JP2003263010A - 帯電部材クリーニング装置及び画像形成装置 - Google Patents

帯電部材クリーニング装置及び画像形成装置

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JP2003263010A
JP2003263010A JP2002066965A JP2002066965A JP2003263010A JP 2003263010 A JP2003263010 A JP 2003263010A JP 2002066965 A JP2002066965 A JP 2002066965A JP 2002066965 A JP2002066965 A JP 2002066965A JP 2003263010 A JP2003263010 A JP 2003263010A
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Takashi Kanagawa
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 帯電部材の汚れを効率的にクリーニングし、
クリーニング部材内の前記汚れを吐き出す機能、及び/
または、クリーニング部材の姿勢補正機能を有すること
によりクリーニング部材としての維持性に優れる帯電部
材クリーニング装置を提供することである。また、前記
帯電部材クリーニング装置を備え、小型で長期にわたり
高画質の画像を得ることができる画像形成装置を提供す
ることである。 【解決手段】 回転する像担持体の表面に接触し、回転
しながら該像担持体の表面を帯電させる帯電部材に、ク
リーニング部材を当接させ前記帯電部材の表面をクリー
ニングする帯電部材クリーニング装置であって、前記ク
リーニング部材が、帯電部材の回転方向と平行に摺擦す
る方向で、前記帯電部材と接離することを特徴とする帯
電部材クリーニング装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子写真方式の複
写機、プリンタ、ファクシミリ等の画像形成装置に関
し、特に像担持体に接触して表面を帯電させる帯電部材
をクリーニングする帯電部材クリーニング装置及びそれ
を備えた画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電子写真装置や静電記録装置などの画像
形成装置では、静電潜像形成のため、露光前に感光体や
誘電体等の静電潜像担持体(被帯電体)表面を帯電処理
することが行われている。当該帯電処理を行う方法とし
ては、タングステンワイヤーに高電圧を印加して発生す
るコロナ放電により帯電を行なう非接触帯電方式が広く
採用されている。しかし、この非接触帯電方式では、高
電圧印加による大気中での放電により多量のオゾンが発
生し、画像形成装置周辺の環境汚染を引き起こしてい
た。
【0003】上記非接触帯電方式に対し、帯電部材を静
電潜像担持体に接触させて帯電処理を行なう接触帯電方
式がある。この接触帯電方式では、帯電部材に印加する
電圧が低く、オゾンの発生量が非常に少ないという利点
があり、近時、広く採用が進められている。
【0004】しかし、このような接触帯電方式の帯電装
置は、帯電の均一性に関し信頼性が低いという欠点があ
る。その主な原因としては、帯電部材として用いる帯電
ロールの抵抗層の抵抗均一性という構造的な問題と、帯
電部材に汚れが付着するという問題とがある。
【0005】前記帯電部材の汚れは、帯電部材を像担持
体に接触させるため、トナー、放電生成物、ほこり、紙
粉等が帯電部材に付着することにより起こるものである
が、このような汚れの付着は、異常放電や不安定な放電
を発生させ、カブリなどの画質欠陥を招く。また、この
汚れ付着による不均一な帯電は、直流電圧を印加する場
合に特に顕著となり、これによる画質欠陥は、特に高画
質用の画像形成装置にとって致命的な問題となりかねな
い。
【0006】上記問題に対し、特開平2−272594
号公報などに代表される、クリーニング部材を帯電部材
に当接し、直接汚れを取る提案が多く出されている。し
かし、その多くはクリーニング部材に目づまりなどとし
て前記汚れが溜まったり、クリーニング部材が一様のく
せを持つなどして、クリーニング部材としての維持性に
劣るものであった。また、クリーニング部材が帯電部材
に再度接離する際、帯電部材に汚れを再付着するなどの
問題を持っていた。さらに、前記クリーニング部材を常
時帯電部材に接触させると、画像形成装置停止時に、ク
リーニング部材で帯電部材に汚れを長時間押し付けるこ
とにより帯電部材表面に汚れが固着してしまうなどの問
題もあった。
【0007】一方、特開平7−128956号公報に提
案された画像形成装置は、所定の時間間隔を開けたタイ
ミング毎に帯電部材の表面にクリーニング部材を一定時
間だけ接触させるクリーニング部材移動手段を設けるよ
うに構成したものであるが、この場合には、クリーニン
グ動作を機能しているとき以外は、クリーニング部材は
帯電部材から退避している必要があった。このため、本
装置ではクリーニング部材を接離させるための機構が多
くのスペースを占有するなどの問題があった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記従来技
術の問題点を解決することを目的とする。すなわち、本
発明は、帯電部材の汚れを効率的にクリーニングし、前
記汚れをクリーニング部材内から吐き出す機能、及び/
または、クリーニング部材のくせを取る機能を有するこ
とによりクリーニング部材としての維持性に優れる帯電
部材クリーニング装置の提供を目的とする。また、本発
明は、前記帯電部材クリーニング装置を備え、小型で長
期にわたり高画質の画像を得ることができる画像形成装
置の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、以下の本発
明により達成される、すなわち本発明は、 <1> 回転する像担持体の表面に接触し、回転しなが
ら該像担持体の表面を帯電させる帯電部材に、クリーニ
ング部材を当接させ前記帯電部材の表面をクリーニング
する帯電部材クリーニング装置であって、前記クリーニ
ング部材が、帯電部材の回転方向と平行に摺擦する方向
で、前記帯電部材と接離することを特徴とする帯電部材
クリーニング装置である。
【0010】<2> 前記クリーニング部材を保持する
保持部材と、該保持部材を介して前記クリーニング部材
と反対側で前記保持部材全体を支持する保持部材ガイド
とを有し、前記保持部材が、前記保持部材ガイドに沿っ
てスライドすることを特徴とする<1>に記載の帯電部
材クリーニング装置である。
【0011】<3> 前記クリーニング部材が帯電部材
と接離する際、クリーニング部材が前記帯電部材の回転
方向に倣った状態を維持できる速度で前記帯電部材と接
離することを特徴とする<1>または<2>に記載の帯
電部材クリーニング装置である。
【0012】<4> 前記帯電部材とクリーニング部材
との接離が、該帯電部材の回転の下流側で行われること
を特徴とする<3>に記載の帯電部材クリーニング装置
である。
【0013】<5> 前記帯電部材とクリーニング部材
との接離が、該帯電部材の回転の上流側で行われること
を特徴とする<3>に記載の帯電部材クリーニング装置
である。
【0014】<6> 前記クリーニング部材がブラシで
あることを特徴とする<1>〜<5>のいずれかに記載
の帯電部材クリーニング装置である。
【0015】<7> <1>〜<6>のいずれかに記載
の帯電部材クリーニング装置を備えることを特徴とする
画像形成装置である。
【0016】<8> クリーニング部材が、像担持体の
回転の、該像担持体と帯電部材との接触位置より下流側
に設けられるように帯電部材クリーニング装置を備える
ことを特徴とする<7>に記載の画像形成装置である。
【0017】<9> クリーニング部材内の汚れ吐き出
し機能、及び/または、クリーニング部材のくせ取り機
能を有する帯電部材クリーニング装置を備えたことを特
徴とする<7>または<8>に記載の画像形成装置であ
る。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。図1は、本発明の帯電部材クリー
ニング装置及びそれを備えた画像形成装置の一例を示す
構成断面図である。図1に示す画像形成装置は、帯電部
材として帯電ロールを用いた画像形成装置である。上記
画像形成装置は、静電潜像が形成される感光体ドラム
(像担持体)1と、帯電部材としての帯電ロール2と、
レーザ光あるいは原稿の反射光等の露光3と、感光体ド
ラム1の静電潜像にトナーを付着させる現像ロール4
と、感光体ドラム1表面のトナー画像を記録紙7に転写
処理する転写ロール6と、給紙部から搬送されてきた記
録紙7とからなる。なお、図1では、他の電子写真プロ
セスにおいて通常必要な機能ユニットは、その記載を省
略してある。
【0019】以上のように構成された画像形成装置にお
ける基本的な作像動作について説明する。感光体ドラム
1の表面を、該感光体ドラム1に接触された帯電ロール
1に対して電圧を高圧電源から給電することによって一
様に高電位に帯電する。
【0020】その直後、感光体ドラム1面に画像光(露
光3)が照射されると、照射された部分は電位が低下す
る。画像光は画像の黒/白に応じた光量の分布であるた
め、画像光の照射によって感光体ドラム1表面に記録画
像に対応する電位分布、すなわち静電潜像が形成され
る。
【0021】静電潜像が形成された部分が、現像ロール
4を通過すると、その電位の高低に応じてトナーが付着
し、静電潜像を可視化したトナー画像が形成される。ト
ナー画像が形成された部分に、所定のタイミングでレジ
ストロール(図示せず)により記録紙7が搬送され、前
記感光体ドラム1表面のトナー画像と重なる。
【0022】このトナー画像が、転写ロール6によって
記録紙7に転写された後、該記録紙7は、感光体ドラム
1から分離される。分離された記録紙7は搬送経路を通
って搬送され、定着ユニット(図示せず)によって、加
熱加圧定着されたあと、機外へ排出される。
【0023】また、上記転写終了後、感光体ドラム1の
表面は、クリーニング装置8によりクリーニング処理さ
れ、次回の作像処理に備える。
【0024】次に、本発明の帯電部材クリーニング装置
について説明する。図1に示す帯電ロール2(帯電部
材)には、ロール表面をクリーニングする帯電部材クリ
ーニング装置10が設けられている。上記帯電部材クリ
ーニング装置10は、クリーニング部材11、保持部材
12、保持部材ガイド13、及びカム14とからなる。
上記クリーニング部材11としてはブラシが用いられて
おり、図1に示すように保持部材12に保持されてい
る。また、保持部材12は、クリーニング部材と反対側
に設けられた保持部材ガイドにより全体が支持されてい
る。また、保持部材12の上部には楕円状のカム14が
設けられ、保持部材12は前記保持部材ガイド13をス
ライドすることができる構造となっている。このため、
図示しない駆動モータによりカム14が回転すると、保
持部材12が保持部材ガイド13に沿って図面上、上下
に移動し、クリーニング部材11を帯電ロール2に接離
させることができる。
【0025】なお、本発明に用いられる前記クリーニン
グ部材11としては、ブラシだけでなく、ウレタン等か
らなるフォームやフェルト等も用いることができる。ま
た、前記ブラシとしては、例えばポリエチレンテレフタ
レート(PET)製の繊維と6−6ナイロン製の繊維と
の混紡からなる起毛材を、前記保持部材12に接着剤で
貼り付けたもの等を好ましく挙げることができる。
【0026】図2に従来の帯電部材クリーニング装置に
おいて、クリーニング部材11が帯電ロール2と接離す
る状態を模式的に示すが、図2の帯電部材クリーニング
装置では、図の矢印で示す動作のように、所定の時間間
隔を空けたタイミング毎に、帯電ロール2の表面にクリ
ーニング部材11を一定時間接触させクリーニング動作
を行わないときは、帯電ロール2からクリーニング部材
11は退避している必要があり、クリーニング部材11
を接離させるための機構に多くのスペースが必要であっ
た。
【0027】一方、本発明の画像形成装置では、図1に
示すように、クリーニング部材11は、感光体ドラム
(像担持体)1の回転の、該感光体ドラム1と帯電ロー
ル2との接触位置より下流側に設けられ、クリーニング
部材11が図面上、矢印のように上下に移動するもので
あるため、前記クリーニング部材11が帯電ロール2の
回転方向と平行に摺擦する方向で、帯電ロール2と接離
することができる。
【0028】これにより、前記図2の従来の帯電部材ク
リーニング装置に比べ、装置自体の構成を簡易にするこ
とができ、また、本発明におけるクリーニング部材11
は、図1の図面上、上部に退避する構造となっているた
め、図2の帯電部材クリーニング装置に比べ、露光のた
めのスペースを広く確保する必要がなく、装置そのもの
の占有スペースを少なくすることができるだけでなく、
画像形成装置全体としての省スペースにも寄与できる。
さらに、後述するように、クリーニング部材11に蓄え
きれなくなった汚れTを回収することができるため、従
来問題であった、クリーニング部材11への汚れTが目
づまり等として溜まることがなく、また、クリーニング
部材のくせを取る姿勢補正機能によりクリーニング部材
11としての維持性を向上させることができる。
【0029】図3は、本発明の帯電部材クリーニング装
置が、帯電ロール2のクリーニングを行っている状態の
拡大図である。図3においては、(a)、(b)に示す
ように、帯電ロール2の異なる位置でクリーニング部材
11が帯電ロール2と接触し、クリーニング部材11で
あるブラシは、いずれも帯電ロール2の回転に倣った状
態で帯電ロール2の表面をクリーニングしている。ここ
で、帯電ロール2の回転に倣った状態とは、図3に示す
ように、クリーニング部材11であるブラシが、帯電ロ
ール2の回転に撫でられるように変形している状態をい
う。このような状態でクリーニングを行うことにより、
ブラシの毛の逆立ち等による汚れの飛び散り等を効果的
に防止することができる。
【0030】また、図3における保持部材12は、図1
に示すように前記保持部材ガイド13によって、全体
(全面)が支持されている。これにより、クリーニング
部材11を保持し、スライドする保持部材12が、クリ
ーニング部材11が帯電ロール2に食い込むことにより
発生する反発弾性によってたわむことがなく、クリーニ
ング部材11が帯電ロール2の軸方向に全面平行に、か
つ、均一にクリーニング部材が食い込む構成とし、帯電
ロール2表面の汚れを均一に取ることができる。なお、
図3(a)においてカム14が矢印の方向に回転した場
合には、保持部材12は、スプリング15によって図面
上、上部に移動する。
【0031】次に、クリーニング部材11が、帯電ロー
ル2に接離する状態について説明する。前記のように、
本発明の帯電部材クリーニング装置10においては、ク
リーニング部材11が帯電ロール2の回転方向に倣った
状態でクリーニングを行なうことが好ましい。したがっ
て、クリーニング部材11が帯電ロール2に接離する場
合においても、上記状態が維持されることが好ましい。
そして、このためにはクリーニング部材11が、上記状
態を維持できる速度で帯電ロール2と接離する必要があ
る。
【0032】図4に、クリーニング部材11であるブラ
シが、帯電ロール2の回転の下流側で帯電ロール2と接
離する場合の例を示す。図4(a)は、帯電ロール2の
回転速度よりクリーニング部材11の帯電ロール2との
接離の速度、すなわち保持部材12がスライドする速度
が遅い場合、図4(b)は、帯電ロール2の回転速度よ
りクリーニング部材11の帯電ロール2との接離の速
度、すなわち保持部材12がスライドする速度が速い場
合を示す。
【0033】図4(b)の帯電ロール2との接離の速度
が速い場合には、図に示すように帯電部材11であるブ
ラシが帯電ロール2の回転に倣うことができないが、図
4(a)の帯電ロール2との接離の速度が遅い場合に
は、ブラシが帯電ロール2の回転に倣った状態のまま接
離することができる。これにより、汚れを蓄積したクリ
ーニング部材11であるブラシから、ブラシの毛の逆立
ちによる汚れの飛び散りが生ずることなく帯電ロール2
との接離を行なうことができる。
【0034】次に、図5に、クリーニング部材11であ
るブラシが、帯電ロール2の回転の上流側で帯電ロール
2と接離する場合の例を示す。図5(a)は、帯電ロー
ル2の回転速度よりクリーニング部材11の帯電ロール
2との接離の速度、すなわち保持部材12がスライドす
る速度が遅い場合、図5(b)は、帯電ロール2の回転
速度よりクリーニング部材11の帯電ロール2との接離
の速度、すなわち保持部材12がスライドする速度が速
い場合を示す。
【0035】クリーニング部材11が帯電ロール2の回
転の上流側で帯電ロール2と接離する場合にも、前記下
流側で接離する場合と同様に、図5(a)に示す帯電ロ
ール2の回転速度よりクリーニング部材11の帯電ロー
ル2との接離の速度、すなわち保持部材12がスライド
する速度が遅い場合に、ブラシが帯電ロール2の回転に
倣った状態のまま接離することができ、これにより、汚
れを蓄積したクリーニング部材11であるブラシから、
ブラシの毛の逆立ちによる汚れの飛び散りが生ずること
なく帯電ロール2との接離を行なうことができる。
【0036】図6は、クリーニング部材11としてブラ
シを用いた場合(a)、及びフォームまたはフェルトを
用いた場合(b)の、帯電ロール2との接触状態を示す
拡大図である。図6のように、(a)に示すクリーニン
グ部材をブラシ材料とした場合には、図6(b)に示す
クリーニング部材をフォームまたはフェルト材料とした
場合に比べ、帯電ロール2の回転により少ない食い込み
圧力で十分な食い込み量をかせぐことができ、帯電ロー
ル2表面の汚れのかきとりムラが発生することがない。
【0037】また、図7はクリーニング部材11内の汚
れを吐き出すまでの一連の動作を示す概略図である。図
7において、(a)はクリーニング部材11が帯電ロー
ル2から退避している状態、(b)はクリーニングを行
なっている状態、(c)はクリーニング部材11内の汚
れTが吐き出され、また同時に蓄えられた汚れTにより
くせが付いたクリーニング部材11が姿勢補正されてい
る状態を各々示す。
【0038】図7(c)に示すように、本発明の帯電部
材クリーニング装置は、クリーニング部材11を帯電ロ
ール2との接触位置を超えて突き出し、帯電ロール2を
フリッキング部材に見立ててクリーニング部材11内の
汚れTを積極的に吐き出す機能を有している。吐き出さ
れた汚れTは、別途設けた回収機構により現像器等に回
収される。
【0039】これにより、クリーニング部材11内に汚
れTが溜まりつづけたり、一様にくせが付いて汚れがす
り抜けることがなく、クリーニング部材11の維持性を
向上させることができる。なお、前記図7(c)の動作
は、一度退避した(a)の状態から、再度クリーニング
動作に入る直前に行なわれることが、帯電ロール2への
汚れの再付着等を防止する観点から好ましい。
【0040】本発明の画像形成装置においては、例え
ば、画像形成回数を計数する手段と、前記計数手段の計
数値が所定の値に達したタイミング毎に、帯電部材の表
面に一定時間だけ接触するように前記クリーニング部材
を接離させる接離手段とを備えるように構成されてい
る。
【0041】前記本発明の画像形成装置は、マイクロコ
ンピュータによって構成される制御装置によって各種の
動作が駆動制御されるが、前記計数値は、当該制御装置
が実行するソフトウェアカウンタによって構成してもよ
く、上記画像形成装置によって画像が形成されるたび
に、画像形成回数がソフトウェアカウンタのカウント値
として積算される。
【0042】このような構成によって、像担持体表面に
形成される画像の回数に応じて、帯電部材の表面をクリ
ーニングするタイミングを決定するなどにより、帯電部
材の表面を確実にクリーニングすることができ、画質欠
陥等の発生を長期にわたって防止することが可能となっ
ている。
【0043】以上本発明の帯電部材クリーニング装置及
びそれを備える画像形成装置について説明したが、本発
明の画像形成装置の種類については、本発明の帯電部材
クリーニング装置を備える画像形成装置であれば特に制
限はなく、例えば、黒色(ブラック)トナーのみを用
い、白黒画像を形成する画像形成装置、黒色に加えて、
シアン、マゼンタ、イエローの各色トナーを用いて、カ
ラー画像を形成する画像形成装置などいずれの方式のも
のであってもよい。
【0044】本発明の画像形成装置は、帯電装置として
帯電ロールを用いたものが好ましく用いられるが、露光
装置としてはレーザー光学系、LEDアレイなど設けた
ものを用いてもよく、現像装置は、トナー層が潜像担持
体に接触する方式のものでも、接触しない方式のもので
もよく、転写装置は、紙等に直接転写する方式のもので
も、中間転写体を介して転写する方式のものでもよく、
また、必要に応じてクリーニング装置等を有するもので
もよい。
【0045】
【実施例】画像形成装置として、図8に示すような4色
(イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブ
ラック(K))の現像器35を備えたタンデム式カラー
画像形成装置を用い、帯電装置に本発明の帯電部材クリ
ーニング装置を装着して、帯電ロールの汚れ評価を行な
った。
【0046】図8に示す画像形成装置おいては、感光体
29表面を均一に帯電する帯電ロール33(帯電装
置)、感光体29表面を露光し静電潜像を形成するレー
ザ光発生装置28(露光装置)、感光体29表面に形成
された潜像を現像剤を用いて現像し、トナー画像を形成
する現像器35(現像装置、図右から(Y)、(M)、
(C)、(B)の順)、感光体29に付着したトナーや
ゴミ等を除去する感光体クリナー34(クリーニング装
置)、記録紙表面のトナー画像を定着する定着ロール2
2等が備えられている。そして、帯電ロール33に各々
本発明のクリーニング部材としてブラシを用いた帯電部
材クリーニング装置を装着した。また、2000回の画
像形成毎にクリーニング部材が帯電ロールに接離し、1
5秒間クリーニングを行うよう制御回路にセッティング
した。
【0047】前記画像形成装置により、感光体ドラムの
線速を104mm/secとし、テストチャートの連続
印字を行い、初期と2000枚印字毎の帯電ロール33
のクリーニング前後での帯電ロール33の汚れを評価し
た。なお、前記汚れの評価は、画質ストレスであるハー
フトーン画像での画質欠陥となる汚れグレードをグレー
ド6とし、新品の汚れグレードをグレード0として、段
階的にクレード0からグレード6までを割り付けた限度
見本を基準とし、目視により判定を行った。結果を図9
に示す。
【0048】図9には、印字枚数(キロ枚)に対する各
プロセスカートリッジの帯電ロール((a):イエロ
ー、(b):マゼンタ、(c):シアン、(d):ブラ
ック)の汚れを前記グレードで示すが、図に示すよう
に、56000枚までの印字において、一定の間隔毎に
本発明の帯電部材クリーニング装置によりクリーニング
を行うことにより、Y、M、C、Kいずれのカートリッ
ジにおいても帯電ロールの汚れは安定しており、従来の
帯電部材クリーニング装置に比べ、長期にわたって高画
質な画像を得ることができることがわかった。
【0049】
【発明の効果】本発明によれば、帯電部材の汚れを効率
的にクリーニングし、クリーニング部材内から前記汚れ
を吐き出す機能、及び/または、クリーニング部材のく
せを取る姿勢補正機能を有することにより、クリーニン
グ部材としての維持性を飛躍的に伸ばすことができる。
また、少ない食い込み圧力でクリーニング部材の食い込
み量をかせぐことができ、帯電ロール表面の汚れを均一
に取ることが可能となる。さらに本発明によれば、クリ
ーニング部材の移動をスライド機構により簡素化でき、
また、クリーニング部材の退避方向が従来と異なるた
め、像体持体に対し占有スペースを少なくすることがで
き、小型で長期にわたり高画質の画像を得ることができ
る画像形成装置を提供することができる。。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の帯電部材クリーニング装置及び画像
形成装置の一例を示す構成断面図である。
【図2】 従来の帯電部材クリーニング装置及び画像形
成装置の一例を示す構成断面図である。
【図3】 本発明の帯電部材クリーニング装置によるク
リーニング状態を示す概念図である。
【図4】 本発明に用いられるクリーニング部材が帯電
部材と接離する状態を示す概念図である。
【図5】 本発明に用いられるクリーニング部材が帯電
部材と接離する他の状態を示す概念図である。
【図6】 本発明に用いられるクリーニング部材が帯電
部材と接触している状態を示す拡大図である。
【図7】 本発明に用いられるクリーニング部材内の汚
れを吐き出し、クリーニング部材の姿勢を補正している
状態を示す概念図である。
【図8】 本発明の画像形成装置の他の一例を示す構成
断面図である。
【図9】 本発明の画像評価装置での汚れの評価結果の
を示す図である。
【符号の説明】
1、29 感光体ドラム(像担持体) 2、33 帯電ロール(帯電部材) 3 露光 4 現像ロール 6 転写ロール 7 記録紙 8 クリーニング装置 10 帯電部材クリーニング装置 11 クリーニング部材 12 保持部材 13 保持部材ガイド 14 カム 20 トナーカートリッジ 22 定着ロール 23 バックアップロール 24 テンションロール 25 2次転写ロール 26 用紙径路 27 用紙トレイ 28 レーザ発生装置 30 1次転写ロール 31 駆動ロール 32 転写クリナー 34 感光体クリナー 35 現像器 36 中間転写体

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転する像担持体の表面に接触し、回転
    しながら該像担持体の表面を帯電させる帯電部材に、ク
    リーニング部材を当接させ前記帯電部材の表面をクリー
    ニングする帯電部材クリーニング装置であって、前記ク
    リーニング部材が、帯電部材の回転方向と平行に摺擦す
    る方向で、前記帯電部材と接離することを特徴とする帯
    電部材クリーニング装置。
  2. 【請求項2】 前記クリーニング部材を保持する保持部
    材と、該保持部材を介して前記クリーニング部材と反対
    側で前記保持部材全体を支持する保持部材ガイドとを有
    し、前記保持部材が、前記保持部材ガイドに沿ってスラ
    イドすることを特徴とする請求項1に記載の帯電部材ク
    リーニング装置。
  3. 【請求項3】 前記クリーニング部材が帯電部材と接離
    する際、クリーニング部材が前記帯電部材の回転方向に
    倣った状態を維持できる速度で前記帯電部材と接離する
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の帯電部材ク
    リーニング装置。
  4. 【請求項4】 前記帯電部材とクリーニング部材との接
    離が、該帯電部材の回転の下流側で行われることを特徴
    とする請求項3に記載の帯電部材クリーニング装置。
  5. 【請求項5】 前記帯電部材とクリーニング部材との接
    離が、該帯電部材の回転の上流側で行われることを特徴
    とする請求項3に記載の帯電部材クリーニング装置。
  6. 【請求項6】 前記クリーニング部材がブラシであるこ
    とを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の帯電部
    材クリーニング装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかに記載の帯電部
    材クリーニング装置を備えることを特徴とする画像形成
    装置。
  8. 【請求項8】 クリーニング部材が、像担持体の回転
    の、該像担持体と帯電部材との接触位置より下流側に設
    けられるように帯電部材クリーニング装置を備えること
    を特徴とする請求項7に記載の画像形成装置。
  9. 【請求項9】 クリーニング部材内の汚れ吐き出し機
    能、及び/または、クリーニング部材のくせ取り機能を
    有する帯電部材クリーニング装置を備えたことを特徴と
    する請求項7または8に記載の画像形成装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007292960A (ja) * 2006-04-24 2007-11-08 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
JP2013054220A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Ricoh Co Ltd 画像形成装置

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