JP2007183330A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な構成で回転ブラシに滞留するトナーを良好に排出し、安定した処理性能を維持して高品質な画像形成を実現する。
【解決手段】トナー像の転写後に感光体ドラム12上に残留する転写残トナーを現像装置15で回収するクリーナレス方式において、感光体ドラム12上の転写残トナーを帯電制御するブラシロール60を制御部76により回転制御し、非画像形成時に通常速度よりも高速で回転させ、ブラシロール60に付着したトナーを遠心力で強制排出させる。
【選択図】図2

Description

本発明は、画像形成装置に係り、詳細には、トナー像の転写後に像担持体に残留する転写残トナーを現像手段で回収するクリーナレス方式の画像形成装置に関する。
電子写真方式を採用した複写機やレーザプリンタ等の画像形成装置では、現像バイアス電位の設定条件を最適化することにより、トナー像の転写後に感光体ドラム上に残留する転写残トナーを現像器で回収(クリーニング)するクリーナレス方式が知られている。
このようなクリーナレス方式においては、転写残トナーを正規極性に帯電させるために、所定極性のバイアス電圧が印加される導電性ブラシ(固定ブラシ)を感光体ドラムに接触させる構成の残留トナー帯電器が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
しかし、特に直流電流に交流電流を重畳したAC+DC接触帯電方式では、感光体ドラムに対し直接放電することで、多量の放電生成物が感光体ドラムの表面に付着するため、この放電生成物を上記の固定ブラシで除去することは困難であり、高温高湿環境で、画像濃度が下がる「白抜け」や文字画像がボヤける「画像流れ」等の画像欠陥が発生しやすくなる。
そこで、転写残トナーを積極的に抱き込んで保持する保持部材を感光体ドラムに接触配置することにより、トナーに放電生成物の掻き取り効果を発揮させ、比較的低い当接圧力でも放電生成物を良好に除去できる技術を、既に本出願人が提案しており、例えばこの技術では、固定ブラシに転写残トナーを保持して放電生成物を除去するとともに、固定ブラシをすり抜けた転写残トナーを回転ブラシにより帯電制御して現像器に回収し、回転ブラシに滞留するトナーは、回収ロールやスクレーパー、フリッキング用バー等の補助部材を用いて回転ブラシから強制的に排出させる構成が開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特開2001−215799号公報 特願2005−183888号
しかしながら、上記の構成では、補助部材がトナーの蓄積によって汚染されると、回転ブラシからのトナー排出性が低下し、回転ブラシのトナー滞留量が増加して帯電制御が不十分となるため、現像器に回収されないトナーが発生して画質低下を招いていしまう。さらに、補助部材を設けることでユニットが大型化し高コストとなる問題もある。
本発明は上記事実を考慮して、簡単な構成で回転ブラシに滞留するトナーを良好に排出し、安定した処理性能を維持して高品質な画像形成を実現できる画像形成装置を提供することを課題とする。
上記目的を達成するために請求項1に記載の発明は、回転する像担持体と、前記像担持体を帯電する帯電手段と、帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、前記トナー像を被転写体に転写する転写手段と、前記転写手段よりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられ、像担持体に接触して転写残トナーを保持する保持手段と、前記保持手段よりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられ、像担持体に接触し回転して転写残トナーを処理する回転ブラシと、前記回転ブラシを回転制御し、前記転写残トナーを処理するときの所定速度、及び、その所定速度よりも高速の少なくとも2種類の回転動作に切り替える制御手段と、を有することを特徴としている。
本発明では、回転する像担持体は、帯電手段により帯電され、露光手段により静電潜像を形成され、その静電潜像が現像手段により現像されてトナー像とされる。そして、担持したトナー像を転写手段により例えば中間転写体等の被転写体に転写した後に、回転方向の下流側に設けられた保持手段によって、転写残トナーが保持される。このトナーが放電生成物の掻き取り効果を発揮することにより、像担持体から放電生成物が良好に除去される。また、保持手段をすり抜けた転写残トナーは、回転方向の更に下流側に設けられた回転ブラシによって、例えば正規極性に帯電される帯電制御等の処理を受け、そのまま像担持体の回転方向に搬送されて現像手段に回収される(クリーナレス方式)。
この回転ブラシは、制御手段に回転制御されて、転写残トナーを処理するときの所定速度と、その所定速度よりも高速の少なくとも2種類の回転動作に切り替えられ、高速回転時には、回転ブラシに付着し滞留するトナーが遠心力で強制排出される。そしてこの回転ブラシからの排出トナーも、例えば上記のような帯電制御を受けて現像手段に回収される。
このように、回転ブラシを転写残トナーの処理時よりも高速回転させるだけで、滞留したトナーが良好に排出されるため、例えばトナー排出用の補助部材を用いる場合に比べて、構成を簡素化できる。したがって、この画像形成装置では、回転ブラシによる転写残トナーの安定した処理性能が維持され、高品質な画像形成を実現することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記回転ブラシの前記高速の回転動作は、非画像形成時に行うことを特徴としている。
本発明では、非画像形成時に回転ブラシを高速回転させてトナー排出を行うことにより、画像形成時に回転ブラシの速度を変化させることによる画質や性能への悪影響を防止することができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1又は請求項2記載の画像形成装置において、前記回転ブラシの前記高速の回転動作は、予め設定された所定の条件で定期的に行うことを特徴としている。
本発明では、例えば、画像形成装置による所定回数の画像形成(印刷)後や所定時間の動作後等、予め設定された所定の条件で、定期的に回転ブラシが高速回転され、トナー排出が行われる。このように、自動で定期的に回転ブラシのトナー排出を行うことにより、画像形成の生産性を低下させることなく、安定した処理性能を良好に維持することができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像形成装置において、前記回転ブラシの転写残トナーに対する前記処理は、回転ブラシにバイアス電圧を印加して行う転写残トナーの帯電制御であることを特徴としている。
本発明では、バイアス電圧が印加された回転ブラシによって、像担持体上の転写残トナーが例えば正規極性に帯電される帯電制御が行われた後、そのまま像担持体に搬送されて現像手段に回収される。また、回転ブラシからの排出トナーも、同様の帯電制御を受けて現像手段に回収される。これにより、クリーナレス方式の画像形成装置が構成される。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜請求項4の何れか1項記載の画像形成装置において、前記回転ブラシは、外周面にブラシ繊維が設けられるとともに通気孔が形成された中空軸を備え、その中空軸内に送風された空気を前記通気孔から噴出させることを特徴としている。
本発明では、回転ブラシを構成する中空軸の外周面に通気孔が形成され、例えばエアポンプ等の送風手段から中空軸内に送り込まれた空気が通気孔から噴出する。この風圧が上記の高速回転による遠心力に加わってブラシ繊維に付着したトナーに作用することにより、回転ブラシからのトナー排出性が更に高められる。
本発明の画像形成装置によれば、簡単な構成で回転ブラシに滞留するトナーが良好に排出され、安定した処理性能が維持されて高品質な画像形成を実現できる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態に係る画像形成装置について説明する。
図1に示すように、本実施形態の画像形成装置100は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の各色のトナー像を形成する画像形成ユニット10(10Y,10M,10C,10K)を備えており、画像形成ユニット10には、図中の矢印方向(右回転方向)へ回転駆動する像担持体としての感光体ドラム12(12Y,12M,12C,12K)が設けられている。
感光体ドラム12の上方には、感光体ドラム12の表面を帯電する帯電ロール(接触帯電器)を備えた帯電装置13(13Y,13M,13C,13K)が配置され、さらに、帯電装置13により帯電された感光体ドラム12の表面にレーザ光Lを照射し静電潜像を形成する露光装置14(14Y,14M,14C,14K)が設けられている。
感光体ドラム12の右側方には、現像装置15(15Y,15M,15C,15K)が隣接配置されており、現像装置15は、感光体ドラム12上に形成された静電潜像をY,M,C,Kの各色のトナー像に現像する現像ロール16(16Y,16M,16C,16K)を備えている。
感光体ドラム12の下方には、現像装置15によって可視化されたトナー像が転写される無端状の中間転写ベルト30が設けられており、さらに中間転写ベルト30を挟んで一次転写ロール18(18Y,18M,18C,18K)が対向配置されている。この感光体ドラム12と中間転写ベルト30の各接触部が一次転写部T1とされ、一次転写ロール18には正極性の一次転写バイアスが印加される。また、感光体ドラム12の左側方には、一次転写ロール18の下流側に、一次転写後に感光体ドラム12上に残留する転写残トナーを保持する固定ブラシ19が接触配置され、さらに、固定ブラシ19の下流側に、転写残トナーを帯電制御する残留トナー帯電装置20(20Y,20M,20C,20K)が配置されている。
中間転写ベルト30は、駆動ロール32、張架ロール33、及び二次転写バックアップロール34に巻き掛けられており、感光体ドラム12の回転に同期して同方向に回転移動する。また、上記の画像形成ユニット10Y,10M,10C,10Kは、中間転写ベルト30の移動方向に対し、その順番で直列に配列されている。これにより、中間転写ベルト30は、各一次転写部T1で一次転写ロール18により感光体ドラム12上のトナー像がイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの順に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を下記の二次転写部T2(二次転写ロール36)に向けて搬送する。
中間転写ベルト30の右側方には、用紙搬送路40を挟んで二次転写ロール36が対向配置されている。この二次転写ロール36と中間転写ベルト30の接触部が二次転写部T2とされ、二次転写ロール36には負極性の二次転写バイアスが印加される。これにより、二次転写ロール36は、二次転写バックアップロール34に補助され、中間転写ベルト30に一次転写されたトナー像を二次転写部T2で用紙Pに二次転写する。また、中間転写ベルト30を回転支持する二次転写バックアップロール34の右上方には、二次転写後に中間転写ベルト30上に残留する転写残トナーを除去する中間転写ベルトクリーナ38が設けられている。
中間転写ベルト30の下方には、用紙Pが収納される給紙トレイ42が配置され、給紙トレイ42の右側近傍には、給紙トレイ42から用紙Pを用紙搬送路40に送り出すフィードロール44、及び、送り出される用紙Pを1枚ずつ捌くリタードロール46が設けられている。
また、用紙搬送路40における二次転写部T2よりも下流側には、対向する加熱ロール52及び加圧ロール54を備えた定着装置50が配置され、定着装置50の下流側には一対の排出ロール56が設けられている。そして用紙搬送路40は、フィードロール44及びリタードロール46から二次転写部T2、及び定着装置50を経由して、排出ロール56まで延設されている。
また、上述した感光体ドラム12から中間転写ベルト30への一次転写では、トナー画像は全て中間転写ベルト30に転写されず、一部が転写残トナーとして感光体ドラム12に残留する。感光体ドラム12に残留した転写残トナーは、一部が固定ブラシ19によって一次的に保持され、固定ブラシ19をすり抜けたものが、詳細については後述する残留トナー帯電装置20によって正規極性に帯電される。そして、感光体ドラム12に吸着されたまま感光体ドラム12の回転方向に搬送され、現像装置15により現像と同時に現像ロール16に回収される。
このように、本実施形態の画像形成装置100は、感光体ドラム12上の転写残トナーを除去するための専用のクリーニング機構を持たず、現像装置15の現像ロール18の現像バイアスの設定条件を最適化することで、現像装置15で現像と転写残トナーの回収(クリーニング)とが同時に行われる、所謂「クリーナレスシステム」を採用している。
次に、上記構成の画像形成装置100に搭載された本発明の実施形態に係る残留トナー帯電装置20について詳細に説明する。
図2に示すように、残留トナー帯電装置20には、感光体ドラム12の外周面に接触して感光体ドラム12の回転方向と反対方向に回転駆動し感光体ドラム12から転写残トナーを擦り取るブラシロール60が設けられている。
図2(A)、(B)に示すように、クリーニング装置20は、感光体ドラム12の外周面に接触して感光体ドラム12の回転方向と反対方向に回転駆動し、感光体ドラム12上の転写残トナーを正規極性(マイナス極性)に帯電するブラシロール60、ブラシロール60を回転駆動する駆動モータ70、ブラシロール60にマイナス極性のバイアス電圧を印加するバイアス電源72、及び、ブラシロール60内に空気を送り込むエアポンプ74を備えている。
図3に示すように、ブラシロール60は、ロール軸として、導電性を有する金属製の中空シャフト62を備えている。シャフト62の外周面62Aには、円形状の通気孔64が複数の形成されており、さらにナイロン繊維等からなる多数の導電性ブラシ66が放射状に植毛されて形成されている。このブラシロール60内にエアポンプ74から空気が送り込まれると、通気孔64から空気が噴出して導電性ブラシ66に付着したトナーの付着力が弱められる。
そして、この残留トナー帯電装置20では、画像形成装置100の動作時に、駆動モータ70、バイアス電源72、及びエアポンプ74が制御部76に制御されてそれぞれ所定の動作をするよう構成されている。
また、本実施形態のブラシロール60は以下のように構成されている。
・ロール外径 : φ15mm
・シャフト外径 : φ5mm
・シャフト材料 : A6063
・通気孔径 : φ1mm
・開口率 : 4%
・ブラシ材料 : 導電性ナイロン
・ブラシ径 : 0.3d
次に、本実施形態の画像形成装置100によるカラー画像形成動作ついて説明する。
画像形成装置100に画像形成信号が入力されると、感光体ドラム12の表面(外周面)が帯電装置13により一様に帯電され、続いて感光体ドラム12の表面には、画像形成信号に基づいて露光装置14からレーザ光Lが照射される。このレーザ光Lにより、感光体ドラム12の表面が露光され、静電潜像が形成される。感光体ドラム12上に形成された静電潜像は、現像装置15の現像ロール16によってイエロー、マゼンタ、シアン、ブラックの各色のトナー像を現像され、一次転写部T1で中間転写ベルト30に重ねて一次転写される。
一方、給紙トレイ42に収納された用紙Pは、フィードロール44により送り出され、リタードロール46により捌かれて最上部の用紙Pのみが用紙搬送路40に導かれ、所定のタイミングで二次転写ロール36と二次転写バックアップロール34との間、すなわち二次転写部T2に送り込まれる。この二次転写部T2で、中間転写ベルト30に一次転写されているトナー像が用紙Pに二次転写される。トナー像が転写された用紙Pは、用紙搬送路40を下流側に搬送されて定着装置50に導かれ、加熱ロール52と加圧ロール54とによる熱圧力によってトナー像が定着される。そしてこのトナー像の定着により画像形成された用紙Pは、排出ロール56により図示しない排紙トレイへ排出される。
また、二次転写後に中間転写ベルト30の画像領域に残留した転写残トナーは、中間転写ベルトクリーナ38によって擦り取られ除去される。以上の動作により、画像形成装置100によって用紙Pにカラー画像が形成される。
次に、本実施形態の作用について説明する。
画像形成装置100による上記の画像形成動作で、残留トナー帯電装置20では、制御部76に制御されて駆動モータ70が所定の速度(通常速度)で回転駆動し、バイアス電源72が所定のタイミングでブラシロール60にバイアス電圧を印加する。また、この画像形成では、接触帯電方式の帯電装置13による感光体ドラム12への直接的な放電で、放電時に発生するオゾンや窒素酸化物などの活性物質、及びその反応生成物等の放電生成物が発生し、感光体ドラム12上に付着する。
ここで、画像形成における一次転写後に感光体ドラム12上に残留する転写残トナーは、一部が固定ブラシ19によって一時的に保持される。この固定ブラシ19に保持されたトナーが、感光体ドラム12上に付着した放電生成物に対する掻き取り効果を発揮することで、感光体ドラム12上から放電生成物が良好に除去される。
また、固定ブラシ19をすり抜けた転写残トナーは、残留トナー帯電装置20のブラシロール60によって、正規極性であるマイナス極性に帯電され、感光体ドラム12上に強く吸着される。さらに、そのマイナス極性に帯電調整された転写残トナーの多くは、ブラシロール60をすり抜けて感光体ドラム12の回転方向に搬送され、現像ロール18との対向部(現像部)に送り込まれる。そして、現像バイアスの設定条件が最適化された現像ロール18により、現像と同時に現像装置15に回収(クリーニング)される。また、この現像ロール18は、感光体ドラム12と逆方向に回転していることで、転写残トナーの回収効率が高められる。
一方、ブラシロール60には、上記の帯電制御を行う際の転写残トナーとの接触で、転写残トナーが僅かに付着し、動作時間の経過に伴いトナー滞留量が次第に増加する。そのため、転写残トナーに対する帯電性能が次第に低下し、十分な帯電調整を実施できなくなり、現像装置15に回収されないトナーが発生して画質低下を招くことになる。
これに対し、本実施形態の画像形成装置100には、ブラシロール60に滞留したトナーを吐き出すリフレッシュモード(トナー排出モード)が設定されている。
このモードは、例えば100枚のプリント印刷を実施する度に自動的に作動するよう予め設定されており、本実施形態では、図4のタイミングチャートに示すように、上記の条件になると、制御部76が非画像形成時に、駆動モータ70を高速駆動させてブラシロール60を通常速度よりも高速回転させ、さらにエアポンプ74を駆動させてブラシロール60内に空気を送り込む。なお、画像形成時におけるブラシロール60の回転速度は、画質や性能上の最適値に設定されているため、この画像形成時にブラシロール60の速度を変化させることは好ましくなく、したがって、非画像形成時にのみ高速回転させるよう構成している。
これにより、ブラシロール60に滞留したトナーは、回転速度が増したことで大きな遠心力を受け、さらにブラシロール60の通気孔64から噴出する空気の強い風圧を受けて、ブラシロール60から強制排出される。そしてこのブラシロール60からの排出トナーもマイナス極性に帯電調整されていることで、感光体ドラム12上に吸着され、現像装置15に回収される。
図5に、ブラシロールの回転速度(周速)及びブラシロール内への空気供給(空気流量:0.3m/s)と、ブラシロールの付着トナー量との関係を実験した結果をグラフ図にて示す。この実験結果から、ブラシロールの回転速度を増すことで、トナーが飛ばされ付着量が減少する傾向があることがわかり、通常速度である200mm/sを2倍の400mm/sに上げたところ、ブラシロールに付着したトナー量が約半分になることがわかった。さらに、ブラシロール内に空気を供給して通気孔から噴出させることにより、付着トナー量の減少効果が高められることが確認された。
以上説明したように、本実施形態の画像形成装置100では、残留トナー帯電装置20のブラシロール60が、制御部76に回転制御されて、画像形成時に感光体ドラム12上の転写残トナーを帯電制御するときの通常速度と、その通常速度よりも高速の2種類の回転動作に切り替えられ、高速回転時には、ブラシロール60に付着し滞留するトナーが遠心力で強制排出される。このように、ブラシロール60を通常速度よりも高速で回転させるだけで、滞留したトナーが良好に排出されるため、従来のようなトナー排出用の補助部材を用いる場合に比べて、構成を簡素化できる。また、高速回転時には、通気孔64から噴出する空気の風圧も作用するため、ブラシロール60からのトナー排出性(離脱性)が更に高められる。したがって、この画像形成装置100では、ブラシロール60による転写残トナーの安定した帯電制御が維持されて高品質な画像形成を実現できる。
また、このブラシロール60の高速回転を非画像形成時に行うことで、画像形成時に速度変化させることによる画質や性能への悪影響が防がれる。さらに、予め設定された所定の条件(印刷100枚/回)で、定期的にブラシロール60を高速回転させ、トナー排出を自動で行うことにより、画像形成の生産性を低下させることなく、安定した処理性能を良好に維持することができる。
以上、本発明を上述した特定の実施形態により詳細に説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものではなく、本発明の範囲内にて他の種々の形態が実施可能である。
本発明の一実施形態に係る画像形成装置の全体構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態に係る感光体ドラム上の転写残トナーを回収するクリークリーナレスシステムの構成を示す構成図である。 本発明の一実施形態に係るブラシロールを示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係る画像形成/非画像形成のプロセスとブラシロールのトナー排出モードの作動タイミングを示すタイミングチャートである。 ブラシロールの回転速度/ブラシロール内への空気供給と、付着トナー量との関係を実験した結果を示すグラフ図である。
符号の説明
10 画像形成ユニット
12 感光体ドラム
13 帯電装置
14 露光装置
15 現像装置
16 現像ロール
18 一次転写ロール
19 固定ブラシ
20 残留トナー帯電装置
30 中間転写ベルト
60 ブラシロール
62 シャフト
62A 外周面
64 通気孔
66 導電性ブラシ
70 駆動モータ
72 バイアス電源
74 エアポンプ
76 制御部
100 画像形成装置

Claims (5)

  1. 回転する像担持体と、
    前記像担持体を帯電する帯電手段と、
    帯電した前記像担持体に静電潜像を形成する露光手段と、
    前記静電潜像を現像しトナー像を形成する現像手段と、
    前記トナー像を被転写体に転写する転写手段と、
    前記転写手段よりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられ、像担持体に接触して転写残トナーを保持する保持手段と、
    前記保持手段よりも前記像担持体の回転方向下流側に設けられ、像担持体に接触し回転して転写残トナーを処理する回転ブラシと、
    前記回転ブラシを回転制御し、前記転写残トナーを処理するときの所定速度、及び、その所定速度よりも高速の少なくとも2種類の回転動作に切り替える制御手段と、
    を有することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記回転ブラシの前記高速の回転動作は、非画像形成時に行うことを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記回転ブラシの前記高速の回転動作は、予め設定された所定の条件で定期的に行うことを特徴とする請求項1又は請求項2記載の画像形成装置。
  4. 前記回転ブラシの転写残トナーに対する前記処理は、回転ブラシにバイアス電圧を印加して行う転写残トナーの帯電制御であることを特徴とする請求項1〜請求項3の何れか1項記載の画像形成装置。
  5. 前記回転ブラシは、外周面にブラシ繊維が設けられるとともに通気孔が形成された中空軸を備え、その中空軸内に送風された空気を前記通気孔から噴出させることを特徴とする請求項1〜請求項4の何れか1項記載の画像形成装置。
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