JP2020118311A - 気流環境システム、及びパーティション装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】特定空間内における快適性の向上を図ること。【解決手段】気流環境システムは、各々が空気流を吹き出す、少なくとも2つの吹出口3を備える。2つの吹出口3は、少なくとも一面X1が外部空間SP1に対して開放された特定空間SP2における一面X1の両縁X10にそれぞれ配置される。2つの吹出口3は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間SP2内に流れ込むように構成される。【選択図】図1
Description
本開示は、一般に、気流環境システム、及びパーティション装置に関し、より詳細には、特定空間に気流を形成する気流環境システム、及び当該気流環境システムを備えたパーティション装置に関する。
従来例として、特許文献1に記載の送風機付パーティションを例示する。この送風機付パーティションは、送風機と、送風機が内蔵されるパーティション本体とを備えている。送風機の送風口は、パーティション本体の前面上部に開口する空気吹出口に、ダクト等により連通される。また送風機の下方には空気室が設けられ、当該空気室は、パーティション本体の前面下部に開口する空気流入口に接続されている。この送風機付パーティションによれば、送風機付パーティション内に空気室を設けることにより、空気流入口をサーキュレーション効果の高い位置に設けることができる。
ところで、特許文献1に記載の送風機付パーティションで空間を仕切るだけでは、ユーザに対して閉塞感と開放感とを両立させて、快適な空間(特定空間)を提供することは容易ではない可能性がある。したがって、空間(特定空間)内における快適性の向上を図ることが望まれる。
本開示は上記事由に鑑みてなされ、特定空間内における快適性の向上を図ることができる、気流環境システム、及びパーティション装置を提供することを目的とする。
本開示の一態様の気流環境システムは、各々が空気流を吹き出す、少なくとも2つの吹出口を備える。前記2つの吹出口は、少なくとも一面が外部空間に対して開放された特定空間における前記一面の両縁にそれぞれ配置される。前記2つの吹出口は、各々から吹き出した前記空気流が互いに衝突して前記特定空間内に流れ込むように構成される。
本開示の一態様のパーティション装置は、上記の気流環境システムと、環境空間を前記外部空間と前記特定空間とに区分けするパーティションと、を備える。前記パーティションは、前記特定空間を囲む構造体を有する。前記構造体は、前記一面と対向する背壁と、前記背壁の両縁部にそれぞれ繋がっていて、かつ、互いに対向する一対の側壁と、を有する。前記2つの吹出口は、前記一対の側壁における前記一面の側の端部にそれぞれ設けられている。
本開示によれば、特定空間内における快適性の向上を図ることができる、という利点がある。
(1)概要
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
以下の実施形態において説明する各図は、模式的な図であり、各図中の各構成要素の大きさ及び厚さそれぞれの比が、必ずしも実際の寸法比を反映しているとは限らない。
本実施形態に係る気流環境システム2は、図1に示すように、各々が空気流を吹き出す、少なくとも2つの吹出口3を備える。以下では一例として、吹出口3の数は2つであることを想定する。
2つの吹出口3は、図1及び図3に示すように、少なくとも一面X1が外部空間SP1に対して開放された特定空間SP2における一面X1の両縁X10にそれぞれ配置される。本開示における「一面X1」とは、実体を伴わない仮想的な面であり、図3に示すように、両縁X10にある2つの吹出口3を結ぶ仮想的な直線に沿った面である。
また本開示における「外部空間SP1」及び「特定空間SP2」は、一例として、施設内の空間(環境空間100)を想定するが、施設外(屋外)の空間でもよい。施設は、例えば、オフィスビル、劇場、映画館、公会堂、遊技場、複合施設、飲食店、百貨店、学校、ホテル、旅館、病院、老人ホーム、幼稚園、図書館、博物館、美術館、地下街、駅、又は空港等の、非住宅でもよい。また施設は、非住宅以外に、戸建住宅又はマンション(集合住宅)等の、住宅でもよい。要するに、例えば、施設内(又は施設外)の環境空間100の一部を特定空間SP2として、環境空間100内における特定空間SP2以外の空間を外部空間SP1とする。
そして2つの吹出口3は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間SP2内に流れ込むように構成される(図3参照)。
この構成によれば、2つの吹出口3は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間SP2内に流れ込むように構成されるため、開放された一面X1を覆うような空気流の層が形成し得る。さらに、空気流が特定空間SP2内に流れ込む。したがって、特定空間SP2内における快適性の向上を図ることができる。
また本実施形態に係るパーティション装置1は、図1及び図3に示すように、気流環境システム2と、環境空間100を外部空間SP1と特定空間SP2とに区分けするパーティション10と、を備えている。パーティション10は、特定空間SP2を囲む構造体11を有する。構造体11は、一面X1と対向する背壁12と、一対の側壁13と、を有する。一対の側壁13は、背壁12の両縁部120(図3参照)にそれぞれ繋がっていて、互いに対向する。2つの吹出口3は、一対の側壁13における一面X1の側の端部にそれぞれ設けられている。
この構成によれば、特定空間SP2内における快適性の向上を図ることが可能な気流環境システム2を備えたパーティション装置1を提供できる。
(2)詳細
以下、本実施形態に係る気流環境システム2を備えたパーティション装置1の全体構成について、図1〜図4Bを参照しながら詳しく説明する。
以下、本実施形態に係る気流環境システム2を備えたパーティション装置1の全体構成について、図1〜図4Bを参照しながら詳しく説明する。
(2.1)全体構成
パーティション装置1は、図1に示すように、例えば、施設内の床面101に設置される。パーティション装置1は、上述の通り、気流環境システム2と、パーティション10と、を備えている。以下では、図1に示すようにパーティション装置1が床面101に設置された状態での、水平面(床面101)に対して垂直な(直交する)方向を「上下方向」とするが、この方向は、パーティション装置1の使用方向を限定する趣旨ではない。
パーティション装置1は、図1に示すように、例えば、施設内の床面101に設置される。パーティション装置1は、上述の通り、気流環境システム2と、パーティション10と、を備えている。以下では、図1に示すようにパーティション装置1が床面101に設置された状態での、水平面(床面101)に対して垂直な(直交する)方向を「上下方向」とするが、この方向は、パーティション装置1の使用方向を限定する趣旨ではない。
(2.2)パーティション
パーティション10は、施設内の環境空間100を、外部空間SP1と特定空間SP2とに区分けするように構成される(図1及び図3参照)。パーティション10は、特定空間SP2を囲む構造体11を有している。
パーティション10は、施設内の環境空間100を、外部空間SP1と特定空間SP2とに区分けするように構成される(図1及び図3参照)。パーティション10は、特定空間SP2を囲む構造体11を有している。
構造体11は、全体として中空な略矩形の箱状に形成されている。構造体11の中心軸C1における両端面は開放され、さらに中心軸C1に沿った一面X1は開放されている。すなわち、構造体11は、中心軸C1に沿って見て、U字状に形成されている(図3参照)。言い換えると、特定空間SP2は、一面X1に沿った方向(ここでは上方)から見たときに、U字状に形成された構造体11により囲まれている。そのため、例えば特定空間SP2内に居るユーザに与える特定空間SP2の閉塞感の向上を図ることができる。
ここではパーティション装置1が、中心軸C1を上下方向に向けて施設内の床面101に設置される。そのため、中心軸C1における開放された両端面のうちの一方は、上端面(以下、開放面X2と呼ぶ)となり外部空間SP1に対して開放され、他方は、下端面となり床面101により塞がれることになる。言い換えると、構造体11により形成された特定空間SP2は、外部空間SP1に対して開放された一面X1と、外部空間SP1に対して開放された開放面X2と、を有していると言える。開放面X2は、一面X1と、隣り合う面であり、交差する面である。開放面X2が設けられていることで、例えば特定空間SP2内に居るユーザに与える特定空間SP2の開放感の向上を図ることができる。
より具体的には、構造体11は、開放された一面X1に対向する背壁12と、一対の側壁13と、を有している。背壁12と一対の側壁13とは一体となって形成されている。一対の側壁13は、背壁12の両縁部120にそれぞれ繋がっていて、互いに対向する。背壁12は、略矩形の板状に形成されている。また一対の側壁13は、略矩形の板状に形成されている。各側壁13は、一面X1の側の端部に、円柱部130を有している。円柱部130は、その軸が中心軸C1に沿った、長尺の形状である。円柱部130の直径は、側壁13の他の部位の厚みよりも大きい(図3参照)。一対の側壁13は、円柱部130のうち半円柱部分が互いに近づく方向にはみ出るように構成されている。
以下、一面X1と背壁12とが並ぶ方向を、「前後方向」とし、一面X1の側を前側、背壁12の側を後ろ側とする。また一対の側壁13が並ぶ方向を、「左右方向」とし、一面X1の側(前側)から見て、左の側壁13を、第1側壁13Aと呼び、右の側壁13を、第2側壁13Bと呼ぶこともある。ただし、これらの方向は、パーティション装置1の使用方向を限定する趣旨ではない。一対の側壁13は、左右方向において実質的に面対称となるように構成されているため、説明の便宜上、図4Aを用いて第1側壁13Aのみについて説明する場合もある。
背壁12の厚み方向は、前後方向に一致する。各側壁13の厚み方向は、左右方向に一致する。各側壁13の厚みは、背壁12の厚みよりも小さい。具体的には、背壁12は、図3に示すように、左右の両縁部120付近の各々から対応する側壁13に向かうにつれて、その厚みが徐々に小さくなりつつ、前方に湾曲するように形成されている。
ところで、構造体11は、その内部において、収容部14と、(左右2つの)流路15と、を有している。収容部14は、後述する気流環境システム2の2つの送風装置4を収容する空間である。2つの流路15は、2つの送風装置4で発生した空気流を、収容部14から、後述する気流環境システム2の2つの吹出口3へ送る空間である。ただし、本実施形態では、気流環境システム2の2つの吹出口3が、一対の側壁13における一面X1の側の端部(円柱部130)にそれぞれ設けられている。具体的には、背壁12及び一対の側壁13は、その内部において、互いに連通する空間を有していて、当該空間が、収容部14及び2つの流路15に相当する。収容部14は、背壁12の内部にある。2つの流路15は、背壁12の内部と一対の側壁13の内部にある。
(2.3)気流環境システム
気流環境システム2は、図1〜図3に示すように、2つの吹出口3、2つの吸気口6、2つの送風装置4(図2では1つのみ図示)、制御ユニット5、スピーカ部F1、機能部G1、及び操作部H1等、を備えている。上述した構造体11は、2つの送風装置4(図2では1つのみ図示)、制御ユニット5、スピーカ部F1、機能部G1、及び操作部H1等を、その内部に収容、又は保持するように構成される。
気流環境システム2は、図1〜図3に示すように、2つの吹出口3、2つの吸気口6、2つの送風装置4(図2では1つのみ図示)、制御ユニット5、スピーカ部F1、機能部G1、及び操作部H1等、を備えている。上述した構造体11は、2つの送風装置4(図2では1つのみ図示)、制御ユニット5、スピーカ部F1、機能部G1、及び操作部H1等を、その内部に収容、又は保持するように構成される。
2つの吹出口3は、上述の通り、構造体11の一対の側壁13における円柱部130にそれぞれ設けられている。言い換えると、2つの吹出口3は、一面X1の両縁X10にそれぞれ配置される。各吹出口3は、送風装置4で発生した空気流を吹き出す。
2つの吹出口3は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間SP2内に流れ込むように構成される。特に本実施形態では、2つの吹出口3は、特定空間SP2内を向いている。なお、吹出口3の具体的な構造は、次の「(2.4)特定空間内の空気流」の欄で説明する。
2つの吸気口6は、構造体11の背壁12の前面において、左右方向に並ぶように形成されている。言い換えると、2つの吸気口6は、特定空間SP2内に配置されている。2つの吸気口6は、一例として、矩形状の開口を有している。床面101からの吸気口6の高さ位置は、床面101からの吹出口3の高さ位置と概ね同じである。2つの吸気口6は、特定空間SP2内の空気流を吸い込むための口である。2つの吸気口6は、収容部14と連通する。各吸気口6は、異物等が吸い込まれることを抑制するために、メッシュ状のカバー部材等で覆われていることが望ましい。
2つの送風装置4(ファン部)は、空気流を発生させて2つの吹出口3にそれぞれ送るように構成される。具体的には、各送風装置4は、例えば制御ユニット5の制御により、特定の方向(左方向又は右方向)に沿って流れる空気流を発生させて、対応する流路15を介して、吹出口3に送る。2つの送風装置4は、図3に示すように、背壁12の内部にある収容部14において、左右方向に並べて配置される。2つの送風装置4は、それらの特定の方向が互いに離れる方向となるように、すなわち、左側の送風装置4は、その特定の方向が左方となるように、右側の送風装置4は、その特定の方向が右方となるように配置される。
収容部14は、各流路15と隔壁16で仕切られている。各隔壁16は、対応する送風装置4の筒状のダクト40が挿通される孔を有している。したがって、各送風装置4で発生した空気流は、ダクト40を通り、対応する流路15に送り出される。各流路15は、ダクト40の先端付近から、下方に傾斜するスロープ150を有しており、送り出された空気流が、側壁13の内部で、上下方向に拡がりながら前方に進むように構成される。また各流路15は、円柱部130内において、上下方向に沿って見て、先端が特定空間SP2を向くように略J字状に湾曲している(図4A参照)。
各送風装置4は、例えば、旋回成分に比べて直進的な成分を多く含む空気流を発生するシロッコファンである。各送風装置4は、その周面の一部が、対応する吸気口6と対向するように、収容部14内に収容されている。各送風装置4は、特定空間SP2内の空気を、対応する吸気口6から吸い込み、特定の方向に沿って流れる空気流を発生させる。送風装置4は、シロッコファンに限定されず、プロペラファンでもよい。
各送風装置4は、例えば、インバータ制御により、モータの回転速度を調整して風量を適宜に変更可能であってもよい。例えば、操作部H1には、風量調節用のボリュームが設けられていて、パーティション装置1の設置現場、すなわち環境空間100において、ユーザが送風装置4の風量を適宜に調節できてもよい。また制御ユニット5が、自動的に送風装置4の風量を周期的に変化させてもよい。
制御ユニット5は、送風装置4を制御する機能を有している。制御ユニット5は、収容部14内に収容されている。制御ユニット5は、例えば、プロセッサ及びメモリを有するコンピュータシステムを有している。そして、プロセッサがメモリに格納されているプログラムを実行することにより、コンピュータシステムが制御ユニット5として機能する。プロセッサが実行するプログラムは、ここではコンピュータシステムのメモリに予め記録されているが、メモリカード等の非一時的な記録媒体に記録されて提供されてもよいし、インターネット等の電気通信回線を通じて提供されてもよい。
背壁12の裏側には、電源コードが導出されており、電源コードのプラグが、例えば床面101のフロアコンセント等に接続されて、送風装置4、スピーカ部F1、及び機能部G1等を駆動するための動作電源が供給され得る。背壁12及び一対の側壁13の底には、パーティション装置1を容易に移動できるようにキャスターが設けられてもよい。
操作部H1は、外部(ユーザ)からの操作入力を受け付ける。操作部H1は、例えば、背壁12の前面等に設けられている。ユーザは、操作部H1への操作により、気流環境システム2の電源をオン、オフ可能となっている。制御ユニット5は、操作部H1にて電源をオンする操作を受け付けると、送風装置4の駆動を開始する。操作部H1は、リモートコントローラでもよく、その場合、構造体11には、操作部H1から出射される赤外線を受光する受光部が設けられてもよい。
スピーカ部F1は、特定空間SP2に向けて、音楽等の音を鳴らすように構成される。スピーカ部F1は、左右一対のスピーカF10(図3参照:図1では省略)、電源回路、音響回路、及び制御回路等を含む。電源回路、音響回路、及び制御回路のうち少なくとも一部の機能が、制御ユニット5に集約されてもよい。スピーカ部F1の稼働は、制御ユニット5の制御下で、送風装置4の稼働に連動するように制御されてもよい。スピーカ部F1のうち、一対のスピーカF10は、それらの正面を特定空間SP2に向けて背壁12の前面に配置され、その他の電源回路、音響回路、及び制御回路等は、収容部14内に収容される。
ここではスピーカ部F1は、一例として、超音波を用いて指向性を持たせる、いわゆるパラメトリック・スピーカを想定する。スピーカ部F1がパラメトリック・スピーカであることで、特定空間SP2、すなわち局所的な空間内に居る人(ユーザ)に音を提供する。スピーカ部F1の電源のオン、オフ、及び音量調整等は、例えば、操作部H1への操作にて実行可能である。スピーカ部F1が設けられていることで、特定空間SP2に対して、空気流に加えて、音(音響)を提供できる。
機能部G1は、2つの吹出口3のうち少なくとも一方(ここでは一例として両方)から特定空間SP2内に吹き出す空気流に対して、付加要素を付与するように構成される。付加要素は、香り、空気浄化、及び温度変化のうちの少なくとも1つを含む。
付加要素が、香りを含む場合、機能部G1は、例えば、芳香剤を含む香り提示装置を2つ有する。2つの香り提示装置は、例えば、構造体11の左右一対の側壁13における円柱部130内にそれぞれ収容される(図4A参照)。芳香剤から気化した香りは、送風装置4からの空気流に混ざり得る。その結果、特定空間SP2に居る人(ユーザ)に、良質な香りの空気を提供できる。
付加要素が、空気浄化を含む場合、機能部G1は、例えば、空気清浄装置を有する。空気清浄装置は、構造体11の背壁12における収容部14内に収容される。空気清浄装置は、吸気口6から吸い込まれた空気中の花粉等の微粒子を集塵する集塵フィルタ、及び脱臭用のフィルタ等を有する。空気清浄装置で浄化された空気は、送風装置4にて空気流として2つの吹出口3から放出され得る。その結果、特定空間SP2に居る人(ユーザ)に、浄化された空気を提供できる。
また付加要素が、空気浄化を含む場合、機能部G1は、例えば、空間除菌脱臭機を有してもよい。空間除菌脱臭機は、構造体11の背壁12における収容部14内に収容される。空間除菌脱臭機は、次亜塩素酸を生成して、送風装置4で発生した空気流に混入するように構成される。次亜塩素酸を含んだ空気流は、2つの吹出口3から放出されて、特定空間SP2を除菌する。その結果、特定空間SP2に居る人(ユーザ)に、浄化された空気を提供できる。
付加要素が、温度変化を含む場合、機能部G1は、例えば、空気調和装置を有する。空気調和装置は、コンプレッサを有し、空気調和装置にて生成された冷気又は暖気が、送風装置4にて空気流として2つの吹出口3から放出され得る。その結果、特定空間SP2に居る人(ユーザ)に、快適な温度の空気を提供できる。
機能部G1が上述した空気清浄装置、空間除菌脱臭機及び空気調和装置を有する場合、それらの電源のオン、オフ、及び各種パラメータの調整等は、例えば、操作部H1への操作にて実行可能である。なお、制御ユニット5が、機能部G1に関する制御を集中的に行なってもよい。機能部G1の稼働は、制御ユニット5の制御下で、送風装置4の稼働に連動するように制御されてもよい。
このように機能部G1が設けられていることで、空気流に対して、付加要素を付与できる。
(2.4)特定空間内の空気流
以下、パーティション装置1によって特定空間SP2内に形成され得る空気流について説明する。
以下、パーティション装置1によって特定空間SP2内に形成され得る空気流について説明する。
上述の通り、パーティション装置1の2つの吹出口3は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間SP2内に流れ込むように、特定空間SP2内を向いている。そして、各吹出口3は、スリット状に形成されている。2つの吹出口3の長手軸(axis)は、一面X1の両縁X10にそれぞれ沿っている。すなわち、スリット状の吹出口3の長手軸は、上下方向に沿っている(図4B参照)。円柱部130の吹出口3の前後の内縁をそれぞれ構成する第1ガイド面31及び第2ガイド面32は、図4Aに示すように、背壁12に近づくように、左右方向に対して僅かに斜めに傾斜している。左右方向(一面X1)に対する第1ガイド面31及び第2ガイド面32の傾斜角度は、例えば、5度〜45度の範囲内を想定する。したがって、2つの吹出口3から吹き出す空気流は、互いに近づくように、かつ、第1ガイド面31及び第2ガイド面32の上記傾斜角度の向きに沿って特定空間SP2内に流れ込む。
図4Bの例では、スリット状の吹出口3の長さ寸法は、円柱部130の長さ寸法の約半分に規定されて、吹出口3は、円柱部130におけるやや上半分寄りに配置されているが、特に限定されない。吹出口3は、例えば、円柱部130の上下端近傍にわたって形成されてもよい。
図1及び図3は、パーティション装置1の2つの吹出口3から吹き出した空気流が、特定空間SP2内に流れ込む様子を、模式的に点線矢印で示す。気流環境システム2が稼働することで、2つの吹出口3から吹き出した空気流は、概ね特定空間SP2内における左右方向の中央付近で衝突する(図3の衝突点P1参照)。衝突点P1は、一面X1よりも後方にある。衝突点P1は、中心軸C1よりも手前にあることが望ましい。空気流は、衝突後、背壁12の前面に向かって流れる。
空気流は、背壁12及び特定空間SP2内に居る人(ユーザ)に当たり、一対の側壁13に沿って、開放された一面X1の側に向かう可能性がある。ただし、その空気流は、吹出口3から吹き出している空気流の層や円柱部130の半円柱部分に当たることで、特定空間SP2内で循環する可能性が高くなる。そのため、吹出口3から吹き出した空気流が、外部空間SP1に漏れ出る可能性を抑え、効率良く2つの吸気口6に吸い込まれて、循環性の向上も図られる。
このように2つの吹出口3は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間SP2内に流れ込むように構成されるため、開放された一面X1(開口)を覆うような空気流の層が形成し得る。さらに、空気流が特定空間SP2内に流れ込む。したがって、例えば特定空間SP2内にユーザが居る場合、特定空間SP2内における快適性の向上を図ることができる。
また一面X1を覆うような空気流の層が、外部空間SP1と特定空間SP2とを仕切る壁となる一方で、空気流の層であるために視覚的な開放感が得られる。そして、パーティション装置1を利用するユーザにとっては、特定空間SP2をリラクゼーションの場として体感できる。
特に2つの吹出口3が、特定空間SP2内を向いているため、吹出口3から吹き出された空気流が、特定空間SP2の外側(外部空間SP1)に流出してしまう可能性を低減できる。また各吹出口3がスリット状に形成され、かつ吹出口3の長手軸(axis)が一面X1の両縁X10にそれぞれ沿っているため、一面X1を覆うような空気流の層をより安定的に形成することができる。
なお、ユーザが、実際にパーティション装置1を利用する場合、例えば、特定空間SP2内に設置された椅子に着座した状態で利用してもよいし、特定空間SP2内で直立した状態で利用してもよい。パーティション装置1の使用用途に応じて、構造体11の寸法及び形状が適宜に変更されてもよい。
(3)変形例
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。以下では、上記実施形態を「基本例」と呼ぶこともある。
上記実施形態は、本開示の様々な実施形態の一つに過ぎない。上記実施形態は、本開示の目的を達成できれば、設計等に応じて種々の変更が可能である。以下、上記実施形態の変形例を列挙する。以下に説明する変形例は、適宜組み合わせて適用可能である。以下では、上記実施形態を「基本例」と呼ぶこともある。
(3.1)変形例1
以下、変形例1のパーティション装置1Aについて、図5Aを参照しながら説明する。ただし、基本例のパーティション装置1と実質的に共通する構成要素については同じ参照符号を付して、適宜にその説明を省略する。
以下、変形例1のパーティション装置1Aについて、図5Aを参照しながら説明する。ただし、基本例のパーティション装置1と実質的に共通する構成要素については同じ参照符号を付して、適宜にその説明を省略する。
変形例1のパーティション装置1Aにおいては、パーティション10は、構造体11に加えて、座部17と背もたれ18とを有している点で、基本例のパーティション装置1と相違する。要するに、変形例1のパーティション10は、パーティション装置1Aを利用するユーザが着座する椅子としての機能も有している。
座部17は、例えば上方から見て略台形の板状に形成されている。座部17は、その厚み方向を上下方向に向けて、構造体11の背壁12に固定されている。背もたれ18は、例えば前方から見て略矩形の板状に形成されている。
背もたれ18は、座部17の座面170の後方領域から上方に突出するように取り付けられている。背もたれ18の上部180は、背壁12に近づく方向に湾曲し、背壁12に固定されている。背もたれ18は、背壁12の前面に設けられている一対の吸気口6を、前方から覆うように配置されている。背もたれ18における上部180より下の部位は、背壁12から離れていて、隙間181が形成されている。したがって、図5Aに示すように人U1が座部17に着座した状態においても、吹出口3から吹き出した空気流は、背もたれ18の左右両側から隙間181に入り、一対の吸気口6に吸い込まれ得る。そのため、背もたれ18及び人U1によって気流の循環性が低下する可能性を減らすことができる。
座部17は、上方から見て、座面170が特定空間SP2内に収まるように、寸法関係が規定されている。背もたれ18は、前方から見て全体が特定空間SP2内に収まるように、寸法関係が規定されている。ここでは、パーティション10は、(例えば大人の)人U1が座部17に着座した場合に、人U1の少なくとも頭部及び胴体が特定空間SP2からはみ出ない程度に、寸法関係が規定されている。また空気流が衝突する衝突点P1は、座部17に着座している人U1と重ならないように、例えば人U1よりも手前に位置するように、パーティション10の寸法関係が規定されている。
言い換えると、特定空間SP2は、1又は複数の人(図5Aの例では1人分)を収容可能な寸法を有する空間である。そして、開放された一面X1は、人U1が特定空間SP2内に進入するための進入口である。したがって、パーティション装置1Aを利用する人U1は、一面X1から特定空間SP2内に容易に進入して座部17に着座することができ、特定空間SP2をリラクゼーションの場として体感できる。その結果、人U1の利便性が向上される。
また図5Bは、変形例1の別の例(パーティション装置1B)の上面図である。パーティション装置1Bは、特定空間SP2が複数(図示例では3つ)形成されるように構成される。すなわち、構造体11は、例えば3つの特定空間SP2が左右に並ぶように横長の背壁12と、4つの側壁13とを有する。またパーティション10は、座部17及び背もたれ18をそれぞれ3つずつ有している。以下、3つの特定空間SP2を左から順に第1空間SP21、第2空間SP22、及び第3空間SP23と呼ぶ。
第1空間SP21を形成する左の側壁13は、基本例の第1側壁13Aと実質的に共通である。また第3空間SP23を形成する右の側壁13は、基本例の第2側壁13Bと実質的に共通である。
第1空間SP21を形成する右の側壁13と第2空間SP22を形成する左の側壁13は、1つの側壁13Xで共用されている。すなわち、側壁13Xは、その円柱部130の左右両側において、2つの吹出口3を有している。この場合、側壁13Xの2つの吹出口3からの空気流は、1つの送風装置4から生成されてもよい。
同様に、第2空間SP22を形成する右の側壁13と第3空間SP23を形成する左の側壁13は、1つの側壁13Yで共用されている。すなわち、側壁13Yは、その円柱部130の左右両側において、2つの吹出口3を有している。この場合、側壁13Yの2つの吹出口3からの空気流は、1つの送風装置4から生成されてもよい。
パーティション装置1Bの構成によれば、複数の特定空間SP2を提供できるため、複数の人(ユーザ)が同時に特定空間SP2をリラクゼーションの場として体感できる。またパーティション装置1Aを複数台用意する場合に比べて、側壁13及び送風装置4等の共通化を図ることができるため、コストの削減を図ることができる。
(3.2)変形例2
以下、変形例2のパーティション装置1Cについて、図6を参照しながら説明する。ただし、基本例のパーティション装置1と実質的に共通する構成要素については同じ参照符号を付して、適宜にその説明を省略する。
以下、変形例2のパーティション装置1Cについて、図6を参照しながら説明する。ただし、基本例のパーティション装置1と実質的に共通する構成要素については同じ参照符号を付して、適宜にその説明を省略する。
変形例2のパーティション装置1Cは、その使用用途が基本例のパーティション装置1と相違する。特に、パーティション装置1Cの使用方向及び構造体11の寸法等が、基本例のパーティション装置1と相違する。
パーティション装置1Cは、構造体11の一面X1が天面(上面)となるように、すなわち構造体11の中心軸C1が水平方向に沿うように、例えばベッド9の枕元に設置されて使用される。そして、人U1の頭部が特定空間SP2に収容されるように、構造体11の寸法関係が規定されている。
パーティション装置1Cにおける構造体11の背壁12上には枕19が載せ置かれてもよい。あるいは、背壁12の表面自体が、ウレタン素材等の弾性部材で形成された層を有して、人U1の頭部が背壁12上に直接載せ置かれてもよい。
パーティション装置1Cにおいて、送風装置4等を収容する収容部14を背壁12内に設けることが困難である場合、送風装置4等は、ヘッドボード90の裏側、又はベッド9の床板の下側に設けられてもよい。この場合、送風装置4で発生した空気流が、ダクト等を介して、各側壁13の内部に送り込まれてもよい。
ベッド9に横たわる人U1がパーティション装置1Cを利用することで、2つの吹出口3から下方に吹き出した空気流が、頭部に対して降り注がれ得る。そのため、ベッド9に横たわる人U1の快適性が向上される。特に、空気流に付加要素(香り、空気浄化、及び温度変化)が付与されることで、更に快適性が向上される。
変形例2の別の例として、パーティション装置1Cのパーティション10は、構造体11に加えて、構造体11が一体的に取り付けられたベッド9を有してもよい。この場合、構造体11の側壁13が、ベッド9のベッド柵として機能するように、ベッド9の左右両縁に取り付けられてもよい。この場合、人U1の頭部から足元までの全身が特定空間SP2に収容されるように、構造体11の寸法関係が規定されてもよい。
(3.3)その他の変形例
基本例において、気流環境システム2がパーティション装置1に適用されるように構成されている。しかし、気流環境システム2は、パーティションとしての機能(構造体11)を有したパーティション装置1に適用されることに限定されない。言い換えると、気流環境システム2の2つの吹出口3は、例えば、構造体11とは別体の、縦長の一対のポール状の部材に設けられてもよい。
基本例において、気流環境システム2がパーティション装置1に適用されるように構成されている。しかし、気流環境システム2は、パーティションとしての機能(構造体11)を有したパーティション装置1に適用されることに限定されない。言い換えると、気流環境システム2の2つの吹出口3は、例えば、構造体11とは別体の、縦長の一対のポール状の部材に設けられてもよい。
基本例では、2つの吹出口3は、開放された一面X1における左右の両縁X10にあるが、一面X1における上下の両縁にあってもよい。
基本例では、一対の側壁13は、互いに平行となるように配置される。しかし、一対の側壁13は、背壁12の側から円柱部130に向かうほど、互いに離れるように斜めに配置されてもよいし、互いに近くづくように斜めに配置されてもよい。あるいは背壁12及び各側壁13が、上方から見てそれぞれ円弧状に形成されて、構造体11全体が、上方から見て略C字状に形成されてもよい。
基本例において、構造体11は、開放された一面X1を、開く位置と閉じる位置との間で開閉移動が可能な扉を更に有してもよい。また構造体11は、上端面(開放面X2)を塞ぐ天井板、及び下端面を塞ぐ底板を更に有してもよい。あるいは、開放面X2の上方に、開放面X2と対向するように傘状の部材が設置されて、開放面X2から漏れ出る空気流が、当該部材に当たって特定空間SP2内に向かって還流するように構成されてもよい。
基本例では、空気流が衝突する衝突点P1が、一面X1よりも後方にあるが、一面X1と概ね一致する位置、又は一面X1よりも前方にあってもよい。ただし、基本例のように衝突点P1が一面X1よりも後方にある方が、パーティション装置1を利用する人の快適性、及び空気流の循環性が高い。
基本例では、吹出口3の数は2つであるが、3つ以上でもよい。例えば各側壁13に2つの吹出口3が上下方向に並んで設けられてもよい(すなわち合計4つの吹出口3)。また2つの吹出口3同士を繋ぐ結合口が一面X1の上縁又は下縁(あるいは上縁及び下縁の両方)に設けられて、2つの吹出口3及び結合口が、一面X1の周縁を囲む1つの排気口を構成してもよい。
基本例では、送風装置4の数は2つであるが、1つのみでもよいし、3つ以上でもよい。また基本例では、吸気口6の数は2つであるが、1つのみでもよいし、3つ以上でもよい。
基本例におけるスピーカ部F1、及び機能部G1は、気流環境システム2において必須の構成要素ではなく、気流環境システム2は、これらのうち少なくとも1つを備えていなくてもよい。また送風装置4も、気流環境システム2において必須の構成要素ではなく、例えば外部に設置された送風機からの空気流が、ダクト等を介して側壁13の内部に送り込まれてもよい。
また基本例における吸気口6は、気流環境システム2において必須の構成要素ではなく、気流環境システム2は、吸気口6を備えていなくてもよい。すなわち、吹出口3から特定空間SP2内に吹き出された空気流のほぼ全てが、開放面X2から外部空間SP1に抜け出てもよい。
基本例では、吸気口6は、背壁12の前面に設けられている。しかし吸気口6は、例えば、背壁12の背面に設けられてもよい。言い換えると、吸気口6は、吹出口3から特定空間SP2内に吹き出された空気流を直接吸い込むような位置に設けられていなくてもよい。
基本例では、気流環境システム2は、操作部H1を介して稼働するが、例えば、人感センサを備えて、人を検知すると、自動的に稼働するように構成されてもよい。
(4)まとめ
以上説明したように、第1の態様に係る気流環境システム(2)は、各々が空気流を吹き出す、少なくとも2つの吹出口(3)を備える。2つの吹出口(3)は、少なくとも一面(X1)が外部空間(SP1)に対して開放された特定空間(SP2)における一面(X1)の両縁(X10)にそれぞれ配置される。2つの吹出口(3)は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間(SP2)内に流れ込むように構成される。第1の態様によれば、2つの吹出口(3)は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間(SP2)内に流れ込むように構成されるため、開放された一面(X1)を覆うような空気流の層が形成し得る。さらに、空気流が特定空間(SP2)内に流れ込む。したがって、特定空間(SP2)内における快適性の向上を図ることができる。
以上説明したように、第1の態様に係る気流環境システム(2)は、各々が空気流を吹き出す、少なくとも2つの吹出口(3)を備える。2つの吹出口(3)は、少なくとも一面(X1)が外部空間(SP1)に対して開放された特定空間(SP2)における一面(X1)の両縁(X10)にそれぞれ配置される。2つの吹出口(3)は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間(SP2)内に流れ込むように構成される。第1の態様によれば、2つの吹出口(3)は、各々から吹き出した空気流が互いに衝突して特定空間(SP2)内に流れ込むように構成されるため、開放された一面(X1)を覆うような空気流の層が形成し得る。さらに、空気流が特定空間(SP2)内に流れ込む。したがって、特定空間(SP2)内における快適性の向上を図ることができる。
第2の態様に係る気流環境システム(2)に関して、第1の態様において、2つの吹出口(3)は、特定空間(SP2)内を向いていることが好ましい。第2の態様によれば、吹出口(3)から吹き出された空気流が、特定空間(SP2)の外側(外部空間SP1)に流出してしまう可能性を低減できる。
第3の態様に係る気流環境システム(2)に関して、第1の態様又は第2の態様において、2つの吹出口(3)は、スリット状に形成されていることが好ましい。2つの吹出口(3)の長手軸は、一面(X1)の両縁(X10)にそれぞれ沿っている。第3の態様によれば、開放された一面(X1)を覆うような空気流の層をより安定的に形成することができる。
第4の態様に係る気流環境システム(2)に関して、第1〜第3の態様のいずれか1つにおいて、特定空間(SP2)は、一面(X1)に沿った方向から見たときに、U字状に形成された構造体(11)により囲まれていることが好ましい。第4の態様によれば、例えば特定空間(SP2)内に居るユーザに与える特定空間(SP2)の閉塞感の向上を図ることができる。
第5の態様に係る気流環境システム(2)に関して、第1〜第4の態様のいずれか1つにおいて、特定空間(SP2)は、一面(X1)に加えて、外部空間(SP1)に対して開放されている開放面(X2)を有することが好ましい。開放面(X2)は、一面(X1)と隣り合う面である。第5の態様によれば、例えば特定空間(SP2)内に居るユーザに与える特定空間(SP2)の開放感の向上を図ることができる。
第6の態様に係る気流環境システム(2)は、第1〜第5の態様のいずれか1つにおいて、特定空間(SP2)内に配置されて、かつ特定空間(SP2)内の空気流を吸い込む吸気口(6)を、更に備えることが好ましい。第6の態様によれば、特定空間(SP2)内に流れ込んだ空気流が、吸気口(6)に吸い込まれる流路を形成できる。また空気流の循環を容易に行える。
第7の態様に係る気流環境システム(2)は、第1〜第6の態様のいずれか1つにおいて、空気流を発生させて2つの吹出口(3)に送る1又は複数の送風装置(4)を、更に備えることが好ましい。第7の態様によれば、特定空間(SP2)内における快適性の向上を図ることができる、送風装置(4)付きの気流環境システム(2)を提供できる。
第8の態様に係る気流環境システム(2)は、第1〜第7の態様のいずれか1つにおいて、特定空間(SP2)に向けて音を鳴らすスピーカ部(F1)を、更に備えることが好ましい。第8の態様によれば、特定空間(SP2)に対して、空気流に加えて音(例えば音響)を提供できる。
第9の態様に係る気流環境システム(2)は、第1〜第8の態様のいずれか1つにおいて、機能部(G1)を、更に備えることが好ましい。機能部(G1)は、2つの吹出口(3)のうち少なくとも一方から特定空間(SP2)内に吹き出す空気流に対して、付加要素を付与する。付加要素は、香り、空気浄化、及び温度変化のうちの少なくとも1つを含む。第9の態様によれば、空気流に対して、付加要素を付与できる。
第10の態様に係る気流環境システム(2)に関して、第1〜第9の態様のいずれか1つにおいて、特定空間(SP2)は、1又は複数の人を収容可能な寸法を有する空間であることが好ましい。開放された一面(X1)は、1又は複数の人が特定空間(SP2)内に進入するための進入口である。第10の態様によれば、気流環境システム(2)を利用する人(ユーザ)の利便性が向上される。
第11の態様に係るパーティション装置(1、1A〜1C)は、第1〜第10の態様のいずれか1つにおける気流環境システム(2)と、環境空間(100)を外部空間(SP1)と特定空間(SP2)とに区分けするパーティション(10)と、を備える。パーティション(10)は、特定空間(SP2)を囲む構造体(11)を有する。構造体(11)は、一面(X1)と対向する背壁(12)と、一対の側壁(13)と、を有する。一対の側壁(13)は、背壁(12)の両縁部(120)にそれぞれ繋がっていて、互いに対向する。2つの吹出口(3)は、一対の側壁(13)における一面(X1)の側の端部にそれぞれ設けられている。第11の態様によれば、特定空間(SP2)内における快適性の向上を図ることが可能な気流環境システム(2)を備えたパーティション装置(1、1A〜1C)を提供できる。
第12の態様に係るパーティション装置(1、1A〜1C)に関して、第11の態様において、気流環境システム(2)は、空気流を発生させて2つの吹出口(3)に送る1又は複数の送風装置(4)を、更に備えることが好ましい。構造体(11)は、その内部において、収容部(14)と、流路(15)と、を有する。収容部(14)は、1又は複数の送風装置(4)を収容する。流路(15)は、1又は複数の送風装置(4)で発生した空気流を、収容部(14)から2つの吹出口(3)へ送る。第12の態様によれば、特定空間(SP2)内における快適性の向上を図ることが可能な、送風装置(4)を内蔵するパーティション装置(1、1A〜1C)を提供できる。
第2〜第10の態様に係る構成については、気流環境システム(2)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。また第12の態様に係る構成については、パーティション装置(1、1A〜1C)に必須の構成ではなく、適宜省略可能である。
1、1A〜1C パーティション装置
2 気流環境システム
3 吹出口
4 送風装置
6 吸気口
10 パーティション
11 構造体
12 背壁
120 縁部
13 側壁
14 収容部
15 流路
100 環境空間
SP1 外部空間
SP2 特定空間
F1 スピーカ部
G1 機能部
X1 一面
X10 両縁
2 気流環境システム
3 吹出口
4 送風装置
6 吸気口
10 パーティション
11 構造体
12 背壁
120 縁部
13 側壁
14 収容部
15 流路
100 環境空間
SP1 外部空間
SP2 特定空間
F1 スピーカ部
G1 機能部
X1 一面
X10 両縁
Claims (12)
- 各々が空気流を吹き出す、少なくとも2つの吹出口を備え、
前記2つの吹出口は、少なくとも一面が外部空間に対して開放された特定空間における前記一面の両縁にそれぞれ配置され、
前記2つの吹出口は、各々から吹き出した前記空気流が互いに衝突して前記特定空間内に流れ込むように構成される、
気流環境システム。 - 前記2つの吹出口は、前記特定空間内を向いている、
請求項1に記載の気流環境システム。 - 前記2つの吹出口は、スリット状に形成されていて、
前記2つの吹出口の長手軸は、前記一面の両縁にそれぞれ沿っている、
請求項1又は2に記載の気流環境システム。 - 前記特定空間は、前記一面に沿った方向から見たときに、U字状に形成された構造体により囲まれている、
請求項1〜3のいずれか1項に記載の気流環境システム。 - 前記特定空間は、前記一面に加えて、前記外部空間に対して開放されている開放面を有し、
前記開放面は、前記一面と隣り合う面である、
請求項1〜4のいずれか1項に記載の気流環境システム。 - 前記特定空間内に配置されて、かつ前記特定空間内の前記空気流を吸い込む吸気口を、更に備える、
請求項1〜5のいずれか1項に記載の気流環境システム。 - 前記空気流を発生させて前記2つの吹出口に送る1又は複数の送風装置を、更に備える、
請求項1〜6のいずれか1項に記載の気流環境システム。 - 前記特定空間に向けて音を鳴らすスピーカ部を、更に備える、
請求項1〜7のいずれか1項に記載の気流環境システム。 - 前記2つの吹出口のうち少なくとも一方から前記特定空間内に吹き出す前記空気流に対して、付加要素を付与する機能部を、更に備え、
前記付加要素は、香り、空気浄化、及び温度変化のうちの少なくとも1つを含む、
請求項1〜8のいずれか1項に記載の気流環境システム。 - 前記特定空間は、1又は複数の人を収容可能な寸法を有する空間であり、
開放された前記一面は、前記1又は複数の人が前記特定空間内に進入するための進入口である、
請求項1〜9のいずれか1項に記載の気流環境システム。 - 請求項1〜10のいずれか1項に記載の気流環境システムと、
環境空間を前記外部空間と前記特定空間とに区分けするパーティションと、
を備え、
前記パーティションは、前記特定空間を囲む構造体を有し、
前記構造体は、
前記一面と対向する背壁と、
前記背壁の両縁部にそれぞれ繋がっていて、互いに対向する一対の側壁と、
を有し、
前記2つの吹出口は、前記一対の側壁における前記一面の側の端部にそれぞれ設けられている、
パーティション装置。 - 前記気流環境システムは、前記空気流を発生させて前記2つの吹出口に送る1又は複数の送風装置を、更に備え、
前記構造体は、その内部において、
前記1又は複数の送風装置を収容する収容部と、
前記1又は複数の送風装置で発生した前記空気流を、前記収容部から前記2つの吹出口へ送る流路と、
を有する、
請求項11に記載のパーティション装置。
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