JP3714896B2 - 空気清浄システム - Google Patents
空気清浄システム Download PDFInfo
- Publication number
- JP3714896B2 JP3714896B2 JP2001298422A JP2001298422A JP3714896B2 JP 3714896 B2 JP3714896 B2 JP 3714896B2 JP 2001298422 A JP2001298422 A JP 2001298422A JP 2001298422 A JP2001298422 A JP 2001298422A JP 3714896 B2 JP3714896 B2 JP 3714896B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- air
- flow
- air cleaning
- width direction
- partition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Filtering Of Dispersed Particles In Gases (AREA)
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、空気清浄装置の性能を最大限に活用するための空気清浄システムに関する。
【0002】
【従来の技術】
近年、空気中の各種粉塵や煙草の煙を除去するために、各種空気清浄装置が提案されている。
【0003】
そのうちの一つとして、喫煙コーナーなどを仕切るためのつい立てとして、つい立ての中に送風機を内蔵したエアーカーテン付つい立てが提案されている(実開平1−114874号)。また、このようなエアーカーテン付つい立てによると、送風機からのエアーカーテンにより空間を仕切るものであるが、空間内に発生する煙草の煙がエアーカーテンに混入されて拡散されてしまうという問題を解消するものとして、つい立ての中に空気清浄機及び排風機を組み込んだ空気清浄機付つい立てが提案されている(特開平6−54745号)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
このようなつい立ては、つい立ての中に送風機や空気清浄機が組み込まれているので、非常に高価であるという問題がある。また、同様につい立ての中に様々な部品などが組み込まれているため、重量も重く、設置の手間もかかるうえ、一旦設置した後はレイアウト変更などの移動も困難であるという問題もある。更に、各つい立て内に一つ以上の送風機が組み込まれる関係上、省エネの観点からはあまり好ましいものとは言えなかった。
【0005】
本発明は、このような事情に鑑み、低コストで空気清浄装置の分煙効果を高めることができる空気清浄システムを提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】
発明者らは、鋭意検討の結果、近年知られている空気中の各種粉塵や煙草の煙を除去するために、送風機と空気清浄装置とを内蔵した箱状の本体上面に、平板状の天板を載置した形態であって、この天板の中央部に開口した吸込口から粉塵を含んだ空気やたばこ煙を吸引し、本体側面下方や本体底面から浄化された空気を排出する、移動可能なカウンターやテーブル、即ち、分煙カウンター、分煙テーブル(分煙カウンターや分煙テーブルを総称してテーブル型空気清浄装置という。)等を活用する事で以上のような問題を解決することができないかと塾考した結果、本発明に至った。
【0007】
前記課題を解決する本発明の第1の態様は、上部から吸引して下部から吹き出す空気清浄装置と、該空気清浄装置の吹き出し側に配置される分煙用パーティションとを具備し、前記分煙用パーティションは前記空気清浄装置からの吹き出し流を受ける縦パネル部と、該縦パネル部の上部に設けられて前記吹き出し流の受け側である内面側に湾曲し且つ先端が水平より下方を向いているフラップ部とを具備し、且つ前記フラップ部の内面には、前記縦パネル部側から先端側に亘って突出するフラップリブが幅方向に亘って複数設けられていると共に、前記フラップリブの少なくとも幅方向外側の両側に設けられたものが前記縦パネル部側から先端側に向かっての空気の流れを規制して前記空気清浄装置に向かって流れるように作用するよう幅方向内側に傾斜して中央に向かっており、前記空気清浄装置からの吹き出し流が前記縦パネル部に沿って上方に流れると共に前記フラップ部で折り返されて前記空気清浄装置に吸引される循環流を形成することを特徴とする空気清浄システムにある。
【0008】
かかる第1の態様では、空気清浄装置からの吹き出し流は縦パネル部に当たって上昇し、フラップ部で折り返されて空気清浄装置の吸い込み流となり、外部への拡散が防止される。このとき、フラップ部により形成される折り返し流の流れの方向がフラップリブにより調整され、幅方向両側のフラップで形成される折り返し流は内側方向に向いて流れ、空気清浄装置に向かって流れるようになる。
【0009】
本発明の第2の態様は、第1の態様において、前記縦パネル部の内側には、上下方向に亘って突出する縦リブが幅方向に亘って複数設けられていると共に、少なくとも幅方向中央部に設けられた前記縦リブは上方に向かって当該縦リブ間の間隔が広がるように傾斜して設けられており、下方から上方に向かって流れる空気の流速の幅方向の分布が上方ほど均一化されることを特徴とする空気清浄システムにある。
【0010】
かかる本発明の第2の態様では、吹き出し流が縦パネル部に当たって上昇する際に、流れが縦リブにより規制され、幅方向への拡散が防止される。また、吹き出し流が縦パネル部に当たって上昇する際に、流れが縦リブにより規制されるが、幅方向中央部では縦リブ間隔の広がりによって幅方向への所定の割合で拡散され、風速が低減され、下方から上方 に向かって流れる空気の流速の幅方向の分布が上方ほど均一化される。
【0011】
本発明の第3の態様は、第1又は2の態様において、前記縦パネル部の幅方向両側には、内面側に屈曲して幅方向外側への空気の流れを規制する屈曲部が設けられていることを特徴とする空気清浄システムにある。
【0012】
かかる第3の態様では、吹き出し流が縦パネル部に当たって上昇する際に、屈曲部により幅方向外側への拡散が防止される。
【0013】
本発明の第4の態様は、第1〜3の何れかの態様において、前記縦パネル部が、内面が凹部となるように屈曲もしくは湾曲していることを特徴とする空気清浄システムにある。
【0014】
かかる第4の態様では、縦パネル部で上昇してフラップ部で折り返される流れが幅方向中央方向に向かって流れる。
【0015】
本発明の第5の態様は、第1〜4の何れかの態様において、前記縦パネル部が、前記空気清浄装置を挟んで相対向して又は三方に設けられることを特徴とする空気清浄システムにある。
【0016】
かかる第5の態様では、空気清浄装置の吹き出し流に対向する方向に縦パネルを設け、空気の外部への拡散を防止することができる。
【0017】
本発明の第6の態様は、第5の態様において、前記空気清浄装置を挟んで相対向する前記縦パネル部の中央部には、前記空気清浄装置の上方に前記縦パネルに相対向して設けられて空気を遮断する仕切パネルを具備し、当該仕切パネルの両側に前記循環流が形成されることを特徴とする空気清浄システムにある。
【0018】
かかる第6の態様では、縦パネル部で上昇してフラップ部で折り返される流れが仕切パネルに当たり、干渉しあうことがない。
【0019】
本発明の第7の態様は、第6の態様において、前記仕切パネルの表面は、幅方向に亘って湾曲して中央部が凹部となっていることを特徴とする空気清浄システムにある。
【0020】
かかる第7の態様では、縦パネル部で上昇してフラップ部で折り返される流れが仕切パネルに当たった流れが幅方向中央に集まり、空気清浄装置に吸い込まれ易くなる。
【0021】
本発明の第8の態様は、第6又は7の態様において、前記仕切パネルの上部には、当該仕切パネルに当たった空気が上方へ流れるのを規制する天パネルを具備することを特徴とする空気清浄システムにある。
【0022】
かかる第8の態様では、縦パネル部で上昇してフラップ部で折り返される流れが仕切パネルに当たった流れが上方へ拡散するのが、天パネルにより防止される。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下に、本発明を実施形態に基づいて詳細に説明する。
【0024】
(参考例1)
図1には、参考例1に係る分煙用パーティションの斜視図を示す。図1に示すように、分煙用パーティション10は、縦パネル部20と、縦パネル部20の上部に連続的に設けられたフラップ部30とを具備する。縦パネル部20は、図示しない空気清浄装置の吹き出し側に相対向して配置される平板部21とその幅方向両側で略直角に屈曲した屈曲部22とからなる。一方、フラップ部30は、平板部21及び屈曲部22の上部に配置されて、その上方に連続して設けられており、平板部21及び屈曲部22に連続する基端部31と、内側に湾曲する湾曲部32と、水平より下方に向かって延びる先端部33とを具備する。
【0025】
縦パネル部20及びフラップ部30を構成する材料は特に限定されず、金属、プラスチックなど、容易に加工できるものであればよい。なお、平板部21及び屈曲部22の外面側には、パネル本体となる補強板23が設けられているが、この材質は、安定して載置するためのものであれば特に限定されず、例えば、金属、樹脂、木材、または複合材料などを用いることができる。
【0026】
ここで、縦パネル部20とフラップ部30とは、上述したように、一体的に形成されている必要はなく、図2に示すように、別体で形成されていてもよい。すなわち、図2に示すように、縦パネル部20Aの平板部21A及び屈曲部22Aの上にフラップ部30Aを組み付けた分煙用パーティション10Aであってもよい。この際、縦パネル20Aは事務所などを間仕切りするときによく用いられる、表面にクロス貼りを施したパーティションであってもよい。
【0027】
このような分煙用パーティション10又は10Aは、空気清浄装置の吹き出し口に相対向して配置して使用される。
【0028】
(参考例2)
図3及び図4には、分煙用パーティション10を用いた空気清浄システムの一例を示し、図3は斜視図、図4は、そのA−A断面図である。
【0029】
図3及び図4に示すように、本実施形態の空気清浄システムは、空気清浄装置50の両側に分煙用パーティション10を配置したものである。
【0030】
ここで、空気清浄装置50は、図5に示すように、平均的なテーブル型の空気清浄装置であり、天板51と、テーブル本体52とを具備し、天板51には、長方形の貫通孔である吸い込み口53が設けられており、テーブル本体52の下部の長辺側両側には、吹き出し口54が両側に向かって開口している。すなわち、空気清浄装置50は、上部から吸って下部から吹き出す形式であれば、構造は特に限定されず、例えば、テーブル本体52内には、捕集部55及びファン56が配置されている。
【0031】
ここで、捕集部55は、図中上面側の吸引開口55aから吸い込んだ空気中のたばこ煙や塵埃等の粒子を静電気的に、若しくは濾過により、又はその両方の作用で捕集し、清浄化した空気を図中下面側の吹出開口55bから吹き出すものであれば何れの方式でもよいが、本実施形態では、静電式集塵方式の荷電捕集部を用いている。すなわち、捕集部55は、本実施形態では、例えば、吸込開口55aの内方に、順次、プレフィルタ、荷電部であるアナオナイザ、及び捕集部であるコレクタが内蔵されている。従って、吸込開口55aから含塵空気等を送り込むと、塵埃が除去された清浄空気が反対側の吹出開口55bから吐出されるようになっている。また、アイオナイザ及びコレクタは、放電電極部材、対向電極部材、非捕集電極部材及び捕集電極部材の組み合わせにより形成し、対向電極部材及び捕集電極部材は体積固有抵抗値が107Ωcm以下の導電性樹脂材料で形成し、非捕集電極部材は体積固有抵抗値が1010〜1013Ωcmの半導電性樹脂材料で形成するのが好ましい。この場合、アイオナイザは、放電電極部材と対向電極部材との組み合わせにより構成され、コレクタは、捕集電極部材と非捕集電極部材との組み合わせにより構成される。このように構成したアイオナイザ及びコレクタでは、アイオナイザにより荷電された粒子の中に導電性粉塵が混在していても、非捕集電極部材の電荷の移動が半導電性樹脂材料の抵抗で制限されるため、捕集部の非捕集電極部材と捕集電極部材との間でのスパーク発生が防止できる。
【0032】
また、捕集部55の下方側(吹出開口55b側)のファン56は、空気を吸い込み口53から吸い込んで、吹き出し口54から吹き出す能力があれば特に限定されず、例えば、図示のようなシロッコファンが使用できる。
【0033】
このような空気清浄装置50の長辺側両側面方向(吹き出し口54の開口方向)に分煙用パーティション10が配置されており、分煙用パーティション10と空気清浄装置50の吹き出し口54とは相対向している。なお、空気清浄装置10には、長辺側両側面以外にも吹き出し口がある場合には、塞いで用いるのが好ましい。
【0034】
このような空気清浄システムでは、空気清浄装置50の長辺側両側面方向(吹き出し口54の開口方向)吹き出し流61は、縦パネル部20の下部に当たって上昇流62となり、さらに、フラップ部30の内面に沿って流れて手前側下向きに折り返された折り返し流63となり、吸い込み流64となって空気清浄装置50に戻る。すなわち、空気清浄装置50の吹き出し口54から吸い込み口53に戻る循環流が形成され、分煙用パーティション10で囲まれた雰囲気の空気が外部へ漏れにくくなり、空気清浄装置50による清浄効率を著しく向上することができる。
【0035】
ここで、フラップ部30により形成される折り返し流63の流れの方向は、フラップ部30の先端部33の向かう方向によって概略決定される。すなわち、フラップ部30の先端部33は、水平より下向きであればよいが、空気清浄装置50に向かう折り返し流63を形成する必要がある。従って、一般的には、先端部33と水平とのなす角度が20〜150度程度とするのが好ましい。
【0036】
また、フラップ部30の湾曲部32は、良好な折り返し流63を形成するために、ある程度緩やかな湾曲で形成されているのが好ましい。すなわち、湾曲部32の曲率半径が小さすぎて鋭角になりすぎると、吹きだまりが形成されて良好な折り返し流63が形成されない。
【0037】
何れにしても、フラップ部30は、折り返し流63が喫煙者71の発煙ポイント72より若干高い位置に向かうように形成される構造とするのがよい。
【0038】
なお、このような条件を満足すれば、フラップ部30の形状は特に限定されず、例えば、図6に示すように、先端部33Bまで全体的に湾曲したフラップ部30Bを有する分煙用パーティション10Bとしてもよい。
【0039】
(参考例3)
図7には、参考例3に係る分煙用パーティション10Cの部分断面斜視図を示す。図7に示すように、この分煙用パーティション10Cは、縦パネル部20Cの内面に縦リブ25を有し、フラップ部30Cの内側にもフラップリブ35を有する。本実施形態では、縦リブ25及びフラップリブ35は、連続して設けられているが、それぞれ異なる間隔で別途設けられてもよい。また、フラップリブ35のみを有するようにしてもよく、逆に、縦リブ25のみを有してもよい。
【0040】
このような縦リブ25及びフラップリブ35は、幅方向に亘って所定の間隔で設けられるのが好ましい。また、本実施形態では、縦パネル部20Cに屈曲部22Cが設けられているので、幅方向の最も両側端部寄りの縦リブ25及びフラップリブ35が幅方向外側への空気の流れを規制する作用は小さいが、屈曲部22Cが設けられない場合には、少なくとも幅方向の最も両側寄りのみに縦リブ25及びフラップリブ35を設けてもよい。
【0041】
(実施形態1)
参考例3の分煙用パーティション10Cを用いた空気清浄システムの一例を示す。
【0042】
図8〜図10には、分煙用パーティション10Cを用いた空気清浄システムの一例を示し、図8は部分断面斜視図、図9及び図10は、図8を図4と同様の位置で断面にした図である。
【0043】
図8〜図10に示すように、本実施形態の空気清浄システムは、空気清浄装置50の両側に分煙用パーティション10Cを配置したものであり、空気清浄装置50は、参考例2と同様なものである。
【0044】
このような空気清浄システムの作用効果は基本的には参考例2と同様であり、重複する説明は省略する。
【0045】
但し、分煙用パーティション10Cが縦リブ25及びフラップリブ35を有しているので、以下のような作用効果を有する。
【0046】
縦リブ25は、吹き出し流61が縦パネル部20Cに当たって形成された上昇流62が、幅方向へ両側に拡散しないで上方へ流れるように作用する。なお、縦リブ25は、下から上に亘って縦リブ間隔を変化させことにより、風速を調整し、縦パネル20C上方での幅方向に亘った風速の分布の均一化を図ることができる。さらに、縦リブ25の全体を傾斜させたり、湾曲させるなどして下方から上方への流路を長くすることにより、風速を低下させることもできる。
【0047】
また、フラップリブ35は、縦リブ25と同様に幅方向への拡散を防止すると共に、折り返し流63の流れ出し方向を規制するように働く。すなわち、フラップ部30Cのから流れ出した折り返し流63が幅方向に拡散しないように作用する。従って、折り返し流63の全てが吸い込み流64となって空気清浄装置50の吸い込み口53から吸い込まれるように、幅方向外側寄りのフラップリブ35を内側に傾斜して設けるのが好ましい。これにより、フラップ部30Cの幅方向両端部で折り返された折り返し流63が中央に向かって流れ、空気清浄装置50の吸い込み口53からさらに吸い込まれ易くなる。
【0048】
なお、図8中の矢印80、80Aは、空気清浄装置50の両側に分煙用パーティション10Cを配置した空気清浄システムが設置された空間(例:事務所など)の空調装置により発生する気流の流れを示すものである。図のように本発明の空気清浄システムは分煙用パーティションを用いているので、気流の流れは矢印80Aのように分煙パーティションを迂回するように流れる。これにより折り返し流63や吸い込み流64が気流の流れに乱されにくい効果も併せ持つことが出来る。
【0049】
(参考例4)
図11及び図12には、フラップリブのみを有する分煙用パーティション及びそれを用いた空気清浄システムを示す。
【0050】
図11に示すように、分煙用パーティション10Dは、縦リブを有さない縦パネル部20Dと、フラップリブ35を具備するフラップ部30Dとからなる。
【0051】
このような分煙用パーティション10Dを用いた空気清浄システムでは、図12に示すように、実施形態1の空気清浄システムと同様に折り返し流63の流れ出し方向を規制することができ、折り返し流63の全てが吸い込み流64となって空気清浄装置50の吸い込み口53から吸い込まれるようになる。また、幅方向外側のフラップリブ35を内側に傾斜して設けると、フラップ部30Dの幅方向両端部で折り返された折り返し流63が中央に向かって流れ、空気清浄装置50の吸い込み口53からさらに吸い込まれ易くなる。
【0052】
(実施形態2)
図13には、実施形態2に係る空気清浄システムの斜視図を示す。図13に示すように、この空気清浄システムは、リブ間隔を変更した縦リブ25Aを有する縦パネル部20Eを有する分煙用パーティション10Eを用いたものである。なお、フラップリブ35は、上述した実施形態及び参考例と同様である。
【0053】
本実施形態の分煙用パネル10Eでは、下から上に亘って縦リブ間隔を変化させた、すなわち、幅方向中央部では、縦リブ間隔が上方へ行くほど広がり、幅方向端部では、上方ほど狭くなるように縦リブ25Aを設けている。これにより、縦パネル部20Eの下部から上部にかけて、幅方向中央部の風速が低下し、幅方向端部の風速が若干上昇するように調整され、上部での幅方向に亘った風速の分布が均一化される。なお、縦リブの間隔は、上述の図に限定されるものではなく、幅方向中央部の縦リブ基点から放射状になるように幅方向端部の縦リブを配置してもよく、また、幅方向端部の縦リブの傾斜角を幅方向中央部の傾斜角と平行にするなど、風速の均一化を達成するのであれば、その形態を問わないことは無論である。
【0054】
このような構成は、空気清浄装置50からの吹き出し流61が、幅方向中央部で風速が大きく、端部で小さいような分速分布が存在する場合に、有効である。しかしながら、幅方向の風速の分布が略均一な吹き出し流61を形成する空気清浄装置50を用いた場合には、このような縦リブ25Aの構成は必要ない。
【0055】
(実施形態3)
図14及び図15には、実施形態3に係る空気清浄システムの斜視図及び断面図を示す。図14及び図15に示すように、この空気清浄システムは、補助パーティション100を具備するものである。すなわち、空気清浄装置50の両側に実施形態3と同様な分煙用パーティション10Cを配置し、その中央部に仕切パネル110を具備する補助パーティション100を配置したものである。
【0056】
補助パーティション100は、空気清浄装置50の上方に位置して縦パネル部20Cに相対向するように配置される仕切パネル110と、その上方に位置して天井となる天パネル120とを具備し、これらは支持ポール130により支持されている。支持ポール130は、空気清浄装置50の両側に立設されて仕切パネル110及び天パネル120を上方に支持するためのものであるが、空気清浄装置50の天板51上に仕切パネル110及び天パネル120を設けるようにしてもよい。
【0057】
このような空気清浄システムの作用効果は基本的には実施形態1と同様であり、重複する説明は省略する。
【0058】
但し、補助パーティション100を有するので、以下のような作用効果を有する。
【0059】
すなわち、空気清浄装置50の両側に吹き出された吹き出し流61は、分煙用パーティション10Cにより上昇流62となり、フラップ部30Cで折り返されて折り返し流63となるが、両側からの折り返し流63は、仕切り板110に当たり、互いに干渉することなく、吸い込み口53から吸い込まれる。すなわち、仕切り板110は、両側からの折り返し流63同士の干渉を防止し、吸い込み口53からの吸い込み効率を高めるものである。従って、仕切パネル110は、折り返し流63が帰ってくる領域に設けるのが好ましい。
【0060】
なお、本実施形態では、仕切パネル110の表面は、幅方向中央部が凹部となるように湾曲している。これは仕切パネル110に当たって跳ね返った折り返し流63が外方向へ拡散せずに、中央部に集まるようにするためのものである。
【0061】
また、天パネル120は、折り返し流63の上方への拡散を防止するものである。従って、天パネル120の高さは特に限定されず、折り返し流63の流れより上方に配置されればよい。
【0062】
(実施形態4)
図16には、実施形態4に係る空気清浄システムの断面図を示す。図15に示すように、この空気清浄システムは、補助パーティション100Aを具備するものである。
【0063】
補助パーティション100Aは、天パネル120Aの形状が異なる以外は、実施形態3と同様である。
【0064】
天パネル120Aは、折り返し流63の流れの上方に位置するが、流れに沿った一対の斜面121からなる。このような斜面121を有する天パネル120Aによると、折り返し流63が斜面121及び仕切パネル110に沿って流れて吸い込み口53に吸い込まれるようになり、吸い込み効率を高めることができる。
【0065】
(参考例5)
図17には、参考例5に係る空気清浄システムの斜視図を示す。図17に示すように、この空気清浄システムに用いている分煙用パーティション10Fは、縦パネル部20F及びフラップ部30Fが幅方向に亘って円弧状に湾曲しているものである。このような分煙用パーティション10Fを用いると、空気清浄装置50の吹き出し口54からの吹き出し流が、縦パネル部20Fにより上昇流となり、フラップ部30Fで折り返されて折り返し流となる際に、中央に集まり易く、空気清浄装置50の吸い込み口に向かうようになるので、より吸い込み易くなる。また、この場合、吹き出し口54からの縦パネル部20Fまでの距離が中央部で大きいので、幅方向中央部の吹き出し流の風速が大きくても、縦パネル部20Fに到達した時点での風速の分布が幅方向に均一化されるという利点がある。
【0066】
(実施形態5)
図18には、実施形態5に係る空気清浄システムの斜視図を示す。図18に示すように、この空気清浄システムに用いている分煙用パーティション10Gは、縦パネル部20G及びフラップ部30Gが幅方向に亘って多角形状に屈曲しているものである。このような分煙用パーティション10Gを用いると、空気清浄装置50の吹き出し口54からの吹き出し流が、縦パネル部20Gにより上昇流となり、フラップ部30Gで折り返されて折り返し流となる際に、中央に集まり易く、空気清浄装置50により吸い込み易くなる。また、この場合、吹き出し口54からの縦パネル部20Gまでの距離が中央部で大きいので、幅方向中央部の吹き出し流の風速が大きくても、縦パネル部20Gに到達した時点での風速の分布が幅方向に均一化されるという利点がある。
【0067】
(実施形態6)
図19には、実施形態6に係る空気清浄システムの斜視図を示す。図19に示すように、この空気清浄システムは、参考例3の分煙用パーティション10Cを、空気清浄装置50の三方にコの字状に配置したものである。この場合、空気清浄装置50の吹き出し口54は長辺側の両側のみであってもよいが、分煙用パーティション10Cに対向する三方にあってもよく、三方の方が、空気清浄効率が向上する。
【0068】
(実施形態7)
図20には、実施形態7に係る空気清浄システムの斜視図を示す。図20に示すように、この空気清浄システムは、分煙用パーティション10Hを、空気清浄装置50の三方にコの字状に配置したものであり、基本的な作用効果は実施形態6と同一である。
【0069】
この実施形態で用いた分煙用パーティション10Hは、幅方向に傾斜した縦リブ25Bを具備する。このような傾斜した縦リブ25Bを具備すると、空気清浄装置50の吹き出し口54からの吹き出し流が縦パネル部20Hに当たって形成される上昇流が縦リブ25Bの傾斜に沿って上昇するので、上昇するまでの時間を稼いで風速を低下させることができ、効率的な循環流を形成することができる。
【0070】
(実施形態8)
図21及び図22には、実施形態8に係る空気清浄システムの斜視図及び平面図を示す。図21及び図22に示すように、この空気清浄システムに用いている分煙用パーティション10Iは、略直角に開いたV字状に屈曲した縦パネル部20I及びフラップ部30Iを具備し、空気清浄装置50Aは、短辺側をV字の中心に対向させるように配置されている。
【0071】
このような分煙用パーティション10Iを用いると、吹き出し口54からの縦パネル部20Iまでの距離が中央部で大きいので、V字状屈曲部近傍に向かう吹き出し流の風速が大きくても、縦パネル部20Iに到達した時点での風速の分布が幅方向に均一化されるという利点がある。また、この場合、空気清浄装置50の吹き出し口54からの吹き出し流が、縦パネル部20Iにより上昇流となり、フラップ部30Iで折り返されて折り返し流となる際に、中央に集まり易く、空気清浄装置50により吸い込み易くなる。なお、折り返し流を中央に戻り易くするために、フラップ部30Iのフラップリブ35Aは、幅方向両側において中央に向かって傾斜するように設けられている。
【0072】
(その他)
以上、本発明の実施形態及び参考例を説明したが、本発明に用いる分煙用パーティションの形状、構造、及び大きさ、各分煙用パーティションの配置の仕方、また、分煙用パーティションと共に用いる空気清浄装置の構造、性能等は何ら制限されるものではない。
【0073】
例えば、実施形態1〜8及び参考例1〜5の分煙用パーティション及びそれを用いた空気清浄システムでは、標準的には、3000mm四方の空間を仕切り、高さを2000mm〜3000mm程度とした場合、その中の空気を外部へ拡散することなく循環させて、清浄化することができる。また、このような空気清浄システムで用いる空気清浄装置は、標準的には、15m3/mim程度の性能を有するものを使用することで、循環流が生成できる。
【0074】
また、実施形態8の空気清浄システムでは、例えば、4000mm四方という比較的大きな空間を仕切り、その中の空気を外部へ拡散することなく循環させて、清浄化することができる。この場合、空気清浄装置50Aを、30m3/mim程度の性能を有するものを使用することで、循環流が生成できる。
【0075】
なお、上述した実施形態では、分煙用パーティションの平板部に空気清浄装置の長辺側を相対向させて配置したが、図23に示すように、空気清浄装置50Aの短辺側を対向させて配置もよい。勿論、この場合、空気清浄装置50Aの短辺側に吹き出し口54が開口している。
【0076】
また、図24又は図25に示すように、例えば、二枚の分煙用パーティション10Cの間に2台の空気清浄装置50を並べて配置してもよく、配置の仕方は自由である。
【0077】
さらに、空気清浄装置は、テーブル型に限定されず、図26及び図27に示すように、一般のパーティション200を背にして配置される壁置きタイプの空気清浄装置50Bでもよい。この場合には、空気清浄装置50Bの前方に一定距離をあけて分煙用パーティション10Cなどを配置すればよい。この場合、空気清浄装置50Bの吹き出し口54からの吹き出し流は分煙用パーティション10Cの縦パネル部20Cに当たってフラップ部30Cで折り返され、吸い込み口53へ戻る循環流が形成される。
【0078】
(実施例1)
図28には、実施例1に係る空気清浄システムの概略断面図を示す。この空気清浄システムは、空気清浄装置50の両側に分煙用パーティション10Cを配置した点は、上述した実施形態4の空気清浄システムと同様であり、本実施例は、これをさらに具体的にしたものである。
【0079】
本実施例では、空気清浄装置50の長辺側両側(吹き出し口54の開口方向)に、空気清浄装置50の中心から1500mmの距離をおいて分煙用パーティション10Cが配置されている。分煙用パーティション10Cの高さは2400mmであり、幅は3000mmである(床面投映で3000mm四方の大きさ)。また、フラップ部30Cの先端部33の水平に対する角度θは47度であり、縦パネル部20Cに設けられた縦リブ25は、高さは100mmで、基本的に450mm間隔で設けられている。一方、空気清浄装置50は、高さ1000で、風量15m3/mimである。
【0080】
このような空気清浄システムでは、空気清浄装置50の吹き出し口54からの吹き出し流61は、縦パネル部20Cの下部に当たって上昇流62となり、さらに、フラップ部30Cの内面に沿って流れて手前側下向きに折り返された折り返し流63となり、吸い込み流64となって空気清浄装置50に戻る。すなわち、空気清浄装置50の吹き出し口54から吸い込み口53に戻る循環流が形成され、分煙用パーティション10Cで囲まれた3000mm四方の雰囲気の空気が外部へ漏れにくくなり、空気清浄装置50による清浄効率を著しく向上することができた。
【0081】
ここで、空気清浄装置50の近くで喫煙者71が喫煙し、発煙ポイント72が吸い込み口53の近くにある場合は、空気清浄装置50のみでも空気中の煙草の煙を除去することも可能であるが、喫煙者71が空気清浄装置50から離れて、発煙ポイント72が空気清浄装置50の図示しない吸い込み可能範囲から外れてしまった場合は、煙草の煙が拡散してしまうことになる。しかし、本発明に開示した分煙用パーティションを用いた空気清浄システムによる循環流の形成により、空気清浄システム内の空気が空気清浄装置50により繰り返し清浄化されることになり、空気清浄システム外に漏れにくくなり、ほぼ100%に近い捕集効率が実現できることになる。
【0082】
なお、上述したようにフラップ部30Cの先端部33の水平に対する角度θを47度から27度へ変えたものも使用してみたところ、47度の方がフラップ部30Cからの折り返し流の流れの風速が大きく、27度の方が小さいことがわかった。また、この場合には、27度の方が空気清浄装置50への戻り量が大きく、空気清浄装置との位置関係、空気清浄装置の性能等を考慮してフラップ部を設計するのが好ましいことがわかった。
【0083】
(実施例2)
本実施例は、図29に示すように椅子に座って使用する高さ700mmの空気清浄装置50Cを用いた以外は実施例1と同様である。
【0084】
この場合でも、空気清浄装置50Cの吹き出し口54からの吹き出し流61は、縦パネル部20Cの下部に当たって上昇流62となり、さらに、フラップ部30Cの内面に沿って流れて手前側下向きに折り返された折り返し流63となり、吸い込み流64となって空気清浄装置50Cに戻る循環流が形成され、分煙用パーティション10Cで囲まれた3000mm四方の雰囲気の空気が外部へ漏れにくくなり、空気清浄装置50Cによる清浄効率を著しく向上することができた。
【0085】
(実施例3)
本実施例は、図30に示すように、風量が30m3/mimである高さ1000mmの空気清浄装置50Aを用い、幅4000mm(床面投映で4000mm四方の大きさ)の分煙用パーティション10Cを空気清浄装置50Aの中心から2000mmの距離をおいて配置した以外は実施例1と同様である。なお、空気清浄装置50Aの吹き出し口54は、短辺側両側にあり、これに対向して分煙用パーティション10Cを配置した。
【0086】
この場合でも、空気清浄装置50Aの吹き出し口54からの吹き出し流61は、縦パネル部20Cの下部に当たって上昇流62となり、さらに、フラップ部30Cの内面に沿って流れて手前側下向きに折り返された折り返し流63となり、吸い込み流64となって空気清浄装置50Aに戻る循環流が形成され、分煙用パーティション10Cで囲まれた4000mm四方の雰囲気の空気が外部へ漏れにくくなり、空気清浄装置50Aによる清浄効率を著しく向上することができた。
【0087】
なお、ここまでの説明において、分煙用パーティションの縦パネル部やフラップ部は、金属や樹脂などの板状体を用いた場合で説明したが、その形態に限定されないことは勿論のことであり、例えば、分煙パーティションの外形骨格をパイプで構成し、各外形骨格体であるパイプ間の縦パネル部やフラップ部に相当する部分を帆布やビニールなどのシート状体で構成させ、シート状体の端部を、紐などで外形骨格体に編み上げるように設けるなど、本発明の主旨から逸脱しない範囲で任意に変更することができる。
【0088】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明では、縦パネル部とフラップ部とを有する分煙用パーティションを用いることにより、空気清浄装置の吹き出し口から吹き出される吹き出し流を縦パネル部で上昇流とすると共にフラップ部で折り返し流として空気清浄装置の吸い込み流として戻す循環流を形成できるので、低コストで空気清浄装置の分煙効果を高めることができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の参考例1に係る分煙用パーティションの斜視図である。
【図2】 本発明の参考例1に係る分煙用パーティションの他の例を示す斜視図である。
【図3】 本発明の参考例2に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図4】 図3におけるA−A断面図である。
【図5】 本発明に用いる空気清浄装置の概略断面図である。
【図6】 本発明の参考例2に係る空気清浄システムの他の例を示す断面図である。
【図7】 本発明の参考例3に係る分煙用パーティションの斜視図である。
【図8】 本発明の実施形態1に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図9】 本発明の実施形態1に係る空気清浄システムの断面図である。
【図10】 本発明の実施形態1に係る空気清浄システムの平面図である。
【図11】 本発明の参考例4に係る分煙用パーティションの斜視図である。
【図12】 本発明の参考例4に係る空気清浄システムの断面図である。
【図13】 本発明の実施形態2に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図14】 本発明の実施形態3に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図15】 本発明の実施形態3に係る空気清浄システムの断面図である。
【図16】 本発明の実施形態4に係る空気清浄システムの断面図である。
【図17】 本発明の参考例5に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図18】 本発明の実施形態5に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図19】 本発明の実施形態6に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図20】 本発明の実施形態7に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図21】 本発明の実施形態8に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図22】 本発明の実施形態8に係る空気清浄システムの平面図である。
【図23】 本発明のその他の実施形態に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図24】 本発明のその他の実施形態に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図25】 本発明のその他の実施形態に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図26】 本発明のその他の実施形態に係る空気清浄システムの斜視図である。
【図27】 本発明のその他の実施形態に係る空気清浄システムの断面図である。
【図28】 本発明の実施例1に係る空気清浄システムの断面図である。
【図29】 本発明の実施例2に係る空気清浄システムの断面図である。
【図30】 本発明の実施例3に係る空気清浄システムの断面図である。
【符号の説明】
10,10A〜10I 分煙用パーティション
20,20A〜20I 縦パネル部
25 縦リブ
30,30A〜30I フラップ部
35 フラップリブ
50,50A〜50C 空気清浄装置
Claims (8)
- 上部から吸引して下部から吹き出す空気清浄装置と、該空気清浄装置の吹き出し側に配置される分煙用パーティションとを具備し、前記分煙用パーティションは前記空気清浄装置からの吹き出し流を受ける縦パネル部と、該縦パネル部の上部に設けられて前記吹き出し流の受け側である内面側に湾曲し且つ先端が水平より下方を向いているフラップ部とを具備し、且つ前記フラップ部の内面には、前記縦パネル部側から先端側に亘って突出するフラップリブが幅方向に亘って複数設けられていると共に、前記フラップリブの少なくとも幅方向外側の両側に設けられたものが前記縦パネル部側から先端側に向かっての空気の流れを規制して前記空気清浄装置に向かって流れるように作用するよう幅方向内側に傾斜して中央に向かっており、前記空気清浄装置からの吹き出し流が前記縦パネル部に沿って上方に流れると共に前記フラップ部で折り返されて前記空気清浄装置に吸引される循環流を形成することを特徴とする空気清浄システム。
- 請求項1において、前記縦パネル部の内側には、上下方向に亘って突出する縦リブが幅方向に亘って複数設けられていると共に、少なくとも幅方向中央部に設けられた前記縦リブは上方に向かって当該縦リブ間の間隔が広がるように傾斜して設けられており、下方から上方に向かって流れる空気の流速の幅方向の分布が上方ほど均一化されることを特徴とする空気清浄システム。
- 請求項1又は2において、前記縦パネル部の幅方向両側には、内面側に屈曲して幅方向外側への空気の流れを規制する屈曲部が設けられていることを特徴とする空気清浄システム。
- 請求項1〜3の何れかにおいて、前記縦パネル部が、内面が凹部となるように屈曲もしくは湾曲していることを特徴とする空気清浄システム。
- 請求項1〜4の何れかにおいて、前記縦パネル部が、前記空気清浄装置を挟んで相対向して又は三方に設けられることを特徴とする空気清浄システム。
- 請求項5において、前記空気清浄装置を挟んで相対向する前記縦パネル部の中央部には、前記空気清浄装置の上方に前記縦パネルに相対向して設けられて空気を遮断する仕切パネルを具備し、当該仕切パネルの両側に前記循環流が形成されることを特徴とする空気清浄システム。
- 請求項6において、前記仕切パネルの表面は、幅方向に亘って湾曲して中央部が凹部となっていることを特徴とする空気清浄システム。
- 請求項6又は7において、前記仕切パネルの上部には、当該仕切パネルに当たった空気が上方へ流れるのを規制する天パネルを具備することを特徴とする空気清浄システム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298422A JP3714896B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 空気清浄システム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2001298422A JP3714896B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 空気清浄システム |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003105906A JP2003105906A (ja) | 2003-04-09 |
JP3714896B2 true JP3714896B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=19119324
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001298422A Expired - Fee Related JP3714896B2 (ja) | 2001-09-27 | 2001-09-27 | 空気清浄システム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3714896B2 (ja) |
Families Citing this family (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4696629B2 (ja) * | 2005-03-24 | 2011-06-08 | パナソニック電工株式会社 | 有害物質低減システムを備えた居室 |
JP4996506B2 (ja) * | 2008-02-29 | 2012-08-08 | 大成建設株式会社 | 病棟内病室区画システム |
CN103277135B (zh) * | 2013-04-26 | 2015-04-15 | 西安建筑科技大学 | 呼吸区送风与下部送风相结合的隧道火灾逃生系统 |
JP6969044B2 (ja) * | 2017-02-24 | 2021-11-24 | 株式会社エルゴジャパン | 喫煙ボックスユニット及び喫煙ボックス |
JP7042104B2 (ja) * | 2018-02-13 | 2022-03-25 | 株式会社九電工 | 空気調和システム |
WO2020149285A1 (ja) * | 2019-01-18 | 2020-07-23 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気流環境システム |
JP2020118435A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気流環境システム |
JP2020118311A (ja) * | 2019-01-18 | 2020-08-06 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気流環境システム、及びパーティション装置 |
WO2021251314A1 (ja) * | 2020-06-12 | 2021-12-16 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気流環境システム |
JP2022139444A (ja) * | 2021-03-12 | 2022-09-26 | パナソニックIpマネジメント株式会社 | 気流環境システム |
-
2001
- 2001-09-27 JP JP2001298422A patent/JP3714896B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2003105906A (ja) | 2003-04-09 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH0761300B2 (ja) | 空気清浄機能付つい立て | |
JP3714896B2 (ja) | 空気清浄システム | |
TW200413075A (en) | Tabletop-type air cleaner | |
JP4468714B2 (ja) | 分煙システム | |
JP2647681B2 (ja) | 空気清浄器 | |
JP3627175B2 (ja) | 気流制御型分煙機 | |
JPH0910528A (ja) | 空気浄化装置 | |
JP4327271B2 (ja) | 空気清浄機 | |
JP3627172B2 (ja) | 気流制御型分煙機 | |
JP3037445U (ja) | 遊戯場における空気清浄化構造 | |
JP4678626B2 (ja) | 層気流制御型空気清浄機 | |
JPH0327668Y2 (ja) | ||
JPH02135109A (ja) | 空気清浄装置 | |
JP4125425B2 (ja) | 空気清浄機 | |
JP3749215B2 (ja) | 空気清浄装置 | |
JPH09192434A (ja) | 空気清浄機 | |
JP2005090777A (ja) | 分煙装置 | |
JP2002147805A (ja) | 分煙システム | |
JP2004044821A (ja) | 空気清浄装置 | |
JP2000061231A (ja) | 空気清浄機 | |
JP4573072B2 (ja) | 竜巻式吸引装置及びそれを利用した分煙機 | |
JPH0135198Y2 (ja) | ||
JPH10381A (ja) | 衝立型空気清浄機及び該清浄機を用いた清浄空間部 | |
JP3432683B2 (ja) | 空気清浄機 | |
JP3762845B2 (ja) | 空気清浄装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20041221 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20050202 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20050404 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050817 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050823 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080902 Year of fee payment: 3 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902 Year of fee payment: 4 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |