行す
る。
【0040】ケース6は、T3→T2→T1の場合で、
前日の時刻T1に停電が発生し、時刻T2以前の現時刻
T3に主電源が復帰したと想定できる。従って、該当す
る処理は来る時刻T2に実施すれば良く、一旦、待機状
態へ移行する。
【0041】具体的な例として、現時刻T3=7時30
分で、RAM11に記憶された管理情報が図4に示した
状態であった場合、T1=6時30分であれば、処理4
01はケース1に、処理402はケース2にそれぞれ該
当する。
【0042】また、T1=7時20分であれば、処理4
01はケース4に該当する。また、T1=19時30分
であれば、処理402はケース5に該当する。
【0043】さらに、T1=23時00分であれば、処
理401はケース3に、処理402はケース6にそれぞ
れ該当する。
【0044】なお、本実施例において、ケース1、3、
5の場合、実際に動作が実行されるのはユーザが指示し
た時刻ではないため、停電のため実行時刻がずれてしま
ったことを表示部4のLCD上に表示したり、記録部7
よりメッセージとして出力することにより、ユーザに知
らせるようにしても良い。
【0045】また、ケース1、3、5の場合、ユーザが
指示した時刻と実際に動作が実行される時刻が著しく異
なると、リカバリー動作が無意味となったり、不都合な
場合も想定されるため、ユーザが指示した時刻と実際に
動作が実行される時刻との差が一定時間(たとえば2時
間)以上であれば、リカバリーを行わず、その旨を表示
部4のLCD上に表示したり、記録部7よりメッセージ
として出力することにより、ユーザに知らせるようにし
ても良い。
【0046】ところで、ユーザが即時に実行する処理を
指示してその場を一時的に離れている間に短時間の停電
があったケースを想定する。この時、RAM11内の管
理情報の実行時刻はユーザがその処理を指示をした時刻
となる。図4の処理403を例にとると、T2=8時0
0分で、処理実行中のT1=8時03分に停電があり、
T3=8時05分に主電源が復帰したとすると、ケース
4に該当することになり、翌日の8時00分に実行され
てしまうことになる。
【0047】そこで、図4に示すように、処理が開始さ
れたことを表す開始フラグを用意して、図5のフローチ
ャートに示すように、S202において、指示を受け付
けているにもかかわらず未完了の処理が存在した場合、
S501において、その処理が着手済であるか否かを開
始フラグによりチェックし、開始フラグがセットされて
いれば、処理実行中に停電が起きたと考えられるので、
S502において、リカバリーのため、その処理を直ち
に実施して、その後、待機状態へ移行する。
【0048】また、S501において、開始フラグがセ
ットされていなければ、S203へ進み、前述の図3の
判断基準に基づく処理を行う。
【0049】このようにすることにより、ユーザが即時
に実行する処理を指示してその場を一時的に離れている
間に短時間の停電があった場合には、主電源の復帰後速
やかにリカバリーされる。
【0050】なお、図5におけるS201〜S203の
動作は、図2で説明したものと同一である。また、即時
に実行される処理が指示された場合には、その処理が終
了するまで、T1の更新を行わないようにすれば、前述
のような短時間の停電であっても、主電源の復帰時には
ケース1に該当することになるので、この方法も有効で
ある。
【0051】以上述べた動作により、第1に、予め指定
した実施時刻に主電源が一時的にオフになっても、該当
する処理を、主電源の復帰後自動的に速やかに実施させ
ることができる。また、第2に、実行中に主電源が一時
的にオフになっても、該当する処理を、主電源の復帰後
自動的に速やかに実施させることができる。
【0052】次に、図6は、本発明の第2実施例におけ
る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【0053】本実施例の装置は、図1に示す構成に、以
下に示すモデム5、回線制御部6および通信回線9を通
信手段として付加したものである。
【0054】モデム5は、画像通信データの変調、復調
および通信制御信号やDTMF信号の送信、受信を行う
ものである。回線制御部6は、モデム5と通信回線9を
接続するもので、発呼、着呼の動作および通信回線の捕
捉、解放等を行い、通信回線が使用可能であるか否かを
CPU1へ通知している。
【0055】次に、このような構成における通信動作モ
ードについて説明する。まず、送信時においては、読取
部8に原稿がセットされ、操作部3により読み取りの解
像度、濃度や時刻指定、同報などの送信モードおよび通
信相手を識別するための番号が入力され、送信開始を指
示するキーが入力されると、原稿の読み取りが開始さ
れ、作成された画像データは画像メモリ10へ転送され
る。
【0056】そして、読み取りが終了すると、回線制御
部6により通信回線9が使用可能であることを確認し、
発呼動作を行う。次に、呼が確立されると手順信号の交
信の後、画像メモリ10より順次画像データを読み出
し、CPU1により符号化された後、モデム5へ転送さ
れ変調された画像データが回線制御部6を通じて通信回
線9へ出力される。なお、時刻指定送信の時は指定され
た時刻になると発呼動作が行われる。
【0057】また、受信時においては、回線制御部6に
より着信を検出すると、通信回線9を捕捉し、手順信号
の交信の後、通信回線9より回線制御部6を通じて送ら
れてくる画像データをモデム5により復調し、さらに、
CPU1により復号化された画像データを画像メモリ1
0へ転送する。所定量の画像データが転送されると、記
録部7が起動され、画像メモリ10より出力されてくる
画像データが順次記録される。
【0058】なお、記録部7が記録紙無し等の理由で使
用不可の時は受信された画像データは画像メモリ10へ
蓄積される。
【0059】このように構成された画像処理装置におい
ては、タイマ12を用いて定期的に通信回線9を介し
て、情報を収集したり転送したりすることができる。
【0060】本実施例の画像処理装置を、前述の図2ま
たは図5にしたがって動作させることにより、第1実施
例と同じ効果が得られる。特に通信回線を使用して行わ
れる処理については、停電のため動作が実行されなかっ
た場合に、本装置のユーザだけでなく、通信相手にも影
響を及ぼすため、自動的にリカバリーが行える効果は非
常に大きいものとなる。
【0061】次に、図7は、本発明の第3実施例におけ
る画像処理装置の構成を示すブロック図である。
【0062】本実施例の装置は、図6に示す構成のう
ち、画像メモリ10の電源供給端子の接続先を20から
21へ変更したものである。本構成によれば、画像メモ
リ10内の画像データは、主電源22の出力が低下して
も、電圧監視IC25によりスイッチ24が切り替わ
り、電源供給端子21へバックアップ電源23の出力を
接続するようになっているため、RAM11およびタイ
マ12の情報とともに保持される。
【0063】本実施例の画像処理装置を前述の図2また
は図5にしたがって動作させることにより、第1および
第2実施例で得られる効果に加えて、リカバリーが可能
な動作を拡張することができる。すなわち、画像メモリ
10の電源がバックアップされているため、画像メモリ
10内の情報を送信する動作などもリカバリー可能とな
る。また、画像メモリ10内の情報を出力中に停電が発
生しても、主電源22の復帰後に、出力の続行あるいは
再実行といったことも可能になる。
【0064】以上述べた動作により、第1および第2実
施例で述べた効果に加えて、画像メモリ10に記憶され
たデータがアクセスされずに放置されることがなくな
り、画像メモリ10の使用効率をアップさせることがで
きる。
【0065】
【発明の効果】以上説明したように、本出願の第1、第
2の発明によれば、各種処理の実行時刻を記憶する不揮
発性の第1の時刻記憶部と、主電源に依存しない計時部
から主制御部が定期的に読み出した計時情報を記憶する
不揮発性の第2の時刻記憶部と、主電源の電圧が所定電
圧以上となり、主制御部による初期化動作が終了した時
点で、上記第1の時刻記憶部に記憶された時刻に対応す
る未完了の処理が存在した場合、第1の時刻記憶部に記
憶された時刻と、第2の時刻記憶部に記憶された時刻
と、現時刻とを比較し、その比較結果に基づいて、当該
処理の実行時刻を決定するように構成したことにより、
信頼性を向上させるとともに、ユーザの負担を軽減させ
ることができる。
【0066】また、本出願の第3の発明によれば、電源
がバックアップされた画像メモリを有する画像処理装置
では、主電源の電圧が所定電圧以上となり、主制御部に
よる初期化動作が終了した時点で、第1の時刻記憶手段
に記憶された時刻に対応する未完了の処理が存在した場
合、第1の時刻記憶手段に記憶された時刻と、第2の時
刻記憶手段に記憶された時刻と、現時刻との比較結果に
基づいて、当該処理の実行時刻を決定するように構成し
たことにより、画像メモリ内に記憶された画像データが
長時間アクセスされずに放置されるのを防止して、メモ
リの使用効率を向上させることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の画像通信装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図2】上記第1実施例の動作を示すフローチャートで
ある。
【図3】上記第1実施例における未実行の処理の実行時
刻を決定するための判断基準を示す説明図である。
【図4】上記第1実施例において実行される処理の管理
情報を示す説明図である。
【図5】上記第1実施例を一部変更した場合の動作を示
すフローチャートである。
【図6】本発明の第2実施例の画像通信装置の概略構成
を示すブロック図である。
【図7】本発明の第3実施例の画像通信装置の概略構成
を示すブロック図である。
【符号の説明】
1…CPU、 2…ROM、 3…操作部、 4…表示部、 5…モデム、 6…回線制御部、 7…記録部、 8…読取部、 9…通信回線、 10…画像メモリ、 11…RAM、 12…タイマ、 20、21…電源供給端子、 22…主電源、 23…バックアップ電源、 24…スイッチ、 25…電圧監視IC、 30…外部機器インターフェイス。

Claims (3)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置全体の制御を行う主制御部と、各種
    の処理を実行する時刻を各々の処理毎に記憶する不揮発
    性の第1の時刻記憶手段と、少なくとも前記主制御部に
    供給される主電源と、前記主電源の供給の有無にかかわ
    らず所定時間単位の計時が行える計時手段と、前記主制
    御部が定期的に読み出した前記計時手段の計時情報を記
    憶する不揮発性の第2の時刻記憶手段と、前記第1およ
    び第2の時刻記憶手段に記憶された時刻と現時刻とを比
    較する時刻比較手段と、前記主電源の電圧監視手段とを
    有する画像処理装置において、 前記主電源の電圧が所定電圧以上となり、前記主制御部
    による初期化動作が終了した時点で、前記第1の時刻記
    憶手段に記憶された時刻に対応する未完了の処理が存在
    した場合に、前記時刻比較手段の比較結果に基づいて当
    該処理の実行時刻を決定することを特徴とする画像処理
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1において、 上記各手段に加えて、通信手段を有することを特徴とす
    る画像処理装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または2において、 上記各手段に加えて、画像データを記憶する画像データ
    記憶手段と、前記主電源のバックアップ電源と、前記画
    像データ記憶手段の電源供給端子に前記主電源または前
    記バックアップ電源を供給するための電源切り替え手段
    と、前記電圧監視手段が主電源の電圧が所定電圧以下に
    降下したことを検出した場合に、前記画像データ記憶手
    段の電源供給端子に前記バックアップ電源を供給するよ
    うに制御し、前記主電源の電圧が所定電圧以上に上昇し
    たことを検出した場合に、前記画像データ記憶手段の電
    源供給端子に前記主電源を供給するように制御する制御
    手段を有することを特徴とする画像処理装置。
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