JP2007114614A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007114614A
JP2007114614A JP2005307697A JP2005307697A JP2007114614A JP 2007114614 A JP2007114614 A JP 2007114614A JP 2005307697 A JP2005307697 A JP 2005307697A JP 2005307697 A JP2005307697 A JP 2005307697A JP 2007114614 A JP2007114614 A JP 2007114614A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
transfer belt
cleaning
toner
bias
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2005307697A
Other languages
English (en)
Inventor
Yusuke Kitagawa
裕介 北河
Tadashi Kaeriyama
忠士 歸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujifilm Business Innovation Corp
Original Assignee
Fuji Xerox Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Xerox Co Ltd filed Critical Fuji Xerox Co Ltd
Priority to JP2005307697A priority Critical patent/JP2007114614A/ja
Publication of JP2007114614A publication Critical patent/JP2007114614A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Color Electrophotography (AREA)
  • Electrostatic Charge, Transfer And Separation In Electrography (AREA)
  • Control Or Security For Electrophotography (AREA)

Abstract

【課題】クリーニング性能や転写性能を維持しつつ、作像中又は転写中に発生する中間転写ベルトの負荷変動、振動を抑制して濃度むらや色ズレ等の画質低下を抑制する。
【解決手段】プリンタ10では、二次転写ロール80、クリーニングロール86が、中間転写ベルト64に常時当接した定位置に設けられており、作像途中のトナー像が、二次転写ロール80による二次転写位置、クリーニングロール86によるクリーニング位置を通過する際、中間転写ベルト64上のトナーと逆極性のバイアスが二次転写ロール80、クリーニングロール86に印加され、また、作像済みのトナー像が、二次転写位置を通過する際には、中間転写ベルト64上のトナーと逆極性のバイアスが二次転写ロール80へ印加され、また、残留トナーがクリーニング位置を通過する際には、導電性シート122によって残留トナーが負極に帯電され、クリーニングロール86に正極のバイアスが印加される。
【選択図】図2

Description

本発明は、中間転写ベルトを複数周回転させ、中間転写ベルトが1周する毎に像担持体から中間転写ベルトへ1色ずつトナー像を重ね合せていくことで、中間転写ベルト上にフルカラーのトナー像を形成する画像形成装置に関する。
1個の感光体ドラムで中間転写ベルトにイエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)からなるフルカラーのトナー像を形成する4サイクル方式のフルカラーレーザプリンタでは、中間転写ベルトを4周回転させ、中間転写ベルトが1周する毎に中間転写ベルトに1色ずつトナー像を重ね合わせていく。この間は、中間転写ベルト上のトナー像を用紙へ転写させる転写ロールを中間転写ベルトから離間させ、また、中間転写ベルト上の残留トナーをクリーニングするクリーニングロール/ブレードを中間転写ベルトから離間させることで、作像途中のトナー像が転写ロール、クリーニングロール/ブレードによって掻き取られてしまうことを防止している。
ここで、転写ロールやクリーニングロール/ブレードを中間転写ベルトに当接させた状態と、転写ロールやクリーニングロール/ブレードを中間転写ベルトから離間させた状態とでは、中間転写ベルトにかかる負荷が異なり、中間転写ベルトの回転速度に変動が生じてしまう。また、転写ロールやクリーニングロール/ブレードが中間転写ベルトに当接し、又は中間転写ベルトから離間する際の衝撃の影響で、濃度むらや色ズレ等の画質低下が発生する。特に、中間転写ベルトに弾性体を用いている場合には、負荷変動による中間転写ベルトの伸縮が顕著になる。このため、これらの問題を解決するための対策が種々考案されている(例えば、特許文献1乃至3参照)。
特許文献1では、中間転写ベルトに生じる変動負荷を減少させるような擬似負荷を中間転写ベルトに付与することで、中間転写ベルトに対する変動負荷を抑制している。しかし、この方法では、外部負荷が加わった瞬間の変動を抑制できない恐れがあり、画像に横線が入る等の画質低下が発生する。また、擬似負荷の調整制御が必要であり、装置が複雑化してしまう。
また、特許文献2では、転写残留トナーを再帯電し、クリーニングロールによる転写残留トナーの静電吸着力を高めることで、クリーニングロールを中間転写ベルトに押圧する力を抑制し、クリーニングロールの押圧力の変動により中間転写ベルトに生じる変動負荷を抑制している。しかし、この文献では、転写残留トナーをクリーニングしている間の対策しか考案されておらず、作像中の対策は一切講じられていない。
また、特許文献3では、転写ロールを中間転写ベルトに常時当接させ、作像中に中間転写ベルトから転写ロールへトナーが転移しないようなバイアスを転写ロールに印加することで、転写ロールの当接/離間による中間転写ベルトの負荷変動、衝撃を無くしている。しかし、この文献では、クリーニングロールの当接/離間による中間転写ベルトの負荷変動、衝撃については一切講じられていない。また、転写ロール又はクリーニングロールの回転速度と中間転写ベルトの回転速度との間に差があると、転写ロール又はクリーニングロールによって中間転写ベルトからトナー像が掻き取られてしまうが、転写ロール又はクリーニングロールの回転速度と中間転写ベルトの回転速度との関係についても一切講じられていない。
特開2003−270887号公報 特開2001−34131号公報 特開2002−278213号公報
本発明は上記事実を考慮してなされたものであり、クリーニング性能や転写性能を維持しつつ、作像中又は転写中に発生する中間転写ベルトの負荷変動、振動を抑制して濃度むらや色ズレ等の画質低下を抑制する。
請求項1に記載の画像形成装置は、複数色のトナーを順次担持する像担持体と、複数周回転する間に、前記像担持体から各色のトナーを順次転写される中間転写ベルトと、記録媒体の搬送路を間において前記中間転写ベルトに対向した定位置に設けられた転写部材と、前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間に、トナーを前記中間転写ベルトから記録媒体へ転写させる転写電界、又はトナーを前記中間転写ベルトに担持させる非転写電界を形成する転写電界形成手段と、前記中間転写ベルトに対向した定位置に設けられたクリーニング部材と、前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間に、トナーを前記中間転写ベルトから除去させるクリーニング電界、又はトナーを前記中間転写ベルトに担持させる非クリーニング電界を形成するクリーニング電界形成手段と、を備える画像形成装置であって、前記転写電界形成手段は、前記中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間を通過している間は、前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間に前記非転写電界を形成し、前記中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーが前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間を通過している間は、前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間に前記転写電界を形成し、前記クリーニング電界形成手段は、前記中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間を通過している間は、前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間に非クリーニング電界を形成し、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニング手段と前記中間転写ベルトとの間を通過している間は、前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間に前記クリーニング電界を形成することを特徴とする。
請求項1に記載の画像形成装置では、像担持体に、複数色のトナーが順次担持され、中間転写ベルトが複数周回転する間に、像担持体から中間転写ベルトへ、各色のトナーが順次転写される。そして、転写電界形成手段によって、記録媒体の搬送路を間において互いに対向した中間転写ベルトと転写部材との間に転写電界が形成されて、中間転写ベルトから記録媒体へトナーが転写される。そして、クリーニング電界形成手段によって、互いに対向した中間転写ベルトとクリーニング部材との間にクリーニング電界が形成されて、中間転写ベルトから残留トナーが除去される。
ここで、中間転写ベルトの変動負荷、振動の発生を抑制するために、転写部材とクリーニング部材が、中間転写ベルトに対向した定位置に設けられており、中間転写ベルトに対して当接/離間されないようになっている。
そして、中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが、転写部材と中間転写ベルトとの間を通過している間は、転写電界形成手段によって、転写部材と中間転写ベルトとの間に非転写電界が形成され、作像途中のトナーが中間転写ベルトに担持されたまま転写部材と中間転写ベルトとの間を通過するようになっている。また、中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーが転写部材と中間転写ベルトとの間を通過している間は、転写電界形成手段によって、転写部材と中間転写ベルトとの間に転写電界が形成され、トナーが中間転写ベルトから記録媒体へ転写されるようになっている。
また、中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが、クリーニング部材と中間転写ベルトとの間を通過している間は、クリーニング電界形成手段によって、クリーニング部材と中間転写ベルトとの間に非クリーニング電界が形成され、トナーが中間転写ベルトに担持されたままクリーニング部材と中間転写ベルトとの間を通過するようになっている。また、中間転写ベルトに残留したトナーが、クリーニング手段と中間転写ベルトとの間を通過している間は、クリーニング電界形成手段によって、クリーニング部材と中間転写ベルトとの間にクリーニング電界が形成され、中間転写ベルトから残留トナーが除去されるようになっている。
これによって、クリーニング性能や転写性能を維持しつつ、作像中又は転写中に発生する中間転写ベルトの負荷変動、振動を抑制して濃度むらや色ズレ等の画質低下を抑制できる。
請求項2に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記転写部材及びクリーニング部材が、前記中間転写ベルトに常時当接する定位置に回転可能に設けられた転写ロール及びクリーニングロールであり、
前記中間転写ベルトに順次転写された各色のトナーが通過する作像中、前記転写電界形成手段及び前記クリーニング電界形成手段は、作像中のトナーと同極性のバイアスを印加する転写バイアス印加手段及びクリーニングバイアス印加手段であり、
前記中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーを記録媒体に転写させる動作中、前記転写電界形成手段は、作像済のトナーと逆極性のバイアスを印加する転写バイアス印加手段であり、前記クリーニング電界形成手段は、前記中間転写ベルト上に残留した転写残留トナーと逆極性のバイアスを印加するクリーニングバイアス印加手段であることを特徴とする。
請求項2に記載の画像形成装置では、転写ロールが中間転写ベルトに常時当接する定位置に回転可能に設けられている。中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが、転写ロールと中間転写ベルトとの間を通過している間は、転写バイアス印加手段によって、中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーと同極性のバイアスが転写ロールに印加されることで、転写ロールと中間転写ベルトとの間に非転写電界が形成され、作像途中のトナーが中間転写ベルトに担持されたまま転写ロールと中間転写ベルトとの間を通過する。また、中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーが、転写ロールと中間転写ベルトとの間を通過している間は、転写バイアス印加手段によって、中間転写ベルトに担持された作像済のトナーと逆極性のバイアスが転写ロールに印加されることで、転写ロールと中間転写ベルトとの間に転写電界が形成され、作像済のトナーが中間転写ベルトから記録媒体へ転写される。
また、クリーニングロールが中間転写ベルトに常時当接する定位置に回転可能に設けられている。中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが、クリーニングロールと中間転写ベルトとの間を通過している間は、クリーニングバイアス印加手段によって、中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーと同極性のバイアスがクリーニングロールに印加されることで、クリーニングロールと中間転写ベルトとの間に非クリーニング電界が形成され、作像途中のトナーが中間転写ベルトに担持されたままクリーニングロールと中間転写ベルトとの間を通過する。また、中間転写ベルトに残留したトナーが、クリーニングロールと中間転写ベルトとの間を通過している間は、クリーニングバイアス印加手段によって、中間転写ベルトに残留したトナーと逆極性のバイアスがクリーニングロールに印加されることで、クリーニングロールと中間転写ベルトとの間にクリーニング電界が形成され、残留したトナーが中間転写ベルトから除去される。
これによって、中間転写ベルトに常時当接した転写ロール及びクリーニングロールに作像途中のトナーが転移することを防止できると共に、作像済みのトナーの記録媒体への転写及び記録媒体に転写されずに中間転写ベルトに残留したトナーのクリーニングを問題無く実行できる。
請求項3に記載の画像形成装置は、請求項2に記載の画像形成装置であって、前記転写ロールを回転駆動する第1駆動手段と、前記中間転写ベルトの回転速度を検出する速度検出手段と、前記中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが前記転写ロールと前記中間転写ベルトとの間を通過している間、前記速度検出手段によって検出された前記中間転写ベルトの回転速度と前記第1駆動手段による前記転写ロールの回転速度との差が小さくなるように前記第1駆動手段を制御する第1制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項3に記載の画像形成装置では、転写ロールが第1駆動手段によって回転駆動され、中間転写ベルトが回転されている間、中間転写ベルトの回転速度が速度検出手段によって検出されている。第1制御手段は、中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが転写ロールと中間転写ベルトとの間を通過している間、検出された中間転写ベルトの回転速度と第1駆動手段による転写ロールの回転速度の差が小さくなるように第1駆動手段を制御している。
これによって、作像途中のトナーが転写ロールに接触している間、転写ロールと中間転写ベルトとの摩擦力を低減できるので、作像途中のトナーが、接触している転写ロールによって乱されることを抑制できる。
請求項4に記載の画像形成装置は、請求項3に記載の画像形成装置であって、前記クリーニングロールを回転駆動する第2駆動手段を有し、前記中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが前記クリーニングロールと前記中間転写ベルトとの間を通過している間、前記速度検出手段によって検出された前記中間転写ベルトの回転速度と前記第2駆動手段による前記クリーニングロールの回転速度との差が小さくなるように前記第2駆動手段を制御する第2制御手段と、を有することを特徴とする。
請求項4に記載の画像形成装置では、クリーニングロールが第2駆動手段によって回転駆動され、中間転写ベルトが回転されている間、中間転写ベルトの回転速度が速度検出手段によって検出されている。第2制御手段は、中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーがクリーニングロールと中間転写ベルトとの間を通過している間、検出された中間転写ベルトの回転速度と第2駆動手段によるクリーニングロールの回転速度の差が小さくなるように、第2駆動手段を制御している。
これによって、作像途中のトナーがクリーニングロールに接触している間、クリーニングロールと中間転写ベルトとの摩擦力を低減できるので、作像途中のトナーが、接触しているクリーニングロールによって乱されることを抑制できる。
請求項5に記載の画像形成装置は、請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記転写ロールより前記中間転写ベルトの回転方向下流側且つ前記クリーニングロールより前記中間転写ベルトの回転方向上流側に設けられ、弾性と導電性を有し、元の状態で前記中間転写ベルトから離間し、撓んだ状態で前記中間転写ベルトに接触する極性処理部材と、バイアスを前記極性処理部材に印加して前記極性処理部材を前記中間転写ベルトに静電吸着させる極性処理バイアス印加手段と、を有することを特徴とする。
請求項5に記載の画像形成装置では、弾性と導電性を有する極性処理部材が、転写ロールより中間転写ベルトの回転方向上流側且つクリーニングロールより中間転写ベルトの回転方向下流側に設けられている。この極性処理部材は、極性処理バイアス印加手段からバイアスを印加されると撓んで中間転写ベルトに静電吸着される。これによって、中間転写ベルトの残留トナーを所望の極性に整極化でき、中間転写ベルトの残留トナーをクリーニングロールによって効率よく静電的に回収することが可能となる。
ここで、整極化とは、正負両極性が混在している状態に対して、正または負のどちらか一方の極性に揃えることを意味する。
また、極性処理部材は、極性処理バイアス印加手段からのバイアスの印加が停止されると元の状態に復帰して中間転写ベルトから離間する。ここで、極性処理部材を静電吸着力のオン/オフによって中間転写ベルトに対して当接/離間させることで、極性処理部材が中間転写ベルトに対して当接/離間する際に中間転写ベルトにかかる衝撃を微量にすることができ、また、極性処理部材が中間転写ベルトに当接している時といない時との中間転写ベルトの負荷変動を微量にすることができる。従って、中間転写ベルトの負荷変動及び振動の発生に伴う画質低下を抑制できる。
請求項6に記載の画像形成装置は、請求項5に記載の画像形成装置であって、前記極性処理バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記極性処理部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、正極又は負極のバイアスを前記極性処理部材に印加し、前記クリーニングバイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニングロールと前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記極性処理バイアス印加手段と逆極性のバイアスを前記クリーニングロールに印加することを特徴する。
請求項6に記載の画像形成装置では、中間転写ベルトに残留したトナーが極性処理部材と中間転写ベルトとの間を通過している間、極性処理バイアス印加手段によって、正極又は負極のバイアスが極性処理部材に印加され、中間転写ベルトの残留トナーが該極性に整極化される。そして、該極性に帯電されたトナーがクリーニングロールと中間転写ベルトとの間を通過している間、クリーニングバイアス印加手段によって、極性処理バイアス印加手段とは逆極性のバイアスがクリーニングロールに印加され、クリーニングロールとは逆極性に整極化された残留トナーが、クリーニングロールに静電的に回収される。
請求項7に記載の画像形成装置は、請求項2乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記転写ロールに付着したトナーを回収するトナー回収手段を有し、前記転写バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記転写ロールと前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記中間転写ベルトに残留したトナーと逆極性のバイアスを前記転写ロールに印加することを特徴とする。
請求項7に記載の画像形成装置では、中間転写ベルトに残留したトナーが転写ロールと中間転写ベルトとの間を通過する時、転写バイアス印加手段によって、中間転写ベルトに残留したトナーと逆極性のバイアスが、転写ロールに印加される。これによって、中間転写ベルトに残留したトナーが、転写ロールに静電的に回収され、トナー回収手段によって転写ロールから回収される。従って、中間転写ベルトに残留したトナーの回収をより迅速に行うことが出来、残留トナーのクリーニング時の中間転写ベルトの回転数を低減できるので、中間転写ベルト及び像担持体の摩耗を軽減できる。
請求項8に記載の画像形成装置は、請求項5に記載の画像形成装置であって、前記中間転写ベルトを間に置いて前記像担持体と対向した1次転写部材と、前記像担持体に担持されたトナーと逆極性の1次転写バイアスを前記1次転写部材に印加して前記像担持体から前記中間転写ベルトへトナーを1次転写させ、また、残留したトナーと同極性の逆転写バイアスを印加して前記中間転写ベルトに残留したトナーを前記像担持体へ逆転写させる1次転写バイアス印加手段と、前記像担持体に残留したトナーを回収するトナー回収手段と、を有し、前記極性処理バイアス印加手段は、JAM時及びプロセスコントロール時、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記極性処理部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記極性処理部材へのバイアスの印加をオフにし、前記クリーニングバイアス印加手段及び前記転写バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニングロール及び前記転写ロールと前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記逆転写バイアスと同極性のバイアスを前記クリーニングロール及び前記転写ロールに印加することを特徴とする。
請求項8に記載の画像形成装置では、1次転写部材が、中間転写ベルトを間に置いて像担持体と対向している。この1次転写部材に、1次転写バイアス印加手段によって、像担持体に担持されたトナーと逆極性の1次転写バイアスが印加されることで、像担持体から中間転写ベルトへ各色のトナーが順次1次転写される。また、1次転写部材に、残留したトナーと同極性の逆転写バイアスが印加されることで、中間転写ベルトに残留したトナーが、像担持体に逆転写されてトナー回収手段によって像担持体から回収される。
ここで、紙詰り等のJAMが発生して作像が途中で中断された時や濃度調整パターンを中間転写ベルトに形成するプロセスコントロール時には、中間転写ベルトに残留するトナーの極性が揃っていて極性処理部材による極性処理が不要であり、また、中間転写ベルト上に残留するトナー量が多量で極性処理部材のトナーによる汚染がひどくなる。
そこで、JAM時及びプロセスコントロール時には、極性処理バイアス印加手段による極性処理部材へのバイアスの印加をオフとし、極性処理部材を中間転写ベルトから離間させる。これによって、極性処理部材のトナーによる汚染を抑制できる。
一方、クリーニングロール及び転写ロールには、クリーニングバイアス印加手段及び転写バイアス印加手段によって、逆転写バイアスと同極性のバイアスが印加され、中間転写ベルトの残留トナーは、クリーニングロール及び転写ロールにトナー付着/トナー回収されずに通過して像担持体まで搬送され、像担持体によって静電的に回収された後、トナー回収手段によって像担持体から回収される。
請求項9に記載の画像形成装置は、請求項1に記載の画像形成装置であって、前記転写部材及び前記クリーニング部材が、前記中間転写ベルトから常時離間した定位置に設けられ、前記中間転写ベルトに順次転写された各色のトナーが通過する作像中、前記転写電界形成手段及び前記クリーニング電界形成手段は、バイアスを印加しない又は作像中のトナーと同極性のバイアスを印加する転写バイアス印加手段及びクリーニングバイアス印加手段であり、前記中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーを記録媒体に転写させる動作中は、前記転写電界形成手段は、作像済のトナーと逆極性のバイアスを印加する転写バイアス印加手段であり、前記クリーニング電界形成手段は、中間転写ベルト上に残留した転写残留トナーと逆極性のDCバイアスにACバイアスを重畳したバイアスを印加するクリーニングバイアス印加手段であることを特徴とする。
請求項9に記載の画像形成装置では、転写部材が中間転写ベルトから常時離間した定位置に設けられている。中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが、転写部材と中間転写ベルトとの間を通過している間は、転写バイアス印加手段によって、転写部材にバイアスが印加されないことにより、又は、中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーと同極性のバイアスが転写部材に印加されることにより、転写部材と中間転写ベルトとの間に非転写電界が形成され、作像途中のトナーが中間転写ベルトに担持されたまま転写部材と中間転写ベルトとの間を通過する。また、中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーが、転写部材と中間転写ベルトとの間を通過している間は、転写バイアス印加手段によって、中間転写ベルトに担持された作像済のトナーと逆極性のバイアスが転写部材に印加されることで、転写部材と中間転写ベルトとの間に転写電界が形成され、作像済のトナーが中間転写ベルトから記録媒体へ転写される。
また、クリーニング部材が中間転写ベルトから常時離間した定位置に設けられている。中間転写ベルトに担持されたトナーが、クリーニング部材と中間転写ベルトとの間を通過している間は、クリーニングバイアス印加手段によって、クリーニング部材にバイアスが印加されないことにより、又は、中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーと同極性のバイアスがクリーニング部材に印加されることにより、クリーニング部材と中間転写ベルトとの間に非クリーニング電界が形成され、作像途中のトナーが中間転写ベルトに担持されたままクリーニング部材と中間転写ベルトとの間を通過する。また、中間転写ベルトに残留したトナーが、クリーニング部材と中間転写ベルトとの間を通過している間は、クリーニングバイアス印加手段によって、中間転写ベルトに残留したトナーと逆極性のACとDCを重畳したバイアスがクリーニング部材に印加されることで、クリーニング部材と中間転写ベルトとの間にクリーニング電界が形成され、残留トナーが中間転写ベルトから除去される。
これによって、作像途中のトナーが転写部材及びクリーニング部材に転移することを防止できる。また、中間転写ベルトから常時離間した転写部材によって作像後のトナーを記録媒体へ転写できると共に、中間転写ベルトから常時離間したクリーニング部材によって残留トナーを中間転写ベルトから除去できる。
請求項10に記載の画像形成装置は、請求項9に記載の画像形成装置に記載の画像形成装置であって、前記転写部材より前記中間転写ベルトの回転方向下流側且つ前記クリーニング部材より前記中間転写ベルトの回転方向上流側に設けられ、弾性と導電性を有し、元の状態で前記中間転写ベルトから離間し、撓んだ状態で前記中間転写ベルトに接触する極性処理部材と、バイアスを前記極性処理部材に印加して前記極性処理部材を前記中間転写ベルトに静電吸着させる極性処理バイアス印加手段と、を有することを特徴とする。
請求項10に記載の画像形成装置では、弾性と導電性を有する極性処理部材が、転写部材より中間転写ベルトの回転方向上流側且つクリーニング部材より中間転写ベルトの回転方向下流側に設けられている。この極性処理部材は、極性処理バイアス印加手段からバイアスを印加されると撓んで中間転写ベルトに静電吸着される。これによって、中間転写ベルトの残留トナーを所望の極性に整極化でき、中間転写ベルトの残留トナーをクリーニング部材によって静電的に回収することが可能となる。
また、極性処理部材は、極性処理バイアス印加手段からのバイアスの印加が停止されると元の状態に復帰して中間転写ベルトから離間する。ここで、極性処理部材を静電吸着力によって中間転写ベルトに対して当接/接触させたことで、極性処理部材が中間転写ベルトに対して当接/離間する際に中間転写ベルトにかかる衝撃を微量にすることができ、また、極性処理部材が中間転写ベルトに当接している時といない時との中間転写ベルトの負荷変動を微量にすることができる。従って、中間転写ベルトの負荷変動及び振動の発生に伴う画質低下を抑制できる。
請求項11に記載の画像形成装置は、請求項10に記載の画像形成装置に記載の画像形成装置であって、前記極性処理バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記極性処理部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、正極又は負極のバイアスを前記極性処理部材に印加し、前記クリーニングバイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記極性処理バイアス印加手段と逆極性のバイアスを前記クリーニング部材に印加することを特徴する。
請求項11に記載の画像形成装置では、中間転写ベルトに残留したトナーが極性処理部材と中間転写ベルトとの間を通過している間、極性処理バイアス印加手段によって、正極又は負極のバイアスが極性処理部材に印加され、中間転写ベルトの残留トナーが該極性に整極化される。そして、該極性に整極化されたトナーがクリーニング部材と中間転写ベルトとの間を通過している間、クリーニングバイアス印加手段によって、極性処理バイアス印加手段と逆極性のバイアスがクリーニング部材に印加され、クリーニング部材と逆極性に帯電している残留トナーが、クリーニングロールに静電的に回収される。
請求項12に記載の画像形成装置は、請求項11に記載の画像形成装置であって、前記中間転写ベルトを間に置いて前記像担持体と対向した1次転写部材と、前記像担持体に担持されたトナーと逆極性の1次転写バイアスを前記1次転写部材に印加して前記像担持体から前記中間転写ベルトへトナーを1次転写させ、また、残留したトナーと同極性の逆転写バイアスを印加して前記中間転写ベルトに残留したトナーを前記像担持体へ逆転写させる1次転写バイアス印加手段と、前記像担持体に残留したトナーを回収するトナー回収手段と、を有し、前記極性処理バイアス印加手段は、JAM時及びプロセスコントロール時、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記極性処理部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記極性処理部材へのバイアスの印加をオフにし、前記クリーニングバイアス印加手段及び前記転写バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニング部材及び前記転写部材と、前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記逆転写バイアスと同極性のバイアスを前記クリーニング部材及び前記転写部材に印加する又は印加しないことを特徴とする。
請求項12に記載の画像形成装置では、中間転写ベルトに残留したトナーが極性処理部材と中間転写ベルトとの間を通過している間、極性処理バイアス印加手段によって、極性処理部材へのバイアスの印加がオフにされ、中間転写ベルトに残留したトナーが極性処理部材に接触せずに通過する。そして、中間転写ベルトに残留したトナーがクリーニング部材及び転写部材と中間転写ベルトとの間を通過している間、クリーニングバイアス印加手段及び転写バイアス印加手段によって、逆転写バイアスと同極性のバイアスがクリーニング部材及び転写部材に印加され、またはバイアス印加しないことで、中間転写ベルトの残留トナーは、クリーニングロール及び転写ロールにトナー付着/トナー回収されずに通過して像担持体まで搬送され、像担持体によって静電的に回収された後、トナー回収手段によって像担持体から回収される。
ここで、極性処理部材へのバイアスの印加をオフにし、極性処理部材を中間転写ベルトから離間させたことで、極性処理部材が中間転写ベルトの残留トナーに汚染されることを防止できる。
請求項13に記載の画像形成装置は、請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置であって、前記中間転写ベルトが弾性体であることを特徴とする。
請求項13に記載の画像形成装置では、中間転写ベルトが弾性体なので、負荷変動や振動の影響が画質に及び易いが、転写部材やクリーニング部材を中間転写ベルトに当接し又は中間転写ベルトから離間した定位置に設けたので、転写部材やクリーニング部材による中間転写ベルトの負荷変動や振動が発生せず、濃度むらや色ズレ等の画質低下を抑制できる。
本発明は上記構成にしたので、クリーニング性能や転写性能を維持しつつ、作像中又は転写中に発生する中間転写ベルトの負荷変動、振動を抑制でき、以って、濃度むらや色ズレ等の画質低下を抑制できる。
次に本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1には、本発明の実施形態の画像形成装置10の概要が示されている。画像形成装置10は、画像形成装置本体12を有し、この画像形成装置本体12の上部に回動支点14を中心に回動自在の開閉カバー16が設けられていると共に、この画像形成装置本体12の下部に例えば1段の給紙ユニット18が配置されている。
給紙ユニット18は、給紙ユニット本体20と、用紙が収納される給紙カセット22とを有する。給紙カセット22の奥端近傍上部には、給紙カセット22から用紙を供給するフィードロール24、及び、供給される用紙を1枚ずつ捌くリタードロール26が配置されている。
搬送路28は、フィードロール24から排出口30までの用紙通路であり、この搬送路28は、画像形成装置本体12の裏側(図1の右側)近傍にあって、給紙ユニット18から後述する定着装置90まで略垂直に形成されている。この搬送路28の定着装置90の上流側に後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72とが配置され、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72の上流側にレジストロール32が配置されている。また、搬送路28の排出口30の近傍には排出ロール34が配置されている。
即ち、給紙ユニット18の給紙カセット22からフィードロール24により送り出された用紙は、リタードロール26により捌かれて最上部の用紙のみ搬送路28に導かれ、レジストロール32によりー時停止され、タイミングをとって後述する二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間を通ってトナー像を転写される。そして、用紙は、この転写されたトナー像を定着装置90により定着され、排出ロール34により排出口30から開閉カバー16の上部に設けられた排出部36へ排出される。この排出部36は、排出口部分が低く、正面方向(図1の左方向)に向けて徐々に高くなるよう傾斜している。
画像形成装置本体12には、例えば略中央部にロータリ現像装置38が配置されている。ロータリ現像装置38は、現像器本体40内にY、M、C、Kの4色のトナー像をそれぞれ形成する現像器42Y〜42Kを有し、ロータリ現像装置中心44を中心として左回り(図1において反時計回り)に回転する。現像器42Y〜42Kそれぞれは、現像ロール46Y〜46Kを有し、例えばコイルスプリングなどの弾性体48a〜48dにより、現像器本体40の法線方向に押圧されている。
ロータリ現像装置38には、例えば回転支軸49を軸として回転し、感光体ドラム50が当接するように配置されており、現像ロール46Y〜46Kは、感光体ドラム50に当接していない状態で、それぞれの外周の一部が現像器本体40の外周から半径方向に、例えば2mm突出している。また、現像ロール46Y〜46Kそれぞれの両端には、現像ロール46Y〜46Kの直径よりもわずかに大きい直径のトラッキングロール(図示せず)が現像ロール46Y〜46Kと同軸で回転するように設けられている。つまり、現像器42Y〜42Kの現像ロール46Y〜46Kは、ロータリ現像装置中心44を中心として、それぞれ90°の間隔で現像器本体40の外周に配置され、現像ロール46Y〜46Kのトラッキングロールが感光体ドラム50の両端に設けられたフランジ(図示せず)に当接し、現像ロール46Y〜46Kと感光体ドラム50との間に所定の隙間を形成しつつ、感光体ドラム50上の潜像をそれぞれの色のトナーで現像する。
感光体ドラム50の下方には、感光体ドラム50を一様に帯電する例えば帯電ロールからなる帯電装置52が設けられている。また、ロータリ現像装置38の下方背面側には、帯電装置52により帯電された感光体ドラム50に、レーザ光などの光線により潜像を書き込む露光装置60が配置されている。また、ロータリ現像装置38の上方には、ロータリ現像装置38によって可視化されたトナー像を一次転写位置で一次転写され、後述する二次転写位置まで搬送する中間転写装置62が設けられている。
中間転写装置62は、中間転写ベルト64、一次転写ロール66、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、クリーニングバックアップロール74、及びテンションロール75、76を有する。
中間転写ベルト64は、弾性を有し、ロータリ現像装置38の上方で略扁平に張られている。中間転写ベルト64の上面側の辺は、例えば画像形成装置本体12の上部に設けられた排出部36に対して略平行となるように張られている。また、中間転写ベルト64は、中間転写ベルト64の下方で一次転写ロール66の上流に配置されたラップインロール68と、一次転写ロール66の下流に配置されたラップアウトロール70との間で感光体ドラム50にラップ状に接触する一次転写部(感光体ドラムラップ領域)を有し、感光体ドラム50に所定の範囲だけ巻き掛けられており、感光体ドラム50の回転に従動する。
このように、中間転写ベルト64は、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像を例えばY、M、C、Kの順に重ねて一次転写され、この一次転写されたトナー像を後述する二次転写ロール80に向けて搬送する。なお、ラップインロール68及びラップアウトロール70は、感光体ドラム50から離間している。
また、中間転写ベルト64は、ラップインロール68、ラップアウトロール70、二次転写バックアップロール72、クリーニングバックアップロール74及びテンションロール75、76の6つのロールにより張架されており、一次転写ロール66によって感光体ドラム50上のトナー像を転写される。
さらに、中間転写ベルト64の裏側(図1の右側面)には、テンションロール75及び二次転写バックアップロール72により、平面部が形成されており、この平面部が二次転写部となって搬送部28に臨むようにされている。
クリーニングバックアップロール74は、二次転写後に中間転写ベルト64に残留する廃トナーをクリーニングロール86が掻き取ることを補助する。
中間転写ベルト64の下方には、例えば反射型フォトセンサなどのセンサ78、79が設けられている。センサ78は、中間転写ベルト64上に形成されたトナーのパッチを読取り、トナーの濃度検知を行う。また、センサ79は、中間転写ベルト64上に形成されたベルト位置検出マークTR0の位置を検出する。
中間転写装置62の二次転写バックアップロール72には、搬送路28を挟んで二次転写ロール80が対峙している。つまり、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間が二次転写部における二次転写位置となっており、二次転写ロール80は、二次転写バックアップロール72の補助により、中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像を二次転写位置で用紙に二次転写する。
なお、二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間には、所定の電位差が生じるようにされており、二次転写口―ル80を高電圧にし、二次転写バックアップロール72をグランド(GND)などに接続している。
中間転写ベルト64には、中間転写ベルト用クリーナ82が設けられている。中間転写ベルト用クリーナ82は、スクレーパ84、クリーニングロール86、トナー回収ボトル88を有する。クリーニングロール86は、中間転写ベルト64上の廃トナーを掻き取る。スクレーパ84は、クリーニングロール86に付着した廃トナーを掻き取ってクリーニングする。トナー回収ボトル88は、スクレーパ84によって掻き取られたトナーを回収する。スクレーパ84は、例えばステンレスの薄板からなる。
また、感光体ドラム50には、感光体ドラム用クリーナ83が設けられている。感光体ドラム用クリーナ50は、スクレーパ85、トナー回収ボトル89を有する。スクレーパ85は、感光体ドラム50上の廃トナーを掻き取る。トナー回収ボトル89は、スクレーパ85によって掻き取られたトナーを回収する。
そして、二次転写位置の上方には、定着装置90が配置されている。定着装置90は、加熱ロール92と加圧ロール94とを有し、二次転写ロール80及び二次転写バックアップロール72により用紙に二次転写されたトナー像を用紙に定着させ、排出ロール34に向けて搬送する。
ここで、中間転写ベルト64上へ各色のトナー像が順次重ねて一次転写されてから用紙Pへ二次転写され、そして、用紙Pへ転写されずに中間転写ベルト64に残留した残留トナーがクリーニングされるまでの工程について説明する。
図2に示すように、一次転写ロール66は電源102の正極に接続されており、正極のバイアスを印加されている。これに対して、感光体ドラム50に担持されたトナー像は負極に帯電している。このため、一次転写ロール66と感光体ドラム50との間の一次転写位置において、感光体ドラム50から中間転写ベルト64へトナー像が一次転写される。
二次転写ロール80は、モータ104によって回転駆動されている。このモータ104は、モータ制御部106によって駆動のオン/オフ及び回転速度を制御されている。また、二次転写ロール80は、スイッチ108を備える電源110に接続されている。スイッチ108は電源制御部111によって制御されており、スイッチ108の切替によって、二次転写ロール80が、電源110の正極又は負極に接続され、又は電源110との接続を切断される。また、二次転写バックアップロール72はグランド(GND)に接続されている。
まず、Y色のトナー像が中間転写ベルト64へ一次転写されて中間転写ベルト64の回転で二次転写ロール80と二次転写バックアップロール72との間の二次転写位置を通過する。ここで、二次転写ロール80は、常時中間転写ベルト64に当接した定位置に設けられており、当接したり離間したりすることを行わないようになっている。このため、Y色のトナー像は、二次転写位置を通過する際、二次転写ロール80に接触する。
そこで、Y色のトナー像が二次転写位置を通過する時には、二次転写ロール80を電源110の負極に接続し、二次転写ロール80に負極のバイアスを印加する。これによって、負極に帯電されたトナー像が二次転写ロール80へ転移されることなく、二次転写位置を通過する。
また、センサ79によって中間転写ベルト64上のベルト位置検出マークTR0が検出され、中間転写ベルト64の回転速度が演算部112によって演算されており、Y色のトナー像が二次転写位置を通過している間、モータ制御部106が、演算部112から出力された中間転写ベルト64の回転速度と、二次転写ロール80の回転速度との速度差が小さくなるように(無くなるように)、モータ104の回転速度を制御している。これによって、Y色のトナー像が二次転写ロール80に接触している間、二次転写ロール80と中間転写ベルト64との摩擦力を低減できるので、Y色のトナー像が、接触している二次転写ロール80によって乱されることを抑制できる。
そして、二次転写位置を通過したY色のトナー像は、クリーニングロール86とクリーニングバックアップロール74との間のクリーニング位置を通過する。クリーニングロール86は、モータ114によって回転駆動されている。このモータ114は、モータ制御部116によって駆動のオン/オフ及び回転速度を制御されている。また、クリーニングロール86は、スイッチ118を備える電源120に接続されている。このスイッチ118は、電源制御部121によって制御されており、スイッチ118の切替によって、クリーニングロール86が、電源120の正極又は負極に接続され、又は電源120との接続を切断される。また、クリーニングバックアップロール72はグランド(GND)に接続されている。
ここで、クリーニングロール86は、常時中間転写ベルト64に当接した定位置に設けられており、当接したり離間したりすることを行わないようになっている。このため、Y色のトナー像は、クリーニング位置を通過する際、クリーニングロール86に接触する。
そこで、Y色のトナー像がクリーニング位置を通過する間は、クリーニングロール86を電源120の負極に接続し、クリーニングロール86に負極のバイアスを印加する。これによって、負極に帯電されたトナー像がクリーニングロール86へ転移されることなく、クリーニング位置を通過する。
また、Y色のトナー像がクリーニング位置を通過している間、モータ制御部116が、演算部112から出力された中間転写ベルト64の回転速度と、クリーニングロール86の回転速度との速度差が小さくなるように(無くなるように)、モータ114の回転速度を制御している。これによって、Y色のトナー像がクリーニングロール86に接触している間、クリーニングロール86と中間転写ベルト64との摩擦力を低減できるので、Y色のトナー像が、クリーニングロール86によって乱されることを抑制できる。
そして、クリーニング位置を通過したY色のトナー像は、一次転写位置を通過する。この際、感光体ドラム50から中間転写ベルト64へM色のトナー像の一次転写が行われ、Y色のトナー像の上にM色のトナー像が重ね合わされる。そして、さらに中間転写ベルト64が1周すると、感光体ドラム50から中間転写ベルト64へC色のトナー像の一次転写が行われ、Y色、M色のトナー像の上にC色のトナー像が重ね合わされる。そして、またさらに中間転写ベルト64が1周すると、感光体ドラム50から中間転写ベルト64へK色のトナー像の一次転写が行われ、Y色、M色、C色のトナー像の上にK色のトナー像が重ね合わされる。
ここで、Y色のトナー像の一次転写が開始されてからY、M、C色が重なり合ったトナー像の終了端部が二次転写位置を通過するまで、二次転写ロール80には負極のバイアスが印加される。また、Y色のトナー像の一次転写が開始されてからY、M、C色が重なり合ったトナー像の終了端部がクリーニング位置を通過するまで、クリーニングロール86には負極のバイアスが印加される。これによって、Y、M、C色のトナー像を重ね合わせている途中で、中間転写ベルト64から二次転写ロール80、クリーニングロール86へトナーが転移することを防止できる。
また、モータ104、114は、駆動中常時、二次転写ロール80、クリーニングロール86の回転速度と中間転写ベルト64の回転速度が等速となるように制御されている。これによって、Y、M、C色のトナー像を重ね合せている途中で、Y、M、C色のトナー像が、二次転写ロール80、クリーニングロール86によって乱されることを抑制できる。また、中間転写ベルト64の回転速度を検出した結果をフィードバックして二次転写ロール80、クリーニングロール86の回転速度を制御することで、装置個体差や経時変化、環境変動に関わらず、二次転写ロール80、クリーニングロール86の回転速度を最適化できる。
なお、二次転写ロール80、クリーニングロール86の材質は、導電性のゴムロールに離形性の良いコート剤を塗布したものや、導電性のチューブを被覆したもの等が挙げられる。コート剤は、フッ素系のテフロン(登録商標)のように、帯電系列が強マイナスのものが、負極のトナーを引き寄せ難いので、望ましい。また、チューブタイプの場合は、熱可塑性樹脂を押出成形し、表面熱処理により鏡面仕上げしたものや、フローコート方法により成形したもの(芯金に材料を垂らし、薄膜でコートして焼成し、チューブ状に成形する)が挙げられる。これらは表面が極めて平滑であり、トナーが機械的に付着し難いので、回収した残留トナーをトナー除去部材84によって除去し易いというメリットがある。また、トナー除去部材84は、ウレタンブレードが一般的であるが、クリーニングロール86の材質に応じて金属性ブレード(スクレーパ)やパッド状のものにしても良い。また、二次転写ロール80は、後述するJAMやプロセスコントロール時のトナー回収を行う場合、抵抗値として10〜10程度を要求されるので、ゴムロールが望ましいが、クリーニングロール86は、二次転写ロール80と比較して抵抗値の規制が緩いので、金属ロールを用いることも可能である。また、クリーニングロール86にはブラシロールを用いても良い。
そして、図3に示すように、Y、M、C色が重なり合ったトナー像の終了端部が二次転写位置を通過した後、スイッチ108の切替によって、二次転写ロール80が電源110の正極に接続され、二次転写ロール80に正極のバイアスが印加される。そして、Y、M、C、K色が重なり合ったトナー像の開始端部が二次転写位置に達するタイミングに合せて用紙Pが二次転写位置に給紙され、中間転写ベルト64から用紙PへY、M、C、K色が重なり合ったトナー像が二次転写される。
なお、二次転写ロール80に印加される正極のバイアスは、用紙の種類や環境に応じて適宜設定すれば良い。例えば、用紙が厚紙の場合には、印加電圧を普通紙の場合の標準値と比較して高くし、薄紙の場合には、上記標準値と比較して低くすれば良い。また、装置環境が高温高湿の場合には、常温常湿の場合の標準値と比較して低くすれば良い。
ところで、図4に示すように、二次転写位置よりも中間転写ベルト64の回転方向下流側且つクリーニング位置よりも中間転写ベルト64の回転方向上流側には、導電性シート122が、中間転写ベルト64を間に置いてクリーニングバックアップロール74に対向して設けられている。この導電性シート122は、中間転写ベルト64の幅方向へ延びる弾性部材で、力を加えない元の状態で中間転写ベルト64に非接触となり、撓んで中間転写ベルト64に接触するように配置されている。また、導電性シート122は、スイッチ124を備える電源126が接続されている。このスイッチ124は電源制御部127によって制御されており、スイッチ124の切替によって、導電性シート122が、電源126の正極又は負極に接続され、又は電源126との接続を切断される。また、上述したように、クリーニングバックアップロール74はグランド(GND)に接続されている。
このため、導電性シート122を電源126の正極又は負極に接続し、導電性シート122に正極又は負極のバイアスを印加すると、導電性シート122からクリーニングバックアップロール74へ電流が流れ、導電性シート122が中間転写ベルト64を間に置いてクリーニングバックアップロール74に静電吸着される(図5参照)。そして、中間転写ベルト64上のトナーが正極又は負極に整極される。
ここで、用紙Pへ二次転写されずに中間転写ベルト64上に残留した残留トナーは、正極に帯電したものと負極に帯電したものとが混在する場合があるが、導電性シート122に正極又は負極のバイアスを印加し、中間転写ベルト64上の残留トナーを帯電することで、クリーニング位置に達する残留トナーの極性を正極又は負極に揃えることが出来る。
本実施形態では、Y、M、C色のトナー像の終了端部がクリーニング位置を通過した後、導電シート122が電源126の負極に接続されると共に、スイッチ118の切替によって、クリーニングロール86が電源120の正極に接続され、クリーニングロール86に正極のバイアスが印加される。
これによって、クリーニング位置に達する残留トナーの極性が一様に負極になり、正極のバイアスを印加されたクリーニングロール86によって静電的に残らず回収される。従って、前サイクルでの画像が次サイクルで浮き出る所謂ゴーストを防止できる。
なお、導電性シート122は、例えば厚みが100μm程度、自由長(弾性変形自在な非固定の部分の長さ)が10mm程度、中間転写ベルト64との接触面の幅が1mm以下となっており、中間転写ベルト64に対して当接/離間することで中間転写ベルト64に発生する振動、負荷変動が微量となり、画質に影響が及ばないようになっている。
また、導電性シート122の帯電系列がトナーと同極性、つまり負極となっており、トナーが導電性シート122に付着し難く、導電性シート122の性能低下が抑制されている。
そして、中間転写ベルト64上の残留トナーのクリーニングが開始されるのと同時に、次のY色の一次転写が開始される。ここで、二次転写ロール80、クリーニングロール86の回転速度と中間転写ベルト64の回転速度が等速になることが継続されるように、モータ104、114が制御することで、中間転写ベルト64の伸縮が抑制されているので、Y色のカラーレジズレを抑制できる。
以上、説明したように、本実施形態では、二次転写ロール80とクリーニングロール86が、中間転写ベルト64に対向した定位置に設けられており、中間転写ベルト64に対して当接/離間されないようになっているので、中間転写ベルト64の変動負荷、振動の発生を抑制できる。
そして、中間転写ベルト64上に担持された作像途中のトナー像が、二次転写位置を通過している間は、「非転写電界」が発生され、トナー像が中間転写ベルト64に担持されたまま二次転写位置を通過するようになっている。また、中間転写ベルト64上に担持された作像済みのトナー像が二次転写ロール80と中間転写ベルト64との間を通過している間は、二次転写ロール80と中間転写ベルト64との間に「転写電界」が発生され、トナー像が中間転写ベルト64から用紙Pへ転写されるようになっている。
また、中間転写ベルト64に担持された作像途中のトナー像が、クリーニング位置を通過している間は、クリーニング位置に「非クリーニング電界」が発生され、トナー像が中間転写ベルト64に担持されたままクリーニング位置を通過するようになっている。また、中間転写ベルト64上に残留したトナー像が、クリーニング位置を通過している間は、クリーニング位置に「クリーニング電界」が発生され、中間転写ベルト64から残留トナーが除去されるようになっている。
これによって、クリーニング性能や転写性能を維持しつつ、作像中又は転写中に発生する中間転写ベルト64の負荷変動、振動を抑制して濃度むらや色ズレ等の画質低下を抑制できる。
なお、本実施形態では、生産性を優先して、中間転写ベルト64上の残留トナーのクリーニングを開始するのと同時に、次のY色の一次転写を開始するので、クリーニング中のクリーニングロール86の回転速度を中間転写ベルト64の回転速度と等速にした。この場合には、残留トナーの回収効率が高くなるようにクリーニングロール86に印加するバイアスを設定すれば良い。しかし、中間転写ベルト64上の残留トナーのクリーニング中に、次のY色の一次転写を開始しない場合には、クリーニングロール86の回転速度を、クリーニングロール86による残留トナーの回収効率が高くなるように設定しても良い。
次に、JAM処理やプロセスコントロール(画像濃度制御)の工程について説明する。
図6に示すように、JAM処理時やプロセスコントロール時には、中間転写ベルト64上に正規画像以外の不要なトナーが多量に存在するので、この不要なトナーの回収効率を高めるために、二次転写ロール80によってもトナーの回収を行う。
二次転写ロール80には、クリーニングブレード128が当接しており、二次転写ロール80に付着したトナーがクリーニングブレード128によって掻き取られるようになっている。
プリント中に用紙詰まり等のJAMが発生したことが検出されると、電源120からクリーニングロール86へ正極のバイアスが印加され、電源110から二次転写ロール80へ正極のバイアスが印加される。ここで、二次転写が行われる前であるか後であるかに関わらず、中間転写ベルト64上に存在するトナーの大半は、負極に帯電しているので、クリーニングロール86、二次転写ロール80によって静電的に回収される。
また、中間転写ベルト64上のトナー像の濃度を検出するセンサ78が、一次転写ロール66より中間転写ベルト64の回転方向下流側且つ二次転写ロール80より中間転写ベルト64の回転方向上流側に配設されている。このため、中間転写ベルト64へ一次転写されたトナー像が、センサ78の検出位置を通過してから二次転写位置を通過する。
プロセスコントロールが実行されると、JAM処理時と同様、クリーニングロール86、二次転写ロール80に正極のバイアスが印加される。このため、中間転写ベルト64に一次転写されたトナー像は、センサ78の検出位置を通過して濃度を検出された後、二次転写位置において二次転写ロール80から静電的に回収される。そして、該トナー像は、二次転写ロール80によって回収されずに二次転写位置を通過した場合には、クリーニングロール86によって静電的に回収される。従って、中間転写ベルト64上のトナーの回収をより迅速に行うことが出来、残留トナーのクリーニング時の中間転写ベルト64の回転数を低減できるので、中間転写ベルト64及び感光体ドラム50の摩耗を軽減できる。
なお、JAM処理時、プロセスコントロール時、導電性シート122へのバイアスの印加がオフになり、導電性シート122が中間転写ベルト64から離間しているので、中間転写ベルト64上に付着した大量のトナーによって導電性シート122が汚染されることが無い。
次に、本発明の第2実施形態について説明する。なお、第1実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図7に示すように、第2実施形態では、二次転写ロール80に替えて転写コロトロン130が設けられ、クリーニングロール86が中間転写ベルト64から常時離間した定位置に設けられている。転写コロトロン130は、中間転写ベルト64から常時離間した定位置に設けられ、スイッチ132を備える電源134に接続されている。スイッチ132は電源制御部135によって制御されており、スイッチ132の切替によって、転写コロトロン130が、電源134の正極に接続され、又は電源134との接続を切断される。また、クリーニングロール86は、スイッチ136を備えるAC+DC電源138に接続されている。スイッチ136は電源制御部139によって制御されており、スイッチ136の切替によって、クリーニングロール86が、AC+DC電源138の正極又は負極に接続され、又は電源138との接続を切断される。
まず、Y色の一次転写が開始されてからC色のトナー像の終了端部が二次転写位置を通過するまでの間は、転写コロトロン130と電源134との接続が切断され、中間転写ベルト64上のY、M、C色のトナー像が、中間転写ベルト64に担持されたまま二次転写位置を通過する。
また、Y色の一次転写が開始されてからC色のトナー像の終了端部がクリーニング位置を通過するまでの間は、導電性シート122と電源126との接続が切断され、クリーニングロール86とAC+DC電源138との接続が切断されて、中間転写ベルト64上のY、M、C色のトナー像が、中間転写ベルト64に担持されたままクリーニング位置を通過する。
そして、図8に示すように、Y、M、C色が重なり合ったトナー像の終了端部が二次転写位置を通過した後、スイッチ132の切替によって、転写コロトロン130が電源134に接続され、転写コロトロン130に正極のバイアスが印加される。そして、Y、M、C、K色が重なり合ったトナー像の開始端部が二次転写位置に達するタイミングに合せて用紙Pが二次転写位置に給紙され、中間転写ベルト64から用紙PへY、M、C、K色が重なり合ったトナー像が二次転写される。
また、Y、M、C色が重なり合ったトナー像の終了端部がクリーニング位置を通過した後、スイッチ136の切替によって、クリーニングロール86が電源138の正極に接続され、クリーニングロール86にACとDCを重畳した正極のバイアスが印加され、また、スイッチ124の切替によって、導電性シート122が電源126の負極に接続され、導電性シート122に負極のバイパスが印加される。これによって、導電性シート122が中間転写ベルト64に静電吸着し、二次転写位置で用紙Pへ転写されずに残留したトナーが導電性シート122に接触して一様に負極に帯電し、クリーニングロール86に静電的に回収される。
なお、電源138の印加電圧のAC成分は、周波数2.0kHz〜4.0kHz、ピーク電圧1.0kV〜2.0kVとなっている。また、クリーニングロール86の回転速度と中間転写ベルト64との回転速度との比は、1:1〜2:1となっている。また、電源126の印加電圧は、トナーが中間転写ベルト64からクリーニングロール86へジャンプし易い状態になるように設定されているが、装置環境や経時変化に対応して調整することも可能である。
そして、図9に示すように、JAM処理時やプロセスコントロール時には、中間転写ベルト64上のトナーの極性が負極で揃うので、導電性シート122によるトナーの帯電は行わずに、クリーニングロール86に正極のAC+DCバイアスを印加することで、トナーの回収を行う。
次に、本発明の第3実施形態について説明する。なお、第1、第2実施形態と同様の構成には同一の符号を付し、説明は省略する。
図10に示すように、第3実施形態は、第1実施形態とほぼ同様の構成であるが、一次転写ロール66が接続された電源140の構成が異なる。電源140は電源制御部144によって制御されるスイッチ142を有し、このスイッチ142の切替によって、一次転写ロール66が、電源140の正極又は負極に接続される。
この第3実施形態では、Y、M、C色のトナー像の重ね合わせが行われている間は、第1実施形態と同様の制御が行われて、Y、M、C色のトナー像が、二次転写ロール80やクリーニングロール86によって乱されること無く、周回する。そして、図11に示すように、Y、M、C色が重なり合ったトナー像の終了端部がクリーニング位置を通過すると、スイッチ124の切替によって導電性シート122が電源126の正極に接続され、スイッチ118の切替によってクリーニングロール86が電源120の正極に接続される。
これによって、二次転写位置で用紙Pへ転写されずに中間転写ベルト64上に残留したトナーが、導電性シート122及びクリーニングロール86によって一様に正極に帯電され、中間転写ベルト64に担持されたままクリーニング位置を通過して一次転写位置へ達する。
ここで、一次転写ロール66は、Y、M、C、K色のトナー像の一次転写の際、電源140から正極のバイアスを印加されているので、正極に帯電したトナーは、一次転写位置で感光体ドラム50へ転写され、そして、感光体ドラム用クリーナ83に回収される。
なお、電源120の印加電圧は、装置環境、経時変化、用紙の種類、印字モード、または、印字された画像の密度などに応じて任意に設定可能である。また、所望のクリーニング電界が得られるのであれば、クリーニングバックアップロール74にバイアスを印加しても良い。
そして、図12に示すように、JAM処理時やプロセスコントロール時には、スイッチ108の切替によって二次転写ロール80が電源110の負極に接続され、二次転写ロール80に負極のバイアスが印加される。これによって、負極に帯電したトナーが中間転写ベルト64に担持されたまま二次転写位置を通過する。
また、スイッチ124によって導電性シート122と電源126との接続が切断され、スイッチ118によってクリーニングロール86が電源120の負極に接続される。これによって、導電性シート122が中間転写ベルト64から離間し、クリーニングロール86に負極のバイアスが印加されるので、負極に帯電したトナーが中間転写ベルト64に担持されたままクリーニング位置を通過して一次転写位置に達する。
この際、スイッチ142の切替によって一次転写ロール66が電源140の負極に接続されており、一次転写ロール66に負極のバイアスが印加されている。これによって、一次転写位置において、負極に帯電したトナーが、中間転写ベルト64から感光体ドラム50へ転写され、そして、感光体ドラム用クリーナ83に回収される。
なお、二次転写ロール80、クリーニングロール86にトナーが付着することがないようであれば、二次転写ロール80、クリーニングロール86にバイアスを印加する必要はない。
以上、第1乃至第3実施形態において説明したように、二次転写ロール80、転写コロトロン130、クリーニングロール86を中間転写ベルト64に対して当接/離間を行わないようにしたことによって、中間転写ベルト64に生じる負荷変動と振動を抑制でき、色ズレや濃度ムラ等の画質低下を抑制できる。特に、中間転写ベルト64が弾性体で、負荷変動や振動の影響が画質に及び易い第1乃至第4実施形態においては、効果が大きい。また、作像途中のトナー像の乱れ、転写性能やクリーニング性能の低下を抑制できる。
なお、第1、第3実施形態では、中間転写ベルト64に担持された作像済みのトナー像が二次転写位置を通過している間、中間転写ベルト64上の残留トナーがクリーニング位置を通過している間、トナーの極性と逆極性のバイアスを二次転写ロール80やクリーニングロール86に印加することで、トナーを二次転写ロール80側やクリーニングロール86側へ転移させたが、二次転写位置及びクリーニング位置にそれぞれトナーが二次転写ロール80側やクリーニングロール86側へ転移する電界が形成されていれば十分であり、トナーの極性と同極性のバイアスを二次転写ロール80やクリーニングロール86に印加しても良い。また、中間転写ベルト64に担持された作像途中のトナー像が二次転写位置、クリーニング位置を通過している間、トナーの極性と同極性のバイアスを二次転写ロール80やクリーニングロール86に印加することで、トナーを中間転写ベルト64に担持させたが、二次転写位置及びクリーニング位置にそれぞれトナーが中間転写ベルト64側へ静電的に引き寄せられる電界が形成されていれば十分であり、トナーの極性と逆極性のバイアスを二次転写ロール80やクリーニングロール86に印加しても良い。
本発明の実施形態に係る画像形成装置の概略を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の導電性シートの作動状態/非作動状態を示す側面図である。 本発明の第1実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第2実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第3実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。 本発明の第4実施形態に係る画像形成装置の作動状態を示す断面図である。
符号の説明
10 カラーレーザプリンタ(画像形成装置)
50 感光体ドラム(像担持体)
64 中間転写ベルト
66 一次転写ロール(転写手段)
79 センサ(速度検出手段)
80 二次転写ロール(転写部材)
83 感光体ドラム用クリーナ(トナー回収手段)
86 クリーニングロール(クリーニング部材)
104 モータ(第1駆動手段)
106 モータ制御部(第1制御手段)
110 電源(転写電界発生手段、第1転写バイアス印加手段)
111 電源制御部(転写電界発生手段、第1転写バイアス印加手段)
112 演算部(速度検出手段)
114 モータ(第2駆動手段)
116 モータ制御部(第2制御手段)
120 電源(クリーニング電界発生手段、第1クリーニングバイアス印加手段)
121 電源制御部(クリーニング電界発生手段、第1クリーニングバイアス印加手段)
122 導電性シート(極性処理部材)
126 電源(第2クリーニングバイアス印加手段、第4クリーニングバイアス印加手段)
127 電源制御部(第2クリーニングバイアス印加手段、第4クリーニングバイアス印加手段)
130 転写コロトロン(転写部材)
134 電源(第2転写バイアス印加手段)
135 電源制御部(第2転写バイアス印加手段)
138 AC+DC電源(第3クリーニングバイアス印加手段)
139 電源制御部(第3クリーニングバイアス印加手段)
P 用紙(記録媒体)

Claims (13)

  1. 複数色のトナーを順次担持する像担持体と、
    複数周回転する間に、前記像担持体から各色のトナーを順次転写される中間転写ベルトと、
    記録媒体の搬送路を間において前記中間転写ベルトに対向した定位置に設けられた転写部材と、
    前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間に、トナーを前記中間転写ベルトから記録媒体へ転写させる転写電界、又はトナーを前記中間転写ベルトに担持させる非転写電界を形成する転写電界形成手段と、
    前記中間転写ベルトに対向した定位置に設けられたクリーニング部材と、
    前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間に、トナーを前記中間転写ベルトから除去させるクリーニング電界、又はトナーを前記中間転写ベルトに担持させる非クリーニング電界を形成するクリーニング電界形成手段と、
    を備える画像形成装置であって、
    前記転写電界形成手段は、前記中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間を通過している間は、前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間に前記非転写電界を形成し、前記中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーが前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間を通過している間は、前記転写部材と前記中間転写ベルトとの間に前記転写電界を形成し、
    前記クリーニング電界形成手段は、前記中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間を通過している間は、前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間に非クリーニング電界を形成し、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニング手段と前記中間転写ベルトとの間を通過している間は、前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間に前記クリーニング電界を形成することを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記転写部材及びクリーニング部材が、前記中間転写ベルトに常時当接する定位置に回転可能に設けられた転写ロール及びクリーニングロールであり、
    前記中間転写ベルトに順次転写された各色のトナーが通過する作像中、前記転写電界形成手段及び前記クリーニング電界形成手段は、作像中のトナーと同極性のバイアスを印加する転写バイアス印加手段及びクリーニングバイアス印加手段であり、
    前記中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーを記録媒体に転写させる動作中、前記転写電界形成手段は、作像済のトナーと逆極性のバイアスを印加する転写バイアス印加手段であり、前記クリーニング電界形成手段は、前記中間転写ベルト上に残留した転写残留トナーと逆極性のバイアスを印加するクリーニングバイアス印加手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  3. 前記転写ロールを回転駆動する第1駆動手段と、
    前記中間転写ベルトの回転速度を検出する速度検出手段と、
    前記中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが前記転写ロールと前記中間転写ベルトとの間を通過している間、前記速度検出手段によって検出された前記中間転写ベルトの回転速度と前記第1駆動手段による前記転写ロールの回転速度との差が小さくなるように前記第1駆動手段を制御する第1制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。
  4. 前記クリーニングロールを回転駆動する第2駆動手段を有し、
    前記中間転写ベルトに担持された作像途中のトナーが前記クリーニングロールと前記中間転写ベルトとの間を通過している間、前記速度検出手段によって検出された前記中間転写ベルトの回転速度と前記第2駆動手段による前記クリーニングロールの回転速度との差が小さくなるように前記第2駆動手段を制御する第2制御手段と、
    を有することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
  5. 前記転写ロールより前記中間転写ベルトの回転方向下流側且つ前記クリーニングロールより前記中間転写ベルトの回転方向上流側に設けられ、弾性と導電性を有し、元の状態で前記中間転写ベルトから離間し、撓んだ状態で前記中間転写ベルトに接触する極性処理部材と、
    バイアスを前記極性処理部材に印加して前記極性処理部材を前記中間転写ベルトに静電吸着させる極性処理バイアス印加手段と、
    を有することを特徴とする請求項2乃至4の何れか1項に記載の画像形成装置。
  6. 前記極性処理バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記極性処理部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、正極又は負極のバイアスを前記極性処理部材に印加し、
    前記クリーニングバイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニングロールと前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記極性処理バイアス印加手段と逆極性のバイアスを前記クリーニングロールに印加することを特徴する請求項5に記載の画像形成装置。
  7. 前記転写ロールに付着したトナーを回収するトナー回収手段を有し、
    前記転写バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記転写ロールと前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記中間転写ベルトに残留したトナーと逆極性のバイアスを前記転写ロールに印加することを特徴とする請求項2乃至6の何れか1項に記載の画像形成装置。
  8. 前記中間転写ベルトを間に置いて前記像担持体と対向した1次転写部材と、
    前記像担持体に担持されたトナーと逆極性の1次転写バイアスを前記1次転写部材に印加して前記像担持体から前記中間転写ベルトへトナーを1次転写させ、また、残留したトナーと同極性の逆転写バイアスを印加して前記中間転写ベルトに残留したトナーを前記像担持体へ逆転写させる1次転写バイアス印加手段と、
    前記像担持体に残留したトナーを回収するトナー回収手段と、を有し、
    前記極性処理バイアス印加手段は、JAM時及びプロセスコントロール時、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記極性処理部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記極性処理部材へのバイアスの印加をオフにし、
    前記クリーニングバイアス印加手段及び前記転写バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニングロール及び前記転写ロールと前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記逆転写バイアスと同極性のバイアスを前記クリーニングロール及び前記転写ロールに印加することを特徴とする請求項5に記載の画像形成装置。
  9. 前記転写部材及び前記クリーニング部材が、前記中間転写ベルトから常時離間した定位置に設けられ、
    前記中間転写ベルトに順次転写された各色のトナーが通過する作像中、前記転写電界形成手段及び前記クリーニング電界形成手段は、バイアスを印加しない又は作像中のトナーと同極性のバイアスを印加する転写バイアス印加手段及びクリーニングバイアス印加手段であり、
    前記中間転写ベルトに担持された作像済みのトナーを記録媒体に転写させる動作中は、前記転写電界形成手段は、作像済のトナーと逆極性のバイアスを印加する転写バイアス印加手段であり、前記クリーニング電界形成手段は、中間転写ベルト上に残留した転写残留トナーと逆極性のDCバイアスにACバイアスを重畳したバイアスを印加するクリーニングバイアス印加手段であることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
  10. 前記転写部材より前記中間転写ベルトの回転方向下流側且つ前記クリーニング部材より前記中間転写ベルトの回転方向上流側に設けられ、弾性と導電性を有し、元の状態で前記中間転写ベルトから離間し、撓んだ状態で前記中間転写ベルトに接触する極性処理部材と、
    バイアスを前記極性処理部材に印加して前記極性処理部材を前記中間転写ベルトに静電吸着させる極性処理バイアス印加手段と、
    を有することを特徴とする請求項9に記載の画像形成装置。
  11. 前記極性処理バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記極性処理部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、正極又は負極のバイアスを前記極性処理部材に印加し、
    前記クリーニングバイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニング部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記極性処理バイアス印加手段と逆極性のバイアスを前記クリーニング部材に印加することを特徴する請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記中間転写ベルトを間に置いて前記像担持体と対向した1次転写部材と、
    前記像担持体に担持されたトナーと逆極性の1次転写バイアスを前記1次転写部材に印加して前記像担持体から前記中間転写ベルトへトナーを1次転写させ、また、残留したトナーと同極性の逆転写バイアスを印加して前記中間転写ベルトに残留したトナーを前記像担持体へ逆転写させる1次転写バイアス印加手段と、
    前記像担持体に残留したトナーを回収するトナー回収手段と、を有し、
    前記極性処理バイアス印加手段は、JAM時及びプロセスコントロール時、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記極性処理部材と前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記極性処理部材へのバイアスの印加をオフにし、
    前記クリーニングバイアス印加手段及び前記転写バイアス印加手段は、前記中間転写ベルトに残留したトナーが前記クリーニング部材及び前記転写部材と、前記中間転写ベルトとの間を通過する間、前記逆転写バイアスと同極性のバイアスを前記クリーニング部材及び前記転写部材に印加する又は印加しないことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記中間転写ベルトが弾性体であることを特徴とする請求項1乃至12の何れか1項に記載の画像形成装置。
JP2005307697A 2005-10-21 2005-10-21 画像形成装置 Pending JP2007114614A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307697A JP2007114614A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2005307697A JP2007114614A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007114614A true JP2007114614A (ja) 2007-05-10

Family

ID=38096832

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2005307697A Pending JP2007114614A (ja) 2005-10-21 2005-10-21 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007114614A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8725030B2 (en) 2011-03-01 2014-05-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2018180157A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US8725030B2 (en) 2011-03-01 2014-05-13 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus
JP2018180157A (ja) * 2017-04-07 2018-11-15 京セラドキュメントソリューションズ株式会社 画像形成装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5031451B2 (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2008224955A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
US20140010568A1 (en) Image forming apparatus
JP2001215859A (ja) 画像形成装置
JP2005173630A (ja) 画像形成装置
JP2005326758A (ja) 中間転写装置及び画像形成装置
WO2015041371A1 (ja) 画像形成装置
JP2012013813A (ja) 転写装置及び画像形成装置
JP2008009192A (ja) 画像形成装置
JP2007114615A (ja) 画像形成装置
JP2012063497A (ja) 画像形成装置
JP2007114614A (ja) 画像形成装置
JP2007279122A (ja) 画像形成装置
JP2007183330A (ja) 画像形成装置
JP5247126B2 (ja) クリーニング装置
JP2008185849A (ja) 画像形成装置
JP2007171380A (ja) 画像形成装置
JP6221841B2 (ja) 画像形成装置
JP2012237911A (ja) 画像形成装置
JP2009163074A (ja) 画像形成装置
JP2009204835A (ja) 画像形成装置
JP2007108562A (ja) 画像形成装置
JP2009134214A (ja) 転写装置、画像形成装置
JP2008224811A (ja) 画像形成装置
JP4428123B2 (ja) 画像形成装置