JP2011191566A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】
画像形成装置は、省エネモードと通常モードの消費電力状態と、待機モード1,2の各消費電力状態に切り替え制御する実行制御部を備える。前記待機モード1では、印刷部をスタンバイモードにすると共に表示部の表示を消し、前記待機モード2では、印刷部を前記スタンバイモードにすると共に表示部制御部への電力供給を停止し、省エネモードでは、印刷部への電力供給を停止し、かつ、前記待機モード1又は2の消費電力モードでは、外部機器画像データを受けたとき、それぞれ当該消費電力モードを変更することなく印刷部のみを通常モードにして前記画像データの処理を行う。
【選択図】 図8
Description
待機モードから通常モードへ復帰は、操作部のキー、例えば、パワーキーが押下された場合などに発生する(S2)。待機モードの状態で更に一定時間T2(通常はT1<T2)が経ち、印刷ジョブがない場合は、機器はDRAM(Dynamic Random Access
Memory)などの記憶装置などの一部以外の電力供給を中断し、待機モードから省エネモードに移行する(S3)。省エネモードから通常モードへの復帰は上記パワーキーが押下された場合に発生する(S4)。タイマー機能はRTC(Real Time Clock)に内蔵された機能の一部を使用する。
しかし、特許文献1に記載された画像形成装置では、操作部の表示を消すことで省電力化を図っているだけで、CPUの高速化に伴うCPUの消費電力に関しては省電力化の対策が講じられてない。
また、画像形成装置における省電力を要求するユーザーが、消費電力の小さい省エネモードに設定する場合、省エネモードからの復帰時に定着器が温まるのに時間がかかるため、ユーザーは使い勝手が悪い省エネモードを使用しないで、省エネモードより消費電力が大きい待機モードを使用する傾向があり、省電力が十分になされないという問題がある。
請求項2の発明は、請求項1に記載された画像形成装置において、前記待機モード1又は2の消費電力モードでは、前記実行制御部は、印刷部の画像出力終了後に再度スタンバイモードにするよう制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載された画像形成装置において、画像を読み取る画像読取装置を備え、前記待機モード1又は2では、前記モードを変更せずに画像読取を行うことを特徴とする画像形成装置である。
請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかに記載された画像形成装置において、前記実行制御部は、消費電力モードが省エネモードの時、外部機器と通信するインターフェースから画像形成装置宛のデータを受けたとき、消費電力モードを待機モード2に変更して前記データの処理を行うよう制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載された画像形成装置において、前記実行制御部は、通常モードより消費電力が小さい消費電力モードから通常モードに復帰後、通常モードより消費電力が小さい消費電力モードに移行する際は、待機モード1を経由せず待機モード2に移行するよう、モードを切り替え制御することを特徴とする画像形成装置である。
請求項6の発明は、請求項5に記載された画像形成装置において、通常モードより消費電力が小さい消費電力モードから通常モードに移行するときの通常モードより消費電力が小さい消費電力モードは、前記待機モード1であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項7の発明は、請求項5に記載された画像形成装置において、通常モードより消費電力が小さい消費電力モードから通常モードに移行するときの通常モードより消費電力が小さい消費電力モードは、前記待機モード2であることを特徴とする画像形成装置である。
請求項8の発明は、請求項5に記載された画像形成装置において、通常モードより消費電力が小さい消費電力モードから通常モードに移行するときの通常モードより消費電力が小さい消費電力モードは、前記省エネモードであることを特徴とする画像形成装置である。
請求項9の発明は、請求項3ないし8のいずれかに記載された画像形成装置において、通常モードから待機モード1への遷移は、前記実行制御部が、入力部の入力がない状態で、前記画像読取部及び印刷部での処理が終了してから第1の所定時間経過したときに実行することを特徴とする画像形成装置である。
請求項10の発明は、請求項3ないし8のいずれかに記載された画像形成装置において、通常モードから待機モード2への遷移は、前記実行制御部が、入力部の入力がない状態で、前記画像読取部及び印刷部での処理が終了してから第2の所定時間経過したときに実行することを特徴とする画像形成装置である。
請求項11の発明は、請求項10に記載された画像形成装置において、待機モード2から省エネモードへの遷移は、前記実行制御部が、待機モード2が第3の所定時間継続したときに実行することを特徴とする画像形成装置である。
図1は、本実施形態の画像形成装置100の構成を概略的に示すブロック図である。
図1において、画像形成装置100は、画像形成装置100に電源の供給又は供給停止を決定するスイッチ(SW)3と、外部電源8から画像形成装置100内部に電源を供給するPSU(Power Supply Unit)4と、タッチパネル(TP)からの座標情報、または操作パネルから入力した操作情報を実行制御部2に伝え、実行制御部2からのデータを第1の表示手段であるLCD10、または第2の表示手段であるLED(発光ダイオード)13に表示し、かつ音声情報を出力する操作部1と、原稿を読み取り画像データに変換して、画像データを出力する画像読取部であるスキャナ部5と、画像データを入力して印刷を実行する印刷部であるプロッタ部6と、操作制御部12からの操作情報を実行し、スキャナ部5、プロッタ部6、FCU(FAX control unit)7のインターフェース、外部と通信可能なインターフェースであるネットワーク、USB(Universal Serial Bus)を備えた実行制御部2と、PSTN(公衆回線)と通信を行いFAX(ファクシミリ)制御を行う上記FCU7と、PSU4からの電源をプロッタ部6に供給するFET(Field Effect Transistor)であるFET F1と、PSU4からの電源をスキャナ部に供給するFETであるFET F2と、PSU4からの電源をLCD制御部11に供給するFETであるFET F3と、から構成されている。
従って、プロッタ部6がスタンバイモード時は定着温度が通常モードと同じ温度になるまで時間を要するので、通常モード時よりも印刷開始時間を要する。
操作部1の第一の表示手段であるLCD10の画面上にはタッチパネル(TP)が装着されており(図示せず)、LCD10の画面以外にはキー・スイッチとLEDが装着されている。LEDは、給電を表示するパワーLED20、データ受信を表示するData IN LED21、エラー発生を表示するエラー LED22などがある。パワーLED20はPower KEY15の中に装着されている。
LCD10の画面の左側にあるCOPY(コピー)16、FAX(ファクシミリ)17、SCAN(スキャン)18、PRINT(プリント)19はアプリケーション画面の切替キーであり、電源オン後の初期画面はCOPYアプリケーションの画面になる。また、FAXキー17が押されると、FAX操作ができる画面が表示され、SCANキー18が押されるとスキャン操作ができる画面が表示される。PRINTキー19が押されると、画像形成装置100内部のHDDなどの記憶装置に記憶された画像が表示される。
図3において、実行制御部2は、実行制御部2全体にクロック信号を供給するクロック生成部201と、実行制御部2全体を制御する第1のCPU202と、第1のCPU202を動作させるための第1のプログラムを記憶する不揮発性記憶手段である第1のROM(Read only Memory)203と、第2のプログラムを記憶し、画像データ等のデータを記憶する外部記憶手段であるHDD(Hard Disk Drive)204と、第1のプログラムを動作させてHDD204から第2のプログラムを高速に実行させるための記憶手段である第1のDDR(Double Data Rate SDRAM)205と、電池バックアップ式のリアルタイム・クロックであるRTC206と、実行制御部2の電力を制御するボード電力制御部207と、スキャナ部5、プロッタ部6、LCD制御部11の電力を制御する外部電力制御部208と、ネットワークと通信するための物理層であるPHY(Physical Layer)209と、PHY209にクロックを供給するPHYクロック生成部210と、ASIC(Application Specific Integrated Circuit)211などからなる。
Off Area)に別れている。電源オフ領域には、USB HOST I/F217、USB(Device)I/F219、HDD I/F214、ROM I/F213、CPU I/F212、PCI I/F216が含まれている。
一方、電源オン領域にはKEY I/F218、MEM I/F215、MAC220、PM221、GIO222が含まれている。
外部電力制御部208が初期化されると、FET F1と、FET F2と、FET F3がオンになり、プロッタ部6、スキャナ部5、LCD制御部11に電源が供給される。また、プロッタ部6の消費電力モードは通常モードに設定される。
ボード電力制御部207は、ASIC211のPM221からの通知で、実行制御部2上の第1のROM203、HDD204、第1のCPU202、第2のリセット生成部、およびASIC211内部の電源オフ領域の電源の供給を停止、または再開できる。
図4Aにおいて、レジスタは8ビット長であり、モード(4ビット)は消費電力モードを示す。モード0は電源オン時、モード1は通常モード、モード2は後述の待機モード1、モード3は後述の待機モード2、モード4は省エネモードである。図4Bにおいて、ビット4のKEY[4]は操作制御部12からの入力で、ビット5は実行制御部2におけるネットワークからのデータ受信で、ビット6は実行制御部2におけるUSB(Device)219からのデータ受信で、消費電力モードが遷移することを示す。
PM221の2つのレジスタは第1のリセット信号により初期化されて0にクリアされ、
レジスタC モード=0、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=0、KEY=0、NET=0、USB=0
となる。
第1のCPU202は電源オン時と判断すると、HDD204上の第2のプログラムを第1のDDR205上に転送する。第2のプログラムを第1のDDR205に転送後、第1のDDR205にある第2のプログラムを起動させる。第2のプログラムは第1のDDR205上にあるため高速でプログラムが実行可能になる。
第1のプログラムによってMEM I/F215を通常モードの動作に設定しておけば、第2のプログラムを第1のDDR205に書き込むことができる。第1のDDR205に第2のプログラムの転送が完了すると、第1のCPU202は第2のプログラムを第1のDDR205で実行する。
第1のCPU202により初期設定が完了し、消費電力モードを通常モードとするとPM221のレジスタは、
レジスタC モード=1、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=0、KEY=0、NET=0、USB=0
となる。
ネットワークからの入力は、実行制御部2のASIC221のMAC(論理層)220に画像形成装置100宛のデータが入力されたか否かによって確認できる。画像形成装置100宛のデータを受けたときは実行制御部2の第1のCPU202によって処理される。
印刷データを受信した場合、入力されたデータは実行制御部2のASIC211のPCI I/F216から画像データをプロッタ部6に転送して出力し、スキャン操作を受信した場合、入力されたデータはスキャナ部5から画像データをPCI I/F216経由で転送し、実行制御部2のHDD204に記憶する。
USBからの入力は、実行制御部2のASIC211のUSB(Device)219に画像形成装置100宛のデータが入力されたか否かによって確認できる。画像形成装置100宛のデータを受けたときは実行制御部の第1のCPU202によって処理される。
印刷データを受信したときは、入力されたデータは実行制御部2のASIC211のPCI I/F216から画像データをプロッタ部6に転送して出力する。スキャン操作を受信した場合、入力されたデータはスキャナ部5から画像データをPCI I/F216経由で転送し、実行制御部2のHDD204に記憶する。
図5に示すように、LCD制御部11は、LCD制御部全体にクロック信号を供給するクロック生成部201と、LCD制御部11全体を制御する第2のCPU301と、第2のCPU301を動作させるための第3のプログラム及び第4のプログラムを記憶する不揮発性記憶手段である第2のROM302と、第3のプログラムを動作させて第2のROM302から第4のプログラムを高速に実行させるための記憶手段である第2のDDR303と、LCD10上のタッチパネルとのインターフェースであるTP I/F304から構成されている。タッチパネル(TP)はLCD10に取り付けられているため図示はしていない。
初期化が終了すると第2のCPU301が動作し、第2のROM302上にある第3のプログラムを実行する。第3のプログラムを実行し、第2のCPU301内部の第2のMEM I/F307を初期設定すると、第2のCPU301は第2のROM302上にあるもう一つのプログラムである第4のプログラムを、第2のDDR303上に転送する。第4のプログラムを第2のDDR303に転送後、第4のプログラムは第2のDDR303上で動作するので高速に第4のプログラムが実行できる。
LCD I/F310が初期設定されると、第2のCPU301により、LCD10に初期画面を表示する。タッチパネル101からの情報は、TP I/F304経由でSPI309から第2のCPU301によって処理される。
図6に示すように、操作制御部12は、操作部1の操作パネル上の複数のキー入力を受け付けるキー入力受付手段401と、画像形成装置100の第2の表示手段である操作パネルの表示手段(LED)402と、音声情報を出力する音声出力手段403と、実行制御部2またはLCD制御部11との接続を行うインターフェース手段404と、操作制御部12全体を制御する制御手段である第3のCPU405と、第3のCPU405を実行させるための第5のプログラム等を記憶する不揮発性記憶手段である第3のROM406と、操作制御部12を実行させるために必要なデータを記憶する記憶手段である第3のRAM(Random Access Memory)407から構成されている。
図7において、実行制御部2またはLCD制御部11のKEY I/F311は12C I/F(シリアルバスインターフェース)501とGIO502からなり、KEY I/F311の12C I/F501はマスター(master)動作をする。
操作制御部12のインターフェース手段404は、12C I/F503とGIO504からなり、操作制御部12の12C I/F503はスレーブ(slave)動作をする。12C I/F503と12C I/F501はSCL(クロックライン)とSDA(データライン)の2本の信号で通信を行っており、GIO504とGIO502はキー入力信号KEYREQ_Nにより接続されている。操作制御部12側で操作部1からのキー入力を確認したら、キー入力信号KEYREQ_Nをアクティブにして、実行制御部2またはLCD制御部11にキー入力情報があることを伝える。
実行制御部2のKEY I/F218は、I2C I/F501(図7)のマスター動作を行い、操作制御部12のインターフェース手段404であるI2C I/F スレーブ503にコマンドを送る。操作制御部12の第3のCPU405はコマンドを解釈し、Data IN LED21の点滅制御を行うことで、Data IN LED21が点滅する。
後述する実行制御部2の消費電力モードが、通常モード、待機モード1のときはパワーLED20を点灯、待機モード2のときはパワーLED20を点滅動作、省エネモードのときはパワーLED20の輝度変化動作をさせる。輝度変化動作は、例えば、第3のCPU405によりパワーLED20の輝度を電力消費が少ないPWM(Pulse Width Modulation)制御により変化させればよい。
操作制御部12側は、I2C I/F スレーブ503でキーのデータ転送コマンドを受信すると、押されたキーのデータをI2C I/F スレーブ503経由でI2C マスター501に転送する。I2C I/F マスター501に転送された押されたキーのデータは第2のCPU301によって処理される。
実行制御部2でコピージョブを検知すると、実行制御部2のPCI I/F216経由で画像形成装置100内部のスキャナ部5、プロッタ部6を制御し、コピー動作を行う。実行制御部2にキー入力があることを伝えると、実行制御部2のASIC211内部のKEY I/F218にあるGIO502で検知して、実行制御部2のASIC211内部のPM221に通知する。
図8において、電源スイッチのオンで消費電力モードは通常モードになる(S10)。通常モードでは画像形成装置100全体に電源が供給されるため、画像形成装置100の全ての機能が使用でき、操作部1のキー操作、操作部1のLCD画面10の表示が行われる。更に、通常モードではFAX通信、コピー動作、スキャン動作、印刷動作ができる。コピー動作は操作制御部12からの操作により行われる。スキャン、印刷動作は実行制御部2のネットワーク又は実行制御部2のUSB(Device)219のインターフェースから外部機器より画像形成装置100宛に指示が行われた場合に行われる。
予め所定時間T11を実行制御部2の第1のCPU202により実行制御部2のASIC211内部のGIO222を介して設定しておくと、所定時間T11が経過するとRTC206からGIO222に通知が行われる。
GIO222はRTC206からの通知を受け取るとPM221に通知し、PM221はGIO222からの通知を受け取ると所定時間T11の経過を知ることができる。更に、PM221から第1のCPU202に割り込み等で通知が行われれば第1のCPU202も所定時間T11の経過を確認することができる。
待機モード1ではLCD制御部11には電力が供給されているが、LCD10の表示を消す。LCD制御部11よってLCD10の表示を消す制御をするので通常モードより消費電力が小さい。プロッタ部6、LCD10以外の電力は通常モードと同じである。
待機モード1で画像をプロッタ部6から出力後、実行制御部2の第1のCPU202によりPM221にプロッタ部6がスタンバイモードになるコマンドを送る。プロッタ部6の消費電力モードはスタンバイモードとなり、画像形成装置100は待機モード1の消費電力モードのままである。
画像形成装置100宛のデータがスキャナを使用するデータの場合は、待機モード1のままスキャナ動作を行い、スキャンした画像データをHDD204に記憶させる。
待機モード2は、待機モード1の状態でLCD制御部11に電力を供給しないモードである。従って、待機モード2はLCD10、及びLCD制御部11に電源を供給しないため、待機モード1よりも消費電力が小さい消費電力モードである。待機モード2では待機モード1と同様にプロッタ部6の消費電力をスタンバイモードにする。
待機モード1から待機モード2への遷移ではFET F1及びFET F2はオンのままである。実行制御部2の第1のCPU202によりPM221にプロッタ部6がスタンバイモードになるコマンドを送信し、PM221はプロッタ部6がスタンバイモードになるコマンドを受け取ると、外部電源制御部208を介してプロッタ部6の消費電力モードをスタンバイモードに設定する。
消費電力モードが待機モード2の時に、外部機器からネットワーク、USB(Device)219経由に画像形成装置100宛のデータを受けたとき、待機モード2の状態でその処理を行う。
画像形成装置100宛のデータがスキャナを使用するデータのときは、待機モード2のままスキャナ動作を行い、スキャンした画像をHDD204に記憶する。
省エネモードは待機モード2より更に消費電力が小さいモードである。省エネモードでは更にプロッタ部6、スキャナ部5、更に実行制御部2の電源オフ領域の電源の供給を停止する。また、実行制御部2のASIC211内部にある電源オフ領域の電源の供給も停止する。更に、第1のDDR205をリフレッシュ動作を自律的に行うためのセルフ・リフレッシュモードにすることにより、省エネモード時の消費電力を大幅に小さくすることができる。
ボード電力制御部207では、クロック生成部201、HDD204、第1のROM203、第1のCPU202、第2のリセット生成手段(図示せず)への電源の供給を停止する。更に、PM221は実行制御部2のASIC211内部の電源オフ領域であるUSB HOST I/F217、USB(Device)219、HDD I/F214、ROM I/F213、CPU I/F212、PCI I/F216への電源供給も停止する。
MEM I/F215はPM221から通常モードに移行するコマンドを受け取ると、MEM I/F215は第1のDDR205のセルフ・リフレッシュモードを解除して、通常動作モードに設定する。
ボード電力制御部207では実行制御部2の電源オフ領域にある第1のROM203、HDD204、第1のCPU202、第2のリセット生成手段(図示せず)に電力供給を再開する。また、ASIC211内部の電源オフ領域のUSB HOST I/F217、USB (Device)219、ROM I/F213、HDD I/F214、CPU I/F212、PCI I/F216にも電力供給が再開される。
MEM I/F215はPM221から通常モードに移行するコマンドを受け取ると、MEM I/F215は第1のDDR205のセルフ・リフレッシュモードを解除して、通常動作モードに設定する。
消費電力モードが通常モード時、実行制御部2で何らかの処理がされれば、以下のようにレジスタC、Pのモードの値を同じにする。
レジスタC モード=1、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=1、KEY=0、NET=0、USB=0
通常モード時に実行制御部2で処理が行われても、上記レジスタC、PのKEY、NET、SBのビットは0のままにしておく。また、消費電力モードが、所定時間が経過して低消費電力モードになる場合も、上記レジスタC、PのKEY、NET、USBのビットは0のままである。
レジスタC モード=2、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=1、KEY=0、NET=0、USB=0
となる。レジスタPのモードは1であるので通常モードから待機モード1に移行したことが分かる。
レジスタC モード=1、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=2、KEY=1、NET=0、USB=0
となる。レジスタPのモードは2であるので操作部のキー入力の要因で待機モード1から通常モードに移行したことが分かる。
レジスタC モード=3、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=2、KEY=0、NET=0、USB=0
となる。
レジスタC モード=1、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=3、KEY=1、NET=0、USB=0
となる。レジスタPのモード=3、KEY=1であるので操作部のキー入力の要因で待機モード2から通常モードに移行したことが分かる。
レジスタC モード=4、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=3、KEY=0、NET=0、USB=0
となる。省エネモード時は、実行制御部2の第1のCPU202の電源がオフになるので、PM221自身でPM221内のレジスタCのモードを省エネモードの4に設定する。
レジスタC モード=1、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=4、KEY=1、NET=0、USB=0
となる。レジスタPのモードが4であるので操作部のキー入力の要因で省エネモードから通常モードに移行したことが分かる。
レジスタC モード=3、KEY=0、NET=0、USB=0
レジスタP モード=4、KEY=0、NET=1、USB=0
となる。レジスタPのモードが4であるのでネットワークから画像形成装置100宛のデータ入力の要因で省エネモードから待機モード2に移行したことが分かる。
レジスタP モード=2、KEY=1、NET=0、USB=0
レジスタP モード=3、KEY=1、NET=0、USB=0
レジスタP モード=4、KEY=1、NET=0、USB=0
このとき、レジスタCは消費電力モードが通常モードであるので、
レジスタC モード=1、KEY=0、NET=0、USB=0
である。
消費電力モードが通常モード(モード=1)時に実行制御部2で操作部1のキー入力からの指示で、操作部1の設定やコピー動作が行われる。操作部1の操作の終了またはコピー動作の終了後、所定時間T14が経過すると、通常モード移行前の消費電力状態がレジスタPより、通常モードより低い消費電力である待機モード1、待機モード2、省エネモードであることが分かるので、消費電力モードを待機モード2に設定する。即ち、レジスタCは、
レジスタC モード=3、KEY=0、NET=0、USB=0
と設定する。
なお、時間T11、T12、T13、T14の所定時間は通常モード時に操作部1によって設定することができる。
また、待機モード1から通常モードに移行後も、待機モード1を経由せずに待機モード2に移行するので、待機モード1の消費電力を消費しないため消費電力を削減でき、かつ省エネモードよりも待機モード2の方が、復帰時間が速いのでユーザーに使い勝手のよい消費電力モードを提供できる。
更に、省エネから通常モードに移行後、待機モード1を経由せずに待機モード2に移行するので、待機モード1の消費電力を消費しないため消費電力を削減でき、かつ省エネモードよりも待機モード2の方が復帰時間が速いのでユーザーに使い勝手のよい消費電力モードを提供することができる。
Claims (11)
- 外部機器と通信するインターフェースと、
少なくとも省エネモードと通常モードの消費電力状態と、通常モードより消費電力が小さく、かついずれも省エネモードよりも消費電力が大きい待機モード2と、待機モード2よりも消費電力が大きい待機モード1の消費電力状態、に切り替え制御する実行制御部と、
表示部を有する表示部制御部と、
入力画像データに基づき画像を出力する印刷部と、
を備えた画像形成装置において、
前記実行制御部は、前記待機モード1では、印刷部をスタンバイモードにすると共に、前記表示部制御部の制御によって表示部の表示を消し、
前記待機モード2では、印刷部を前記スタンバイモードにすると共に表示部制御部への電力供給を停止し、
省エネモードでは、印刷部への電力供給を停止し、かつ、
前記待機モード1又は2の消費電力モードでは、外部機器から前記インターフェースを介して画像データを受けたとき、それぞれ当該消費電力モードを変更することなく印刷部のみを通常モードにして前記画像データの処理を行うよう制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1に記載された画像形成装置において、
前記待機モード1又は2の消費電力モードでは、前記実行制御部は、印刷部の画像出力終了後に再度前記印刷部をスタンバイモードにするよう制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1又は2に記載された画像形成装置において、
画像を読み取る画像読取装置を備え、
前記待機モード1又は2では、前記モードを変更せずに画像読取を行うことを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし3のいずれかに記載された画像形成装置において、
前記実行制御部は、消費電力モードが省エネモードの時、外部機器と通信するインターフェースから画像形成装置宛のデータを受けたとき、消費電力モードを待機モード2に変更して前記データの処理を行うよう制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項1ないし4のいずれかに記載された画像形成装置において、
前記実行制御部は、通常モードより消費電力が小さい消費電力モードから通常モードに復帰後、通常モードより消費電力が小さい消費電力モードに移行する際は、待機モード1を経由せず待機モード2に移行するよう、モードを切り替え制御することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載された画像形成装置において、
通常モードより消費電力が小さい消費電力モードから通常モードに移行するときの通常モードより消費電力が小さい消費電力モードは、前記待機モード1であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載された画像形成装置において、
通常モードより消費電力が小さい消費電力モードから通常モードに移行するときの通常モードより消費電力が小さい消費電力モードは、前記待機モード2であることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項5に記載された画像形成装置において、
通常モードより消費電力が小さい消費電力モードから通常モードに移行するときの通常モードより消費電力が小さい消費電力モードは、前記省エネモードであることを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3ないし8のいずれかに記載された画像形成装置において、
通常モードから待機モード1への遷移は、前記実行制御部が、入力部の入力がない状態で、前記画像読取部及び印刷部での処理が終了してから第1の所定時間経過したときに実行することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項3ないし8のいずれかに記載された画像形成装置において、
通常モードから待機モード2への遷移は、前記実行制御部が、入力部の入力がない状態で、前記画像読取部及び印刷部での処理が終了してから第2の所定時間経過したときに実行することを特徴とする画像形成装置。 - 請求項10に記載された画像形成装置において、
待機モード2から省エネモードへの遷移は、前記実行制御部が、待機モード2が第3の所定時間継続したときに実行することを特徴とする画像形成装置。
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