JP3627172B2 - 気流制御型分煙機 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、建築物、航空機、車両等の室内の一角をエアーカーテンにより自由自在に仕切り、その一角を喫煙空間にして煙を喫煙空間外に直接出さないようにし、かつ喫煙空間内では煙を直ちに吸引して、他の喫煙者に煙がかからないようにした気流制御型分煙機に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、室内の一角を仕切ってその場所を喫煙コーナーや喫茶室にする方法として、つい立てを使用する場合が多い。このつい立てはあくまで間仕切りが目的であるから、上部空間からエアーが流出入するから内部あるいは外部の汚染されたエアー(煙草の煙、排気ガス、有害ガス)流出入する弊害が生じる。
【0003】
そこで、この弊害を防止するため、図20に示すようなエアーカーテン発生装置を内蔵したつい立てがある。このつい立てaは、送風機bを内蔵し上部にエアーカーテンを形成する吹出口cを設置し、更に側面に吸引口dを設置してなる。このつい立てaにて吸引口dを内側にして室内の一角を囲う。更に、このつい立てaの設置場所上方の天井eに吸引ファンfを設置している。送風機bを作動させて吹出口cからエアーを吹き出しエアーカーテンgを形成して、床h、天井e、つい立てa等と相まって喫煙空間iをつくり、この喫煙空間i内のエアーを天井eの吸引ファンfにて外部に排出して喫煙空間i内を負圧にして、室内の他の空間に汚染エアーを流出しないようにしている。
【0004】
また、図21に示すような喫煙ユニット(実開平7−35927号公報参照)がある。この喫煙ユニットは、天井部jの周囲に吹出口cがあり天井部jの中央部に吸引口dがあって、吹出口cからのエアーカーテンgにより床h、天井部jと相まって喫煙空間iをつくり、この喫煙空間i内のエアーを天井部jの吸引口dにて吸引排出して喫煙空間i内を一時的に負圧にして、室内の他の空間に煙や悪臭を流出しないようにし、天井部j内にある空気清浄機により清浄エアーとして再び吹出口cから吹き出し、循環させているものである。
【0005】
また、図22に示すような喫煙カウンターkは、部屋の隅に配置され、カウンター本体1の側面に排気口mを設けると共に上面に吸引口nを設け、該吸引口nの上方に遮蔽板oを支柱pにより支持して設け、吸引口nと排気口mとの間の喫煙カウンターk内に空気清浄機を設けたものである。この喫煙カウンターkの周辺で人が煙草を吸うと、煙は周辺のエアーと共に遮蔽板oにガイドされ吸引口nからカウンター本体1内に入り、空気清浄機により清浄化されて排気口mから外部に排気される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、上述の図20に示す例では、室内の一角をつい立てaにて仕切って、直ぐにその場所を喫煙コーナーや喫茶室にすることは出来ても、簡易的に作りずらく、喫煙者と言えども他人の煙は出来れば避けたいという願望を満たすことは出来ない。
【0007】
また、図21の喫煙ユニットは、大がかりなものであるから、容易に移動出来ず、簡易的に喫煙コーナーを室内の一角に作るというようなことは不可能であり、予め大きさが決まっているから、広いスペースを臨時の喫煙コーナーにするということもで出来ない。また、天井部jを支持する支柱kが必要となり、更に、天井eに吊るすようなタイプにしても、一部空間i内を一時的に負圧状態にすることが出来ても、中央部にある吸引口dから吸い込んだエアーは、その全量を再び吹出口cからのエアーカーテンgとするから、結局は喫煙空間i内を恒常的に負圧状態にすることが出来ない。従って、室内の他の空間に煙が流出してしまい良好な喫煙空間iとなりずらい。喫煙者と言えども他人の煙は出来れば避けたいという願望も満たすことが出来ない。
【0008】
更に、図22に示すような喫煙カウンターkは、室内の隅に配置すれば簡単に喫煙コーナーとなり、喫煙者と言えども他人の煙は出来れば避けたいという願望を満たすことが出来都合がよい。しかし、喫煙カウンターkから少し離れると、煙を吸引出来ず、喫煙コーナーから煙が漏れ易く、非喫煙者に迷惑が及ぶこともある。
【0009】
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、室内の一角を容易に喫煙空間に出来、煙をその喫煙空間内から流出させず、清浄化してから室内に戻し循環させ、喫煙空間内では煙を直ちに吸引して、他の喫煙者に煙がかからないように出来る気流制御型分煙機を提供することを課題とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、請求項1記載の発明は、機械本体は、箱体につい立てを載せて形成し、該つい立て上に設けた室内を区分けするためのエアーカーテンを形成する吹出口と、該エアーカーテンにより区分けしたいずれか一方の空間に位置させて前記箱体上部に設けた吸引口と、いずれか他方の空間に位置させて前記箱体に設けた排気口とを有し、前記機械本体の前記箱体内に送風機及び空気清浄機を前記吸引口と前記排気口との間に位置させて設け且つ前記つい立て内にクロスフローファンを設けてなり、前記吸引口を内側にして前記室内の一部を囲う形に1以上の前記機械本体を配置し、前記排気口からの清浄エアー排気量を少なくとも前記エアーカーテンによる外部巻込エアー量よりも大となるように設定し、前記吸引口側の空間内を負圧状態にすると共に喫煙空間とし且つ該喫煙空間内の前記箱体周辺を漂う煙草の煙を前記吸引口から直接吸引できるようにしたことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、室内をエアーカーテンにより区分けし、一方を喫煙空間とし、この中の気流制御型分煙機の箱体周辺を漂う煙草の煙を直ちに吸引口から吸引し、空気清浄機により清浄エアーにし排気口から喫煙空間外に排し、この清浄エアー排量をエアーカーテンによる外部巻込エアー量よりも多く排気口から排出するから、喫煙空間を負圧状態に保持する。一方、直ちに吸引口から吸引されなかった煙草の煙も、喫煙空間がエアーカーテンで仕切られ負圧状態であるから、結局吸引口から吸引され空気清浄機により清浄エアーにされ、排気口から喫煙空間外に排出される。
【0011】
請求項2記載の発明は、前記機械本体の吸引口の上方に遮蔽板を設けたことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、吹出口からのエアーカーテンに対する相互干渉を緩和すると共に、吸引口の水平方向の直接吸引の範囲を広げる。
【0012】
請求項3記載の発明は、前記機械本体の吸引口上に竜巻式吸引装置を設けたことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、吹出口からのエアーカーテンに対する相互干渉をしない範囲で、吸引口の直接吸引の範囲を最大限に広げる。
【0013】
請求項4記載の発明は、前記竜巻式吸引装置は、筒体の側壁に切欠口を設けると共に、筒体の長手方向端部の少なくとも一方に吸引孔を設け、該吸引孔を前記送風機のサクション側に接続してなることを特徴とする。したがって、この特徴によれば、簡単な構造で、吹出口からのエアーカーテンに対する相互干渉をしない範囲での、吸引口の直接吸引の範囲を最大限に広げることを可能にする。
【0014】
請求項5記載の発明は、前記筒体の切欠口近傍に沿って吸引開口を設けたことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、筒体内の竜巻をより安定化し、かつ吸引開口からの吸引も期待できる。
【0015】
請求項6記載の発明は、前記機械本体は移動自在であることを特徴とする。したがって、この特徴によれば、室内あらゆる所に簡単に移動して、喫煙空間を創設出来るし、喫煙者同士も他人の煙を吸うことがほとんどなくなる。
【0016】
請求項7記載の発明は、前記吹出口は形成するエアーカーテンの方向を可変としたことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、室内の状況に応じてエアーカーテンの方向を変え、より適切な喫煙空間を創設出来る。
【0017】
請求項8記載の発明は、前記機械本体の側部に前記吸引口側空間と前記排気口側空間とを分ける板状物を折り畳み可能に取り付け、該板状物に室内を区分けするためのエアーカーテンを形成する吹出口を設けたことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、機械本体の側部の板状物を広げれて室内に設置し、吹出口からエアーを吹き出し、エアーカーテンを形成すれば、より広い範囲の喫煙空間を創設出来る。
【0018】
請求項9記載の発明は、前記板状物の一部を透明板にすると共に、該透明板に掲示物を挟み込めるようにしたことを特徴とする。したがって、この特徴によれば、見通しがよくなり圧迫感が減り、広告などの掲示物を挟み込め、外れなくなる。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の実施の形態を図1〜19に基づいて詳述する。
図1は本発明の実施の形態である気流制御型分煙機を示す正面図、図2はこの気流制御型分煙機の断面図である。両図において、1は気流制御型分煙機を示し、この気流制御型分煙機1は、機械本体2を含み、この機械本体2は、箱体10につい立て11を載せて形成し、該つい立て11上に設けた室内Aを区分けするためのエアーカーテン3を形成する吹出口4と、該エアーカーテン3により区分けしたいずれか一方の空間に位置させて箱体10上部に設けた吸引口5と、いずれか他方の空間に位置させて箱体10に設けた排気口6とが有り、機械本体2の箱体10内に送風機7及び空気清浄機8を吸引口5と排気口6との間に位置させて設け且つつい立て11内にクロスフローファン15を設けてなり、吸引口5を内側にして室内Aの一部を囲う形に1以上の機械本体2を配置し、 そして、この排気口6からの清浄エアー排気量を少なくともエアーカーテン3による外部巻込エアー量Qよりも大となるように設定し、吸引口5側の室内Aの空間内を負圧状態にすると共に喫煙空間9とし且つこの喫煙空間9内の箱体10周辺を漂う煙草の煙を吸引口5から直接吸引できるようにしたものである。
【0020】
前記機械本体2は、すでに述べたように、箱体10につい立て11を載せたような形状をなし、箱体10上に設けた天板12を含み、その下面にバー13が取り付けられ、そのバー13にキャスター14が設けられ、自在に移動出来るようになっている。また、つい立て11も、すでに述べたように、その内部にクロスフローファン15が内蔵され、その上面に前記吹出口4が設けられ、側面にエアーカーテン3を形成するための循環吸込口16が設けられいる。そして、クロスフローファン15が作動することにより、循環吸込口16からエアーを吸い込み吹出口4から吹き出してエアーカーテン3を上方に形成する。そして、機械本体2を設置した室内Aは、機械本体2及び上記エアーカーテン3を境として気流制御的に区分けされることになる。
なお、循環吸込口16は、図3に示すように、排気口6と同じ空間、すなわち、非喫煙空間17に位置させてもよく、この場合、喫煙空閧9にいる喫煙者が故意に循環吸込口16に煙草の煙を吹きかけることが出来なくなり、都合がよい。
【0021】
前記吸引口5は、箱体10上の天板12に設けられ、その上方に遮蔽板20が設けられている。この遮蔽板20と天板12との間にネット状物21が介在し、吸引口5内に異物が入らないようにしている。遮蔽板20は、そのスペースの有効利用と、天板12近傍に漂う煙草の煙をすばやく吸引口5に導くためと、循環吸込口16との相互干渉を遮断するためとである。したがって、循環吸込口16との相互干渉を遮断する観点から、あるいは視覚的意味から遮蔽板20は二点鎖線に示すように設置されてもよい。なお、吸引口5にネット状物21を直接張り、遮蔽板20を設けなくてもよい。
【0022】
前記機械本体2内には、上述のように、送風機7及び空気清浄機8が設けられているが、送風機7は必要な容量及び圧力の条件が満たせば特に限定されない。空気清浄機8は、この実施例では汚染エアー中の比較的大きな粒子を除去するプレフィルター22と、プレフィルター22通過後の微粒子を除去する電気集塵機23と、臭気成分を除去する脱臭フィルター24との3部構成となっている。なお、電気集塵機23の代わりに、脱臭機能を併せ持つ高性能なメカニカルフィルターを用いてもよい。いずれにしても、この空気清浄機8は、ある一定の性能をクリアーするものであれば、特に限定がない。なお、送風機7は、この実施例では電気集塵機23と、脱臭フィルター24との間に設置されている。
【0023】
前記排気口6は、エアーカーテン3により気流制御的に区分けされた他方の空間、すなわち、前記非喫煙空間17に位置している。この排気口6は、吸引口5から吸引され前記空気清浄機8により清浄化されたエアーすべてが排気される。
【0024】
図4は本発明の他の実施形態を示す気流制御型分煙機1aであり、この気流制御型分煙機1aと図1〜3の実施形態との相違点は、天板12の吸引口5から吸引された煙草の煙がサイドボックス25を通り箱体10の側板26から入るようになっている点と、箱体10の下面に転倒防止板27が取り付けられ、さらに、この転倒防止板27に移送用のためのキャスター14が着脱自在に取り付けられている点にある。その他の構成は図1〜3の実施形態と同様なので図に符号を付してその説明を省略する。
【0025】
次に、上記構成になる気流制御型分煙機1、1aを使用して、室内Aの一角を喫煙空間9と非喫煙空間17とに区分する方法について述べる。
図5は気流制御型分煙機1、1aを使用した最も簡単な喫煙空間9と非喫煙空間17とに区分する方法を示すもので、この室内Aの一角は、直角に交わる壁30、31で囲まれているから、気流制御型分煙機1あるいは1a(以下単に気流制御型分煙機1とする。)を45度斜めに設置し、直角三角形の喫煙空間9を創設する。この際、壁30、31側に吸引口5を向け、壁30、31の無い方に排気口6を向けて、気流制御型分煙機1を設置する。また、図6は気流制御型分煙機1を2台L字状に設置し、矩形の喫煙空間9を創設するものである。
【0026】
そして、図2、5、6において、気流制御型分煙機1を作動させると、吹出口4からエアーが吹き出て、エアーカーテン3を形成してそれを境に室内Aを喫煙空間9と非喫煙空間17とに区分する。喫煙空間9内の喫煙者から出た煙草の煙は、他の喫煙者に影響しないで直ちに捕捉されて、エアーと共に吸引口5へ吸引されて、空気清浄機8により清浄化され、排気口6から非喫煙空間17に排出される。一方、捕捉されなかった煙は喫煙空間9内を漂うが、排気口6からの清浄エアー排気量が、エアーカーテン3による外部巻込エアー量Qよりも大に設定してあるから、喫煙空間9が負圧状態となって、喫煙空間9内を漂う煙草の煙は非喫煙空間17に出ることなく、上述のように吸引口5へエアーと共に吸引されて、清浄化され清浄エアーとして、非喫煙空間17に排出される。
【0027】
図7〜10は本発明の他の実施形態を示す気流制御型分煙機1bであり、この気流制御型分煙機1bと図1〜3の実施形態との相違点は、吸引口5の上方にある遮蔽板20及びネット状物21の代わりに、竜巻式吸引装置40を吸引口5上に設けた点にある。
【0028】
この竜巻式吸引装置40は、筒体41の側壁42に切欠口43を設けると共に、筒体41の長手方向端部の少なくとも一方に吸引孔44を設け、この吸引孔44を天板12の吸引口5を通して送風機7のサクション側に接続してなる。この吸引孔44が側板45に明けられ、この吸引孔44を覆う側部カバー46を側板45に取り付け、さらに、筒体41の上方を覆うように上部カバー47を取り付け、このカバー47と筒体41の切欠口43とに沿った隙間を吸引開口48とし、この吸引開口48も上記吸引口5を通して送風機7のサクション側に接続している。
【0029】
したがって、送風機7が作動すると、竜巻式吸引装置40の吸引開口48及び吸引孔44からエアーを吸引するから、吸引開口48にエアーが入る共に切欠口43から筒体41に入り、エアー流と側壁42との間に不連続面が出来、小さな渦49が多数発生する。小さく多数発生した渦49の軸方向から、すなわち、吸引孔44からエアーを吸引してやると、多数発生した渦49のエネルギーを収束させ、竜巻tのコアを形成し、このコアの回りを自由渦が旋回して、エアーを吸引孔44に向かう竜巻tを人工的に発生させるのである。すなわち、筒体41内の長手方向全体に伸びた竜巻tが発生しているから、竜巻tが有する渦収束力でより広い範囲の煙草の煙をエアーと共に吸引するのである。その他の構成、作用は図1〜3の実施形態と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0030】
図11は他の実施形態を示す竜巻式吸引装置40aであり、この竜巻式吸引装置40aと図7〜10に示す実施形態との相違点は、筒体41に近在する吸引開口48が切欠口43の下にあり、上部カバー47の代わりにわずかに湾曲したガイド板50が切欠口43の下方に設けれて、竜巻tが逆回転になる点にある。その他の構成、作用は図7〜10の実施形態と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0031】
図12は他の実施形態を示す竜巻式吸引装置40bであり、この竜巻式吸引装置40bと図7〜10に示す実施形態との相違点は、筒体41の長手方向両端にある側板45に近在した筒体41の側壁42に吸引孔44aが明けられ、そのために側部カバー46が無い点にある。その他の構成、作用は図7〜10の実施形態と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0032】
図13〜15は本発明の他の実施形態を示す気流制御型分煙機1cであり、この気流制御型分煙機1cと図1〜3の実施形態との相違点は、機械本体2の両側部にも室内Aを区分けするためのエアーカーテン3を形成する吹出口4aを設け、上方ばかりか横方向にもエアーカーテン3を形成し、喫煙空間9をより広く創設出来、かつ喫煙空間9内の喫煙者から出た煙草の煙がなお一層非喫煙空間17に流出しないようにした点にある。すなわち、この循環吸込口16は、図3と同様に、排気口6と同じ空間である非喫煙空間17に位置させ、クロスフローファン15を作動させて、非喫煙空間17側のエアーを循環吸込口16から吸い込み、吹出口4aから吹き出してエアーカーテン3を横方向に形成する。したがって、この吹出口4aは、吸引口5との干渉を防ぎ、しかも喫煙空間9にいる喫煙者が故意に循環吸込口16に煙草の煙を吹きかけることも防止できて都合がよい。なお、吹出口4aは片方でも良いし、循環吸込口16が喫煙空間9に位置することを禁ずるものではない。その他の構成、作用は図1〜3の実施形態と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0033】
図16、17は本発明の他の実施形態を示す気流制御型分煙機1dであり、この気流制御型分煙機1dと図13〜15の実施形態との相違点は、固定状態の吹出口4aを首振り可能な吹出口4bとした点にある。すなわち、この吹出口4bは機械本体2の両側部に設けた取付具51に軸支し、必要に応じて吹出口4bを軸52を中心として回動させ、エアーカーテン3の形成方向を変える。なお、吹出口4bは片方でも良く、また図17中、53はエアー導入板である。その他の構成、作用は図13〜15の実施形態と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0034】
図18、19は本発明の他の実施形態を示す気流制御型分煙機1eであり、この気流制御型分煙機1eと図1〜3の実施形態との相違点は、機械本体2の両側部に長つい立て状の板状物11aを兆番54にて折り畳み可能に設け、この板状物11aに吹出口4cを設け、さらに、この板状物11aの一部を透明板55とし、この透明板55に掲示物56を挟み込めるようにした点にある。したがって、使用時に板状物11aを広げて上方のエアーカーテン3幅を広く形成し、喫煙空間9をより広く創設出来、しかも喫煙空間9内の喫煙者から出た煙草の煙がなお一層非喫煙空間17に流出しないようになっている。それに加えて、板状物11aの一部を透明板55としているから、見通し良く圧迫感がなくなり、さらに、透明板55に広告などの掲示物56を挟み込めば、設置場所によっては広告料を取れる可能性がある。なお、吹出口4c付きの板状物11aは片方でも良いし、循環吸込口16が非喫煙空間17に位置しても良く、また図18、19中、57はキャスターである。その他の構成、作用は図1〜3の実施形態と同様なので図面に符号を付してその説明を省略する。
【0035】
【発明の効果】
以上詳述したように、本発明の気流制御型分煙機によれば、以下のような効果がある。
請求項1の発明は、室内をエアーカーテンにより区分けし、一方を喫煙空間とし、この中の気流制御型分煙機の箱体周辺を漂う煙草の煙を直ちに吸引口から吸引し、空気清浄機により清浄エアーにし排気口から喫煙空間外に排し、この清浄エアー排量をエアーカーテンによる外部巻込エアー量よりも多く排気口から排出するから、喫煙空間を負圧状態に保持する。一方、直ちに吸引口から吸引されなかった煙草の煙も、喫煙空間がエアーカーテンで仕切られ負圧状態であるから、結局吸引口から吸引され空気清浄機により清浄エアーにされ、排気口から喫煙空間外に排出される。したがって、室内の一角を容易に喫煙空間に出来、煙草の煙をその喫煙空間内から流出させず、清浄化してから室内に戻し循環させ、喫煙空間内では煙草の煙を直ちに吸引して、他の喫煙者に煙草の煙がかからないように出来る効果がある。
【0036】
請求項2の発明は、吹出口からのエアーカーテンに対する相互干渉を緩和すると共に、吸引口の水平方向の直接吸引の範囲を広げる。したがって、上記効果に加えて、喫煙空間内では煙を直ちに吸引して、なお一層他の喫煙者に煙がかからないように出来る。
【0037】
請求項3の発明は、吹出口からのエアーカーテンに対する相互干渉をしない範囲で、人工的に作った竜巻により吸引口の直接吸引の範囲を最大限に広げる。したがって、喫煙空間内で喫煙者同士が互いに他人が吐き出した煙草の煙を吸うことがほとんどなくなる。
【0038】
請求項4の発明は、簡単な構造で、吹出口からのエアーカーテンに対する相互干渉をしない範囲での、吸引口の直接吸引の範囲を最大限に広げることを可能にする。したがって、簡単な構造のものでありながら、喫煙者といえども他人が吐いた煙草の煙を吸いたくないという、希望を叶えることが出来る。
【0039】
請求項5の発明は、筒体内の竜巻をより安定化し、かつ吸引開口からの吸引も期待できる。したがって、筒体内の竜巻により捕捉し損ねた煙草の煙を再び捕捉できて、喫煙者も他人が吐いた煙草の煙を吸いたくないという、希望をより一層叶えることが出来る。
【0040】
請求項6の発明は、室内あらゆる所に簡単に移動して、喫煙空間を創設出来るし、喫煙者同士も他人の煙を吸うことがほとんどなくなる。したがって、非喫煙者も喫煙者も共に他人の煙草の煙を吸う機会がほとんどなくなる。
【0041】
請求項7の発明は、室内の状況に応じてエアーカーテンの方向を変え、より適切な喫煙空間を創設出来る。したがって、室内をその形状にほとんど制約されずに比較的広い範囲の喫煙空間を創設出来、しかもその喫煙空間は煙草の煙がより一層洩れない構造のものとなる。
【0042】
請求項8記載の発明は、機械本体の側部の板状物を広げれて室内に設置し、吹出口からエアーを吹き出し、エアーカーテンを形成すれば、より広い範囲の喫煙空間を創設出来る。したがって、機械本体の側部の板状物を広げるだけで、より広い範囲の、しかも煙草の煙がより一層洩れない構造の喫煙空間を創設することが出来る。
【0043】
請求項9記載の発明は、見通しがよくなり圧迫感が減り、広告などの掲示物を挟み込め、外れなくなる。したがって、犯罪の予防や事故の早期発見が可能となり、透明板に広告などの掲示物を挟み込めば、人の多い設置場所では広告料を取ることが出来、その広告料により、機器のメンテナンス費用や設置費用も捻出することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態である気流制御型分煙機を示す正面図。
【図2】本発明の実施の形態である気流制御型分煙機を示す断面図。
【図3】本発明の実施の形態である気流制御型分煙機の一部を示す断面図。
【図4】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機を示す断面図。
【図5】本発明の実施の形態である気流制御型分煙機の設置状態を示す平面図。
【図6】本発明の実施の形態である気流制御型分煙機の他の設置状態を示す平面図。
【図7】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機の一部を断面した側面図。
【図8】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機を断面した断面図。
【図9】図8の竜巻式吸引装置の長手方向の断面図。
【図10】図8の竜巻式吸引装置の径方向の断面図。
【図11】本発明の他の実施の形態を示す竜巻式吸引装置の径方向の断面図。
【図12】本発明の他の実施の形態を示す竜巻式吸引装置の径方向の断面図。
【図13】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機を示す正面図。
【図14】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機を切欠しその一部を断面した平面図。
【図15】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機の設置状態を示す平面図。
【図16】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機を示す正面図。
【図17】図16の吹出口の径方向の断面図。
【図18】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機を示す斜視図。
【図19】本発明の他の実施の形態である気流制御型分煙機の使用状態を示す斜視図。
【図20】従来例を示す断面図。
【図21】従来例を示す斜視図。
【図22】従来例を示す斜視図。
【符号の説明】
1、1a、1b、1c、1d、1e 気流制御型分煙機
2 機械本体
3、g エアーカーテン
4、4a、4b、4c 吹出口
5、d、n 吸引口
6、m 排気口
7、b 送風機
8 空気清浄機
9、i 喫煙空間
10 箱体
11、a つい立て
11a 板状物
12 天板
13 バー
14、57 キャスター
15 クロスフローファン
16 循環吸込口
17 非喫煙空間
20、o 遮蔽板
21 ネット状物
22 プレフィルター
23 電気集塵機
24 脱臭フィルター
25 サイドボックス
26、42、45 側板
27 転倒防止板
30、31 壁
40、40a、40b 竜巻式吸引装置
41 筒体
43 切欠口
44、44a 吸引孔
46 側部カバー
47 上部カバー
48 吸引開口
49 渦
50 ガイド板
51 取付具
52 軸
53 エアー導入板
54 兆番
55 透明板
56 掲示物
A 室内
e 天井
f 吸引ファン
h 床
j 天井部
k 喫煙カウンター
l カウンター本体
p 支柱
Q 外部巻込エアー量

Claims (9)

  1. 機械本体は、箱体につい立てを載せて形成し、該つい立て上に設けた室内を区分けするためのエアーカーテンを形成する吹出口と、該エアーカーテンにより区分けしたいずれか一方の空間に位置させて前記箱体上部に設けた吸引口と、いずれか他方の空間に位置させて前記箱体に設けた排気口とを有し、前記機械本体の前記箱体内に送風機及び空気清浄機を前記吸引口と前記排気口との間に位置させて設け且つ前記つい立て内にクロスフローファンを設けてなり、前記吸引口を内側にして前記室内の一部を囲う形に1以上の前記機械本体を配置し、前記排気口からの清浄エアー排気量を少なくとも前記エアーカーテンによる外部巻込エアー量よりも大となるように設定し、前記吸引口側の空間内を負圧状態にすると共に喫煙空間とし且つ該喫煙空間内の前記箱体周辺を漂う煙草の煙を前記吸引口から直接吸引できるようにしたことを特徴とする気流制御型分煙機。
  2. 前記機械本体の吸引口の上方に遮蔽板を設けた請求項1記載の気流制御型分煙機。
  3. 前記機械本体の吸引口上に竜巻式吸引装置を設けた請求項1記載の気流制御型分煙機。
  4. 前記竜巻式吸引装置は、筒体の側壁に切欠口を設けると共に、筒体の長手方向端部の少なくとも一方に吸引孔を設け、該吸引孔を前記送風機のサクション側に接続してなる請求項3記載の気流制御型分煙機。
  5. 前記筒体の切欠口近傍に沿って吸引開口を設けた請求項4記載の気流制御型分煙機。
  6. 前記機械本体は移動自在である請求項1、2、3、4又は5記載の気流制御型分煙機。
  7. 前記吹出口は形成するエアーカーテンの方向を可変とした請求項1、2、3、4、5又は6記載の気流制御型分煙機。
  8. 前記機械本体の側部に前記吸引口側空間と前記排気口側空間とを分ける板状物を折り畳み可能に取り付け、該板状物に室内を区分けするためのエアーカーテンを形成する吹出口を設けた請求項1、2、3、4、5又は6記載の気流制御型分煙機。
  9. 前記板状物の一部を透明板にすると共に、該透明板に掲示物を挟み込めるようにした請求項8記載の気流制御型分煙機。
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