JP2011191643A - 加熱定着装置及び加熱定着装置を備えた画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、定着処理に必要な時間だけ加熱することで消費電力を低減することができる加熱定着装置を提供することを目的とするものである。
【解決手段】加熱定着装置は、用紙上にトナー像を加熱定着させる定着ローラ17を加熱するヒータ61、定着ローラ17の表面温度を検知するサーミスタ64、給紙カセット41の用紙の温度を検知する用紙温度検知センサ66、用紙の種別を検知する用紙種別検知センサ68とを備えており、サーミスタ64及び用紙温度検知センサ66からの温度検知データ並びに用紙種別検知センサ68からの種別検知データに基づいてヒータ61の余熱による定着可能時間を決定し、定着可能時間に基づいてヒータ61を加熱停止させる加熱制御部71を備えている。
【選択図】図4

Description

本発明は、用紙上に現像されたトナー像を加熱して用紙上に定着させる加熱定着装置及び加熱定着装置を備えた画像形成装置に関する。
従来より、感光体ドラムの表面に静電潜像を形成した後トナーにより現像して用紙に転写し、用紙上のトナー像を加熱溶融して用紙に定着させる画像形成装置が実用化されている。こうした画像形成装置では、用紙上のトナー像を加熱定着させる定着装置に加熱ヒータを用いているため、定着装置での消費電力が大きくなる傾向にある。
近年の省エネルギーに対する関心の高まりとともに画像形成装置の省エネルギー化が図られるようになっており、定着装置においても消費電力を低減することが課題となっている。こうした課題に対しては、例えば、特許文献1では、最大消費電力の制限が設定されている場合に、最適な立ち上げシーケンス及び定着性能を実現するために、用紙の種別に応じて定着制御を行う点が記載されている。また、特許文献2では、省エネモードからの定着ウォームアップ時において用紙の種別に応じて加熱ローラ及び加圧ローラの回転駆動時間を設定する点が記載されている。
上述した特許文献では、用紙の種別や用紙の搬送速度によって定着に必要な加熱量が異なることから、用紙の種別に応じてきめ細かく加熱ヒータの加熱制御及び用紙の搬送制御をすることで消費電力を低減するようにしている。
しかしながら、ウォームアップ時の加熱制御及び用紙の搬送制御では、加熱ヒータの加熱開始時における消費電力が低減されるものの、それ以降の消費電力に関しては十分低減されているとはいえない。すなわち、加熱ヒータの加熱時間が長くなるとその分消費電力が大きくなることから、加熱時間についても消費電力を低減する余地がある。
そこで、本発明は、定着処理に必要な時間だけ加熱することで消費電力を低減することができる加熱定着装置を提供することを目的とするものである。
請求項1の発明は加熱定着装置であって、用紙上にトナー像を加熱定着させる定着面を加熱する加熱手段と、前記定着面の表面温度を検知する表面温度検知手段と、加熱定着処理前の前記用紙の温度を検知する用紙温度検知手段と、前記用紙の種別を検知する種別検知手段と、前記表面温度検知手段及び前記用紙温度検知手段からの温度検知データ並びに前記種別検知手段からの種別検知データに基づいて前記加熱手段の余熱による定着可能時間を決定する余熱時間決定手段と、決定された前記定着可能時間に基づいて前記加熱手段の加熱停止タイミングを決定する加熱制御手段と、を備えていることを特徴とする。
請求項2の発明は請求項1に記載の加熱定着装置において、前記余熱時間決定手段は、前記表面温度検知手段からの温度検知データが定着可能温度データよりも大きい場合に定着可能時間を決定することを特徴とする。
請求項3の発明は、請求項1又は2に記載の加熱定着装置において、前記余熱時間決定手段は、前記用紙温度検知手段からの温度検知データ及び前記種別検知手段からの種別検知データに対応して予め設定された前記表面温度の変化を示す算出式に基づいて前記定着可能時間を決定することを特徴とする。
請求項4の発明は、請求項1又は2に記載の加熱定着装置において、前記余熱時間決定手段は、前記用紙温度検知手段からの温度検知データ及び前記種別検知手段からの種別検知データに対応して予め設定された定着可能時間テーブルに基づいて前記定着可能時間を決定することを特徴とする。
請求項5の発明は、請求項1ないし4のいずれかに記載の加熱定着装置において、前記加熱制御手段は、前記用紙の排紙完了タイミングから前記定着可能時間だけ前のタイミングで加熱停止させることを特徴とする。
請求項6の発明は、画像形成装置であって、請求項1ないし5のいずれかに記載の加熱定着装置を備えたことを特徴とする。
本発明は、加熱手段の余熱による定着可能時間を考慮して加熱手段の加熱停止を行うので、定着処理に影響のない定着可能時間分だけ加熱時間を短縮することができ、その分消費電力を低減することができる。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の全体斜視図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の中央部断面図である。 本発明の実施形態に係る画像形成装置の制御系の要部ブロック図である。 本発明の実施形態に係る加熱定着装置の要部ブロック図である。 加熱制御における電力供給と表面温度の時間的推移を示すグラフである。 用紙種別に関する用紙温度毎の温度推移を示すグラフである。 定着可能時間データテーブルの一例を示すリストである。 加熱停止処理に関する処理フローである。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、以下に説明する実施形態は、本発明を実施するにあたって好ましい具体例であるから、技術的に種々の限定がなされているが、本発明は、以下の説明において特に本発明を限定する旨明記されていない限り、これらの形態に限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態に係る加熱定着装置を備えた画像形成装置の全体斜視図であり、図中、画像形成装置100は、原稿の読取り信号により所謂電子写真方式によって画像形成を行う画像形成部1、原稿を自動的に送って読取りを行わせる自動原稿給送部(ADF)2、両面印刷を行うために片面に印刷された用紙の移動方向を反転させる反転給紙機構3、用紙の給紙部4及び各種印刷設定を行い且つ設定結果等を表示する操作表示部5を有する。
図2は、画像形成装置の中央部側断面図である。図2において、画像形成部1は、アルミニウム円筒表面に光導電性物質である有機半導体層を設けて構成した感光体ドラム11、感光体ドラム11の有機半導体層を一様に帯電させるための導電性弾性ローラ12、レーザー光源13及びその光学系を含み感光体ドラム上に静電潜像を形成するための露光ユニット14、感光体ドラム11上の静電潜像にトナーを付着させて現像を行う現像器15、感光体ドラム11上に現像されたトナー像を用紙Pに転写する転写器16、トナー像が転写された用紙Pを挟持してトナー像を定着させる定着ローラ17及び加圧ローラ18、感光体ドラム11の帯電を取除く除電器19及び排紙ローラ20からなる。
反転給紙機構3は、反転搬送路31とその引込搬送路32を有し、切換器34が用紙Pを反転給紙機構3側に誘導するとき、一旦引込搬送路32側に搬送される。搬送が終了すると、切換器34が引込搬送路の入り口部分を遮断するとともに、反転ローラ33が矢印方向に回転することにより、反転搬送路31側へと搬送され、搬送ローラ35により再び画像形成部1へと搬送される。
給紙部4の給紙カセット41、42に収納された用紙Pは、給紙ローラ41a、42aにより給紙され、搬送ローラ21、22によって画像形成部1を経て、切換器23が排紙ローラ20側に誘導するときは、排紙ローラ20により排紙部24に排紙される。
手差し給紙部43は、特殊サイズの用紙を手差しで給紙できる給紙部であり、給紙ローラ44を経て画像形成部1に給紙される。
図3は、画像形成装置の制御系の要部ブロック図であり、図中、操作表示部5は、液晶ディスプレイ5a及びタッチパネル式キー入力部5bを有し、キー入力部5bから指示される各種の指示は、メインコントローラ51の図示しないCPUが判定し、各動作系を制御する。例えば、キー入力部5bから原稿の自動読取りが指示されると、ADF2の原稿セット検知器2aは、読取り原稿がセットされているかどうかを検知し、原稿がセットされているときは、搬送モータ2bを制御して原稿を1枚ずつ送り読み取りを行う。また印刷が指示されると、CPUはこれを判定し、メインモータ53を駆動開始すると共に第1又は第2給紙クラッチ54、55、及び中間クラッチ56を制御して用紙を画像形成部1に搬送し印刷を行う。このときIPU(画像処理ユニット)52は、スキャナの制御、原稿画像を画像メモリに書き込む制御、画像メモリから作像を行う制御等の制御を行う。また、後述するように、CPUは、定着ローラ17の定着面の温度に基づいて定着ローラ17の内部に設置されたヒータの加熱制御を行う。
なお、メインコントローラ51には図示が省略されているが、CPUの他に各動作系を立ち上げるためのプログラムを記録したROMや、画像データや各種のアプリケーションプログラムを記録したHDD装置、これらアプリケーションプログラムや原稿画像を作業のために一時的に展開する画像メモリ(RAM)が備えられている。
図4は、本発明の実施形態に係る加熱定着装置の定着制御を行うための要部ブロック構成図を示している。加熱定着装置は、定着ローラ17の内部に配設された加熱手段であるヒータ61を備えており、ヒータ61は定着ローラ17の全長にわたって発熱部分を有している。
ヒータ61は、電源62から電力を供給されて加熱されるようになっており、リレースイッチ63によりオン・オフされて加熱制御される。
定着ローラ17の表面温度検知手段としてサーミスタ64が定着ローラ17の定着面のほぼ中央部分に接触するように設けられており、定着面の表面温度を検知するようになっている。
メインコントローラ51のCPU60は定着制御部として機能し、具体的には、サーミスタ64をオン・オフしてヒータ61の加熱制御を行う加熱制御部71、用紙の給紙開始から排紙完了までの時間を算出する通紙時間算出部72、及び、ヒータ61をオフした後の余熱による定着可能時間を決定する余熱時間決定部73として機能する。
サーミスタ64からの検知信号は、表面温度検知回路65を介して表面温度データとしてCPU60に入力される。また、給紙部4の給紙カセット41及び42に設置された用紙温度検知センサ66及び用紙種別検知センサ68からの検知信号がそれぞれ用紙温度検知回路67及び用紙種別検知回路69を介して用紙温度データ及び用紙種別データとしてCPU60に入力される。用紙温度検知センサ66は、給紙カセット41及び42に積載する用紙の近傍の温度を検知し、用紙種別検知センサ68は、積載された用紙のサイズや厚さ(普通紙、中厚紙、厚紙等)等の種別について設定状態を検知する。
加熱制御部71は、画像形成装置100の電源が投入されると、定着ローラ17の定着面の温度を定着可能温度に上昇させるため、ヒータ61をオンして加熱制御する。定着可能温度は、用紙種別データに応じて予め所定の温度範囲が記憶部70に記憶されており、加熱制御部71では、定着可能温度を読み出して加熱制御を行う。定着可能温度は、用紙を連続搬送しながら定着処理を行った場合でも確実にトナー像が用紙に定着する温度範囲に設定される。
そして、表面温度データが定着可能温度に到達したと判定した場合、加熱制御部71は、ヒータ61に供給する電力量を調整して定着面の表面温度を定着可能温度に維持するように加熱制御する。
図5は、加熱制御における電力供給と表面温度の時間的推移を示すグラフである。このグラフでは、定着可能温度として下限温度Tminから上限温度Tmaxが設定されている。時刻t0において画像形成処理の準備要求信号が入力されると、ヒータ61がオンして電力が供給されて定着ローラ17の表面温度が上昇するようになる。そして、表面温度が下限温度Tminを超えて定着可能温度になった時刻t1において、画像形成処理の開始信号が入力されて用紙の給紙動作が開始され、用紙にトナー像の転写及び定着処理が行われて排紙される一連の処理が行われる。用紙が連続して定着処理される場合には、定着処理の際に用紙に熱を奪われるので、表面温度を監視しながら定着可能温度より低下しないようにヒータ61に供給される電力が調整される。
通紙時間算出部72では、用紙の給紙動作が開始されてから一連の処理が行われて排紙が完了するまでの通紙時間を算出する。図5では、給紙を開始する時刻t1から排紙が完了する時刻t3までの時間が通紙時間に相当する。
画像形成処理の準備要求が入力された場合に、要求された用紙サイズ(mm)、処理枚数、片面/両面といったパラメータの他に紙間(mm)、用紙の搬送速度である線速(mm/s)といった装置に関するパラメータを記憶部70から読み出して、これらのパラメータに基づいて通紙時間を算出する。例えば、用紙の片面への画像形成処理の場合には、通紙時間Ptは以下の計算式により求めることができる。
Pt=(1枚目の給紙時間)+(処理枚数×サイズ/線速)+{(処理枚数−1)×紙間/線速}+補正処理時間
ここで、補正処理時間は、通紙する場合に生じる装置固有の補正時間である。
通紙時間算出部72では、画像形成処理の要求毎に通紙時間を算出して、加熱制御部71に送信する。
余熱時間決定部73は、ヒータ61がオフされた後に定着ローラ17の余熱により定着可能な時間を決定する。ヒータ61をオフした後定着ローラ17の表面温度が定着可能温度の下限温度Tmin以上である場合には定着可能であるとして、定着可能時間を決定すればよい。そのため、ヒータ61のオフ時における定着ローラ17の表面温度から余熱による定着処理で温度が低下していき下限温度Tminになるまでの温度推移を推測することが必要となる。
余熱による定着可能時間は、加熱停止時から定着ローラの表面温度が定着可能温度の下限に低下するまでの時間であり、余熱による定着処理の際の温度推移は、加熱停止時の表面温度、用紙のサイズ、用紙の種別、用紙の温度、線速といったパラメータに依存する。そこで、こうしたパラメータを変化させた場合の温度推移を実際に測定するか理論的に求めて予め算出式を設定しておく。図6は、用紙種別Aの場合における用紙温度毎の温度推移を示すグラフである。加熱停止時の表面温度T0から次第に温度低下していくが、用紙温度により低下する度合いが変化するようになる。こうした温度変化曲線に近似する関数を算出式として設定し、記憶部70に各用紙温度に対応して算出式を記憶しておく。算出式を用いて定着可能時間を設定すれば、よりきめ細かく定着可能時間を設定することができる。
そして、余熱時間決定部73では、定着処理中の定着ローラ17の現在の表面温度データ、用紙温度データ及び用紙種別データに基づいて対応する算出式から下限温度Tminに低下するまでの時間を算出し、定着可能時間として加熱制御部に送信する。
こうした算出式により定着可能時間を求める方法以外に、表面温度データ、用紙温度データ及び用紙種別データの組み合せ毎に定着可能時間を予め求めておき定着可能時間データテーブルとして記憶部70に記憶させておいてもよい。図7は、定着可能時間データテーブルの一例を示すリストである。この例では、現在の表面温度T0と下限温度Tminとの温度差毎に用紙種別A〜Cに対応して定着可能時間tA1・・・が設定されている。こうしたデータテーブル形式で定着可能時間を記憶しておくことで、処理が簡略化されて速やかな加熱制御を行うことができる。
加熱制御部71は、通紙時間算出部72から得られた通紙時間に基づいて給紙開始タイミングから排紙完了タイミングを決定する。図5に示すように、給紙開始タイミングである時刻t1は給紙動作開始時に設定されるので、通紙時間を加算すれば、排紙完了タイミングである時刻t3を決定することができる。そして、余熱時間決定部73から得られた定着可能時間に基づいて排紙完了タイミングから定着可能時間だけ前の時刻以降に加熱停止タイミングを設定する。図5では、排紙完了タイミングである時刻t3から定着可能時間だけ前の時刻t2以降(斜線部分の範囲)に加熱停止タイミングを設定すればよい。
このように、余熱による定着可能時間を考慮してヒータの加熱停止タイミングを設定することで、従来のように排紙完了タイミングまで加熱していた場合に比べて定着可能時間(斜線部分)だけ加熱時間を短縮することができるようになり、その分消費電力を低減することが可能となる。また、定着可能時間まで加熱時間を短縮しても余熱により定着処理を確実に行うことができるので、定着処理に影響を与えることはない。
図8は、加熱停止処理に関するフローである。まず、用紙種別データを取得して(S100)、通紙時間算出部72において通紙時間を算出する(S101)。そして、算出された通紙時間に基づいて給紙開始タイミングに通紙時間を加算した排紙完了タイミングを決定する(S102)。
次に、用紙温度データ及び表面温度データを取得して(S103)、表面温度が定着可能温度の下限温度より高いか否かチェックする(S104)。表面温度が下限温度よりも高い場合には(S104-YES)、予め設定された算出式により定着可能時間を算出するかデータテーブルから該当する定着可能時間を読み出して定着可能時間を決定し(S105)、排紙完了タイミングから定着可能時間だけ前の時刻以降に加熱停止タイミングを決定する(S106)。そして決定された加熱停止タイミングに基づいて加熱停止処理を行う。
ステップS104において表面温度が下限温度よりも低い場合には(S104-NO)、余熱による定着処理が期待できないため、排紙が完了したか否かチェックして(S107)、排紙が完了したタイミングで加熱停止処理を行う。
以上のような加熱停止処理を行うことで、余熱による定着処理が可能な表面温度状態で定着処理に影響を与えることなく加熱時間を短縮して、消費電力を低減することができる。
また、定着面の表面温度、加熱定着処理前の用紙の温度及び用紙の種別に基づいて定着可能時間を決定しているので、定着可能時間をきめ細かく決定することで消費電力の低減にさらに寄与することができる。
1・・・画像形成部、2・・・自動原稿給送部(ADF)、3・・・反転給紙機構、4・・・給紙部、5・・・操作表示部、17・・・定着ローラ、18・・・加圧ローラ、60・・・CPU、61・・・ヒータ、62・・・電源、63・・・リレースイッチ、64・・・サーミスタ、66・・・用紙温度検知センサ、68・・・用紙種別検知センサ。
特開2006−119426号公報 特開2005−134793号公報

Claims (6)

  1. 用紙上にトナー像を加熱定着させる定着面を加熱する加熱手段と、前記定着面の表面温度を検知する表面温度検知手段と、加熱定着処理前の前記用紙の温度を検知する用紙温度検知手段と、前記用紙の種別を検知する種別検知手段と、前記表面温度検知手段及び前記用紙温度検知手段からの温度検知データ並びに前記種別検知手段からの種別検知データに基づいて前記加熱手段の余熱による定着可能時間を決定する余熱時間決定手段と、決定された前記定着可能時間に基づいて前記加熱手段の加熱停止タイミングを決定する加熱制御手段と、を備えていることを特徴とする加熱定着装置。
  2. 前記余熱時間決定手段は、前記表面温度検知手段からの温度検知データが定着可能温度データよりも大きい場合に定着可能時間を決定することを特徴とする請求項1に記載の加熱定着装置。
  3. 前記余熱時間決定手段は、前記用紙温度検知手段からの温度検知データ及び前記種別検知手段からの種別検知データに対応して予め設定された前記表面温度の変化を示す算出式に基づいて前記定着可能時間を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱定着装置。
  4. 前記余熱時間決定手段は、前記用紙温度検知手段からの温度検知データ及び前記種別検知手段からの種別検知データに対応して予め設定された定着可能時間テーブルに基づいて前記定着可能時間を決定することを特徴とする請求項1又は2に記載の加熱定着装置。
  5. 前記加熱制御手段は、前記用紙の排紙完了タイミングから前記定着可能時間だけ前のタイミングで加熱停止させることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載の加熱定着装置。
  6. 請求項1ないし5のいずれかに記載の加熱定着装置を備えた画像形成装置。
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