JP3717116B2 - 電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置および検査編集方法 - Google Patents

電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置および検査編集方法 Download PDF

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、電子部品実装用フィルムキャリアテープ(TAB(Tape Automated Bonding)テープ、T-BGA(Tape Ball Grid Array)テープ、CSP(Chip Size Package)テープ、 ASIC(Application Specific Integrated Circuit)テープなど)(以下、単に「電子部品実装用フィルムキャリアテープ」と言う。)について、出荷前に最終的にインナーリードの不良を検査した後、不良箇所に製品不良パンチングをして、所定の長さに切断する電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置および検査編集方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
エレクトロニクス産業の発達に伴い、IC(集積回路)、LSI(大規模集積回路)などの電子部品を実装するプリント配線板の需要が急激に増加しているが、電子機器の小型化、軽量化、高機能化が要望され、これら電子部品の実装方法として、最近ではTABテープ、T-BGAテープおよびASICテープなどの電子部品実装用フィルムキャリアテープを用いた実装方式が採用されている。特に、パーソナルコンピュータなどのように高精細化、薄型化、液晶画面の額縁面積の狭小化が要望されている液晶表示素子(LCD)を使用する電子産業においてその重要性が高まっている。
【0003】
このような電子部品実装用フィルムキャリアテープでは、電子部品実装用フィルムキャリアテープの品質を検査することが実施されているが、従来の人による外観検査である目視検査(透過光検査)、配線パターンの電気的な断線、短絡、絶縁抵抗などを電気的に検査して、不良品についてパンチングなどにより不良マーキングを施す方法が実施されている。
【0004】
このような検査によって、パンチング、インキング、マジックなどによる不良マーキングが施された電子部品実装用フィルムキャリアテープは、出荷前に電子部品実装用フィルムキャリアテープの電気メーカーなどのユーザーの仕様に応じて、ユーザーの指示する箇所、方法で、電子部品実装用フィルムキャリアテープ上に最終的に製品不良表示(マーク)を施す必要がある。
【0005】
このため、従来では、図8に示したように、電気検査、外観検査などの所定の検査工程が終了した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、不良パンチ装置による製品不良パンチングを行った後(不良パンチング工程)、規定の長さ、不良の歩留まりに応じてスプライサーによって所定の長さに電子部品実装用フィルムキャリアテープを切断、接合している(編集工程)。そして、この電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、インナーリード検査装置によって、インナーリードの曲がりを検査した後(インナーリード検査工程)、出荷検査(出荷検査工程)を経た後、製品として出荷している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
ところで、前述したような一連の工程において、不良パンチ工程、編集工程、インナーリード検査工程、出荷検査工程において、これらの工程を個別に行っているのが現状であり、連続的に効率良く行うことは困難で、大量生産には不向きで、コスト高になっているのが実情である。
【0007】
そのため、不良パンチ装置と編集装置(スプライサー)を合体させた不良パンチ編集装置を使用することも考えられるが、これでも、作業員が最低2人は必要であり、到底効率良くこれらの一連の工程を行うことは不可能である。
本発明は、このような現状に鑑み、インナーリード検査工程、不良パンチ工程、編集工程、出荷検査工程を、連続的にしかも効率良く行うことが可能で、しかも、作業員の人数も低減することの可能な電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置および検査編集方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】
本発明は、前述したような従来技術における課題及び目的を達成するために発明なされたものであって、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置は、
電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出す巻き出し装置と、
前記巻き出し装置から送給された電子部品実装用フィルムキャリアテープのインナーリードの不良を検査するインナーリード検査装置と、
前記インナーリード検査装置の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、不良と判断された不良ピースの所定の箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング装置と、
前記インナーリード検査装置の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良ピースを切除して、接合するか、または、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断するスプライサーと、
前記スプライサーで切断、接合された電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取る巻き取り装置と、
を備えていることを特徴とする。
【0009】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法は、
電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出し装置から巻き出す巻き出し工程と、
前記巻き出し装置から送給された電子部品実装用フィルムキャリアテープのインナーリードの不良をインナーリード検査装置によって検査するインナーリード検査工程と、
前記インナーリード検査工程の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、不良と判断された不良ピースの所定箇所に不良パンチング装置によって製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、
前記インナーリード検査工程の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、スプライサーによって電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良ピースを切除して、接合するか、または、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断するスプライス工程と、
前記スプライス工程で所定の長さに切断、接合された電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取り装置によって巻き取る巻き取り工程と、
を備えていることを特徴とする。
【0010】
このように構成することによって、インナーリードの不良を検査するインナーリード検査工程と、不良ピースの所定の箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、スプライサーによって電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分を切除して、接合するか、または、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断するスプライス工程(編集機能)とを、一連の工程で連続的かつ大量にしかも正確に処理することが可能となり、処理効率が極めて向上するとともに、作業員も一人で行うことができ、コストを低減することが可能である。
【0011】
また、本発明では、スプライサーが、インナーリード検査装置の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、不良部分(不良ピース)を切除するように構成されているので、例えば、連続的に不良箇所が出現した不良ピースを切除して、スプライサーによって、不良割合の少ない部分と接合する編集機能を有するので、製品の不良率が低下することになる。
さらに、本発明では、スプライサーによって、顧客の要望に応じて、巻き取りリールに巻き取られるTABテープTの長さを一定の長さに切断する編集機能を有するので、迅速に顧客の要望に応じた所定の長さのTABテープTが巻かれたリールを得ることができる。
【0012】
また、本発明では、前記巻き出し装置が、相互に電子部品実装用フィルムキャリアテープの送給方向と垂直な方向に、処理位置と待機位置との間で移動自在な一対の巻き出しリールを備え、
一方の巻き出しリールを処理位置に移動して、一方の巻き出しリールからの電子部品実装用フィルムキャリアテープ処理している間に、他方の巻き出しリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープが装着されるように構成されていることを特徴とする。
【0013】
このように構成することによって、一方の巻き出しリールを処理位置に移動して、一方の巻き出しリールからの電子部品実装用フィルムキャリアテープ処理している間に、他方の巻き出しリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープを装着することができるので、電子部品実装用フィルムキャリアテープを交換する際の検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0014】
また、本発明では、前記巻き出し装置が、前記巻き出しリールとそれぞれ対になった一対のスペーサー巻き取りリールを備えることを特徴とする。
このように構成することによって、巻き出しの際にスペーサーを巻き取るスペーサーリールを交換する際にも、検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0015】
また、本発明では、前記巻き取り装置が、相互に電子部品実装用フィルムキャリアテープの送給方向と垂直な方向に、処理位置と待機位置との間で移動自在な一対の巻き取りリールを備え、
一方の巻き取りリールを処理位置に移動して、一方の巻き取りリールによって処理済みの電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープに接合するリードテープが装着されるように構成されていることを特徴とする。
【0016】
このように構成することによって、一方の巻き取りリールを処理位置に移動して、一方の巻き取りリールによって処理済みの電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープに接合するリードテープを装着できるので、電子部品実装用フィルムキャリアテープを交換する際の検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0017】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置は、前記巻き取り装置の下流側に、製品の最終検査を行う出荷検査装置をさらに備えるとともに、
前記巻き取り装置が、検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に回動可能に構成され、
前記巻き取り装置を検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に180°回動することによって、この巻き取り装置を巻き出し装置として使用して、前記巻き取り装置によって、巻き取りが完了した電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査を行うように構成されていることを特徴とする。
【0018】
また、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法は、前記巻き取り工程の後に、出荷検査装置によって製品の最終検査を行う出荷検査工程をさらに備えるとともに、
前記巻き取り装置が、検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に回動可能に構成され、
前記巻き取り装置を検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に180°回動することによって、この巻き取り装置を巻き出し装置として使用して、前記巻き取り装置によって、巻き取りが完了した電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査を行うように構成されていることを特徴とする。
【0019】
このように構成することによって、巻き取り装置を検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に180°回動するだけで、巻き取り装置を巻き出し装置として使用して、巻き取りが完了した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、インナーリードの不良を検査するインナーリード検査工程と、不良ピースの所定に箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断、接合するスプライス工程と、出荷検査装置による出荷検査とを、一連の工程で連続的かつ大量にしかも正確に処理することが可能となり、処理効率が極めて向上するとともに、作業員も一人で行うことができ、コストを低減することが可能である。
【0020】
また、本発明では、前記巻き取り装置が、前記回動軸を中心に相互に点対称の位置にある一対の巻き取りリールを備え、
一方の巻き取りリールによって処理済みの電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールによって電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査を行うように構成されていることを特徴とする。
【0021】
このように構成することによって、一方の巻き取りリールによって、インナーリードの不良を検査するインナーリード検査工程と、不良ピースの所定に箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断、接合するスプライス工程とが終了した電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールによって電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査工程を行うことができる。従って、電子部品実装用フィルムキャリアテープを交換する作業が不要となり、検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0022】
また、本発明では、前記巻き取り装置が、前記巻き取りリールとそれぞれ対になった一対のスペーサー巻き出しリールを備えることを特徴とする。
このように構成することによって、巻き取りの際にスペーサーを巻き出すスペーサーリールを交換する際にも、検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0023】
また、本発明は、前記巻き取り装置と出荷検査装置の出荷検査部との間に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断接合するスプライサーを備えることを特徴とする。
このように構成することによって、出荷検査処理が終わった電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終端に、次に処理する電子部品実装用フィルムキャリアテープのリードテープを接合することによって、次に処理する電子部品実装用フィルムキャリアテープを、検査編集装置に掛け渡し装着する作業を省略することができ、作業効率が向上することになる。
【0024】
また、本発明は、前記巻き出し装置とインナーリード検査装置との間に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断接合するスプライサーを備えることを特徴とする。
このように構成することによって、一連の処理が終わった電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終端に、次に処理する電子部品実装用フィルムキャリアテープのリードテープを接合することによって、次に処理する電子部品実装用フィルムキャリアテープを、検査編集装置に掛け渡し装着する作業を省略することができ、作業効率が向上することになる。
【0025】
また、本発明では、前記巻き出し装置とインナーリード検査装置との間に、前工程において、不良フィルムキャリアの絶縁フィルム上に形成されている不良マークを検知する不良検知装置を備え、
前記不良検知装置からの不良情報に基づいて、不良と判断された不良ピースに対して、インナーリード検査装置による検査を行わないように制御されるように構成されていることを特徴とする。
【0026】
このように構成することによって、例えば、外観検査、電気検査などの前工程で不良と判断されたピースに対して、検査に時間がかかり比較的速度の遅いインナーリード検査を省略することができるので、全体として、検査編集速度が向上する。
さらに、本発明は、前記不良検知装置が、前工程において、不良フィルムキャリアの絶縁フィルム上に形成されている配線パターンが絶縁フィルムで裏打ちされている部分の配線パターンを絶縁フィルムとともに打ち抜き切除した切除孔を検知する不良検知装置であることを特徴とする。
【0027】
このように構成することによって、不良フィルムキャリアのマークであるパンチングホールが、インナーリードが片持ちされたデバイスホール近傍に形成されておらず、裏面が絶縁フィルムで裏打ちされた配線パターン(インナーリード、アウターリードを含む)の部分に形成されているので、不良フィルムキャリアの識別のために打ち抜かれた打ち抜き片から金属屑粉が発生することがない。従って、電子部品実装用フィルムキャリアテープを製造するクリーンルーム内が金属屑粉で汚染されることがなく、リード間に金属屑粉が付着して絶縁不良を生じにくく、信頼性が高くなる。
【0028】
しかも、このようなパンチングホールを透過光センサーで検知できるので、正確で迅速な検出結果が得られ、例えば、外観検査、電気検査などの前工程で不良と判断されたピースに対して、検査に時間がかかり比較的速度の遅いインナーリード検査を省略することができるので、全体として、検査編集速度が向上する。
【0029】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態(実施例)を図面に基づいてより詳細に説明する。
図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置の第1の実施例の正面図、図2は、図1の上面図、図3は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの編集検査方法を説明する概略図である。
【0030】
図1に示したように、10は、全体で本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置(以下、単に「検査編集装置」と言う)を示している。検査編集装置10は、図1に示したように、巻き出し装置20と、スプライサー30と、インナーリード検査装置40と、不良パンチ装置50と、スプライサー60と、巻き取り装置70と、不良検知装置90を備えている。なお、図中、92、94は、ダンサーロールである。
【0031】
巻き出し装置20には、例えば、CSP、BGAのようなタイプの電子部品実装用フィルムキャリアテープ(以下、単に「TABテープと言う」)であって、その製造工程が終了したTABテープTが巻装された巻き出しリールR1が、巻き出し駆動軸22に装着されている。そして、図示しない駆動モータの駆動により、巻き出し駆動軸22が回転して、TABテープTが巻き出しリールR1から繰り出されて、案内ローラ21を介して、インナーリード検査装置40へと供給されるようになっている。
【0032】
なお、図中、Sは、TABテープの間に介装され、TABテープ同士が接触してインキが別の部分に付着したり、TABテープが損傷しないように保護するスペーサーであり、スペーサー巻き取りリールR2に、巻き取り駆動軸23が回転して巻き取られるようになっている。
このインナーリード検査装置40に供給されたTABテープTは、案内ローラ41を介して、インナーリード検査装置40内に配設されたバックテンションロール42とドライブロール44の間を通過する際に、ドライブロール44の駆動が一時停止されて、TABテープの送給が停止されるとともに、TABテープのスプロケット孔に係合するバックテンションロール42の逆転によって、TABテープが正確に所定の位置に位置決めされる。
【0033】
この状態で、インナーリード検査装置40内のTABテープTの上方に配置された透過光照射装置36から投射された透過光が、TABテープTに照射される。そして、TABテープTを透過した透過光が、インナーリード検査装置40内のTABテープTの下方に配置されたラインセンサーと呼ばれるCCDカメラ48によって受光されるようになっている。なお、本実施例では、透過光を利用したパターン検査について述べたが、本発明は、何らこれに限定されるものではなく、例えば、反射光を用いたパターン検査にも用いることができる。
【0034】
この場合、図4に示したように、CCDカメラ48では、TABテープTのデバイスホール1の近傍のインナーリード2の中心線位置M1と(サーチ範囲1)、インナーリード2の先端近傍の中心線位置M2とをサーチして(サーチ範囲2)、これらの変位量によって、インナーリードの曲がりを検査するようになっている。
【0035】
これにより、CCDカメラ48によって認識されたインナーリードの曲がりが、制御装置80に入力され、制御装置80内のRAMなどの記憶部に予め入力された正常なインナーリード曲がり量の閾値と比較される。そして、この比較の結果、不良と判断した場合には、不良部分の位置、すなわち、不良部分(不良ピース)のテープの長手方向の位置、幅方向の位置の情報(アドレス情報)が、パンチングによってTABテープに製品不良マークを施す不良パンチ装置50へ出力されるようになっている。
【0036】
なお、このCCDカメラ48によって撮像した(取り込んだ)インナーリードの情報は、例えば、特開平6−27312号公報、特開平7−110863号公報のようにA/D変換器でデジタル情報化するとともに、濃淡画像情報に変換してエッジデータを得、これと予め記憶された良品のインナーリードのエッジデータ(二値化情報)と比較することなどによって、インナーリードの不良を検査するようになっている。
【0037】
しかしながら、本発明では、このような処理に何ら限定されるものではなく、例えば、取り込んだインナーリードの情報を、各種計測法やパターン相関マッチングによって、マスターパターンと比較するなど種々の処理が適用可能である。
そして、このインナーリード検査装置40で、インナーリードの不良を検査されたTABテープTは、図1および図2に示したように、案内ローラ51を介して、不良パンチ装置50に搬送されるようになっている。
【0038】
そして、不良パンチ装置50では、制御装置80のRAMなどの記憶部に予め入力された、例えば、外観検査、電気検査などの前工程で不良と判断されたピースの位置情報、若しくは上記のインナーリード検査装置40で検査された不良ピースの位置情報、またはその両方の情報に基づいて、不良パンチ装置50内に配設されたバックテンションロール52とドライブロール54の間を通過する際に、ドライブロール54の駆動が一時停止されて、TABテープTの送給が停止されるとともに、TABテープTのスプロケット孔に係合するバックテンションロール52の逆転によって、TABテープが正確に所定の位置に位置決めされる。
【0039】
なお、この実施例では、ダンサロール92、94を用いているので、バックテンションロール52には、ギアを備えていなくても、バックテンションが負荷されるようになっている。
そして、この状態で、不良パンチ装置50が作動されて、電気メーカーなどのユーザーの仕様に応じて、ユーザーの指示する箇所に、パンチングによってTABテープT上に最終的に製品不良表示(マーク)が施されるようになっている。
【0040】
そして、不良パンチ装置50で製品不良表示(マーク)が施されたTABテープTは、スプライサー60、案内ローラ62を通過して、巻き取り装置70に供給される。
図1に示したように、巻き取り装置70に供給されたTABテープTは、巻き取り軸72に装着された巻き取りリールR3に、案内ローラ78を介して、図示しない駆動モータの駆動により巻き取り軸72が回転することにより、TABテープTが巻き取られるようになっている。
【0041】
この際、スペーサー巻き出しリールR4から繰り出されたスペーサーSが、巻き取りリールR3に供給されTABテープTの間に介装され、TABテープ同士が接触してインクが別の部分に付着したり、TABテープが損傷しないように保護するようになっている。
また、この巻き取り装置70では、図1および図2に示したように、この巻き取りリールR3とスペーサー巻き出しリールR4とが、水平方向のフレーム74で一対となるように固定されている。そして、このフレーム74が、図示しない、モータ、ピストンシリンダ機構などの駆動機構によって、LMガイド76に沿って、図2に示したように、TABテープTの送給方向と垂直な方向に、処理位置Aと待機位置Bとの間で移動自在となっている。
【0042】
また、巻き取り装置70では、この巻き取りリールR3とスペーサー巻き出しリールR4と同様に、これらのリールR3,R4と対になるように、これらのリールR3,R4の下方に、巻き取りリールR3’とスペーサー巻き出しリールR4’が、水平方向のフレーム74’で一対となるように固定されている。そして、このフレーム74’が、LMガイド76に沿って、図2に示したように、TABテープTの送給方向と垂直な方向に、処理位置Aと待機位置Bとの間で移動自在となっている。
【0043】
このように構成することによって、一方の巻き取りリールR3、スペーサー巻き出しリールR4を処理位置Aに移動して、一方の巻き取りリールR3によって処理済みのTABテープTを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールR3’、スペーサー巻き出しリールR4’を待機位置Bに移動して、次に処理すべきTABテープTに接合するリードテープを巻き取りリールR3’に装着できる。また、スペーサー巻き出しリールR4’に、次に使用するスペーサーを装着することができる。なお、これらの逆ももちろん行うことができる。
【0044】
従って、TABテープTを交換する際の検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
また、このように構成することによって、巻き取りの際にスペーサーを巻き出すスペーサー巻き出しリールを交換する際にも、検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0045】
なお、これらの構造は、巻き出し装置20においても同様な構成となっている。
すなわち、図1および図2に示したように、この巻き出しリールR1とスペーサー巻き取りリールR2とが、垂直方向のフレーム24で一対となるように固定されている。そして、このフレーム24が、図示しない、モータ、ピストンシリンダ機構などの駆動機構によって、LMガイド26に沿って、図2に示したように、TABテープTの送給方向と垂直な方向に、処理位置Aと待機位置Bとの間で移動自在となっている。
【0046】
また、巻き出し装置20では、この巻き出しリールR1とスペーサー巻き取りリールR2と同様に、これらのリールR1,R2と対になるように、これらリールR1,R2の右方(TABテープTの搬送方向下流側)に、巻き出しリールR1’とスペーサー巻き取りリールR2’が、垂直方向のフレーム24’で一対となるように固定されている。そして、このフレーム24’が、LMガイド26に沿って、図2に示したように、TABテープTの送給方向と垂直な方向に、処理位置Aと待機位置Bとの間で移動自在となっている。
【0047】
このように構成することによって、一方の巻き出しリールR1、スペーサー巻き取りリールR2を処理位置Aに移動して、一方の巻き出しリールR1からのTABテープTを処理している間に、他方の巻き出しリールR1’とスペーサー巻き取りリールR2’を待機位置Bに移動して、次に処理すべきTABテープTを装着することができる。また、次にスペーサーを巻き取るためのリードテープをスペーサー巻き取りリールR2’に装着することができる。なお、これらの逆ももちろん行うことができる。
【0048】
従って、TABテープTを交換する際の検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
また、このように構成することによって、巻き出しの際にスペーサーを巻き取るスペーサー巻き取りリールを交換する際にも、検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0049】
ところで、制御装置80のRAMなどの記憶部に予め入力された、例えば、外観検査、電気検査などの前工程で不良と判断されたピースの位置情報、若しくは上記のインナーリード検査装置40で検査された不良ピースの位置情報、またはその両方の情報に基づいて、一定の不良歩留まりとなるように、また、連続して不良が発生した場合には、顧客の要望に応じて、不良部分を切除する必要がある。
【0050】
また、顧客の要望に応じて、巻き取りリールR3、R3’に巻き取られるTABテープTの長さを一定の長さに切断する必要がある。
このため、上記のように不良部分を切除する必要がある場合には、制御装置80の制御によって、スプライサー60の所定の位置で、TABテープTの搬送が停止され、スプライサー60が作動して、TABテープTの所定の不良部分を切除し、不良部分が切除された下流側のTABテープTの上流端を、切断した上流側のTABテープTの下流端に接合するようになっている。
【0051】
また、上記のようにTABテープTの長さを一定の長さに切断する必要がある場合には、制御装置80の制御によって、スプライサー60の所定の位置で、TABテープTの搬送が停止され、スプライサー60が作動して、例えば、処理位置Aにある巻き取りリールR3に巻き取られるTABテープTを所定の長さに切断するようになっている。
【0052】
そして、巻き取りリールR3を待機位置Bに移動するとともに、待機位置Bから処理位置Aにもう一方の巻き取りリールR3’を移動して、この巻き取りリールR3’に予め巻かれているリードテープの後端と、切断された下流側のTABテープTの上流端を、スプライサー60が作動して、接合するようになっている。
【0053】
なお、このスプライサーとしては、特に限定されることはなく、例えば、特開平06−079788号公報、特開平06−180493号公報、特公平06−026857号公報、特公平06−041177号公報、ならびに特公平07−102618号公報などの公知の手動によるスプライサーを採用することが可能である。また、半自動的、自動的に作動するようなスプライサーを採用することも可能である。
【0054】
一方、巻き出し装置20とインナーリード検査装置40との間に、TABテープTを所定の長さに切断接合するスプライサー30を備えている。
このスプライサー30では、例えば、処理位置Aにある巻き出しリールR1から巻き出されて、一連の処理が終わったTABテープTの最終端に、他方の巻き出しリールR1’を待機位置Bから処理位置Aに移動して、他方の巻き出しリールR1’に巻かれた、次に処理するTABテープTのリードテープを接合することによって、次に処理するTABテープTを、検査編集装置に掛け渡し装着する作業を省略することができ、作業効率が向上することになる。なお、このスプライサー30は、スプライサー60と同様な構成のものを採用することができる。
【0055】
さらに、巻き出し装置20とインナーリード検査装置40との間に、例えば、外観検査、電気検査などの前工程において、不良フィルムキャリアの絶縁フィルム上に形成されている不良マークを検知する不良検知装置90を備えている。
そして、この不良検知装置90からの不良情報に基づいて、制御装置80によって、不良と判断された不良ピースに対して、インナーリード検査装置40による検査を行わないように制御されるように構成されている。
【0056】
このように構成することによって、例えば、外観検査、電気検査などの前工程で不良と判断されたピースに対して、検査に時間がかかり比較的速度の遅いインナーリード検査装置40によるインナーリード検査を省略することができるので、全体として、検査編集速度が向上する。
この場合、不良検知装置90が、図5に示したように、前工程において、不良TABテープTの絶縁フィルム上に形成されている配線パターンが絶縁フィルムで裏打ちされている部分の配線パターンを絶縁フィルムとともに打ち抜き切除した切除孔4を検知する不良検知装置であるのが望ましい。
【0057】
このように構成することによって不良フィルムキャリアのマークであるパンチングホール4が、インナーリード2が片持ちされたデバイスホール1近傍に形成されておらず、図5(A)(B)に示したように、裏面が絶縁フィルムで裏打ちされた配線パターン(インナーリード2、アウターリード3を含む)の部分に形成されているので、不良フィルムキャリアの識別のために打ち抜かれた打ち抜き片から金属屑粉が発生することがない。従って、電子部品実装用フィルムキャリアテープを製造するクリーンルーム内が金属屑粉で汚染されることがなく、リード間に金属屑粉が付着して絶縁不良を生じにくく、信頼性が高くなる。
【0058】
しかも、このようなパンチングホールを透過光センサーで検知できるので、正確で迅速な検出結果が得られ、例えば、外観検査、電気検査などの前工程で不良と判断されたピースに対して、検査に時間がかかり比較的速度の遅いインナーリード検査を省略することができるので、全体として、検査編集速度が向上する。
図6は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置の第2の実施例の正面図、図7は、図6の上面図である。
【0059】
この実施例の検査編集装置10は、図1に示した検査編集装置10と基本的には同様な構成であり、同一の構成部材には同一の参照番号を付して、その詳細な説明を省略する。
この実施例の検査編集装置10では、図6および図7に示したように、巻き出し装置20では、巻き出しリールR1とスペーサー巻き取りリールR2とが、水平方向のフレーム24で一対となるように固定されている。そして、これらのリールR1、R2の下方に、巻き出しリールR1’とスペーサー巻き取りリールR2’とが、水平方向のフレーム24’で一対となるように固定されている。
【0060】
そして、この実施例では、これらの水平方向のフレーム24、24’は、検査編集装置10の巻き出し装置20の巻き出し装置本体25に固定されており、図1の実施例とは相違して、TABテープTの送給方向と垂直な方向には移動せず、常に処理位置に位置するようになっている。これによって、図1の実施例のように、処理位置と待機位置へのリールの移動をせずに、待機リールの準備、装着ができるようになっており、リールの準備、装着にかかる作業、コストを低減するように構成されている。
【0061】
また、この実施例の巻き取り装置70は、検査編集装置10の検査編集装置本体11に鉛直方向に立設した回動軸71を備えている。
そして、図6および図7に示したように、この回動軸71を中心に相互に点対称の位置に一対の巻取りリールR3と巻き取りリールR3’が位置するように、回動軸71に固定されたフレーム74aに巻取りリールR3が装着されるとともに、回動軸71に固定されたフレーム74a’に巻き取りリールR3’がそれぞれ装着されている。
【0062】
同様に、これらの巻取りリールR3と巻き取りリールR3’の上方には、回動軸71を中心に相互に点対称の位置に一対のスペーサー巻き出しリールR4とスペーサー巻き出しリールR4’が位置するように、回動軸71に固定されたフレーム74bにスペーサー巻き出しリールR4が装着されるとともに、回動軸71に固定されたフレーム74b’にスペーサー巻き出しリールR4’がそれぞれ装着されている。
【0063】
さらに、この実施例の検査編集装置10では、巻き取り装置70の下流側に、製品の最終検査を行う出荷検査装置100をさらに備えている。
すなわち、インナーリード検査装置40、不良パンチ装置50、スプライサー60を通過することによって所定の処理が終了して、巻き取り装置70の巻取りリールR3に巻き取られたTABテープTは、次に、製品の最終検査を行う出荷検査装置100によって、外観などの出荷前の最終検査が行われる。
【0064】
具体的には、所定の処理が終了してTABテープTが巻き取り装置70の巻取りリールR3に巻き取られた後、制御装置80の図示しないモータなどの駆動機構によって、巻き取り装置70が、図7の矢印で示したように、検査編集装置本体11に鉛直方向に立設した回動軸71の周りに水平方向に180°回動される。
【0065】
これによって、巻き取り位置CにあったTABテープTが巻かれた巻取りリールR3と、空の状態になったスペーサー巻き出しリールR4が、巻き出し位置Dに移動することになる。
これによって、このTABテープTが巻き取られた巻取りリールR3を巻き出しリールとして使用して、TABテープTを巻き出して、出荷検査装置100に供給されるようになっている。また、巻取りリールR3から巻き出されたスペーサーSは、案内ローラ73を介して、空の状態になったスペーサー巻き出しリールR4によって巻き取られるようになっている。
【0066】
逆に、巻き取り装置70が、図7の矢印で示したように、検査編集装置本体11に鉛直方向に立設した回動軸71の周りに水平方向に180°回動することによって、巻き出し位置Dにあった空の状態になった巻取りリールR3’と、スペーサーSが巻き取られたスペーサー巻き出しリールR4’が、巻き取り位置Cに移動することになる。
【0067】
これによって、スペーサー巻き出しリールR4’からスペーサーSが巻き出されるとともに、巻取りリールR3’に、インナーリード検査装置40、不良パンチ装置50、スプライサー60を通過することによって所定の処理が終了したTABテープTが巻き取られるようになっている。
また、出荷検査装置100には、実体顕微鏡から構成される出荷検査部102を備えており、出荷検査装置100に供給されたTABテープTは、この出荷検査部102によって、外観などの出荷前の最終検査が行われるようになっている。
【0068】
この最終検査は、具体的には、実体顕微鏡や目視によって、透過光検査や反射光検査することによって行われるようになっている。
そして、この出荷検査部102によって出荷前の最終検査が終了した後、最終製品巻き取り装置110に巻き取られるようになっている。すなわち、最終製品巻き取り装置110に供給されたTABテープTは、巻き取り軸112に装着された巻き取りリールR5に、案内ローラ114を介して、図示しない駆動モータの駆動により巻き取り軸112が回転することにより、TABテープTが巻き取られるようになっている。
【0069】
この際、スペーサー巻き出しリールR6から繰り出されたスペーサーSが、案内ローラ116を介して、巻き取りリールR5に供給されTABテープTの間に介装され、TABテープ同士が接触してインクが別の部分に付着したり、TABテープが損傷しないように保護するようになっている。
但し、この実施例では、最終検査としての出荷検査は、全数検査または、必ずR5へ巻き取る検査の場合である。しかしながら、出荷検査は、検査工程実施品に対して正しく検査されているか抜き取り検査を行うのが主な目的であり、場合によっては、すなわち、抜き取り検査の方法によっては、巻き取りリールR5に巻き取らず、巻き取り装置の巻き取りリールR3へ巻き取ることも可能である。
【0070】
さらに、巻き取り装置70と出荷検査装置100の出荷検査部102との間に、TABテープTを所定の長さに切断接合するスプライサー120を備えている。
このスプライサー120では、例えば、巻き出し位置Dにある巻き出しリールR3から巻き出されて、一連の処理が終わったTABテープTの最終端に、他方の巻き出しリールR3’を巻き取り位置Cから巻き出し位置Dに移動して、他方の巻き出しリールR3’に巻かれた、次に処理するTABテープTのリードテープを接合することによって、次に処理するTABテープTを、出荷検査装置100に掛け渡し装着する作業を省略することができ、作業効率が向上することになる。なお、このスプライサー120は、スプライサー60と同様な構成のものを採用することができる。
【0071】
このように構成することによって、巻き取り装置70を検査編集装置本体11に鉛直方向に立設した回動軸71の周りに水平方向に180°回動するだけで、巻き取り装置70を巻き出し装置として使用して、巻き取りが完了したTABテープTに対して、インナーリードの不良を検査するインナーリード検査工程と、不良ピースの所定に箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断、接合するスプライス工程と、出荷検査装置による出荷検査とを、一連の工程で連続的かつ大量にしかも正確に処理することが可能となり、処理効率が極めて向上するとともに、作業員も一人で行うことができ、コストを低減することが可能である。
【0072】
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれに限定されることはなく、例えば、多条に電子部品実装部が形成されている電子部品実装用フィルムキャリアテープの場合にも適用することができるなど本発明の目的を逸脱しない範囲で種々の変更が可能である。
【0073】
【発明の効果】
本発明によれば、インナーリードの不良を検査するインナーリード検査工程と、不良ピースの所定の箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、スプライサーによって電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良部分を切除して、接合するか、または、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断するスプライス工程(編集機能)とを、一連の工程で連続的かつ大量にしかも正確に処理することが可能となり、処理効率が極めて向上するとともに、作業員も一人で行うことができ、コストを低減することが可能である。
【0074】
また、本発明では、スプライサーが、インナーリード検査装置の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、不良部分(不良ピース)を切除するように構成されているので、例えば、連続的に不良箇所が出現した不良ピースを切除して、スプライサーによって、不良割合の少ない部分を接合する編集機能を有するので、製品の不良率が低下することになる。
さらに、本発明では、スプライサーによって、顧客の要望に応じて、巻き取りリールに巻き取られるTABテープTの長さを一定の長さに切断する編集機能を有するので、迅速に顧客の要望に応じた所定の長さのTABテープTが巻かれたリールを得ることができる。
また、本発明では、一方の巻き出しリールを処理位置に移動して、一方の巻き出しリールからの電子部品実装用フィルムキャリアテープ処理している間に、他方の巻き出しリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープを装着することができるので、電子部品実装用フィルムキャリアテープを交換する際の検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0075】
また、本発明では、巻き出しの際にスペーサーを巻き取るスペーサーリールを交換する際にも、検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
また、本発明では、一方の巻き取りリールを処理位置に移動して、一方の巻き取りリールによって処理済みの電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープに接合するリードテープを装着できるので、電子部品実装用フィルムキャリアテープを交換する際の検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
【0076】
また、本発明では、巻き取りの際にスペーサーを巻き出すスペーサーリールを交換する際にも、検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになる。
また、本発明では、一連の処理が終わった電子部品実装用フィルムキャリアテープの最終端に、次に処理する電子部品実装用フィルムキャリアテープのリードテープを接合することによって、次に処理する電子部品実装用フィルムキャリアテープを、検査編集装置に掛け渡し装着する作業を省略することができ、作業効率が向上することになる。
【0077】
また、本発明では、例えば、外観検査、電気検査などの前工程で不良と判断されたピースに対して、検査に時間がかかり比較的速度の遅いインナーリード検査を省略することができるので、全体として、検査編集速度が向上する。
さらに、本発明では、不良フィルムキャリアのマークであるパンチングホールが、インナーリードが片持ちされたデバイスホール近傍に形成されておらず、裏面が絶縁フィルムで裏打ちされた配線パターン(インナーリード、アウターリードを含む)の部分に形成されているので、不良フィルムキャリアの識別のために打ち抜かれた打ち抜き片から金属屑粉が発生することがない。従って、電子部品実装用フィルムキャリアテープを製造するクリーンルーム内が金属屑粉で汚染されることがなく、リード間に金属屑粉が付着して絶縁不良を生じにくく、信頼性が高くなる。
【0078】
しかも、このようなパンチングホールを透過光センサーで検知できるので、正確で迅速な検出結果が得られ、例えば、外観検査、電気検査などの前工程で不良と判断されたピースに対して、検査に時間がかかり比較的速度の遅いインナーリード検査を省略することができるので、全体として、検査編集速度が向上する。
さらに、本発明によれば、巻き取り装置を検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に180°回動するだけで、巻き取り装置を巻き出し装置として使用して、巻き取りが完了した電子部品実装用フィルムキャリアテープに対して、インナーリードの不良を検査するインナーリード検査工程と、不良ピースの所定に箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断、接合するスプライス工程と、出荷検査装置による出荷検査とを、一連の工程で連続的かつ大量にしかも正確に処理することが可能となり、処理効率が極めて向上するとともに、作業員も一人で行うことができ、コストを低減することが可能である。
【0079】
また、本発明によれば、一方の巻き取りリールによって、インナーリードの不良を検査するインナーリード検査工程と、不良ピースの所定に箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断、接合するスプライス工程とが終了した電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールによって電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査工程を行うことができる。従って、電子部品実装用フィルムキャリアテープを交換する作業が不要となり、検査編集装置の停止時間を短縮することができ、処理効率が向上することになるなどの幾多の顕著で特有な作用効果を奏する極めて優れた発明である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置の正面図である。
【図2】図2は、図1の上面図である。
【図3】図3は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの編集検査方法を説明する概略図である。
【図4】図4は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの編集検査方法におけるインナーリード検査を説明する概略図である。
【図5】図5は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの編集検査方法に使用するTABテープTの前工程における不良マークを説明する概略図である。
【図6】図6は、本発明の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置の第2の実施例の正面図である。
【図7】図7は、図6の上面図である。
【図8】図8は、従来の電子部品実装用フィルムキャリアテープの編集検査方法を説明する概略図である。
【符号の説明】
1 デバイスホール
2 インナーリード
10 検査編集装置
11 検査編集装置本体
20 巻き出し装置
21 案内ローラ
22 駆動軸
23 駆動軸
24 フレーム
26 ガイド
30 スプライサー
36 透過光照射装置
40 インナーリード検査装置
41 案内ローラ
42 バックテンションロール
44 ドライブロール
48 CCDカメラ
50 不良パンチ装置
51 案内ローラ
52 バックテンションロール
54 ドライブロール
60 スプライサー
62 案内ローラ
70 巻き取り装置
71 回動軸
72 巻き取り軸
73 案内ローラ
74 フレーム
74a フレーム
74b フレーム
76 ガイド
78 案内ローラ
80 制御装置
90 不良検知装置
100 出荷検査装置
102 出荷検査部
110 最終製品巻き取り装置
112 巻き取り軸
114 案内ローラ
116 案内ローラ
120 スプライサー
A 処理位置
B 待機位置
C 巻き取り位置
D 巻き出し位置
M1 中心線位置
M2 中心線位置
R リール
R1、R1’ 巻き出しリール
R2、R2’ スペーサー巻き取りリール
R3、R3’ 巻き取りリール
R4、R4’ スペーサー巻き出しリール
R5 巻き取りリール
R6 巻き出しール
S スペーサー
T TABテープ

Claims (20)

  1. 電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出す巻き出し装置と、
    前記巻き出し装置から送給された電子部品実装用フィルムキャリアテープのインナーリードの不良を検査するインナーリード検査装置と、
    前記インナーリード検査装置の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、不良と判断された不良ピースの所定の箇所に製品不良パンチングを施す不良パンチング装置と、
    前記インナーリード検査装置の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良ピースを切除して、接合するか、または、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断するスプライサーと、
    前記スプライサーで切断、接合された電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取る巻き取り装置とを備え、
    前記巻き出し装置が、相互に電子部品実装用フィルムキャリアテープの送給方向と垂直な方向に、処理位置と待機位置との間で移動自在な一対の巻き出しリールを備え、
    一方の巻き出しリールを処理位置に移動して、一方の巻き出しリールからの電子部品実装用フィルムキャリアテープ処理している間に、他方の巻き出しリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープが装着されるように構成されていることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  2. 前記巻き出し装置が、前記巻き出しリールとそれぞれ対になった一対のスペーサー巻き取りリールを備えることを特徴とする請求項1に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  3. 前記巻き取り装置が、相互に電子部品実装用フィルムキャリアテープの送給方向と垂直な方向に、処理位置と待機位置との間で移動自在な一対の巻き取りリールを備え、
    一方の巻き取りリールを処理位置に移動して、一方の巻き取りリールによって処理済みの電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープに接合するリードテープが装着されるように構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  4. 前記巻き取り装置の下流側に、製品の最終検査を行う出荷検査装置をさらに備えるとともに、
    前記巻き取り装置が、検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に回動可能に構成され、
    前記巻き取り装置を検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に180°回動することによって、この巻き取り装置を巻き出し装置として使用して、前記巻き取り装置によって、巻き取りが完了した電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査を行うように構成されていることを特徴とする請求項1から2のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  5. 前記巻き取り装置が、前記回動軸を中心に相互に点対称の位置にある一対の巻き取りリールを備え、
    一方の巻き取りリールによって処理済みの電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールによって電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査を行うように構成されていることを特徴とする請求項4に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  6. 前記巻き取り装置が、前記巻き取りリールとそれぞれ対になった一対のスペーサー巻き出しリールを備えることを特徴とする請求項3から5のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  7. 前記巻き取り装置と出荷検査装置の出荷検査部との間に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断するスプライサーを備えることを特徴とする請求項4から6のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  8. 前記巻き出し装置とインナーリード検査装置との間に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断接合するスプライサーを備えることを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  9. 前記巻き出し装置とインナーリード検査装置との間に、前工程において、不良フィルムキャリアの絶縁フィルム上に形成されている不良マークを検知する不良検知装置を備え、
    前記不良検知装置からの不良情報に基づいて、不良と判断された不良ピースに対して、インナーリード検査装置による検査を行わないように制御されるように構成されていることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  10. 前記不良検知装置が、前工程において、不良フィルムキャリアの絶縁フィルム上に形成されている配線パターンが絶縁フィルムで裏打ちされている部分の配線パターンを絶縁フィルムとともに打ち抜き切除した切除孔を検知する不良検知装置であることを特徴とする請求項9に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集装置。
  11. 電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出し装置から巻き出す巻き出し工程と、
    前記巻き出し装置から送給された電子部品実装用フィルムキャリアテープのインナーリードの不良をインナーリード検査装置によって検査するインナーリード検査工程と、
    前記インナーリード検査工程の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、不良と判断された不良ピースの所定箇所に不良パンチング装置によって製品不良パンチングを施す不良パンチング工程と、
    前記インナーリード検査工程の検査結果、若しくは前工程の不良マーキング情報、またはその両方の情報に基づいて、スプライサーによって電子部品実装用フィルムキャリアテープの不良ピースを切除して、接合するか、または、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断するスプライス工程と、
    前記スプライス工程で所定の長さに切断、接合された電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取り装置によって巻き取る巻き取り工程とを備え、
    前記巻き出し装置が、相互に電子部品実装用フィルムキャリアテープの送給方向と垂直な方向に、処理位置と待機位置との間で移動自在な一対の巻き出しリールを備え
    一方の巻き出しリールを処理位置に移動して、一方の巻き出しリールからの電子部品実装用フィルムキャリアテープ処理している間に、他方の巻き出しリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープが装着されるように構成されていることを特徴とする電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  12. 前記巻き出し装置が、前記巻き出しリールとそれぞれ対になった一対のスペーサー巻き取りリールを備えることを特徴とする請求項11に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  13. 前記巻き取り装置が、相互に電子部品実装用フィルムキャリアテープの送給方向と垂直な方向に、処理位置と待機位置との間で移動自在な一対の巻き取りリールを備え、
    一方の巻き取りリールを処理位置に移動して、一方の巻き取りリールによって処理済みの電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールを待機位置に移動して、次に処理すべき電子部品実装用フィルムキャリアテープに接合するリードテープが装着されるように構成されていることを特徴とする請求項11から12のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  14. 前記巻き取り工程の後に、出荷検査装置によって製品の最終検査を行う出荷検査工程をさらに備えるとともに、
    前記巻き取り装置が、検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に回動可能に構成され、
    前記巻き取り装置を検査編集装置本体に鉛直方向に立設した回動軸の周りに水平方向に180°回動することによって、この巻き取り装置を巻き出し装置として使用して、前記巻き取り装置によって、巻き取りが完了した電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査を行うように構成されていることを特徴とする請求項11から13のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  15. 前記巻き取り装置が、前記回動軸を中心に相互に点対称の位置にある一対の巻き取りリールを備え、
    一方の巻き取りリールによって処理済みの電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き取っている間に、他方の巻き取りリールによって電子部品実装用フィルムキャリアテープを巻き出して、出荷検査装置による出荷検査を行うように構成されていることを特徴とする請求項14に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  16. 前記巻き取り装置が、前記巻き取りリールとそれぞれ対になった一対のスペーサー巻き出しリールを備えることを特徴とする請求項13から15のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  17. 前記巻き取り装置と出荷検査装置の出荷検査部との間に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断接合するスプライサーを備えることを特徴とする請求項14から16のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  18. 前記巻き出し装置とインナーリード検査装置との間に、電子部品実装用フィルムキャリアテープを所定の長さに切断するスプライサーを備えることを特徴とする請求項11から17のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  19. 前記巻き出し装置とインナーリード検査装置との間に、前工程において、不良フィルムキャリアの絶縁フィルム上に形成されている不良マークを検知する不良検知装置を備え、
    前記不良検知装置からの不良情報に基づいて、不良と判断された不良ピースに対して、インナーリード検査装置による検査を行わないように制御されるように構成されていることを特徴とする請求項11から18のいずれかに記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
  20. 前記不良検知装置が、前工程において、不良フィルムキャリアの絶縁フィルム上に形成されている配線パターンが絶縁フィルムで裏打ちされている部分の配線パターンを絶縁フィルムとともに打ち抜き切除した切除孔を検知する不良検知装置であることを特徴とする請求項19に記載の電子部品実装用フィルムキャリアテープの検査編集方法。
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