JP3031310B2 - リフレッシュボックス - Google Patents

リフレッシュボックス

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JP3031310B2
JP3031310B2 JP9240756A JP24075697A JP3031310B2 JP 3031310 B2 JP3031310 B2 JP 3031310B2 JP 9240756 A JP9240756 A JP 9240756A JP 24075697 A JP24075697 A JP 24075697A JP 3031310 B2 JP3031310 B2 JP 3031310B2
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box
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正史 竹田
勤 宮居
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コスモワールド株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、休憩や仮眠を取る
のに好適なリフレッシュボックスに関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、簡易宿泊施設として、1人が
横臥できるサイズの直方体状のカプセルを用い、このカ
プセルを寝室エリアに複数配置させるとともに、寝室エ
リア外に共用の入浴設備や洗面設備、トイレ等を設置し
たカプセルホテルが知られている。通常、前記カプセル
は、例えば、横幅が110cm、高さが120cm、奥
行きが230cmの直方体状に構成され、大人1人が横
臥して使用するのに十分なサイズに設定されている。ま
た、カプセルには、備品としてラジオやテレビ等の受信
装置や起床のためのタイマ等が内装されている。
【0003】ところで、この種のカプセルは、睡眠をと
ることを主目的とした簡素な造りのものなので、ゆった
り寛ぎながら座って、例えば読書や音楽、映画等を楽し
めるような設計にはなっていない。そこで、座って寛げ
るように構成したカプセル状の設備として、例えば特開
平2−49862号公報には、居住空間を形成するボッ
クス本体内に、リクライニング姿勢をとり得る他に就寝
用ベッドの敷座ともなり得る座椅子を設けた居住用ボッ
クスが提案されている。この居住用ボックスでは、直方
体状のボックス本体の一方の側壁部に出入口としての開
口部を形成し、利用者はこの開口部を通ってボックス本
体内に入り込み、座椅子に着座して、種々の作業を行っ
たり、ゆったり寛ぎながら、例えば読書や音楽、映画等
を楽しめるように構成されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、前記居住用
ボックスではその側面に開口部を形成しているので、カ
プセルホテルのカプセルのように、この居住用ボックス
を寝室エリア等に複数設置する場合には、居住用ボック
スを寝室エリアの壁面に沿って配置させる必要があり、
通路長さが長くなるとともに、居住用ボックスはかさだ
かいものなので、通路の移動に際して圧迫感が生じない
ようにするために、通路幅をあまり狭くすることができ
ず、通路面積が大きくなって寝室エリアを十分に有効活
用できないと言う問題がある。また、ボックス本体の天
井の高さは、ボックス本体内で直立姿勢をとると頭が当
たる程度に設定され、また左右の側壁間の距離も比較的
小さいので、ボックス本体内で着衣を脱ぐなどの立った
状態での作業を行うと、腕や手を傷つけることがあり、
このような立った状態での作業は通路に出て行う必要が
あり、他の利用者の迷惑になることも考えられる。
【0005】本発明の目的は、コンパクトに設置可能
で、しかも立った状態での脱衣作業等を通路に出ること
なくボックス本体内で行えるリフレッシュボックスを提
供することである。
【0006】
【課題を解決するための手段及びその作用】請求項1に
係るリフレッシュボックスは、着座部と背凭れ部とを有
し、背凭れ部を起伏可能に構成した座台装置と、少なく
とも天井部と左右の側壁部と後壁部を有し、座台装置を
取り囲んで設けられるボックス本体とを備えたリフレッ
シュボックスであって、座台装置の前方位置においてボ
ックス本体に出入口を形成し、ボックス本体の左右の側
壁部の前部に、他の部分よりも一段低く且つ天井部を有
しない案内部を設けたものである。
【0007】このリフレッシュボックスでは、案内部を
通って座台装置に着座することになるが、案内部を構成
する側壁部を他の部分よりも一段低く且つ天井部を有し
ないように構成しているので、案内部においては比較的
自由な動き、例えば腕や体を伸ばしたり、体の向きを変
えたりすることが可能となる。このため、左右の側壁部
間の距離を短くしても、案内部において、窮屈な思いを
することなく、上着を脱いだり、体の向きを後ろ向きに
変えて、そのまま座台装置に着座したりすることが可能
となる。こうして、座台装置に着座してから、座台装置
の背凭れ等を操作するなどして、ゆったりと寛げる所望
の姿勢に座台装置を調整し、休憩や仮眠等をとることに
なる。また、座台装置がボックス本体で取り囲まれるの
で、外部の騒音や光の侵入が遮断され、外乱による気持
ちの乱れが少なくなって十分に寛ぐことが可能となる。
【0008】また、座台装置の前方位置においてボック
ス本体に出入口を形成しているので、寝室エリア等にリ
フレッシュボックスを複数設置する場合には、リフレッ
シュボックスの後壁部を寝室エリアの壁面側へ向けて、
リフレッシュボックスを左右に隣接配置させ、リフレッ
シュボックスへ至るための通路長を短く設定できる。し
かも、このようにリフレッシュボックスを設置すると、
他の部分よりも一段低く構成されたボックス本体の案内
部が通路側へ向けられるので、通路を移動する時におけ
る圧迫感を少なくしつつ、通路幅を狭く設定できる。
【0009】請求項2記載のように、ボックス本体の壁
部を、間隔をあけて並行配置した2枚の壁板からなる2
重壁構造に構成してもよい。この場合には、リフレッシ
ュボックスの防音性を向上し、外部からの音の刺激を極
力遮断して、ボックス本体内における環境を一様に維持
することが可能となる。また、壁板間の空間に、リフレ
ッシュボックス内で用いる各種機器のハーネスを配置さ
せることが可能となる。
【0010】請求項3記載のように、ボックス本体を天
井部を含む蓋部材と本体部材とに上下に分割構成し、蓋
部材の後端部を本体部材に回動自在に連結してもよい。
つまり、リフレッシュボックスを上下方向にコンパクト
に構成すると、座台装置に着座したり、座台装置から立
ち上がるときに、天井部に頭をぶつけることが考えられ
るので、蓋部材の後端部を本体部材に回動自在に連結
し、着座するときや立ち上がるときに蓋部材を開放させ
ることで、このような不具合を防止できる。また、リフ
レッシュボックスは、コンパクトに構成できるとは言っ
ても比較的かさだかいものなので、ボックス本体を蓋部
材と本体部材とに分割構成したり、請求項4記載のよう
に、ボックス本体を左右に分割構成することで、寝室エ
リア等への搬入を容易に行えるようにすることが好まし
い。
【0011】請求項5記載のように、ボックス本体の下
面を開放させて、ボックス本体の下端にボックス本体と
は別部材からなる床板を設け、この床板を設置面に対し
て角度調整可能に構成してもよい。このように構成する
ことで、寝室エリア等の設置面が多少傾斜している場合
でも、座台装置の水平度を適正に調整できるので好まし
い。請求項6記載のように、ボックス本体に利用者を寛
がせるためのリフレッシュ手段として、ボックス本体内
の空気の状態を調整する空調手段と、音や映像を出力す
る音・映像出力手段と、座台装置に着座した利用者のた
めの按摩手段のうちの少なくとも1つの手段を設けるこ
とが考えられる。例えば、ボックス本体内の空気の状態
を調整する空調手段を設け、ボックス本体内の温度や湿
度を調整したり、ボックス本体内の香りを、例えばハー
ブや森林や磯等の香りに選択的に変更できるようにした
り、音や映像を出力する音・映像出力手段を設け、例え
ば、脳波がα波になるような心地よい音楽や、好みに応
じた種々のジャンルの音楽、或いはラジオや有線放送を
聞けるようにしたり、映画やテレビを見れるようにする
ことで、音や映像により利用者を精神的にリフレッシュ
させたり、座台装置に按摩手段を組み込んで、肩や首、
背筋等のこりをほぐして、利用者を肉体的にリフレッシ
ュさせることになる。
【0012】請求項7記載のように、出入口を開閉する
ためのロールカーテンを設け、リフレッシュ手段とし
て、展開したロールカーテンに映像を投射するためのプ
ロジェクターを設けてもよい。この場合には、ロールカ
ーテンに出入口を開閉するための機能と、プロジェクタ
ーから投射される映像を映す機能の2つの機能を付与で
きる。また、プロジェクター自体は利用者の後方に配置
されるので、テレビのように利用者の前方位置に大きな
スペースを必要としないので、コンパクトな構成で大画
面の映像が得られる。請求項8記載のように、予め設定
した設定時刻になったときに、リクライニングシートを
作動させて着座姿勢を変更する目覚まし手段を設けた
り、請求項9記載のように、リクライニングシートに按
摩手段を組み込み、予め設定した設定時刻になったとき
に、按摩手段を作動させる目覚まし手段を設けてもよ
い。通常のカプセルホテル等の目覚ましは、アラーム等
で起床を促すように構成されているが、このようなリフ
レッシュボックスでは、完全な防音性を確保することが
困難なので、リクライニングシートや按摩手段を作動さ
せることで、他の利用者に対して音による迷惑をかける
ことなく、設定時刻に起床することが可能となるので好
ましい。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例について図
面を参照しながら説明する。図1、図2に示すように、
このリフレッシュボックス1は、少なくとも着座姿勢を
調整可能に構成したリクライニングシート10と、リク
ライニングシート10を取り囲むボックス本体20とを
備えている。
【0014】リクライニングシート10は、着座部11
と背凭れ部12とフットレスト13とからなるシート本
体14と、シート本体14を支持するための支持台15
とを備え、背凭れ部12とフットレスト13とは、図示
外の電動モータにより夫々独立に、図1に実線で図示の
姿勢から仮想線で図示の姿勢まで角度調整可能に構成さ
れている。シート本体14には、図示外の按摩手段が組
み込まれ、肩や腰、背筋や足等を揉みほぐせるように構
成されている。この按摩手段としては振動方式やもみ玉
を移動させる方式などの種々の方式を採用できる。支持
台15は前後方向に延びる左右1対の脚部15aを介し
て床面に設置されている。脚部15aの後端部には軸心
を左右方向に向けてローラ16が設けられ、リクライニ
ングシート10は、その前部を持ち上げた状態で、ロー
ラ16を介して容易に移動できるように構成されてい
る。尚、符号17は、背凭れ部12とフットレスト13
の角度を調整したり、按摩手段の揉み加減等を設定する
ためのリモコン手段である。
【0015】尚、このリクライニングシート10として
は、ゆったり座れ、好ましくは仮眠ができるように横臥
姿勢をとれるように構成したものであれば、上述した以
外の構成のものを採用できる。例えば、背凭れ部12と
フットレスト13とを連動させて角度調整可能に構成し
たものや、背凭れ部12やフットレスト13の角度に応
じて着座部11の角度を調整できるように構成したもの
や、背凭れ部12のみを角度調整可能に構成したもの
や、手動により背凭れ部12やフットレスト13を角度
調整可能に構成したものなどを採用できる。また、リク
ライニングシート10に代えて、ギャッヂィベット等の
ベッド装置を用いることも可能である。
【0016】ボックス本体20は、図1、図2に示すよ
うに、2枚の壁板21を並行配置した2重壁構造からな
る、天井部20aと左右の側壁部20bと後壁部20c
とを有し、ボックス本体20の下面は開放されている。
壁板21は、軽量且つ強度、剛性に優れた、合成樹脂材
料や金属材料や合板などで構成されている。特に、合成
樹脂材料にガラス繊維等の強化繊維を混入したFRP
(ガラス繊維強化プラスチック)は、軽量且つ強度、剛
性に優れ、安価に入手可能な素材なので好ましい。内外
2枚の壁板21は、図3に示すように、その外縁部がリ
ベット27により連結され、壁板21間の空間22によ
り、遮音性や断熱性が高められている。但し、内外2枚
の壁板21は、接着剤やビス、或いはこれらを併用して
連結するように構成してもよい。また、2枚の壁板21
間に遮音材や断熱材を組み込んで、遮音性や防音性を一
層高めるようにしてもよい。更に、壁板21間の空間2
2に、電気機器のハーネスを内装させて、ハーネスが外
部に露出することによる外観低下を防止してもよい。よ
り具体的には、空間22に金属製や樹脂製のパイプを内
装させ、このパイプにハーネスを通して設けることで、
空間22においてハーネスが散乱しないように構成する
ことが好ましい。
【0017】ボックス本体20の左右の側壁部20bの
前部には、他の部分よりも一段低く且つ天井部20aを
有しない案内部20dが設けられ、左右の案内部20d
間を通ってリクライニングシート10に着座できるよう
に構成されている。案内部20dの高さは、500〜8
00mmに設定することが好ましい。つまり、500m
m以下では、例えば横臥姿勢を取るためにフットレスト
13を持ち上げたとき、利用者の足が外部に出てしま
い、800mm以上では、案内部20dにおいて上着等
を脱いだり、伸びをしたりするときに、腕や手を案内部
20dにぶつけることが考えられるので500〜800
mmに設定することが好ましい。また、案内部20dの
前後方向の長さは、500mm以下では、案内部20d
での作業に支障を来し、800mm以上では、リフレッ
シュボックス1が前後方向の大型になるので、500〜
800mmに設定することが好ましい。尚、案内部20
dは、側壁部20bの前面を前方下がりの傾斜状や湾曲
状に構成することで、他の部分よりも一段低く構成して
もよい。
【0018】ボックス本体20の前面には出入口23が
形成され、出入口23の上端部にはロールカーテン24
が設けられ、ロールカーテン24を下側へ引き出してフ
ック25に掛けることで、出入口23の上半部が閉鎖さ
れるように構成され、案内部20dの前端の出入口23
には開閉扉26が設けられている。ボックス本体20の
床は、別部材からなる床板28と根太29と根太受け2
9aとで構成され、根太受け29aの高さを調整するこ
とで、リフレッシュボックス1の設置面の傾斜を吸収し
てリクライニングシート10が水平に設置されるように
構成されている。また、床板28は、案内部20dの途
中部まで設けられ、利用者は、図4に示すように、開閉
扉26から案内部20d間へ移動し、案内部20d間に
おいて上着や靴を脱ぐなどの必要な身支度を行ってか
ら、後ろ向きになってリクライニングシート10に着座
することになる。但し、ボックス本体20を有底に構成
することも可能である。また、着座時には後ろ向きにな
って多少後方へ移動する必要があり、移動し難いので、
リクライニングシート10を前後方向へ移動させるため
の駆動手段を設け、着座時や退席時にリクライニングシ
ート10を前方へ移動させて、着座や退席が容易に行え
るようにしてもよい。
【0019】リフレッシュボックス1の付帯設備として
は、図1、図2、図5に示すように、前述したリクライ
ニングシート10以外に、テレビ30、ラジオ31、換
気扇32、室内灯33、折り畳み可能なテーブル34、
インターホン35、目覚まし手段36等を備え、コント
ロールパネル37の操作により、テーブル34及びイン
ターホン35を除く付帯設備を制御できるように構成さ
れている。尚、符号38は衣類を吊るすためのハンガー
掛け、符号39はスピーカーである。また、テーブル3
4に代えて、リクライニングシート10のアームレスト
間に架設状にセット可能なテーブルを着脱自在に設けて
もよい。
【0020】目覚まし手段36では、予め設定した時刻
になると、アラームを発するように構成してもよいが、
リクライニングシート10に付設させた按摩手段を作動
させたり、背凭れ部12とフットレスト13の角度を変
更することで、他の利用者に迷惑をかけることなく、設
定時刻になったことを知らせるようにすることが好まし
い。
【0021】また、上述以外の付帯設備として使用可能
なものとして、温度や湿度を調整可能なエアコンや、ハ
ーブや森林や磯等の香りを好みに応じて供給する手段な
どを含む空調手段や、カセットテープやコンパクトディ
スクなどの再生装置や有線放送のチューナーを含む音・
映像出力手段などを設けてもよい。特に、脳波がα波と
なるような音楽を流すと、リフレッシュ効果を十分に引
き出せるので好ましい。ボックス本体20にスピーカー
39を配置させたが、シート本体14の背凭れ部12の
上部にスピーカーを配置させてもよい。また、音楽に合
わせてシート本体14を振動させ、体全体で音楽を楽し
めるように構成してもよい。また、テレビ30に代え
て、利用者の後方上部にプロジェクターを設け、このプ
ロジェクターからの映像をロールカーテン24に対して
投射させてもよい。
【0022】前述したリフレッシュボックス1では、ボ
ックスを利用する毎に種々の付帯設備を設定し直す必要
がありその作業が煩雑になるので、利用者専用の会員カ
ードを発行するとともに、各リフレッシュボックス1に
この会員カードのリーダーを設置し、このリーダーに会
員カードを挿入して利用者を識別させ、付帯設備が前回
と同じ条件で作動するように構成してもよい。また、付
帯設備の作動条件のデータは、カード自体に書き込むよ
うにしてもよいし、複数のリフレッシュボックス1を集
中管理するコンピュータを設けて、このコンピュータに
記憶させてもよい。
【0023】このようなリフレッシュボックス1は、例
えば図6に示すように、リフレッシュルーム2の中央部
に通路3を設け、通路3の両側に、一定間隔あけて左右
に複数併設させて設置したりするが、前述のように、ボ
ックス本体20の側壁部20bに一段低い案内部20d
を設けてあり、側壁部20b間の距離を狭くしても、案
内部20dにおいて窮屈な思いをすることなく、上着を
脱いだり、向きを変えたりすることが可能となるので、
リフレッシュボックス1を幅方向に小型に構成できると
ともに、通路3の長さを短くできる。また、一段低い案
内部20dを通路3側に配置しているので、移動時にお
ける圧迫感を少なくしつつ、通路3の幅を狭くすること
が可能となる。
【0024】次に、前記リフレッシュボックス1の構成
を部分的に変更した他の実施例について説明する。 (1)図7に示すリフレッシュボックス1Aのように、
ボックス本体20を天井部20aを含む蓋部材40と、
本体部材41とで構成し、ヒンジ部材42を介して蓋部
材40の後端部を本体部材41に回動自在に取付けると
ともに、ガスステー43等により、蓋部材40を開放位
置側へ付勢してもよい。尚、蓋部材40は、図示外のロ
ック手段により実線で示す閉鎖位置を保持することにな
る。このように構成すると、蓋部材40を仮想線で示す
ように開放し、利用者の頭と天井部20aの前縁間の距
離を十分に確保した状態で、リクライニングシート10
に着座できるので、天井部20aの前縁に頭をぶつける
と言う不具合を確実に防止できる。尚、天井部20aの
前縁部を上方へはね上げて、利用者の頭と天井部20a
の前縁部間の距離を十分に確保できるように構成してあ
れば、蓋部材40と本体部材41との分割位置は任意に
設定できる。
【0025】(2)図8に示すリフレッシュボックス1
Bのように、室内等への搬入が容易に行えるように、ボ
ックス本体20を左右の分割体20A、20Bに分割構
成してもよい。この場合、図8、図9に示すように、左
右の分割体20A、20Bの組み合わせ面の一方にダボ
50、他方にダボ孔51を夫々形成し、左右の分割体2
0A、20Bを適正な位置関係に容易に結合できるよう
に構成することが好ましい。両分割体20A、20Bの
結合構造としては、図8に示すように、外面側の壁板2
1の接合部を含む適当箇所に開口を形成し、この開口か
らレンチを入れてボルト52により、両分割体20A、
20Bを結合してもよい。尚、符号53は、開口を閉鎖
するための蓋部材である。また、図10に示すように、
内外の壁板21の側縁を重ね合わせてL字状の折曲部5
5を形成し、両分割体20A、20Bの折曲部55を溝
部56内にてボルト57で結合してもよい。尚、符号5
8は、溝部56を閉鎖するたもの、蓋部材である。更
に、図11に示すような固定手段60を複数用いて、両
分割体20A、20Bを結合してもよい。この固定手段
60は、六角レンチ61で回動操作可能なフック部材6
2と、フック部材62のフック部62aに係合する係合
ピン63とを有し、フック部材62を偏心回転させるだ
けで、フック部62aが係合ピン63に係合するように
構成されている。このような固定手段60は、安価でし
かも外部に露出する部分が少ないので好ましい。
【0026】
【発明の効果】本発明に係るリフレッシュボックスによ
れば、ボックス本体内に座台装置を設置すると言う簡単
な構成で、座台装置の背凭れやフットレスト等を操作し
て、ボックス本体内にて着座姿勢や横臥姿勢をとること
が可能となり、利用者は心地好い姿勢で休憩や仮眠をと
ることが可能となる。また、座台装置をボックス本体で
取り囲むことで、外部の騒音や光の侵入が遮断され、外
乱による気持ちの乱れが少なくなって十分に寛ぐことが
可能となる。更に、着座姿勢で寛ぐことが可能なので、
読書をしたり、資料等に目を通したり、営業等の戦略を
練ったりするなど、横臥姿勢ではできない様な種々の作
業を行ったり、思考を巡らせたりすることが可能とな
る。また、案内部を構成する側壁部を他の部分よりも一
段低く且つ天井部を有しないように構成することで、案
内部における利用者の動きの自由度を大きくして、窮屈
な思いをすることなく、上着を脱いだり、体の向きを後
ろ向きに変えて、そのまま座台装置に着座したりするこ
とが可能となる。更に、座台装置の前方位置においてボ
ックス本体に出入口を形成することで、リフレッシュボ
ックスへ至るための通路長を短く設定したり、通路幅を
狭く設定できるので、リフレッシュボックスの設置面積
の利用効率を高めることが可能となる。
【0027】請求項2記載のように、ボックス本体の壁
部を2重壁構造に構成すると、外部からの音の刺激が効
果的に遮断されるので、外部からの音の刺激に邪魔され
ることなく、ボックス本体内にて寛ぐことが可能とな
る。また、壁板間の空間に、各種機器のハーネスを配置
させ、ボックス内部をスッキリさせることが可能とな
る。請求項3記載のように、ボックス本体を蓋部材と本
体部材とに上下に分割構成し、蓋部材の後端部を本体部
材に回動自在に連結すると、ボックス本体への出入りを
阻害することなくリフレッシュボックスを上下方向にコ
ンパクトに構成できる。また、蓋部材と本体部材とに分
割構成することで、寝室エリア等への搬入が容易に行え
るので好ましい。請求項4記載のように、ボックス本体
を左右に分割構成すると、請求項3と同様に寝室エリア
等への搬入を容易に行えるので好ましい。
【0028】請求項5記載のように構成すると、寝室エ
リア等の設置面が多少傾斜している場合でも、座台装置
の水平度を適正に調整できるので好ましい。請求項6記
載のように、リフレッシュ手段として空調手段と音・映
像出力手段と按摩手段のうちの少なくとも1つの手段を
設けると、利用者を精神的及び肉体的にリラックスさせ
ることが可能となる。請求項7記載のように構成する
と、ロールカーテンに対して、出入口を開閉するための
機能と、プロジェクターから投射される映像を映す機能
の2つの機能を付与できる。しかも、プロジェクターに
より映像を投射するので、ボックス本体内の小さなスペ
ースで、比較的大きな画面の映像を得ることが可能とな
る。請求項8又は9記載のように構成すると、リフレッ
シュボックスに付帯させるリクライニングシートや按摩
手段を有効活用して、他の利用者に対して音による迷惑
をかけることなく、設定時刻に起床することが可能とな
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 リフレッシュボックスの縦断面図
【図2】 リフレッシュボックスの開閉扉を取り除いた
状態での正面図
【図3】 内外の壁板の結合部分の断面図
【図4】 リフレッシュボックスの利用方法の説明図
【図5】 コントロールパネルの正面図
【図6】 リフレッシュルームの平面図
【図7】 他の実施例のリフレッシュボックスの縦断面
【図8】 他の実施例のリフレッシュボックスの縦断正
面図
【図9】 左右の分割体の結合部分の縦断面図
【図10】 他の実施例の左右の分割体の結合部分の縦
断面図
【図11】 他の実施例の左右の分割体の結合部分の斜
視図
【符号の説明】
1 リフレッシュボックス 10 リクライニングシート 11 着座部 12 背凭れ部 13 フットレ
スト 14 シート本体 15 支持台 15a 脚部 16 ローラ 17 リモコン手段 20 ボックス本体 20a 天井部 20b 側壁部 20c 後壁部 20d 案内部 21 壁板 22 空間 23 出入口 24 ロールカーテン 25 フック 26 開閉扉 27 リベット 28 床板 29 根太 29a 根太受け 30 テレビ 31 ラジオ 32 換気扇 33 室内灯 34 テーブル 35 インター
ホン 36 目覚まし手段 37 コントロ
ールパネル 38 ハンガー掛け 39 スピーカ
ー 1A リフレッシュボックス 40 蓋部材 41 本体部材 42 ヒンジ部材 43 ガスステ
ー 1B リフレッシュボックス 20A 分割体 20B 分割体 50 ダボ 51 ダボ孔 52 ボルト 53 蓋部材 55 折曲部 56 溝部 57 ボルト 58 蓋部材 60 固定手段 61 六角レン
チ 62 フック部材 62a フック部 63 係合ピン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭60−92564(JP,A) 特開 昭53−90631(JP,A) 特開 昭62−21966(JP,A) 実開 昭58−136147(JP,U) 実開 平4−41046(JP,U) 実開 平4−60244(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E04H 1/12 302

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 着座部と背凭れ部とを有し、背凭れ部を
    起伏可能に構成した座台装置と、少なくとも天井部と左
    右の側壁部と後壁部を有し、座台装置を取り囲んで設け
    られるボックス本体とを備えたリフレッシュボックスで
    あって、 前記座台装置の前方位置においてボックス本体に出入口
    を形成し、ボックス本体の左右の側壁部の前部に、他の
    部分よりも一段低く且つ天井部を有しない案内部を設け
    たリフレッシュボックス。
  2. 【請求項2】 ボックス本体の壁部を、間隔をあけて並
    行配置した2枚の壁板からなる2重壁構造に構成した請
    求項1記載のリフレッシュボックス。
  3. 【請求項3】 ボックス本体を天井部を含む蓋部材と本
    体部材とに上下に分割構成し、蓋部材の後端部を本体部
    材に回動自在に連結した請求項1又は2記載のリフレッ
    シュボックス。
  4. 【請求項4】 ボックス本体を左右に分割構成した請求
    項1又は2記載のリフレッシュボックス。
  5. 【請求項5】 ボックス本体の下面を開放させて、ボッ
    クス本体の下端にボックス本体とは別部材からなる床板
    を設け、この床板を設置面に対して角度調整可能に構成
    した請求項1〜4のいずれか1項記載のリフレッシュボ
    ックス。
  6. 【請求項6】 ボックス本体に利用者を寛がせるための
    リフレッシュ手段として、ボックス本体内の空気の状態
    を調整する空調手段と、音や映像を出力する音・映像出
    力手段と、座台装置に着座した利用者のための按摩手段
    のうちの少なくとも1つの手段を設けた請求項1〜5の
    いずれか1項記載のリフレッシュボックス。
  7. 【請求項7】 出入口を開閉するためのロールカーテン
    を設け、リフレッシュ手段として、展開したロールカー
    テンに映像を投射するためのプロジェクターを設けた請
    求項6記載のリフレッシュボックス。
  8. 【請求項8】 予め設定した設定時刻になったときに、
    リクライニングシートを作動させて着座姿勢を変更する
    目覚まし手段を設けた請求項1〜7のいずれか1項記載
    のリフレッシュボックス。
  9. 【請求項9】 リクライニングシートに按摩手段を組み
    込み、予め設定した設定時刻になったときに、按摩手段
    を作動させる目覚まし手段を設けた請求項1〜8のいず
    れか1項記載のリフレッシュボックス。
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