JP2001077949A - 情報処理装置 - Google Patents

情報処理装置

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JP2001077949A
JP2001077949A JP24826799A JP24826799A JP2001077949A JP 2001077949 A JP2001077949 A JP 2001077949A JP 24826799 A JP24826799 A JP 24826799A JP 24826799 A JP24826799 A JP 24826799A JP 2001077949 A JP2001077949 A JP 2001077949A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 制御系のスリープ機能および制御系とは独立
して動作する部分の更新機能の両機能が併用される場
合、更新機能を正常に動作させることができるようにす
る。 【解決手段】 各種のデータを演算処理するCPU1
と、そのCPU1から独立して時刻を計時する時計回路
15aと、CPU1を所定の条件に応じてスリープ/ア
クティブ状態に切り換える動作状態切換回路15bとを
有し、CPU1の実行動作として、時計回路15aから
得られた基準時刻を所定の時期に更新して出力できる時
刻更新機能を備えたファクシミリ装置であって、CPU
1により時刻更新機能を実行させる時刻更新時点、また
はそれ以前の所定時点に時計回路15aによる基準時刻
が達した場合、動作状態切換回路15bに対してCPU
1をスリープ状態からアクティブ状態に切り換えるため
の復帰条件を投入する条件投入回路15cを有してい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、たとえばファクシ
ミリ装置や電話装置などに内蔵される情報処理装置に関
し、特に省電力のための制御系のスリープ機能と、サマ
ータイムなどの導入に応じて時刻を進める時刻更新機能
とを兼備した情報処理装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクシミリ装置は、文字や写真などの
画像を相手側のファクシミリ装置などとの間で送受信す
るものであるが、常に利用されるものでなく待機状態が
大半を占めるため、省電力のために制御系をスリープさ
せる機能を装備した製品が開発されている。ここで言う
スリープ機能とは、ユーザの操作や信号の入出力などが
何ら行われない期間が一定時間継続すると、装置全体の
動作を制御するCPUが動作可能なアクティブ状態か
ら、完全に休止したスリープ状態に自動的に移行するこ
とを言う。
【0003】一方、この種のファクシミリ装置には、上
記スリープ機能とは全く別の機能として、時刻更新機能
を装備した製品もある。この時刻更新機能とは、たとえ
ば夏の間だけ時計を1時間進めて日照時間を有効に利用
するサマータイムの導入などに伴い利用されるものであ
る。具体的には、装置に装備された内蔵時計により計時
されている時刻を、ある時期になると自動的に一定時間
進めて更新し、更新後の時刻をたとえば表示時刻として
表示パネルに出力させるといった処理を行うものであ
る。このような時刻更新機能は、CPUの一機能として
実現されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記ス
リープ機能と時刻更新機能とを併用するファクシミリ装
置では、スリープ機能によって時刻更新機能に誤動作を
生じる場合があった。つまり、スリープ機能が働いてC
PUが休止している期間中に時刻更新機能による時刻の
自動更新時期になった場合、時刻更新のための実行動作
を行うCPUがスリープ状態であるために時刻を更新す
ることはできない。このような事態は、時刻更新時期が
スリープ状態に陥りやすい深夜などに設定されることか
ら、起こる可能性が高いと言える。そのため、たとえば
通常タイムからサマータイムに移行して時刻更新機能が
正常に動作したものと信じているユーザは、表示パネル
に出力された表示時刻をサマータイムに対応した時刻と
して見誤ってしまうおそれがあった。
【0005】また、内蔵時計による計時を利用して他の
処理を実行させる場合にも、時刻更新機能が動作してい
ないことによる不具合を生じる。たとえば、ファクシミ
リ通信において原稿データに送信時刻を付加する場合、
通信や通話の管理レポートに時刻を記録する場合、タイ
マ送信による送信の場合などにも正しくない時刻を用い
た処理が行われることになる。
【0006】本発明は、上記の点に鑑みて提案されたも
のであって、制御系のスリープ機能および制御系とは独
立して動作する部分の更新機能の両機能が併用される場
合、更新機能を正常に動作させることができる情報処理
装置を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明の情報処理装置は、各種の
データを演算処理し、装置全体を制御する制御手段と、
その制御手段から独立して動作する独立動作部と、上記
制御手段を所定の条件に応じてスリープ/アクティブ状
態に切り換える動作状態切換手段とを有し、上記制御手
段の実行動作として、上記独立動作部に関わる動作状況
を予め設定された更新時期において更新する更新機能を
備えた情報処理装置であって、上記制御手段により更新
機能を実行させる上記更新時期、またはそれ以前の所定
時期に達した場合、上記動作状態切換手段に対して上記
制御手段をスリープ状態からアクティブ状態に切り換え
るための復帰条件を投入する条件投入手段を有すること
を特徴としている。
【0008】このような情報処理装置によれば、制御手
段がスリープ状態中において、更新機能を実行させる更
新時期、またはそれ以前のたとえば1秒前、1分前、あ
るいは1時間前の時点などになった場合、その時点で復
帰条件を投入することにより制御手段がスリープ状態か
らアクティブ状態に切り換えられるので、更新時期にお
いては、アクティブ状態となった制御手段により更新機
能を確実に実行させることができ、その機能の実行以後
においては動作状況が正常に更新された独立動作部の動
作に基づいて各種処理を実行することができる。
【0009】また、請求項2に記載した発明の情報処理
装置は、請求項1に記載の情報処理装置であって、上記
独立動作部は、上記制御手段から独立して現在時刻を計
時する時計手段を含み、上記更新機能は、上記時計手段
の計時する現在時刻を予め設定された更新時期において
更新するものであり、上記条件投入手段は、上記時計手
段による現在時刻が上記更新時期、またはそれ以前の所
定時期に達した場合、上記動作状態切換手段に対して上
記制御手段をスリープ状態からアクティブ状態に切り換
えるための復帰条件を投入する。
【0010】このような情報処理装置によれば、請求項
1に記載の情報処理装置による効果に加えて、制御手段
がスリープ状態中において、時計手段の計時する現在時
刻を更新する時期、またはそれ以前のたとえば1秒前、
1分前、あるいは1時間前の時点などになった場合、そ
の時点で復帰条件を投入することにより制御手段がスリ
ープ状態からアクティブ状態に切り換えられるので、更
新時期においては、アクティブ状態となった制御手段に
より現在時刻の更新を確実に実行させることができ、そ
の機能の実行以後においては正常に更新された現在時刻
に基づいて各種処理を実行できる。
【0011】さらに、請求項3に記載した発明の情報処
理装置は、請求項1に記載の情報処理装置であって、上
記独立動作部は、上記制御手段から独立して基準時刻を
計時する時計手段を含み、上記制御手段のアクティブ状
態での動作モードとして、上記時計手段によって計時さ
れる基準時刻に対して所定の補正処理を行った時刻を現
在時刻として出力する時刻補正モードを備え、上記更新
機能は、上記時刻補正モードのオン/オフを予め定めら
れた更新時期において更新するものであり、上記条件投
入手段は、上記時計手段による基準時刻が上記更新時
期、またはそれ以前の所定時期に達した場合、上記動作
状態切換手段に対して上記制御手段をスリープ状態から
アクティブ状態に切り換えるための復帰条件を投入す
る。
【0012】このような情報処理装置によれば、請求項
1に記載の情報処理装置による効果に加えて、制御手段
がスリープ状態中において、時刻補正モードのオン/オ
フを更新する時期、またはそれ以前のたとえば1秒前、
1分前、あるいは1時間前の時点などになった場合、そ
の時点で復帰条件を投入することにより制御手段がスリ
ープ状態からアクティブ状態に切り換えられるので、更
新時期においては、アクティブ状態となった制御手段に
より時刻補正モードの設定の更新を確実に実行させるこ
とができ、その機能の実行以後においては正常に更新さ
れたモードに応じて出力される時刻に基づいて各種処理
を実行できる。
【0013】また、請求項4に記載した発明の情報処理
装置は、請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の情
報処理装置であって、上記制御手段は、アクティブ状態
において、現在時刻の表示を行う表示機能を有してい
る。
【0014】このような情報処理装置によれば、請求項
1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置によ
る効果に加えて、現在時刻を表示する表示手段を備えて
いるので、ユーザは、制御手段がアクティブ状態の時に
は常に現在時刻を把握することが可能となる。制御手段
がスリープ状態中は、表示手段の表示はなされないが、
独立して動作する時計手段の計時は継続されるので、ス
リープ状態が解除されれば直ちに現在時刻の表示を開始
することができ、スリープ状態中に更新機能の更新時期
が到達した際には、現在時刻の更新、あるいは時刻補正
モードの設定更新が行われ、更新された時刻を現在時刻
として表示することができる。
【0015】さらに、請求項5に記載した発明の情報処
理装置は、請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の
情報処理装置であって、上記条件投入手段が上記動作状
態切換手段に対して復帰条件を投入してから一定時間が
経過した後、上記条件投入手段は、前回とは逆に上記動
作状態切換手段に対して上記制御手段をアクティブ状態
からスリープ状態に切り換えるための再開条件を投入す
る。
【0016】このような情報処理装置によれば、請求項
1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置によ
る効果に加えて、復帰条件を投入してから一定時間経過
後、具体的には更新時期を過ぎた後、再開条件を投入す
ることにより再び制御手段をアクティブ状態からスリー
プ状態に切り換えることができるので、正常に動作状況
が更新された以降においては、再度スリープ機能を発揮
させて省電力化を図ることができる。
【0017】また、請求項6に記載した発明の情報処理
装置は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の情
報処理装置であって、上記条件投入手段は、条件の投入
時点をユーザ設定に応じて可変可能に管理している。
【0018】このような情報処理装置によれば、請求項
1ないし請求項5のいずれかに記載の情報処理装置によ
る効果に加えて、上記復帰条件や再開条件を投入するこ
とにより制御手段をスリープ状態からアクティブ状態
に、あるいはその逆に切り換える時点を任意に変更する
ことができ、たとえば復帰条件から再開条件を投入する
までの時間を短く設定すれば、その分だけ節電時間をか
せぐことができる。
【0019】さらに、請求項7に記載した発明の情報処
理装置は、請求項1ないし請求項6のいずれかに記載の
情報処理装置であって、上記動作状態切換手段は、上記
条件投入手段以外からの外的条件が何ら投入されない待
機状態が所定の監視時間にわたって継続すると、上記制
御手段をアクティブ状態からスリープ状態に切り換えて
いる。
【0020】このような情報処理装置によれば、請求項
1ないし請求項6のいずれかに記載の情報処理装置によ
る効果に加えて、たとえば外的条件として、ユーザの操
作や信号の送受信などが何ら行われない待機状態が一定
時間長とした監視時間にわたって継続する場合、制御手
段がアクティブ状態からスリープ状態に自動的に切り換
えられるので、待機電力の消費を抑えて省電力化を図る
といったスリープ機能を具体化することができる。
【0021】また、請求項8に記載した発明の情報処理
装置は、請求項7に記載の情報処理装置であって、上記
動作状態切換手段は、スリープ状態中に投入される上記
外的条件を起因として、上記制御手段をアクティブ状態
に切り換えている。
【0022】このような情報処理装置によれば、請求項
7に記載の情報処理装置による効果に加えて、スリープ
状態中に外的条件が投入されると、その時点で制御手段
がアクティブ状態に切り換えられるので、ユーザなどが
装置を使用する機会に応じてすぐに装置を使用すること
ができ、現実的なスリープ機能を実現することができ
る。
【0023】さらに、請求項9に記載した発明の情報処
理装置は、請求項7または請求項8に記載の情報処理装
置であって、上記動作状態切換手段は、上記所定の監視
時間をユーザ設定に応じて可変可能に管理している。
【0024】このような情報処理装置によれば、請求項
7または請求項8に記載の情報処理装置による効果に加
えて、スリープ状態に切り換えるための基準となる監視
時間をユーザが任意に変更することができ、たとえばそ
の監視時間を短く設定すれば、その分だけ節電時間をか
せぐことができる。
【0025】また、請求項10に記載した発明の情報処
理装置は、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載の
情報処理装置であって、上記動作状態切換手段の動作を
ユーザ設定に応じて許可/禁止する切換動作許可/禁止
手段を有している。
【0026】このような情報処理装置によれば、請求項
1ないし請求項9のいずれかに記載の情報処理装置によ
る効果に加えて、使用頻度などに応じてスリープ機能を
発揮できないようにユーザが設定することができ、スリ
ープ機能を使用するか否かをユーザの好みに応じて選択
することができる。
【0027】さらに、請求項11に記載した発明の情報
処理装置は、請求項1ないし請求項10のいずれかに記
載の情報処理装置であって、上記制御手段による時刻更
新機能の実行動作をユーザ設定に応じて許可/禁止する
時刻更新動作許可/禁止手段を有している。
【0028】このような情報処理装置によれば、請求項
1ないし請求項10のいずれかに記載の情報処理装置に
よる効果に加えて、利用状況などに応じて時刻更新機能
を発揮できないようにユーザが設定することができ、時
刻更新機能を使用するか否かをユーザの好みに応じて選
択することができる。
【0029】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好ましい実施の形
態について図面を参照して具体的に説明する。
【0030】図1は、本発明にかかる情報処理装置の一
実施形態を示した回路ブロック図であって、この図に示
す情報処理装置は、一例としてファクシミリ装置に内蔵
されたものであって、CPU1、NCU2、RAM3、
モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲートアレイ
7、コーデック8、DMAC9、読取部11、記録部1
2、操作部13、表示部14、および入出力監視部15
などを具備して構成されている。CPU1、NCU2、
RAM3、モデム4、ROM5、EEPROM6、ゲー
トアレイ7、コーデック8、およびDMAC9は、バス
線16により相互に接続されている。バス線16には、
アドレスバス、データバス、および制御信号線が含まれ
る。ゲートアレイ7には、読取部11、記録部12、操
作部13、表示部14、および入出力監視部15が接続
されている。
【0031】CPU1は、ファクシミリ装置全体を制御
する。NCU2は、公衆電話回線17に接続されて網制
御を行う。RAM3は、充電電池などにより電源バック
アップが施されており、CPU1の作業領域などを提供
する。モデム4は、ファクシミリデータの変調や復調な
どを行う。ROM5は、各種のプログラムや設定値など
のデータを記憶している。EEPROM6は、各種のフ
ラグや設定データなどを記憶する。ゲートアレイ7は、
CPU1の入出力インターフェースとして機能する。コ
ーデック8は、ファクシミリデータの符号化や復号化を
行う。DMAC9は、RAM3へのデータの書き込みや
読み出しを行う。
【0032】読取部11は、送信すべき原稿用紙から画
像を読み取る。記録部12は、たとえばインクジェット
方式あるいは熱転写方式などにより、受信した画像など
を記録用紙に再現する。操作部13は、キースイッチ群
を備えており、電話番号や送受信操作などのユーザによ
る操作を受け付けてCPU1に伝える。表示部14は、
LCDやLEDなどの表示パネルを備えており、装置全
体のステータス情報や設定情報などを表示するとともに
時刻を表示する。入出力監視部15は、CPU1から独
立して動作するものであって、時刻を計時する時計回路
15aを備えている。この入出力監視部15の詳細につ
いては後述する。
【0033】なお、図1においては図示しないが、本フ
ァクシミリ装置は、シリアルケーブルやパラレルケーブ
ルを介してパーソナルコンピュータなどに接続し、プリ
ンタやスキャナなどとして利用できるものである。
【0034】本発明の要点について説明すると、CPU
1は、その実行動作の一つとして、時計回路15aから
得られる基準時刻を現在時刻としてそのまま使用する一
方、サマータイムなどの導入に応じて基準時刻に対し一
定時間だけ進めた時刻を現在時刻とするように切り換え
るために、動作モードの一つとして時刻補正モードを備
え、この時刻補正モードの設定を更新する機能を有して
いる。これは、サマータイムの期間の開始に基づいて、
時刻補正モードの設定をオフからオンにすることで、基
準時刻に一定時間進めた時刻を現在時刻として使用する
ように切り換えられる。時刻補正モードの設定状況は、
EEPROM6などに格納されている。たとえば、5月
1日から9月30日までをサマータイムとして設定した
場合、CPU1は、時計回路15aの計時が5月1日の
午前2時ちょうどになると時刻補正モードをオンに更新
し、1時間だけ時刻を進めて午前3時とした時刻を現在
時刻として出力する処理を開始する。そして、サマータ
イム中は、時刻補正モードがオンとした状態が継続する
ため、基準時刻よりも常に1時間進んだ時刻を現在時刻
として管理し、表示機能などに用いられる。その後、1
0月1日の午前2時になると、再びもとの基準時刻に一
致した時刻を現在時刻とするために、上記時刻補正モー
ドをオフに更新させる。このような時刻補正モードのオ
ン/オフ設定を更新する機能は、CPU1の動作とは無
関係に動作する時計回路15aを備えることで実現され
る。また、更新機能の実行動作は、ユーザ設定に応じて
許可することもできるし、禁止することもできる。な
お、時刻補正モードのオン/オフ設定の更新機能が自動
的に実行される時期を更新時期と言う。
【0035】一方、ファクシミリ装置は、ファクシミリ
送受信などのために常に利用されるものでなく待機状態
が大半を占めるため、省電力のためのスリープ機能を装
備している。このスリープ機能とは、ユーザによるキー
操作や相手側からの信号の受信など(以下、これらを
「外的条件」という)が何ら行われない期間が一定時間
経過した場合、CPU1やモデム4を動作可能なアクテ
ィブ状態から電力供給を休止したスリープ状態に自動的
に切り換えることを言う。このようなスリープ機能は、
以下に詳述する入出力監視部15の動作によって行われ
る。
【0036】入出力監視部15は、CPU1から独立し
て上記外的条件を監視するものであって、本実施形態に
おいては、ハードウェア回路によって実現される。その
ために、入出力監視部15は、先の時計回路15a、お
よび外的条件に応じてCPU1をスリープ/アクティブ
状態に切り換えるための動作状態切換回路15bを備え
ている。動作状態切換回路15bは、外的条件が投入さ
れたことを検知する回路、前回の外的条件が投入されて
からの待機状態を一定時間にわたって監視するウォッチ
ドッグタイマなどで構成されており、このウォッチドッ
グタイマがカウントする時間(以下、「監視時間」と言
う)内に外的条件が検知されない場合、動作状態切換回
路15bがCPU1などをアクティブ状態からスリープ
状態に切り換える。一方、監視時間内に外的条件を検知
すると、動作状態切換回路15bは、ウォッチドッグタ
イマをリセットし、再び外的条件の監視を続ける。さら
に、CPU1などのスリープ状態中に外的条件を検知す
ると、動作状態切換回路15bは、その時点ですぐにC
PU1などをアクティブ状態に切り換える。このような
スリープ機能の実行動作は、ユーザ設定に応じて許可す
ることもできるし、禁止することもできる。また、スリ
ープ状態に切り換えるための監視時間は、たとえば10
分、1時間などの時間長でユーザが任意に設定すること
ができ、動作状態切換回路15bによって可変可能に管
理されている。
【0037】そして、上記更新機能およびスリープ機能
を併用する場合、更新時期においてCPU1がスリープ
状態であると、更新機能の実行動作に支障が生じること
から、本ファクシミリ装置における入出力監視部15に
は、そのような対処として条件投入回路15cが組み込
まれている。この条件投入回路15cは、たとえばちょ
うど更新時期になった時、またはそれ以前の1秒前、1
分前、あるいは1時間前の時点などになった場合、その
時点で擬似的な復帰条件を自己生成するとともに、その
復帰条件を動作状態切換回路15bに投入するものであ
る。復帰条件が投入された動作状態切換回路15bは、
その時点でスリープ状態にあるCPU1をアクティブ状
態に切り換える。また、条件投入回路15cは、動作状
態切換回路15bに対して復帰条件を投入してから一定
時間が経過した後、前回とは逆に動作状態切換回路15
bに対してCPU1をアクティブ状態からスリープ状態
に切り換えるための再開条件を自己生成し、この再開条
件を動作状態切換回路15bに投入することで再びCP
U1をスリープ状態とすることができる。この条件投入
回路15cにおいては、上記復帰条件や再開条件の投入
時点が更新時期を基準として可変可能に管理されてお
り、このような条件投入時点は、ユーザが任意に設定す
ることができる。
【0038】すなわち、CPU1は、各種のデータを演
算処理し、装置全体を制御するとともに、独立動作部と
しての時計回路15aに関わる動作状況を予め設定され
た更新時期において更新する制御手段を実現している。
動作状態切換回路15bは、制御手段を所定の条件に応
じてスリープ/アクティブ状態に切り換える動作状態切
換手段を実現している。条件投入回路15cは、制御手
段により更新機能を実行させる更新時期、またはそれ以
前の所定時期に達した場合、動作状態切換手段に対して
制御手段をスリープ状態からアクティブ状態に切り換え
るための復帰条件を投入する条件投入手段を実現してい
る。
【0039】次に、上記構成を有するファクシミリ装置
の動作、特に更新機能としての時刻に関する更新および
スリープ機能を併用する場合の動作について図面を参照
して説明する。
【0040】図2は、更新機能を実行するCPU1の動
作手順を示したフローチャートである。この図に示すよ
うに、まず、CPU1は、ユーザの設定情報に基づいて
時刻に関する更新処理が許可されているか否かを判断す
る(S1)。このようなユーザの設定情報は、EEPR
OM6などに記憶されている。
【0041】時刻更新処理が許可されている場合(S
1:YES)、CPU1は、時計回路5aから取得され
た基準時刻に基づいて、現時点が年内に2回ある時刻更
新時期のうちの時刻変更時点であるか否かを判断する
(S2)。このような時刻変更時点は、たとえばサマー
タイム初日の早朝時刻としてEEPROM6などに設定
されている。なお、時刻変更時点は、ユーザが任意に指
定することも可能であって、一般的には1年に1度だけ
用いられるものである。
【0042】現在の基準時刻が時刻変更時点となった場
合(S2:YES)、CPU1は、その時点の基準時
刻、たとえば午前2時に1時間加算した結果を現在時刻
とするために、上述した時刻補正モードを「OFF」か
ら「ON」に更新する処理を行う(S3)。この時刻補
正モードが「ON」になることにより、以後は基準時刻
に1時間加算した時刻を現在時刻として管理し、たとえ
ば表示部14に表示するなどの処理に用いられる。この
ようにして時刻補正モードが「ON」に更新された後
は、後述する時刻復調時点までは、時計回路15aが計
時する基準時刻よりも1時間進んだ時刻、つまりサマー
タイムなどに応じた時刻が現在時刻となる。なお、時計
回路15aの基準時刻は、工場出荷前に時刻調整されて
いるものであっても良いし、ユーザの時刻調整を可能と
したものであっても良い。
【0043】S2において、現在の基準時刻が時刻変更
時点でない場合(S2:NO)、CPU1は、その基準
時刻に基づいて現時点が時刻復調時点であるか否かを判
断する(S4)。この時刻復調時点とは、上記時刻変更
時点と組み合わせて用いられる更新時期であり、たとえ
ばサマータイム終了日の翌日の早朝時刻としてEEPR
OM6などに設定されている。なお、このような時刻復
調時点も、上記時刻変更時点と同様にユーザが任意に指
定することが可能であり、一般的には1年に1度だけ用
いられるものである。
【0044】現在の基準時刻が時刻復調時点となった場
合(S4:YES)、CPU1は、その時点の基準時刻
をそのまま現在時刻として管理するため、時刻補正モー
ドを「ON」から「OFF」に更新する処理を行う(S
5)。この時刻補正モードが「OFF」になることによ
り、以後は基準時刻をそのまま現在時刻として管理し、
たとえば表示部14に表示するなどの処理に用いられ
る。このようにして時刻補正モードが「OFF」に更新
された後は、サマータイムなどに応じて時刻の変更が必
要となる時刻変更時点に基準時刻が達するまでは、基準
時刻がそのまま現在時刻として表示などの各種処理に用
いられる。
【0045】S4において、現在の基準時刻が時刻復調
時点でない場合(S4:NO)、つまり、1年のうちに
2度しかない時刻変更時点でも時刻復調時点でもない場
合、CPU1は、時刻更新処理を行うことなく現在行わ
れている動作を続ける。これにより、サマータイムであ
れば、基準時刻よりも進んだ時刻が現在時刻として管理
される一方、サマータイム以外の期間であれば、基準時
刻がそのまま現在時刻として管理されることとなる。な
お、後述するようにCPU1がスリープ状態にある場合
は、表示部14において時刻が表示されることはない。
また、表示部14自体の内蔵回路によってスリープモー
ドといったメッセージが表示されるようにしても良い。
【0046】S1において、時刻更新処理がユーザの設
定により禁止されている場合(S1:NO)、CPU1
は、この時刻更新処理を行うことなく現在行われている
動作を続ける。
【0047】次に、図3は、スリープ機能を実行する入
出力監視部15の動作手順を示したフローチャートであ
る。この図に示すように、まず、入出力監視部15は、
ユーザの設定情報に基づいてスリープ処理が許可されて
いるか否かを判断する(S10)。このようなユーザの
設定情報は、EEPROM6などに記憶されている。
【0048】スリープ処理が許可されている場合(S1
0:YES)、入出力監視部15は、ウォッチドッグタ
イマなどを用いて入出力監視処理を行う(S11)。こ
の入出力監視処理とは、先に説明したように、一定の監
視時間内において入出力動作に関する外的条件を検知す
る処理を言う。外的条件としては、たとえばモデム4の
送受信、オンフック/オフフックなどの操作、印字動
作、読み取り動作などが具体的に挙げられる。なお、監
視時間は、ユーザが任意に変更することも可能であり、
たとえば10分、1時間などの時間長として動作状態切
換回路15bに管理されるものである。
【0049】以上の入出力監視処理において、監視時間
内に外的条件が全く検知されない場合(S12:N
O)、入出力監視部15は、動作状態切換回路15bを
駆使してCPU1やモデム4などへの電力供給を停止さ
せ、CPU1をスリープ状態に切り換える(S13)。
これにより、CPU1は、その実行動作として自動的に
行う図2に示した時刻補正モードの更新(S3),(S
5)を実行できない状態とされ、表示部14において
は、スリープモードといったメッセージが表示されるこ
ととなる。
【0050】入出力監視部15は、上記S13のCPU
スリープ処理を開始した後、S12と同様に入出力監視
処理によって外的条件の有無を検知する(S14)。こ
の際、もはやウォッチドッグタイマなどによる監視時間
のカウントは行われない。
【0051】そして、CPU1のスリープ中に外的条件
が検知されることなく(S14:NO)、現在の基準時
刻が時刻更新時期となった場合(S15:YES)、入
出力監視部15は、S13とは逆に、動作状態切換回路
15bを駆使してCPU1やモデム4などに電力供給を
開始させ、CPU1をスリープ状態からアクティブ状態
に切り換える(S16)。この際、動作状態切換回路1
5bには、条件投入回路15cから復帰条件が信号とし
て投入され、この復帰条件の投入を起因として動作状態
切換回路15bが切り換え動作を行う。これにより、C
PU1は、その実行動作として自動的に行う図2に示し
た時刻補正モードの更新(S3),(S5)を実行可能
な状態とされ、その時点で瞬時にそのような処理が行わ
れる。
【0052】入出力監視部15は、上記S16のCPU
アクティブ処理を開始した後、ウォッチドッグタイマな
どを駆使して一定時間経過したか否かをカウントしてお
り(S17)、一定時間が経過した場合(S17:YE
S)、入出力監視部15は、S13に戻って再びCPU
1をスリープ状態に切り換える。この際、動作状態切換
回路15bには、条件投入回路15cから再開条件が信
号として投入され、この再開条件の投入を起因として動
作状態切換回路15bが切り換え動作を行う。このS1
7においてカウントされる一定時間は、ユーザが任意に
変更することも可能であり、たとえば1分、10分など
の時間長として動作状態切換回路15bに管理されるも
のであるが、S16においてS3やS5の処理が瞬時に
行われることから、できる限り短い時間が好ましいとさ
れる。
【0053】S17において、S16のCPUアクティ
ブ処理を開始してから一定時間を経過しない場合(S1
7:NO)、入出力監視部15は、S16に戻って一定
時間が経過するまでCPU1をアクティブ状態に維持す
る。なお、S17に代わる別のシーケンスとしては、S
16の処理を終えてからウォッチドッグタイマをリセッ
トし、その後S12に戻るような手順としても良い。
【0054】S15において、CPU1のスリープ中で
あっても現在の基準時刻が時刻更新時点でない場合(S
15:NO)、入出力監視部15は、S14に戻って外
的条件の有無を検知する。
【0055】S14において、CPU1のスリープ中に
外的条件が検知された場合(S14:YES)、入出力
監視部15は、S16と同様にCPUアクティブ処理を
開始する(S18)。
【0056】入出力監視部15は、上記S18のCPU
アクティブ処理を開始した後、ウォッチドッグタイマを
リセットし(S19)、その後、S12に戻って外的条
件の検知処理を再開する。これにより、CPU1やモデ
ム4などは、その通常時における動作が可能な状態とさ
れ、たとえばモデム4の送受信、オンフック/オフフッ
クなどの操作に伴う処理、印字動作、読み取り動作など
が行われる。
【0057】S12において、監視時間内に外的条件が
検知された場合(S12:YES)、入出力監視部15
は、上記S19と同様にウォッチドッグタイマをリセッ
トし(S20)、その後、再びS12に戻る。
【0058】S10において、スリープ処理がユーザの
設定により禁止されている場合(S10:NO)、入出
力監視部15は、このスリープ処理を行うことなく、C
PU1は、常に電力が供給されて各種の動作が可能なア
クティブ状態とされる。要するに、スリープ処理が禁止
された状況では、CPU1の動作に支障が生じることな
く、時刻変更時点や時刻復調時点といった更新時期にな
れば、所定の処理が行われる。一方、スリープ処理が許
可された状況では、入出力監視部15によって繰り返し
外的条件の有無が検知されており、CPU1のスリープ
中に時刻変更時点や時刻復調時点となった場合でも、C
PU1が一時的にアクティブ状態とされて所定の処理が
行われる。
【0059】したがって、上記構成、動作を有するファ
クシミリ装置によれば、CPU1がスリープ中におい
て、時刻更新機能を実行させる更新時期になった場合で
も、その時点でCPU1がスリープ状態からアクティブ
状態に自動的に切り換えられるので、更新時期において
は、アクティブ状態としたCPU1により時刻に関する
更新機能を実行させることができ、その機能の実行以後
においては正常に更新された時刻を現在時刻とすること
ができる。
【0060】また、時刻更新などのためにCPU1をア
クティブ状態としてから一定時間経過後、再びCPU1
をアクティブ状態からスリープ状態に切り換えることが
できるので、正常に時刻が更新された以降においては、
再度スリープ機能を発揮させて省電力化を図ることがで
きる。
【0061】なお、上述した図2においては、時計手段
が計時する基準時刻に対して補正を行うことによりサマ
ータイムによる現在時刻の変更に対応するように構成
し、「時刻補正モード」を設ける場合について説明した
が、時計手段の計時時刻そのものを変更する方法であっ
ても良く、どのような方法により時刻の更新に対応する
かは時計手段の仕様に応じて適宜選択される。時計手段
の計時時刻そのものを変更する場合には、図2におい
て、予め設定されている時刻変更時点に到達した時に、
S3の時刻補正モードの更新を行う代わりに、時計手段
の計時時刻そのものをたとえば1時間進める処理を行
い、時計手段はその1時間進められた時刻からの計時を
継続する。また、予め設定されている時刻復調時点に到
達した時に、S5の時刻補正モードの更新を行う代わり
に、時計手段の計時時刻そのものを1時間戻す処理を行
い、時計手段はその1時間戻された時刻からの計時を継
続する。したがって、時計手段の出力がそのまま現在時
刻となり、CPU1のアクティブ状態において表示機能
や時刻情報を用いた通信機能などに利用される。
【0062】また、本実施形態では、本発明に係る情報
処理装置を内蔵する装置の一例として、ファクシミリ装
置を示したが、もちろんその他に電話装置などであって
も良く、その対象となる装置は広範囲に及ぶが、好まし
くは、時刻を表示したり記録する機能を備えた装置に対
して適用されよう。
【0063】さらに、本実施形態では、所定のタイミン
グで更新を必要とする機能として特にサマータイムに適
した利用形態を説明したが、そのような利用形態はあく
までも一例であり、表示時刻を更新する時点が1年中に
何回あっても良く、また、基準時刻より所定時間遅れた
時刻を表示させる構成であってももちろん良く、時刻以
外の機能に関するものであっても良い。
【0064】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載し
た発明の情報処理装置によれば、制御手段がスリープ状
態中において、更新機能を実行させる更新時期、または
それ以前のたとえば1秒前、1分前、あるいは1時間前
の時点などになった場合、その時点で復帰条件を投入す
ることにより制御手段がスリープ状態からアクティブ状
態に切り換えられるので、更新時期においては、アクテ
ィブ状態となった制御手段により更新機能を確実に実行
させることができ、その機能の実行以後においては動作
状況が正常に更新された独立動作部の動作に基づいて各
種処理を実行することができる。
【0065】また、請求項2に記載した発明の情報処理
装置によれば、請求項1に記載の情報処理装置による効
果に加えて、制御手段がスリープ状態中において、時計
手段の計時する現在時刻を更新する時期、またはそれ以
前のたとえば1秒前、1分前、あるいは1時間前の時点
などになった場合、その時点で復帰条件を投入すること
により制御手段がスリープ状態からアクティブ状態に切
り換えられるので、更新時期においては、アクティブ状
態となった制御手段により現在時刻の更新を確実に実行
させることができ、その機能の実行以後においては正常
に更新された現在時刻に基づいて各種処理を実行でき
る。
【0066】さらに、請求項3に記載した発明の情報処
理装置によれば、請求項1に記載の情報処理装置による
効果に加えて、制御手段がスリープ状態中において、時
刻補正モードのオン/オフを更新する時期、またはそれ
以前のたとえば1秒前、1分前、あるいは1時間前の時
点などになった場合、その時点で復帰条件を投入するこ
とにより制御手段がスリープ状態からアクティブ状態に
切り換えられるので、更新時期においては、アクティブ
状態となった制御手段により時刻補正モードの設定の更
新を確実に実行させることができ、その機能の実行以後
においては正常に更新されたモードに応じて出力される
時刻に基づいて各種処理を実行できる。
【0067】また、請求項4に記載した発明の情報処理
装置によれば、請求項1ないし請求項3のいずれかに記
載の情報処理装置による効果に加えて、現在時刻を表示
する表示手段を備えているので、ユーザは、制御手段が
アクティブ状態の時には常に現在時刻を把握することが
可能となる。制御手段がスリープ状態中は、表示手段の
表示はなされないが、独立して動作する時計手段の計時
は継続されるので、スリープ状態が解除されれば直ちに
現在時刻の表示を開始することができ、スリープ状態中
に更新機能の更新時期が到達した際には、現在時刻の更
新、あるいは時刻補正モードの設定更新が行われ、更新
された時刻を現在時刻として表示することができる。
【0068】さらに、請求項5に記載した発明の情報処
理装置によれば、請求項1ないし請求項4のいずれかに
記載の情報処理装置による効果に加えて、復帰条件を投
入してから一定時間経過後、具体的には更新時期を過ぎ
た後、再開条件を投入することにより再び制御手段をア
クティブ状態からスリープ状態に切り換えることができ
るので、正常に動作状況が更新された以降においては、
再度スリープ機能を発揮させて省電力化を図ることがで
きる。
【0069】また、請求項6に記載した発明の情報処理
装置によれば、請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載の情報処理装置による効果に加えて、上記復帰条件や
再開条件を投入することにより制御手段をスリープ状態
からアクティブ状態に、あるいはその逆に切り換える時
点を任意に変更することができ、たとえば復帰条件から
再開条件を投入するまでの時間を短く設定すれば、その
分だけ節電時間をかせぐことができる。
【0070】さらに、請求項7に記載した発明の情報処
理装置によれば、請求項1ないし請求項6のいずれかに
記載の情報処理装置による効果に加えて、たとえば外的
条件として、ユーザの操作や信号の送受信などが何ら行
われない待機状態が一定時間長とした監視時間にわたっ
て継続する場合、制御手段がアクティブ状態からスリー
プ状態に自動的に切り換えられるので、待機電力の消費
を抑えて省電力化を図るといったスリープ機能を具体化
することができる。
【0071】また、請求項8に記載した発明の情報処理
装置によれば、請求項7に記載の情報処理装置による効
果に加えて、スリープ状態中に外的条件が投入される
と、その時点で制御手段がアクティブ状態に切り換えら
れるので、ユーザなどが装置を使用する機会に応じてす
ぐに装置を使用することができ、現実的なスリープ機能
を実現することができる。
【0072】さらに、請求項9に記載した発明の情報処
理装置によれば、請求項7または請求項8に記載の情報
処理装置による効果に加えて、スリープ状態に切り換え
るための基準となる監視時間をユーザが任意に変更する
ことができ、たとえばその監視時間を短く設定すれば、
その分だけ節電時間をかせぐことができる。
【0073】また、請求項10に記載した発明の情報処
理装置によれば、請求項1ないし請求項9のいずれかに
記載の情報処理装置による効果に加えて、使用頻度など
に応じてスリープ機能を発揮できないようにユーザが設
定することができ、スリープ機能を使用するか否かをユ
ーザの好みに応じて選択することができる。
【0074】さらに、請求項11に記載した発明の情報
処理装置によれば、請求項1ないし請求項10のいずれ
かに記載の情報処理装置による効果に加えて、利用状況
などに応じて時刻更新機能を発揮できないようにユーザ
が設定することができ、時刻更新機能を使用するか否か
をユーザの好みに応じて選択することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明にかかる情報処理装置の一実施形態を示
した回路ブロック図である。
【図2】時刻更新機能を実行するCPUの動作手順を示
したフローチャートである。
【図3】スリープ機能を実行する入出力監視部の動作手
順を示したフローチャートである。
【符号の説明】
1 CPU 2 NCU 3 RAM 4 モデム 5 ROM 6 EEPROM 7 ゲートアレイ 8 コーデック 9 DMAC 11 読取部 12 記録部 13 操作部 14 表示部 15 入出力監視部

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 各種のデータを演算処理し、装置全体を
    制御する制御手段と、その制御手段から独立して動作す
    る独立動作部と、上記制御手段を所定の条件に応じてス
    リープ/アクティブ状態に切り換える動作状態切換手段
    とを有し、上記制御手段の実行動作として、上記独立動
    作部に関わる動作状況を予め設定された更新時期におい
    て更新する更新機能を備えた情報処理装置であって、 上記制御手段により更新機能を実行させる上記更新時
    期、またはそれ以前の所定時期に達した場合、上記動作
    状態切換手段に対して上記制御手段をスリープ状態から
    アクティブ状態に切り換えるための復帰条件を投入する
    条件投入手段を有することを特徴とする情報処理装置。
  2. 【請求項2】 上記独立動作部は、上記制御手段から独
    立して現在時刻を計時する時計手段を含み、 上記更新機能は、上記時計手段の計時する現在時刻を予
    め設定された更新時期において更新するものであり、 上記条件投入手段は、上記時計手段による現在時刻が上
    記更新時期、またはそれ以前の所定時期に達した場合、
    上記動作状態切換手段に対して上記制御手段をスリープ
    状態からアクティブ状態に切り換えるための復帰条件を
    投入する、請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 【請求項3】 上記独立動作部は、上記制御手段から独
    立して基準時刻を計時する時計手段を含み、 上記制御手段のアクティブ状態での動作モードとして、
    上記時計手段によって計時される基準時刻に対して所定
    の補正処理を行った時刻を現在時刻として出力する時刻
    補正モードを備え、 上記更新機能は、上記時刻補正モードのオン/オフを予
    め定められた更新時期において更新するものであり、 上記条件投入手段は、上記時計手段による基準時刻が上
    記更新時期、またはそれ以前の所定時期に達した場合、
    上記動作状態切換手段に対して上記制御手段をスリープ
    状態からアクティブ状態に切り換えるための復帰条件を
    投入する、請求項1に記載の情報処理装置。
  4. 【請求項4】 上記制御手段は、アクティブ状態におい
    て、現在時刻の表示を行う表示機能を有している、請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載の情報処理装置。
  5. 【請求項5】 上記条件投入手段が上記動作状態切換手
    段に対して復帰条件を投入してから一定時間が経過した
    後、上記条件投入手段は、前回とは逆に上記動作状態切
    換手段に対して上記制御手段をアクティブ状態からスリ
    ープ状態に切り換えるための再開条件を投入する、請求
    項1ないし請求項4のいずれかに記載の情報処理装置。
  6. 【請求項6】 上記条件投入手段は、条件の投入時点を
    ユーザ設定に応じて可変可能に管理している、請求項1
    ないし請求項5のいずれかに記載の情報処理装置。
  7. 【請求項7】 上記動作状態切換手段は、上記条件投入
    手段以外からの外的条件が何ら投入されない待機状態が
    所定の監視時間にわたって継続すると、上記制御手段を
    アクティブ状態からスリープ状態に切り換えている、請
    求項1ないし請求項6のいずれかに記載の情報処理装
    置。
  8. 【請求項8】 上記動作状態切換手段は、スリープ状態
    中に投入される上記外的条件を起因として、上記制御手
    段をアクティブ状態に切り換えている、請求項7に記載
    の情報処理装置。
  9. 【請求項9】 上記動作状態切換手段は、上記所定の監
    視時間をユーザ設定に応じて可変可能に管理している、
    請求項7または請求項8に記載の情報処理装置。
  10. 【請求項10】 上記動作状態切換手段の動作をユーザ
    設定に応じて許可/禁止する切換動作許可/禁止手段を
    有している、請求項1ないし請求項9のいずれかに記載
    の情報処理装置。
  11. 【請求項11】 上記制御手段による時刻更新機能の実
    行動作をユーザ設定に応じて許可/禁止する時刻更新動
    作許可/禁止手段を有している、請求項1ないし請求項
    10のいずれかに記載の情報処理装置。
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