JP3037445U - 遊戯場における空気清浄化構造 - Google Patents

遊戯場における空気清浄化構造

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JP3037445U JP1996011213U JP1121396U JP3037445U JP 3037445 U JP3037445 U JP 3037445U JP 1996011213 U JP1996011213 U JP 1996011213U JP 1121396 U JP1121396 U JP 1121396U JP 3037445 U JP3037445 U JP 3037445U
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Abstract

(57)【要約】 【課題】横並びに複数の遊戯機を配置した島構成の遊戯
場において、遊戯者周辺の空気を効率的に浄化できるこ
と。 【解決手段】対面する島3,3 の上部にそれぞれ空気清浄
機4,4 を配置した。空気清浄機4 は下部の吸込口6 から
吸い込んだ空気を浄化して、主吹出口7 から上方へ吹き
出し、副吹出口8 から前方斜め下方に吹き出す。対向す
る空気清浄機4,4 の副吹出口8,8 から吹き出された空気
は、遊戯者P の頭上を通り越して遊戯者P の背面上方側
で合流し下降するエアカーテン17,18 を生じさせる。遊
戯機1からある程度離れて上昇したり通路2 側へ流れる
煙を、エアカーテン17,18 に巻き込んで吸込口6の下方
側へ導く。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【考案の属する技術分野】
本考案はパチンコ場などの遊技場において、場内に、特に遊戯者周辺の空気を 重点的に浄化する空気清浄化構造に関する。
【0002】
【従来の技術及び考案が解決しようとする課題】
多数のパチンコ台やスロットマシン台等の遊戯機台が設けられた遊技場におい ては、遊戯者はそれぞれ遊戯機の前に座り、喫煙をしながら遊戯を行う場合が多 い。 このような遊技場において、場内の浄化装置として、天井に設置した空気吸込 用ダクトや、天井埋め込み形の空気清浄機があり、これらのダクトや空気清浄機 によって場内の換気を行ったり、空気の浄化を行ったりしていた。
【0003】 しかしながら、上記ダクトや空気清浄機は、天井に設けられているので、汚染 の主な原因である遊戯者から遠く離れており、効率良く換気又は浄化をすること ができなかった。 そこで、遊戯機の上方の幕板等に空気清浄機を配置するものが提供されている (例えば、特開平6−23133号公報参照。)。この場合、遊戯機から近い空 間、例えば遊戯機から20cm程度の距離までにある煙は吸引して浄化すること が可能であるが、通路の中央部側へ流れていって遊戯機からある程度遠ざかった 煙は吸引することができなかった。このため、遊戯者周辺に煙が滞留し、非喫煙 者に不快感を与えるという問題があった。
【0004】 本発明の課題は、遊戯者周辺の空気の浄化能力が高い、遊技場における空気清 浄化構造を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、 本考案では、横並びに複数の遊戯機を配置した島構成の遊戯場において、通路 を挟んで対面する一対の島の上部にそれぞれ配置された一対の空気清浄機を備え 、各空気清浄機は、下部の吸込口と上部の吹出口とを連通する風路を内部に区画 すると共に、風路の途中に浄化手段および送風手段を配置しており、上記吹出口 は、上方へ空気を吹き出す主吹出口と、通路側に向けて斜め下方に吹き出す副吹 出口とを含んでいて、両吹出口に分流して空気を吹き出すようにしており、両空 気清浄機の副吹出口から吹き出された空気は、遊戯者の頭上を通り越して遊戯者 の背面上方側で合流し下降するエアカーテンを生じさせるように構成されている ことを特徴とするものである。
【0006】 上記構成では、遊戯者の頭上を通り越えて遊戯者の背面側に下降するエアカー テンを形成する気流によって、エアカーテンの内部の煙が誘引されて下降し吸込 口の下方側へ導かれ、吸込口から吸引される。すなわち、遊戯機に近い位置にあ る煙はそのまま吸込口から吸引される一方、遊戯機から多少離れた位置にある煙 は立ちのぼったり通路の中央側へ流れていってエアカーテンに近づくと、このエ アカーテンによる気流に誘引され、吸込口の下方へと導かれる。
【0007】 吹出風の全てをエアカーテンの生成のために用いた場合には、エアカーテンの 内部の閉じた系の中で空気が循環されてしまうので、浄化性能が悪くなる。これ に対して、本考案では、吹出風の一部をエアカーテンに用いるようにしたので、 このような問題はない。 また、請求項2のように、上記副吹出口からの風量を全吹出風量の30〜40 %とすることが、好ましい。この範囲としたのは、30%未満であると十分なエ アカーテンを形成できないからであり、40%を超えるとエアカーテン内で循環 する空気の量が多くなり浄化能力の低下を招くからである。
【0008】 また、請求項3のように、上記副吹出口からの吹出方向は水平方向に対して下 向きに2〜10°の範囲の角度をなすことが好ましい。この範囲としたのは、2 °未満であると通路の中央部で合流しても十分な下降流を生じさせることができ ないからであり、また、10°を超えると通路を歩行する人の顔に吹出風が当た り不快感を与えるおそれがあるからである。
【0009】 なお、上記エアカーテンの遊戯者頭上での吹き出し方向の長さは、50〜90 cmであることが好ましい。これは、一般に、対面する島同士の距離が200c m程度であることに基づく。そして、この範囲としたのは、50cm未満では、 遊戯者の頭上を超えることができず、また、90cmを超えると、対向する副吹 出口同士からの吹出風が強く衝突し過ぎて合流による下降流の生成が困難となる からである。
【0010】
【考案の実施の形態】
本発明の好ましい実施形態を添付図面を参照しつつ説明する。 図1は本発明の空気清浄化構造の概略側面図であり、図2は島を前方から見た 概略斜視図であり、図3は空気清浄機の概略断面図である。 図1および図2を参照して、本清浄化構造は、横並びに複数の遊戯機1を配置 した島構成の遊戯場に適用され、通路2を挟んで対面する一対の島3,3の上部 に、一対の空気清浄機4,4をそれぞれそれぞれ配置している。
【0011】 具体的には、この空気清浄機4は、照明装置14を兼ね備えたユニットUとし て構成されており、図2に示すように、このユニットUのケーシングU1の前面 U2が、島3の前面において遊戯機1の上方の幕板3aを構成している。 ケーシングU1は長尺の箱状をしており、図3に示すように、内部に風路5を 区画形成している。この風路5は、図2および図3を参照して、ケーシングU1 の下面U11に吸込口6を開口しており、ケーシングU1の上面U12に上方へ 空気を吹き出す主吹出口7を開口していると共に、ケーシングU1の上部前面に 、通路2側に向けて斜め下方に空気を吹き出す副吹出口8を開口している。これ らの主吹出口7および副吹出口8に分流して空気を吹き出すようにしている。
【0012】 また、風路5の内部には、モータ9により駆動されるシロッコファンやクロス フローファンからなる送風ファン10が配置されており、この送風ファン10に よって吸込口6から両吹出口7,8に至る通気流が生成されるようになっている 。吸込口6からルーバ6aを介して吸い込まれた空気は、エアフィルタ11、浄 化手段としてのオゾン集塵器12、送風ファン10を経由して、主吹出口7およ び副吹出口8に分かれて機外へ排出されるようになっている。
【0013】 オゾン集塵器12は、オゾン発生器で発生させたオゾンを利用して、空気中の 汚染物質、特にタバコの煙に含まれるガス成分や粉塵等の汚染物質を除去する公 知のものである。13は、幕板3aとで照明装置14を構成する蛍光ランプであ る。ケーシングU1の前面U2からなる幕板3aは、全体が光を透過可能な素材 により構成され、幕板3aには適宜に絵柄模様等が施されて、装飾性を向上させ てある。
【0014】 図3を参照して、風路5は、その終端側において、主風路5Aと副風路5Bと に分岐している。主風路5Aはそのまま上方に開口して主吹出口7を形成してい る。一方、副風路5Bは、湾曲状の上下一対の仕切り板15,16間に区画され ており、先端部の副吹出口8側へいくにしたがって風路幅が先細り状に狭められ てノズル効果を持たせてある。副吹出口8からの吹き出し方向は、水平方向に対 して下向きに2〜10°の範囲の角度になるように設定されている。また、副吹 出口8からの風量は、主吹出口7からの風量の30〜40%になるように設定さ れている。
【0015】 図1を参照して、通路2を挟んで相対する島3,3のそれぞれの空気清浄機4 ,4の副吹出口8,8から吹き出された空気は、遊戯者Pの頭上を通り越して遊 戯者Pの背面側で合流し下降するエアカーテン17,18を生じさせるようにさ れている。 本実施形態では、吸込口6から吸引された空気は浄化されて、主吹出口7およ び副吹出口8から吹き出される。そして、図3に示すように、遊戯者Pによるタ バコの煙のうち、遊戯機1に比較的近いものは、遊戯機1の前面に沿う上昇気流 19に誘引されて、空気清浄機4の下部の吸込口6に吸引される。一方、遊戯機 1からある程度離れた状態で遊戯者Pの上方や通路2側へ流れていくタバコの煙 は、上記のエアカーテン17,18により誘引されて、吸込口6の下方側へ導か れた後、吸込口6へ向かう上昇気流に誘引されて、吸込口6に吸引される。
【0016】 このように、遊戯者Pの周辺をエアカーテン17,18で取り囲むような状態 で、エアカーテン17,18によってエアカーテン17,18内の汚染空気を吸 込口6側へ導いて浄化するので、遊戯者P周辺の煙を効率良く浄化できる。 特に、副吹出口8からの風量を全体の吹出風量(主吹出口7および副吹出口8 からの吹出風量を合わせたもの)の30〜40%とすることにより、より効率的 に浄化できる。というのは、30%未満であると十分なエアカーテン17,18 を形成できない一方、40%を超えるとエアカーテン17,18内で循環する空 気の量が多くなり浄化能力の低下を招くので、上記の範囲が好ましいからである 。
【0017】 また、図3を参照して、副吹出口8からの吹出方向が水平方向Lに対してなす 角度θは、下向きに2〜10°の範囲とすることにより、より効率的に浄化でき る。というのは、2°未満であると通路2の中央部で合流しても十分な下降流を 生じさせることができないからであり、また、10°を超えると通路2を歩行す る人の顔に吹出風が当たったりして不快感を与えるおそれがあるからである。
【0018】 なお、上記エアカーテン17の遊戯者頭上での吹き出し方向の長さは、50〜 90cmであることが好ましい。これは、一般に、対面する島3,3同士の距離 が200cm程度であることに基づく。すなわち島3,3間の距離が200cm 前後である場合に、上記の範囲としたのは、50cm未満では、エアカーテン1 7が遊戯者Pの頭上を超えることができず、また、90cmを超えると、対向す る副吹出口8同士からの吹出風が強く衝突し過ぎて合流による下降流の生成が困 難となるからである。
【0019】 なお、本考案は上記実施形態に限定されるものではなく、上記実施形態では、 空気清浄機4と照明装置14とを兼用したユニットUとしたが、空気清浄機4単 体で構成することも可能である。また、オゾン集塵器に代えて、他の公知の電気 集塵器を用いることが可能である。その他、本考案の範囲で種々の変更を施すこ とができる。
【0020】
【考案の効果】
本考案では、浄化後の吹出風の一部を利用し、遊戯者の頭上を超えて遊戯者の 背面上方側で合流して下降するエアカーテンを生成するので、このエアカーテン の気流によって、遊戯機からある程度離れている煙を吸込口の下方側へ誘引でき る結果、遊戯者周辺の煙を効率良く浄化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施形態の空気清浄化構造の概略側
面図である。
【図2】空気清浄化構造が適用された島を前方から見た
概略斜視図である。
【図3】空気清浄機の概略断面図である。
【符号の説明】
1 遊戯機 2 通路 3 島 4 空気清浄機 5 風路 6 吸込口 7 主吹出口 8 副吹出口 10 送風ファン(送風手段) 12 オゾン集塵器(浄化手段) 13 ランプ 14 照明装置 17,18 エアカーテン

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】横並びに複数の遊戯機を配置した島構成の
    遊戯場において、 通路を挟んで対面する一対の島の上部にそれぞれ配置さ
    れた一対の空気清浄機を備え、 各空気清浄機は、下部の吸込口と上部の吹出口とを連通
    する風路を内部に区画すると共に、風路の途中に浄化手
    段および送風手段を配置しており、 上記吹出口は、上方へ空気を吹き出す主吹出口と、通路
    側に向けて斜め下方に空気を吹き出す副吹出口とを含ん
    でいて、両吹出口に分流して空気を吹き出すようにして
    おり、 両空気清浄機の副吹出口から吹き出された空気は、遊戯
    者の頭上を通り越して遊戯者の背面上方側で合流し下降
    するエアカーテンを生じさせるように構成されているこ
    とを特徴とする遊戯場における空気清浄化構造。
  2. 【請求項2】上記副吹出口からの風量を全吹出風量の3
    0〜40%としたことを特徴とする請求項1記載の遊技
    場における空気清浄化構造。
  3. 【請求項3】上記副吹出口からの吹出方向は水平方向に
    対して下向きに2〜10°の範囲の角度をなすことを特
    徴とする請求項1記載の遊戯場における空気清浄化構
    造。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006247028A (ja) * 2005-03-09 2006-09-21 Olympia:Kk 空気循環装置を有する遊技機、及びこれを用いた遊技場の島ユニット。
JP2010158450A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010158451A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2010158449A (ja) * 2009-01-09 2010-07-22 Kyoraku Sangyo Kk 遊技機
JP2011000366A (ja) * 2009-06-22 2011-01-06 Ebis Work:Kk 煙流規制設備

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