JP2004081318A - 壁面収納ベッド - Google Patents

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JP2004081318A
JP2004081318A JP2002243793A JP2002243793A JP2004081318A JP 2004081318 A JP2004081318 A JP 2004081318A JP 2002243793 A JP2002243793 A JP 2002243793A JP 2002243793 A JP2002243793 A JP 2002243793A JP 2004081318 A JP2004081318 A JP 2004081318A
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Hidekazu Sasaki
佐々木 英一
Mutsuhiro Koyahara
小屋原 睦弘
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KYOWA SOBI KK
SHINETSU UNIT KK
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KYOWA SOBI KK
SHINETSU UNIT KK
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Abstract

【課題】収納・展開に用いる駆動系が表面に現れず、ベッドの収納・展開時にベッドの周りにも壁面部にも突出部や凹凸部が無い壁面収納ベッドを提供する。
【解決手段】壁面1にベッドを収納するベッド収納用凹部2が設けられ、前記ベッド収納用凹部2の底部に設けられた台座3に前記ベッドのベッド本体フレーム5の一端が回転自在に軸支され、前記台座3に設けられた支柱4に一端が回転自在に軸止され、他端が前記ベッド本体フレーム5に軸支される電動アクチュエータ7からなることを特徴とする。前記支柱4に一端が軸支され、前記ベッド本体フレーム5の下部横桟11に他端が軸支されるダンパー12を有すること、また、前記ベッドが、壁面に収納された状態のときに、前記壁面の床側に下部扉16が前記ベッドに施錠して取り付けられるものであることが好ましい。
【選択図】  図2

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、壁面に収納可能なベッドに関し、特には、ベッドの展開時に支索、支柱等、ベッドを収納・展開するのに必要な付属器具等が表面側に現れないベッドに関する。
【0002】
【従来の技術】
床スペースを有効に利用できるように、ベッドを中央で折り畳みできるようにした折り畳み式ベッドや、不使用時に壁面に沿ってベッドを立て掛けるようにした立て掛け式ベッド、あるいは壁面に設けたベッド収納用凹部スペースにベッドを収納できるようにした壁面収納ベッドが、実用化されている。
折り畳み式ベッドや立て掛け式ベッドでは、キャスターを付けて移動可能とすることも行われているが、不使用時にそれなりの室内床スペースを占める。
壁面収納ベッドは、不使用時に室内の床スペースを占めることがないので、注目されてきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
壁面収納ベッドは、収納・展開が人の力でなされるタイプのものが多く、収納するとき・展開するときの作動の安定性等を図るために、壁面とベッドとを連結する作動棒等が用いられている。使用時(展開時)にベッドの両側にその作動棒等が目立ち、また、収納状態でも、壁面と収納されたベッドとの面一性が必ずしも十分に図られていないものが多かった。
特に、自傷行為が危惧される精神病院等の病室用のベッドでは、ベッドの展開時にも、ベッドの収納時にも、できるだけ凹凸が少なく、隙間等が無い状態のものが望まれている。
本発明は、上記の点に鑑み、収納・展開に用いる駆動系が表面に現れず、ベッドの収納・展開時にベッドの周りにも壁面部にも突出部や凹凸部が無い壁面収納ベッドを提供することを課題とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】
本発明の壁面収納ベッドは、上記の課題を解決するために、壁面にベッドを収納するベッド収納用凹部が設けられ、前記ベッド収納用凹部の底部に設けられた台座に前記ベッドのベッド本体フレームの一端が回転自在に軸支され、前記台座に設けられた支柱に一端が回転自在に軸止され、他端が前記ベッド本体フレームに軸支される電動アクチュエータからなることを特徴とする。前記支柱に一端が軸支され、前記ベッド本体フレームの下部横桟に他端が軸支されるダンパーを有すること、また、前記ベッドが、壁面に収納された状態のときに、前記壁面の床側に下部扉が前記ベッドに施錠して取り付けられるものであることが好ましい。
【0005】
【発明の実施の形態】
以下、図面を用いて本発明を詳細に説明する。
図1は、本発明の壁面収納ベッドを展開した状態を示す模式図で、(a)は側面説明図、(b)はベッドの骨格と駆動系を主として示す平面説明図である。図2は、本発明の壁面収納ベッドを壁面に収納した状態を示す模式的側面図である。
図1、図2において、壁面1に設けたベッド収納用凹部2の底部に設置した台座3の支柱4に、ベッド本体メインフレーム5の一端を軸支する。また、台座3に設けた台座横桟6にベッドを展開・収納させる電動アクチュエータ7の一端を軸支し、電動アクチュエータ7の他端は、ベッド本体メインフレーム5の内部横桟8に軸支する。
【0006】
電動アクチュエータ7の電動モータ9を回転させることによって、雌ネジと雄ネジ棒との組み合わせによる電動アクチュエータ7の伸縮軸10が伸縮することによって、ベッド本体メインフレーム5は支柱4に軸支された点を中心に回転し、ベッド収納用凹部2に収納され(図2)、また、床面に展開される(図1)。展開・収納の動作を安定させるために、台座横桟6とベッド本体メインフレーム5の下部横桟11との間にダンパー12を設ける。
ベッド本体メインフレーム5には、ベッドサブフレーム13を取り付け、ベッドサブフレーム13に、マットレス14等、ベッドとして必要な装備を取り付ける。マットレス14は、ベッドサブフレーム13に取り付け固定とすることもできるし、ベッド収納時には取り外すように取り付けることもできる。
【0007】
ベッドを展開したときには、ベッド収納用凹部2の奥壁に設けた内部扉15を展開して、台座3を覆うようにする。そして、ベッドを収納したときには、台座3端部に設置した下部扉16を回転して、収納したベッドと床面との隙間を塞ぎ、台座3を覆い隠すようにする。下部扉16は、台座3端部に設置することに替えて、ベッド下面にスライド式に設けても良い。また、内部扉15および下部扉16は、台座3ないしベッドと切り離して別体として準備しておいて、必要なときに取り付けるようにすることも可能である。
内部扉15および下部扉16は、それぞれ台座3を覆うように展開した場合に、ベッド利用者が台座3や展開・収納用駆動系に接触できないように、施錠されるようにすることが望ましい。
【0008】
ベッドをベッド収納用凹部2に収納したときには、ベッドを壁面に固定するために、ベッドの下隅部に戸当たり様の突起17を設ける。戸当たり様の突起17は、ベッドサブフレーム13を延長させたもの、あるいは、ベッドサブフレーム13の下隅部に取り付けたものでも良いが、図示例のように、ベッドサブフレーム13にベッド全体を覆う大きさで外側扉18を取り付けたものでも良い。戸当たり様の突起17をベッドサブフレーム13の下隅部に取り付ける場合には、ベッドの幅全体でも良いし、両隅部または両隅部と中央部、等、適宜の数分割して設けても良い。
壁面1に、戸当たり様の突起17を受け入れる凹みを設けておくことによって、壁面1を面一に見えるようにすることは、好ましい態様である。
戸当たり様の突起17は、ベッドを収納状態としたときに、壁面1に施錠することが好ましい。
【0009】
壁面1に設けるベッド収納用凹部2のスペースを節約するために、ベッドサブフレーム13は、床面に展開されたときにベッドの高さを高くすることができるようにすることもできる。そのために、ベッドサブフレーム13を、下部ベッドフレームと上部ベッドフレームとからなるものとし、下部ベッドフレームに蓋をするように、上部ベッドフレームを相対接近・離反移動可能に設け、高さ調節電動アクチュエータ等で所望のベッド高さとすることができる。
展開時にベッドの高さを調節することができると、ベッド使用者の好み・体格等に適応できるばかりでなく、ベッドが病院用である場合には、治療や介護等を施す者の姿勢に無理が掛からないようになる点でも好ましい。
【0010】
ベッドサブフレーム13(下部ベッドフレーム・上部ベッドフレーム)、また、戸当たり様の突起17の、表面に露出する部分には、適宜の装飾を施す。装飾の下地には、適宜の厚さのスポンジ・発泡樹脂等を挿入してクッション性を確保し、人体が突き当たっても怪我のないようにすることが好ましい。
自傷行為が危惧される精神病院等の病室用のベッドとして用いる場合には、特に人体が突き当たっても怪我のないように配慮することが必要である。ベッドサブフレーム13(下部ベッドフレーム・上部ベッドフレーム)の露出する角部には十分なアールを施すことも有効な配慮の一つである。それと同時に、可及的に突出物・突出個所の無いようにすると共に、隙間等の無いようにすることが大切である。
自傷行為が危惧される精神病院等の病室用のベッドとして用いる場合には、ベッドサブフレーム13ないし上部ベッドフレームに装飾を兼ねたクッションを装着する場合に、その上に設置するマットレス等をも同時に包み込むようにすることもできる。
【0011】
ベッドの向きは、一般用のベッドにあっては壁面に平行に寝る態様でも差し支えないが、ベッドサイドでの治療行為等が必要な病院の病室用ベッド、精神病院等の病室用のベッドとして用いる場合には、壁面に直角に寝る態様として、ベッドの両側サイドからベッド利用者に接近できるようにすることが好ましい。
また、ベッド収納用凹部の奥面には、適宜の装飾品等を設けられるように、棚・戸棚・懸垂釘等を設けて差し支えないが、病院の病室用ベッドの場合には、治療行為に用いる酸素ガス口・笑気ガス口・吸引口等各種の設備を設けることができる。但し、自傷行為が危惧される精神病院等の病室用のベッドの場合には、各種の治療用設備は、施錠可能な扉の内部に設置する必要がある。
【0012】
【発明の効果】
本発明の壁面収納ベッドによれば、ベッドの収納・展開が人力によらずに、電動アクチュエータによって行わせるもので、リモコン式に行わせることもできる。また、ベッドのフレームを床面に接するようにし、駆動系を基本的にフレーム内に納めてあるので、内部扉・下部扉等を利用して、展開時にも収納時にも、外部に露出する部分を排除している。そして、突起や隙間等も排除することにより、自傷行為が危惧される精神病院等の病室用のベッドとしても好適なベッドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の壁面収納ベッドを展開した状態を示す模式図で、(a)は側面説明図、(b)はベッドの骨格と駆動系を主として示す平面説明図である。
【図2】本発明の壁面収納ベッドを壁面に収納した状態を示す模式的側面図である。
【符号の説明】
1:壁面
2:ベッド収納用凹部
3:台座
4:支柱
5:ベッド本体メインフレーム
6:台座横桟
7:電動アクチュエータ
8:(ベッド本体メインフレームの)内部横桟
9:電動モータ
10:伸縮軸
11:(ベッド本体メインフレームの)下部横桟
12:ダンパー
13:ベッドサブフレーム
14:マットレス
15:内部扉
16:下部扉
17:(戸当たり様の)突起
18:外側扉

Claims (3)

  1. 壁面にベッドを収納するベッド収納用凹部が設けられ、前記ベッド収納用凹部の底部に設けられた台座に前記ベッドのベッド本体フレームの一端が回転自在に軸支され、前記台座に設けられた支柱に一端が回転自在に軸止され、他端が前記ベッド本体フレームに軸支される電動アクチュエータからなることを特徴とする壁面収納ベッド。
  2. 前記支柱に一端が軸支され、前記ベッド本体フレームの下部横桟に他端が軸支されるダンパーを有する請求項1記載の壁面収納ベッド。
  3. 前記ベッドが、壁面に収納された状態のときに、前記壁面の床側に下部扉が前記ベッドに施錠して取り付けられる請求項1または請求項2に記載の壁面収納ベッド。
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Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101220489B1 (ko) * 2011-03-25 2013-01-10 우미정 수납식 침대
ITCO20110045A1 (it) * 2011-10-17 2013-04-18 Giulio Manzoni Telaio ribaltabile tramite molle a gas con dispositivo di messa in opera senza ausilio di attrezzi e con sostegno a scomparsa autobloccante
KR101424169B1 (ko) 2013-01-21 2014-08-04 윤창한 수납식 침대용 접철장치
KR200479780Y1 (ko) 2015-10-08 2016-03-21 이상복 자동 및 수동 조작이 가능한 벽면 수납형 침대
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