JP5763413B2 - パーティション - Google Patents

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本発明は、パーティションに関する。
空気清浄機能を有するパーティションが知られている。この種のパーティションの一つとして特許文献1に記載のパーティションは、平板状に形成されている。パーティションの内部には、内部空間が形成されている。
パーティションの前面及び背面のそれぞれには、内部空間と連通する、吸込口及び吹出口が形成されている。吸込口は、鉛直下方向側の端部に配置されている。吹出口は、吸込口よりも鉛直上方向側に配置されている。更に、パーティションは、内部空間において、吸込口から吹出口へ送風する送風機を備える。
この種のパーティションは、例えば、病院等において用いられる。具体的には、パーティションは、互いに対面するように座った、複数の人(例えば、医師及び患者)のいずれかの背後に設置される。これにより、一方の人から他方の人へ風が送られる。この結果、風下側に位置する人が、ウィルス又は菌等を発した場合であっても、ウィルス又は菌等が風上側に位置する人へ到達する可能性を低減することができる。
特開2002−323241号公報
ところで、上記パーティションによれば、当該パーティションのユーザに風が当たる。従って、ユーザが風を不快に感じる可能性が比較的高い。また、上記パーティションによれば、風上側に位置する人が、ウィルス又は菌等を発した場合、ウィルス又は菌等が風下側に位置する人へ到達する可能性が比較的高い。即ち、風下側に位置する人は、ウィルス又は菌等に感染するリスクが比較的高い。
このように、上記パーティションによれば、ユーザに直接に比較的多量の風が当たるとともに、いずれかのユーザがウィルス又は菌等に感染するリスクが比較的高い、という問題があった。
このため、本発明の目的は、上述した課題である「ユーザに直接に比較的多量の風が当たること、及び、いずれかのユーザがウィルス又は菌等に感染するリスクが比較的高いこと」を解決することが可能なパーティションを提供することにある。
かかる目的を達成するため本発明の一形態であるパーティションは、
正面視において互いに平行な、第1の辺及び第2の辺を有する平板状の背面体と、
上記第1の辺の少なくとも一部である第1の基部から、上記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第1の側面体と、
上記第2の辺の少なくとも一部である第2の基部から、上記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第2の側面体と、
を備え、
上記第1の側面体の内部には、当該第1の側面体内部空間が形成され、
上記背面体の内部には、上記第1の側面体内部空間と連通する背面体内部空間が形成され、
上記第2の側面体の内部には、上記背面体内部空間と連通する第2の側面体内部空間が形成され、
上記第1の側面体の先端部には、上記第1の側面体内部空間と連通し、且つ、上記第2の側面体の先端部へ向けて開口する吹出口が形成され、
上記第2の側面体の先端部には、上記第2の側面体内部空間と連通し、且つ、上記吹出口から吹き出された空気を吸い込むように、当該吹出口へ向けて開口する吸込口が形成され、
上記パーティションは、更に、
上記背面体内部空間、上記第1の側面体内部空間、及び、上記第2の側面体内部空間からなる内部空間において、上記吸込口から上記吹出口へ送風する送風手段を備える。
本発明は、以上のように構成されることにより、ユーザに当たる風を抑制するとともに、ウィルス又は菌等に感染するリスクをユーザのすべてに対して低減することができる。
本発明の第1実施形態に係るパーティションの正面図である。 本発明の第1実施形態に係るパーティションの背面図である。 本発明の第1実施形態に係るパーティションの右側面図である。 本発明の第1実施形態に係るパーティションの平面図である。 本発明の第1実施形態に係るパーティションを、図1乃至図3のV−V線により切断した断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパーティションを、図1、図2、及び、図4のVI−VI線により切断した断面図である。 本発明の第1実施形態に係るパーティションを、図1、図2、及び、図4のVII−VII線により切断した断面図である。 本発明の第2実施形態に係るパーティションの平面図である。 本発明の第3実施形態に係るパーティションの右側面図である。 本発明の第4実施形態に係るパーティションの正面図である。 本発明の第4実施形態に係るパーティションの右側面図である。 本発明の第5実施形態に係るパーティションを、図1乃至図3のV−V線により切断した断面図である。
以下、本発明に係るパーティションの各実施形態について図1〜図12を参照しながら説明する。
<第1実施形態>
(構成)
図1乃至図4に示したように、第1実施形態に係るパーティション1は、背面体11と、第1の側面体12と、第2の側面体13と、を備える。以下、X軸、Y軸及びZ軸からなる右手系の直交座標系を用いて説明を続ける。本例では、Z軸正方向は、鉛直上方向である。
本例では、パーティション1は、第1の側面体12、及び、第2の側面体13のそれぞれが、背面体11に着脱可能に組み付けられることにより形成されている。なお、パーティション1は、背面体11、第1の側面体12、及び、第2の側面体13が一体に形成されることにより形成されていてもよい。
背面体11は、Y軸方向において一定の厚さを有する平板状の部材である。背面体11は、正面視(即ち、Y軸負方向へ向かって背面体11を見た場合)において、Z軸方向に沿って伸びる、互いに平行な一対の辺と、X軸方向に沿って伸びる、互いに平行な一対の辺と、を有する長方形状を有する。
本例では、背面体11のY軸正方向側の表面におけるX軸負方向側の端部は、第1の辺と呼ばれる。また、背面体11のY軸正方向側の表面におけるX軸正方向側の端部は、第2の辺と呼ばれる。即ち、背面体11は、正面視(即ち、Y軸負方向へ向かって背面体11を見た場合)において互いに平行な、第1の辺及び第2の辺を有する平板状である、と言うことができる。また、第1の辺、及び、第2の辺は、鉛直方向(本例では、Z軸方向)に沿って伸びている。
第1の側面体12は、X軸方向において一定の厚さを有する平板状の部材である。第1の側面体12は、正面視(即ち、X軸負方向へ向かって第1の側面体12を見た場合)において、Z軸方向に沿って伸びる、互いに平行な一対の辺と、Y軸方向に沿って伸びる、互いに平行な一対の辺と、を有する長方形状を有する。
第1の側面体12のZ軸方向における長さは、背面体11のZ軸方向における長さと同じである。
第1の側面体12は、第1の辺の全体である第1の基部から、背面体に直交する方向(本例では、Y軸正方向)へ延在する。
第2の側面体13は、X軸方向において一定の厚さを有する平板状の部材である。第2の側面体13は、正面視(即ち、X軸正方向へ向かって第2の側面体13を見た場合)において、Z軸方向に沿って伸びる、互いに平行な一対の辺と、Y軸方向に沿って伸びる、互いに平行な一対の辺と、を有する長方形状を有する。
第2の側面体13のZ軸方向における長さは、背面体11のZ軸方向における長さと同じである。即ち、パーティション1は、第1の側面体12の、第1の辺と平行な方向における長さと、第2の側面体13の、第2の辺と平行な方向における長さと、が等しくなるように形成されている。
第2の側面体13は、第2の辺の全体である第2の基部から、背面体11に直交する方向(本例では、Y軸正方向)へ延在する。
また、本例では、第1の側面体12の、背面体11に直交する方向(即ち、Y軸方向)における長さは、第2の側面体13の、背面体11に直交する方向(即ち、Y軸方向)における長さよりも短い。
図1乃至図3のV−V線によりパーティション1を切断した断面図である図5に示したように、背面体11、第1の側面体12、及び、第2の側面体13のそれぞれは、薄板により形成されることにより、内部には内部空間が形成されている。
具体的に述べると、第1の側面体12の内部には、第1の側面体内部空間SP1が形成されている。更に、背面体11の内部には、第1の側面体内部空間SP1と連通する背面体内部空間SP2が形成されている。加えて、第2の側面体13の内部には、背面体内部空間SP2と連通する第2の側面体内部空間SP3が形成されている。
第1の側面体12の先端部(即ち、Y軸正方向側の端部)には、第1の側面体内部空間SP1と連通し、且つ、第2の側面体13の先端部へ向けて(即ち、X軸正方向側の壁面にて)開口する吹出口12aが形成されている。
図1、図2、及び、図4のVI−VI線によりパーティション1を切断した断面図である図6に示したように、吹出口12aの開口形状は、第1の辺と平行な方向(即ち、Z軸方向)に伸びるスリット状である。
また、第2の側面体13の先端部(即ち、Y軸正方向側の端部)には、第2の側面体内部空間SP3と連通し、且つ、吹出口12aから吹き出された空気を吸い込むように、吹出口12aへ向けて(即ち、X軸負方向側の壁面にて)開口する複数(本例では、4つ)の吸込口13aが形成されている。
図1、図2、及び、図4のVII−VII線によりパーティション1を切断した断面図である図7に示したように、各吸込口13aの開口形状は、第2の辺と平行な方向(即ち、Z軸方向)に伸びるスリット状である。
複数の吸込口13aは、Y軸方向において等間隔に配置されている。複数の吸込口13aのうちの最もY軸負方向側に位置している吸込口13aと背面体11との間の距離は、吹出口12aと背面体11との間の距離と等しい。
本例では、第1の側面体12は、吹出口12aから吹き出される空気を、複数の吸込口13aのY軸方向における中心へ向けて誘導するように構成された図示しないノズルを備える。
更に、背面体11は、フィルタ11aと、複数(本例では、2つ)のファン11b1,11b2と、を備える。
フィルタ11aは、通過する空気に含まれる、塵埃(ウィルス及び菌等を含む微粒子(パーティクル)、塵、埃、糸屑、並びに、髪の毛等)を捕集する。
フィルタ11aは、背面体内部空間SP2を、第1の側面体内部空間SP1と連通する第1の部分空間と、第2の側面体内部空間SP3と連通する第2の部分空間と、に区画するように、背面体内部空間SP2にて背面体11に配設されている。このような構成により、吸込口13aから吸い込まれた空気は、フィルタ11aを通過することにより第1の側面体内部空間SP1に到達し、その後、吹出口12aから吹き出される。
各ファン11b1,11b2は、遠心ファンである。なお、各ファン11b1,11b2は、軸流ファンであってもよい。
ファン(第1のファン)11b1は、第2の部分空間にて背面体11に配設されている。ファン11b1は、第2の部分空間内の空気を吸い込み、吸い込んだ空気をフィルタ11aへ(即ち、第1の部分空間へ向けて)吹き出す。
ファン(第2のファン)11b2は、第1の部分空間にて背面体11に配設されている。ファン11b2は、フィルタ11aを通過した空気を吸い込み、吸い込んだ空気を第1の側面体内部空間SP1へ向けて吹き出す。
即ち、第2のファン11b2は、第1のファン11b1よりも吹出口12a側(下流)に配置されている。また、本例では、各ファン11b1,11b2は、風量が同一となる(即ち、第2のファン11b2の風量が第1のファン11b1の風量と等しくなる)ように構成されている。
このような構成により、複数のファン11b1,11b2は、背面体内部空間SP2、第1の側面体内部空間SP1、及び、第2の側面体内部空間SP3からなる内部空間において、吸込口13aから吹出口12aへ送風する。即ち、複数のファン11b1,11b2は、送風手段を構成している。なお、パーティション1は、1つのファンのみを備えていてもよい。また、パーティション1は、3つ以上のファンを備えていてもよい。
また、図1、図4、及び、図6に示したように、パーティション1は、人感センサ(ユーザ検出手段)12bを備える。
人感センサ12bは、赤外線を用いることにより、予め定められた位置における人の有無を検出するセンサである。なお、人感センサ12bは、赤外線に代えて、超音波、又は、可視光を用いるように構成されたセンサであってもよい。
人感センサ12bは、第1の側面体12のうちのX軸正方向側の壁面に配設されている。人感センサ12bは、第1の側面体12のうちのY軸方向における中央部、且つ、第1の側面体12のうちのZ軸正方向側の端部に配置されている。
本例では、人感センサ12bは、背面体11のY軸正方向側にて背面体11と近接するように配置された椅子Cに座ったユーザUの頭部に赤外線が当たるように配置されている。なお、人感センサ12bは、背面体11のY軸正方向側にて背面体11と近接するように配置された椅子Cに座ったユーザUの頭部以外の上半身に赤外線が当たるように配置されていてもよい。
このような構成により、人感センサ12bは、第1の辺と平行な方向から見た場合(即ち、Z軸負方向へ向かってパーティション1を見た場合)において、ユーザUの少なくとも一部(本例では、上半身)が、吹出口12aと吸込口13aとを結ぶ直線よりも背面体11側の予め定められた検出位置に位置しているか否かを検出する。
更に、パーティション1は、図示しない制御装置(送風制御手段)を備える。制御装置は、ユーザUの少なくとも一部(本例では、上半身)が上記検出位置に位置していないと検出されていた状態から、ユーザUの少なくとも一部が当該検出位置に位置していると検出された状態へ変化した場合、ファン11b1,11b2による送風を開始する。本例では、制御装置は、ファン11b1,11b2への電力の供給を開始することにより送風を開始する。
本例では、制御装置は、ユーザUの少なくとも一部が上記検出位置に位置していないと検出されていた状態から、ユーザUの少なくとも一部が当該検出位置に位置していると検出された状態へ変化した時点にて、ファン11b1,11b2による送風を開始する。なお、制御装置は、当該時点から、予め設定された待機時間(例えば、5秒)が経過した時点にて送風を開始するように構成されていてもよい。
また、制御装置は、ユーザUの少なくとも一部が上記検出位置に位置していると検出されていた状態から、ユーザUの少なくとも一部が当該検出位置に位置していないと検出された状態へ変化した場合、ファン11b1,11b2による送風を停止する。本例では、制御装置は、ファン11b1,11b2への電力の供給を停止することにより送風を停止する。
本例では、制御装置は、ユーザUの少なくとも一部が上記検出位置に位置していると検出されていた状態から、ユーザUの少なくとも一部が当該検出位置に位置していないと検出された状態へ変化した時点にて、ファン11b1,11b2による送風を停止する。なお、制御装置は、当該時点から、予め設定された待機時間(例えば、10秒)が経過した時点にて送風を停止するように構成されていてもよい。
(作動)
次に、上述したパーティション1の作動について説明する。
先ず、ユーザUがパーティション外の位置に位置し、且つ、ファン11b1,11b2が停止している場合を想定する。
パーティション内の位置は、第1の辺と平行な方向から見た場合(即ち、Z軸負方向へ向かってパーティション1を見た場合)において、吹出口12aと吸込口13aとを結ぶ直線よりも背面体11側の、パーティション1により取り囲まれた位置である。一方、パーティション外の位置は、パーティション内の位置以外の位置である。
ユーザUは、第1の側面体12の先端の外周を回り込んで、パーティション外の位置からパーティション内の位置へ移動する。そして、ユーザUは、椅子Cに座る。本例では、パーティション外の位置のうちの、椅子Cに座ったユーザU(第1のユーザ)と対面する位置にも、図示しない椅子が配置され、且つ、当該椅子にユーザU以外のユーザ(第2のユーザ)が座っている場合を想定する。
ユーザUが椅子Cに座ると、人感センサ12bは、ユーザUの少なくとも一部が上記検出位置に位置していると検出する。これにより、制御装置は、ユーザUの少なくとも一部(本例では、上半身)が上記検出位置に位置していないと検出されていた状態から、ユーザUの少なくとも一部が当該検出位置に位置していると検出された状態へ変化したと判定する。
その結果、制御装置は、ファン11b1,11b2への電力の供給を開始する。これにより、ファン11b1,11b2は、送風を開始する。従って、空気が吹出口12aから吸込口13aへ向けて吹き出される。吹き出された空気は、吸込口13aから吸い込まれる。吸い込まれた空気は、第2の側面体内部空間SP3、第2の部分空間、フィルタ11a、第1の部分空間、及び、第1の側面体内部空間SP1を、この順に通過した後、再び、吹出口12aから吹き出される。
これにより、第1のユーザと第2のユーザとの間の空気の流れは遮断される。この結果、第1のユーザ及び第2のユーザの一方から発せられたウィルス又は菌等が、第1のユーザ及び第2のユーザの他方へ到達する可能性を低減することができる。更に、第1のユーザ、及び、第2のユーザのいずれにも、直接に比較的多量の風が当たることを回避することができる。
その後、ユーザUは、第1の側面体12の先端の外周を回り込んで、パーティション内の位置からパーティション外の位置へ移動する。これにより、人感センサ12bは、ユーザUの少なくとも一部が上記検出位置に位置していないと検出する。これにより、制御装置は、ユーザUの少なくとも一部(本例では、上半身)が上記検出位置に位置していると検出されていた状態から、ユーザUの少なくとも一部が当該検出位置に位置していないと検出された状態へ変化したと判定する。
その結果、制御装置は、ファン11b1,11b2への電力の供給を停止する。これにより、ファン11b1,11b2は、送風を停止する。従って、空気が吹出口12aから吹き出されなくなる。
以上、説明したように、本発明の第1実施形態に係るパーティション1によれば、第1の辺と平行な方向から見た場合において、吹出口12aと吸込口13aとを結ぶ直線を挟んで、第1のユーザと第2のユーザとが対面するように位置している場合、吹出口12aから吸込口13aへ流れる空気の流れによって、第1のユーザと第2のユーザとの間の空気の流れは遮断される。これにより、第1のユーザ及び第2のユーザの一方から発せられたウィルス又は菌等が、第1のユーザ及び第2のユーザの他方へ到達する可能性を低減することができる。
更に、本発明の第1実施形態に係るパーティション1によれば、第1のユーザ、及び、第2のユーザのいずれにも、直接に比較的多量の風が当たることを回避することができる。
このように、上記パーティション1によれば、ユーザに当たる風を抑制するとともに、ウィルス又は菌等に感染するリスクをユーザのすべてに対して低減することができる。
更に、本発明の第1実施形態に係るパーティション1は、第1の側面体12の、背面体11に直交する方向における長さが、第2の側面体13の、背面体11に直交する方向における長さよりも短くなるように形成される。
ところで、吹出口12aから吹き出された空気は、空気が流れる方向に直交する方向において拡散しながら、第2の側面体13の先端部へ到達する。ところで、パーティション1は、第2の側面体13の方が長い。従って、吹出口12aから吹き出された空気が、吸込口13aから吸い込まれる量を多くすることができる。この結果、吹出口12aから吸込口13aへの空気の流れ以外の空気の流れをより一層抑制することができる。
また、上記パーティション1は、第1の側面体12の方が短い。従って、ユーザは、パーティション内の位置とパーティション外の位置との間を、第1の側面体12の先端の外周を回り込んで容易に移動することができる。
更に、本発明の第1実施形態に係るパーティション1は、ユーザの少なくとも一部が検出位置に位置していないと検出されていた状態から、当該ユーザの少なくとも一部が当該検出位置に位置していると検出された状態へ変化した場合、送風を開始する。
これによれば、パーティション1は、ユーザがパーティション外の位置からパーティション内の位置へ移動した場合、自動的に送風を開始する。これにより、ユーザがウィルス又は菌等に感染するリスクを、より一層確実に低減することができる。
更に、本発明の第1実施形態に係るパーティション1は、ユーザの少なくとも一部が検出位置に位置していると検出されていた状態から、当該ユーザの少なくとも一部が当該検出位置に位置していないと検出された状態へ変化した場合、送風を停止する。
これによれば、パーティション1は、ユーザがパーティション内の位置からパーティション外の位置へ移動した場合、自動的に送風を停止する。これにより、無駄に送風が行われることを回避することができる。
なお、第1実施形態の変形例に係るパーティション1は、パーティション1を水平方向にて移動可能とするように、キャスターを備えていてもよい。キャスターは、パーティション1の底面(Z軸負方向側の面)に配設される。
また、第1実施形態の他の変形例に係るパーティション1において、各ファン11b1,11b2は、第2のファン11b2の風量が第1のファン11b1の風量よりも小さくなるように構成されていてもよい。例えば、パーティション1は、第2のファン11b2の回転数を第1のファン11b1の回転数よりも小さくするように構成されることが好適である。
これによれば、第2のファン11b2の風量が第1のファン11b1の風量と等しい場合よりも、吹出口12aから吹き出される空気の量が低減されるので、吹出口12aから吹き出される空気の量が過度に多くなることを防止することができる。この結果、ユーザに当たる風が比較的強くなることを防止することができる。
<第2実施形態>
次に、本発明の第2実施形態に係るパーティションについて説明する。第2実施形態に係るパーティションは、上記第1実施形態に係るパーティションに対して、主として、第1の側面体と背面体との間の角度が、90度よりも大きくなるように形成される点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第2実施形態に係るパーティション1は、図8に示したように、第1の側面体12と背面体11との間の角度θが、90度よりも大きくなるように形成されている。
これによれば、ユーザがパーティション内の位置に位置している場合において、第1の側面体12が見えることによりユーザが感じる圧迫感を、第1の側面体12と背面体11との間の角度が90度である場合よりも抑制することができる。
更に、上記のように構成されたパーティション1によれば、ユーザは、第1の側面体12と背面体11との間の角度が90度である場合よりも、より一層容易に、パーティション内の位置とパーティション外の位置との間を移動することができる。
更に、第2の側面体13の先端部の第1の側面体12側の面13bは、第2の辺と平行な方向から見た場合(即ち、Z軸負方向へ向かってパーティション1を見た場合)において、基端から先端(即ち、Y軸正方向)へ向かうにつれて第1の側面体12側へ、屈曲するように形成されている。
なお、第2の側面体13の先端部の第1の側面体12側の面13bは、第2の辺と平行な方向から見た場合(即ち、Z軸負方向へ向かってパーティション1を見た場合)において、基端から先端(即ち、Y軸正方向)へ向かうにつれて第1の側面体12側へ、湾曲するように形成されていてもよい。
これによれば、吹出口12aから吹き出された空気が、吸込口13aから吸い込まれる量をより一層多くすることができる。この結果、吹出口12aから吸込口13aへの空気の流れ以外の空気の流れをより一層確実に抑制することができる。
なお、第2実施形態の変形例に係るパーティション1は、第2の側面体13の先端部の第1の側面体12側の面13bは、第2の辺と平行な方向から見た場合(即ち、Z軸負方向へ向かってパーティション1を見た場合)において、屈曲しないように(即ち、1つの平面を構成するように)形成されていてもよい。
また、第2実施形態の他の変形例に係るパーティション1は、パーティション1を水平方向にて移動可能とするように、キャスターを備えていてもよい。キャスターは、パーティション1の底面(Z軸負方向側の面)に配設される。
<第3実施形態>
次に、本発明の第3実施形態に係るパーティションについて説明する。第3実施形態に係るパーティションは、上記第2実施形態に係るパーティションに対して、第1の側面体、及び、第2の側面体のそれぞれの鉛直方向における長さが、背面体よりも短く、且つ、第1の側面体、及び、第2の側面体のそれぞれがパーティション1の側面のうちの鉛直上方向側の部分を構成している点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第1の側面体12は、第1の辺の鉛直上方向側の一端から、第1の辺の他端(鉛直下方向側の端)よりも当該一端(鉛直上方向側の端)側の位置(本例では、第1の辺の中央部の位置)までの部分である第1の基部から延在する。即ち、第1の側面体12の鉛直方向における長さは、背面体11の鉛直方向における長さよりも短い。更に、第1の側面体12は、パーティション1の側面のうちの鉛直上方向側の部分を構成している。
第2の側面体13は、第2の辺の鉛直上方向側の一端から、第2の辺の他端(鉛直下方向側の端)よりも当該一端(鉛直上方向側の端)側の位置(本例では、第2の辺の中央部の位置)までの部分である第2の基部から延在する。即ち、第2の側面体13の鉛直方向における長さは、背面体11の鉛直方向における長さよりも短い。更に、第2の側面体13は、パーティション1の側面のうちの鉛直上方向側の部分を構成している。
これによれば、第1の基部が第1の辺の全体である場合よりも、第1の側面体12が見えることによりユーザが感じる圧迫感を抑制することができる。更に、第2の基部が第2の辺の全体である場合よりも、第2の側面体13が見えることによりユーザが感じる圧迫感を抑制することができる。
更に、第3実施形態に係るパーティション1は、第1の脚部12cと、第2の脚部13cと、を備える。第1の脚部12cは、四角柱状の部材である。
第1の脚部12cは、第1の側面体12のZ軸負方向側の面のうちのY軸正方向側の端部からZ軸負方向へ延在している。第1の脚部12cの鉛直方向における長さは、背面体11の鉛直方向における長さから、第1の側面体12の鉛直方向における長さを減じた長さである。
第2の脚部13cは、第2の側面体13のZ軸負方向側の面のうちのY軸正方向側の端部からZ軸負方向へ延在している。第2の脚部13cの鉛直方向における長さは、背面体11の鉛直方向における長さから、第2の側面体13の鉛直方向における長さを減じた長さである。
なお、第3実施形態の変形例に係るパーティション1は、第2の側面体13の先端部の第1の側面体12側の面13bは、第2の辺と平行な方向から見た場合(即ち、Z軸負方向へ向かってパーティション1を見た場合)において、屈曲しないように(即ち、1つの平面を構成するように)形成されていてもよい。
また、第3実施形態の他の変形例に係るパーティション1は、パーティション1を水平方向にて移動可能とするように、キャスターを備えていてもよい。キャスターは、パーティション1の底面(Z軸負方向側の面)に配設される。
<第4実施形態>
次に、本発明の第4実施形態に係るパーティションについて説明する。第4実施形態に係るパーティションは、上記第3実施形態に係るパーティションに対して、第1の側面体、及び、第2の側面体のそれぞれの鉛直下方向側に配設された補助体を備える点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第4実施形態に係るパーティション1は、図10及び図11に示したように、第3実施形態に係るパーティション1が備える、第1の脚部12c、及び、第2の脚部13cに代えて、第1の補助体12d、及び、第2の補助体13dを備える。
第1の補助体12dは、平板状の透明な部材である。第1の補助体12dは、鉛直下方向側にて第1の側面体12と連接し、且つ、第1の側面体12と同一の平面を形成するようにパーティション1に配設されている。
第2の補助体13dは、平板状の透明な部材である。第2の補助体13dは、鉛直下方向側にて第2の側面体13と連接し、且つ、第2の側面体13と同一の平面を形成するようにパーティション1に配設されている。
これによれば、第1の補助体12d、及び、第2の補助体13dが、パーティション内の位置とパーティション外の位置との間の空気の流れを遮断する。従って、第1の補助体12d、及び、第2の補助体13dを備えない場合と比較して、ユーザがウィルス又は菌等に感染するリスクを低減することができる。
更に、第1の補助体12d、及び、第2の補助体13dは、透明である。従って、第1の補助体12d、及び、第2の補助体13dが透明でない場合よりもユーザが感じる圧迫感を抑制することができる。
なお、第4実施形態の変形例に係るパーティション1は、第2の側面体13の先端部の第1の側面体12側の面13bは、第2の辺と平行な方向から見た場合(即ち、Z軸負方向へ向かってパーティション1を見た場合)において、屈曲しないように(即ち、1つの平面を構成するように)形成されていてもよい。
また、第4実施形態の他の変形例に係るパーティション1は、パーティション1を水平方向にて移動可能とするように、キャスターを備えていてもよい。キャスターは、パーティション1の底面(Z軸負方向側の面)に配設される。
<第5実施形態>
次に、本発明の第5実施形態に係るパーティションについて説明する。第5実施形態に係るパーティションは、上記第1実施形態に係るパーティションに対して、内部空間におけるファン11b2と吹出口12aとの間の位置にて、当該内部空間と連通し且つ開口する調整口を備える点において相違している。従って、以下、かかる相違点を中心として説明する。
第5実施形態に係る背面体11のY軸負方向側の面(即ち、第1の側面体12及び第2の側面体13が伸びる方向(Y軸正方向)と反対側の面)には、図12に示したように、調整口11cが形成されている。
調整口11cは、内部空間における、ファン11b2と吹出口12aとの間の位置にて、当該内部空間と連通し且つ開口している。
ところで、吹出口12aから吹き出される空気の量が、吸込口13aから吸い込まれる空気の量よりも過度に多くなる場合がある。この場合、吹出口12aから吹き出された空気のうちの、吸込口13aから吸い込まれなかった空気の流れによってユーザに当たる風が比較的強くなる虞がある。
これに対し、上記構成によれば、内部空間内の空気の一部が調整口11cから排出されるので、吹出口12aから吹き出される空気の量が過度に多くなることを防止することができる。この結果、ユーザに当たる風が比較的強くなることを防止することができる。
更に、パーティション1は、調整口11c内に配設された流量調整弁(流量調整手段)11dを備える。流量調整弁11dは、調整口11cを通過する空気の流量を調整する。
これによれば、調整口11cを通過する空気の流量を適切に調整することにより、ウィルス又は菌等に感染するリスクをユーザのすべてに対して十分に低減しながら、ユーザに当たる風をより一層確実に低減することができる。
なお、第5実施形態の変形例に係るパーティション1において、調整口は、第1の側面体12のX軸負方向側の面(即ち、第2の側面体13側と反対側の面)に形成されていてもよい。また、第5実施形態の他の変形例に係るパーティション1において、調整口は、背面体11のY軸負方向側の面と、第1の側面体12のX軸負方向側の面と、のそれぞれに形成されていてもよい。
また、第5実施形態の他の変形例に係るパーティション1は、流量調整手段を備えていなくてもよい。
以上、上記実施形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は、上述した実施形態に限定されるものではない。本願発明の構成及び詳細に、本願発明の範囲内において当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
例えば、上記各実施形態においては、X軸負方向側に第1の側面体12が配設され、且つ、X軸正方向側に第2の側面体13が配設されていたが、X軸正方向側に第1の側面体12が配設され、且つ、X軸負方向側に第2の側面体13が配設されていてもよい。
また、上記各実施形態においては、第1の側面体12のY軸方向における長さが、第2の側面体13のY軸方向における長さよりも長いが、第1の側面体12のY軸方向における長さと、第2の側面体13のY軸方向における長さと、が等しくてもよい。また、第1の側面体12のY軸方向における長さが、第2の側面体13のY軸方向における長さよりも短くてもよい。
また、上記実施形態の他の変形例として、上述した実施形態及び変形例の任意の組み合わせが採用されてもよい。
<付記>
上記実施形態の一部又は全部は、以下の付記のように記載され得るが、以下には限られない。
(付記1)
パーティションであって、
正面視において互いに平行な、第1の辺及び第2の辺を有する平板状の背面体と、
前記第1の辺の少なくとも一部である第1の基部から、前記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第1の側面体と、
前記第2の辺の少なくとも一部である第2の基部から、前記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第2の側面体と、
を備え、
前記第1の側面体の内部には、当該第1の側面体内部空間が形成され、
前記背面体の内部には、前記第1の側面体内部空間と連通する背面体内部空間が形成され、
前記第2の側面体の内部には、前記背面体内部空間と連通する第2の側面体内部空間が形成され、
前記第1の側面体の先端部には、前記第1の側面体内部空間と連通し、且つ、前記第2の側面体の先端部へ向けて開口する吹出口が形成され、
前記第2の側面体の先端部には、前記第2の側面体内部空間と連通し、且つ、前記吹出口から吹き出された空気を吸い込むように、当該吹出口へ向けて開口する吸込口が形成され、
前記パーティションは、更に、
前記背面体内部空間、前記第1の側面体内部空間、及び、前記第2の側面体内部空間からなる内部空間において、前記吸込口から前記吹出口へ送風する送風手段を備えるパーティション。
これによれば、第1の辺と平行な方向から見た場合において、吹出口と吸込口とを結ぶ直線を挟んで、第1のユーザと第2のユーザとが対面するように位置している場合、吹出口から吸込口へ流れる空気の流れによって、第1のユーザと第2のユーザとの間の空気の流れは遮断される。これにより、第1のユーザ及び第2のユーザの一方から発せられたウィルス又は菌等が、第1のユーザ及び第2のユーザの他方へ到達する可能性を低減することができる。
更に、上記パーティションによれば、第1のユーザ、及び、第2のユーザのいずれにも、直接に比較的多量の風が当たることを回避することができる。
このように、上記パーティションによれば、ユーザに当たる風を抑制するとともに、ウィルス又は菌等に感染するリスクをユーザのすべてに対して低減することができる。
(付記2)
付記1に記載のパーティションであって、
前記第1の側面体の、前記背面体に直交する方向における長さが、前記第2の側面体の、当該背面体に直交する方向における長さよりも短くなるように形成されたパーティション。
ところで、吹出口から吹き出された空気は、空気が流れる方向に直交する方向において拡散しながら、第2の側面体の先端部へ到達する。ところで、上記パーティションは、第2の側面体の方が長い。従って、吹出口から吹き出された空気が、吸込口から吸い込まれる量を多くすることができる。この結果、吹出口から吸込口への空気の流れ以外の空気の流れをより一層抑制することができる。
また、上記パーティションは、第1の側面体の方が短い。従って、ユーザは、第1の辺と平行な方向から見た場合において、吹出口と吸込口とを結ぶ直線よりも背面体側の、パーティションにより取り囲まれた位置(パーティション内の位置)と、パーティション内の位置以外の位置(パーティション外の位置)と、の間を、第1の側面体の先端の外周を回り込んで容易に移動することができる。
(付記3)
付記1又は付記2に記載のパーティションであって、
前記第1の側面体と前記背面体との間の角度が、90度よりも大きくなるように形成されたパーティション。
これによれば、ユーザがパーティション内の位置に位置している場合において、第1の側面体が見えることによりユーザが感じる圧迫感を、第1の側面体と背面体との間の角度が90度である場合よりも抑制することができる。
更に、上記のように構成されたパーティションによれば、ユーザは、第1の側面体と背面体との間の角度が90度である場合よりも、より一層容易に、パーティション内の位置とパーティション外の位置との間を移動することができる。
(付記4)
付記1乃至付記3のいずれかに記載のパーティションであって、
前記第2の側面体の先端部の前記第1の側面体側の面は、前記第2の辺と平行な方向から見た場合において、基端から先端へ向かうにつれて当該第1の側面体側へ、屈曲又は湾曲するように形成されたパーティション。
これによれば、吹出口から吹き出された空気が、吸込口から吸い込まれる量をより一層多くすることができる。この結果、吹出口から吸込口への空気の流れ以外の空気の流れをより一層確実に抑制することができる。
(付記5)
付記1乃至付記4のいずれかに記載のパーティションであって、
前記吹出口の開口形状は、前記第1の辺と平行な方向に伸びるスリット状であるパーティション。
(付記6)
付記1乃至付記5のいずれかに記載のパーティションであって、
前記第1の側面体の、前記第1の辺と平行な方向における長さと、前記第2の側面体の、前記第2の辺と平行な方向における長さと、が略等しくなるように形成されたパーティション。
(付記7)
付記1乃至付記6のいずれかに記載のパーティションであって、
前記第1の辺、及び、前記第2の辺が鉛直方向に沿って伸びるように形成され、
前記第1の基部は、前記第1の辺の鉛直上方向側の一端から、当該第1の辺の他端よりも当該一端側の位置までの部分であり、
前記第2の基部は、前記第2の辺の鉛直上方向側の一端から、当該第2の辺の他端よりも当該一端側の位置までの部分であるパーティション。
これによれば、第1の基部が第1の辺の全体である場合よりも、第1の側面体が見えることによりユーザが感じる圧迫感を抑制することができる。更に、第2の基部が第2の辺の全体である場合よりも、第2の側面体が見えることによりユーザが感じる圧迫感を抑制することができる。
(付記8)
付記7に記載のパーティションであって、
透明であるとともに、鉛直下方向側にて前記第1の側面体と連接し且つ当該第1の側面体と同一の平面を形成する平板状の第1の補助体と、
透明であるとともに、鉛直下方向側にて前記第2の側面体と連接し且つ当該第2の側面体と同一の平面を形成する平板状の第2の補助体と、
を備えるパーティション。
これによれば、第1の補助体、及び、第2の補助体が、パーティション内の位置とパーティション外の位置との間の空気の流れを遮断する。従って、第1の補助体、及び、第2の補助体を備えない場合と比較して、ユーザがウィルス又は菌等に感染するリスクを低減することができる。更に、第1の補助体、及び、第2の補助体は、透明である。従って、第1の補助体、及び、第2の補助体が透明でない場合よりもユーザが感じる圧迫感を抑制することができる。
(付記9)
付記1乃至付記8のいずれかに記載のパーティションであって、
前記第1の辺と平行な方向から見た場合において、ユーザの少なくとも一部が、前記吹出口と前記吸込口とを結ぶ直線よりも前記背面体側の予め定められた検出位置に位置しているか否かを検出するユーザ検出手段と、
前記ユーザの少なくとも一部が前記検出位置に位置していないと検出されていた状態から、当該ユーザの少なくとも一部が当該検出位置に位置していると検出された状態へ変化した場合、前記送風手段による送風を開始する送風制御手段と、
を備えるパーティション。
これによれば、上記パーティションは、ユーザがパーティション外の位置からパーティション内の位置へ移動した場合、自動的に送風を開始する。これにより、ユーザがウィルス又は菌等に感染するリスクを、より一層確実に低減することができる。
(付記10)
付記9に記載のパーティションであって、
前記送風制御手段は、前記ユーザの少なくとも一部が前記検出位置に位置していると検出されていた状態から、当該ユーザの少なくとも一部が当該検出位置に位置していないと検出された状態へ変化した場合、前記送風手段による送風を停止するように構成されたパーティション。
これによれば、上記パーティションは、ユーザがパーティション内の位置からパーティション外の位置へ移動した場合、自動的に送風を停止する。これにより、無駄に送風が行われることを回避することができる。
(付記11)
付記1乃至付記10のいずれかに記載のパーティションであって、
前記背面体の、前記第1の側面体及び前記第2の側面体が伸びる方向と反対側の面、並びに、前記第1の側面体の、前記第2の側面体側と反対側の面、の少なくとも一方には、前記内部空間における、前記送風手段と前記吹出口との間の位置にて、当該内部空間と連通し且つ開口する調整口が形成されたパーティション。
ところで、吹出口から吹き出される空気の量が、吸込口から吸い込まれる空気の量よりも過度に多くなる場合がある。この場合、吹出口から吹き出された空気のうちの、吸込口から吸い込まれなかった空気の流れによってユーザに当たる風が比較的強くなる虞がある。
これに対し、上記構成によれば、内部空間内の空気の一部が調整口から排出されるので、吹出口から吹き出される空気の量が過度に多くなることを防止することができる。この結果、ユーザに当たる風が比較的強くなることを防止することができる。
(付記12)
付記11に記載のパーティションであって、
前記調整口を通過する空気の流量を調整する流量調整手段を備えるパーティション。
これによれば、調整口を通過する空気の流量を適切に調整することにより、ウィルス又は菌等に感染するリスクをユーザのすべてに対して十分に低減しながら、ユーザに当たる風をより一層確実に低減することができる。
(付記13)
付記1乃至付記10のいずれかに記載のパーティションであって、
前記送風手段は、第1のファンと、当該第1のファンよりも前記吹出口側に配置された第2のファンと、を備え、
前記第2のファンの風量が前記第1のファンの風量よりも小さくなるように構成されたパーティション。
ところで、吹出口から吹き出される空気の量が、吸込口から吸い込まれる空気の量よりも過度に多くなる場合がある。この場合、吹出口から吹き出された空気のうちの、吸込口から吸い込まれなかった空気の流れによってユーザに当たる風が比較的強くなる虞がある。
これに対し、上記構成によれば、第2のファンの風量が第1のファンの風量と等しい場合よりも、吹出口から吹き出される空気の量が低減されるので、吹出口から吹き出される空気の量が過度に多くなることを防止することができる。この結果、ユーザに当たる風が比較的強くなることを防止することができる。
本発明は、病院等において用いられるパーティション等に適用可能である。
1 パーティション
11 背面体
11a フィルタ
11b1,11b2 ファン
11c 調整口
11d 流量調整弁
12 第1の側面体
12a 吹出口
12b 人感センサ
12c 第1の脚部
12d 第1の補助体
13 第2の側面体
13a 吸込口
13b 面
13c 第2の脚部
13d 第2の補助体
C 椅子
SP1 第1の側面体内部空間
SP2 背面体内部空間
SP3 第2の側面体内部空間
U ユーザ

Claims (12)

  1. パーティションであって、
    正面視において互いに平行な、第1の辺及び第2の辺を有する平板状の背面体と、
    前記第1の辺の少なくとも一部である第1の基部から、前記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第1の側面体と、
    前記第2の辺の少なくとも一部である第2の基部から、前記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第2の側面体と、
    を備え、
    前記第1の側面体の内部には、当該第1の側面体内部空間が形成され、
    前記背面体の内部には、前記第1の側面体内部空間と連通する背面体内部空間が形成され、
    前記第2の側面体の内部には、前記背面体内部空間と連通する第2の側面体内部空間が形成され、
    前記第1の側面体の先端部には、前記第1の側面体内部空間と連通し、且つ、前記第2の側面体の先端部へ向けて開口する吹出口が形成され、
    前記第2の側面体の先端部には、前記第2の側面体内部空間と連通し、且つ、前記吹出口から吹き出された空気を吸い込むように、当該吹出口へ向けて開口する吸込口が形成され、
    前記パーティションは、更に、
    前記背面体内部空間、前記第1の側面体内部空間、及び、前記第2の側面体内部空間からなる内部空間において、前記吸込口から前記吹出口へ送風する送風手段を備え、
    前記第1の辺、及び、前記第2の辺が鉛直方向に沿って伸びるように形成され、
    前記第1の基部は、前記第1の辺の鉛直上方向側の一端から、当該第1の辺の他端よりも当該一端側の位置までの部分であり、
    前記第2の基部は、前記第2の辺の鉛直上方向側の一端から、当該第2の辺の他端よりも当該一端側の位置までの部分である、
    パーティション。
  2. 請求項1に記載のパーティションであって、
    透明であるとともに、鉛直下方向側にて前記第1の側面体と連接し且つ当該第1の側面体と同一の平面を形成する平板状の第1の補助体と、
    透明であるとともに、鉛直下方向側にて前記第2の側面体と連接し且つ当該第2の側面体と同一の平面を形成する平板状の第2の補助体と、
    を備えるパーティション。
  3. パーティションであって、
    正面視において互いに平行な、第1の辺及び第2の辺を有する平板状の背面体と、
    前記第1の辺の少なくとも一部である第1の基部から、前記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第1の側面体と、
    前記第2の辺の少なくとも一部である第2の基部から、前記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第2の側面体と、
    を備え、
    前記第1の側面体の内部には、当該第1の側面体内部空間が形成され、
    前記背面体の内部には、前記第1の側面体内部空間と連通する背面体内部空間が形成され、
    前記第2の側面体の内部には、前記背面体内部空間と連通する第2の側面体内部空間が形成され、
    前記第1の側面体の先端部には、前記第1の側面体内部空間と連通し、且つ、前記第2の側面体の先端部へ向けて開口する吹出口が形成され、
    前記第2の側面体の先端部には、前記第2の側面体内部空間と連通し、且つ、前記吹出口から吹き出された空気を吸い込むように、当該吹出口へ向けて開口する吸込口が形成され、
    前記パーティションは、更に、
    前記背面体内部空間、前記第1の側面体内部空間、及び、前記第2の側面体内部空間からなる内部空間において、前記吸込口から前記吹出口へ送風する送風手段と、
    前記第1の辺と平行な方向から見た場合において、ユーザの少なくとも一部が、前記吹出口と前記吸込口とを結ぶ直線よりも前記背面体側の予め定められた検出位置に位置しているか否かを検出するユーザ検出手段と、
    前記ユーザの少なくとも一部が前記検出位置に位置していないと検出されていた状態から、当該ユーザの少なくとも一部が当該検出位置に位置していると検出された状態へ変化した場合、前記送風手段による送風を開始する送風制御手段と、
    を備えるパーティション。
  4. 請求項3に記載のパーティションであって、
    前記送風制御手段は、前記ユーザの少なくとも一部が前記検出位置に位置していると検出されていた状態から、当該ユーザの少なくとも一部が当該検出位置に位置していないと検出された状態へ変化した場合、前記送風手段による送風を停止するように構成されたパーティション。
  5. パーティションであって、
    正面視において互いに平行な、第1の辺及び第2の辺を有する平板状の背面体と、
    前記第1の辺の少なくとも一部である第1の基部から、前記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第1の側面体と、
    前記第2の辺の少なくとも一部である第2の基部から、前記背面体に略直交する方向へ延在する平板状の第2の側面体と、
    を備え、
    前記第1の側面体の内部には、当該第1の側面体内部空間が形成され、
    前記背面体の内部には、前記第1の側面体内部空間と連通する背面体内部空間が形成され、
    前記第2の側面体の内部には、前記背面体内部空間と連通する第2の側面体内部空間が形成され、
    前記第1の側面体の先端部には、前記第1の側面体内部空間と連通し、且つ、前記第2の側面体の先端部へ向けて開口する吹出口が形成され、
    前記第2の側面体の先端部には、前記第2の側面体内部空間と連通し、且つ、前記吹出口から吹き出された空気を吸い込むように、当該吹出口へ向けて開口する吸込口が形成され、
    前記パーティションは、更に、
    前記背面体内部空間、前記第1の側面体内部空間、及び、前記第2の側面体内部空間からなる内部空間において、前記吸込口から前記吹出口へ送風する送風手段を備え、
    前記送風手段は、第1のファンと、当該第1のファンよりも前記吹出口側に配置された第2のファンと、を備え、
    前記第2のファンの風量が前記第1のファンの風量よりも小さくなるように構成された、
    パーティション。
  6. 請求項1乃至5のいずれかに記載のパーティションであって、
    前記第1の側面体の、前記背面体に直交する方向における長さが、前記第2の側面体の、当該背面体に直交する方向における長さよりも短くなるように形成されたパーティション。
  7. 請求項1乃至6のいずれかに記載のパーティションであって、
    前記第1の側面体と前記背面体との間の角度が、90度よりも大きくなるように形成されたパーティション。
  8. 請求項1乃至7のいずれかに記載のパーティションであって、
    前記第2の側面体の先端部の前記第1の側面体側の面は、前記第2の辺と平行な方向から見た場合において、基端から先端へ向かうにつれて当該第1の側面体側へ、屈曲又は湾曲するように形成されたパーティション。
  9. 請求項1乃至8のいずれかに記載のパーティションであって、
    前記吹出口の開口形状は、前記第1の辺と平行な方向に伸びるスリット状であるパーティション。
  10. 請求項1乃至9のいずれかに記載のパーティションであって、
    前記第1の側面体の、前記第1の辺と平行な方向における長さと、前記第2の側面体の、前記第2の辺と平行な方向における長さと、が略等しくなるように形成されたパーティション。
  11. 請求項1又は3に記載のパーティションであって、
    前記背面体の、前記第1の側面体及び前記第2の側面体が伸びる方向と反対側の面、並びに、前記第1の側面体の、前記第2の側面体側と反対側の面、の少なくとも一方には、前記内部空間における、前記送風手段と前記吹出口との間の位置にて、当該内部空間と連通し且つ開口する調整口が形成されたパーティション。
  12. 請求項11に記載のパーティションであって、
    前記調整口を通過する空気の流量を調整する流量調整手段を備えるパーティション。
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