JP2002040764A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JP2002040764A
JP2002040764A JP2000225364A JP2000225364A JP2002040764A JP 2002040764 A JP2002040764 A JP 2002040764A JP 2000225364 A JP2000225364 A JP 2000225364A JP 2000225364 A JP2000225364 A JP 2000225364A JP 2002040764 A JP2002040764 A JP 2002040764A
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Yujiro Nomura
野村雄二郎
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Abstract

(57)【要約】 【課題】帯電部材の両端部での清掃能力を向上させて、
帯電部材の清掃を軸方向全域にわたってより均一に行う
ことのできる画像形成装置を提供する。 【解決手段】清掃部材10は支持部材11の長手方向に
設けられた4個のばね13,14,15,16のばね力で
保持部材11を介して付勢されて帯電部材9に当接する
ようになっている。これらの4個のばね13,14,1
5,16はまったく同じものであり、各2個ずつ清掃部
材10の両端寄りに設けられている。これにより、清掃
部材10を押圧するばね力が清掃部材10の中央部より
左右両端部の方で大きくなるので、ブラシ植毛10aの
帯電部材9への当接力は帯電部材9の中央部より帯電部
材9の左右両端部の方が大きくなっている。帯電部材の
両端部での清掃能力が向上し、帯電部材の清掃が軸方向
全域にわたってより均一に行われるようになる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、帯電ローラ等の帯
電装置を感光体に接触させてこの感光体を帯電し、帯電
した感光体上に静電潜像を形成することで画像を形成す
る画像形成装置の技術分野に属し、特に、帯電装置の帯
電部材を清掃部材によって清掃するようになっている画
像形成装置の技術分野に属する。
【0002】
【従来の技術】静電複写機やプリンタ等の画像形成装置
は感光体を帯電する帯電装置を備えており、この帯電装
置として、従来、コロナ帯電が広く利用されている。し
かし、このコロナ帯電はオゾンや窒素酸化物が発生して
感光体などの表面に付着するので、画像欠陥を起こすと
いう問題がある。
【0003】そこで、帯電装置として、電圧を印加した
例えばウレタンゴム等からなる帯電部材を感光体に接触
させて感光体を帯電させるという接触帯電方式が、例え
ば特開昭63−149668号公報において提案されて
いる。このような接触帯電方式の帯電によれば、前述の
コロナ帯電で発生する問題が解消される。しかしなが
ら、接触帯電方式は帯電部材が感光体に接触しているこ
とから、クリーニング装置からすり抜けた感光体上のト
ナーや現像器から飛散したトナー等の異物が帯電部材の
表面に付着してしまう。このため、感光体の帯電不良が
引き起こされ、画像劣化が発生してしまう。
【0004】このようなことから、帯電部材の表面に付
着したトナー等の異物を取り除くための清掃部材を備え
た画像形成装置が、従来から種々提案されている。この
ような画像形成装置の清掃部材は常時帯電部材に接触し
ていると、帯電部材の表面が傷ついて帯電不良を起こし
てしまうので帯電部材に対して離接可能に設けられてい
る。そして、この清掃部材は、帯電部材を清掃するとき
のみこの帯電部材に接触され、帯電部材を清掃しないと
きには帯電部材から離間された状態に設定されるように
なっている。その場合、帯電部材の清掃は一般的に定期
的に行われるようになっており、したがって清掃部材の
離接動作も定期的に行われている。この清掃部材を備え
た画像形成装置によれば、帯電部材の表面が清掃され、
感光体の帯電が良好になる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図5(a)
および(b)に示すように一般的に現像装置aにおいて
は、トナー等の現像剤bをその貯蔵部cから現像ローラ
等の現像部材dへ搬送手段eを用いて搬送し、搬送され
た現像剤bを現像部材dによって所定量感光体fの方へ
搬送し、その現像剤bで感光体f上の静電潜像を現像す
る現像工程が行われているが、現像剤bをその貯蔵部c
から現像部材dへこの現像部材dの軸方向全域にわたっ
て均一に搬送することはきわめて困難である。すなわ
ち、現像部材dの中央部では現像剤bが図5(b)に直
線の矢印で示すように搬送されて現像剤bの搬送性が良
いが、現像部材dの両端部では現像剤bが図5(b)に
曲線の矢印で示すように循環流を生じて滞留するので、
現像剤bの搬送性が悪い。
【0006】このように、現像剤bが滞留すると現像剤
bが劣化して、現像剤bの帯電が不良になるばかりでな
く現像剤bの形状が崩れてしまい、現像剤かぶりが発生
するようになる。そして、このかぶり現像剤は、帯電が
不十分であるか逆特性のため転写されにくく、転写残り
として感光体fの両端部上に残留し、この感光体f上に
残留した現像剤bは現像装置aのクリーニング装置(不
図示)によってその大半が回収される。しかし、この残
留現像剤bは一定の割合でクリーニング装置をすり抜け
て帯電部材の両端部に付着するようになるので、帯電部
材は軸方向中央部より両端部で現像剤付着による汚れが
多くなる傾向がある。このため、清掃部材により帯電部
材を清掃しても、帯電部材の清掃を軸方向全域にわたっ
て均一に行うことができなく、帯電部材の両端部で清掃
が不十分となり、画像の両端部で画質劣化が生じるとい
う問題がある。
【0007】また、一般に現像装置による現像工程にお
いては、図6(a)に示す負帯電で反転現像の場合で
も、また図6(b)に示す正帯電で正規現像の場合で
も、帯電部材9で帯電されたOPC2上に露光されて静
電潜像が形成され、この静電潜像が現像部材で搬送され
てきた現像剤で現像されるが、帯電部材の軸方向長さが
現像部材の軸方向長さより短く設定されると、現像部材
の帯電部材より長い部分で搬送されてきた現像剤が帯電
部材で帯電されない感光体上に現像されてしまう。この
ため、この感光体上の現像剤は転写されずに前述と同様
にクリーニング装置でその大半が回収されるが、その一
部は帯電部材の両端部に付着するようになる。したがっ
て、これによっても帯電部材の両端部で清掃が不十分と
なるという問題がある。
【0008】本発明は、このような問題に鑑みてなされ
たものであって、その目的は、帯電部材の両端部での清
掃能力を向上させて、帯電部材の清掃を軸方向全域にわ
たってより均一に行うことのできる画像形成装置を提供
することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
に、請求項1の発明は、静電潜像が形成される感光体
と、この感光体に接触して感光体を帯電する帯電部材
と、この帯電部材に対して離接可能に設けられて前記帯
電部材を清掃する清掃部材と、前記感光体上の静電潜像
を現像する現像部材とを少なくとも備え、前記清掃部材
を前記帯電部材に当接させた状態で前記帯電部材を回転
させることで前記帯電部材の清掃を行うようになってい
る画像形成装置において、前記帯電部材に対する前記清
掃部材の当接力を、前記帯電部材の中央部より両端部の
方が大きくなるように設定されていることを特徴として
いる。
【0010】また、請求項2の発明は、前記清掃部材を
前記帯電部材に当接させる手段が、清掃部材の長手方向
に沿って設けられた所定数のばねであり、該ばねが前記
清掃部材の両端部寄りに設けられていることを特徴とし
ている。更に、請求項3の発明は、前記清掃部材を前記
帯電部材に当接させる手段が、清掃部材の長手方向に沿
って等間隔を置いて設けられた所定数のばねであり、前
記清掃部材の両端部寄りに設けられたばねのばね力が、
前記清掃部材の中央部寄りに設けられたばねのばね力よ
り大きく設定されていることを特徴としている。
【0011】更に、請求項4の発明は、前記清掃部材の
両端部での前記清掃部材の前記帯電部材方向への長さ
が、前記清掃部材の中央部での前記清掃部材の前記帯電
部材方向への長さよりに長く設定されていることを特徴
としている。更に、請求項5の発明は、前記感光体、前
記現像部材、前記帯電部材、および前記清掃部材のそれ
ぞれの軸方向長さが、現像部材<清掃部材<帯電部材<
感光体、または、現像部材<帯電部材<清掃部材<感光
体に設定されていることを特徴としている。
【0012】
【作用】このように構成された本発明の画像形成装置に
おいては、帯電部材に対する清掃部材の当接力が帯電部
材の中央部より両端部の方で大きく設定され、帯電部材
の両端部での清掃能力が向上する。これにより、帯電部
材の両端部で汚れが多い場合でも、帯電部材の両端部の
清掃がより効果的に行われ、帯電部材の清掃が軸方向全
域にわたって均一に行われるようになる。特に、請求項
5の発明においては、現像部材の両端部に滞留する現像
剤が感光体を介して帯電部材の両端部に付着することが
抑制され、帯電部材の両端部の清掃がより効果的に行わ
れるようになる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、図面を用いて、本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明の画像形成
装置の実施の形態の一例が適用されたフルカラ−の中間
転写型の画像形成装置を模式的に示す図、図2は、この
例の清掃部材および帯電部材に対するこの清掃部材の当
接を説明し、(a)は清掃部材と帯電部材との関係を模
式的に示す図、(b)は清掃部材を模式的に示す図、
(c)は清掃部材を帯電部材に当接させた状態を示す図
である。
【0014】図1に示すように、この例の画像形成装置
1は、感光体(以下、OPCともいう)2、帯電装置
3、露光装置4、現像装置5、中間転写装置6、および
クリーニング装置7を備えているとともに、図示しない
が中間転写装置6の転写ベルト6aに転写された中間転
写画像を転写紙等の転写材に転写する転写装置および転
写材に転写された転写画像を定着する定着装置を備えて
いる。帯電装置3、露光装置4、現像装置5、中間転写
装置6、およびクリーニング装置7は、従来の画像形成
装置と同様にOPC2の周囲にこれらの順に図において
時計回りに配設されている。
【0015】この例の画像形成装置1における帯電装置
3は、図2(a)に示すようにOPC2に接触してこの
OPC2を帯電するための帯電ローラ等の帯電部材9、
この帯電部材9に対して離接可能とされ、帯電部材9と
接触時にその表面を清掃する清掃部材10、および図に
矢印で示すように斜め右下方向A、つまり帯電部材9の
回転軸9aの軸方向かつ帯電部材9の径方向に斜めに往
復移動可能に設けられ、清掃部材10を保持する保持部
材11を備えている。この清掃部材10は、図2(b)
に示すように多数のブラシ植毛10aからなるブラシで
構成されているとともに、各ブラシ植毛10aはこれら
のブラシ植毛10aに荷重が加えられない自由状態では
保持部材11に対して垂直に直立して植毛されている。
【0016】この清掃部材10は保持部材11の移動と
ともに斜め右下方向Aに移動して帯電部材9の帯電部9
bに当接可能であり、また元の方向の斜め左上方向Aに
移動して帯電部材9から離間可能になっている。その場
合、図2(a)および(c)に示すように、清掃部材1
0は支持部材11の長手方向(つまり、清掃部材10の
長手方向)に設けられた4個のばね13,14,15,1
6のばね力で保持部材11を介して付勢されて帯電部材
9に当接するようになっている。これらの4個のばね1
3,14,15,16はまったく同じものであり、そのう
ち2個のばね13,14が図2において支持部材11の
左端寄りに設けられているとともに、残りの2個のばね
15,16が図2において支持部材11の右端寄りに設
けられている。つまり、4個のばね13,14,15,1
6は、清掃部材10の長手方向に沿ってかつ清掃部材1
0の両端寄りに設けられている。
【0017】このように4個のばね13,14,15,1
6の設置位置がそれぞれ設定されると、1つのばねのば
ね力が保持部材11を押圧するために負担する領域は保
持部材11の左右両端部で小さく、保持部材11の中央
部で大きくなるため、清掃部材10を押圧するばね力は
清掃部材10の中央部より左右両端部の方が大きくなっ
ている。すなわち、ブラシ植毛10aの帯電部材9への
当接力(線圧)は、帯電部材9の中央部より帯電部材9
の左右両端部の方が大きくなっている。
【0018】このブラシの線圧の好ましい具体例として
は、ブラシ植毛10aの材質をレーヨンとし、ブラシ植
毛10aの1本当たりの断面形状を縦5μm、横120
μmの矩形状とし、ブラシ植毛10aの長さ(保持部材
11からの高さ)を4mmとし、ブラシ植毛10aの密
度170本/mm2、ブラシ幅を7mmとしたときに、
良好な清掃が可能となる線圧を、帯電部材9の中央部で
20〜40N/mに、左右両端部で30〜60N/mに
設定するのが好ましい。
【0019】なお、清掃部材10は、帯電部材9の長手
方向に延設された図示しないカム部材で帯電部材9から
離間するようになっている。そして、図示しない駆動手
段でカム部材を駆動することにより、4個のばね13,
14,15,16のばね力で清掃部材10を帯電部材9に
当接し、カム部材で帯電部材9から離間するようになっ
ている。これらのカム部材および駆動手段は適宜の手段
を用いることができ、ここではそれらの説明は省略す
る。
【0020】更に、清掃部材10のブラシの軸方向長さ
は、前述の従来の問題の、現像部材の両端部に滞留する
現像剤の一部が感光体を介して帯電部材の両端部に付着
するのを防止するために次のように設定されている。す
なわち、感光体2、現像部材、帯電部材9、および清掃
部材10のそれぞれの軸方向長さは、現像ローラ<清掃
部材10<帯電部材9<感光体2に設定するのがよい。
なお、帯電部材9の軸方向全体の清掃を確実にするため
に、軸方向長さは、 現像ローラ<帯電部材9<清掃部材10<感光体2 に設定してもよい。
【0021】現像装置5は、従来のフルカラーの画像形
成装置の現像器と同様に、イエロー、マゼンタ、シア
ン、および黒の各現像器28,29,30,31を備えて
おり、これらの各現像器28,29,30,31はOPC
の外周に沿って配設されている。その場合、各色の現像
器28,29,30,31の配設順序は、前述の順序に限
定されることなく任意に設定される。なお、以下の説明
では、説明の便宜上、前述の色の順序、つまり、イエロ
ー、マゼンタ、シアン、および黒の順で各現像器28,
29,30,31が配設されているものとする。
【0022】クリーニング装置7も、従来のフルカラー
の画像形成装置と同様にクリーナハウジング32および
クリーニングブレード33を備えている。その場合、ク
リーナハウジング32は、図示のようにプロセスカート
リッジ8の枠体8aと一体に形成されている。なお、ク
リーナハウジング32はプロセスカートリッジ8の枠体
8aと別体に形成し、このプロセスカートリッジ8に取
り付けるようにすることもできる。
【0023】このように、この例の画像形成装置1で
は、OPC2、帯電部材9、帯電部材9の清掃部材1
0、現像装置5、およびクリーニング装置7が、1つの
プロセスカートリッジ8の枠体8a内に収容されている
(なお、図1には現像装置5およびクリーニング装置7
がプロセスカートリッジ8の枠体8a内に収容されてい
ることが示されていないが、これらはこの例でも従来と
同様の方法でプロセスカートリッジ8の枠体8a内に収
容されている)。
【0024】このように構成されたこの例の画像形成装
置1の作動について説明する。まず、通常時は、清掃部
材10は図2(a)に実線で示す離間位置に設定されて
帯電部材9から離間している。画像形成にあたり、従来
の一般的な画像形成装置と同様に帯電部材9でOPC2
の表面に帯電させた後、露光装置4で画像がOPC2上
の帯電された部分に静電潜像として露光される。そし
て、このOPC2上の静電潜像がイエロー、マゼンタ、
シアン、および黒の各現像器28,29,30,31で順
に現像されて可視像化され、更に、OPC2上の現像画
像が中間転写装置6に一次転写されて転写装置(不図
示)に送られ、この転写装置で色合わせが行われて転写
材(不図示)に転写された後、定着装置(不図示)で定
着することにより、転写材上に所望の画像が得られるよ
うになる。
【0025】そして、現像画像が転写材に転写された
後、OPC2上に残留する残余トナーはクリーニング装
置7のクリーニングブレード33によって除去され、ク
リーナハウジング32に収容される。こうして、画像形
成装置1により、画像形成が終了し、OPC2が除電さ
れた後、次の画像形成のため、OPC2が帯電部材9に
よって再び帯電され、以下同様の画像形成工程が行われ
る。
【0026】ところで、転写後、OPC2上に残留する
残余トナーはクリーニングブレード33によってOPC
2から除去されてクリーナハウジング32に収容される
ようになっているが、その一部は除去されずに、クリー
ニングブレード33をすり抜けて帯電部材9の方へ移動
し、この帯電部材9に付着するようになる。また、所定
期間画像形成が行われている間に現像器から飛散したト
ナーも帯電部材9に付着する場合や、OPC2周辺の飛
び散っているちりやほこりが帯電部材9に付着する場合
がある。このため、この例の画像形成装置1では、定期
的に清掃工程を行い、帯電部材9に付着したトナー等の
異物が清掃部材10によって除去される。
【0027】この清掃工程では、まず前述のように清掃
部材10が図2(a)に二点鎖線で示す当接位置に設定
されて帯電部材9に当接される。この状態で、帯電部材
9が回転されて、帯電部材9に付着したトナー等の異物
が清掃部材10によって除去される。このとき、前述の
ように清掃部材10におけるブラシ植毛10aの帯電部
材9への当接力が帯電部材9の中央部より左右両端部で
大きくなっているので、帯電部材9の両端部でのクリー
ニング能力が高くなっている。したがって、前述の従来
のような帯電部材9の両端部で汚れが多い場合でも、こ
の両端部の清掃がより効果的に行われ、帯電部材9の清
掃が軸方向全域にわたって均一に行われるようになる。
清掃部材10による清掃が終了すると、前述のようにし
て清掃部材10が帯電部材9から離間されて、図2
(a)に実線で示す離間位置に設定される。
【0028】この例の画像形成装置1によれば、帯電部
材9に対する清掃部材10の当接力を、帯電部材9の中
央部より両端部の方で大きく設定しているので、この両
端部での清掃能力を上げることができる。これにより、
帯電部材9の両端部で汚れが多い場合でも、この両端部
の清掃をより効果的に行うことができ、帯電部材9の清
掃を軸方向全域にわたって均一に行うことができる。
【0029】図3は、本発明の実施の形態の他の例を模
式的に示す、図2(c)と同様の図である。なお、前述
の例と同じ構成要素には同じ符号を付すことで、その詳
細な説明は省略する。前述の例では、2個のばね13,
14を帯電部材の一端部寄りに、また残りの2個のばね
15,16を帯電部材の他端部寄りにそれぞれ設けるこ
とで、帯電部材9に対する清掃部材10の当接力を、帯
電部材9の中央部より両端部の方で大きく設定している
が、この例の画像形成装置1では、図3に示すように4
個のばね13,14,15,16をそれぞれ保持部材11
の一端から他端にわたって等間隔を置いて設けられてい
る。そして、これらの4個のばね13,14,15,16
のうち、両端部の2個のばね13,16のばね力が中央
部の2個のばね14,15のばね力より大きく設定され
ている。
【0030】したがって、両端部の2個のばね13,1
6のばね力が中央部の2個のばね14,15のばね力よ
り大きいので、この例の画像形成装置1でも、清掃部材
10の帯電部材9への当接時に、帯電部材9に対する清
掃部材10の当接力が帯電部材9の中央部より両端部の
方で大きく設定されるようになる。なお、この例では、
異なる2種類のばねを用いることで、その分コストが前
述の例より高くなる。この例の画像形成装置1の他の構
成および他の作用効果は、いずれも前述の例と同じであ
る。
【0031】図4は、本発明の実施の形態の更に他の例
を模式的に示す、図2(c)と同様の図である。なお、
前述の各例と同じ構成要素には同じ符号を付すことで、
その詳細な説明は省略する。前述の各例では、清掃部材
10のブラシ植毛10aの長さ(保持部材11からの高
さ)が清掃部材10の長手方向にわたって一定に設定さ
れ、ばねの設置位置を適宜設定するか、あるいはばねの
ばね力を異ならせるかして、帯電部材9に対する清掃部
材10の当接力を、帯電部材9の中央部より両端部の方
で大きく設定しているが、この例の画像形成装置1で
は、図4に示すように清掃部材10の両端部でのブラシ
植毛10aの長さ(保持部材11からの高さ)が清掃部
材10の中央部でのブラシ植毛10a′の長さより短く
設定されている。また、この例の画像形成装置1では、
4個のばね13,14,15,16はいずれも同じばねで
あり、それぞれ保持部材11の一端から他端にわたって
等間隔を置いて設けられている。
【0032】したがって、両端部のブラシ植毛10aが
中央部のブラシ植毛10a′より大きく撓むので、この
例の画像形成装置1でも、清掃部材10の帯電部材9へ
の当接時に、帯電部材9に対する清掃部材10の当接力
が帯電部材9の中央部より両端部の方で大きく設定され
るようになる。この例の画像形成装置1の他の構成およ
び他の作用効果は、いずれも前述の各例と同じである。
【0033】なお、前述の各例ではいずれも4個のばね
を用いているが、ばねは4個に限定されることなく、任
意の数だけ設けることができるとともに、種々の形態の
ばねを用いることができる。更に、清掃部材10を帯電
部材9に当接しかつ押圧する手段として、ばね以外の手
段を用いることもできる。また、前述の各例では、いず
れも清掃部材10のブラシ以外の、例えばフェルトある
いはゴムブレード等の他のクリーニング部材を用いるこ
ともできる。
【0034】更に、前述の例の画像形成装置1では、清
掃部材10を帯電部材9に対して軸方向かつ径方向の斜
めの離接方向Aに離接させるようにしているが、本発明
はこれに限定されるものではなく、警報清掃部材10を
帯電部材9に対して例えば径方向直角に離接させるよう
にすることもでき、要は帯電部材9の清掃時に清掃部材
10を帯電部材9に軸方向の全体にわたって当接させて
清掃を行うものであれば、どのような画像形成装置にも
適用することができる。
【0035】更に、前述の例の画像形成装置1では、本
発明をフルカラーの画像形成装置に適用して説明してい
るが、本発明はこれに限定されるものではなく、少なく
とも感光体、この感光体を帯電する帯電部材、およびこ
の帯電部材に対して離接可能に設けられて帯電部材を清
掃する清掃部材を少なくとも備える画像形成装置であれ
ば、どのような画像形成装置にも適用することができ
る。
【0036】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
の画像形成装置によれば、帯電部材に対する清掃部材の
当接力を帯電部材の中央部より両端部の方で大きく設定
しているので、帯電部材の両端部での清掃能力を向上で
きる。これにより、帯電部材の両端部で汚れが多い場合
でも帯電部材の両端部の清掃をより効果的に行うことが
でき、帯電部材の清掃を軸方向全域にわたって均一に行
うことができるようになる。特に、請求項5の発明によ
れば、現像部材の両端部に滞留する現像剤を帯電部材の
両端部に付着するのが抑制され、帯電部材の両端部の清
掃がより効果的に行われるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の画像形成装置の実施の形態の一例が
適用されたフルカラ−の中間転写型の画像形成装置を模
式的に示す図である。
【図2】 この例の清掃部材および帯電部材に対するこ
の清掃部材の当接を説明し、(a)は清掃部材と帯電部
材との関係を模式的に示す図、(b)は清掃部材を模式
的に示す図、(c)は清掃部材を帯電部材に当接させた
状態を示す図である。
【図3】 本発明の実施の形態の他の例を模式的に示
す、図2(c)と同様の図である。
【図4】 本発明の実施の形態の更に他の例を模式的に
示す、図2(c)と同様の図である。
【図5】 従来の画像形成装置における帯電部材へのト
ナーの付着を説明する図である。
【図6】 一般的な現像について説明し、(a)は負帯
電反転現像を説明する図、(b)は正帯電正規現像を説
明する図である。
【符号の説明】
1…画像形成装置、2…感光体(OPC)、3…帯電装
置、4…露光装置、5…現像装置、6…中間転写装置、
7…クリーニング装置、8…プロセスカートリッジ、8
a…プロセスカートリッジ8の枠体、9…帯電部材、1
0…清掃部材、10a,10a′…ブラシ植毛、11…
保持部材、13,14,15,16…ばね

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 静電潜像が形成される感光体と、この感
    光体に接触して感光体を帯電する帯電部材と、この帯電
    部材に対して離接可能に設けられて前記帯電部材を清掃
    する清掃部材と、前記感光体上の静電潜像を現像する現
    像部材とを少なくとも備え、前記清掃部材を前記帯電部
    材に当接させた状態で前記帯電部材を回転させることで
    前記帯電部材の清掃を行うようになっている画像形成装
    置において、 前記帯電部材に対する前記清掃部材の当接力を、前記帯
    電部材の中央部より両端部の方が大きくなるように設定
    されていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 前記清掃部材を前記帯電部材に当接させ
    る手段は、清掃部材の長手方向に沿って設けられた所定
    数のばねであり、該ばねは前記清掃部材の両端部寄りに
    設けられていることを特徴とする請求項1記載の画像形
    成装置。
  3. 【請求項3】 前記清掃部材を前記帯電部材に当接させ
    る手段は、清掃部材の長手方向に沿って等間隔を置いて
    設けられた所定数のばねであり、前記清掃部材の両端部
    寄りに設けられたばねのばね力が、前記清掃部材の中央
    部寄りに設けられたばねのばね力より大きく設定されて
    いることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 前記清掃部材の両端部での前記清掃部材
    の前記帯電部材方向への長さが、前記清掃部材の中央部
    での前記清掃部材の前記帯電部材方向への長さよりに長
    く設定されていることを特徴とする請求項1記載の画像
    形成装置。
  5. 【請求項5】 前記感光体、前記現像部材、前記帯電部
    材、および前記清掃部材のそれぞれの軸方向長さは、 現像部材<清掃部材<帯電部材<感光体 または、 現像部材<帯電部材<清掃部材<感光体 に設定されていることを特徴とする請求項1ないし4の
    いずれか1記載の画像形成装置。
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