JP3722208B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、帯電ローラ等の帯電装置を感光体に接触させてこの感光体を帯電し、帯電した感光体上に静電潜像を形成することで画像を形成する画像形成装置の技術分野に属し、特に、帯電装置の帯電部材を清掃部材によって清掃するようになっている画像形成装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】
静電複写機やプリンタ等の画像形成装置は感光体を帯電する帯電装置を備えており、この帯電装置として、従来、コロナ帯電が広く利用されている。しかし、このコロナ帯電はオゾンや窒素酸化物が発生して感光体などの表面に付着するので、画像欠陥を起こすという問題がある。
【0003】
そこで、帯電装置として、電圧を印加した例えばウレタンゴム等からなる帯電部材を感光体に接触させて感光体を帯電させるという接触帯電方式が、例えば特開昭63−149668号公報において提案されている。このような接触帯電方式の帯電によれば、前述のコロナ帯電で発生する問題が解消される。
しかしながら、接触帯電方式は帯電部材が感光体に接触していることから、クリーニング装置からすり抜けた感光体上のトナーや現像器から飛散したトナー等の異物が帯電部材の表面に付着してしまう。このため、感光体の帯電不良が引き起こされ、画像劣化が発生してしまう。
【0004】
このようなことから、帯電部材の表面に付着したトナー等の異物を取り除くための清掃部材を備えた画像形成装置が、従来から種々提案されている。このような画像形成装置の清掃部材は常時帯電部材に接触していると、帯電部材の表面が傷ついて帯電不良を起こしてしまうので帯電部材に対して離接可能に設けられている。そして、この清掃部材は、帯電部材を清掃するときのみこの帯電部材に接触され、帯電部材を清掃しないときには帯電部材から離間された状態に設定されるようになっている。その場合、帯電部材の清掃は一般的に定期的に行われるようになっており、したがって清掃部材の離接動作も定期的に行われている。この清掃部材を備えた画像形成装置によれば、帯電部材の表面が清掃され、感光体の帯電が良好になる。
【0005】
このような帯電部材に対して清掃部材を離接動作を実施するタイミングとして、特開平6−3930号公報には帯電部材が回転しているときに、離接動作を実施する方法が開示されており、また、特許第2853208号公報には、帯電部材の回転と離接動作とを同時に実施する方法が開示されている。更に、帯電部材に対する清掃部材の離接の動作方法としては、従来のほとんどの画像形成装置では、清掃部材を帯電部材の径方向に移動させるようにしている。
また、清掃部材の離接動作を実施しなく、清掃部材を単に帯電部材の軸方向に往復動させながら、帯電部材を清掃する方法も、例えば特開平7−110618号公報や特開平7−134474号公報において提案されている。
【0006】
一方、帯電部材の清掃部材としては、例えば特開平7−168422号公報等に開示されているようにブラシが用いられており、このブラシにより、帯電ローラの表面を傷つけることなく、かつ清掃部材の当接圧の調整も必要とせずに、帯電ローラの表面のすじ汚れによる帯電むらの発生が防止されるようになっている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、帯電部材の清掃を繰り返すことにより、清掃部材中に除去したトナーが徐々に蓄積される。このトナーが蓄積された清掃部材を、特開平6−3930号公報に開示されているように回転している帯電部材に当接させるか、あるいは特許第2853208号公報に開示されているように清掃部材の離接動作と同時に帯電部材を回転させるかした場合、帯電部材に対して清掃部材が当接する瞬間あるいは離れる瞬間に、清掃部材が帯電部材の回転により叩かれてしまうおそれが考えられる。このように清掃部材が帯電部材の回転で叩かれると、清掃部材に蓄積されたトナーが飛散してしまう。そして、この飛散したトナーにより、感光体等が収容されたプロセスカートリッジ内あるいは画像形成装置本体内が汚染されて、画質の劣化を招いてしまう。
【0008】
更に、清掃部材の離接機構を有する帯電部材の清掃装置においては、帯電部材から清掃部材が離れるときに、帯電部材と清掃部材とが接するニップ部に堆積しているトナーによって、帯電部材上にいわゆる離間すじが発生してしまうことがあるが、この離間すじによって、次のような問題が生じる。すなわち、
(1) 離間すじの一部が帯電部材上に帯電部材の回転方向に対してすじ状に残るばかりでなく、清掃部材の離接動作が径方向であるため、常時同一の個所がすじ状になってしまい、帯電不良の原因になる。
(2) 離間すじの一部のトナーは感光体に移動するが、他の一部のトナーは帯電部材の下に零れ落ちて離接動作の度毎に堆積し、プロセスカートリッジ内やさらには画像形成装置内を汚染し、画像形成装置の品質を劣化させる。
【0009】
そこで、本出願人はこのような問題を解決した画像形成装置を特許出願している(特願平11−195953号)。この特許出願の画像形成装置では、清掃部材が帯電部材に対して軸方向に移動しながら当接するようになっている。
【0010】
ところで、この特許出願のような画像形成装置における帯電部材の清掃部材としてブラシを用いることが考えられる。しかし、ブラシはその製造工程に起因して、そのブラシ植毛が帯電部材に垂直に当接したとき倒れやすい方向と倒れにくい方向とが存在する。つまり、ブラシ植毛はブラシの長手方向に延びる部材に垂直にかつブラシの長手方向全体にわたって均一に当接されて荷重を加えられたとき、ほぼ一方向に倒れる倒れ習性を有している。例えば、図4(a)に示すように清掃部材10を多数のブラシ植毛10aからなるブラシで形成し、これらのブラシ植毛10aを荷重がかからない自由状態では支持部材11に垂直に直立するように支持させた状態で、これらのブラシ植毛10aをブラシの長手方向に延びる部材αに垂直にかつブラシの長手方向全体にわたって均一に当接させてブラシ植毛10aに荷重を加えたとき、図4(b)に示すようにブラシ植毛10aは支持部材11に対して左方向に倒れる倒れ方向Bとなるか、あるいは図4(c)に示すように右方向に倒れる倒れ方向Cとなるかのいずれか一方向に倒れるという倒れ習性を有している。
【0011】
このように、ブラシ植毛の倒れ習性がブラシによって種々異なると、ブラシの倒れ方によっては、帯電部材へのブラシの当接荷重が異なって不安定になりやすい。このため、清掃むらが発生して清掃能力が低下してしまう。このため、帯電部材の清掃が十分行われなくなり、前述と同様に帯電むらが生じて帯電能力が低下し、画質が著しく劣化しするという問題がある。
【0012】
本発明は、このような問題に鑑みてなされたものであって、その目的は、ブラシの持つ倒れ習性を考慮して、より効果的に帯電部材の清掃を行うことのできる画像形成装置を提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、請求項1の発明は、静電潜像が形成される感光体と、この感光体に接触して感光体を帯電する帯電部材と、この帯電部材に対して離接可能に設けられて前記帯電部材を清掃する清掃部材とを少なくとも備え、前記清掃部材を前記帯電部材に当接させた状態で前記帯電部材を回転させることで前記帯電部材の清掃を行うようになっている画像形成装置において、前記清掃部材が多数のブラシ植毛からなるブラシで形成されており、前記ブラシ植毛が自由状態で前記ブラシの長手方向にわたって均一にかつ垂直に荷重をかけたとき一方向に倒れる倒れ習性を有しており、前記帯電部材に対する前記清掃部材の離接動作方向が、前記帯電部材の軸線方向に移動する成分を有する斜め方向に設定されているとともに、前記清掃部材のブラシ植毛の前記倒れ習性による倒れ方向が、前記清掃部材が前記帯電部材に当接する際の前記軸線方向の移動成分の方向と同方向に設定されていることを特徴としている。
【0014】
【作用】
このように構成された本発明の画像形成装置においては、帯電部材の清掃のため清掃部材のブラシが帯電部材の軸線方向に移動する成分を有する斜め方向に移動して帯電部材に当接するとき、ブラシのブラシ植毛がその倒れ習性による倒れ方向に逆らってブラシが帯電部材に当接する際の軸線方向の移動成分の方向とは逆の方向に倒れるようになる。このようにブラシ植毛が帯電部材に当接する際の軸線方向の移動成分の方向とは逆の方向、つまりその倒れ習性である倒れ方向とは逆方向に倒れる場合は、ブラシ植毛が抵抗しながら倒れ習性による倒れ方向とは逆方向に小さく倒れるようになる。したがって、ブラシ植毛は帯電部材に対してこれに付着しているトナー等の異物が取れる方向に当たるため、帯電部材からトナー等の異物を削り取るようになり、クリーニング能力(清掃能力)が高くなる。
【0015】
また、この清掃部材による帯電部材の清掃が終了すると、ブラシは帯電部材から元の方向へ、軸線方向の移動成分の方向に対して斜めに離間するが、このとき、ブラシ植毛が帯電部材の軸線方向に移動する成分を有する斜め方向に移動して離間する方向、つまりブラシ植毛の倒れ習性による倒れ方向とは逆方向に小さく倒れているので、元に復帰するための弾性復元力が小さくなっている。このため、ブラシ植毛は帯電部材からの離間時に、清掃後にも帯電部材に付着しているトナー等の異物をはじき飛ばすことがないので、装置を汚さない。
【0016】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて、本発明の実施の形態について説明する。
図1は、本発明の画像形成装置の実施の形態の一例が適用されたフルカラ−の中間転写型の画像形成装置を模式的に示す図、図2はこの例の清掃部材と帯電部材との関係を模式的に示す図である。
図1に示すように、この例の画像形成装置1は、感光体(以下、OPCともいう)2、帯電装置3、露光装置4、現像装置5、中間転写装置6、およびクリーニング装置7を備えているとともに、図示しないが中間転写装置6の転写ベルト6aに転写された中間転写画像を転写紙等の転写材に転写する転写装置および転写材に転写された転写画像を定着する定着装置を備えている。
【0017】
帯電装置3、露光装置4、現像装置5、中間転写装置6、およびクリーニング装置7は、従来の画像形成装置と同様にOPC2の周囲にこれらの順に図において時計回りに配設されている。
この例の画像形成装置1における帯電装置3は、図2に示すようにOPC2に接触してこのOPC2を帯電するための帯電ローラ等の帯電部材9、この帯電部材9に対して離接可能とされ、帯電部材9と接触時にその表面を清掃する清掃部材10、および図に矢印で示すように上下左右方向、つまり帯電部材9の回転軸9aの軸方向かつ帯電部材9の径方向に斜めに移動可能に設けられ、清掃部材10を保持する保持部材11を備えている。したがって、清掃部材10も帯電部材9の回転軸9aの軸方向かつ帯電部材9の径方向に斜めに移動可能であり、つまり清掃部材10は図2において斜め右下方向に移動して帯電部材9の帯電部9bに当接可能であり、また元の方向の斜め左上方向に移動して帯電部材9から離間可能になっている。
【0018】
この清掃部材10および支持部材11は、図1に示すように支持部材11の長手方向に設けられた一対のばね13,14のばね力で帯電部材9に当接するようになっているとともに、帯電部材9の長手方向に延設された図示しないカム部材で帯電部材9から離間するようになっている。清掃部材10を帯電部材9に対して離接させるため、カム部材を駆動する駆動手段は適宜の手段を用いることができ、ここではこの駆動手段の説明は省略する。
【0019】
前述の図4に示すブラシと同様に、この例の清掃部材10は多数のブラシ植毛10aからなるとともに、各ブラシ植毛10aはこれらのブラシ植毛10aに荷重が加えられない自由状態では保持部材11に対して垂直に直立して植毛されている。そして、これらのブラシ植毛10aは長手方向の部材に垂直に当接されたとき、一方向つまり図4(c)に示す場合と同様に右方向に倒れやすい倒れ習性を有している。
そして、この例の画像形成装置1では、図3(a)に点線で示すように清掃部材10のブラシが帯電部材9に対し当接、離間する離接方向である斜め右下方向A、つまり清掃部材10の帯電部材9の軸線方向に移動する成分を有する斜め離接方向と、ブラシ植毛10aが倒れ習性による倒れ方向Cとが互いに同方向になるように設定されている。すなわち、清掃部材10の離接方向Aの傾斜方向と倒れ方向Cの傾斜方向とが互いに逆方向に設定される。
【0020】
このように清掃部材10のブラシを設けることにより、図3(a)に示すように帯電部材9の清掃のため清掃部材10が斜め右下方向に移動して帯電部材9に当接方向Aで当接するとき、図3(b)に示すように清掃部材10のブラシ植毛10aはその当接時に加えられる当接方向Aの荷重によりその倒れ習性による倒れ方向Cに逆らってブラシの帯電部材9への当接方向Aとは逆の方向Bに倒れるようになる。このようにブラシ植毛10aがブラシの帯電部材9への当接方向Aとは逆の方向、つまりその倒れ習性による倒れ方向Cとは逆方向Bに倒れる場合は、ブラシ植毛10aが抵抗しながら倒れ習性による倒れ方向とは逆方向に小さく倒れるようになる。
【0021】
したがって、ブラシ植毛10aは帯電部材9に対してこれに付着しているトナー等の異物が取れる方向に当たるため、帯電部材9からトナー等の異物を削り取るようになり、クリーニング能力が高くなる。また、この清掃部材10による帯電部材9の清掃が終了すると、ブラシは帯電部材9から元の方向Aへ斜めに離間するが、このとき、ブラシ植毛10aがブラシの離間方向A、つまりブラシ植毛10aの倒れ習性による倒れ方向Cとは逆方向Bに小さく倒れているので、元に復帰するための弾性復元力が小さくなっている。このため、ブラシ植毛10aは帯電部材9からの離間時に、清掃後にも帯電部材9に付着しているトナー等の異物をはじき飛ばすことがないので、装置内を汚すようなことはない。
【0022】
現像装置5は、従来のフルカラーの画像形成装置の現像器と同様に、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒の各現像器28,29,30,31を備えており、これらの各現像器28,29,30,31はOPCの外周に沿って配設されている。その場合、各色の現像器28,29,30,31の配設順序は、前述の順序に限定されることなく任意に設定される。なお、以下の説明では、説明の便宜上、前述の色の順序、つまり、イエロー、マゼンタ、シアン、および黒の順で各現像器28,29,30,31が配設されているものとする。
【0023】
クリーニング装置7も、従来のフルカラーの画像形成装置と同様にクリーナハウジング32およびクリーニングブレード33を備えている。その場合、クリーナハウジング32は、図示のようにプロセスカートリッジ8の枠体8aと一体に形成されている。なお、クリーナハウジング32はプロセスカートリッジ8の枠体8aと別体に形成し、このプロセスカートリッジ8に取り付けるようにすることもできる。
【0024】
このように、この例の画像形成装置1では、OPC2、帯電部材9、帯電部材9の清掃部材10、現像装置5、およびクリーニング装置7が、1つのプロセスカートリッジ8の枠体8a内に収容されている(なお、図1には現像装置5およびクリーニング装置7がプロセスカートリッジ8の枠体8a内に収容されていることが示されていないが、これらはこの例でも従来と同様の方法でプロセスカートリッジ8の枠体8a内に収容されている)。
【0025】
このように構成されたこの例の画像形成装置1の作動について説明する。
まず、通常時は、清掃部材10は図5に示す離間位置に設定されて帯電部材9から離間している。画像形成にあたり、従来の一般的な画像形成装置と同様に帯電部材9でOPC2の表面に帯電させた後、露光装置4で画像がOPC2上の帯電された部分に静電潜像として露光される。そして、このOPC2上の静電潜像がイエロー、マゼンタ、シアン、および黒の各現像器28,29,30,31で順に現像されて可視像化され、更に、OPC2上の現像画像が中間転写装置6に一次転写されて転写装置(不図示)に送られ、この転写装置で色合わせが行われて転写材(不図示)に転写された後、定着装置(不図示)で定着することにより、転写材上に所望の画像が得られるようになる。
【0026】
そして、現像画像が転写材に転写された後、OPC2上に残留する残余トナーはクリーニング装置7のクリーニングブレード33によって除去され、クリーナハウジング32に収容される。こうして、画像形成装置1により、画像形成が終了し、OPC2が除電された後、次の画像形成のため、OPC2が帯電部材9によって再び帯電され、以下同様の画像形成工程が行われる。
【0027】
ところで、転写後、OPC2上に残留する残余トナーはクリーニングブレード33によってOPC2から除去されてクリーナハウジング32に収容されるようになっているが、その一部は除去されずに、クリーニングブレード33をすり抜けて帯電部材9の方へ移動し、この帯電部材9に付着するようになる。また、所定期間画像形成が行われている間に現像器から飛散したトナーも帯電部材9に付着する場合や、OPC2周辺の飛び散っているちりやほこりが帯電部材9に付着する場合がある。このため、この例の画像形成装置1では、定期的に清掃工程を行い、帯電部材9に付着した異物が清掃部材10によって除去される。
【0028】
この清掃工程では、まず前述のように清掃部材10が帯電部材9に当接される。この状態で、帯電部材9が回転されて、帯電部材9に付着したトナー等の異物が清掃部材10によって除去される。このとき、前述のように清掃部材10のブラシ植毛10aが帯電部材9に対してこれに付着しているトナー等の異物が取れる方向に当たっていてクリーニング能力が高くなっているので、帯電部材9からトナー等の異物を効果的に削り取るようになる。清掃部材10によって除去された異物は、プロセスカートリッジ8内のクリーナハウジング32内に収容されるか、プロセスカートリッジ8内にクリーナハウジング32とは別に収容部を設けた場合はその収容部に収容される。
帯電部材9が所定時間回転されると、帯電部材9の回転が停止され、清掃部材10が元の方向に移動されて帯電部材9から離間される。この清掃部材10の帯電部材9からの離間時に、ブラシ植毛10aは前述のようにその弾性復元力が小さくなっているため、清掃後にも帯電部材9に付着しているトナー等の異物をはじき飛ばすことがないので、装置を汚さない。こうして、清掃部材10による帯電部材9の清掃工程が終了する。清掃後にも帯電部材9にいまだ付着しているトナー等の異物の一部は、帯電部材9の回転でOPC2の方へ搬送されてこのOPC2に移動し、更にOPC2に移動した異物はクリーニング装置7によって除去される。
【0029】
この例の画像形成装置1によれば、清掃部材10に用いられるブラシのブラシ植毛10aの倒れ習性を効果的に利用し、帯電部材9に対するブラシの離接方向とブラシ植毛10aの倒れ習性による倒れ方向とを同方向になるように設定しているので、ブラシ植毛10aを帯電部材9に対してこれに付着しているトナー等の異物が取れる方向に当接させることができ、クリーニング能力を高めることができる。また、清掃部材10の帯電部材9への当接時にはブラシ植毛10aの弾性復元力を小さくして、ブラシ植毛10aの帯電部材9からの離間時に、清掃後にも帯電部材9に付着しているトナー等の異物をはじき飛ばさないようにしているので、装置が汚れるのを防止できる。
【0030】
このようにして、ブラシからなる清掃部材10による帯電部材9の清掃を、より確実にかつより十分に行うことができる。したがって、帯電部材9の表面のすじ汚れによる帯電むらの発生を防止でき、画質の劣化を防止して画質をより一層向上させることができる。
【0031】
なお、前述の例の画像形成装置1では、本発明をフルカラーの画像形成装置に適用して説明しているが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なくとも感光体、この感光体を帯電する帯電部材、およびこの帯電部材の清掃部材を少なくとも備える画像形成装置であれば、どのような画像形成装置にも適用することができる。
【0032】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明の画像形成装置によれば、清掃部材であるブラシの帯電部材の軸線方向に移動する成分を有する斜め離接方向と、ブラシ植毛の倒れ習性による倒れ方向とを同方向に設定しているので、ブラシ植毛を帯電部材に対してこれに付着しているトナー等の異物が取れる方向に当接させることができ、クリーニング能力を高めることができる。また、清掃部材の帯電部材への当接時にはブラシ植毛の弾性復元力を小さくなるようにして、ブラシ植毛の帯電部材からの離間時に、清掃後にも帯電部材に付着しているトナー等の異物をはじき飛ばさないようにしているので、装置の汚れを防止できる。
【0033】
このようにして、清掃部材の清掃能力を向上することができ、帯電部材の清掃をより確実にかつより十分に行うことができる。したがって、帯電部材の表面のすじ汚れによる帯電むらの発生を防止でき、画質の劣化を防止して画質をより一層向上させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の実施の形態の一例が適用されたフルカラ−の中間転写型の画像形成装置を模式的に示す図である。
【図2】 この例の清掃部材と帯電部材との関係を模式的に示す図である。
【図3】 この例の清掃部材のブラシが帯電部材に離接動作する斜め右下方向と、ブラシ植毛が倒れ習性による倒れやすい左方向とを示す図である。
【図4】 従来の清掃部材に用いられるブラシを示し、(a)は自由状態のブラシ植毛を示す図、(b)はブラシ植毛が倒れ習性により左方向に倒れた状態を示す図、(c)はブラシ植毛が倒れ習性により右方向に倒れた状態を示す図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…感光体(OPC)、3…帯電装置、4…露光装置、5…現像装置、6…中間転写装置、7…クリーニング装置、8…プロセスカートリッジ、8a…プロセスカートリッジ8の枠体、9…帯電部材、10…清掃部材、10a…ブラシ植毛、11…保持部材、13,14…ばね

Claims (1)

  1. 静電潜像が形成される感光体と、この感光体に接触して感光体を帯電する帯電部材と、この帯電部材に対して離接可能に設けられて前記帯電部材を清掃する清掃部材とを少なくとも備え、前記清掃部材を前記帯電部材に当接させた状態で前記帯電部材を回転させることで前記帯電部材の清掃を行うようになっている画像形成装置において、
    前記清掃部材は多数のブラシ植毛からなるブラシで形成されており、前記ブラシ植毛は自由状態で前記ブラシの長手方向にわたって均一にかつ垂直に荷重をかけたとき一方向に倒れる倒れ習性を有しており、
    前記帯電部材に対する前記清掃部材の離接動作方向は、前記帯電部材の軸線方向に移動する成分を有する斜め方向に設定されているとともに、前記清掃部材のブラシ植毛の前記倒れ習性による倒れ方向が、前記清掃部材が前記帯電部材に当接する際の前記軸線方向の移動成分の方向と同方向に設定されていることを特徴とする画像形成装置。
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