JP2001194973A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2001194973A
JP2001194973A JP2000004509A JP2000004509A JP2001194973A JP 2001194973 A JP2001194973 A JP 2001194973A JP 2000004509 A JP2000004509 A JP 2000004509A JP 2000004509 A JP2000004509 A JP 2000004509A JP 2001194973 A JP2001194973 A JP 2001194973A
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cleaner
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JP2000004509A
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Takahiro Tsuchiya
孝宏 土屋
Nobuhiko Okano
信彦 岡野
Hiroshi Akita
宏 秋田
Junichi Koiso
順一 小磯
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 クリーナ冷却手段を有し、前記クリーナ冷却
手段を安定に、且つ、効率的に制御出来る画像形成装置
を提供する。 【解決手段】 クリーナを冷却するクリーナ冷却手段を
有し、前記クリーナ冷却手段は、前記画像形成装置の外
装から前記クリーナ近傍までのダクトを有し、前記ダク
トの一部が前記書き込み部の外装の一部となっているこ
とを特徴とする画像形成装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等の電子写真式の画像形成装置に係
り、更に詳しくは、クリーナ冷却手段を有するまたは該
クリーナ冷却手段の制御に特徴を有する画像形成装置に
係る。
【0002】
【従来の技術】感光体ドラム等の像担持体に、レーザー
ビーム等により潜像を書き込み、該潜像を現像手段によ
りトナー像として可視化し、該トナー像を転写シートに
転写して、加熱ローラで定着する画像形成装置が知られ
ている。これら一連の画像形成プロセスを行うにあたっ
て、画像形成装置内では相当の発熱を伴う。特に、加熱
ローラを配する定着部は、百数十℃以上の発熱があるた
め、近傍の部材へ温度的に与える影響は大きい。
【0003】トナー像転写後、像担持体から残留トナー
を回収するクリーナは、画像形成プロセスの都合上、定
着部の近傍に配置されることが多いが、クリーナの温度
が上昇すると種々の問題が発生する。例えば、クリーナ
内に回収された残留トナーが熱により変質してしまうと
いう問題がある。トナー温度が上昇すると、トナーの流
動性が悪化したり、トナーが溶融してブロッキング(凝
集)が発生してしまう。このような流動性の悪化や、ブ
ロッキングが起きたトナーは、現像手段に戻して再利用
する場合、画像のムラとなったり、現像手段内のトナー
撹拌パドル等に負荷を与えて駆動異常が発生したりす
る。また、クリーナに配設したブレード(像担持体に当
接して残留トナーを掻き取る部材)も温度が上昇しすぎ
ると、像担持体との摩擦抵抗が変化するため、安定した
クリーニング性能を確保することが出来なくなる。
【0004】こうした問題を解決するために、定着部を
冷却するための冷却手段を設けた画像形成装置が提案さ
れている。画像形成装置の本体外装から定着部までダク
トを配設し外気を取り込むもの、定着部近傍の外装に排
気ファンを設けて定着部から放出される熱気を排出する
もの等である。しかし、これらは定着部の冷却には効果
があっても、定着部から熱を受けているクリーナの温度
上昇に対しては対策が不十分である。しかし、定着部の
冷却用ダクトに加えて、クリーナ専用の配管を設けるこ
とは、画像形成装置内に余計にスペースを要し、部材配
置の設計を変更したり、装置が大型化してしまう不具合
がある。また、配管の部材費用も余計にかかってしま
う。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、クリ
ーナを効率的に冷却するクリーナ冷却手段を有する画像
形成装置を提供しようとするものである。また、前記ク
リーナ冷却手段を正確に、且つ、安定に制御出来る画像
形成装置を提供しようとするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、以
下の構成により達成することが出来た。
【0007】1.像担持体と、前記像担持体に潜像を書
き込む書き込み部と、前記潜像を現像してトナー像を形
成する現像手段と、前記トナー像を記録材に転写する転
写手段と、前記トナー像を転写された記録材を加熱して
定着する定着部と、前記転写手段による転写後、前記像
担持体に残留している残留トナーを回収するクリーナ
と、を有する画像形成装置において、前記クリーナを冷
却するクリーナ冷却手段を有し、前記クリーナ冷却手段
は、前記画像形成装置の外装から前記クリーナ近傍まで
のダクトを有し、前記ダクトの一部が前記書き込み部の
外装の一部となっていることを特徴とする画像形成装
置。
【0008】2.前記ダクトが、ファンを有することを
特徴とする上記1に記載の画像形成装置。
【0009】3.前記ダクトの一部が、前記画像形成装
置の外装の一部となっていることを特徴とする上記1ま
たは2に記載の画像形成装置。
【0010】4.前記画像形成装置は、前記現像手段に
トナーを補給するトナーボトルを装着可能なトナーボト
ル装着壁を有し、前記ダクトの一部が、前記トナーボト
ル装着壁の一部となっていることを特徴とする上記1〜
3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0011】5.像担持体と、前記像担持体に潜像を書
き込む書き込み部と、前記潜像を現像してトナー像を形
成する現像手段と、前記トナー像を記録材に転写する転
写手段と、前記トナー像を転写された記録材を加熱して
定着する定着部と、前記転写手段による転写後、前記像
担持体に残留している残留トナーを回収するクリーナ
と、を有する画像形成装置において、前記クリーナを冷
却するクリーナ冷却手段と、前記クリーナ近傍の温度を
検知する温度センサと、前記温度センサの検知温度に応
じて前記クリーナ冷却手段を制御する制御手段と、を有
することを特徴とする画像形成装置。
【0012】6.前記クリーナ冷却手段は、ファンを有
し、前記制御手段は、前記ファンの動作を制御すること
により前記クリーナ冷却手段の制御を行うことを特徴と
する上記5に記載の画像形成装置。
【0013】7.前記ファンの回転数を変更することに
より前記クリーナ冷却手段の制御を行うことを特徴とす
る上記6に記載の画像形成装置。
【0014】8.前記制御手段は、アイドリング時と、
コピー動作時とで、クリーナ冷却手段の制御が異なるこ
とを特徴とする上記5〜7のいずれか1項に記載の画像
形成装置。
【0015】9.前記制御手段は、前記書き込み部の動
作中は、前記クリーナ冷却手段の動作開始または動作停
止を行わないよう制御することを特徴とする上記5〜8
のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0016】10.前記制御手段は、前記温度センサの
検知温度に対し、画像形成モードに応じた補正値を加
え、前記補正した温度に応じて、前記クリーナ冷却手段
の制御を行うことを特徴とする上記5〜9のいずれか1
項に記載の画像形成装置。
【0017】11.前記検知温度に対する補正は、微分
値制御であることを特徴とする上記10に記載の画像形
成装置。
【0018】12.前記画像形成装置は、表示手段を有
し、前記制御手段が、前記クリーナ冷却手段の動作異常
を検知した場合には、前記表示手段に動作異常を表示す
ることを特徴とする上記5〜11のいずれか1項に記載
の画像形成装置。
【0019】13.像担持体と、前記像担持体に潜像を
書き込む書き込み部と、前記潜像を現像してトナー像を
形成する現像手段と、前記トナー像を記録材に転写する
転写手段と、前記トナー像を転写された記録材を加熱し
て定着する定着部と、前記転写手段による転写後、前記
像担持体に残留している残留トナーを回収するクリーナ
と、を有する画像形成装置において、前記クリーナを冷
却するクリーナ冷却手段と、前記定着部を冷却する定着
部冷却手段と、前記クリーナ冷却手段と前記定着部冷却
手段の動作を同期させるよう制御する制御手段と、を有
することを特徴とする画像形成装置。
【0020】14.予め測定した前記温度センサの検知
温度の生産ばらつきを調整データとし、前記制御手段
は、前記クリーナ冷却手段を制御するときに、前記調整
データを加味して制御を行うことを特徴とする上記5〜
12のいずれか1項に記載の画像形成装置。
【0021】15.前記温度センサが、前記像担持体を
保持し前記画像形成装置から脱着して交換可能なカート
リッジに配設されており、前記カートリッジを交換する
ときに、前記調整データを変更することを特徴とする上
記14に記載の画像形成装置。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
を詳細に説明するが、本発明はこれに限定されない。
【0023】図1は、デジタル式画像形成装置(以下、
単に画像形成装置という)1の構成を示す模式図であ
る。
【0024】図において、前記画像形成装置1は、自動
原稿搬送装置(通称ADF)Aと、前記自動原稿搬送装
置により搬送される原稿の画像を読みとるための原稿画
像読取部Bと、読み取った原稿画像を処理する画像処理
手段としての画像制御基板Cと、画像処理後のデータに
従って感光体ドラムからなる像担持体10上に書き込み
を行う書き込みユニット12を含む書き込み部Dと、前
記像担持体10及びその周囲に帯電電極14、磁気ブラ
シ型現像装置からなる現像手段16、転写手段としての
転写電極18、分離電極20、クリーナ21等の画像形
成手段を含む画像形成部Eと、記録材としての画像形成
用用紙(以下、シートという)Pを収納するトレイ等の
複数の用紙収納手段(以下、給紙トレイまたは単に、ト
レイという)22、24のための収納部Fを有してい
る。
【0025】前記自動原稿搬送装置Aは、原稿載置台2
6と、ローラR1を含むローラ群および原稿の移動通路
を適宜切り替えるための切換手段等(参照記号なし)を
含む原稿搬送処理部28とを主要素とする。
【0026】前記原稿画像読み取り部Bは、天板ガラス
Gの下にあり、光路長を保って往復移動できる2つのミ
ラーユニット30、31、固定の結像レンズ(以下、単
にレンズという)33、ライン状の撮像素子(以下、C
CDという)35等からなり、前記書き込み部Dは、レ
ーザ光源40、ポリゴンミラー(偏光器)42等からな
る。
【0027】前記自動原稿搬送装置Aは、従来の自動原
稿搬送装置と構成上の相違はあるものの原理そのものは
公知であり、また、前記原稿読取部B、書き込み部D、
画像処理手段および画像形成手段(像担持体10上にト
ナー像を形成し、かつ、シート上に当該トナー像を転写
させる手段)を備えた画像形成装置および画像形成プロ
セスはよく知られているので、その辺の説明は簡略に行
うこととする。
【0028】なお、シートPの移動方向にみて、前記転
写電極18の手前側に示すR10はレジストローラであ
り、前記分離電極20の下流側にHで示してあるのは定
着部である。
【0029】前記定着部Hは、実施の形態においては、
加熱源を内蔵するローラと、当該ローラに圧接しながら
回転する圧接ローラとで構成してあり、画像形成手段か
ら搬送されてきたトナー像が転写されたシートPを加熱
・加圧して定着させる。
【0030】また、Zは前記定着部Hのためのクリーニ
ング手段で、巻き取り可能に設けたクリーニングウェブ
を主要素とする。
【0031】上記構成において、前記像担持体10上に
トナー像を形成し、シート上に転写させた後、排紙トレ
イTに排紙するプロセスは、概略、下記の通りである。
【0032】原稿載置台26上に載置される原稿(図示
せず)の1枚が原稿搬送処理部28中で搬送され、前記
ローラR1の下を通過中に、露光手段Lによるスリット
露光が行われる。
【0033】前記原稿からの反射光は、固定位置にある
前記ミラーユニット30、31およびレンズ33を経て
前記CCD上に結像され、読みとられる。
【0034】前記原稿画像読取部Bで読みとられた画像
データは、画像処理され、符号化されて前記画像制御基
板C上に設けてあるメモリーに格納される。
【0035】また、前記画像データは画像形成に応じて
呼び出され、当該画像データに従って、前記書き込み部
Dにおけるレーザ光源40が駆動され、前記像担持体1
0上に露光が行われる。
【0036】当該露光に先立ち、矢印方向(反時計方
向)に回転する前記像担持体10は、前記帯電電極14
のコロナ放電作用により所定の表面電位を付与されてい
るが、前記露光により、露光部位の電位が露光量に応じ
て減じ、結果として、前記画像データに応じた静電潜像
が像担持体10上に形成される。
【0037】前記静電潜像は、前記現像手段16により
現像され、可視像(トナー像)とされる。
【0038】一方、給紙手段のうち、例えば給紙トレイ
22よりシートPを送り出し、像担持体10まで搬送を
する。給紙トレイ22は、給紙トレイ24と同様のもの
であり、給紙トレイ24は機構をわかりやすくするため
にシートPは図示していない。給紙トレイ24における
参照記号Wは、図示しないコイルバネ等の付勢手段によ
り、常時、自由端が上方向に付勢される可動板であり、
この結果、最上位紙が、送り出しローラ53に接触する
様になっている。この送り出しローラ53によって堆積
されているうち最上端のシートPのみ取り出す機構とな
っている。
【0039】給紙トレイ22から送り出されたシートP
は、前記担持体10上のトナー像の先端部が転写領域に
到達する前に、レジストローラR10に到達し、先端規
制される。
【0040】前記シートPは、前記トナー像、即ち像担
持体10上の画像領域と重畳するように、同期を取って
回転を開始する前記レジストローラR10により転写領
域に向けて搬送される。
【0041】転写領域において、前記像担持体10上の
トナー像は前記転写電極18の付勢によりシートP上に
転写され、次いで、当該シートPは前記分離電極20の
付勢により前記像担持体10から分離される。
【0042】その後、前記定着部Hの加圧、加熱によ
り、前記トナー像を形成するトナー粉末は前記シートP
上に溶融定着され、当該シートPは、排紙通路78およ
び排紙ローラ79を介して排紙トレイT上に排紙され
る。この画像形成の態様は、シートPの片面のみに画像
形成を行って排紙しているので「片面コピーモード」と
呼ぶ。このときは、第1搬送路70のみを用いる。
【0043】一方、シートPの片面に画像形成を行った
後、排紙トレイTに排紙せず、さらに裏面にも画像形成
を行う態様を「両面コピーモード」と呼ぶ。両面コピー
モードは、上述のように片面に画像形成したシートPが
定着部Hを通過した後、分岐ガイド90の切り替えによ
って、第2搬送路80に送られ、スイッチバックローラ
R20まで到達する。そして、空間部25を使って表裏
反転されたシートPが、再度第1搬送路70を通過し
て、画像形成部Eまで搬送され、裏面に画像形成される
こととなる。
【0044】60は手差し給紙部に付設した手差し給紙
トレイで、前記画像形成装置1の本体側壁に対して下端
を支点として開閉できるように構成してあるものであ
る。
【0045】次に、本発明の冷却手段について、図2、
図3および図4を用いて説明する。これらの図面に示し
た現像手段16にトナーを補給するためのトナーボトル
TBおよび冷却手段は、図1には現れていなかったもの
である。トナーボトルTBは、プラスチック容器内にト
ナーを内包し、画像形成装置から脱着して交換可能なカ
ートリッジであり、現像手段16内のトナーが不足する
と自動的に、または操作者が任意に、現像手段16へト
ナー補給を行う(補給するための現像手段16との接続
部は不図示)。トナーボトルTBを装着するための画像
形成装置側の受け入れ部がトナーボトル装着壁h3であ
り、後述するように、クリーナ冷却手段のダクトd1の
一部を構成している。
【0046】図2は、図1で説明した画像形成装置の外
装と、書き込み部Dと、画像形成部Eと、冷却手段との
関係を示す部分断面図である。図3は、冷却手段の一つ
であるクリーナ冷却手段を、図4は、もう一つの冷却手
段である定着部冷却手段を示す上面図である。
【0047】クリーナ冷却手段は、吸気ファンF1と、
ダクトd1とから構成される。吸気ファンF1から外気
を取り入れ、ダクトd1を通って、クリーナ21近傍ま
で送り込んで冷却を行う。本実施の形態では、クリーナ
冷却手段のファンは吸気ファンとしたが、排気ファンで
あっても構わない。但し、効率的にクリーナを冷却する
には吸気ファンであることが好ましい。ダクトd1は、
書き込み部外装h1(上壁)、画像形成装置の本体外装
h2、トナーボトル装着壁h3(下壁)、側壁h4、吸
気ファンF1と書き込み部外装h1をつなぐ接続壁h5
および書き込み部外装h1からクリーナ21まで誘導す
る誘導壁h6から構成される(h1〜h6を壁面とす
る)。
【0048】尚、ダクトd1を構成する側壁h4は、書
き込み部外装h1と、本体外装h2との間隙を埋めるよ
うにテーパ状に貼付された部材である。側壁h4の素材
は特に限定されず、スポンジ等の弾性部材等を用いるこ
とが出来る。
【0049】ダクトd1は専用の配管ではなく、画像形
成装置内の既存の部材の外壁を利用するものであるた
め、専用の配管を別途用意する必要がなく、画像形成装
置内のスペース的にも無駄がない。しかも、ダクトd1
を構成する書き込み部D、トナーボトル装着壁h3も同
時に冷却する効果が得られるため、効率的である。書き
込み部Dの冷却は光学系の精度を維持し、トナーボトル
装着壁h3の冷却はトナーボトルTBに内包されるトナ
ーの品質保持に役立つこととなる。また、当然ながらク
リーナ21の冷却については、専用の冷却手段としたこ
とで効率的になり、残留トナーの劣化を防止するために
優れた効果を奏することがわかった。
【0050】従来、定着部とクリーナの間隙に外気を取
り込む、又は、定着部の近傍に排気ファンを設けて熱気
を排出する冷却機構は存在したが、これでは定着部の熱
がクリーナに移動する場合もあり非効率であったが、こ
れが解消できた。さらに、定着部冷却手段(後述)の空
気の流入方向と、クリーナ冷却手段の空気の流入方向と
を同じにし、定着部上部に設けた排気ファンF3によっ
て熱気を排出するようにしたので、定着部H近傍の熱い
空気がクリーナ21付近に流入することがない。
【0051】定着部冷却手段は、吸気ファンF2と、排
紙トレイTの下壁とトナーボトル装着壁(上壁)の間隙
に配設されたダクトd2(専用配管)と、から構成され
る。図4に示すように、ダクトd2は、吸気ファンF2
から定着部Hの幅方向の両端に分岐している。この分岐
構造によって定着部Hの両端部を集中的に冷却すること
が可能となっている。定着部Hは、画像形成可能な最大
幅(実際は余裕をみてそれ以上)の長さを有した加熱ロ
ーラであり、ローラ全長にわたって発熱しているが、常
に最大幅を有するシートPが通過して、定着を行うわけ
ではない。つまり、幅の小さいシートPが通過する場
合、定着部Hの両端は使用されないため、シートPへの
熱移動のない両端のみ温度上昇が激しくなる傾向があ
る。よってダクトd2のような分岐構造として、ローラ
全長の温度均一化のため、特に集中して定着部Hの両端
を冷却することが有効である。
【0052】F3は、排気ファンであって、画像形成装
置内の熱を排出するためのものである。吸気ファンF
1、F2により取り込む外気の通気も兼ねる。熱い空気
は画像形成装置の上部に滞留しやすいので、排気ファン
F3のこの配置は、効率よく熱気を排出することが出来
て好ましい。また、本実施の形態においては、画像形成
装置内で最も発熱する定着部Hの近くに排気ファンF3
を設けたので放熱するのにより効率的である。
【0053】尚、クリーナ21が、定着部Hの下側に位
置しているので、上部に溜まりやすい(上昇しやすい)
定着部Hの熱気は、下側のクリーナ21に影響を与えに
くい構成であり好ましい。
【0054】BLは、クリーナ21に配設されたブレー
ドであって、その先端を像担持体10の表面に当接さ
せ、像担持体10が矢印方向に回転することによって、
像担持体10上の残留トナーを掻き取る。掻き取られた
残留トナーは、クリーナ21内に回収され、図示しない
スクリュー等の残留トナー搬送手段により、現像手段1
6まで搬送され、現像のために再利用される。このと
き、クリーナ21内で滞留している残留トナーが、画像
形成装置内の熱によって溶解し、ブロッキングを起こ
し、結果として再利用されるトナーの品質を劣化させな
いようクリーナ21を冷却する効果を有するのが上述の
クリーナ冷却手段である。
【0055】Sは、クリーナ21外部で、且つ、クリー
ナ21の近傍に配設された温度センサである。温度セン
サSは、あくまでもクリーナ21近傍の温度を検知する
ものであるが、後述するように、その検知温度からクリ
ーナ21内の温度〜すなわちクリーナ21内で滞留して
いる残留トナーの置かれている環境温度〜を推測し、ク
リーナ冷却手段の制御(この場合ファンF1の動作制
御)を行う。
【0056】その他図2に示す部材で、図1と同じ部材
番号のものは、図1と同様の部材である。
【0057】上述のクリーナ冷却手段または定着部冷却
手段は、吸気ファンを用いてクリーナまたは定着部に外
気を吹き付ける方式をとっているが、外気に含まれる塵
埃を装置内に吹き付けることになるので、また、電力の
負荷がかかるため、画像形成装置に電源を投入している
間中、常に、作動させておくのは好ましくはない。
【0058】一方、電源投入直後のアイドリング時や、
片面コピーモード/両面コピーモードといった画像形成
モードの違い、トナー像を転写するシートの大きさ、連
続して画像形成を行うかどうか等の使用条件によって、
画像形成装置内の温度は変化する。すなわち、片面コピ
ーモードに比べ、両面コピーモードは、定着部を通って
熱をもったシートが画像形成装置内を移動するため、温
度上昇しやすい。また、シートのサイズが大きいと、定
着部の加熱ローラ全体から熱を奪った後に排出されるた
め、熱の外部への放出が促進されるが、シートのサイズ
(幅)が小さいと、前述のように加熱ローラの両端の温
度上昇を防止するための定着部冷却手段による吸引風に
より、加熱ローラの余剰な熱が画像形成装置内にこもり
やすい。当然ながら小サイズのシートが連続して行われ
れば、画像形成装置内の温度上昇は加速されることにな
る。このように画像形成装置内の温度は一定ではなく、
常に変動するので、これに対応して効率的にクリーナ冷
却手段を稼働させ、クリーナの温度を一定に維持するた
めには、クリーナの温度を検知しつつ、該検知温度に応
じてクリーナ冷却手段を制御することが最も好ましい。
【0059】しかしながら、クリーナ内部には回収した
残留トナーが滞留しており、温度センサを設置すること
が出来ない。必然的に、外部のクリーナ近傍に設置する
こととなるが、検知する温度はクリーナ内の残留トナー
の置かれている環境温度ではないため、実際に温度セン
サの検知温度とクリーナの内部温度との間に誤差が生じ
る。この誤差を補正して正確なクリーナ内部温度を推定
し、且つ、なるべく少ないファンの作動によって効率的
に、クリーナ冷却手段を稼働させることが望まれる。
【0060】以下、このようなクリーナ内部温度の正確
な推定と、効率的なクリーナ冷却手段の制御について、
図1〜図4で説明した画像形成装置に対応して説明す
る。
【0061】図5は、クリーナ冷却手段等の冷却手段の
制御を説明するためのブロック図である。画像形成部
E、温度センサS、吸気ファンF1、吸気ファンF2、
排気ファンF3は上述のものと同様である。制御手段C
PUは、冷却手段を含む画像形成装置全体の動作の制御
を行う。表示手段としての表示パネル(兼操作パネル)
OPからの設定情報、クリーナ近傍に設けられた温度セ
ンサSからの検知温度情報等に基づいて、画像形成部E
またはクリーナ冷却手段である吸気ファンF1等の制御
を行う。制御手段CPUは、基板の形で、画像形成装置
内に配設されているものである(図1〜4には不図
示)。表示手段としての表示パネルOPは、液晶タッチ
パネル等の操作者による画像形成条件の入力・操作手段
を兼ねたディスプレイであり、制御手段CPUが検知し
た動作異常等を操作者に警告を促す意味で表示すること
が出来る。また、本実施の形態では、表示パネル(兼操
作パネル)OPは、操作者が、画像形成の両面コピー/
片面コピー等の画像形成モードや、シートサイズ、画像
濃度、コピー枚数等を設定することが出来るようになっ
ている。
【0062】次に、温度センサSの実際の検知温度か
ら、クリーナ21内部の温度を正確に推定するための補
正方法について述べる。
【0063】まず、温度センサSは、その検知性能にお
いて「生産ばらつき」を有するため、温度センサ自体の
精度について補正する必要がある。生産ばらつきは、正
確な温度から2〜3℃の幅を持って誤差を生じると推定
される。
【0064】よって、画像形成装置に温度センサを組み
付ける前に、温度センサ自体の性能を検査し、誤差がど
れくらい出るものか、その不正確さを「調整データ」と
してチェックしておく。調整データは、基準温度環境下
において、各温度センサの検知温度を測定し、当該基準
温度から何度ズレているかという値である。そして、画
像形成装置に当該温度センサを組み付ける際に、この調
整データをクリーナ冷却手段の制御において反映させ
る。例えば、生産後の性能検査で、検知温度が正確な温
度よりも2℃高く出力される温度センサSの調整データ
は+2℃となる。この温度センサSを、クリーナ21近
傍に組み付ける際、制御手段CPUが、温度センサSか
ら出力される検知温度に、常に2℃をプラスして、制御
を判断するよう調整するのである。例えば、正確な温度
で43℃を越えたら吸気ファンF1を回転させる制御を
行いたい場合には、温度センサSが実際に出力する検知
温度が41℃を越えたら制御手段CPUは吸気ファンF
1を作動させるように調整するということである。温度
センサSは、クリーナ21近傍に設置する必要から、像
担持体10を保持し、画像形成装置の本体から脱着して
交換可能な枠体(以後、ドラムカートリッジと称する)
に配設されていることが好ましいが、この場合、ドラム
カートリッジの交換毎に温度センサSも交換されること
になる。よって、当該ドラムカートリッジにシール等を
用いて温度センサの調整データをマーキングしておき、
ドラムカートリッジの交換時に画像形成装置の制御手段
CPUの設定を操作者が変更するようにすればよい。こ
の場合のドラムカートリッジは、少なくとも像担持体1
0と温度センサSを配設していればよいが、クリーナ2
1または現像手段16等を一緒に保持するように設計し
てももちろん構わない。
【0065】次に、クリーナ21近傍に配置した温度セ
ンサSの検知温度Tsと、実際のクリーナ21内部の温
度との誤差を補正する方法について述べる。上述したよ
うに、画像形成装置内の温度は常に変動する。よって、
発熱源からクリーナ21への温度の伝わりの時間差、発
熱源の放出する熱量の変動等を考慮して検知温度Ts
補正し、クリーナ21内部の温度をより正確に推定する
必要がある。例えば、電源投入直後のアイドリング時
は、各部材が静止状態のため、画像形成装置内の空気の
対流が比較的少なく、定着部H近くに配置されるクリー
ナ21の温度は、それより遠方に配置される温度センサ
Sの検知温度より高くなる傾向がある。また、画像形成
モードによってクリーナ21の温度と温度センサSの温
度差が変化すると予想されるため、補正値を適宜変更す
ることが好ましい。
【0066】画像形成モードによる変更としては、例え
ば、片面コピーモードよりも、両面コピーモードの方
が、クリーナ21の温度は、温度センサSの検知温度よ
り高くなっていることが予想される。また、コピーサイ
ズが大きいもの(A3、A4サイズ等)よりも、幅の小
さいもの(B5R、B6サイズ等)の方が、定着部冷却
手段の作動により、クリーナ21の温度は、温度センサ
Sの検知温度より高くなっていることが予想される。よ
って、高くなっていると予想される温度分を補正値(T
ad)として加える補正を行う。下記表に、補正値
(Tad)の一例を示す。
【0067】
【表1】
【0068】また、上記補正による制御は、微分値制御
であることが好ましい。具体的には、過去30分の温度
センサSからの検知温度を5分毎に保持しておき、その
検知温度に対して平均化処理した計算値を用いて補正値
を算出する方法がある。これについては図9にて後述す
る。
【0069】次に、制御手段CPUによる、クリーナ冷
却手段の動作について説明する。上述の画像形成装置の
場合、クリーナ冷却手段の動作は、吸気ファンF1の動
作開始および動作停止(ON/OFF)および吸気ファ
ンF1の回転数(Low/High)の変更によって行
う。例えば、吸気ファンF1の回転数をLowのとき2
100rpm、Highのとき4200rpmと設定
し、LowまたはHighに切り替えることによって行
う。
【0070】吸気ファンF1は、頻繁にON/OFFを
行うことは好ましくない。また、吸気ファンをON/O
FFすると振動を発生するが、書き込み部Dの動作中は
画像書き込み精度が下がるため、これを回避することが
望ましい。さらに、定着部冷却手段(吸気ファンF2)
や排気ファンF3の動作も、騒音や効率の点から、同期
させてクリーナ冷却手段と一緒に動作させることが好ま
しい。下表に、温度センサSの出力温度(実際の検知温
度に上述の補正をしたもの)と、吸気ファンF1の動作
制御について、一例を示す。
【0071】
【表2】
【0072】また、アイドリング中は、騒音の問題から
なるべく吸気ファンを動作しない方が良い。その為にア
イドリング中ではクリーナ冷却手段を作動させる温度
(制御温度)を変更して吸気ファン動作を抑制する方法
もある。下表に、アイドリング中の吸気ファンF1の動
作制御について、一例を示す。なお、制御温度とは、制
御手段CPUが、クリーナ冷却手段の動作を変更するか
どうか決める判断温度のことである。実際は温度センサ
Sから出力される検知温度Tsに補正値Tadを加えた温
度である。
【0073】
【表3】
【0074】また、クリーナ冷却手段において、吸気フ
ァンF1が回転しない、停止出来ない等の動作異常が発
生した場合には、その動作異常を表示手段である表示パ
ネル(兼操作パネル)OPに表示し、操作者に警告を促
すようにすることが好ましい。例えば、吸気ファンF1
の回転異常については吸気ファンF1自体に異常検知手
段を設けて、当該異常検知手段が異常を検知したときに
表示パネルにFコード(フェイラーコード)を表示させ
たり、温度検知異常については温度センサSの検知温度
が測定外に高温になった場合に同様にFコードを表示さ
せる。
【0075】また、定着部冷却手段の吸気ファンF2の
制御についても、説明したクリーナ冷却手段の吸気ファ
ンF1と同様に制御することが好ましい。そして、効率
的に画像形成装置内を冷却するために、吸気ファンF
1、吸気ファンF2および排気ファンF3は、同期して
動作するように制御することが好ましい。
【0076】図6〜9は、上に説明したクリーナ冷却手
段の制御の一例を具体的に説明するためのフローチャー
トである。
【0077】図6は、温度センサSが出力する検知温度
によって、クリーナ冷却手段の動作(吸気ファンF1の
回転/停止)を制御する場合のフローチャートである。
【0078】まず、温度センサSの出力する検知温度T
sが、予め設定されている吸気ファンF1の回転開始の
制御温度43℃を越えているかどうか確認する(S1
1)。越えていれば吸気ファンF1を回転させる(S1
2)。一定時間後、温度センサSの出力する検知温度T
sが、予め設定されている吸気ファンF1の回転停止の
制御温度38℃を下回っているかどうか確認する(S1
3)。下回っていれば(Yes)吸気ファンF1の回転
を停止し(S14)て終了する。下回っていなければ、
もう一度前のステップS13に戻って同様なフローを繰
り返す。
【0079】図7は、書き込み部Dの動作状況による、
クリーナ冷却手段(吸気ファンF1)の動作制御を示す
フローチャートである。
【0080】吸気ファンF1の回転を開始する前に、書
き込み部Dが書き込み動作中か否か確認する(S2
1)。書き込み動作中でなければ(No)、吸気ファン
F1の回転を開始する(S22)。書き込み動作中であ
れば(Yes)、書き込み部Dに不用な振動を与えるこ
とになるため、再度書き込み動作中であるかどうかの確
認ステップに戻る(S21)。
【0081】図8は、書き込み部Dの動作状況による、
クリーナ冷却手段(吸気ファンF1)の動作制御を示す
フローチャートである。
【0082】まず、画像形成装置の状態から補正値Tad
を算出する(S31)。補正値Tadの算出方法について
は図9にて後述する。次に、温度センサSから出力され
た実際のクリーナ21近傍の検知温度Tsに、補正値T
adを加えた値が、予め設定しておいた吸気ファンF1を
回転させるかどうかの制御温度43℃より高いかどうか
を確認する(S32)。このときの制御温度43℃は、
上述の温度センサSの調整データを反映させた値である
ことが好ましい。Ts+Tadが43℃を越えていたら
(Yes)、制御手段CPUは吸気ファンF1を回転さ
せる(S33)。越えていなかったら(No)、再度補
正値Tad算出処理のステップに戻る(S31)。一方、
吸気ファンF1の回転(S33)から一定時間後、また
補正値Tad算出処理を行い(S34)、Ts+Tadが3
8℃を下回っているかどうか確認する(S35)下回っ
ていなければ(No)、吸気ファンF1の回転はそのま
ま継続し(S34)、下回っていれば(Yes)、吸気
ファンF1の回転を停止する(S36)。
【0083】図9は、補正値Tadの算出処理の一形態に
ついて示すフローチャートである。上述の表1で説明し
た補正値Tadは、ある時点における温度センサSの検知
温度Tsと当該時点における画像形成装置の状態のみか
ら制御を決定する例であるが(サンプリングデータは1
点のみ)、ここで説明するものは、過去の複数のサンプ
リングデータからより正確な補正値Tadを算出するもの
である。画像形成装置内の温度の上昇傾向や、下降傾向
を加味することが出来て好ましい。
【0084】まず、画像形成装置内に設置した内部タイ
マーにて、一定間隔で(例えば5分毎に)、アイドリン
グ中なのか、画像形成モードなのか、画像形成モードで
あれば、片面コピーモードなのか、両面コピーモードな
のかといった、その時点における画像形成装置の状態を
データとして蓄積していく(S41,S42)。ここで
は5分おきに6つのデータをサンプリングし、当該6つ
のサンプリングデータから補正値Tadを決定する。ある
時点をkとして扱うと、kから5分前はk−1、kから
10分前はk−2・・・kから25分前はk−5という
ことになる。次に、kにおける画像形成装置の状態か
ら、kにおける補正要素値を参照する(S43)。この
ときの補正要素値とは、上述の表1に示したような補正
値のことであり予め設定されているものである。ここで
kの時点における補正要素値をTkと定義する。たとえ
ばkの時点で、画像形成装置の状態がアイドリング状態
であればTkは+7℃ということである(表1より)。
また、kから5分前のk−1の時点における画像形成装
置の状態が、片面コピー/大サイズの画像形成モードに
移行していれば、補正要素値Tk-1は+0℃である。こ
のようにして6つの補正要素値Tk〜Tk-5を決定する
(S44)。そして、予め決めておいた演算式にTk
k-5を代入し、補正値Tadを算出する(S45)。こ
の補正値Tadを、実際の温度センサSから出力されてき
た検知温度Tsに加えたもので制御を判断することにな
る。ステップS45では、単純に6つの補正要素値を単
純平均したものを補正値Tadとしてあるが、現時点から
近い時間のサンプリングデータに重み付けをして計算し
たものを使用する微分値制御にしてもよい。
【0085】さらに時間経過とともにkをインクリメン
トして(S46)、次の時点における補正値Tadを算出
処理するかどうか判断する(S47)。演算処理を継続
する場合は(Yes)、ステップS41に戻り、継続し
ない場合は(No)、終了する。
【0086】
【発明の効果】クリーナ冷却手段を有し、前記クリーナ
冷却手段を安定に、且つ、効率的に制御出来る画像形成
装置を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のデジタル式画像形成装置の構成を示す
模式図である。
【図2】図1の画像形成装置の書き込み部と、画像形成
部と、冷却手段との関係を示す部分断面図である。
【図3】クリーナ冷却手段を示す上面図である。
【図4】定着部冷却手段を示す上面図である。
【図5】クリーナ冷却手段等の冷却手段の制御を説明す
るためのブロック図である。
【図6】温度センサが出力する検知温度によって、クリ
ーナ冷却手段の動作制御をする場合のフローチャートで
ある。
【図7】書き込み部の動作状況による、クリーナ冷却手
段の動作制御を示すフローチャートである。
【図8】書き込み部の動作状況による、クリーナ冷却手
段の動作制御を示すフローチャートである。
【図9】補正値Tadの算出処理の一形態について示すフ
ローチャートである。
【符号の説明】
1 画像形成装置 10 像担持体 14 帯電電極 16 現像手段 18 転写電極 21 クリーナ 22,24 給紙トレイ BL ブレード D 書き込み部 F1,F2 吸気ファン F3 排気ファン S 温度センサ T 排紙トレイ TB トナーボトル d1,d2 ダクト
フロントページの続き (72)発明者 小磯 順一 東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式 会社内 Fターム(参考) 2H027 DA11 DE07 DE10 EA09 EA11 EC06 EF09 JB13 JB17 JB20 JB22 JB23 JB24 JC07 2H034 AA00 BF00 CB00 CB01

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 像担持体と、前記像担持体に潜像を書き
    込む書き込み部と、前記潜像を現像してトナー像を形成
    する現像手段と、前記トナー像を記録材に転写する転写
    手段と、前記トナー像を転写された記録材を加熱して定
    着する定着部と、前記転写手段による転写後、前記像担
    持体に残留している残留トナーを回収するクリーナと、
    を有する画像形成装置において、 前記クリーナを冷却するクリーナ冷却手段を有し、前記
    クリーナ冷却手段は、前記画像形成装置の外装から前記
    クリーナ近傍までのダクトを有し、前記ダクトの一部が
    前記書き込み部の外装の一部となっていることを特徴と
    する画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記ダクトが、ファンを有することを特
    徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 前記ダクトの一部が、前記画像形成装置
    の外装の一部となっていることを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記画像形成装置は、前記現像手段にト
    ナーを補給するトナーボトルを装着可能なトナーボトル
    装着壁を有し、前記ダクトの一部が、前記トナーボトル
    装着壁の一部となっていることを特徴とする請求項1〜
    3のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 像担持体と、前記像担持体に潜像を書き
    込む書き込み部と、前記潜像を現像してトナー像を形成
    する現像手段と、前記トナー像を記録材に転写する転写
    手段と、前記トナー像を転写された記録材を加熱して定
    着する定着部と、前記転写手段による転写後、前記像担
    持体に残留している残留トナーを回収するクリーナと、
    を有する画像形成装置において、 前記クリーナを冷却するクリーナ冷却手段と、前記クリ
    ーナ近傍の温度を検知する温度センサと、前記温度セン
    サの検知温度に応じて前記クリーナ冷却手段を制御する
    制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーナ冷却手段は、ファンを有
    し、前記制御手段は、前記ファンの動作を制御すること
    により前記クリーナ冷却手段の制御を行うことを特徴と
    する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 【請求項7】 前記ファンの回転数を変更することによ
    り前記クリーナ冷却手段の制御を行うことを特徴とする
    請求項6に記載の画像形成装置。
  8. 【請求項8】 前記制御手段は、アイドリング時と、コ
    ピー動作時とで、クリーナ冷却手段の制御が異なること
    を特徴とする請求項5〜7のいずれか1項に記載の画像
    形成装置。
  9. 【請求項9】 前記制御手段は、前記書き込み部の動作
    中は、前記クリーナ冷却手段の動作開始または動作停止
    を行わないよう制御することを特徴とする請求項5〜8
    のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  10. 【請求項10】 前記制御手段は、前記温度センサの検
    知温度に対し、画像形成モードに応じた補正値を加え、
    前記補正した温度に応じて、前記クリーナ冷却手段の制
    御を行うことを特徴とする請求項5〜9のいずれか1項
    に記載の画像形成装置。
  11. 【請求項11】 前記検知温度に対する補正は、微分値
    制御であることを特徴とする請求項10に記載の画像形
    成装置。
  12. 【請求項12】 前記画像形成装置は、表示手段を有
    し、前記制御手段が、前記クリーナ冷却手段の動作異常
    を検知した場合には、前記表示手段に動作異常を表示す
    ることを特徴とする請求項5〜11のいずれか1項に記
    載の画像形成装置。
  13. 【請求項13】 像担持体と、前記像担持体に潜像を書
    き込む書き込み部と、前記潜像を現像してトナー像を形
    成する現像手段と、前記トナー像を記録材に転写する転
    写手段と、前記トナー像を転写された記録材を加熱して
    定着する定着部と、前記転写手段による転写後、前記像
    担持体に残留している残留トナーを回収するクリーナ
    と、を有する画像形成装置において、 前記クリーナを冷却するクリーナ冷却手段と、前記定着
    部を冷却する定着部冷却手段と、前記クリーナ冷却手段
    と前記定着部冷却手段の動作を同期させるよう制御する
    制御手段と、を有することを特徴とする画像形成装置。
  14. 【請求項14】 予め測定した前記温度センサの検知温
    度の生産ばらつきを調整データとし、前記制御手段は、
    前記クリーナ冷却手段を制御するときに、前記調整デー
    タを加味して制御を行うことを特徴とする請求項5〜1
    2のいずれか1項に記載の画像形成装置。
  15. 【請求項15】 前記温度センサが、前記像担持体を保
    持し前記画像形成装置から脱着して交換可能なカートリ
    ッジに配設されており、前記カートリッジを交換すると
    きに、前記調整データを変更することを特徴とする請求
    項14に記載の画像形成装置。
JP2000004509A 2000-01-13 2000-01-13 画像形成装置 Pending JP2001194973A (ja)

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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008292895A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Konica Minolta Business Technologies Inc 画像形成装置
JP2015049469A (ja) * 2013-09-04 2015-03-16 コニカミノルタ株式会社 画像形成装置、画像形成システム、画像形成方法および画像形成制御プログラム
JP2015087466A (ja) * 2013-10-29 2015-05-07 ブラザー工業株式会社 画像形成装置
JP7374733B2 (ja) 2019-11-26 2023-11-07 キヤノン株式会社 画像形成装置
JP7453776B2 (ja) 2019-11-26 2024-03-21 キヤノン株式会社 画像形成装置

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