JP2005173630A - 画像形成装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】電子写真方式を用いた画像形成装置において、転写手段へ付着したトナーによる次プリント時の裏汚れの発生を確実に防止する。
【解決手段】表面に複数色のトナー像を色毎に担持する像担持体1と、像担持体上の各色のトナー像を順次中間転写体10上に重ね合わせて転写する一次転写手段11と、転写材22の裏面に接触し所定の転写電圧を印加することで中間転写体上のトナー像を転写材に転移させる二次転写手段14と、二次転写手段の表面に付着したトナーを中間転写体へ移動させるために二次転写手段に転写電圧と逆極性の電圧及び転写電圧と同極性の電圧を印加する二次転写手段クリーニングバイアス印加手段26を有する画像形成装置において、当該装置の紙詰まり発生などによる非常停止時には、停止後の再立上げ動作時に、前記クリーニングバイアス印加手段26によって二次転写手段14のクリーニングを行う構成とした。
【選択図】図1

Description

本発明は、複写機、プリンター、ファクシミリ等の電子写真方式を用いた画像形成装置に関し、詳しくは像担持体上から転移されたトナー像を担持し、転写材へ転移させる工程までトナー像を担持搬送する中間像担持体(あるいは中間転写体)を有し、単色画像および複数色からなるカラー画像の形成が可能な画像形成装置に関するものである。
従来の画像形成装置では、像担持体上のトナー画像を転写紙等の転写材に転写する転写手段として、非接触式のコロナ帯電器が使用されてきた。しかし、この転写手段はコロナ放電を生じさせるために高電圧を印加させなければならず、またオゾンが発生するという問題を有していた。このため、近年では転写紙の裏面に直接バイアス電圧を印加する接触転写方式を用いるケースが多くなってきている。接触転写方式ではコロナ帯電器に比べ低い電圧で転写が可能であり、またオゾンの発生も少ない。このような画像形成装置において、通常は画像サイズに適合した転写紙が転写ニップ部に供給されるため特に問題は生じないが、転写ニップ部手前で紙詰まりが発生した場合、像担持体上のトナー像は転写ニップ部に到達するが、転写紙は紙詰まりにより転写ニップ部に到達できないため、像担持体上のトナー像は転写ローラに直接転写されてしまい、このトナーが次プリントの転写紙裏面を汚損したり、転写ローラの抵抗値が変化してしまうことで部分的な転写不良を引き起こしてしまう。特にフルカラープリンターではトナー層が複数である場合が多く、転写ローラに大量に付着したトナーの影響は大きい。
そこで従来は、(1) 転写ローラにブレードやファーブラシを当接させることでクリーニングするようにしたクリーニング装置や、(2) 非転写時に転写ローラにトナーと同極性のバイアス電圧を印加し、転写ローラ表面のトナーを像担持体に転移させることでクリーニングを行う方法(特許文献1(特公昭56−39472号公報)等)等が提案されている。
特公昭56−39472号公報
しかしながら、前述の(1) の転写ローラにブレードやファーブラシを当接させる方法では次のような問題が発生する。まず、ローラクリーニングブレードを常時当接させることによりブレードエッジ部の摩耗が激しく、クリーニング性能を維持するためにはブレード単体か、場合によっては周辺部材ごと定期的な交換が必要となる。さらに、ローラクリーニングブレードを常時当接させているため、ローラ表面から掻き落したトナーを溜める廃トナー容器も容量を大きくしなければならず、機械本体の小型化が困難になる。また前記理由により廃トナー容器の容量を小さくすれば容器の交換が頻繁に必要となる。
また、前述の(2) の方法では、プリント動作開始時において転写ローラにトナーと同極性のバイアス電圧を印加することで転写ローラのクリーニングを行っているが、この方法をフルカラープリンターに適用した場合、前述したようにフルカラープリンターではトナー層が複数である場合が多く、プリント動作開始時の限られた時間では転写ローラに付着した大量のトナーを完全にクリーニングできないため、裏汚れが発生してしまうという問題がある。
本発明は上記事情に鑑みなされたものであり、上記従来技術における課題を解決し、転写手段へ付着したトナーによる次プリント時の裏汚れの発生を確実に防止することができる画像形成装置を提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、特許請求の範囲の請求項1記載の発明は、表面に複数色のトナー像を色毎に担持する像担持体と、該像担持体上の各色のトナー像を順次中間転写体上に重ね合わせて転写する一次転写手段と、転写材の裏面に接触し所定の転写電圧を印加することで前記中間転写体上のトナー像を前記転写材に転移させる二次転写手段と、該二次転写手段の表面に付着したトナーを前記中間転写体へ移動させるために前記二次転写手段に前記転写電圧と逆極性の電圧および転写電圧と同極性の電圧を印加する二次転写手段クリーニングバイアス印加手段を有する画像形成装置において、当該装置の紙詰まり発生などによる非常停止時には、停止後の再立上げ動作時に、前記二次転写手段クリーニングバイアス印加手段によって前記二次転写手段のクリーニングを行う構成としたものである。
請求項2記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加時間を、前記非常停止時の印字モードが単色モードか複数色モードかによって異ならせる構成としたものである。
また、請求項3記載の発明は、請求項1または2記載の画像形成装置において、前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加時間は、単色モードと複数色モードでは、
単色モード≦複数色モード
となるように構成したものである。
さらに請求項4記載の発明は、請求項1,2または3記載の画像形成装置において、前記二次転写手段クリーニングバイアス印加時間の単色モードと複数色モードでの差は、前記転写手段が少なくとも一周する時間以上となるように構成したものである。
請求項5記載の発明は、請求項1記載の画像形成装置において、前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加電圧値または印加電流値を、前記非常停止時の印字モードが単色モードか複数色モードかによって異ならせるように構成したものである。
また、請求項6記載の発明は、請求項1または5記載の画像形成装置において、前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加電圧値または印加電流値は、単色モードと複数色モードでは、
単色モード≦複数色モード
となるように構成したものである。
請求項7記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記二次転写手段を転写ローラで構成したものである。
また、請求項8記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記二次転写手段を転写ベルトで構成したものである。
さらに請求項9記載の発明は、請求項1乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置において、前記二次転写手段を転写ブラシで構成したものである。
請求項1記載の発明では、表面に複数色のトナー像を色毎に担持する像担持体と、該像担持体上の各色のトナー像を順次中間転写体上に重ね合わせて転写する一次転写手段と、転写材の裏面に接触し所定の転写電圧を印加することで前記中間転写体上のトナー像を前記転写材に転移させる二次転写手段と、該二次転写手段の表面に付着したトナーを前記中間転写体へ移動させるために前記二次転写手段に前記転写電圧と逆極性の電圧および転写電圧と同極性の電圧を印加する二次転写手段クリーニングバイアス印加手段を有する画像形成装置において、当該装置の紙詰まり発生などによる非常停止時には、停止後の再立上げ動作時に、前記二次転写手段クリーニングバイアス印加手段によって前記二次転写手段のクリーニングを行う構成としたので、転写手段へ付着したトナーによる次のプリント時の裏汚れを確実に防止することができる。
請求項2記載の発明では、請求項1の構成に加えて、前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加時間を、前記非常停止時の印字モードが単色モードか複数色モードかによって異ならせる構成としたので、単色モード及び複数色モードのいずれにおいても、転写手段へ付着したトナーによる次のプリント時の裏汚れを確実に防止することができる。
また、請求項3記載の発明では、請求項1または2の構成に加えて、前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加時間は、単色モードと複数色モードでは、
単色モード≦複数色モード
となるように構成したので、単色モード時においてはクリーニング時間を短縮でき、複数色モード時においては転写手段へ付着したトナーによる次のプリント時の裏汚れを確実に防止することができる。
さらに請求項4記載の発明では、請求項1,2または3の構成に加えて、前記二次転写手段クリーニングバイアス印加時間の単色モードと複数色モードでの差は、前記転写手段が少なくとも一周する時間以上となるように構成したので、単色モード時においてはクリーニング時間を短縮でき、複数色モード時においては転写手段へ付着したトナーによる次のプリント時の裏汚れを確実に防止することができる。
請求項5記載の発明では、請求項1の構成に加えて、前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加電圧値または印加電流値を、前記非常停止時の印字モードが単色モードか複数色モードかによって異ならせるように構成したので、単色モード及び複数色モードのいずれにおいても、転写手段へ付着したトナーによる次のプリント時の裏汚れを確実に防止することができる。
請求項6記載の発明では、請求項1または5の構成に加えて、前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加電圧値または印加電流値は、単色モードと複数色モードでは、
単色モード≦複数色モード
となるように構成したので、単色モード及び複数色モードのいずれにおいても、転写手段へ付着したトナーによる次のプリント時の裏汚れを確実に防止することができる。
請求項7記載の発明では、請求項1乃至6のいずれか一つの構成に加えて、前記二次転写手段を転写ローラで構成したので、転写ブレの無い良好な画像を得ることができる。
また、請求項8記載の発明では、請求項1乃至6のいずれか一つの構成に加えて、前記二次転写手段を転写ベルトで構成したので、転写ブレの無い良好な画像を得ることができる。
さらに請求項9記載の発明では、請求項1乃至6のいずれか一つの構成に加えて、前記二次転写手段を転写ブラシで構成したので、転写ブレの無い良好な画像を得ることができる。
以下、本発明の実施形態を図示の実施例に基づいて詳細に説明する。
(実施例1)
図1は本発明の一実施例を示す図であり、像担持体をドラム状の感光体とし且つ中間転写体(中間像担持体)を中間転写ベルトとしたカラー画像形成装置における上記感光体及び中間転写ベルト廻りの概略構成図である。図1において符号1は矢印の方向に回転する円筒状の感光体であり、この感光体1の回りには、感光体クリーニングユニット2、帯電器4、露光手段5、ブラック現像器6、シアン現像器7、マゼンタ現像器8、イエロー現像器9、無端状の中間転写ベルト10などが配置されている。尚、符号3は感光体クリーニングユニット2のゴムブレードである。
中間転写ベルト10は、駆動ローラ13、ベルト転写バイアスローラ11及び従動ローラ12等のローラ群により張架されており、図示しない駆動モータによって図中の矢印方向に駆動されるようになっている。また符号19はベルトクリーニングユニットであり、ゴムブレード18及び該ゴムブレード18を中間転写ベルト10に対して接離させる接離機構20などで構成されており、感光体1から1色目のブラック画像を中間転写ベルト10にベルト転写した後の、2,3,4色目のシアン,マゼンタ,イエロー画像を順にベルト転写している間は、ベルトクリーニングユニット19のゴムブレード18は接離機構20によって中間転写ベルト10面から離間させられるようになっている。また中間転写ベルト10の端部にはベルト位置検出マーク23が設けられており、マークセンサ24によってマークが検出されたタイミングで各色の画像形成プロセスを開始することにより、各色画像の正確な色重ねが可能となる。
図1の符号15は二次転写ユニットであり、二次転写手段である二次転写バイアスローラ14と、該二次転写バイアスローラ14を中間転写ベルト10に対して接離させる接離機構16、及び二次転写バイアスローラ14に所定の転写バイアスあるいはクリーニングバイアスを印加する二次転写バイアス印加電源26などで構成されている。尚、二次転写バイアス印加電源26はスイッチング回路等により正・負の極性を切り替え可能となっている。二次転写バイアスローラ14は、通常、中間転写ベルト10のベルト面から離間しているが、中間転写ベルト10のベルト面に形成された4色の重ね画像を転写紙22に一括転写するときにタイミングを取って接離機構16で押圧され、二次転写バイアス印加電源26により所定のバイアス電圧(本実施例では+1.5kVを印加)を印加することにより転写紙22への転写を行う。転写紙22は給紙ローラ25、レジストローラ21によって、中間転写ベルト10のベルト面の4色重ね画像の先端部が二次転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙される。そして転写紙22に転写された4色重ね画像は定着手段17で定着された後、排紙される。
複数色のカラー連続プリント時には、転写紙22後端が二次転写バイアスローラ14を十分通過するタイミングでバイアス電圧がオフされ、その後、次ページの中間転写ベルト10上のトナーを付着させないために、接離機構16によって二次転写バイアスローラ14が中間転写ベルト10より離間される。また、図2のタイミングチャートに示すように、単枚プリントあるいは連続プリント時の最終ページ終了時には、二次転写バイアスローラ14を中間転写ベルト10のベルト面から離間させず、二次転写バイアス印加電源26により転写バイアスとは逆極性のクリーニングバイアス(本実施例では−1kV)を一定時間印加(本実施例では転写バイアスローラ4回転に相当する時間印加)し、さらに続けて転写バイアスと同極性のバイアス(本実施例では−1kV)を一定時間印加(本実施例では転写バイアスローラが2回転に相当する時間印加)することで、二次転写バイアスローラ14の表面に付着したトナーを中間転写ベルト10に転移させ、二次転写バイアスローラ14の表面のクリーニングを行い、その後に中間転写ベルト10より離間させる。ここで、転写バイアスと同極性のバイアスを印加する理由は帯電電荷量の少ないトナーや、逆極性に帯電したトナーをクリーニングするためである。尚、中間転写ベルト10に転移したトナーはベルトクリーニングユニット19によりベルト表面から回収される。以上に述べたような一連のプリント動作終了後、モータの回転が停止されプリント待機状態となる。
次に本発明による画像形成装置の特徴部分の動作について説明する。
図1において転写紙22がレジストローラ21によって、中間転写ベルト10上のトナー画像先端部が二次転写位置に到達するタイミングに合わせて給紙される際に、転写紙22のカールや折れにより紙詰まりが発生した場合、中間転写ベルト10上のトナー画像は二次転写バイアスローラ14の表面に直接転写されてしまうことになり、紙詰まりを検出して画像形成動作が非常停止されるまでこの状態は継続する。この紙詰まりによる非常停止時には、詰まった紙を除去した後のカバー閉じ動作により再立ち上げ動作が行われ、この時、紙詰まり時のプリントモードが単色モードであった場合には、図3のタイミングチャートに示すように、二次転写バイアスローラ14を中間転写ベルト10に当接させた後、二次転写バイアス印加電源26により転写時と逆極性のクリーニングバイアス(本実施例では−1kV)を一定時間印加(本実施例では転写バイアスローラ6回転に相当する時間印加)し、さらに続けて転写バイアスと同極性のバイアス(本実施例では+1kV)を一定時間印加(本実施例では転写バイアスローラ3回転に相当する時間印加)することで、二次転写バイアスローラ14表面に付着したトナーを中間転写ベルト10に転移させ、且つ中間転写ベルト10に転移したトナーをベルトクリーニングユニット19によりベルト表面から回収し、二次転写バイアスローラ14表面のクリーニングを行った。尚、二次転写バイアスローラ14を中間転写ベルト10に当接させるタイミングは中間転写ベルト10上に残っている未転写トナー像が二次転写部位を通過した後に行うように制御し、二次転写バイアスローラ14表面に更にトナーが付着することを防止している。
上記と同様に紙詰まり時のプリントモードが複数色モードであった場合には、図4のタイミングチャートに示すように、二次転写バイアスローラ14を中間転写ベルト10に当接させた後、二次転写バイアス印加電源26により、転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアス(本実施例では−1kV)を一定時間印加(本実施例では転写バイアスローラ10回転に相当する時間印加)し、さらに続けて転写バイアスと同極性のバイアス(本実施例では+1kV)を一定時間印加(本実施例では転写バイアスローラ5回転に相当する時間印加)することで、二次転写バイアスローラ14表面に付着したトナーを中間転写ベルト10に転移させ、且つ中間転写ベルト10に転移したトナーをベルトクリーニングユニット19によりベルト表面から回収し、二次転写バイアスローラ14表面のクリーニングを行った。
このように二次転写バイアスローラ14のクリーニング条件を制御することにより、二次転写バイアスローラ14のトナー汚れは十分にクリーニングされ、次のプリントに裏汚れを発生させたり、転写バイアス不足による画像不良を発生させたりすることがない。また、単色モードでの紙詰まり発生時においては、複数色時に比べて再立ち上げ動作に必要な時間が短くて済むという効果も有する。
尚、上述した本実施例における二次転写バイアスローラ14のクリーニング時の回転数とクリーニング効率の関係について説明する。
図5は転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアスを−1kV印加時の転写バイアスローラ14の回転数とクリーニング効率の関係を示したグラフである。クリーニング効率が図中の横点線以下(20%以下)であれば裏汚れと判別できない領域であることを表す。この図から判るように単色べた汚れでは転写バイアスローラ14は5回転以上、複数色べた汚れでは10回転以上必要なことが判る。また、図6は転写バイアスと同極性のクリーニングバイアスを+1kV印加時の転写バイアスローラ14の回転数とクリーニング効率の関係を示したグラフである。クリーニング効率が図中の横点線以下(20%以下)であれば裏汚れと判別できない領域であることを表す。この図から判るように単色べた汚れでは転写バイアスローラ14は3回転以上、複数色べた汚れでは5回転以上必要なことが判る。
(実施例2)
本実施例では、単色モードか複数色モードかによって二次転写バイアスローラ14の回転数を変えるのではなく、二次転写バイアス印加電源26により二次転写バイアスローラ14に印加されるクリーニングバイアス値を変更するようにしたものである。図7は二次転写バイアスローラ14の回転数を5回転に固定してクリーニングバイアス値とクリーニング効率の関係を示したグラフである。クリーニング効率が図中の横点線以下(20%以下)であれば裏汚れとして判別できない領域であることを表す。図7からも判るように単色モードと複数色モードで転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアス値を変更することでクリーニング効率を最適な状態に設定可能であることが判る。したがって本実施例では、単色べた汚れでは−1kV、複数色べた汚れでは−1.6kVに設定すれば良いことが判る。
上記と同様に図8は二次転写バイアスローラ14の回転数を3回転に固定してクリーニングバイアス値とクリーニング効率の関係を示したグラフである。クリーニング効率が図中の横点線以下(20%以下)であれば裏汚れとして判別できない領域であることを表す。図8からも判るように単色モードと複数色モードで転写バイアスと同極性のクリーニングバイアス値を変更することでクリーニング効率を最適な状態に設定可能であることが判る。したがって本実施例では、単色べた汚れでは+1kV、複数色べた汚れでは+1.6kVに設定すれば良いことが判る。
このように二次転写バイアスローラ14のクリーニング条件を制御することで二次転写バイアスローラ14のトナー汚れは十分にクリーニングされ、次のプリントに裏汚れを発生させたり、転写バイアス不足による画像不良を発生させたりすることがない。
(実施例3)
次に、前述したような紙詰まり発生直後に使用者が主電源を切ってしまったような場合においては、本実施例では直前の紙詰まり情報、すなわち紙詰まり時が単色モードだったのか複数色モードだったのかという情報をメモリに格納しておく紙詰まり情報格納手段を有することにより、主電源を再度入れ直した時に実施例1または実施例2と同様に二次転写バイアスローラ14のクリーニング条件を制御することで、二次転写バイアスローラ14のトナー汚れは十分にクリーニングされ、次のプリントに裏汚れを発生させたり、転写バイアス不足による画像不良を発生させたりすることがない。
尚、以上に説明した実施例は、本発明の理解を容易にするために記載されたものであって、本発明を限定するものではない。例えば、上述した実施例では、像担持体としてドラム状の感光体、中間転写体(中間像担持体)として中間転写ベルトを用いて説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、感光体ベルト等の像担持体や、中間転写ドラム等の中間転写体など、全ての像担持体や中間転写体に適用可能である。また、転写ローラ等により像担持体から直接転写材に転写する方式の画像形成装置にも同様に適用可能である。さらに、以上述べた以外にも、回転型接触転写方式の画像形成装置であれば本発明を適用できることは言うまでもない。
また、実施例では、二次転写手段として転写バイアスあるいはクリーニングバイアスが印加される転写ローラ(転写バイアスローラ)としたが、二次転写手段として転写ベルトあるいは転写ブラシを用いて構成しても同様に実施することができ、転写ブレの無い良好な画像を得ることができる。
本発明の実施例を示す図であって、カラー画像形成装置における感光体及び中間転写ベルト廻りの概略構成図である。 本発明の実施例を示す図であって、正常プリント時の転写及びクリーニング動作のタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施例を示す図であって、単色モード時の二次転写手段クリーニング動作のタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の実施例を示す図であって、複数色モード時の二次転写手段クリーニング動作のタイミングを示すタイミングチャートである。 本発明の第一の実施例における転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアス印加時の、二次転写バイアスローラ回転数とクリーニング効率の関係を示す図である。 本発明の第一の実施例における転写バイアスと同極性のクリーニングバイアス印加時の、二次転写バイアスローラ回転数とクリーニング効率の関係を示す図である。 本発明の第二の実施例における転写バイアスローラ5回転時の、転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアス印加値とクリーニング効率の関係を示す図である。 本発明の第二の実施例における転写バイアスローラ3回転時の、転写バイアスと逆極性のクリーニングバイアス印加値とクリーニング効率の関係を示す図である。
符号の説明
1:感光体(像担持体)
2:感光体クリーニングユニット
3:ゴムブレード
4:帯電器
5:露光手段
6:ブラック現像器
7:シアン現像器
8:マゼンタ現像器
9:イエロー現像器
10:中間転写ベルト(中間転写体)
11:ベルト転写バイアスローラ(一次転写手段)
12:従動ローラ
13:駆動ローラ
14:二次転写バイアスローラ(二次転写手段)
15:二次転写ユニット
16:二次転写ユニットの接離機構
17:定着手段
18:ゴムブレード
19:ベルトクリーニングユニット
20:ベルトクリーニングユニットの接離機構
21:レジストローラ
22:転写紙(転写材)
23:ベルト位置検出マーク
24:マークセンサ
25:給紙ローラ
26:二次転写バイアス印加電源(クリーニングバイアス印加手段)

Claims (9)

  1. 表面に複数色のトナー像を色毎に担持する像担持体と、該像担持体上の各色のトナー像を順次中間転写体上に重ね合わせて転写する一次転写手段と、転写材の裏面に接触し所定の転写電圧を印加することで前記中間転写体上のトナー像を前記転写材に転移させる二次転写手段と、該二次転写手段の表面に付着したトナーを前記中間転写体へ移動させるために前記二次転写手段に前記転写電圧と逆極性の電圧および転写電圧と同極性の電圧を印加する二次転写手段クリーニングバイアス印加手段を有する画像形成装置において、
    当該装置の紙詰まり発生などによる非常停止時には、停止後の再立上げ動作時に、前記二次転写手段クリーニングバイアス印加手段によって前記二次転写手段のクリーニングを行うことを特徴とする画像形成装置。
  2. 前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加時間を、前記非常停止時の印字モードが単色モードか複数色モードかによって異ならせることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  3. 前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加時間は、単色モードと複数色モードでは、
    単色モード≦複数色モード
    であることを特徴とする請求項1または2記載の画像形成装置。
  4. 前記二次転写手段クリーニングバイアス印加時間の単色モードと複数色モードでの差は、前記転写手段が少なくとも一周する時間以上であることを特徴とする請求項1,2または3記載の画像形成装置。
  5. 前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加電圧値または印加電流値を、前記非常停止時の印字モードが単色モードか複数色モードかによって異ならせることを特徴とする請求項1記載の画像形成装置。
  6. 前記二次転写手段クリーニングバイアスの印加電圧値または印加電流値は、単色モードと複数色モードでは、
    単色モード≦複数色モード
    であることを特徴とする請求項1または5記載の画像形成装置。
  7. 前記二次転写手段は転写ローラであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  8. 前記二次転写手段は転写ベルトであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
  9. 前記二次転写手段は転写ブラシであることを特徴とする請求項1乃至6のいずれか一つに記載の画像形成装置。
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