JP3959780B2 - 時間管理装置及び通信端末装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、時間管理装置及び通信端末装置に係り、より詳しくは、時計装置を備えた時間管理装置及び通信端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】
従来より、時計を備え、時計の示す日時と一定の時差を表示する時間管理装置が提案されている。この時間管理装置では、時計の日時を変化させると、時差も変化してしまう。
【0003】
また、一つの時計を備え、この時計により示される日時を基準に、設定された日時になる毎に、定期的な処理を実行する時間管理装置が提案されている。この時間管理装置は、時計の日時の変更をユーザーに許可すると、基準となる日時が変更され、内部処理を定期的に実行することができない。よって、内部処理を定期的に実行するためには、日時の変更をユーザーに許可する時計と、内部処理を実行するための時刻を示す時計と、が必要となる。即ち、複数の時計が必要となり、構成が複雑となる。
【0004】
本発明は、上記事実に鑑みなされたもので、簡易な構成で複数の時刻を管理することの可能な時間管理装置及び時刻が変更されても定期処理を設定された時刻に実行することの可能な通信端末装置を提供することも目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記目的達成のため請求項1記載の発明は、所定時間毎に時刻を示す時刻データを出力する時計装置と、時刻データを記憶すると共に記憶した時刻データが書き換え及び読み出し可能な複数の記憶領域を備えた記憶部と、前記複数の記憶領域に記憶された時刻データの変更を選択的に指示する指示手段と、停止時に、前記複数の記憶領域の予め定めた第1の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻と予め定めた記憶領域以外の第2の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻との差を演算する演算手段と、起動時に、前記第1の記憶領域に記憶された時刻データを、前記時計装置から出力された時刻データに書き換えかつ前記第2の記憶領域に記憶された時刻データを、第1の記憶領域に書き換えられた時刻データにより示される時刻と前記演算手段により演算された差とを加算した時刻データに書き換え、起動時後でかつ停止時前は、前記時計装置から前記時刻データが出力される毎に、前記複数の記憶領域に記憶された時刻データを前記所定時間分増加した時刻データに書き換え、前記指示手段により時刻データの変更が指示された場合、選択された時刻データを変更するように書き換える書換手段と、前記複数の記憶領域各々に記憶された時刻データを表示する表示手段と、を備えている。
【0006】
請求項2記載の発明は、管理装置に通信回線を介して接続され通信端末装置であって、所定時間毎に時刻を示す時刻データを出力する時計装置と、時刻データを記憶すると共に記憶した時刻データが書き換え及び読み出し可能な複数の記憶領域を備えた記憶部と、前記複数の記憶領域の少なくとも1つでかつ最大前記複数の記憶領域の総数より1小さい数の記憶領域に記憶された時刻データの変更を指示する指示手段と、停止時に、前記複数の記憶領域の予め定めた第1の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻と予め定めた記憶領域以外の第2の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻との差を演算する演算手段と、起動時に、前記第1の記憶領域に記憶された時刻データを、前記時計装置から出力された時刻データに書き換えかつ前記第2の記憶領域に記憶された時刻データを、第1の記憶領域に書き換えられた時刻データにより示される時刻と前記演算手段により演算された差とを加算した時刻データに書き換え、起動時後でかつ停止時前は、前記時計装置から前記時刻データが出力される毎に、前記複数の記憶領域に記憶された時刻データを前記所定時間分増加した時刻データに書き換え、前記指示手段により時刻データの変更が指示された場合、時刻データを書き換える書換手段と、前記複数の記憶領域各々に記憶された時刻データを表示する表示手段と、前記指示手段により時刻データの変更が指示されない記憶領域に記憶された時刻データに基づいて、予め定めた処理を実行するための時刻になったか否かを判断する判断手段と、前記判断手段により前記時刻になったと判断された場合、前記処理を実行する実行手段と、を備えている。
請求項3記載の発明は、所定時間毎に時刻を示す時刻データを出力する時計装置と、時刻データを記憶する第1の記憶領域及び第2の記憶領域を備えた記憶部と、前記時計装置より所定時間毎に出力される時刻データに応じて前記第1の記憶領域及び前記第2の記憶領域に記憶されている時刻データを前記所定時間分増加した時刻データに書き換える書換手段と、を備えた時間管理装置であって、前記書換手段は、前記時間管理装置の起動時に、前記時計装置から出力された時刻データを前記第1の記憶領域に初期日時として記憶すると共に、停止時に前記第1の記憶領域に記憶されていた時刻データと前記停止時に前記第2の記憶領域に記憶されていた時刻データとの差分データを、前記第1の記憶領域に初期日時として記憶した時刻データに加算した時刻データを前記第2の記憶領域に初期日時として記憶することを特徴とする。
【0007】
即ち、請求項1記載の発明に係る時計装置は、所定時間毎に時刻を示す時刻データを出力する。記憶部の複数の記憶領域は、時刻データを記憶すると共に記憶した時刻データが書き換え及び読み出し可能である。表示手段は、複数の記憶領域各々に記憶された時刻データを表示する。
【0008】
演算手段は、停止時に、複数の記憶領域の予め定めた第1の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻と予め定めた記憶領域以外の第2の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻との差を演算し、書換手段は、起動時に、前記第1の記憶領域に記憶された時刻データを、前記時計装置から出力された時刻データに書き換えかつ前記第2の記憶領域に記憶された時刻データを、第1の記憶領域に書き換えられた時刻データにより示される時刻と前記演算手段により演算された差とを加算した時刻データに書き換え、起動時後でかつ停止時前は、前記時計装置から前記時刻データが出力される毎に、前記複数の記憶領域に記憶された時刻データを前記所定時間分増加した時刻データに書き換える。
【0009】
書換手段は、更に、指示手段により時刻データの変更が指示された場合、選択された時刻データを変更するように書き換える。
【0010】
このように、時計装置と、時刻データを記憶する複数の記憶領域と、を備え、時計装置から所定時間毎に出力される時刻データに応じて複数の記憶領域に記憶された時刻データを書き換えるので、1つの時計装置のみで複数の日時を管理することができ、複数の時計を必要としないので、構成が簡易となる。
【0011】
請求項2記載の発明に係る通信端末装置は、管理装置に通信回線を介して接続されている。
【0012】
本通信端末装置は、請求項1記載の発明に係る構成要件を略備えているが、指示手段は、複数の記憶領域の少なくとも1つでかつ最大複数の記憶領域の総数より1小さい数の記憶領域に記憶された時刻データの変更を指示する点で相違する。即ち、指示手段により時刻データの変更が指示されない記憶領域がある。
【0013】
判断手段は指示手段により時刻データの変更が指示されない記憶領域に記憶された時刻データに基づいて、予め定めた処理を実行するための時刻になったか否かを判断する。
【0014】
実行手段は、判断手段により前記時刻になったと判断された場合、前記処理を実行する。
【0015】
このように、指示手段により時刻データの変更が指示されない記憶領域に記憶された時刻を基準に、予め定めた処理を実行するための時刻になったとき、処理を実行するので、指示手段により時刻データの書き換えが指示されても、予め定めた処理を実行するための時刻になったとき、処理を実行することができる。
請求項3記載の発明の時間管理装置は、所定時間毎に時刻を示す時刻データを出力する時計装置と、時刻データを記憶する第1の記憶領域及び第2の記憶領域を備えた記憶部と、前記時計装置より所定時間毎に出力される時刻データに応じて前記第1の記憶領域及び前記第2の記憶領域に記憶されている時刻データを前記所定時間分増加した時刻データに書き換える書換手段と、を備えている。
そして、前記書換手段は、前記時間管理装置の起動時に、前記時計装置から出力された時刻データを前記第1の記憶領域に初期日時として記憶すると共に、停止時に前記第1の記憶領域に記憶されていた時刻データと前記停止時に前記第2の記憶領域に記憶されていた時刻データとの差分データを、前記第1の記憶領域に初期日時として記憶した時刻データに加算した時刻データを前記第2の記憶領域に初期日時として記憶する。
このように、時計装置と、第1の記憶領域及び第2の記憶領域を備えた記憶部と、を備え、起動時に、前記第1の記憶領域に、前記時計装置から出力された時刻データを初期日時として記憶すると共に、前記第2の記憶領域に、前記第1の記憶領域に初期日時として記憶した時刻データに、停止時に前記第1の記憶領域に記憶されていた時刻データと前記停止時に前記第2の記憶領域に記憶されていた時刻データとの差分データを加算した時刻データを初期日時として記憶するので、複数の時計を不用とし、構成を簡易にすることができる。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の第1の実施の形態を図面を参照して詳細に説明する。
【0017】
本形態に係る時間管理装置は、図1に示す様に、記憶部52を備えている。記憶部52には、時計制御部54が接続されている。時計制御部54には、日時を示し、かつ、所定時間毎に信号を時計制御部54に出力する絶対時計64が接続されている。また、時計制御部54には、絶対時計64により示される日時を表示する表示部56、及び絶対時計64により示される日時を表示部56に表示するように指示する設定部58が接続されている。
【0018】
記憶部52には、日時を記憶すると共に記憶した日時を読み出し及び書き換え可能な複数の領域(以下、第1の時計W1 、第2の時計W2 、第3の時計W3 ・・・という)が設けられている。記憶部52には、第1の時計W1 、第2の時計W2 、第3の時計W3 ・・・により示される日時を表示する表示部60、及び第1の時計W1 、第2の時計W2 、第3の時計W3 ・・・を選択し、選択された時計により示される日時を表示部60に表示したり変更したりするように指示する設定部62が接続されている。即ち、設定部62には、複数の時計W1 、W2 、W3 ・・・がデザイン化されて表示されている。この時計に対応する表示部がタッチされた場合、図示しない日時変更画面に切り替わり、この日時変更画面を操作することにより、日時を変更することができる。
【0019】
図2には、図示しない操作部の操作により時間管理装置の停止が指示された時に実行される処理ルーチンが示されている。図2のステップ102で、前述した複数の時計W1 、W2 、W3 ・・・の各々を識別する変数iを1にセットし、ステップ104で、変数iを1インクリメントし、ステップ106で、変数iで識別される第iの時計Wi の日時分秒から第1の時計W1 の日時分秒を減算した差ΔWi を演算する。例えば、第2の時計W2 の日時分秒が、97年1月30日20時40分00秒であり、第1の時計W1 の日時分秒が、97年1月30日20時55分00秒である場合には、差ΔW2 は、−15分と演算される。
【0020】
ステップ108で、変数iが、複数の時計の総数i0 に一致するか否かを判断する。変数iが総数i0 に一致しない場合には、前述した差を求めていない時計があるので、ステップ104に戻って以上の処理(ステップ104か、ステップ108)を実行する。一方、変数iが総数i0 に一致する場合には、全ての時計の差を演算したので本ルーチンを終了する。
【0021】
図3には、前述した操作部の操作により時間管理装置の起動が指示された時にスタートする制御ルーチンが示されている。図3のステップ112で、絶対時計64の日時分秒T0 を取り込み、ステップ114で、前述した変数iを1にセットし、ステップ116で変数iを1インクリメントする。
【0022】
ステップ118で、第iの時計Wi の日時分秒として、T0 +ΔWi を記憶する。
【0023】
絶対時計の日時分秒T0 が、97年2月1日8時10分00秒であり、前述した差ΔW2 が−15分であるので、第2の時計W2 の初期日時は、97年2月1日8時10分00秒+(−15分)=97年2月1日7時55分00秒となる。
【0024】
ステップ120で、変数iが総数i0 に一致するか否かを判断し、変数iが総数i0 に一致しない場合には、ステップ116に戻って、以上の処理(ステップ116〜ステップ120)を実行し、変数iが総数i0 に一致する場合には、ステップ122で、処理開始指示信号を時計制御部54に出力して、本ルーチンを終了する。
【0025】
図4には、処理開始指示信号を入力した時、時計制御部54が実行する制御ルーチンが示されている。
【0026】
図4のステップ132で、絶対時計64から信号入力したか否かを判断する。すなわち絶対時計64は、前述したように、予め定めた所定時間毎に信号を時計制御部54に出力する。絶対時計64から信号を入力した場合には、ステップ134で、変数iを0にセットし、ステップ136で、変数iを1インクリメントする。ステップ138で、第iの時計Wi の日時分秒を所定時間t増加する様に指示する。これにより、時計制御部54は、第iの時計Wi の日時分秒を所定時間T増加させる。
【0027】
次のステップ140で、変数iが総数i0 に一致しているか否かを判断し、変数iが総数i0 に一致していない場合には、ステップ136に戻って以上の処理(ステップ136から140)を実行し、変数iが総数i0 に一致する場合には、ステップ132に戻る。
【0028】
以上説明したように、絶対時計と、日時を記憶する複数の領域と、を備え、絶対時計から所定時間毎に出力される信号に応じて複数の領域に記憶された日時を書き換えるので、1つの絶対時計のみで複数の日時を管理することができ、複数の時計を必要としないので、構成が簡易となる。
【0029】
次に、本発明の第2の実施の形態を説明する。本形態は、通信端末装置に、前述した時間管理装置を備えたものである。
【0030】
本形態に係わる通信端末装置12は、図5に示すように、公衆回線を介して、パーソナルコンシュータで構成された管理装置を備えた管理センター10に接続されている。
【0031】
通信端末装置12は、図6に示す様に、実行手段としてのシステム制御部32を備えている。システム制御部32は、CPU、ROM、不揮発性のメモリ(例えば、SRAM)等を含んで構成される。
【0032】
また、システム制御部32には、オペレーターによる通信端末装置の提供する各種サービス機能を実行するための操作表示部22、G3又はG4の通信プロトコルを制御する通信制御装置(送信/受信部)40を介して、回線の接続、切断、着呼検知を行う、送受信手段としての回線制御部30、メモリの獲得/解放を制御するMMU制御部36、及びMMU制御部36に接続され、文書情報及びリモートセンタコールで通知する情報を蓄積する蓄積装置26が接続されている。蓄積装置26には、回線制御部30も接続されている。
【0033】
更に、システム制御部32には、操作表示部22からの指示により、システム制御部32から読み取りの指示がされて、画情報をページ単位で読み取る読み取り部24、システム制御部32からプリントの指示がされて、画情報をプリントするプリンタ部28が接続されている。プリンタ部28、読み取り部24には、システム制御部及び回線制御部30に接続された画像処理部34が接続されている。画像処理部34は、画情報を所定の規則により符号化して圧縮データに変換、及び圧縮データを伸長して元の画情報に復合する符号化、復合化を行う。
【0034】
なお、システム制御部32には、文字コードで表現された情報を所定のフォーマットで、人間が読めるレポート情報にするキャラクタジェネレータ部38、及び時刻を監視し、設定された時刻に達したことを検知する時間制御部(前述した時間管理装置)42が接続されている。
【0035】
ここで、設定部62には、第2の時計W2 以外の時計がデザイン化されて表示されている。第2の時計W2 以外の時計に対応する表示部がタッチされた場合、図示しない日時変更画面に切り替わり、この日時変更画面を操作することにより、第2の時計W2 以外の時計の日時を変更することができる。よって、第2の時計W2 は、ユーザーによって日時が変更することができない。なお、第2の時計W2 の日時は、サービスマンの保守作業の一つ又はリモートメンテナンス処理の一つとして、変更するようにしてもよい。
【0036】
図7には、所定時間毎に実行する定期処理ルーチンが示されている。図7のステップ152で、第2の時計W2 の日時分秒を取り込み、ステップ154で、定期処理を開始する時刻として設定された日時分秒と一致するか否か判断する。設定された日時分秒と一致する場合には、定期処理を実行する時刻となったので、ステップ106で定期処理を実行する。なお、設定された日時分秒と一致しない場合には、本ルーチンを終了する。
【0037】
ここで、定期処理には、定期的に行うリモートセンタコールがあり、設定された時刻になった場合にスタートし、自己診断等の保守処理を自動通知したり、課金のための情報、例えば、ビリングメータの情報(プリンタ部28から入力される)を自動通知したり、使用枚数(プリンタ部28から入力される)を用紙サイズ毎に集計して通知したり、定期ポーリングしたりするものである。
【0038】
このように、定期処理はユーザーにより変更されない第2の時計W2 の日時分秒に基づいて処理されるため、ユーザーにより他の時計の時刻が変更されても、定期処理を予め定められた時刻に実行することができる。
【0039】
次に、変形例を説明する。
前述したように、複数の時計には、それぞれ別々の時刻を設定可能であるので、例えば、複数の海外取引先の各々に、複数の海外取引先の各々の日時において予め予約した日時分秒に、所定の画像データを送信することができる。即ち、設定部62を操作して、日時変更画面に切り替え、複数の海外取引先の各々の日時に対応するように複数の時計(第2の時計以外)を設定し、複数の海外取引先各々のファクシミリ番号、及び予約日時分秒を、複数の海外取引先各々の日時に対応するように設定された複数の時計(第2の時計以外)に対応して入力する。なお、第2の時計以外としたのは、前述したように、第2の時計は、定期処理を予め定めた時刻に実行できるように、日時が変更できないようになっているからである。
【0040】
図8には、この予約実行処理ルーチンが示されている。図8のステップ162で、変数iを0にセットし、ステップ164で、変数iを1インクリメントする。
【0041】
ステップ166で、変数iが2に一致するか否かを判断する。変数iが2に一致する場合には、ステップ164に戻る。変数iが2に一致しない場合には、ステップ168で、時計wi の日時分秒で取込み、ステップ170で、時計wi に対応して定められた予約日時分秒RTi を取り込む。
【0042】
ステップ172で、Ti がRTiに一致するか否かを判断し、Ti がRTi に一致しない場合には、ステップ176に進み、Ti =RTi に一致する場合には、ステップ174て予約実行処理(画像データの送信)を実行する。
【0043】
ステップ176で、変数iが総数i0 に一致するか否かを判断し、変数iが総数i0 に一致しない場合には、ステップ164に戻って以上の処理(164〜176)を実行し、変数iが総数i0 に一致した場合には、本ルーチンを終了する。
【0044】
これにより、各海外取引先の日時において、予約された日時分秒に、画像データを送信することができる。
【0045】
【発明の効果】
以上説明したように本発明は、時計装置と、時刻データを記憶する複数の記憶領域と、を備え、時計装置から所定時間毎に出力される信号に応じて複数の記憶領域に記憶された時刻データを書き換えるので、1つの時計装置のみで複数の日時を管理することができ、複数の時計を必要としないので、構成が簡易となる、という効果を有する。
【0046】
また、本発明は指示手段により時刻データの書き換えが指示されない記憶領域に記憶された時刻を基準に、予め定めた処理を実行するための時刻になったとき、処理を実行するので、指示手段により時刻データの書き換えが指示されても、予め定めた処理を実行するための時刻になったとき、処理を実行することができる、という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】時間管理装置のブロック図である。
【図2】時間管理装置が停止する際に実行する制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図3】時間管理装置が起動された時に実行される制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図4】記憶部から処理開始指示信号を入力した時スタートする制御ルーチンを示したフローチャートである。
【図5】本形態の時間管理装置が適用されたリモートサービスシステムを示した図である。
【図6】本形態の時間管理装置が適用された通信管理端末のブロック図である。
【図7】定期処理ルーチンを示したフローチャートである。
【図8】予約処理ルーチンを示したフローチャートである。
【符号の説明】
14 絶対時計(時計装置)
W1 、W2 、W3 記憶領域
62 設定部(指示手段)
54 時計制御部(演算手段、書換手段)
60 表示部(表示手段)
32 システム制御部(判断手段、実行手段)
Claims (3)
- 所定時間毎に時刻を示す時刻データを出力する時計装置と、
時刻データを記憶すると共に記憶した時刻データが書き換え及び読み出し可能な複数の記憶領域を備えた記憶部と、
前記複数の記憶領域に記憶された時刻データの変更を選択的に指示する指示手段と、
停止時に、前記複数の記憶領域の予め定めた第1の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻と予め定めた記憶領域以外の第2の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻との差を演算する演算手段と、
起動時に、前記第1の記憶領域に記憶された時刻データを、前記時計装置から出力された時刻データに書き換えかつ前記第2の記憶領域に記憶された時刻データを、第1の記憶領域に書き換えられた時刻データにより示される時刻と前記演算手段により演算された差とを加算した時刻データに書き換え、起動時後でかつ停止時前は、前記時計装置から前記時刻データが出力される毎に、前記複数の記憶領域に記憶された時刻データを前記所定時間分増加した時刻データに書き換え、前記指示手段により時刻データの変更が指示された場合、選択された時刻データを変更するように書き換える書換手段と、
前記複数の記憶領域各々に記憶された時刻データを表示する表示手段と、
を備えた時間管理装置。 - 管理装置に通信回線を介して接続され通信端末装置であって、
所定時間毎に時刻を示す時刻データを出力する時計装置と、
時刻データを記憶すると共に記憶した時刻データが書き換え及び読み出し可能な複数の記憶領域を備えた記憶部と、
前記複数の記憶領域の少なくとも1つでかつ最大前記複数の記憶領域の総数より1小さい数の記憶領域に記憶された時刻データの変更を指示する指示手段と、
停止時に、前記複数の記憶領域の予め定めた第1の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻と予め定めた記憶領域以外の第2の記憶領域に記憶された時刻データにより示される時刻との差を演算する演算手段と、
起動時に、前記第1の記憶領域に記憶された時刻データを、前記時計装置から出力された時刻データに書き換えかつ前記第2の記憶領域に記憶された時刻データを、第1の記憶領域に書き換えられた時刻データにより示される時刻と前記演算手段により演算された差とを加算した時刻データに書き換え、起動時後でかつ停止時前は、前記時計装置から前記時刻データが出力される毎に、前記複数の記憶領域に記憶された時刻データを前記所定時間分増加した時刻データに書き換え、前記指示手段により時刻データの変更が指示された場合、時刻データを書き換える書換手段と、
前記複数の記憶領域各々に記憶された時刻データを表示する表示手段と、
前記指示手段により時刻データの変更が指示されない記憶領域に記憶された時刻データに基づいて、予め定めた処理を実行するための時刻になったか否かを判断する判断手段と、
前記判断手段により前記時刻になったと判断された場合、前記処理を実行する実行手段と、
を備えた通信端末装置。 - 所定時間毎に時刻を示す時刻データを出力する時計装置と、
時刻データを記憶する第1の記憶領域及び第2の記憶領域を備えた記憶部と、
前記時計装置より所定時間毎に出力される時刻データに応じて前記第1の記憶領域及び前記第2の記憶領域に記憶されている時刻データを前記所定時間分増加した時刻データに書き換える書換手段と、
を備えた時間管理装置であって、
前記書換手段は、前記時間管理装置の起動時に、前記時計装置から出力された時刻データを前記第1の記憶領域に初期日時として記憶すると共に、停止時に前記第1の記憶領域に記憶されていた時刻データと前記停止時に前記第2の記憶領域に記憶されていた時刻データとの差分データを、前記第1の記憶領域に初期日時として記憶した時刻データに加算した時刻データを前記第2の記憶領域に初期日時として記憶する、
ことを特徴とする時間管理装置。
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1997
- 1997-04-18 JP JP10225297A patent/JP3959780B2/ja not_active Expired - Lifetime
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