JPH07256033A - 空気清浄器 - Google Patents

空気清浄器

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Publication number
JPH07256033A
JPH07256033A JP6057010A JP5701094A JPH07256033A JP H07256033 A JPH07256033 A JP H07256033A JP 6057010 A JP6057010 A JP 6057010A JP 5701094 A JP5701094 A JP 5701094A JP H07256033 A JPH07256033 A JP H07256033A
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JP
Japan
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housing
air
movable
suction port
main body
Prior art date
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Application number
JP6057010A
Other languages
English (en)
Inventor
Kazuhiro Araki
一弘 荒木
Yoshimasa Tanaka
義昌 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Electric Works Co Ltd
Original Assignee
Matsushita Electric Works Ltd
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Publication date
Application filed by Matsushita Electric Works Ltd filed Critical Matsushita Electric Works Ltd
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Publication of JPH07256033A publication Critical patent/JPH07256033A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 使い勝手が良く、使用者が局所的な清浄空間
内に存することにより健康維持に役立つことができる空
気清浄器の提供を目的とする。 【構成】 大略円筒状をなす本体ハウジング1 と、本体
ハウジング1 にその軸線を中心に回動自在に設けられる
ものであって吸込口3 と吹出口5 とそれらの間に設けら
れた風洞部8 とを有した可動ハウジング2 と、モータ6
及びファン7 にて構成され空気を吸込口3 から吸い込ん
で吹出口5 から吹き出す送風手段と、送風手段により吸
い込んだ空気を清浄するフィルター9 とを備えて構成さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、部屋の空気を清浄する
空気清浄器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、小児喘息、アトピー性皮膚炎等の
アレルギー症状の子供が増加してきている。その原因も
近年解明されてきて、文献等によると、原因の約8〜9
割が家のダニによるとされている。つまり、ダニの糞や
死骸が乾燥して細かく粉砕され、その粉砕されたものが
空中に浮遊し、それを吸うことにより体内に入り、抗原
抗体反応が起こり、アレルギー症状を引き起こしてしま
うのである。また、ダニは、特に布団やじゅうたん等に
繁殖しやすいため、それらの内部にダニの糞や死骸が多
量にある。このために、例えば、布団を敷くとき又は上
げるときに、ダニの糞や死骸が粉砕されたものが舞い上
がり、それを吸うことによりアレルギー症状を引き起こ
してしまう。
【0003】これを解決するために、空気中に存在する
ダニの糞や死骸等のアレルゲン、その他の塵や埃、不快
な臭気等を除去する空気清浄器が提供されている。これ
は、部屋全体の空気を清浄しようとするものであり、送
風手段により周囲の空気を吸込口から内部に吸い込み、
フィルターにより空気を清浄し、吹出口から吹き出すと
いうものである。しかし、これは、部屋全体という比較
的大きな空間を清浄するという目的では有効であるが、
清浄するのに時間がかかることから、アレルギー症状を
引き起こす人にとっては、清浄する間にアレルゲンを吸
ってしまうことがあり、アレルギー症状を抑制する効果
が現れにくかった。
【0004】これを解決するために、吹出口から吹き出
される風速を吸込口から吸い込まれる風速より小さくす
ることによって、比較的短い時間で、比較的大きな空間
の内の局所空間を清浄空間にすることが考えられる。す
なわち、これは、比較的短い時間で吹出口から外部に局
所的な清浄空間を作り出すことができるので、使用者が
その清浄空間内に存することにより、清浄された空気を
吸い、使用者の健康維持に役立たせることができる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述した局所的に清浄
空間を作り出すものは、これから普及していくために
は、全体を移動することなく容易に吹出口から吹き出さ
れる風の向きを変えたり、収納時に場所を取らなくした
り、また、より密な清浄空間を作り出したりするなど、
使い勝手を良くし、また、清浄空間に存することによる
効果が顕著に表れるようにする必要がある。
【0006】本発明は、このような点に鑑みなされたも
のであり、その目的とするところは、使い勝手が良く、
使用者が局所的な清浄空間内に存することにより健康維
持に役立つことができる空気清浄器を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1記載の空気清浄器は、吸込口と吹出口とそ
れらの間に設けられた風洞部とを有したハウジングと、
ハウジングの内部に収容されるものであって空気を吸込
口から吸い込んで吹出口から吹き出す送風手段と、ハウ
ジングの内部に収容されるものであって送風手段により
吸込口から吸い込んだ空気を清浄するフィルターとを備
え、前記吹出口から吹き出される風速を吸込口から吸い
込まれる風速より小さくした空気清浄器において、前記
ハウジングは、本体ハウジングと、本体ハウジングに対
して可動自在に設けられる可動ハウジングとからなり、
可動ハウジングに少なくとも吹出口を有してなる構成と
している。
【0008】また、請求項2記載の空気清浄器は、請求
項1記載のもののハウジングが、可動ハウジングが本体
ハウジングに対して所定方向に回動自在となるよう構成
されてなる構成としている。
【0009】また、請求項3記載の空気清浄器は、請求
項2記載のもののハウジングが、可動ハウジングが重力
方向に略平行な軸線を中心に回動する方向に回動自在と
なるよう構成されてなる構成としている。
【0010】また、請求項4記載の空気清浄器は、請求
項2記載のもののハウジングが、可動ハウジングが重力
方向に略垂直な軸線を中心に回動する方向に回動自在と
なるよう構成されてなる構成としている。
【0011】また、請求項5記載の空気清浄器は、請求
項1乃至4の何れかに記載のもののハウジングが、可動
ハウジングを複数個有してなる構成としている。
【0012】また、請求項6記載の空気清浄器は、請求
項5記載のもののハウジングが、複数の可動ハウジング
のうち1個を本体ハウジングと一体に形成してなる構成
としている。
【0013】また、請求項7記載の空気清浄器は、請求
項5又は6記載のもののハウジングが、各可動ハウジン
グがその吹出口が他の可動ハウジング又は本体ハウジン
グに隠れるまでの範囲で可動自在となるよう構成されて
なる構成としている。
【0014】また、請求項8記載の空気清浄器は、吸込
口と吹出口とそれらの間に設けられた風洞部とを有した
ハウジングと、ハウジングの内部に収容されるものであ
って空気を吸込口から吸い込んで吹出口から吹き出す送
風手段と、ハウジングの内部に収容されるものであって
送風手段により吸込口から吸い込んだ空気を清浄するフ
ィルターとを備え、前記吹出口から吹き出される風速を
吸込口から吸い込まれる風速より小さくした空気清浄器
において、前記ハウジングが、吹出口から吹き出される
風向きが交差するように吹出口を複数個有してなる構成
としている。
【0015】
【作用】請求項1記載の構成によれば、全体を移動しな
くても可動ハウジングの可動に応じて吹出口の位置が変
わる。
【0016】請求項2記載の構成によれば、全体を移動
しなくても可動ハウジングの回動に応じて吹出口の向き
が変わる。
【0017】請求項3記載の構成によれば、全体を移動
しなくても可動ハウジングの回動に応じて吹出口の水平
方向の向きが変わる。
【0018】請求項4記載の構成によれば、全体を移動
しなくても可動ハウジングの回動に応じて吹出口の上下
方向の向きが変わる。
【0019】請求項5記載の構成によれば、全体を移動
しなくても各可動ハウジングの可動に応じてそれが有し
ている吹出口の位置が変わる。
【0020】請求項6記載の構成によれば、部品点数が
減り、組立性が良くなる。請求項7記載の構成によれ
ば、未使用時において各可動ハウジングをその吹出口が
他の可動ハウジング又は本体ハウジングに隠れるまで可
動した場合、コンパクトになり、また、吹出口に塵や埃
等が入りにくくなる。
【0021】請求項8記載の構成によれば、各吹出口か
ら吹き出される清浄空気が他の吹出口から吹き出される
清浄空気と交差するので、その交差する箇所において密
な清浄空間が作り出される。
【0022】
【実施例】本発明の第1実施例を図1乃至図3に基づい
て説明する。なお、図中の矢印は、風の流れを示してい
る。
【0023】1 は本体ハウジングであり、大略円筒状を
なす壁面を有するように形成されている。本体ハウジン
グ1 の上部には、本体ハウジング1 の軸線を中心に回動
自在となるように可動ハウジング2 が設けられている。
可動ハウジング2 は、図2に示すように、本体ハウジン
グ1 の上方に位置する部分を大略円筒状に、一側面より
水平方向に大略くさび状になるように形成されている。
【0024】この可動ハウジング2 の大略円筒状をなす
部分の上部には、格子状のリブが形成されており、リブ
間の開口部を吸込口3 としている。また、可動ハウジン
グ2の大略くさび状をなす一側面には、格子状に等間隔
に形成されたルーバー4 が着脱自在に設けられており、
ルーバー4 の開口部を吹出口5 としている。この吹出口
5 の開口面積は、吸込口3 の開口面積より大きくなって
いる。
【0025】本体ハウジング1 の内部には、上方に突出
した回転軸6aを有したモータ6 を収容しており、可動ハ
ウジング2 の内部には、本体ハウジング1 より上方に突
出した回転軸6aに固着されるファン7 と、ファン7 の周
囲を覆うようにして吸込口3から吹出口5 への風の通り
道を形成する風洞部8 と、蛇腹状をなしルーバー4 の内
面に沿うように取り付けられるフィルター9 とを収容し
ている。ここで、モータ6 及びファン7 は、空気を吸込
口3 から吸い込んで吹出口5 から吹き出す送風手段とし
て機能する。
【0026】フィルター9 は、これに空気が通過したと
き、空気中のアレルゲン、塵、埃、不快な臭気等を吸着
するするものであり、図2に示すように、蛇腹状をなし
ルーバー4 の内面に沿う程度の大きさであるため表面積
が大きくなるので、単位時間に単位面積を通過する空気
量が少なくなり、空気を清浄する効率が良いものであ
る。
【0027】次に、本実施例の動作について説明する。
モータ6 によりファン7 が回転すると、空気が吸込口3
から内部に吸い込まれ、その空気が風洞部8 を通り、フ
ィルター9 により清浄され、ルーバー4 により吹出口5
から外部に吹き出される。このとき、吹出口5 の開口面
積が吸込口3 の開口面積より大きく形成されているの
で、吹出口5 から吹き出される風速が吸込口3 から吸い
込まれる風速より小さくなり、その結果、吹出口5 から
外部に局所的な清浄空間が作り出される。
【0028】ここで、使用例として就寝時を例にとって
説明する。図1に示すように、本実施例の空気清浄器を
頭部より少し離して設置し、可動ハウジング2 を本体ハ
ウジング1 の軸線を中心に回動することにより、吹出口
5 を頭部側に向けると、頭部の周囲に清浄空間が作り出
される。これにより、使用者は、清浄された空気にて呼
吸を行い、アレルゲン、塵、埃、不快な臭気等を吸い込
むことがなく、また、アレルギー症の人であれば、アレ
ルギー症状が緩和される。また、吹出口5 から吹き出さ
れる風速が小さいので、頭部への風当たり感も小さくな
り、寝にくいということはない。最終的には、時間が経
過するにつれて、部屋全体の空気も清浄されていく。
【0029】以上より、本実施例は、吹出口5 から外部
に局所的な清浄空間を作り出すことができるので、使用
者がその清浄空間内に存することによって、清浄された
空気を吸うことになり、使用者の健康維持に役立たせる
ことができる。
【0030】また、本実施例は、全体を移動しなくて
も、容易に可動ハウジング2 の回動に応じて吹出口5 の
水平方向の向きを変えることができるので、使用者が存
する位置に合わせて清浄空間を作り出すことができ、使
い勝手の良いものである。
【0031】また、本実施例は、フィルター9 におい
て、単位時間に単位面積を通過する空気量が少ないの
で、空気を清浄する効率を良くすることができ、また、
フィルター9 の掃除又は交換の期間を長くすることがで
きる。
【0032】次に、本発明の第2実施例を図4乃至図7
に基づいて説明する。なお、先の第1実施例と実質的に
同様な機能を有する部材については、同一の符号を付し
て説明を省略する。
【0033】本体ハウジング1 は、大略円筒状をなす壁
面を有するように形成されており、側面の略中央位置に
貫通孔10を有し、上部に吸込口3 を有している。本体ハ
ウジング1 の内部には、上方に突出した回転軸6aを有し
たモータ6 と、回転軸6aの端部に固着されるファン7
と、ファン7 の周囲を覆うようにして吸込口3 からの風
の通り道を形成する風洞部8 とを収容している。
【0034】可動ハウジング2 は、内部が風洞部を兼ね
るようにして外郭を大略くさび状に形成しており、側面
の略中央位置に貫通孔11を有し、貫通孔11と対向する内
面に支持部12を有している。可動ハウジング2 の一側面
には、ルーバー4 が着脱自在に設けられており、ルーバ
ー4 の開口部を吹出口5 としている。この吹出口5 の開
口面積は、吸込口3 の開口面積より大きくなっている。
また、可動ハウジング2 の内部には、蛇腹状をなしルー
バー4 の内面に沿うように取り付けられるフィルター9
を収容している。
【0035】また、本体ハウジング1 の風洞部8 の端部
と、可動ハウジング2 の端部とには、風洞部8 から可動
ハウジング2 内部への風の通り道となる風路連結管13が
取着されている。この風路連結管13は、変形自在となる
ように蛇腹状に形成されている。
【0036】また、本体ハウジング1 及び可動ハウジン
グ2 は、図7に示すように、回動軸14を貫通孔10,11 に
貫通させるとともに、回動軸14の一端を貫通孔10に他端
を支持部12に回動自在に支持させることにより連結され
る。これにより、回動軸14は、その軸線が水平方向とな
るように支持されることになるので、可動ハウジング2
は、風路連結管13が変形できる範囲内で回動軸14を中心
に回動自在となる。
【0037】ここで、使用例として就寝時を例にとって
説明する。図5に示すように、本実施例の空気清浄器を
頭部より少し離して設置する。吹出口5 から吹き出され
る空気が頭部に当たる場合、若干汚染されて口元に到達
するが、可動ハウジング2 を回動軸14を中心に回動して
吹出口5 をやや下方に傾斜した場合、顔面に直接清浄空
間を作り出すことができ、口元には前者に比べてよりき
れいな清浄空気が供給される。
【0038】以上より、本実施例は、全体を移動しなく
ても、容易に可動ハウジング2 の回動に応じて吹出口5
の上下方向の向きを変えることができるので、使用者が
存する状態に適宜合わせて清浄空間を作り出すことがで
き、使い勝手の良いものである。
【0039】次に、本発明の第3実施例を図8乃至図1
0に基づいて説明する。なお、先の第1及び第2実施例
と実質的に同様な機能を有する部材については、同一の
符号を付して説明を省略する。
【0040】本体ハウジング1 は、大略矩形箱状に形成
されており、後面に吸込口3 を有している。本体ハウジ
ング1 の内部には、後方に突出した回転軸6aを有したモ
ータ6 と、回転軸6aの端部に固着されるファン7 と、吸
込口3 からの風の通り道を形成する風洞部8 とを収容し
ている。
【0041】本体ハウジング1 の前面の左右両縁には、
ヒンジ部15,15 を介して可動ハウジング2,2 が回動自在
に設けられている。各可動ハウジング2 は、内部が風洞
部を兼ねるようにして外郭が大略くさび状に形成されて
いる。各可動ハウジング2 の一側面には、ルーバー4 が
着脱自在に設けられており、ルーバー4 の開口部を吹出
口5 としている。この吹出口5 の開口面積は、吸込口3
の開口面積より大きくなっている。また、可動ハウジン
グ2 の内部には、蛇腹状をなしルーバー4 の内面に沿う
ように取り付けられるフィルター9 を収容している。
【0042】また、本体ハウジング1 の風洞部8 の端部
と、可動ハウジング2,2 の端部とには、風洞部8 から可
動ハウジング2,2 内部への風の通り道となる風路連結管
13,13 が取着されている。この風路連結管13,13 は、変
形自在となるように蛇腹状に形成されている。可動ハウ
ジング2,2 は、風路連結管13,13 が変形できる範囲内で
ヒンジ部15,15 を中心に回動自在となる。
【0043】以上より、本実施例は、2個の可動ハウジ
ング2,2 がヒンジ部15,15 を中心に風路連結管13,13 が
変形できる範囲内で回動自在となるので、2個の可動ハ
ウジング2,2 を回動することにより、清浄空間の大きさ
を変えることができる。例えば、一方の吹出口5 から吹
き出される清浄空気が他方の吹出口5 から吹き出される
清浄空気と交差するようにした場合、その交差する箇所
において密な清浄空間を作り出すことができる。
【0044】なお、本実施例では、外郭を本体ハウジン
グ1 と、2個の可動ハウジング2,2とで構成したが、本
体ハウジング1 を一方の可動ハウジング2 と一体に形成
してもよい。この場合、部品点数が減るので、組立性を
良くすることができる。
【0045】また、本実施例では、可動ハウジング2 を
2個用いたが、3個以上であってもよい。
【0046】次に、本発明の第4実施例を図11乃至図
14に基づいて説明する。なお、先の第1乃至第3実施
例と実質的に同様な機能を有する部材については、同一
の符号を付して説明を省略する。
【0047】本体ハウジング1 は、大略円筒状をなす壁
面を有するように形成されており、内部に上下に突出し
た回転軸6aを有したモータ6 を収容している。本体ハウ
ジング1 の上部及び下部には、本体ハウジング1 の軸線
を中心に回動自在となるように可動ハウジング2,2 が設
けられている。
【0048】各可動ハウジング2 は、本体ハウジング1
の上方又は下方に位置する部分を大略円筒状に、一側面
より水平方向に大略くさび状になるように形成されてお
り、後部に吸込口3 を有している。各可動ハウジング2
の大略くさび状をなす一側面には、ルーバー4 が着脱自
在に設けられており、ルーバー4 の開口部を吹出口5と
している。この吹出口5 の開口面積は、吸込口3 の開口
面積より大きくなっている。各可動ハウジング2 の内部
には、回転軸6aに固着されるファン7 と、ファン7 の周
囲を覆うようにして吸込口3 から吹出口5 への風の通り
道を形成する風洞部8 と、蛇腹状をなしルーバー4 の内
面に沿うように取り付けられるフィルター9 とを収容し
ている。
【0049】以上より、本実施例は、2個の可動ハウジ
ング2,2 が本体ハウジング1 の軸線を中心に回動自在と
なるので、2個の可動ハウジング2,2 を回動することに
より、清浄空間の大きさを変えることができる。
【0050】また、本実施例は、未使用時において、図
14に示すように、一方の可動ハウジング2 を、その吹
出口5 を含む側面が他方の可動ハウジング2 の吹出口5
を含む側面に対向するまで回動すると、全体の形状がコ
ンパクトになるので、収容スペースを小さくすることが
でき、また、吹出口5,5 に塵や埃等が入りにくくなるの
で、吹出口5,5 の掃除を極力減らすことができ、何時で
も清浄された空気のみを吹き出すことができる。
【0051】次に、本発明の第5実施例を図15及び図
16に基づいて説明する。なお、先の第1乃至第4実施
例と実質的に同様な機能を有する部材については、同一
の符号を付して説明を省略する。
【0052】本体ハウジング1 は、大略矩形箱状に形成
されており、後面に吸込口3 を有している。本体ハウジ
ング1 の内部には、図示しないが、前方に突出した回転
軸6aを有したモータ6 と、回転軸6aの端部に固着される
ファン7 と、吸込口3 からの風の通り道を形成する風洞
部8 とを収容している。
【0053】本体ハウジング1 の前面の左縁には、ヒン
ジ部15を介して可動ハウジング2 が回動自在に設けら
れ、後面の左縁にも、ヒンジ部15を介して可動ハウジン
グ2 が回動自在に設けられている。各可動ハウジング2
は、内部が風洞部を兼ねるようにして外郭が大略くさび
状に形成されている。各可動ハウジング2 の一側面に
は、ルーバー4 が着脱自在に設けられており、ルーバー
4 の開口部を吹出口5 としている。この吹出口5 の開口
面積は、吸込口3 の開口面積より大きくなっている。ま
た、各可動ハウジング2 の内部には、図示しないが、ル
ーバー4 の内面に沿うように取り付けられるフィルター
9 を収容している。
【0054】また、本体ハウジング1 の風洞部8 の端部
と、可動ハウジング2,2 の端部とには、風洞部8 から可
動ハウジング2,2 内部への風の通り道となる風路連結管
13,13 が取着されている。この風路連結管13,13 は、蛇
腹状に形成されており、左側の可動ハウジング2 が本体
ハウジング1 の前面に対向するまで、右側の可動ハウジ
ング2 が本体ハウジング1 の後面に対向するまで変形自
在となっている。
【0055】以上より、本実施例は、2個の可動ハウジ
ング2,2 がヒンジ部15,15 を中心に回動自在となるの
で、2個の可動ハウジング2,2 を回動することにより、
清浄空間の大きさを変えることができる。
【0056】また、本実施例は、未使用時において、図
16に示すように、左側の可動ハウジング2 を吹出口5
を含む側面が本体ハウジング1 の前面に対向するまで回
動し、右側の可動ハウジング2 を吹出口5 を含まない側
の側面が本体ハウジング1 の後面に対向するまで回動す
ると、全体の形状がコンパクトになるので、収容スペー
スを小さくすることができる。また、本実施例は、左側
の吹出口5 及び吸込口3 が塞がれた状態となるので、こ
れらに塵や埃等が入りにくくなり、これらの掃除を極力
減らすことができる。
【0057】次に、本発明の第6実施例を図17及び図
18に基づいて説明する。なお、先の第1乃至第5実施
例と実質的に同様な機能を有する部材については、同一
の符号を付して説明を省略する。
【0058】この空気清浄器は、請求項1乃至5記載の
可動ハウジング2 を備えておらず、外郭を本体ハウジン
グ1 のみで構成している。
【0059】本体ハウジング1 は、前面が略中央で屈曲
してその前面の2面の間の角度が鈍角をなすように形成
されており、後面に吸込口3,3 を左右対称に有してい
る。本体ハウジング1 の前面の2面には、ルーバー4,4
が着脱自在に設けられており、ルーバー4,4 の開口部を
吹出口5,5 としている。この吹出口5,5 の開口面積は、
吸込口3,3 の開口面積より大きくなっている。本体ハウ
ジング1 の内部には、後方に突出した回転軸6aを有した
モータ6 と、回転軸6aの端部に固着されるファン7 と、
吸込口3 から吹出口5 への風の通り道を形成する風洞部
8 と、蛇腹状をなしルーバー4 の内面に沿うように取り
付けられるフィルター9 とをそれぞれ左右対称に収容し
ている。
【0060】以上より、本実施例は、前面の吹出口5,5
の間の角度が鈍角をなすので、一方の吹出口5 から吹き
出される清浄空気が他方の吹出口5 から吹き出される清
浄空気と交差し、その結果、その交差する箇所において
密な清浄空間、すなわち、よりきれいな清浄空間を作り
出すことができる。このため、本実施例は、例えば就寝
時において、清浄空間内に使用者が存することにより、
使用者が清浄された空気にて呼吸を行い、健康維持に役
立たせることができる。
【0061】なお、本実施例では、本体ハウジング1 に
吹出口5 を2個設けたが、3個以上であってもよい。
【0062】
【発明の効果】請求項1記載の空気清浄器は、全体を移
動しなくても可動ハウジングの可動に応じて吹出口の位
置が変わるので、所望の局所空間に清浄空間を作り出す
ことができ、使い勝手の良いものであり、また、使用者
がその清浄空間内に存することにより使用者の健康維持
に役立たせることができる。
【0063】請求項2記載の空気清浄器は、請求項1記
載の効果に加え、全体を移動しなくても可動ハウジング
の回動に応じて吹出口の向きが変わるので、簡単な構造
でさらに使い勝手を良くすることができる。
【0064】請求項3記載の空気清浄器は、請求項2記
載の効果に加え、全体を移動しなくても可動ハウジング
の回動に応じて吹出口の水平方向の向きが変わるので、
使用者が存する位置に合わせて清浄空間を作り出すこと
ができ、使い勝手を良くすることができる。
【0065】請求項4記載の空気清浄器は、請求項2記
載の効果に加え、全体を移動しなくても可動ハウジング
の回動に応じて吹出口の上下方向の向きが変わるので、
吹出口を下方に向けた場合、床面近くに清浄空間を作り
出すことができ、吹出口を上方に向けた場合、床面より
上方に離れた空間に清浄空間を作り出すことができ、使
用者が存する状態に合わせて清浄空間を作り出すことが
でき、使い勝手を良くすることができる。
【0066】請求項5記載の空気清浄器は、請求項1乃
至4の何れかに記載の効果に加え、全体を移動しなくて
も各可動ハウジングの可動に応じてそれが有している吹
出口の位置が変わるので、清浄空間の大きさを変えるこ
とができ、各吹出口から吹き出される清浄空気が他の吹
出口から吹き出される清浄空気と交差するようにした場
合、その交差する箇所において密な清浄空間を作り出す
ことができる。また、未使用時において、各可動ハウジ
ングを全体の形状がコンパクトになるような方向に可動
した場合、全体の形状がコンパクトになり収容スペース
を小さくすることができる。
【0067】請求項6記載の空気清浄器は、請求項5記
載の効果に加え、部品点数が減り、組立性を良くするこ
とができる。
【0068】請求項7記載の空気清浄器は、請求項5又
は6記載の効果に加え、未使用時において各可動ハウジ
ングをその吹出口が他の可動ハウジング又は本体ハウジ
ングに隠れるまで可動した場合、コンパクトになるの
で、収容スペースを小さくすることができ、また、吹出
口に塵や埃等が入りにくくなるので、吹出口の掃除を極
力減らすことができ、何時でも清浄された空気のみを吹
き出すことができる。
【0069】請求項8記載の空気清浄器は、各吹出口か
ら吹き出される清浄空気が他の吹出口から吹き出される
清浄空気と交差するので、その交差する箇所において密
な清浄空間が作り出され、使用者がその清浄空間内に存
することにより使用者の健康維持に役立たせることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の使用例を示す斜視図であ
る。
【図2】その図1におけるA−A線断面図である。
【図3】その図1におけるB−B線断面図である。
【図4】本発明の第2実施例の斜視図である。
【図5】その使用例を示す斜視図である。
【図6】その図4におけるC−C線断面図である。
【図7】その図4におけるD−D線断面図である。
【図8】本発明の第3実施例の斜視図である。
【図9】その図8におけるE−E線断面図である。
【図10】その図8におけるF−F線断面図である。
【図11】本発明の第4実施例の斜視図である。
【図12】その図11におけるG−G線断面図である。
【図13】その図11におけるH−H線断面図である。
【図14】その未使用時の収容状態を示すものであり、
(a)は右方向から視た斜視図であり、(b)は後方か
ら視た斜視図である。
【図15】本発明の第5実施例の斜視図である。
【図16】その未使用時の収容状態を示す斜視図であ
る。
【図17】本発明の第6実施例の使用例を示す斜視図で
ある。
【図18】その図17におけるI−I線断面図である。
【符号の説明】
1 本体ハウジング 2 可動ハウジング 3 吸込口 5 吹出口 8 風洞部 9 フィルター

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 吸込口と吹出口とそれらの間に設けられ
    た風洞部とを有したハウジングと、ハウジングの内部に
    収容されるものであって空気を吸込口から吸い込んで吹
    出口から吹き出す送風手段と、ハウジングの内部に収容
    されるものであって送風手段により吸込口から吸い込ん
    だ空気を清浄するフィルターとを備え、前記吹出口から
    吹き出される風速を吸込口から吸い込まれる風速より小
    さくした空気清浄器において、前記ハウジングは、本体
    ハウジングと、本体ハウジングに対して可動自在に設け
    られる可動ハウジングとからなり、可動ハウジングに少
    なくとも吹出口を有してなる空気清浄器。
  2. 【請求項2】 前記ハウジングは、可動ハウジングが本
    体ハウジングに対して所定方向に回動自在となるよう構
    成されてなる請求項1記載の空気清浄器。
  3. 【請求項3】 前記ハウジングは、可動ハウジングが重
    力方向に略平行な軸線を中心に回動する方向に回動自在
    となるよう構成されてなる請求項2記載の空気清浄器。
  4. 【請求項4】 前記ハウジングは、可動ハウジングが重
    力方向に略垂直な軸線を中心に回動する方向に回動自在
    となるよう構成されてなる請求項2記載の空気清浄器。
  5. 【請求項5】 前記ハウジングは、可動ハウジングを複
    数個有してなる請求項1乃至4の何れかに記載の空気清
    浄器。
  6. 【請求項6】 前記ハウジングは、複数の可動ハウジン
    グのうち1個を本体ハウジングと一体に形成してなる請
    求項5記載の空気清浄器。
  7. 【請求項7】 前記ハウジングは、各可動ハウジングが
    その吹出口が他の可動ハウジング又は本体ハウジングに
    隠れるまでの範囲で可動自在となるよう構成されてなる
    請求項5又は6記載の空気清浄器。
  8. 【請求項8】 吸込口と吹出口とそれらの間に設けられ
    た風洞部とを有したハウジングと、ハウジングの内部に
    収容されるものであって空気を吸込口から吸い込んで吹
    出口から吹き出す送風手段と、ハウジングの内部に収容
    されるものであって送風手段により吸込口から吸い込ん
    だ空気を清浄するフィルターとを備え、前記吹出口から
    吹き出される風速を吸込口から吸い込まれる風速より小
    さくした空気清浄器において、前記ハウジングは、吹出
    口から吹き出される風向きが交差するように吹出口を複
    数個有してなる空気清浄器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001012778A (ja) * 2000-01-01 2001-01-19 Daikin Ind Ltd 局所清浄型空気清浄機
JP2014514063A (ja) * 2011-04-06 2014-06-19 エアソネット・アクチボラゲット 温度制御された層状空気流装置
JP2015045462A (ja) * 2013-08-28 2015-03-12 三菱電機株式会社 空気清浄機
JP2016211845A (ja) * 2016-07-15 2016-12-15 三菱電機株式会社 送風機構
KR102022930B1 (ko) 2018-04-19 2019-09-19 주식회사 교원 스윙형 공기청정기

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