JP2004195209A - ベッド - Google Patents
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Abstract
【課題】 断熱性、保温性を充分に確保しながら、形状安定性に優れる天板を用いることにより、使用する寝具などに対する汎用性の拡大、用途の拡大などを実現でき、また、折りたたみ椅子兼用ベッドなどに適用した場合には、折りたたみの作業性の向上などの取扱い性を向上できるベッドを提供する。
【解決手段】 ベッドの枠体によって支持される天板を、面板と断熱材層とを複合したパネルとする。断熱材層を、断熱材として、羊毛、綿、羽毛から選択される1以上を用いて形成する。断熱材層には、断熱材の吹き出し防止加工を施す。吹き出し防止加工として、断熱材層を形成する断熱材の表面に樹脂を塗布する。面板を天然木材、特に桐材で形成する。
【選択図】 図2
【解決手段】 ベッドの枠体によって支持される天板を、面板と断熱材層とを複合したパネルとする。断熱材層を、断熱材として、羊毛、綿、羽毛から選択される1以上を用いて形成する。断熱材層には、断熱材の吹き出し防止加工を施す。吹き出し防止加工として、断熱材層を形成する断熱材の表面に樹脂を塗布する。面板を天然木材、特に桐材で形成する。
【選択図】 図2
Description
この発明は、天板を用いたベッドに関するものである。
従来、ベッドは、いろいろな形式のものが提案されている。中でも、椅子(ソファー)とベッド(寝台)とを兼ねた椅子兼用ベッドもいろいろな形式のものが提案されている。これら椅子兼用ベッドに求められる機能としては、先ずベッドにした時に充分な面積が確保できること、ベッドとして使用しない時は、できるだけ小さくたたんで省スペースをはかり、しかもベッドとして安定しており、座り心地の良い椅子として活用できることである。
このような折りたたみ椅子兼用ベッドとしては、例えば、特開平8−242973号公報(特許文献1)、特開昭57−39809号公報(特許文献2)に開示されているものがある。
特許文献1には、3分割したマットの中央部マットの前端と前部マットの後端とが上下回動自在に連結されており、中央部マットの後端と後部マットの前端とが少なくともほぼ直角および水平方向の回動係止角を有する連結部材で連結され、前部マットの前端と基台の前端上縁とが上下回動自在に連結され、後部マットの下面に脚部とキャスターが備えられた、折りたたみ椅子兼用ベッドが開示されている。
特許文献1には、3分割したマットの中央部マットの前端と前部マットの後端とが上下回動自在に連結されており、中央部マットの後端と後部マットの前端とが少なくともほぼ直角および水平方向の回動係止角を有する連結部材で連結され、前部マットの前端と基台の前端上縁とが上下回動自在に連結され、後部マットの下面に脚部とキャスターが備えられた、折りたたみ椅子兼用ベッドが開示されている。
また、特許文献2には、3分割したマットの中央部マットの前端と前部マットの後端とが上下回動自在に連結されており、中央部マットの後端と後部マットの前端とも上下回動自在に連結されており、中央部マットの一端が椅子本体の支持フレームに支えられ、中央部マットの他端は可動支持部材に支持されており、中央部マットの後端と後部マットの前端とが少なくともほぼ直角および水平方向の回動係止角を有する連結部材で連結されており、前部マットの前端と可動支持部材の前端上縁とが上下回動自在に連結され、さらに前記可動支持部材の底面にはキャスターが備えられていて、可動支持部材を支持フレームに収納可能とした折りたたみ椅子兼用ベッドが開示されている。
特開平8−242973号公報
特開昭57−39809号公報
このような機能を発揮させるためには、全体としてコンパクトにまとめられており、椅子とベッドとの切り替えが容易で、少ない労力で短時間に切り替えができる構造が望まれる。
ところで、椅子兼用ベッドでは、ベッドとして使用するときに、断熱性や保温性を充分に確保できることも重要な機能であり、前部、中央部、後部のマットの厚さを増大して、断熱性や保温性を向上させたいといった要求もある。
ところで、椅子兼用ベッドでは、ベッドとして使用するときに、断熱性や保温性を充分に確保できることも重要な機能であり、前部、中央部、後部のマットの厚さを増大して、断熱性や保温性を向上させたいといった要求もある。
しかしながら、従来構造の椅子兼用ベッドでは、マットの厚さを増大するとマットが変形し易くなるため、ベッドと椅子(ソファー)との切り替え動作の支障になったり、椅子(ソファー)としての使用時にマットが自重で変形して、家具として必要な美観を損なったり、寿命が短くなるといった問題が生じ易くなる不満があった。すなわち、中央部マットや後部マットは、通常、使用者の体重を支えることができる強度を確保するフレーム上に、クッション性に富むマット本体を取り付けた構造であり、断熱性や保温性の向上のための中央部マットおよび後部マットの厚さの増大は、マット本体の厚さを増大することとなる。
椅子兼用ベッドは、ベッドとしての使用時は、使用者が前部、中央部、後部の各マットのマット本体上に横になって寝るようになっている。しかし、椅子(ソファー)としての使用時は、中央部マットおよび後部マットは、垂直あるいはほとんど垂直に近い程度に傾斜した起立状態となるため、中央部マットや後部マットのマット本体の厚さを大きくした場合は、マット本体が下方に垂れ下がるような変形を生じ易くなる。
このようなマット本体の変形が大きければ家具として必要な美観を損なうばかりか、ベッドにしたときにも変形が解消されずに残ったりする。さらに、中央部マットや後部マットのマット本体が変形したままで、椅子兼用ベッドを椅子からベッドに切り替えようとすると、隣り合うマット間がうまく接合できなくなって一体平面を形成できなくなるなど、切り替え作業に支障が生じやすくなる。
また、中央部マットや後部マットのマット本体が厚さの増大によって変形しやすくなっていると、ベッドと椅子(ソファー)との切り替え作業時に変形が生じやすくなるため、切り替えに伴う変位方向とは異なる方向にマット本体が横ズレしたり、マット本体を支えるフレームに撓みを与えることなどにより、切り替え作業を円滑に行えなくなるなどの不都合が生じやすくなる。また、マット本体の変形後、変形を解消しても、マット本体に繰り返し変形が与えられる使用状況であれば、マット本体が傷みやすく、寿命が短くなるといった問題もある。
なお、上述したようなマット本体の変形防止のために、例えば、マット本体の多数箇所をフレームにクリップで強固に留めるなどの対策が考えられるが、これでは、コストの上昇が著しく、問題の根本的な解決にならない上に、切り替え作業性も充分には改善されない。
上述したように、従来構造の椅子兼用ベッドでは、マット本体が厚さの増大に伴って変形しやすくなることに起因して、切り替え作業を円滑に行えなくなるなどの様々な問題が生じやすくなるため、ベッドと椅子との切り替え作業性の確保と、断熱性や保温性の確保とを両立することは困難であった。このため、中央部マットおよび後部マットの厚さ(各前部マットの厚さも、中央部マット、後部マットに揃えることが一般的)を抑えて、切り替え作業性の確保を優先する傾向があり、敷き布団などの寝具を敷くことではじめてベッドとしての断熱性や保温性が充分に確保されるようになっている商品が多いのが実情であった。
椅子兼用ベッドに限らず、折り畳みによって簡単に格納できるようになっている折り畳み式ベッドや、その他の簡易式のベッドでも、折り畳みや撤去、移動、組み立てなどの作業性の確保のため、マットの厚さが充分でなく、断熱性や保温性が不足する傾向があることは、前述の椅子兼用ベッドと同様である。
また、脚付きの頑丈な枠状フレームによって分厚い(20〜40cmが一般的)マットレスを支持した構造(折り畳まない構造)の一般的なベッドにおいては、マットレスによる断熱性や保温性の確保は充分であり、マットレスも、スプリングなどを含む内部構造によって形状安定性を有していることが一般的である。
このようなベッドのマットレスは高価であり、耐用年数も比較的長いことが普通であるため、交換せずにベッドに設置したまま長期にわたって使用することが一般的であるが、マットレスの交換を簡単に行えるようにしたいといった要求も出てきている。例えば、人介護に適したマットレス(例えば、床ずれ防止の機能を付加したものなど)や、寝姿勢矯正機能を有するマットレスに交換することなどであるが、マットレスのサイズがベッドのフレームに合わなければ、マットレスの交換が不可能なケースが生じる。
このようなベッドのマットレスは高価であり、耐用年数も比較的長いことが普通であるため、交換せずにベッドに設置したまま長期にわたって使用することが一般的であるが、マットレスの交換を簡単に行えるようにしたいといった要求も出てきている。例えば、人介護に適したマットレス(例えば、床ずれ防止の機能を付加したものなど)や、寝姿勢矯正機能を有するマットレスに交換することなどであるが、マットレスのサイズがベッドのフレームに合わなければ、マットレスの交換が不可能なケースが生じる。
また、交換後のマットレスの厚さが不充分である場合、マットレスの上に敷き布団などの寝具を重ねて、断熱性や保温性を確保することが考えられるが、例えば前述のような寝姿勢矯正機能を有するマットレスのように、マットレス上に使用者が寝ることによって機能が有効に発揮されるようになっているマットレスでは、マットレス上に寝具を重ねると、マットレスの機能が有効に作用しなくなってしまう。
本発明は前記事情に鑑みてなされたもので、断熱性、保温性を充分に確保しながら、状安定性に優れる天板を用いることにより、使用する寝具などに対する汎用性の拡大、用途の拡大などを実現でき、また、折りたたみ椅子兼用ベッドなどに適用した場合には、折りたたみの作業性の向上などの取扱い性を向上できるベッドを提供することを目的とする。
本発明は、ベッドの長尺方向を3分割して配置された、前部天板、中央部天板および後部天板の3つの天板と、後部天板と中央部天板の一部分を支持する支持フレームと、前記中央部天板の残部と前部天板の大部分を支持する可動収納ケースとを有し、前記後部天板の一端と中央部天板の一端とは折り曲げ可能に連結されており、かつ後部天板はその先端部が前記支持フレームの前部に上下方向に回転可能に支持されており、中央部天板の他端が前記可動収納ケースに上下方向に回転可能に支持されており、前記前部天板の一端は可動収納ケースに上下方向に回転可能に支持されており、しかも前記可動収納ケースが前記支持フレーム内部に収納されるように構成することにより、前記可動収納ケースが前記支持フレーム内部に収納された場合には前記後部天板と中央部天板とが逆V字状に折り曲げられて背もたれとなり、前部天板は座面となって椅子を形成し、前記可動収納ケースが前記支持フレーム内部から引き出された場合には、前記前部天板、中央部天板および後部天板が連続した一体平面をなして天板を形成し、布団などの寝具を敷設できるように構成されたベッドであって、前記天板が、面板と断熱材層とを複合したパネルであるベッドを提供する。
また、本発明は、上記支持フレームおよび可動収納ケースの高さを低くして、ベッドとしたときに、ローベッドとしてもよい。
本発明は、ベッド枠体によって支持された天板上に、布団などの寝具を敷設できるように構成され、前記天板が、面板と断熱材層とを複合したパネルであるベッドを提供する。
また、上記ベッド枠体の高さを低くしてローベッドとしてもよい。
本発明は、ベッド枠体によって支持された天板上に、布団などの寝具を敷設できるように構成され、前記天板が、面板と断熱材層とを複合したパネルであるベッドを提供する。
また、上記ベッド枠体の高さを低くしてローベッドとしてもよい。
本発明のベッドでは、前記断熱材層が、断熱材として、羊毛、綿、羽毛から選択される1以上を用いて形成されていることが好ましい。
本発明のベッドでは、前記断熱材層には、前記断熱材の吹き出し防止加工が施されていることが好ましい。
さらに、前記吹き出し防止加工は、前記断熱材層を形成する断熱材の表面に樹脂を塗布したものであることが好ましい。
本発明のベッドでは、前記面板は天然木材からなることが好ましい。さらに、前記天然木材は桐材であることが好ましい。
本発明のベッドでは、前記断熱材層には、前記断熱材の吹き出し防止加工が施されていることが好ましい。
さらに、前記吹き出し防止加工は、前記断熱材層を形成する断熱材の表面に樹脂を塗布したものであることが好ましい。
本発明のベッドでは、前記面板は天然木材からなることが好ましい。さらに、前記天然木材は桐材であることが好ましい。
本発明のベッドは、折りたたみ椅子兼用ベッドなどに適用した場合には、断熱性や保温性に優れる天板の採用によって、椅子のときでも、ベッドのときでも、断熱性、保温性を充分に確保できる。ベッドのまま椅子として使用することも可能であるが、この場合も、天板の断熱性、保温性が有効に機能して、快適な肌触りなどが得られる。また、天板上に設ける寝具が簡易なもので済むようになるため、ベッドを椅子にする切り替え作業性も確保できる。さらに、天板の表面をなす面板として、天然木材の板を採用することにより、面板の表面の意匠、材質によって、ベッドとは全く別の木製家具のような外観を得ることが可能である。
また、本発明のベッドは、一般的な固定式のベッドに適用した場合には、形状安定性の優れる天板を用いているから、使用者の要求に応じて、天板上に各種機能を備えたマットレスを敷設することができ、その機能を有効に発揮することができる。
また、本発明のベッドは、一般的な固定式のベッドに適用した場合には、形状安定性の優れる天板を用いているから、使用者の要求に応じて、天板上に各種機能を備えたマットレスを敷設することができ、その機能を有効に発揮することができる。
次に、図面を使用して本発明のベッドの一例として、折りたたみ椅子兼用ベッドの構造と機能を説明する。なお、以後の図においては各部の機能をわかり易く説明するため、各図各部材の縮尺は必ずしも正確には描かれていない。
図1から図4は、折りたたみ椅子兼用ベッドを椅子からベッドへ切り替える場合の外観を示した図である。
すなわち、図1は折りたたみ椅子兼用ベッド10を、折りたたみ椅子とした場合の外観図である。支持フレーム4の間に可動収納ケースが収まり、可動収納ケースの前板6のみが見えていて最もコンパクトになった状態を示している。天板9をなす中央部天板2と後部天板3はV字型に折れ曲がって椅子の背もたれとなり、前部天板1は支持フレーム4と可動収納ケース(図では中に入っていて見えない)によって支持されて椅子の座面をなしている。図1では背もたれとなる後部天板3の後方に、ベッドにする際の背板5を取り付けられている。
図1から図4は、折りたたみ椅子兼用ベッドを椅子からベッドへ切り替える場合の外観を示した図である。
すなわち、図1は折りたたみ椅子兼用ベッド10を、折りたたみ椅子とした場合の外観図である。支持フレーム4の間に可動収納ケースが収まり、可動収納ケースの前板6のみが見えていて最もコンパクトになった状態を示している。天板9をなす中央部天板2と後部天板3はV字型に折れ曲がって椅子の背もたれとなり、前部天板1は支持フレーム4と可動収納ケース(図では中に入っていて見えない)によって支持されて椅子の座面をなしている。図1では背もたれとなる後部天板3の後方に、ベッドにする際の背板5を取り付けられている。
図2は、椅子からベッドへ切り替える作業を始めた直後の状態を示す外観図である。支持フレーム4の間から可動収納ケース8を引き出し始めると、V字型に折れ曲がって椅子の背もたれとなっていた中央部天板2と後部天板3が徐々に開いて低くなってくる。
図3は、椅子からベッドへ切り替える作業がさらに進んだ状態を図2とは異なる角度から見た外観図である。支持フレーム4の間から可動収納ケース8をさらに引き出すと、V字型に折れ曲がって椅子の背もたれとなっていた中央部天板2と後部天板3は一段と開いて低くなってくる。可動収納ケース8は箱形になっており、中に物を収納できるようになっているのがわかる。
図3は、椅子からベッドへ切り替える作業がさらに進んだ状態を図2とは異なる角度から見た外観図である。支持フレーム4の間から可動収納ケース8をさらに引き出すと、V字型に折れ曲がって椅子の背もたれとなっていた中央部天板2と後部天板3は一段と開いて低くなってくる。可動収納ケース8は箱形になっており、中に物を収納できるようになっているのがわかる。
図4は支持フレーム4の間から可動収納ケース8を引き出し、椅子からベッドへ切り替える作業が完了してベッドになった状態を示す外観図である。
図4に示すように、前部天板1、中央部天板2および後部天板3は水平に伸びて連続した1枚の天板9を形成している。中央部天板2はほぼ半分が支持フレーム4で支持されており、残りほぼ半分は可動収納ケース8で支持されている。このように中央部天板2はその全域に渡って下支えされているので、従来のベッドのように中央部が撓むこともなく、安定していて極めて寝心地の良いベッドとなる。
図4に示すように、前部天板1、中央部天板2および後部天板3は水平に伸びて連続した1枚の天板9を形成している。中央部天板2はほぼ半分が支持フレーム4で支持されており、残りほぼ半分は可動収納ケース8で支持されている。このように中央部天板2はその全域に渡って下支えされているので、従来のベッドのように中央部が撓むこともなく、安定していて極めて寝心地の良いベッドとなる。
次に、図5から図15に折りたたみ椅子兼用ベッドの各部の構成を示し、これらの図を用いて各部の構成を、順を追って詳細に説明する。
図5は、折りたたみ椅子兼用ベッドをベッドにした場合の一部破断平面図である。
図5に示すようにベッドの幅方向の両側面に支持フレーム4、4が配置され、支持フレーム4、4の間に可動収納ケース8が入るようになっている。ベッドとして使用する場合には、可動収納ケース8を支持フレーム4、4の間から引き出し、支持フレーム4と可動収納ケース8の上に前部天板1、中央部天板2および後部天板3を並べてベッドとする。中央部天板2の下には支持フレーム4および可動収納ケース8があるので、中央部天板2はその全域で支持されており、安定して寝心地が良くなる。
また、前記可動収納ケース8の全長は、ベッド長のほぼ半分とするのが好ましい。前述
の通り中央部天板2をその全域で安定して支持することができ、しかも椅子とする場合には最もコンパクトになり、狭い室内でも無駄なスペースを取らないからである。
図5は、折りたたみ椅子兼用ベッドをベッドにした場合の一部破断平面図である。
図5に示すようにベッドの幅方向の両側面に支持フレーム4、4が配置され、支持フレーム4、4の間に可動収納ケース8が入るようになっている。ベッドとして使用する場合には、可動収納ケース8を支持フレーム4、4の間から引き出し、支持フレーム4と可動収納ケース8の上に前部天板1、中央部天板2および後部天板3を並べてベッドとする。中央部天板2の下には支持フレーム4および可動収納ケース8があるので、中央部天板2はその全域で支持されており、安定して寝心地が良くなる。
また、前記可動収納ケース8の全長は、ベッド長のほぼ半分とするのが好ましい。前述
の通り中央部天板2をその全域で安定して支持することができ、しかも椅子とする場合には最もコンパクトになり、狭い室内でも無駄なスペースを取らないからである。
図5の下半分は3枚の各天板を半分に破断して、内部の様子を示している。紙面左の背板5に近い方は、椅子にする場合に可動収納ケース8が収まる空間があるのみである。面右の可動収納ケース8内には、可動収納ケース底板7がすのこ状に張られている。もちろん、可動収納ケース底板7はベタ張りでも構わない。可動収納ケース8の中程には、中央部天板2と前部天板1とを固定するための渡り板22が設けられている。また、前部天板1と中央部天板2との連結部は、抜き差し連結具21を用いて連結されている。抜き差し連結具21とは、前部天板1と中央部天板2とを組み立てた後、シャフトを通して蝶番に組み上げる方式の蝶番である。抜き差し連結具21を使用することにより、組み立て解体を極めて容易に行うことができるようになるので誰でも取り扱うことができ、広い階層の人々に利用して貰うことが可能となる。
図6は、折りたたみ椅子兼用ベッドを、ベッドにした場合の側面図である。図に示すように支持フレーム4と可動収納ケース8が連続して伸びており、その上縁に前部天板1、中央部天板2および後部天板3を水平に並べてベッドとなっている。
可動収納ケース8の底部には、前部車輪13と後部車輪14が取り付けられている。前部車輪13は部屋の床面を走行するが、後部車輪14は支持フレーム4の底部に取り付けられたレール11の上を走行する。したがって、可動収納ケース8の引き出し・収納の動きがスムースになり、椅子とベッドとの切り替え作業が容易となる。
可動収納ケース8の底部には、前部車輪13と後部車輪14が取り付けられている。前部車輪13は部屋の床面を走行するが、後部車輪14は支持フレーム4の底部に取り付けられたレール11の上を走行する。したがって、可動収納ケース8の引き出し・収納の動きがスムースになり、椅子とベッドとの切り替え作業が容易となる。
図7は、図5に示す折りたたみ椅子兼用ベッドの線A−A’に沿った破断側面図である。
図7では主として前部天板1、中央部天板2および後部天板3を、支持フレーム4と可動収納ケース8に取り付ける方法を示している。各天板と支持フレーム4または可動収納ケース8との取り付け方法としては、図に示すようなスプリングを備えた緩衝装置15、16、17を使用して取り付ける方法が挙げられる。この緩衝装置15、16、17は、2本のレバーとスプリングの働きで、小さな力で開閉が可能で、しかも急に倒れることがないので、前部天板1と中央部天板2との折りたたみおよび解放をスムースに行うことができる。また、可動収納ケース8に物を出し入れする際に、可動収納ケース8の蓋を兼ねている前部天板1をスムースに開閉することが可能となる。
図7では主として前部天板1、中央部天板2および後部天板3を、支持フレーム4と可動収納ケース8に取り付ける方法を示している。各天板と支持フレーム4または可動収納ケース8との取り付け方法としては、図に示すようなスプリングを備えた緩衝装置15、16、17を使用して取り付ける方法が挙げられる。この緩衝装置15、16、17は、2本のレバーとスプリングの働きで、小さな力で開閉が可能で、しかも急に倒れることがないので、前部天板1と中央部天板2との折りたたみおよび解放をスムースに行うことができる。また、可動収納ケース8に物を出し入れする際に、可動収納ケース8の蓋を兼ねている前部天板1をスムースに開閉することが可能となる。
前部天板1は、椅子にした場合に椅子の前面から上方に開けられるように、前部天板1は、図に示すような向きに取り付けられるのが好ましい。可動収納ケース8は、椅子として使用する場合にもベッドとして使用する場合にも、寝具や小物などを収納して部屋の中を片付ける際にとても便利である。
図8は、折りたたみ椅子兼用ベッドを椅子にした場合の側面図である。図に示すように椅子にした場合には中央部天板2と後部天板3が逆V字型になって椅子の背もたれとなり、前部天板1が支持フレーム4の上に水平に横たわって、椅子の座面をなしている。可動収納ケース8は支持フレーム4の中に収容されているので、極めてコンパクトにまとまっており、部屋の中を広く活用できる利点を発揮する。
図9は、図5に示す折りたたみ椅子兼用ベッドの線B−A’−B’に沿った一部断面図である。
図9の紙面左半分は正面外観図で、支持フレーム4の間に収容された可動収納ケース8の前板6のみが見えている。また、紙面右半分は前板6を外した断面図であって、支持フレーム4の内側に可動収納ケース8が収まっているのがわかる。
図9の紙面左半分は正面外観図で、支持フレーム4の間に収容された可動収納ケース8の前板6のみが見えている。また、紙面右半分は前板6を外した断面図であって、支持フレーム4の内側に可動収納ケース8が収まっているのがわかる。
図10は、支持フレーム4の内側の詳細な構造を示す製作図である。支持フレーム4の側板には、図の左上に後部天板3を取り付けるための緩衝装置15が取り付けられている。また、図上方と右手には可動収納ケースとの摺動を維持するためのフェルトなどからなる側板スペーサー19、20が張り付けられている。
支持フレーム4の側板の底部には、後述する後部車輪のガイドとなるレール11が設けられている。また、支持フレーム4のコーナー部には補強金具12が取り付けられている。
支持フレーム4の側板の底部には、後述する後部車輪のガイドとなるレール11が設けられている。また、支持フレーム4のコーナー部には補強金具12が取り付けられている。
図11は、可動収納ケース8内側の詳細な構造を示す製作図である。可動収納ケース8は箱形となっているので、4隅には補強金具12が取り付けられている。可動収納ケース8の中程には、前部天板1および中央部天板2を固定するための緩衝装置16、17が取り付けられている。また、可動収納ケース8の底部には、可動収納ケース底板7が張り付けられている。そして、可動収納ケース8の前板6の裏側には、前部車輪13が取り付けられている。前部車輪13は、部屋の床面と同じレベルに取り付けてある。また、可動収納ケース8の奥の底部には、後部車輪14が取り付けてある。後部車輪14は、前述の支持フレーム4底部のレール11上に載るように取り付けられている。
図12は、可動収納ケース8の緩衝装置17の取り付け構造を示す図である。可動収納ケース8の側板に緩衝装置17が取り付けられ、この緩衝装置17に前部天板1が固定される。前部天板1が、このように緩衝装置17を使用して固定されていることにより、椅子の座面を兼ねている前部天板1をスムースに開閉することが可能となる。可動収納ケース8のコーナー部には、補強金具12が取り付けられている。また、この図の例では、可動収納ケース8の可動収納ケース底板7は格子状をなしている。可動収納ケース8を、椅子として使用する場合も、あるいは、ベッドとして使用する場合にも、物入れとして活用できるよう、その内部構造は適宜設計される。可動収納ケース8は、椅子あるいはベッドとしての強度を備え、かつ収納ケースの機能を備えた容易に移動可能なものであればよい。
次に、天板9をなす前部天板1、中央部天板2および後部天板3について説明する。前部天板1、中央部天板2および後部天板3は、全て同一構造となっており、面板と断熱材層とを複合した複合パネルである。
図13は、前部天板1、中央部天板2および後部天板3をなす複合パネル30の概略平面図、図14は、図13に示す複合パネル30の線C−Cに沿った概略断面図、図15は、図13に示す複合パネル30の線D−Dに沿った概略断面図である。
複合パネル30は、一対の縦フレーム31a、31aと一対の横フレーム31b、31bとを組み合わせてなる長方形状の外枠フレーム31上に面板32が取り付けられ、面板32の裏面側(折りたたみ椅子兼用ベッドをベッドとした場合に、使用者が寝る面と反対側の面)には断熱材層を形成する断熱材33が配され、この断熱材33が外枠フレーム31に裏打ちされた不織布34により面板32の裏面側に取り付けられた概略構造となっている。さらに、外枠フレーム31の外周部には、ベニア合板などからなる化粧材35が張り付けられ、この化粧材35と外枠フレーム31に裏打ちされた不織布34のほぼ全面を覆うようにして裏生地36が張り付けられている。
図13は、前部天板1、中央部天板2および後部天板3をなす複合パネル30の概略平面図、図14は、図13に示す複合パネル30の線C−Cに沿った概略断面図、図15は、図13に示す複合パネル30の線D−Dに沿った概略断面図である。
複合パネル30は、一対の縦フレーム31a、31aと一対の横フレーム31b、31bとを組み合わせてなる長方形状の外枠フレーム31上に面板32が取り付けられ、面板32の裏面側(折りたたみ椅子兼用ベッドをベッドとした場合に、使用者が寝る面と反対側の面)には断熱材層を形成する断熱材33が配され、この断熱材33が外枠フレーム31に裏打ちされた不織布34により面板32の裏面側に取り付けられた概略構造となっている。さらに、外枠フレーム31の外周部には、ベニア合板などからなる化粧材35が張り付けられ、この化粧材35と外枠フレーム31に裏打ちされた不織布34のほぼ全面を覆うようにして裏生地36が張り付けられている。
外枠フレーム31の長手方向の中程には、外枠フレーム31を補強するために、一方の縦フレーム31aから他方の縦フレーム31aに渡って、2本の補強フレーム37、37がほぼ等間隔に設けられている。この補強フレーム37の上面と外枠フレーム31の上面は同一面上にあり、補強フレーム37の上面にも、面板32が張り付けられている。したがって、面板32は、外枠フレーム31および補強フレーム37で下支えされているから、面板32の厚みが薄い場合でも、面板32の中央部が撓むことなく、安定していて寝心地の良いベッドあるいは座り心地の良い椅子となる。
なお、図13〜図15では、面板32を一枚の板状のものとしたが、面板32は複数の板を水平に並べて連続した1枚の板状としたものであってもよい。この場合、面板32を構成する複数の板の境目が補強フレーム37上にあるようにすれば、面板32を安定に下支えすることができる。
また、面板32を、外枠フレーム31および補強フレーム37上に取り付けるには、木工ボンドなどの各種接着剤が用いられる。
また、面板32を、外枠フレーム31および補強フレーム37上に取り付けるには、木工ボンドなどの各種接着剤が用いられる。
面板32としては、例えば、ヒノキ、ヒバ、スギ、トチ、ケヤキ、タモ、イチョウ、クリ、カシ、カツラ、桐などの天然木材の板や、木目柄のプリント化粧板(MDF)などが用いられ、なかでも天然木材の板が好ましく、桐材がさらに好ましい。
面板32として、このような天然木材の板や、木目柄のプリント化粧板を採用することにより、天板上からマットレスや布団などの寝具を撤去した際に露出する面板32の表面の意匠、材質によって、ベッドとは全く別の木製家具のような外観を得ることが可能である。つまり、本発明の折りたたみ椅子兼用ベッドでは、面板32の表面の意匠、材質によって、外観の自由度が得られる。
面板32として、このような天然木材の板や、木目柄のプリント化粧板を採用することにより、天板上からマットレスや布団などの寝具を撤去した際に露出する面板32の表面の意匠、材質によって、ベッドとは全く別の木製家具のような外観を得ることが可能である。つまり、本発明の折りたたみ椅子兼用ベッドでは、面板32の表面の意匠、材質によって、外観の自由度が得られる。
特に、面板32を桐材で形成すれば、高級感のある外観が得られるばかりでなく、桐材は軽量で、寸法安定性が高く、熱伝導率が低い木材であるから、椅子とベッドとの切り替え作業性がより向上し、撓み難く、断熱性および保温性が高い天板とすることができる。また、桐材は寸法安定性が高いため、天板が変形し難くなるから、本発明の折りたたみ椅子兼用ベッドをベッドとして使用する場合、隣り合う天板間をうまく接合でき、3つの天板が一体平面を形成することができる上に、切り替え作業に支障を生じることもない。
断熱材33は、面板32、外枠フレーム31および補強フレーム37によって囲まれた領域(以下、「収容部」と称する。)38内に収容され、外枠フレーム31に裏打ちされた不織布34により、収容部38内から脱落しないように固定されている。このような構成により、断熱材33は厚くても、充分な強度を確保できる。このように、断熱材33は充分な強度を有するから、折りたたみ椅子兼用ベッドを椅子としたときや、椅子とベッドとの切り替え時でも、断熱材33に変形が生じないため、切り替え作業性を確保できる。このため、断熱材33を厚くすることが可能になり、断熱性、保温性の向上も容易に実現できる。
断熱材33は、羊毛、綿、羽毛などの天然素材、あるいは、ポリエステル、グラスウール、ポリエチレン発泡材などの合成素材から選択される1以上を用いて形成されていることが好ましい。上述のような断熱素材33は、複合パネル30の断熱性、保温性を向上できるものである。特に、羊毛、綿、羽毛などの天然素材は軽量であるので、断熱材33が厚くなっても、天板が重くなり過ぎることはないので、椅子とベッドとの切り替え作業性を確保できる。
さらに、断熱材33には、吹き出し防止加工が施されていることが好ましい。断熱材33の吹き出し防止加工方法としては、断熱材33を形成する羊毛、綿、羽毛を袋状のもので覆う方法、断熱材33の表面に樹脂を塗布する方法、断熱材33を形成する羊毛、綿熱プレスして纏める方法などが挙げられる。特に、断熱材33として、羊毛、綿を用いた場合、加工が容易であることから、断熱材33の表面に樹脂を塗布する方法がより好ましい。断熱材33の吹き出し防止加工に用いられる樹脂としては、ウレタン樹脂、アクリル樹脂、酢酸ビニル樹脂などが挙げられる。
断熱材33に吹き出し防止加工が施されていれば、羊毛、綿、羽毛などが吹き出して断熱性が損なわれることを防止することができ、また、吹き出した羊毛、綿、羽毛などが散乱して、折りたたみ椅子兼用ベッドが設置されている部屋が散らかることはない。
断熱材33に吹き出し防止加工が施されていれば、羊毛、綿、羽毛などが吹き出して断熱性が損なわれることを防止することができ、また、吹き出した羊毛、綿、羽毛などが散乱して、折りたたみ椅子兼用ベッドが設置されている部屋が散らかることはない。
折りたたみ椅子兼用ベッドをこのような構成にすれば、天板は断熱、保温機能を発揮する。このため、ベッドとして利用する場合、例えば、天板上に設ける敷き布団などの寝具の断熱性、保温性が不足の場合でも、天板によって、充分な断熱性や保温性を確保できる。また、断熱性、保温性の確保の点で、天板上に設ける敷き布団などの寝具が簡易なもので済むようになるため、これにより、敷き布団などの寝具の設置や撤去の作業を簡単にすることができ、例えば、ベッドを椅子にする切り替え作業性も確保できる。
また、この折りたたみ椅子兼用ベッドを椅子にしたときは木製ベンチ状であるが、天板によって断熱性、保温性が確保されているから、座った人が椅子の冷たさで違和感を受けるといったことが無く、快適な肌触りが得られ、また、長時間座っても冷えにくいなど、快適に使用できる。
さらに、折りたたみ椅子兼用ベッドは、天板を3分割してコンパクトな椅子にでき、ベッドにした場合の各マットをマット全域で支持して安定させ、マット中央部の撓みがなく安定した寝心地の良いベッドとなり、しかもベッドと椅子の切り替えがきわめて容易で、物の収納ケースとしても使い勝手良く利用できるので、多機能を備えた家具として我が国の住宅事情に適合したものである。
なお、折りたたみ椅子兼用ベッドは、より使いやすくするために種々の改良が考えられる。たとえば図1から図4の例では、背板5が有るのみで支持フレーム4は各天板の下にとどまっているが、支持フレーム4を改良して肘掛けとすることも可能である。あるいは可動収納ケース8の前板6に引手を取り付け、可動収納ケース8を引き出してベッドにする際の作業を行い易くすることも考えられる。
また、図8に示す椅子の図に示すように、中央部天板2と後部天板3を開くための取手23や、背もたれにした中央部天板2と後部天板3とを係止しておくバックル24などは、折りたたみ椅子兼用ベッドをより使い易くするためのアクセサリーの好例である。
また、図8に示す椅子の図に示すように、中央部天板2と後部天板3を開くための取手23や、背もたれにした中央部天板2と後部天板3とを係止しておくバックル24などは、折りたたみ椅子兼用ベッドをより使い易くするためのアクセサリーの好例である。
さらに、この例の折りたたみ椅子兼用ベッドでは、支持フレーム4および可動収納ケース8の高さを15〜30cm程度と低くして、ベッドとした時にローベッドとなるようにしてもよい。ローベッドにした場合には、老人や病人がベッドの上で立ち上がっても安定であり、安全性が高いものとなる。なお、この場合には椅子として使用する際に、その座面がかなり低くなるため、下肢を投げ出して座ることになる。
図16は、本発明のベッドの他の例として、一般的な固定式のベッドを示す外観図である。図16において、図1〜図15に示した折りたたみ椅子兼用ベッドの構成要素と同じ構成要素には同一符号を付して、その説明を省略する。
この例のベッド40は、加工した角材や板材を使用して形成したベッド枠体41上に、前部天板1、中央部天板2および後部天板3からなる天板9を張り付けたものである。
この例のベッド40は、加工した角材や板材を使用して形成したベッド枠体41上に、前部天板1、中央部天板2および後部天板3からなる天板9を張り付けたものである。
このベッド40は、上述した折りたたみ椅子兼用ベッド10のように、天板9が断熱、保温機能を発揮する上に、従来構造のベッドと異なり、形状安定性の優れる天板を用いているから、使用者の要求に応じて、天板9上に各種機能を備えたマットレスを敷設することができる。すなわち、天板9上に敷設されるマットレスは、ベッド枠体41の形状や大きさによって制限されず、このマットレスは天板9とほぼ同じ大きさのものであれば、いかなるものも適用可能である。具体的には、床ずれ防止などの機能を付加した老人介護に適したマットレスや、寝姿勢矯正機能を有するマットレスなどを適用することができる。さらに、これらのマットレスは、断熱、保温機能および形状安定性に優れる天板9上に敷設されるから、その機能を有効に発揮することができる。
また、この例の固定式のベッドにおいても、ベッド枠体41の高さを15〜30cm程度と低くして、ローベッドとしてもよい。このものでも、老人や病人がベッドの上で立ち上がっても安定であり、安全性が高いものとなる。
本発明のベッドは、折りたたみ椅子兼用ベッドや、一般的な固定式のベッドなどのあらゆるベッドとして適用可能である。
1・・・前部天板、2・・・中央部天板、3・・・後部天板、4・・・支持フレーム、5・・・背板、6・・・前板、7・・・可動収納ケース底板、8・・・可動収納ケース、9・・・天板、10・・・折りたたみ兼用ベッド、11・・・レール、12・・・補強金具、13・・・前部車輪、14・・・後部車輪、15,16,17・・・緩衝装置、19,20・・・側板スペーサー、21・・・抜き差し連結具、22・・・渡り板、23・・・取手、24・・・バックル、30・・・複合パネル、31・・・外枠フレーム、32・・・面板、33・・・断熱材、34・・・不織布、35・・・化粧材、36・・・裏生地、37・・・補強フレーム、38・・・収容部、40・・・ベッド、41・・・ベッド枠体
Claims (9)
- ベッドの長尺方向を3分割して配置された、前部天板、中央部天板および後部天板の3つの天板と、後部天板と中央部天板の一部分を支持する支持フレームと、前記中央部天板の残部と前部天板の大部分を支持する可動収納ケースとを有し、前記後部天板の一端と中央部天板の一端とは折り曲げ可能に連結されており、かつ後部天板はその先端部が前記支持フレームの前部に上下方向に回転可能に支持されており、中央部天板の他端が前記可動収納ケースに上方向に回転可能に支持されており、前記前部天板の一端は可動収納ケースに上下方向に回転可能に支持されており、しかも前記可動収納ケースが前記支持フレー
ム内部に収納されるように構成することにより、前記可動収納ケースが前記支持フレーム内部に収納された場合には前記後部天板と中央部天板とが逆V字状に折り曲げられて背もたれとなり、前部天板は座面となって椅子を形成し、前記可動収納ケースが前記支持フレーム内部から引き出された場合には、前記前部天板、中央部天板および後部天板が連続した一体平面をなして天板を形成し、布団などの寝具を敷設できるように構成されたベッドであって、
前記天板が、面板と断熱材層とを複合したパネルであることを特徴とするベッド。 - 上記支持フレームおよび可動収納ケースの高さを低くして、ベッドとしたときにローベッドとなることを特徴とする請求項1記載のベッド。
- ベッド枠体によって支持された天板上に、布団などの寝具を敷設できるように構成され、前記天板が、面板と断熱材層とを複合したパネルであることを特徴とするベッド。
- 上記ベッド枠体の高さを低くして、ローベッドとしたことを特徴とする請求項3記載のベッド。
- 前記断熱材層が、断熱材として、羊毛、綿、羽毛から選択される1以上を用いて形成されていることを特徴とする請求項1ないし4のいずれかに記載のベッド。
- 前記断熱材層には、前記断熱材の吹き出し防止加工が施されていることを特徴とする請求項5記載のベッド。
- 前記吹き出し防止加工は、前記断熱材層を形成する断熱材の表面に樹脂を塗布したものであることを特徴とする請求項6記載のベッド。
- 前記面板は天然木材からなることを特徴とする請求項1ないし7のいずれかに記載のベッド。
- 前記天然木材は桐材であることを特徴とする請求項8記載のベッド。
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KR101561781B1 (ko) * | 2014-06-24 | 2015-10-19 | 인제대학교 산학협력단 | 족욕기가 구비된 침대 |
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JP2017164400A (ja) * | 2016-03-18 | 2017-09-21 | 株式会社東新工務 | 組立ベッド |
JP2022174491A (ja) * | 2021-05-11 | 2022-11-24 | 秀之 川▲崎▼ | 寝具吊下収納型ソファーベッド |
-
2003
- 2003-11-11 JP JP2003381167A patent/JP2004195209A/ja active Pending
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