JP2005148105A - 画像形成装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】 待機状態において、冷却用のファンの騒音を大幅に低減させると共に、定着装置を待機状態から画像形成状態へ迅速に移行できる画像形成装置を提供すること。
【解決手段】 機内温度センサ手段が検出した温度情報が、第1の温度閾値以上になった場合に冷却手段を作動させ、第2の温度閾値以下になった場合に冷却手段の作動を停止させる温度制御を行う温度制御手段とを備えた画像形成装置において、温度制御手段は、定着手段の定着制御温度として設定される第1の設定温度と、第1の設定温度より温度の低い第2の設定温度を有し、画像形成を行っていない待機状態で、機内温度センサ手段が出力する温度情報が、第1の温度閾値以上になったことを検出した場合に冷却手段の作動を開始させ、同時に、定着手段に設定されている第1の設定温度を第2の設定温度に変更する温度制御を行うこと。
【選択図】 図1
【解決手段】 機内温度センサ手段が検出した温度情報が、第1の温度閾値以上になった場合に冷却手段を作動させ、第2の温度閾値以下になった場合に冷却手段の作動を停止させる温度制御を行う温度制御手段とを備えた画像形成装置において、温度制御手段は、定着手段の定着制御温度として設定される第1の設定温度と、第1の設定温度より温度の低い第2の設定温度を有し、画像形成を行っていない待機状態で、機内温度センサ手段が出力する温度情報が、第1の温度閾値以上になったことを検出した場合に冷却手段の作動を開始させ、同時に、定着手段に設定されている第1の設定温度を第2の設定温度に変更する温度制御を行うこと。
【選択図】 図1
Description
本発明は、複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関し、特に、トナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置に関する。
一般に、電子写真方式により画像形成を行う複写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置においては、感光体ドラムに形成された画像データに基づく静電潜像をトナーにより顕像化してトナー像とする現像が行われ、このトナー像を転写材(転写紙、又は記録紙ともいう。)上に転写し、転写されたトナー像を熱定着させることにより画像が形成されている。
このような装置においては、転写されたトナー像を熱定着させるための定着装置がヒータを備えており、このヒータから発せられる百数十℃以上の熱で、画像形成装置内(機内ともいう。)の温度が上昇し、クリーニング装置内に回収されたトナーや現像装置のトナー収納部に収容されたトナーの温度が上昇することが懸念される。
万一、トナーの温度が或る値を上わまってトナーが溶解し、その後、温度が低下した場合には、溶解したトナーが凝集(固化ともいう。)してしまうことがある。そして、凝集したトナーは流動性を悪化させ、再利用する場合、画像のムラを生じさせたりする。
従って、画像形成装置には、トナーが固化したりしないようにするために、画像形成装置内の温度が或る値を上わまわらないように、常にファンを回転させて吸排気を行うことで冷却する冷却装置が設けられていることが多い。
この場合、画像形成装置が作動状態にあるときには、冷却装置のファンを常に回転させることになるので回転音が発生し、特に、画像形成が行われない待機状態においては、ファンの回転音のみが聞こえる状態になるため、比較的静かな室内に居る使用者にとっては、この回転音が騒音として感じられ大きな問題となっていた。
この騒音を低減するために、従来では、画像形成動作が行われていない待機状態では、排気ファンを画像形成動作時よりも低速で回転制御する制御手段を設けたもの(例えば、特許文献1参照。)や、トナーの熱定着が終了し定着装置のヒータへの通電を遮断した後に、トナー貯蔵部のトナー温度を検出する温度センサと定着装置のヒータの温度を検出する温度センサを備え、それぞれの検出する温度に応じて、ファンを最大回転数で回転させたり、最大回転数の50%の回転数で制御を行うようにしたもの(例えば、特許文献2参照。)が提案されている。
特開平7−28356号公報
特許第3180666号公報
しかしながら、特許文献1においては、待機状態で画像形成動作時よりもファンの回転数を低速にして回転させるようにしているが、この場合、ファンの騒音レベルを若干低減させることができたとしても、長時間にわたるファンの騒音に、使用者等は耐えなければならないという問題があった。
特許文献2においては、トナーの熱定着が終了する度に定着装置のヒータへの通電を遮断すると共に、検出された温度に応じてファンの回転数を制御し冷却するようにしているので、ファンは最大回転数で回転したり50%の回転数で回転したりすることになり、ファンの回転音が変化することが、かえって使用者には不快な騒音と強く感じられるようになるという問題があった。
また、このような騒音の問題の他に、特許文献1においては、ファンの回転数を低速に変化せても回転させ続けるので、場合によっては、ヒータの温度を低下させすぎ、画像形成を行う際には、ヒータの温度を安定した設定温度に回復させるまでに時間を要するという問題があった。
同様に、特許文献2においても、ヒータへの通電を遮断して冷却するために、画像形成を行う際には、ヒータの温度を安定した設定温度に回復させるまでに時間を要するという問題があった。
本発明は、上記問題に鑑み、待機状態において、冷却用のファンの騒音を大幅に低減させると共に、定着装置を待機状態から画像形成状態へ迅速に移行できる画像形成装置を提供することを目的とする。
本発明は、下記構成を採ることにより上記目的を達成できる。
(1)感光体上に形成された静電潜像を現像剤で現像しトナー像を形成する現像手段と、転写材に転写された前記トナー像を熱定着させるためのヒータを有する定着手段と、前記感光体をクリーニングするクリーニング手段と、前記現像手段及び前記クリーニング手段周辺を冷却するためのファンを有する冷却手段と、前記現像手段または前記クリーニング手段周辺の温度を検知する機内温度センサ手段と、予め設定された第1の温度閾値と第2の温度閾値を有し、前記機内温度センサ手段が検出した温度情報が、前記第1の温度閾値以上になった場合に前記冷却手段を作動させ、前記第2の温度閾値以下になった場合に前記冷却手段の作動を停止させる温度制御を行う温度制御手段とを備えた画像形成装置において、前記温度制御手段は、前記定着手段の定着制御温度として設定される第1の設定温度と、前記第1の設定温度より温度の低い第2の設定温度を有し、画像形成を行っていない待機状態で、前記機内温度センサ手段が出力する前記温度情報が、前記第1の温度閾値以上になったことを検出した場合に前記冷却手段の作動を開始させ、同時に、前記定着手段に設定されている前記第1の設定温度を前記第2の設定温度に変更する温度制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
(2)前記冷却手段の作動時間が、所定時間を超えたことを検出する作動時間検出手段を備え、前記温度制御手段が、画像形成を行っていない待機状態で、前記冷却手段を作動させた後に、前記冷却手段の作動時間が所定時間を超えたことを前記作動時間検出手段が検出しても、前記機内温度センサ手段が前記第2の温度閾値以下になったことを検出しない場合に、前記定着手段に設定されている前記第1の設定温度を前記第2の設定温度に変更する温度制御を行うことを特徴とする前記(1)に記載の画像形成装置。
(3)前記第1の設定温度と前記第2の設定温度は、それぞれ関連付けられて、予め複数組設けられていることを特徴とする前記(1)又は前記(2)に記載の画像形成装置。
(4)前記作動時間は、冷却装置が連続して作動している時間であることを特徴とする前記(2)に記載の画像形成装置。
本発明は、待機状態で、機内の温度が、トナーが溶解する可能性のある第1の温度閾値以上になった場合に、ファンを回転させると同時に定着装置のヒータの設定温度をさげたり、ファンを回転させてから所定時間が経過しても温度が下がらない場合は、更に、ヒータの設定温度をさげる制御を行うことで、機内の温度を短時間で低下させることができるので、短時間でファンの回転を停止させることができ、ファンの騒音を大幅に低減できる画像形成装置を提供できるようになった。
また、待機状態では、ヒータの通電を遮断しないで、トナーが固化しない温度を維持するようにしているので、熱定着に必要な高い温度への復帰が容易となり、待機状態から像形成動作に迅速に移行できる画像形成装置が提供できるようになった。
すなわち、待機状態において、ファンを回転させる制御と熱発生源である定着装置のヒータの温度制御とを組み合わせて実行できるようにしたので、ファンの騒音を大幅に低減でき、待機状態から画像形成動作に迅速に移行できる画像形成装置が提供できるようになった。
以下、図面を参照しながら本発明を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されるものではない。
図1は、本発明に係る画像形成装置の構成を示す模式図である。図2は図1における画像形成装置の定着装置周辺部を部分拡大した模式図である。図3は本発明に係る画像形成装置の回路構成を示すブロック図である。図4は本発明に係る画像形成装置内部の温度状況を示すグラフである。図5は、本発明に係る冷却制御実施中の機内温度状況を示したグラフである。図6は本発明に係る冷却手段の待機状態における第1の制御手順を示すフローチャート、図7は第2の制御手順を示すフローチャートである。
図1において、本実施の形態においては、説明を簡単にするために、画像形成装置1は、例えば、デジタル式の複写機とする。電子写真方式の複写機はよく知られているので、本発明に直接関係しない部分については、簡単に説明する。
画像形成装置1は、自動原稿送り装置(通称ADFという。)Aと前記自動原稿送り装置Aにより搬送される原稿の画像を読みとるための原稿画像読取部Bと、読み取った原稿画像を処理する画像処理手段としての画像制御基板Cと、画像処理後のデータに従って、感光体ドラム等からなる像担持体10上に書き込みを行う書き込みユニット12を含む書き込み部Dと、前記像担持体10及びその周囲に帯電電極14、磁気ブラシ型現像装置からなる現像手段16、転写手段としての転写電極18、分離電極20、クリーナ21等の画像形成手段を含む画像形成部Eと、記録材としての画像形成用用紙(以下、シート又は転写材ともいう。)Pを収納するトレイ等の複数の収納部(以下、給紙トレイまたは単に、トレイという。)22、24を収納する用紙収納手段を有している。
前記自動原稿送り装置Aは、原稿載置台26と、ローラR1を含むローラ群および原稿の移動通路を適宜切り替えるための切換手段等(参照記号なし。)を含む原稿搬送処理部28とを主要素とする。
前記原稿画像読み取り部Bは、天板ガラスGの下にあり、光路長を保って往復移動できる2つのミラーユニット30、31、固定の結像レンズ(以下、単にレンズという。)33、ライン状の撮像素子(以下、CCDという。)35等からなり、前記書き込み部Dは、レーザ光源40、ポリゴンミラー(偏光器)42等からなる。
なお、シートPの移動方向にみて、前記転写電極18の手前側に示すR10はレジストローラであり、前記分離電極20の下流側にHで示してあるのは定着部である。
前記定着部Hは、本実施の形態においては、加熱源を内蔵するローラと、当該ローラに圧接しながら回転する圧接ローラとで構成してあり、画像形成手段から搬送されてきたトナー像が転写されたシートPを加熱・加圧して定着させる。
また、Zは前記定着部Hのためのクリーニング手段で、巻き取り可能に設けたクリーニングウェブを主要素とする。
上記構成における画像形成動作について説明する。
原稿載置台26上に載置される原稿(図示せず。)の1枚が原稿搬送処理部28中で搬送され、前記ローラR1の下を通過中に、露光手段Lによるスリット露光が行われる。
前記原稿からの反射光は、固定位置にある前記ミラーユニット30、31およびレンズ33を経て前記CCD上に結像され、読みとられる。
前記原稿画像読取部Bで読みとられた画像データは、画像処理され、符号化されて前記画像制御基板C上に設けてあるメモリーに格納される。
また、メモリーに格納された前記画像データは画像形成に応じて呼び出され、当該画像データに従って、前記書き込み部Dにおけるレーザ光源40が駆動され、前記像担持体10上に露光が行われる。
当該露光に先立ち、矢印方向(反時計方向)に回転する前記像担持体10は、前記帯電電極14のコロナ放電作用により所定の表面電位を付与されているが、前記露光により、露光部位の電位が露光量に応じて減じ、結果として、前記画像データに応じた静電潜像が像担持体10上に形成される。前記静電潜像は、前記現像手段16により現像され、可視像(トナー像)とされる。
一方、給紙手段のうち、例えば給紙トレイ22よりシートPを送り出し、像担持体10まで搬送をする。給紙トレイ22は、給紙トレイ24と同様のものであり、給紙トレイ24は機構をわかりやすくするためにシートPは図示していない。給紙トレイ24における参照記号Wは、図示しないコイルバネ等の付勢手段により、常時、自由端が上方向に付勢される可動板であり、この結果、最上位紙が、送り出しローラ53に接触する様になっている。この送り出しローラ53によって堆積されているうち最上端のシートPのみ取り出す機構となっている。
給紙トレイ22から送り出されたシートPは、前記担持体10上のトナー像の先端部が転写領域に到達する前に、レジストローラR10に到達し、先端規制される。
前記シートPは、前記トナー像、即ち像担持体10上の画像領域と重畳するように、同期を取って回転を開始する前記レジストローラR10により転写領域に向けて搬送される。
転写領域において、前記像担持体10上のトナー像は前記転写電極18の付勢によりシートP上に転写され、次いで、当該シートPは前記分離電極20の付勢により前記像担持体10から分離される。
その後、前記定着部Hの加圧、加熱により、前記トナー像を形成するトナー粉末は前記シートP上に溶融定着され、当該シートPは、排紙通路78および排紙ローラ79を介して排紙トレイT上に排紙される。この画像形成の態様は、シートPの片面のみに画像形成を行って排紙しているので「片面コピーモード」と呼ぶ。このときは、第1搬送路70のみを用いる。
一方、シートPの片面に画像形成を行った後、排紙トレイTに排紙せず、さらに裏面にも画像形成を行う態様を「両面コピーモード」と呼ぶ。両面コピーモードは、上述のように片面に画像形成したシートPが定着部Hを通過した後、分岐ガイド90の切り替えによって、第2搬送路80に送られ、スイッチバックローラR20まで到達する。そして、空間部25を使って表裏反転されたシートPが、再度第1搬送路70を通過して、画像形成部Eまで搬送され、裏面に画像形成されることとなる。
60は手差し給紙部に付設した手差し給紙トレイで、前記画像形成装置1の本体側壁に対して下端を支点として開閉できるように構成してあるものである。
次に、図2を参照して本発明に係る冷却手段の構成について説明する。
図2は、図1の部分拡大図で、図1で説明した画像形成装置の外装と、書き込み部Dと、画像形成部Eと、定着部Hと、冷却手段との関係を示すものである。
なお、図1と同じ部材番号のものは、図1と同様の部材を示すものとする。現像手段16にトナーを補給するためのトナーボトルTBおよび冷却手段は、図1には現れていなかったものである。
トナーボトルTBは、プラスチック容器内にトナーを内包し、画像形成装置1から脱着して交換可能なカートリッジであり、詳細は図示しないが、現像手段16内のトナーが不足すると自動的にトナーの補給を行うことができるようになっている。
トナーボトルTBを装着するための画像形成装置側の受け入れ部がトナーボトル装着壁h3であり、後述するように、クリーナ冷却手段のダクトd1の一部を構成している。
定着部Hは、ヒータとして画像形成可能な最大幅(実際は余裕をみてそれ以上)の長さを有した加熱ローラを備えており、ローラ全長にわたって発熱しているが、常に最大幅を有するシートPが通過して、定着を行うわけではない。従って、幅の小さいシートPが通過する場合、定着部Hの両端は使用されないため、シートPへの熱移動のない両端のみ温度上昇が激しくなる傾向がある。よって、ダクトd2のような分岐構造として、ローラ全長の温度の均一化のため、特に集中して定着部Hの両端を冷却することが有効である。
本実施の形態においては、冷却効率を向上させるために冷却手段として、クリーナ冷却手段と定着冷却手段を備えている。
クリーナ冷却手段は、吸気ファンF1と、ダクトd1とから構成される。吸気ファンF1から外気を取り入れ、ダクトd1を通って、クリーナ21近傍まで送り込んで冷却を行う。
ダクトd1は、書き込み部外装h1(上壁)、画像形成装置の本体外装h2、トナーボトル装着壁h3(下壁)、書き込み部外装h1と、本体外装h2との間隙を埋めるようにテーパ状に貼付された側壁h4(図示せず。)、吸気ファンF1と書き込み部外装h1をつなぐ接続壁h5および書き込み部外装h1からクリーナ21まで誘導する誘導壁h6から構成される(h1〜h6を壁面とする。)。
また、ダクトd1は専用の配管ではなく、画像形成装置内の既存の部材の外壁を利用するものであるため、専用の配管を別途用意する必要がなく、画像形成装置内のスペース的にも無駄がない。しかも、ダクトd1を構成する書き込み部D、トナーボトル装着壁h3も同時に冷却する効果が得られるため、効率的である。書き込み部Dの冷却は光学系の精度を維持し、トナーボトル装着壁h3の冷却はトナーボトルTBに内包されるトナーの品質保持に役立つこととなる。
定着部冷却手段は、前述の定着部Hを冷却するためのもので、吸気ファンF2と、排紙トレイTの下壁とトナーボトル装着壁(上壁)の間隙に配設されたダクトd2(専用配管)と、から構成される。
ダクトd2は、詳細は図示しないが、吸気ファンF2から定着部Hの幅方向の両端に分岐している。この分岐構造によって、前述した定着部Hの両端部を集中的に冷却することが可能となっている。
F3は、排気ファンで、画像形成装置内の熱を排出するためのものである。吸気ファンF1、F2により取り込む外気の通気も兼ねる。熱い空気は画像形成装置の上部に滞留しやすいので、排気ファンF3のこの配置は、効率よく熱気を排出することが出来て好ましい。また、本実施の形態においては、画像形成装置内で最も発熱する定着部Hの近くに排気ファンF3を設けたので放熱するのにより効率的である。
なお、クリーナ21が、定着部Hの下側に位置しているので、上部に溜まりやすい(上昇しやすい)定着部Hの熱気は、下側のクリーナ21に影響を与えにくい構成となり好ましい。
また、定着部冷却手段の空気の流入方向と、クリーナ冷却手段の空気の流入方向とを同じにし、定着部上部に設けた排気ファンF3によって熱気を排出するようにしたので、定着部H近傍の熱い空気がクリーナ21付近に流入することがなく、効率的に冷却できるようになっている。
BLは、クリーナ21に配設されたブレードであって、その先端を像担持体10の表面に当接させ、像担持体10が矢印方向に回転することによって、像担持体10上の残留トナーを掻き取る。掻き取られた残留トナーは、クリーナ21内に回収され、図示しないスクリュー等の残留トナー搬送手段により、現像手段16まで搬送され、現像のために再利用される。
つまり、クリーナ冷却手段は、ブレードBLで掻き落とされ、クリーナ21内で滞留している残留トナーが、画像形成装置内の熱によって溶解し、凝集(固化又はブロッキングともいう。)を起こし、結果として再利用されるトナーの品質を劣化させないようにするために、クリーナ21を冷却しているのである。
Sは温度センサで、本実施の形態においては、クリーナ21外部で、且つ、クリーナ21の近傍に配設されている。
温度センサSは、画像形成装置1の内部(機内ともいう。)の温度を検知する機内温度センサ手段であり、本実施の形態においては、クリーナ21近傍の温度を検知するものである。後述するように、その検知温度からクリーナ21内の温度、すなわちクリーナ21内で滞留している残留トナーの置かれている環境温度を推測し、後述する、クリーナ冷却手段の制御(この場合ファンF1の動作制御)や定着部Hの設定温度の変更等の制御を行うようになっている。
なお、本実施の形態では、クリーナ冷却手段のファンは吸気ファンとしたが、排気ファンであっても構わない。但し、効率的にクリーナを冷却するには吸気ファンであることが好ましい。
図3により、本発明に係る画像形成装置の回路構成について説明する。
100は画像形成装置1全体の各種手段と回路との構成を示している。110は画像形成装置全体の制御を行うCPUであり、画像形成装置1を制御するための各種モードのプログラムやプログラムを実行するために必要なデータ等が予め記憶されている。
CPU110には、情報制御回路120、画像処理回路140、駆動制御回路150および電源回路400等が接続されている。そして、これらの回路により図1に示す画像制御基板Cが構成され、画像形成装置1全体の制御ができるようになっている。
情報制御回路120には、インタフェース(I/F)130や操作表示手段200、表示手段300、記憶手段160が接続されている。
情報制御回路120は、CPU110の指示により、インタフェース(I/F)130を介して外部情報機器500と接続して、文字や画像等の画像情報や画像形成等に必要な濃度や倍率等の設定情報を記憶手段160に記憶する。また、記憶手段160に記憶された設定情報等を画像処理回路140や駆動制御回路150、あるいは表示手段300等に出力するようにしている。
また、情報制御回路120は、外部情報機器500から入力した画像情報の他に、例えば、画像処理回路140や駆動制御回路150等を含む各種回路や各種手段を作動させるための詳細な制御に関する指示情報等の入出力、及び操作入力手段200で入力された転写材の種類や画像形成モード等に関連する各種情報等を、自動的に、画像形成装置の作動に支障がないように、適宜円滑に画像形成装置の各回路や各種手段に伝達する機能を有している。
なお、外部情報機器500としては、主としてコンピュータやインターネット・サーバーであるが、場合によっては、ローカル・エリア・ネットワーク(LAN)上の他の画像形成装置、あるいは、デジタル・カメラや計測した情報を出力可能な計測装置等の情報機器が想定される。
インタフェース(I/F)130は、情報授受手段であり、前述のコンピュータや他の画像形成装置、インターネット・サーバー等の外部情報機器500と各種ネットワークを介して接続できるように構成されている。
操作入力手段200は、画像形成装置1のコントロールパネル(図示せず。)に設けられたキーボード及びスタート釦等の釦類からなる入力装置、及び、表示装置を兼ねるタッチパネル方式の液晶表示装置等により構成されている。
例えば、キーボードを操作することにより、転写材の出力枚数や種類(例えば、インデックス紙、厚紙、普通紙、薄紙、再生紙、OHPシート、再利用紙等)、あるいは拡大縮小等の倍率や出力画像の濃度等の設定情報が入力でき、タッチパネル方式の液晶表示装置を使用して、画像形成装置1の各種作動モードを設定することができるようになっている。
表示手段300には、操作入力手段200により前述の各種情報を入力する際の操作手順や各種情報の一覧表示、あるいは記憶手段160に記憶された情報の表示、画像形成装置の作動中の状態表示や警告表示等が表示されるようになっている。
本実施の形態においては、表示と入力を兼ねた動作が可能なタッチパネル方式の液用表示装置により、片面印字出力や両面印字出力、或いはカラー印字又は白黒印字等のモードを含む各種の画像形成モード等を選択設定できるようにしている。
画像処理回路140は、CPU110の指示により、図1に示す原稿画像読取部Bを備えた画像読取手段170が読み取った原稿の画像情報をデジタル変換して、画像データとして記憶手段160に記憶させたり、或いは、後述する画像形成手段172が画像を形成する際に、記憶手段160に記憶されている画像データを画像形成手段172の画像形成方式に適したデータや信号等に変換する回路である。
駆動制御回路150は、CPU110の指示により、画像読取手段170や後述する画像形成手段172、給排紙手段174、自動原稿送り装置A等を、予め設定された作動モードに基づき、適切なタイミングで作動させ画像形成作動を行なわせるための回路である。
記憶手段160は、画像を形成するために必要な画像データ及び画像形成装置1を制御するための設定条件等の情報や各種設定モードのプログラム等の情報を記憶するようになっている。
画像形成手段172は、図1に示すように、像担持体10(感光体ドラムともいう。)帯電電極14等を備えた帯電手段、トナーボトルTBを備えた磁気ブラシ方式の現像手段16、転写電極18と分離電極20を備えた転写分離手段、ブレードBLや掻き落としたトナーを貯留する貯留部を備えたクリーナ21等からなるクリーニング手段等により構成され、駆動制御回路150により作動される。
従って、画像形成手段172は、画像読取手段170で読み取られ、記憶手段160に記憶された画像データに基づいて制御されて、像担持体10に画像を形成し、用紙P(普通紙ともいう。)に画像を転写し記録するようになっている。
画像読取手段170は、駆動制御回路150により作動され、自動原稿送り装置Aにより読取位置に搬送された原稿の画像情報を、CCD等からなる読取装置で読み取り、読み取られた画像情報は、例えば、画像処理回路140により、デジタルの画像データに変換して、記憶手段160に記憶するようになっている。
定着手段176は、前述のようにヒータを内包する一対のローラで構成された定着部H等を備えており、定着制御温度として予め設定された温度(設定温度)を維持するように制御される。用紙Pが用紙P上のトナー像と共に、一対のローラ間を通過する際にトナーを溶融固着させて用紙に定着する。本実施の形態における設定温度は、例えば、通常の定着作動時は170℃に設定されており、後述する待機状態の場合は、140℃、110℃、70℃と順次に設定温度を変更できるようになっている。
冷却手段180は、ファンF1、F2、F3等を備え、後述する温度制御手段19に備えられた温度センサSの情報に基づき、駆動制御回路150を介してファンF1、F2、F3を適宜に回転させたり停止させたりする。
温度制御手段190は、画像形成装置内の温度が高くなり、トナーボトルTBやクリーナ21に収納されているトナーが固化しないようにするためのもので、温度センサSや冷却手段180の作動時間を計測するタイマー等を備えた電気回路で構成されている。
そして、予め設定された温度閾値や作動時間と、温度センサSの検出した温度情報やタイマーによる作動時間情報等に基づき、冷却手段180を作動又は停止させると共に、定着手段176の定着制御温度(単に、設定温度ともいう。)を制御する幾つかの制御方式を有している。
なお、定着手段の定着制御温度を変更するタイミングは、冷却手段180を作動させたとき、或いは、冷却手段180が予め設定された作動時間を経過しても連続して作動しているときに変更できるようにしている。
給排紙手段14は、用紙P(転写材又は普通紙ともいう。)を給紙又は排紙搬送するために、モータ等の駆動源と複数のローラ等で構成された搬送機構やトレイ22、24等の複数の収納部を備えた用紙収納手段を含むものである。
給排紙搬送装置は、CPU110の指示により駆動制御回路150を介して、何れかのトレイから用紙Pが選択された後に、適切なタイミングで像担持体10に向けて給紙搬送し、画像が形成された用紙Pを、片面モードか両面モードかにより搬送経路を適切に変更して、最終的には排紙皿(図示せず。)へ排紙搬送するようになっている。
自動原稿送り装置(ADF)Aは、原稿載置台26に載置された原稿を原稿搬送装置により自動的に1枚づつ読取位置に搬送する装置で、画像形成装置1のCPU110の指示により、駆動制御回路150と連携して作動する。
電源回路400は、使用者の操作により、電源スイッチ(図示せず)が投入されると、電源から適切な通電が画像形成装置全体に行われ、電源スイッチが遮断されると、通電が遮断されるようになっている。
なお、電源スイッチが投入されていても、例えば、画像形成装置を待機状態にする省電モードの場合は、CPU110の指示により、一時的なメモリの記憶内容等の保存のために必要な通電のみを継続し、定着手段のヒータ等の他の通電を遮断するするようになっている。
以上の回路構成による画像形成装置の画像形成制御について説明する。
まず、手動で又は自動的に原稿から画像情報を読み込む。手動による場合は、天板ガラスG上に原稿を載置するか、自動原稿送り装置Aの載置台26に原稿をセットする。表示手段300に表示されている画像形成モード等を選択した後に、操作入力手段200のスタート釦を操作すると、CPU110は情報制御回路120を介して画像情報処理回路140や画像読取手段170を作動させ、原稿の画像情報を読取り記憶手段160に記憶する。自動的には、外部情報機器500から原稿情報が転送され記憶手段160に記憶される。
次に、画像処理回路140と駆動制御回路150が作動され、記憶された画像情報に基づき、画像形成手段172は像担持体10上に静電潜像を形成し、静電潜像を現像手段16によりトナー像として顕像化する。給排紙手段174は、適切なタイミングで像担持体10方向に用紙Pを搬送し、転写電極18、分離電極20等により用紙Pにトナー像を転写する。
用紙Pに転写されたトナー像は定着手段176を通過する際に用紙Pに溶融固着され排紙される。
本実施の形態における画像形成装置1は、一連の画像情報に基づく全ての画像形成が繰り返されて、画像が形成された用紙Pが全て排紙された後に、引き続いて画像形成が行われない場合は、例えば、定着部Hの設定温度を保持した状態のアイドリング状態(待機状態1)に入る。
更に、予め設定した待機時間(例えば、5分〜240分の時間を任意に設定できる。)が経過したときには、冷却装置を作動させ定着部Hの設定温度を下げたりする待機状態2に入るようになっている。
また、更に長時間(例えば、5分〜240分の時間を任意に設定できる。)以上経過したときには、例えば、定着部Hのヒータへの通電を遮断する等の動作を実行するシャットオフ状態(停止状態)に入るようになっている。
勿論、その間に、新たな画像情報が入力されたことを情報制御回路120が検出すると、CPU110は、予め設定されたプログラムに従って、画像形成動作を開始することができるようになっている。
また、画像形成装置1の電源が遮断され、その後に電源が投入された場合は、電源投入後の初期化動作で、全ての設定は初期状態として登録された初期設定に設定されるものとする。
本実施の形態における画像形成装置1を一例とした場合の、画像形成状態(画像形成)と、上記の待機状態1(待機1)、待機状態2(待機2)及び停止状態(停止)における待ち時間、消費エネルギ(消費EG)、定着部Hのヒータの設定温度(定着温度)、の各作動をデータ1として以下に示す。なお、待ち時間とは、待機状態や停止状態から画像形成作動に復帰するまでに必要な時間を表している。
<データ1>
項目 待ち時間 消費EG 定着温度 操作パネル ポリゴン
画像形成 − 大 定常温度(例170℃) 表示 回転
待機1 なし 大 定常温度(例170℃) 表示 回転
待機2 小 中 低い温度(例140℃) 非表示 停止
停止 大 小 通電停止 非表示 停止
次に、本発明に係る画像形成装置の冷却制御について詳細に説明する。
<データ1>
項目 待ち時間 消費EG 定着温度 操作パネル ポリゴン
画像形成 − 大 定常温度(例170℃) 表示 回転
待機1 なし 大 定常温度(例170℃) 表示 回転
待機2 小 中 低い温度(例140℃) 非表示 停止
停止 大 小 通電停止 非表示 停止
次に、本発明に係る画像形成装置の冷却制御について詳細に説明する。
図4は、画像形成装置1の内部の定着部Hに近い位置に配置されたクリーナ21と、定着部Hよりやや離れた位置に配置されたトナーボトルTBの外部でその近傍、例えば、外壁部に取り付ける等により設置したそれぞれの温度センサSの温度変化を示すものである。縦軸を温度(℃)、横軸を時間(H)としたグラフで、Taは外気温度、Tcはクリーナ21外部で、かつ近傍の温度を示し、TbはトナーボトルTBの外部で、かつ近傍の温度を示している。FMは冷却手段のファンを駆動するファンモータの作動状態を示している。
図4に示すように、画像形成装置1が設置されている環境での外気温度(Ta)が約26〜27℃のときに、画像形成作動を実行させたとき、約3時間程度の間に徐々にクリーナ21の外部でその近傍に配置した温度センサSによる温度(Tc)が50℃を超える温度に上昇していることを示している。一方、トナーボトルTBの温度(Tb)はTcに追随するように約42〜43℃に上昇していることを示している。
温度(Tc)が約50℃を超えたときにファンを作動させると、約30分程度で約34℃程度にまで下がるが、ファンの回転を停止すると、装置内部の温度が上昇しているために、温度が急速に元の状態に戻ることが解る。
また、図示はしないがクリーナ21の外部と内部とでは、温度上昇に関しては約7〜8℃の差が見られたが、冷却時の温度にはあまり大差がなかった。
従って、実際にはクリーナ21の外部でその近傍に設置する温度センサSによるファンの回転開始を決める温度(第1の温度閾値)は、クリーナ21の内部をトナーが固化しない50℃以下に維持するために、温度センサSの誤差や後述する応答遅れ等を考慮し、若干の余裕を見て、43℃に設定した。
また、ファンで冷却しすぎて画像形成動作に復帰するのに時間を要することがないように、ファンを停止させる温度(第2の温度閾値)を41℃に設定した。
図5は、図4と同様のグラフで、外気温度(Ta)が約30℃のときに、クリーナ21の近傍に設置した温度センサSによる温度制御を、上記の温度閾値の条件で実験したものである。
クリーナ21及びトナーボトルTBの近傍に設置した温度センサSの温度、すなわちクリーナ21外部でその近傍の温度(Tc)と、トナーボトルTBの外部でその近傍の温度(Tb)と、ファンモータFMの作動状態を示している。
外気温度(Ta)が約26〜27℃のときの図4では、約30分程度のファンの作動で冷却効果が見られたが、外気温度(Ta)が約30℃のときの図5では、ファンを約1時間程度作動させても急速な冷却効果は見られず、吸気ファンを用いた場合の外気温度の影響が表れていることが解る。
また、クリーナ21近傍の温度(Tc)は、温度が43℃以上になりファンが回転し始めても、応答遅れにより、すぐに冷却効果が現れず若干温度が上昇し、その後、温度が急速に下がり初めることが解る。そして、41℃以下になるとファンの回転が停止するので、実際にはトナーの固化の起こらない約46℃以下で41℃以上程度の温度が保持されていることが解る。
定着部HよりトナーボトルTBの方がクリーナ21より離れた位置にあるので、トナーボトルTBの外部でその近傍の温度(Tb)は、クリーナ21の外部でその近傍の温度(Tc)と同様の温度変化をしているが、Tcの温度を超えることは無い。
従って、クリーナ21の外部でその近傍に設置した温度センサSを使用して、冷却手段180の温度制御を実行しても支障がないことが解る。
以上のことから、冷却手段を制御する場合は、以下のことを考慮して制御する必要があることが解る。
まず第1に、前述のクリーナ冷却手段または定着部冷却手段は、吸気ファンを用いてクリーナまたは定着部に外気を吹き付ける方式をとっているため、外気の温度により冷却効果が変化する。
第2に、電源投入直後のアイドリング時や、片面コピーモード/両面コピーモードといった画像形成モードの違い、トナー像を転写するシートの大きさ、連続して画像形成を行うかどうか等の使用条件によって、画像形成装置内の温度は変化する。
第3に、温度センサSを配置する場合、トナーボトルTBやクリーナ21の内部にはトナーが滞留しており、温度センサを設置しにくい。必然的に、トナーボトルTBやクリーナ21の外壁や近傍に設置することになるので、検知する温度はトナーボトルTBやクリーナ21の内部の温度とは異なり、実質的には温度センサが設置されている環境温度を示すことになる。つまり、実際に検知される温度センサSの検知温度とトナーボトルTBやクリーナ21の内部の温度との間に、前述のように誤差が生じるということである。
従って、実験等により予めこの誤差を補正して正確なトナーボトルTBやクリーナ21の内部温度を推定し、且つ、なるべく少ないファンの作動によって効率的に、定着部冷却手段やクリーナ冷却手段を稼働させることが望ましい。
本実施の形態における温度センサSは、トナーボトルTBより定着部Hに近いクリーナ21外部で、且つ、クリーナ21の近傍に配設して、前述の定着部冷却手段及びクリーナ冷却手段を統合した一つの冷却手段としてファンを駆動制御するようにしている。
このように定着装置の熱の影響の受けやすさを考慮して温度センサSの配置を決定することが好ましい。また、より精密に制御する必要がある場合には、更に温度センサSをトナーボトルTBの外部で、且つ、トナーボトルTBの近傍に配設して、それぞれに温度センサSを設けるようにしても良い。
それぞれに温度センサSを設けた場合は、それぞれの温度センサから得られる検知温度や外気の温度等の関係を予め実験等により求め、その関係に基づく演算式に従って得られた検知温度等を演算して、冷却手段を作動させる制御を行うようにする必要がある。
次に、画像形成装置の冷却制御の手順について図6、図7を参照して説明する。
本発明に係る冷却制御は、ファンの回転と定着手段の設定温度を組み合わせて冷却効果を高めるものである。従って、定着手段の設定温度を変更するタイミングによって、大別すると、2つの制御方式が考えられる。
第1の制御方式は、温度センサSの検出した温度情報が、予め設定した第1の温度閾値(例えば43℃)以上になった場合に、冷却手段180のファンF1、F2、F3を回転させると同時に、定着手段176のヒータの設定温度を現在設定されている第1の設定温度(例えば170℃)より低い第2の設定温度(例えば140℃)に変更する。その後、所定時間経過しても第2の温度閾値以下にならずに作動している場合に、定着手段176の設定温度を第2の設定温度に変更する作動を繰り返し、第2の温度閾値(例えば41℃)以下になったときに冷却手段180の作動を停止する。
第2の制御方式は、温度センサSの検出した温度情報が、第1の温度閾値以上になった場合に、冷却手段180の、例えば、ファンF1、F3を回転させ、定着手段176の設定温度が第1の設定温度で、冷却手段180が所定時間経過しても第2の温度閾値以下にならずに作動している場合に、定着手段176の設定温度を第2の設定温度に変更する作動を繰り返し、第2の温度閾値(例えば41℃)以下になったときに冷却手段180の作動を停止する。
本実施の形態においては、定着部Hのヒータの定着制御温度であり、現在設定されている温度を第1の設定温度、第1の設定温度より低い温度で第1の温度に代わって設定される温度を第2の設定温度としたとき、第1の設定温度と第2の設定温度は、予め関連づけられて複数組設けられており、例えば、第1の設定温度と第2の設定温度が(1)170℃と140℃、(2)140℃と110℃、(3)110℃と70℃と、それぞれ(1)〜(3)の3組が設定されて、下記データ2で示すように、定着制御温度データテーブルとして記憶手段160に記憶されている。そして、ファンを回転するときに、又は所定時間経過する毎に、第1の設定温度と第2の設定温度は(1)から(2)、(2)から(3)の組へと順次に変更されるようになっている。
勿論、この第1、第2の設定温度や設定温度の組み合わせ数等は、使用する画像形成装置に適したものを予め実験等で求め設定する必要があり、これに限定するものではない。単に、170℃、140℃、110℃、70℃と温度系列を設定し順次低温側に変更するようにしても良い。
<データ2>
定着制御温度データテーブル(℃)
組 第1の設定温度 第2の設定温度
(1) 170 140
(2) 140 110
(3) 110 70
第1の制御方式による制御手順を、図6のフローチャートにより、説明する。
<データ2>
定着制御温度データテーブル(℃)
組 第1の設定温度 第2の設定温度
(1) 170 140
(2) 140 110
(3) 110 70
第1の制御方式による制御手順を、図6のフローチャートにより、説明する。
なお、この説明の前提として、特に断りのない限り、画像形成装置1が待機状態2に入ったものとして説明する。
なお、このフローチャートには記載していないが、本実施の形態においては、情報制御回路120が新たな画像情報の入力があるか否か判断し、入力があった場合は、温度制御手段190が、この冷却制御を実行中であっても実行を中止し、例えば、定着手段の定着制御温度を通常の定着時の設定温度に設定して、速やかに画像形成動作に復帰するすることができるものとする。
(ST1)
温度センサSの温度情報が43℃以上か否かを温度制御手段190が判断するステップである。43℃以上の場合はST2に進み、43℃未満の場合はST7に進む。
温度センサSの温度情報が43℃以上か否かを温度制御手段190が判断するステップである。43℃以上の場合はST2に進み、43℃未満の場合はST7に進む。
(ST2)
ファンの回転が停止しているか否かを判断するステップである。ファンが停止している場合はST3に進み、ファンが回転している場合はST7に進む。
ファンの回転が停止しているか否かを判断するステップである。ファンが停止している場合はST3に進み、ファンが回転している場合はST7に進む。
このステップでは、温度センサSの温度情報が43℃以上でファンを回転させる動作を、温度制御手段190がすでに実行しているか否かを確認するようにしている。
つまり、ファンを回転させても回転開始時の初期状態においては、すぐには温度が下がらないため、この判断を行うステップがないと、温度が43℃未満になるまで、後述するファンの回転を開始させる動作を繰り返し行うことになる。すなわち、ファンを回転させているにも拘わらずこの動作を繰り返えし実行させることを防止するためのものである。
なお、ファンが停止しているか否かは、例えば、ファンの回転を検知するセンサ手段(図示せず。)を設け、ファンの回転を示す回転情報が情報制御回路120に出力されたか否か等によりで判断することができる。
(ST3)
ファンの作動を開始するステップである。温度制御手段190から温度情報が43℃以上になったことにより出力されるファン作動開始情報を、情報制御回路120を介して入力したCPU110は、駆動制御回路150を介して冷却手段180のファンF1、F2、F3を作動させST4に進む。
ファンの作動を開始するステップである。温度制御手段190から温度情報が43℃以上になったことにより出力されるファン作動開始情報を、情報制御回路120を介して入力したCPU110は、駆動制御回路150を介して冷却手段180のファンF1、F2、F3を作動させST4に進む。
(ST4)
定着制御温度を変更するステップである。例えば、定着手段176の定着制御温度を駆動制御回路150を介して情報制御回路120が検出し、現在設定されている第1の設定温度が、例えば、通常の定着時の設定温度である170℃の場合は、記憶手段160に記憶されている前述の定着制御温度データテーブルの170℃に対応して設定された一対の設定温度140℃が選択され、第1の設定温度が140℃に変更されて、ST5に進む。
定着制御温度を変更するステップである。例えば、定着手段176の定着制御温度を駆動制御回路150を介して情報制御回路120が検出し、現在設定されている第1の設定温度が、例えば、通常の定着時の設定温度である170℃の場合は、記憶手段160に記憶されている前述の定着制御温度データテーブルの170℃に対応して設定された一対の設定温度140℃が選択され、第1の設定温度が140℃に変更されて、ST5に進む。
(ST5)
タイマーをリセットするステップである。リセットを完了するとST6に進む。
タイマーをリセットするステップである。リセットを完了するとST6に進む。
本実施の形態においては、予め設定された時間(Tm)を経過してもファンが作動している場合に、定着制御温度を変更するようにしているので、タイマーはこの経過時間を計測するために温度制御手段190に設けられている。
時間(Tm)は、例えば、操作入力手段200や画像制御基板Cに設けられたデップスイッチ等により予め設定することができる。
また、タイマーのリセットは、後述するステップでタイマ作動停止が実行された場合、又はタイマーの作動中に、すなわち、冷却制御の途中で画像形成動作に復帰した場合等に、リセットされないことがあるので、時間を誤計測することがないように念のため実行する動作でもある。
(ST6)
タイマーの作動を開始するステップである。温度制御手段190はタイマーの作動を開始してST1に戻る。
タイマーの作動を開始するステップである。温度制御手段190はタイマーの作動を開始してST1に戻る。
タイマーを作動させることで、温度制御手段190は、ST3でファンの作動が開始された後ファンが連続して作動している時間、すなわち、ファンの作動時間(Tw)を検出することができ、予め設定された時間(Tm)を超えたか否かが判断できることになる。
(ST7)
温度センサSの温度情報が41℃以下か否かを温度制御手段190が判断するステップである。41℃以下の場合はST8に進み、41℃を超える場合はST10に進む。
温度センサSの温度情報が41℃以下か否かを温度制御手段190が判断するステップである。41℃以下の場合はST8に進み、41℃を超える場合はST10に進む。
(ST8)
ファンの作動を停止するステップである。温度センサSからの温度情報が41℃以下になったことを判断して温度制御手段190がら出力されるファン停止情報を、情報制御回路120を介して入力したCPU110は、駆動制御回路150を介して冷却手段180のファンF1、F2、F3の作動を停止させST9に進む。
ファンの作動を停止するステップである。温度センサSからの温度情報が41℃以下になったことを判断して温度制御手段190がら出力されるファン停止情報を、情報制御回路120を介して入力したCPU110は、駆動制御回路150を介して冷却手段180のファンF1、F2、F3の作動を停止させST9に進む。
(ST9)
タイマーの作動を停止するステップである。温度制御手段190はタイマーの作動を停止させST1に戻る。
タイマーの作動を停止するステップである。温度制御手段190はタイマーの作動を停止させST1に戻る。
(ST10)
ファンを回転させてからの作動時間(Tw)が予め設定された時間(Tm)を経過したか否かを判断するステップである。本実施の形態においては、例えば、Tmは、定着制御温度を変更するために予め設定された時間でもあり、例えば60分と予め設定されており、この時間をファンの作動時間(Tw)、すなわち、タイマーの計測時間が超えた場合は、ST11に進み、60分以内の場合はST1に進む。
ファンを回転させてからの作動時間(Tw)が予め設定された時間(Tm)を経過したか否かを判断するステップである。本実施の形態においては、例えば、Tmは、定着制御温度を変更するために予め設定された時間でもあり、例えば60分と予め設定されており、この時間をファンの作動時間(Tw)、すなわち、タイマーの計測時間が超えた場合は、ST11に進み、60分以内の場合はST1に進む。
(ST11)
定着制御温度を変更するステップである。ST4と同様の作動を行うステップである。
定着制御温度を変更するステップである。ST4と同様の作動を行うステップである。
ST4で現在の第1の設定温度が140℃に変更されているので、今度は、記憶手段160に記憶されている前述の定着制御温度データテーブルの140℃に対応して設定された一対の設定温度110℃が選択され、第1の設定温度が110℃に変更されて、ST12に進む。
(ST12)
タイマーをリセットするステップである。ファンを回転させてからの作動時間(Tw)が予め設定された時間(Tm)、例えば60分を経過し、定着制御温度が変更されたことにより、次回の作動時間(Tw)を計測するためにタイマーをリセットする。リセットが完了するとST1に戻る。
タイマーをリセットするステップである。ファンを回転させてからの作動時間(Tw)が予め設定された時間(Tm)、例えば60分を経過し、定着制御温度が変更されたことにより、次回の作動時間(Tw)を計測するためにタイマーをリセットする。リセットが完了するとST1に戻る。
以上のように、第1の制御方式では、ファンの回転を開始させると同時に定着制御温度を変更することにより、冷却を迅速に行い、ファンが回転を停止するまでの時間を短縮することができるものである。
第2の制御方式による制御手順を、図7のフローチャートにより、説明する。
第1の制御方式と第2の制御方式とは定着制御温度を変更するタイミングが異なる以外は、基本的には同じ制御を行う。従って、第1の制御方式と第2の制御方式において、ステップ番号が異なっていても、名称が同じであれば同じ制御動作を行うものとする。
具体的には、第1の制御方式では(ST3)の次のステップ(ST4)で定着温度変更を行うが、第2の制御方式では(ST23)の次のステップ(ST24)ではタイマーリセットを行うようになっている点が異なる点である。
つまり、第2の制御方式は、まず、定着制御温度を変更せずファンによる冷却を優先させ、ファンが連続して作動している作動時間(Tw)が所定時間(Tm)(例えば、60分)を経過しても41℃以下にならない場合に、定着制御温度を変更するようにしたものである。
すなわち、定着制御温度をすぐに変更する第1の制御方式より、待機状態2から画像形成動作に復帰する場合は、ヒータの温度の低下が少ないので早く復帰できる利点があるが冷却が遅れる分、ファンの回転を停止させるまでの時間が長引く可能性がある。
従って、例えば、外気温度を検出するセンサを設け、外気温度が高い場合は第1の制御方式で急速に冷却し、外気温度が低い場合は第2の制御方式で緩やかに冷却する等、外気温度により制御方式を使い分ける制御方式も、更に考えられる。
以上の構成により、本発明は、待機状態で、機内の温度が、トナーが溶解する可能性のある第1の温度閾値以上になった場合に、ファンを回転させると同時に、熱発生源である定着装置のヒータの温度を下げるようにしたので、機内の温度をトナーが溶解しない第2の温度閾値以下に短時間で低下させることにより、短時間でファンの回転を停止させることができ、ファンの騒音を大幅に低減できるようになった。
また、ファンを回転させてから所定時間が経過しても、第2の温度閾値以下にならない場合は、更に定着装置のヒータの温度を下げるようにしたので、より短時間で機内の温度をトナーが溶解しない第2の温度閾値以下に低下させることができ、ファンの回転を短時間で停止させるので、ファンの騒音を大幅に低減できる画像形成装置を提供できるようになった。
そして、待機状態では、定着装置の温度を下げてもヒータの通電を遮断しないようにしたので、画像形成時の熱定着に必要な高い温度に速やかに復帰させることができ、待機状態から画像形成動作に迅速に移行できる画像形成装置が提供できるようになった。
すなわち、待機状態において、ファンを回転させる制御と熱発生源である定着装置のヒータの温度制御とを組み合わせて実行できるようにしたので、ファンの騒音を大幅に低減でき、待機状態から画像形成動作に迅速に移行できる画像形成装置が提供できるようになった。
なお、以上の説明では画像形成装置が複写機である場合を一例として説明したが、トナーを用いて画像を形成する電子写真方式の画像形成装置であればプリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置であっても良いことは言うまでもない。
1 画像形成装置
10 像担持体
14 帯電電極
16 現像手段
18 転写電極
21 クリーナ
22,24 給紙トレイ
A 自動原稿搬送装置
B 原稿画像読取部
C 画像制御基板
D 書き込み部
E 画像形成部
H 定着部
S 温度センサ
T 排紙トレイ
BL ブレード
F1,F2 吸気ファン
F3 排気ファン
TB トナーボトル
d1,d2 ダクト
10 像担持体
14 帯電電極
16 現像手段
18 転写電極
21 クリーナ
22,24 給紙トレイ
A 自動原稿搬送装置
B 原稿画像読取部
C 画像制御基板
D 書き込み部
E 画像形成部
H 定着部
S 温度センサ
T 排紙トレイ
BL ブレード
F1,F2 吸気ファン
F3 排気ファン
TB トナーボトル
d1,d2 ダクト
Claims (4)
- 感光体上に形成された静電潜像を現像剤で現像しトナー像を形成する現像手段と、転写材に転写された前記トナー像を熱定着させるためのヒータを有する定着手段と、前記感光体をクリーニングするクリーニング手段と、前記現像手段及び前記クリーニング手段周辺を冷却するためのファンを有する冷却手段と、前記現像手段または前記クリーニング手段周辺の温度を検知する機内温度センサ手段と、予め設定された第1の温度閾値と第2の温度閾値を有し、前記機内温度センサ手段が検出した温度情報が、前記第1の温度閾値以上になった場合に前記冷却手段を作動させ、前記第2の温度閾値以下になった場合に前記冷却手段の作動を停止させる温度制御を行う温度制御手段とを備えた画像形成装置において、前記温度制御手段は、前記定着手段の定着制御温度として設定される第1の設定温度と、前記第1の設定温度より温度の低い第2の設定温度を有し、画像形成を行っていない待機状態で、前記機内温度センサ手段が出力する前記温度情報が、前記第1の温度閾値以上になったことを検出した場合に前記冷却手段の作動を開始させ、同時に、前記定着手段に設定されている前記第1の設定温度を前記第2の設定温度に変更する温度制御を行うことを特徴とする画像形成装置。
- 前記冷却手段の作動時間が、所定時間を超えたことを検出する作動時間検出手段を備え、前記温度制御手段が、画像形成を行っていない待機状態で、前記冷却手段を作動させた後に、前記冷却手段の作動時間が所定時間を超えたことを前記作動時間検出手段が検出しても、前記機内温度センサ手段が前記第2の温度閾値以下になったことを検出しない場合に、前記定着手段に設定されている前記第1の設定温度を前記第2の設定温度に変更する温度制御を行うことを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記第1の設定温度と前記第2の設定温度は、それぞれ関連付けられて、予め複数組設けられていることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の画像形成装置。
- 前記作動時間は、冷却装置が連続して作動している時間であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
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