JP2007057629A - 画像形成装置 - Google Patents

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Seiji Kojima
誠司 小島
Masaki Kadota
雅樹 門田
Takahiko Murata
貴彦 村田
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Abstract

【課題】
カラー画像形成時とモノクロ画像形成時のいずれの場合でも接触型帯電器の表面のクリーニング性を充分に確保し、かつ、キズの発生を抑制することによって、これら汚れやキズに起因する画像不良の発生を長期的に抑制する。
【解決手段】
感光体ドラム18の表面18aに接触して帯電を行う帯電ローラー19と、前記帯電ローラー19をクリーニングする導電性ブラシローラー23とを備えた画像形成装置1において、入力されたモノクロ又はカラーの画像信号に応じて、導電性ブラシローラー23の回転速度や導電性ブラシローラー23に印加するバイアス電圧を変更する手段を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機、プリンター等の画像形成装置、特にカラー印刷に対応した画像形成装置に関するものである。
近年、環境意識の高まりから、複写機、プリンター等の画像形成装置において、感光体表面を帯電させるために用いられる帯電器として、オゾン発生量の少ない接触型帯電器が多く使用されている。この接触型帯電器は、感光体の表面に接触させた状態で電圧を印加して感光体表面を一様に帯電するタイプの帯電器であり、特に感光体とともに回転しながら帯電を行う帯電ローラーが多く用いられている。
しかし、帯電ローラーは、感光体表面と接触する構成となっているため、感光体表面の転写残トナー、放電生成物、空気中のほこり、紙粉などの汚れが帯電ローラー表面に付着しやすく、このような汚れが付着すると帯電不良を引き起こし、この結果、帯電ムラ、画像ボケ等の画像不良を引き起こす原因になりやすいという問題がある。
そこで、このような問題を解決するため、特許文献1には、上記のような帯電ローラーに発泡ポリウレタンや発泡ポリエチレン等のスポンジ材から成るクリーニング部材を常時接触させるようにしたものが提案されている。
あるいは、特許文献2、3及び4には、クリーニング部材の接離手段を備えており、クリーニング時以外はクリーニング部材を帯電ローラーから離間させることが提案されている。
ここで、トナーの成分である酸化チタン(TiO2)等の外添剤の添加量は、トナーの現像性、転写性、転写残トナーのクリーニング性、等に大きな影響を与えるため、最適な外添剤の量はトナーの種類によって異なることが多い。特にカラープリンター等のカラー印刷に対応した画像形成装置では、一般にイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの4色のトナーが用いられているが、各トナーによって外添剤の添加量が異なる場合も多く、そのためカラー画像形成時とモノクロ画像形成時とでは、帯電器表面の汚れの進行には大きな差を生じる場合が多い。
特開平3−100676号公報 特開平7−128956号公報 特開平8−22172号公報 特開2002−116610号公報
しかしながら、上記特許文献1〜4に提案されたいずれのものも、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時とで、クリーニング条件を変えていないため、外添剤の添加量の多いトナーに合わせてクリーニング条件を設定した場合は、外添剤の添加量の少ないトナーでは、添加量の多いトナーに比べて、帯電ローラー表面の汚れを素早くクリーニングできる反面、帯電ローラー表面にキズを生じやすくなり、逆に外添剤の添加量の少ないトナーに合わせてクリーニング条件を設定した場合は、外添剤の添加量の多いトナーでは帯電ローラー表面のキズは生じにくくなる反面、帯電ローラー表面の汚れが取れにくくなる。
本発明においては上述の事情を鑑み、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時のいずれの場合でも接触型帯電器の表面のクリーニング性を充分に確保し、かつ、キズの発生を抑制することによって、これら汚れやキズに起因する画像不良の発生を長期的に抑制することのできる画像形成装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、所定の方向に回転する感光体と前記感光体の表面に形成される静電潜像を現像して各色トナー像を形成する複数の現像器と、前記感光体の表面に接触して帯電を行う接触型帯電器と、前記帯電器をクリーニングする帯電器クリーニング部材とを備え、複数色のトナー像を用紙上に転写して画像形成を行うカラー画像形成と、単色のトナー像を用紙上に転写して画像形成を行うモノクロ画像形成を選択的に行うことができる画像形成装置において、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時とで、帯電器クリーニング部材による帯電器のクリーニング条件を変更する手段を備えたことを特徴とする。
具体的には、前記接触型帯電器として帯電ローラーを好適に用いることができ、前記帯電器クリーニング部材としては帯電ローラーの長手方向に該帯電ローラーに接触するように設けられたブラシローラーを好適に用いることができる。前記ブラシローラーの駆動手段と、前記駆動手段により回転されるブラシローラーの回転速度を設定する手段とを備えている場合には、変更する帯電器クリーニング条件をブラシローラーと帯電ローラーの回転速度の速度差とし、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時とで、この速度差を変更するようにするとよい。例えば、ブラシローラーと帯電ローラーの回転速度の速度差をカラー画像形成時は速度差が相対的に大きく、モノクロ画像形成時は速度差が相対的に小さくなるように変更すると、モノクロ画像形成時よりもカラー画像形成時におけるブラシローラーが帯電ローラーの表面を摺擦する強度が強くなり、カラー画像形成時のクリーニング性を向上させることができる。
特に、前記ブラシローラーとして導電性ブラシローラーを用い、この導電性ブラシローラーにバイアス電圧を印加する手段を備えている場合には、変更する帯電器クリーニング条件を導電性ブラシローラーに印加するバイアス電圧とし、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時とで、このバイアス電圧を異ならせるようにしてもよい。例えば、カラー画像形成時にのみ前記バイアス電圧を印加すると、バイアス電圧を印加していないモノクロ画像形成時よりもカラー画像形成時における導電性ブラシローラーの静電吸着作用が増大し、カラー画像形成時のクリーニング性を向上させることができる。
本発明によると、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時との接触型帯電器のクリーニング条件を変更することによって、接触型帯電器の汚れを充分に除去し、また過剰なクリーニングにより接触型帯電器に生ずるキズを抑制することで、長期にわたって良好な画像を得ることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について図面を参照して説明する。
まず、本発明に係る画像形成装置(カラーレーザープリンター)の全体構成を図1に基づいて説明する。図1は本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。画像形成装置1の本体下部には、積載された用紙束を収容する給紙カセット等の給紙部2が設けられている。この給紙部2の一端部には、積載された用紙Pを最上位紙から1枚ずつ給紙するための分離給送手段3が設けられている。
給紙部2の上方には、本体右側面部から本体左側面部へ略水平に延び、さらに上方へ延びて本体上面に形成された排紙トレイ4に至る搬送路5が形成されている。この搬送路5に沿って上流側から順に上記分離給送手段3、搬送ローラー対6、二次転写ローラー7、定着ローラー対8、搬送ローラー対9,10及び排紙ローラー対11が配置されている。
水平方向の搬送路5の上方には無端状の中間転写ベルト12が回転自在に配設されている。中間転写ベルト12は、駆動ローラー13、従動ローラー14、テンションローラー15及び一次転写ローラー16に懸架されており、駆動ローラー13が回転駆動されることにより、上記のローラーとともに矢印のように時計方向に回転されるようになっている。また、駆動ローラー13は中間転写ベルト12を介して上記二次転写ローラー7と当接し、中間ベルトの回転方向においてこの当接部(二次転写領域)の下流部にクリーニングブレード17が駆動ローラー13に圧接するように転写ベルト12に当接している。一次転写ローラー16は中間転写ベルト12を介して像担持体である感光体ドラム18と当接している。
感光体ドラム18は図示しない駆動装置によって反時計方向に回転駆動され、その回転方向に沿って上方から順に接触型帯電器である帯電ローラー19、現像ユニット20、上記一次転写ローラー16、クリーニングローラー21、クリーニングブレード22が配設されている。帯電ローラー19は感光体ドラム18の上部でこれに当接して、感光体ドラム18の回転に従動して回転する。帯電ローラー19の感光体ドラム18と当接している反対側には、帯電器クリーニング部材である導電性ブラシローラー23が帯電ローラー19の長手方向に接触配置されている。現像ユニット20の上方には、既知の光学系を利用したレーザー光学ユニット24が配置されている。
現像ユニット20は、全体が略円筒形状であり、その両端部で回転自在に支持されている。この現像ユニット20の内部は、十字型の仕切り壁20aにより4つの部屋に区切られ、ここにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色のトナーに対応して4つの現像器25Y,25M,25C,25Kがそれぞれ構成されている。なお、図示する現像器の配置は一例であって、これには限定されない。
各現像器25Y,25M,25C,25Kは、個別に回転駆動される現像ローラー26,27,28,29をそれぞれ備えている。また、現像ユニット20には、図示しない駆動部が図示しないクラッチを介して接続されており、この駆動部を駆動することで現像ユニット20が回転して、いずれかの現像器の現像ローラーを選択的に感光体ドラム18に対向配置させ、現像動作が行われるようになっている。
次に、上記のように構成された画像形成装置による画像形成動作について説明する。まず、感光体ドラム18が回転駆動されることにより、帯電ローラー19が従動回転し、感光体ドラム18の表面18aが一様に帯電される。そして、入力された画像信号に基づいて、レーザー光学ユニット24が動作し、帯電後の感光体ドラム18上にレーザー光が照射され、感光体ドラム18の表面18aに静電潜像が形成される。こうして形成された静電潜像は現像ユニット20によって上記のようにして現像される。
すなわち、モノクロ画像形成の場合には、現像器25Kの現像ローラー29のみを静電潜像の形成された感光体ドラム18に対向配置させてブラックのトナー像を感光体ドラム18の表面18aに形成し、カラー画像形成の場合には、駆動部を駆動することで現像ユニット20を回転させ、4つの現像器25Y,25M,25C,25Kの各現像ローラー26,27,28,29を順次選択的に感光体ドラム18に対向配置させ、各色のトナー像を感光体ドラム18の表面18aに形成する。
このようにして感光体ドラム18の表面18aに形成されたトナー像は、一次転写ローラー16によって、時計方向に回転する中間転写ベルト12上に一次転写される。
すなわち、モノクロ画像形成の場合には、感光体ドラム18の表面18aに形成されたブラックのトナー像を一次転写ローラー16によって回転する転写ベルト12上に転写してモノクロ画像を形成し、カラー画像形成の場合には、感光体ドラム18の表面18aに形成された各色のトナー画像を一次転写ローラー16によって順次回転する中間転写ベルト12上に転写し、これらを重ね合わせてカラー画像を形成する。なお、カラー画像形成の場合、一次転写動作中にはクリーニングブレード17は中間転写ベルト12より離間されている。
そして、所定の二次転写領域において、分離給送手段3によって給紙部2から給紙され、さらに搬送ローラー対6により搬送路5を搬送されてきた用紙P上に、二次転写ローラー7によって中間転写ベルト12上のモノクロ画像又はカラー画像が一括で二次転写される。
そして、このようにしてモノクロ画像又はカラー画像が転写された用紙Pは、搬送路5を略水平方向に搬送され、定着ローラー対8により用紙P上のトナー像が加熱されて定着される。定着後、用紙Pは搬送ローラー対9の下流部で搬送方向を上方に変えられ、搬送ローラー対10によりさらに搬送路5を搬送され、最終的に排紙ローラー対11により排紙トレイ4上に排紙される。
なお、一次転写されずに感光体ドラム18上に残ってしまう未転写トナーは、クリーニングローラー21及びクリーニングブレード22で除去され、二次転写されずに中間転写ベルト12上に残った未転写トナーはクリーニングブレード17によって除去される。除去されたトナーは回収スクリューなどのトナー回収装置によって図示しない廃棄ボトルへと搬送される。
ここで、図2を参照して、感光体ドラム18、帯電ローラー19及び導電性ブラシローラー23の部分についてさらに説明する。図2は感光体ドラム18、帯電ローラー19及び導電性ブラシローラー23を示す概略構成ブロック図である。
感光体ドラム18は、φ30mm径の円筒形状のアルミニウム芯金の表面に膜厚20μmのアモルファスシリコン層を形成したものを用いており、駆動装置30により回転駆動される。
帯電ローラー19は、表層に抵抗値106Ω、JIS−A硬度50°のゴムを使用したφ12mm径の導電性ゴムローラーを用いており、電圧印加装置31により所定の電圧を印加することができるようになっている。帯電ローラー19は感光体ドラム18の上部に当接するように設けられており、感光体ドラム18が反時計方向に回転することで、帯電ローラー19は感光体ドラム18の表面18aに接触して時計方向に従動回転するが、このとき、電圧印加装置31から電圧を印加することにより、感光体ドラム18の表面のアモルファスシリコン層が一様に帯電される。
なお、帯電ローラー19に印加する電圧は、直流電圧のみでも、直流電圧に交流電圧を重畳させたものでもよい。本実施形態では、+300Vの直流電圧に、ピーク間電圧1.1kV、周波数1kHzの交流電圧を重畳させたものを印加している。
導電性ブラシローラー23は、円筒形芯材に抵抗値109Ωのナイロン繊維から成るブラシ部材を取り付けてφ10mm径としたものであり、駆動装置32により時計方向に回転駆動され、印刷中には帯電ローラー19に印加されている電圧と同じ電圧が、バイアス印加装置33より導電性ブラシローラー23に印加されており、必要に応じて、バイアス電圧を変更できるようになっている。なお、導電性ブラシローラー23のブラシ部材としては、ナイロン繊維の他、アクリル繊維、ポリエステル繊維、カーボン繊維等を用いることもできる。導電性ブラシローラー23は、ブラシ部材の毛先の食い込み量を0.5mmとして帯電ローラー19の上部に当接するように設けられており、導電性ブラシローラー23が回転するとブラシ部材が帯電ローラー19を摺擦して、その表面19aに付着した汚れをクリーニングすることができるようになっている。
また、回転速度設定部34は、入力されたモノクロ又はカラーの画像信号に応じて、主制御部35からの指令に基づいて導電性ブラシローラー23の回転速度を設定するものである。これにより、設定された回転速度で回転する導電性ブラシローラー23の回転速度と略一定の速度で回転する帯電ローラー19の回転速度との速度差を変更することが可能となる。
また、バイアス印加装置33は、入力されたモノクロ又はカラーの画像信号に応じて、主制御部35からの指令に基づいて導電性ブラシローラー23に所定のバイアス電圧を印加するものである。なお、主制御部35から何ら指令が出されなければ、バイアス電圧は印加されないことになる。
このようにして、導電性ブラシローラー23の回転速度と帯電ローラー19の回転速度との速度差を変更することにより、帯電ローラー19の表面19aに付着した汚れを掻き取る強度を変えたり、導電性ブラシローラー23にバイアス電圧を印加することにより帯電ローラー19の表面19aを摺擦するブラシ部材のみでは除去しがたいような外添剤等の微粒子を静電的に吸着することで除去しやすくすることができる。
次に本発明の効果を確認するために、実施例としてこの画像形成装置を用いて、カラー画像形成の場合とモノクロ画像形成の場合とで帯電ローラー19のクリーニング条件を変えてカラー印刷及びモノクロ印刷を行った(実施例1,2,3)。印刷は10,000枚の連続カラー印刷終了後、帯電ローラー19を新しいものに交換し、帯電ローラー19のクリーニング条件を変更した後、さらに40,000枚の連続モノクロ印刷を行った。印刷中には、カラー印刷の場合には125枚印刷するごとに、モノクロ印刷の場合には500枚印刷するごとに30秒間の帯電ローラー19の定期クリーニングを行っており、このとき帯電ローラー19へ印加される電圧は0Vとし、必要に応じて導電性ブラシローラー23へのバイアス電圧の印加を行っている。また、比較例としてカラー画像形成の場合とモノクロ画像形成の場合とでクリーニング条件を変えずに、同様のカラー印刷、モノクロ印刷を行った(比較例1,2)。なお、用紙はA4サイズの普通紙を使用し、1枚あたりの画像形成パターンとしては、カラー画像形成の場合は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、及びブラック(K)の各色の印字率がそれぞれ全体で約3%となる9mm×210mmのフルカラーベタパターン、モノクロ画像形成の場合はブラック(K)の印字率が全体で約3%となる同形の単色ベタパターンを使用した。
そして、印刷終了時(カラー画像形成の場合10,000枚、モノクロ画像形成の場合40,000枚)の画像ノイズの発生状態、および帯電ローラー19の表面19aの汚れ、キズの状態を目視により評価した。
ここで、画像ノイズの発生状態は次のような3段階のランクで評価した。すなわち、画像ノイズの目視評価のランクは、画像不良(がさつき、黒スジ、カブリなど)がほとんど観測されない場合をランクA、画像不良がわずかに観測される場合をランクB、画像不良が多く観測される場合をランクCとした。
そして、この画像ノイズの評価結果をもとに総合評価を行い、カラー画像形成時およびモノクロ画像形成時の画像ノイズがともにランクA又はランクBであった場合を“○(可)”、カラー画像形成時およびモノクロ画像形成時の画像ノイズの少なくとも一方がランクCであった場合を“×(不可)”とした。
実施例1,2,3及び比較例1,2の帯電ローラー19のクリーニング条件、画像ノイズ評価結果、画像形成後の帯電ローラー19の表面19aの状態および総合評価結果を表1に示す。なお、導電性ブラシローラー23の回転速度は、帯電ローラー19の回転速度を1としたときの相対回転速度を示しており、これは印刷中及び30秒間の定期クリーニング時を通して、この相対回転速度を保っている。本実施例及び比較例ではいずれも導電性ブラシローラー23の回転速度を帯電ローラー19の回転速度に対して遅く(導電性ブラシローラー23の回転速度/帯電ローラー19の回転速度<1)設定しているが、帯電ローラー19の回転速度よりも速く(導電性ブラシローラー23の回転速度/帯電ローラー19の回転速度>1)設定することも可能であり、重要となるのは帯電ローラー19と導電性ブラシローラー23の回転速度差である。導電性ブラシローラー23の印加バイアスは30秒間の帯電ローラー19の定期クリーニング時に導電性ブラシローラー23にバイアス印加装置33から印加されるバイアス電圧を示しており、前述したように、印刷中には導電性ブラシローラー23には帯電ローラー19と同じバイアス電圧が印加されている。
Figure 2007057629
実施例1では、カラー画像形成時及びモノクロ画像形成時のいずれの場合も導電性ブラシローラー23に印加するバイアス電圧(以下、「印加バイアス」という。)を0Vに設定し、導電性ブラシローラー23の回転速度はカラー画像形成時とモノクロ画像形成時で異なる値に設定し画像形成を行った。すなわち、導電性ブラシローラー23の回転速度と帯電ローラー19の回転速度との速度差をカラー画像形成時は速度差が相対的に大きく、モノクロ画像形成時は速度差が相対的に小さくなるように変えることで、導電性ブラシローラー23が帯電ローラー19の表面19aを摺擦する強度をカラー画像形成時には相対的に強く、モノクロ画像形成時には相対的に弱くした。
この実施例1では、カラー画像形成時、モノクロ画像形成時の画像ノイズはいずれもランクAであったため、総合評価は“○”とした。
実施例2,3では、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時での導電性ブラシローラー23の回転速度は同じ値に設定し、印加バイアスの有無で条件を変化させた。すなわち、カラー画像形成時に印加バイアスを−300Vに設定することで、印加バイアスが0Vのモノクロ画像形成時よりも、静電吸着作用を増大させるようにした。
まず、実施例2では、導電性ブラシローラー23の相対回転速度は0.8であり、摺擦強度は弱くなるがモノクロ画像形成時であれば、ブラシクリーニングだけでも帯電ローラー19の汚れを落とすことができ、画像ノイズはランクAとなる。しかし、カラー画像形成時にはブラシクリーニングだけでは帯電ローラー19の汚れを充分に落とすことできず、ランクCとなってしまう(比較例1参照)。
そこで、実施例2のようにカラー画像形成時の印加バイアスを−300Vに設定し、静電吸着作用を増大させることによりクリーニング性が向上し、ブラシクリーニング作用と相俟って帯電ローラー19の表面19aに付着した汚れを充分に落とすことができるようになる。この結果、画像ノイズをランクBに引き上げることができ、モノクロ画像形成時の画像ノイズがランクAであることから総合評価も“○”となる。
次に、実施例3では、導電性ブラシローラー23の相対回転速度は0.5であり、さらにバイアス電圧を印加することによって、カラー画像形成時でも帯電ローラー19の表面19aの汚れを充分に落とすことができ、カラー画像形成時の画像ノイズはランクAである。しかし、この条件でモノクロ画像形成を行うと、過剰なクリーニングのため帯電ローラー19の表面19aに多数のキズがついてしまい、そのキズが原因となりモノクロ画像形成時の画像ノイズはランクCとなる(比較例2参照)。
そこで、実施例3のようにモノクロ画像形成時の印加バイアスを0Vに設定することで、過剰なクリーニングを防ぎ、帯電ローラー19の表面19aにできるキズを抑制することができるようになり、画像ノイズをランクBに引き上げるころができる。この結果、カラー画像形成時の画像ノイズがランクAであることから、総合評価も“○”となる。
上記実施例1〜3に示すように、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時との帯電ローラー19のクリーニング条件を変えることによって、帯電ローラー19の表面19aの汚れを充分に除去し、また過剰なクリーニングによりできる帯電ローラー19の表面19aのキズを抑制することで、長期にわたって良好な画像を得ることができる。
ここで、上記実施例1に示すようにカラー画像形成時において、導電性ブラシローラー23の回転速度と帯電ローラー19の回転速度との速度差を相対的に大きくし、導電性ブラシローラー23が帯電ローラー19の表面19aを摺擦する強度を強くすることで、導電性ブラシローラー23による摺擦だけで帯電ローラー19の表面19aの汚れを充分に除去することができるが、より好ましくは、実施例3に示すように、導電性ブラシローラー23にバイアス電圧を印加し、導電性ブラシローラー23の静電吸着作用を付与又は増大させることにより、導電性ブラシローラー23による帯電ローラー19の表面19aの摺擦強度があまり大きくなくとも帯電ローラー19の表面19aの汚れを充分に落とすことができるため、より長期にわたって帯電ローラー19の表面19aのキズを抑制することができる。
なお、上記実施形態においては、接触型帯電器が帯電ローラーであり、帯電器クリーニング部材が導電性ブラシローラーである場合について説明したが、これに限定されない。例えば、接触型帯電器については、導電性ブラシに電圧を印加して感光体ドラムに接触させながら帯電を行うもの等も使用でき、帯電器クリーニング部材についても、接触型帯電器の形態に応じてクリーニングブレード等適宜種々の形態のものから選択して使用することができる。また、上記実施例及び比較例におけるクリーニング条件の項目や数値は一例であってこれに限定されないことはもちろんである。例えば、帯電器クリーニング部材として、クリーニングブレードを使用する場合は、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時とでクリーニングブレードの帯電ローラーへの圧接力を変えるようにしてもよい。
本発明は、電子写真プロセスを用いた複写機、プリンター等の画像形成装置、特にカラー印刷に対応した画像形成装置に利用することができる。
は、本発明に係る画像形成装置の概略構成図である。 は、感光体ドラム、帯電ローラー及び帯電器クリーニング部材を示す概略構成ブロック図である。
符号の説明
1 画像形成装置
18 感光体ドラム
18a 感光体ドラム表面
19 帯電ローラー
19a 帯電ローラー表面
20 現像ユニット
23 導電性ブラシローラー
32 駆動装置
33 バイアス印加装置
34 回転速度設定部
35 主制御部

Claims (6)

  1. 所定の方向に回転する感光体と、前記感光体の表面に形成される静電潜像を現像して各色トナー像を形成する複数の現像器と、前記感光体の表面に接触して帯電を行う接触型帯電器と、前記帯電器をクリーニングする帯電器クリーニング部材とを備え、複数色のトナー像を用紙上に転写して画像形成を行うカラー画像形成と、単色のトナー像を用紙上に転写して画像形成を行うモノクロ画像形成を選択的に行うことができる画像形成装置において、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時とで、帯電器クリーニング部材による帯電器のクリーニング条件を変更する手段を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記接触型帯電器が帯電ローラーであり、前記帯電器クリーニング部材が帯電ローラーの長手方向に該帯電ローラーに接触するように設けられたブラシローラーであることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記ブラシローラーの駆動手段と、前記駆動手段により回転されるブラシローラーの回転速度を設定する手段とを備えており、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時とで、ブラシローラーの帯電ローラーに対する相対回転速度を変更することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. ブラシローラーと帯電ローラーの回転速度の速度差を、カラー画像形成時は速度差が相対的に大きく、モノクロ画像形成時は速度差が相対的に小さくなるように変更することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記ブラシローラーが導電性ブラシローラーであって、この導電性ブラシローラーにバイアス電圧を印加するための手段を備えており、カラー画像形成時とモノクロ画像形成時とで、導電性ブラシローラーに印加するバイアス電圧が異なることを特徴とする請求項2〜4のいずれかに記載の画像形成装置。
  6. カラー画像形成時にのみ前記バイアス電圧を印加することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
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