JP2006309003A - 画像形成装置 - Google Patents

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【課題】 簡単な構成で中間転写ベルト上の残留物を完全にクリーニングする。
【解決手段】 ベルトクリーニング装置は中間転写ベルト11に当接してその残留物を除去する第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20を有し、第1のクリーニングブラシには帯電列において中間転写ベルトとの摩擦によって負帯電し易い材料を用い、第2のクリーニングブラシには帯電列において中間転写ベルトとの摩擦によって正帯電し易い材料を用いて、第1及び第2のクリーニングブラシと中間転写ベルトの表面とが、第1のクリーニングブラシ<中間転写ベルト<第2のクリーニングブラシで規定される帯電列の関係を満足する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、又はファクシミリ装置等の電子写真プロセスを用いた画像形成装置に関し、特に、中間転写ベルト等の中間転写体を備え、転写後中間転写体に残留する残留物を除去するためのクリーニング装置に関するものである。
一般に、電子写真プロセスを用いたフルカラー画像形成装置として、中間転写ベルトを用いて中間転写ベルト上にトナー像を順次重ね合わせて転写して(1次転写)、カラートナー像を形成した後、2次転写位置で記録媒体(記録用紙、以下単に用紙と呼ぶ)に中間転写ベルト上のカラートナー像を転写してカラー画像形成を行うようにしたものがある(このようなカラー画像形成装置は、タンデム型画像形成装置と呼ばれる)。
カラートナー像転写後には、中間転写ベルト上に残留トナーが付着しており、さらには、用紙の紙粉等も付着しているため、転写後中間転写ベルトをクリーニング装置でクリーニングする必要がある。一般にこのようなクリーニング装置として、ブレード又はファーブラシが用いられている。
ところが、ブレードを用いて残留トナー等の残留物をクリーニングしようとすると、特に中間転写ベルトが弾性ベルトである際には、ブレードのめくれ及び残留トナーのすりぬけ等が発生し、中間転写ベルトを十分にクリーニングすることができない。このため、ファーブラシを用いて中間転写ベルトのクリーニングを行うことが多く、ファーブラシを用いれば、ファーブラシにクリーニング電圧を印加して静電的に残留物をファーブラシに吸着させることもできる。
トナーとして正帯電トナーを用いると、ファーブラシにマイナスのクリーニング電圧を印加することになり、つまり、トナーと逆極性のクリーニング電圧をファーブラシに印加することになるものの、中間転写ベルト上の残留物には負帯電のトナーも僅かながら含まれており、その結果、中間転写ベルト上の残留物、特に、残留トナーを完全にクリーニングすることが困難となってしまい、所謂クリーニング不良が生じることがある。
このような不具合を防止するため、トナーと逆極性で少なくとも中間転写ベルトの1周分又は画像形成領域のクリーニングを行った後、正規なトナーと同極性のバイアスにバイアスローラへの印加電圧を変更し、さらに少なくとも中間転写ベルトの1周分又は画像形成領域のクリーニングを行うようにしたものがある(特許文献1参照)。
さらに、二次転写領域を通過した未転写トナーをブレード及び導電性ローラ部材を備えた補助手段によって機械的及び静電的に除去する際、導電性ローラ部材の電位状態を、当該補助手段によるクリーニング機能が低下するアイドル電位状態に切り換えるようにしたものがある(特許文献2参照)。
また、クリーニング装置が、残留トナーを静電的に吸着して回収するための二つのクリーニング部材と、これらクリーニング部材にバイアスを印加するバイアス印加手段とを備えて、クリーニング部材を2次転写位置と1次転写位置との間に配置するとともに、一方のクリーニング部材を2次転写位置に対して中間転写ベルトの移動方向下流側に、他方のクリーニング部材を一方のクリーニング部材に対して中間転写ベルトの移動方向下流側に配設して、一方のクリーニング部材に所望のトナー帯電極性と異極性のバイアスを印加し、他方のクリーニング部材に所望のトナー帯電極性と同極性のバイアスを印加するようにしたものがある(特許文献3参照)。
特開2000−19862公報 特開2003−177584公報 特開2002−229344公報
ところが、特許文献1においては、トナーと逆極性のクリーニング電圧を中間転写ベルトの1周分印加した後、トナーと同極性のクリーニング電圧を中間転写ベルトの1周分印加して、残留トナーを完全にクリーニングしようとしているものの、クリーニングの際の少なくとも中間転写ベルトを2周させなければならず、クリーニングに時間をようしてしまうという課題がある。さらには、クリーニング電圧の極性を逆に変更した際、既に回収したトナーが中間転写ベルトに吐き出されてしまうという課題がある。
特許文献2においては、導電性ローラ部材の電位状態を、補助手段によるクリーニング機能が低下するアイドル電位状態に切り換えるようにして、クリーニング性能を向上させているものの、つまり、クリーニング前にバイアス電圧を印加して残留トナーの極性を揃えるようにしているものの、このような制御を行うと、クリーニング装置自体が大型化するばかりでなく、複雑となってしまうという課題がある。
特許文献3においては、二つのクリーニング部材を2次転写位置と1次転写位置との間に配置するとともに、一方のクリーニング部材を2次転写位置に対して中間転写ベルトの移動方向下流側に、他方のクリーニング部材を一方のクリーニング部材に対して中間転写ベルトの移動方向下流側に配設して、一方のクリーニング部材に所望のトナー帯電極性と異極性のバイアスを印加し、他方のクリーニング部材に所望のトナー帯電極性と同極性のバイアスを印加して、残留トナーを完全に除去しているものの、二つのクリーニング部材に対してそれぞれバイアス印加手段を備えなければならないから、クリーニング装置自体が大型化、且つ複雑化するという課題がある。
従って、本発明はかかる従来技術の問題に鑑み、簡単な構成で中間転写ベルト上の残留物を完全にクリーニングすることのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
そこで、本発明はかかる課題を解決するために、所定の方向に回転駆動される中間転写ベルトと、該中間転写ベルトの移動方向に沿って配置され各色毎のトナー像を担持する像担持体を有する複数の画像形成ユニットと、前記像担持体上のトナー像を順次前記中間転写ベルト上に転写する1次転写手段と、前記中間転写ベルト上のトナー像を2次転写位置で記録媒体に転写する2次転写手段と、2次転写後前記中間転写ベルトに残留する残留物をクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置において、前記クリーニング手段は前記中間転写ベルトに当接して前記残留物を除去する第1及び第2のクリーニング部材を有し、前記第1のクリーニング部材には帯電列において前記中間転写ベルトとの摩擦によって負帯電し易い材料が用いられ、前記第2のクリーニング部材には帯電列において前記中間転写ベルトとの摩擦によって正帯電し易い材料が用いられており、前記第1及び前記第2のクリーニング部材と前記中間転写ベルトの表面とが、第1のクリーニング部材<中間転写ベルト<第2のクリーニング部材で規定される帯電列の関係を満足していることを特徴とするものである。
本発明では、トナーの正規帯電極性と逆極性を有するクリーニング部材が前記2次転写位置側に配置されていることが好ましく、さらには、前記第1及び前記第2のクリーニング部材はファーブラシであって、前記中間転写ベルトはポリウレタンにシリコンが分散された弾性ベルトであることが好ましい。
以上のように、本発明の画像形成装置は、クリーニング手段が第1及び第2のクリーニング部材を備えて、第1のクリーニング部材には帯電列において中間転写ベルトとの摩擦によって負帯電し易い材料を用い、第2のクリーニング部材には帯電列において中間転写ベルトとの摩擦によって正帯電し易い材料を用いて、第1及び第2のクリーニング部材と中間転写ベルトの表面とが、第1のクリーニング部材<中間転写ベルト<第2のクリーニング部材で規定される帯電列の関係を満足するようにしたので、中間転写ベルト上の残留物が正負いずれの極性の帯電を帯びていても、第1及び第2のクリーニング部材で中間転写ベルト上の残留物を完全にクリーニングすることができ、クリーニング不良が生じることがないという効果があり、さらには、第1及び第2のクリーニング部材にクリーニングバイアスを印加する必要がなく、画像形成装置を小型化することができるという効果がある。
本発明では、トナーの正規帯電極性と逆極性を有するクリーニング部材を2次転写位置側に配置するようにしたので、逆極性に帯電されたトナーを確実に除去することができ、しかも第1及び第2のクリーニング部材としてファーブラシを用いるようにしたので、トナーのすり抜けを確実に阻止できるという効果がある。
以下、図面を参照して本発明の好適な実施例を例示的に詳しく説明する。但しこの実施例に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対的配置等は特に特定的な記載がない限りは、この発明の範囲をそれに限定する趣旨ではなく、単なる説明例に過ぎない。
図1は画像形成装置として用いられるタンデム型カラープリンターの一例を概略的に示す図であり、図示のプリンター10においては、外部コンピュータ(図示せず)から送られる原稿画像データの色情報に応じてフルカラー画像出力とモノクロ画像出力とのいずれかを選択する。プリンター10は中間転写ベルト11を有しており、中間転写ベルト11は駆動ローラ12、従動ローラ14、及び補助ローラ(テンションローラ)13に張架されて、駆動ローラ12の駆動によって実線矢印で示す方向に回転駆動される。
中間転写ベルト11に沿って、中間転写ベルト11の搬送方向上流側から順次4つの画像形成ユニット15M、15C、15Y、及び15Bが配置され、図示の例では、中間転写ベルト11の回転方向上流側から順に、マゼンタ用(M)画像形成ユニット15M、シアン用(C)画像形成ユニット15C、イエロー用(Y)画像形成ユニット15Y、及びブラック用(BK)画像形成ユニット15Bが中間転写ベルト11に沿って配列されている。
画像形成ユニット15M、15C、15Y、及び15Bはそれぞれアモルファスシリコン(a−Si)を感光体とする感光体ドラム16a〜16dを備えており、各感光体ドラム16a〜16dの周囲にはそれぞれ帯電器(図示せず)、LEDプリントヘッドユニット(図示せず)、現像装置16e〜16h、及びドラムクリーニング装置(図示せず)等が配置されている。そして、感光体ドラム16a〜16dに対向して中間転写ベルト11を挟んで1次転写ローラ17a〜17dが配置されている。
補助ローラ14に対向して中間転写ベルト11を挟んで2次転写ローラ18が配置され、さらに、2次転写ローラ18、つまり、2次転写位置と従動ローラ13との間(言い換えると、2次転写位置と中間転写ベルト11の回転方向最上流側に位置する感光体ドラムとの間)には第1及び第2のクリーニングブラシ(ファーブラシ)19及び20が配置され、中間転写ベルト11に当接している。
カラーモードで画像形成を行う場合には、感光体ドラム16a〜16dが中間転写ベルト11に当接した状態となって、感光体ドラム16a〜16d上にそれぞれM〜BKトナー像が形成されて、1次転写ローラ17a〜17dに印加された1次転写バイアス電圧によって、順次M〜BKトナー像が中間転写ベルト11上に転写されて、中間転写ベルト11上カラートナー像が形成される。
給紙カセット(図示せず)から2次転写位置に用紙が搬送されて、2次転写ローラ18に印加された2次転写バイアス電圧によって中間転写ベルト11上のカラートナー像が用紙に転写される。その後、用紙は定着装置(図示せず)に搬送されて、ここでカラートナー像が定着されて、排出部(排紙トレイ:図示せず)に排紙される。一方、2次転写の後、中間転写ベルト11上に残留する残留トナー及び中間転写ベルト11に付着した紙粉等の残留物は後述するようにしてクリーニングブラシ19及び20でクリーニングされる。
なお、モノクロモードで画像形成を行う際には、中間転写ベルト11を含む転写ベルトユニットが駆動ローラ12の軸心を中心に回動されて、感光体ドラム16a〜16cが転写ベルト11から離間した状態となり、感光体ドラム16dのみが中間転写ベルト11を挟んで転写ローラ17dに当接した状態となる。そして、1次転写ローラ17dに1次転写バイアス電圧が印加されて、前述したようにしてブラックトナー像が用紙に転写された後、定着装置を介して排紙されることになる。
図示の例において、中間転写ベルト11の材質と第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20の材質を決定する際には、次のように帯電列を考慮する。一般に、電子を放出しやすいもの又は電子を受け取りやすいものの序列を帯電列と呼び、異種の物質間で接触・摩擦が行われた際、正(プラス)帯電しやすいものを上位に、負(マイナス)に帯電し易いものを下位にして、図2に示す帯電列が得られる。例えば、図2においてガラス棒を絹布で擦ると、ガラス棒は正帯電し、絹布は負帯電する。図2に示す帯電列において互いに近い位置にあるもの同士では、接触・摩擦した際の帯電量は比較的少なく、帯電列上で遠くに位置するもの同士では帯電量が大きくなる。
また、図3に示すように、第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20にはそれぞれフリッカー21及び22が当接し、これらフリッカー21及び22によって第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20で回収した残留物が剥ぎ取られて、トナー回収タンク23に回収される。
ここで、上述の構成のプリンター10を用いて1万枚の印字を行ってクリーニング不良があるか否かを目視によって確認した。その際、図4に示すように、赤、緑、青、黒のソリッド100%の帯24乃至27を一枚の用紙に印字した後、続けて白紙状態での印字を二枚行って(合計3枚)、一万枚に達するまで、同様にして印字を行った。その結果を図5に示す。なお、正規のトナー帯電が正帯電であるトナーを用いて印字を行った。
図5において、実施例1では、中間転写ベルト11はウレタンゴムを用いた弾性ベルトであり、一方、第2のクリーニングブラシ20はナイロン樹脂製、第1のクリーニングブラシ19はフッ素(テフロン(登録商標))樹脂製である。また、実施例2では中間転写ベルト11としてウレタンゴムにシリコンコートを施した弾性ベルトを用い、第2のクリーニングブラシ20はアクリル樹脂製、第1のクリーニングブラシ19はフッ素(テフロン(登録商標))樹脂製である。
一方、比較例1では、中間転写ベルト11としてウレタンゴムにシリコンコートを施した弾性ベルトを用い、第2のクリーニングブラシ20はアクリル樹脂製、第1のクリーニングブラシ19はナイロン樹脂製である。また、比較例2では、中間転写ベルト11としてウレタンゴムにシリコンコートを施した弾性ベルトを用い、第1及び第2のクリーニングブラシ20はそれぞれフッ素(テフロン(登録商標))樹脂製である。さらに、比較例3では、中間転写ベルト11はウレタンゴムを用いた弾性ベルトであり、第2のクリーニングブラシ20はウレタン樹脂製、第1のクリーニングブラシ19はナイロン樹脂製である。
図5から明らかなように、実施例1及び2においては、一万枚印字後においても白紙に縦スジ等は目視されず、中間転写ベルト11のクリーニングが良好に行われていることが確認できた。一方、比較例1においては、五千枚の印字後に白紙に縦スジが生じた。比較例1では、用紙に転写されずに残ったトナー、つまり、正帯電トナーに関してクリーニング不良が生じ、白紙に縦スジが生じてしまう。
さらに、比較例2においては、百枚の印字後に白紙に縦スジが生じた。比較例2では、転写中の転写残トナー、つまり、負帯電トナーに関してクリーニング不良が生じ、白紙に縦スジが生じてしまう。また、比較例3においては、二千枚の印字後に白紙に縦スジが生じた。比較例3では、用紙に転写されずに残ったトナー、つまり、正帯電トナーに関してクリーニング不良が生じ、白紙に縦スジが生じてしまう。
発明者の実験によれば、正規のトナー帯電が正帯電であるトナーを用いた際には、第2のクリーニングブラシ20の材料として正帯電し易い材料を用い、第1のクリーニングブラシ19の材料として負帯電し易い材料を用いて、第2のクリーニングブラシ20の材料の帯電列をP2、第1のクリーニングブラシ19の材料の帯電列P1、中間転写ベルト11の表面材質の帯電列をP3とした際、P2>P3>P1の関係となる材料を用いれば、中間転写ベルト11に残留する残留物を完全に除去できることが確認できた。
第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20は2次転写位置と従動ローラ13との間に配置されるが、第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20のどちらを、2次転写位置側(中間転写ベルト11の回転方向上流側)に配置するようにしてもよい。好ましくは、正規のトナー帯電が正帯電であるトナーを用いた際には、第1のクリーニングブラシ19を2次転写位置側に配置し、正規のトナー帯電が負帯電であるトナーを用いた際には、第2のクリーニングブラシ20を2次転写位置側に配置する。つまり、トナーの正規の帯電極性に関して、逆極性の帯電特性を有する材料を用いたクリーニングブラシを2次転写位置側に配置することが望ましい。
なお、中間転写ベルト11の材料として、ポリウレタンにシリコンを分散させたものを用いるようにしてもよく、この材料はポリウレタンと同等の帯電列であり、フッ素コートを用いた場合に比べて、コストを安価にでき、有害物質であるハロゲンを用いる必要がないという利点がある。しかも、フッ素は、帯電列において極めてマイナスに帯電し易く、トナーとの反発力又は付着力が強くなって好ましくない。つまり、負帯電トナーについては、付着力が強くなって2次転写不良が発生するばかりでなく、クリーニング不良が生じてしまい。正帯電トナーでは、反発力が強くなって1次転写不良が生じてしまう。
このようにして、第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20と中間転写ベルト11の材料(材質)を帯電列に応じて選定することによって、残留物が正負いずれの極性の帯電を帯びていても、第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20で中間転写ベルト11上の残留物を完全にクリーニングすることができ、クリーニング不良が生じることがない。
さらに、第1及び第2のクリーニングブラシ19及び20にはクリーニングバイアスを印加する必要がないから、クリーニング装置自体の構成が極めて簡単になり、その結果、画像形成装置を小型化することができる。
ベルトクリーニング装置が第1及び第2のクリーニングブラシを備えて、第1のクリーニングブラシには帯電列において中間転写ベルトとの摩擦によって負帯電し易い材料を用い、第2のクリーニングブラシには帯電列において中間転写ベルトとの摩擦によって正帯電し易い材料を用いて、第1及び第2のクリーニングブラシと中間転写ベルトの表面とが、第1のクリーニングブラシ<中間転写ベルト<第2のクリーニングブラシで規定される帯電列の関係を満足するようにしたから、中間転写ベルト上の残留物が正負いずれの極性の帯電を帯びていても、第1及び第2のクリーニングブラシで中間転写ベルト上の残留物を完全にクリーニングすることができ、クリーニング不良が生じることがない結果、タンデム型画像形成装置における中間転写ベルトのクリーニングに適用できる。
本発明による画像形成装置の一例を概略的に示す図である。 帯電列の一例を示す図である。 図1に示すクリーニング装置を詳細に示す図である。 図1に示す画像形成装置におけるクリーニング性能を確認する際の印字パターンの一例を示す図である。 図1に示す画像形成装置におけるクリーニング性能の実験結果を示す図である。
符号の説明
10 プリンター
11 中間転写ベルト
12 駆動ローラ
13 補助ローラ(テンションローラ)
14 従動ローラ
15M,15C,15Y,15B 画像形成ユニット
16a〜16d 感光体ドラム
16e〜16h 現像装置
17a〜17d 1次転写ローラ
18 2次転写ローラ
19,20 クリーニングブラシ
21,22 フリッカー
23 トナー回収タンク

Claims (3)

  1. 所定の方向に回転駆動される中間転写ベルトと、該中間転写ベルトの移動方向に沿って配置され各色毎のトナー像を担持する像担持体を有する複数の画像形成ユニットと、前記像担持体上のトナー像を順次前記中間転写ベルト上に転写する1次転写手段と、前記中間転写ベルト上のトナー像を2次転写位置で記録媒体に転写する2次転写手段と、2次転写後前記中間転写ベルトに残留する残留物をクリーニングするクリーニング手段とを有する画像形成装置において、
    前記クリーニング手段は前記中間転写ベルトに当接して前記残留物を除去する第1及び第2のクリーニング部材を有し、
    前記第1のクリーニング部材には、帯電列において前記中間転写ベルトとの摩擦によって負帯電し易い材料が用いられ、前記第2のクリーニング部材には帯電列において前記中間転写ベルトとの摩擦によって正帯電し易い材料が用いられており、
    前記第1及び前記第2のクリーニング部材と前記中間転写ベルトの表面とが、第1のクリーニング部材<中間転写ベルト<第2のクリーニング部材で規定される帯電列の関係を満足していることを特徴とする画像形成装置。
  2. トナーの正規帯電極性と逆極性を有するクリーニング部材が前記2次転写位置側に配置されていることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記第1及び前記第2のクリーニング部材はファーブラシであって、前記中間転写ベルトはポリウレタンにシリコンが分散された弾性ベルトであることを特徴とする請求項1又は2記載の画像形成装置。
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