JP3575032B2 - 空気清浄器及び空気清浄装置 - Google Patents

空気清浄器及び空気清浄装置 Download PDF

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Description

【0001】
【産業上の利用分野】
本発明は、汚染空気を吸い込み、内部で浄化した空気を吐出する空気清浄器及び空気清浄装置であって、特に就寝時に使い勝手のよい空気清浄器及び空気清浄装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
最近、小児喘息、アトピー性皮膚炎等のアレルギー症状の子供が増加している。文献等によるとこれらのアレルギー症状を引き起こす原因の8〜9割がダニによるとされており、乾燥して細かく粉砕されたダニの糞やダニの死骸(ダニアレルゲン)が空中に浮遊し、それらを体内に吸い込むことによって抗原抗体反応が起こり、アレルギー症状が引き起こされると考えられている。そしてダニは特に布団やじゅうたん等に繁殖し易いものであるので、ベッドや布団等の周辺局所の空気を清浄すればアレルギー症状を緩和することができると考えられる。そこでベッドや布団等の周辺局所に空気清浄器を設置することが行われている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかし従来よりある空気清浄器は局所の空気のみを清浄化するように形成されておらず部屋全体の空気を清浄化するようになっていたので、汚染空気を吸引する吸込口と清浄空気を吐出する吐出口の位置関係、吸込口と吐出口の各開口面積の大きさ、吸引する汚染空気の風速や吐出する清浄空気の風速等は局所の空気のみを清浄化するようには形成されていなかった。特に吸引する汚染空気の風速や吐出する清浄空気の風速は大きく設定されているので、人体への風当たりが強くなると共に雑音も大きくなり、非常に眠りにくいものであった。また図41に示すように、空気清浄器の吐出口2から吹き出される清浄空気5の風速が大きいと周りの汚染空気4を巻き込むことになり、空気の清浄化を確実に行えないものであった。そこで半導体の製造等で使用されるクリーンルームのように部屋全体を微風で清浄化することも考えられるが、大がかりな設備が必要となって家庭用には適さないものであった。
【0004】
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、眠り易く、大がかりな設備を必要としない空気清浄器及び空気清浄装置を提供することを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明に係る空気清浄器Aは、吸込口1と吐出口2と粉塵を除去する集塵フィルター3を具備し、空気清浄器本体6を平面略コ字形に形成し、空気清浄器本体6の両側部に吸込口1を形成すると共に、両吸込口1、1の間において空気清浄器本体6の内側に開口させて吐出口2を設け、吸込口1から汚染空気4を吸引し、この汚染空気4を集塵フィルター3で清浄化し、清浄空気5を吐出口2から吐出して送風する手段を備えた空気清浄器において、吸込口1から吸い込まれる汚染空気4の風速よりも吐出口2から吐出され送風される清浄空気5の風速を小さくして成ることを特徴とするものである。
【0006】
また上記空気清浄器Aにおいて、集塵フィルター3を吐出口2側に設けるようにする。さらに上記空気清浄器Aにおいて、吐出口2の開口面積を吸込口1の開口面積よりも大きくしてもよい
【0011】
またこの空気清浄器Aにおいて、上下方向に複数本の横片56を並設してルーバー54を形成し、空気清浄器本体6に設けた開口部55にこのルーバー54を設けて隣接する横片56間を吐出口2とし、空気清浄器本体6の上部に位置する横片56を上方に傾斜させて設けると共にその他の横片56を水平に形成することができる。
【0013】
本発明に係る空気清浄装置Bは、吸気口7と排気口8を具備し、空気40を吸気口7から吸引し、排気口8から排気して送風する手段を備えて送風器9を形成し、上記空気清浄器Aの吐出口2と送風器9の吸気口7とを対向させて配置して成ることを特徴とするものである
【0014】
さらに本発明に係る空気清浄装置Bは、ベッド10の頭側端部に上記空気清浄器Aを設置し、吸込口1をベッド10側と反対方向に開口させると共に吐出口2をベッド10側方向に開口させて成ることを特徴とするものである。
上記空気清浄装置Bにおいて、ベッド10の足側端部に上記送風器9を設置し、送風器9の吸気口7と空気清浄器Aの吐出口2を対向させてもよい。
【0015】
また上記空気清浄装置Bにおいて、ベッド10の頭側部と空気清浄器Aとをフード13で覆ってもよい。
さらに上記空気清浄装置Bにおいて、空気清浄器Aと送風器9の両方にキャスター14を設けて移動自在に形成してもよい。
本発明に係る空気清浄器A及び空気清浄装置Bは、動作初期には風量を最大に運転し、一定時間経過後に風量を最小に運転する制御手段を具備して成ることを特徴とするものである。
【0016】
【作用】
吸込口1から吸い込まれる汚染空気4の風速よりも吐出口2から吐出され送風される清浄空気5の風速を小さくしたので、人体への風当たりや雑音を小さくすることができる。また集塵フィルター3を吐出口2側に設けるようにしたので、集塵フィルター3が抵抗となって吐出口2から吐出され送風される清浄空気5の風速を小さくすることができる。また空気清浄器本体6を平面略コ字形に形成し、空気清浄器本体6の両側部15に吸込口1を形成すると共に、両吸込口1、1の間において空気清浄器本体6の内側に開口させて吐出口2を設けたので、空気清浄器本体6で囲まれる空間のみに清浄空気5を吐出することができると共に空気清浄器本体6より外部の汚染空気4を巻き込みにくくすることができる。
【0017】
さらに吐出口2の開口面積を吸込口1の開口面積よりも大きくしたので、吸込口1から吸引される汚染空気4の風量よりも吐出口2から吐出して送風される清浄空気5の風量を小さくすることができ、吐出口2から吐出され送風される清浄空気5の風速を小さくすることができる
【0023】
またこの空気清浄器Aにおいて、上下方向に複数本の横片56を並設してルーバー54を形成し、空気清浄器本体6に設けた開口部55にこのルーバー54を設けて隣接する横片56間を吐出口2とし、空気清浄器本体6の上部に位置する横片56を上方に傾斜させて設けると共にその他の横片56を水平に形成したので、上方に傾斜した横片56に沿って清浄空気5が吐出されることになり、上方への清浄空気5の範囲を大きくすることができる。
【0026】
本発明に係る空気清浄装置Bは、吸気口7と排気口8を具備し、空気を吸気口7から吸引し、排気口8から排気して送風する手段を備えて送風器9を形成し、上記空気清浄器Aの吐出口2と送風器9の吸気口7とを対向させて配置したので、空気清浄器Aと送風器9との設置間隔を大きくしても空気清浄器Aから吐出される清浄空気5を送風器9で確実に吸入することができ、空気清浄器Aと送風器9との設置間隔に形成される清浄空気5の空間を大きくすることができる。
【0028】
さらにベッド10の頭側端部に上記空気清浄器Aを設置し、吸込口1をベッド10側と反対方向に開口させると共に吐出口2をベッド10側方向に開口させたので、ベッド10の頭部付近に清浄空気5の空間を形成することができる。
加えてベッド10の足側端部に上記送風器9を設置し、送風器9の吸気口7と空気清浄器Aの吐出口2を対向させたので、空気清浄器Aと送風器9との設置間隔に形成される清浄空気5の空間をベッド10の頭側端部から足側端部にまで広げることができる。
【0029】
加えてベッド10の頭部と空気清浄器Aとをフード13で覆ったので、フード13で囲まれる空間のみに清浄空気5を吐出することができると共にフード13より外部の汚染空気4を巻き込みにくくすることができる。
また空気清浄器Aと送風器9の両方にキャスター14を設けて移動自在に形成したので、空気清浄器Aと送風器9を必要な時に所望の場所に移動させて使用することができる。
【0030】
加えて動作初期には風量を最大に運転し、一定時間経過後に風量を最小に運転する制御手段を具備したので、就寝前に空気清浄器Aや空気清浄装置Bの動作初期には風量を最大に運転して寝室全体を清浄化することができると共に就寝後は空気清浄器Aや空気清浄装置Bの風量を最小に運転してベッドや布団等の周辺局所の空気を清浄することができる。
【0031】
【実施例】
以下本発明を実施例によって詳述する。図1、図2には本発明の空気清浄器Aの一参考例が示してあり、空気清浄器本体6は横方向に長い箱状に形成され、その両側面には持ち運びの時に使用される取手部20が設けられている。空気清浄器本体6の上面前側は外方向に凸の曲面に形成されていると共にその上面には電源スイッチや風量設定スイッチ等を具備する操作部16が設けられている。空気清浄器本体6の前面にはその横方向のほぼ全長亘って吐出口2が設けられており、吐出口2は空気清浄器本体6の内外に開口するスリット状で空気清浄器本体6の縦方向に多数本形成されている。図2に示すように空気清浄器本体6の後面には吐出口2と同様に吸込口1が設けられており、吸込口1も空気清浄器本体6の内外に開口するスリット状で空気清浄器本体6の縦方向に多数本形成されている。これら吸込口1と吐出口2において、吐出口2の開口面積の総合計は吸込口1の開口面積の総合計よりも大きくなるように形成する。図2に示すように空気清浄器本体6の内部には全吐出口2の内側を覆うようにして集塵フィルター3が取り付けてある。集塵フィルター3は従来から使用されているものを用いることができる。また空気清浄器本体6の内部には底面6aから取付片17が一体に突設してあり、その取付片17の吸込口1側の側面にはモーター等の駆動部18が取り付けてあると共に駆動部18にはファン19が連結してある。このファン19はシロッコファンであることが好ましい。更に必要に応じて臭気を除去する消臭フィルターを設けてもよい。
【0032】
次にこの空気清浄器Aの空気清浄作用について述べる。先ず電源スイッチをオンにして駆動部18を回転させ、駆動部18の回転によってファン19を回転させる。このようにファン19の回転させると空気清浄器Aは吸込口1から汚染空気4を内部に取り入れ、その汚染空気4を取付片17の上部から空気清浄器Aの内部前側に移動させると共に汚染空気4を集塵フィルター3を通して清浄化し、吐出口2から清浄空気5として吐出して送風するものである。そして図1に示すように空気清浄器Aの前方に人が寝ることによって、人の周辺に清浄空気5が吹き出されることになってきれいな空気の空間をつくり出すことができるものである。
【0033】
また上記空気清浄器Aは、電源スイッチをオンにした直後の動作初期には風量を最大に運転し、一定時間経過後に風量を最小に運転するようにしてある。図3にはその制御手段を構成する制御回路図が示してあり、21は電源、22は電源スイッチ、23はタイマー、24はタイマー接点である。そして電源スイッチ22をオンにして駆動部18に通電して駆動部18を回転させた動作初期では、タイマー接点24は閉じられた状態にしてあり、タイマー接点24によって抵抗25が短絡されるようになっており、よって駆動部18の回転は最高速で行われると共に駆動部18の高速回転によって連結されるファン19も最高速で回転することになって、吸い込まれる汚染空気4の風量や吐出される清浄空気5の風量を最大にすることができる。その後一定時間が経過するとタイマー23が作動してタイマー接点24が開くようになっており、抵抗25の短絡が解除されて駆動部18の回転は最低速で行われる。そして駆動部18の低速回転によって連結されるファン19も最低速で回転することになって、吸い込まれる汚染空気4の風量や吐出される清浄空気5の風量を最小にすることができる。
【0034】
以上のように本参考例では、吸込口1と吐出口2において、吐出口2の開口面積の総合計は吸込口1の開口面積の総合計よりも大きくなるように形成したので、吸込口1から吸引される汚染空気4の風量よりも吐出口2から吐出して送風される清浄空気5の風量を小さくすることができ、吐出口2から吐出され送風される清浄空気5を微風にすることができる。また集塵フィルター3を吐出口2の内側に設けるようにしたので、集塵フィルター3が抵抗となって吐出口2から吐出され送風される清浄空気5を微風にすることができる。そしてこのように清浄空気5を微風にすることによって、人体への風当たりや雑音を小さくすることができるものである。さらに空気清浄器Aの動作初期には風量を最大に運転し、一定時間経過後に風量を最小に運転するように制御手段を具備したので、就寝前に空気清浄器Aの風量を最大に運転して寝室全体を清浄化することができると共に就寝後は空気清浄器Aの風量を最小に運転してベッドや布団等の周辺局所の空気を清浄することができる。
【0035】
図4には一実施例が示してある。空気清浄器本体6は正面部26と両方の側部15、15とで平面コ字形に形成されており、正面部26には吐出口2が設けてあると共に両側部15には吸込口1が形成してある。吐出口2は正面部26の横方向のほぼ全長に亘って形成してあると共に吐出口2は空気清浄器本体6の内外に開口するスリット状で空気清浄器本体6の縦方向に多数本設けてある。側部15は正面部26の両側端部で前方に突出して形成してあり、側部15の前側上部は傾斜面27として形成してあると共に側部15の内面は突部28として突出してある。一方の側部15の傾斜面27には操作部16が設けてあり、また両側部15、15の突部28の下部には吸込口1が形成してある。吸込口1は突部28の前後方向のほぼ全長に亘って形成してあると共に吸込口1は空気清浄器本体6の内外に開口するスリット状で空気清浄器本体6の縦方向に多数本設けてある。この実施例においても吐出口2の開口面積の総合計は吸込口1の開口面積の総合計よりも大きくなるように形成する。図5(a)には側部15に断面図が示してある。側部15の内部の外側面にはモーター等の駆動部18が取り付けてあると共に駆動部18にはファン19が連結してある。図5(b)には正面部26の断面図が示してある。正面部26の内部には全吐出口2の内側を覆うようにして集塵フィルター3が取り付けてある。
【0036】
このような空気清浄器Aでは、空気清浄器本体6で囲まれる空間のみに清浄空気5を吐出することができると共に空気清浄器本体6より外部の汚染空気4を巻き込みにくくすることができる。つまり人が正面部26の前方で頭部が側部15、15間に位置するようにして寝ることによって、人の頭部周辺に清浄空気5が吹き出されることになってきれいな空気の空間をつくり出すことができるものである。また側部15の内側に吸込口1を設けたので、人が寝返りをした時に発生する粉塵を吸い込んで清浄化することができる。
【0037】
図6には更に他の実施例が示してある。この実施例は図4に示す実施例の側部15の内側に設けた突部28を側部15の外側に設け、突部28に形成した吸込口1を空気清浄器本体6の外側に開口させたものである。当然側部15の内部に配設される駆動部18やファン19もそれらに対応して取り付け位置が変更されている。
【0038】
この空気清浄器Aでは、空気清浄器本体6で囲まれる空間のみに清浄空気5を吐出することができると共に空気清浄器本体6より外部の汚染空気4を巻き込みにくくすることができる。つまり人が正面部26の前方で頭部が側部15、15間に位置するようにして寝ることによって、人の頭部周辺に清浄空気5が吹き出されることになってきれいな空気の空間をつくり出すことができるものである。
【0039】
図7には他の参考例が示してあり、空気清浄器本体6の前面の両側端部にはガイド壁50として垂直ガイド壁51が枢着してある。垂直ガイド壁51は後述するルーバー54を覆う大きさの平板で、図8に示すように空気清浄器本体6側の基部には上下方向の貫通孔59を形成した軸嵌合部60が上下に複数個設けてある。このうち最上の軸嵌合部60の貫通孔59の上開口縁には平ワッシャ等のワッシャ67が設けてある。空気清浄器本体6の両側端部には上下方向に通孔61を設けた軸受け部62が上下に複数個形成してある。通孔61のうち最上の軸受け部62に設けたものは直径が大きい大径通孔61aとして形成してあり、また最下の軸受け部62には下面に開口すると共に通孔61に連通する凹部61bが凹設してある。軸63は長いネジで形成してあり、図9に示すように頭部63aの下側には全周に亘って突出片64が設けてあると共に軸部63bの下端には雄ねじ65が形成してある。そして図8、9に示すように軸受け部62間に軸嵌合部60をはめ込んで空気清浄器本体6の側端部に垂直ガイド壁51を配設すると共に貫通孔59とワッシャ67と通孔61に軸63を通し、軸63の下端の雄ねじ65に六角ナット等のナット66を凹部61b内において螺合する。最上の軸受け部62の大径通孔61a内に位置した軸63の突出片64とワッシャ67の間にはコイルバネ68が軸部63bの上端に嵌合して設けてある。このようにコイルバネ68を設けることによって軸63の雄ねじ65とナット66の螺合深さを調節することで、垂直ガイド壁51の軸嵌合部60の上下端面と軸受け部62の上下端面の摩擦の大きさを変化させることができ、図10に示すように垂直ガイド壁51を適当な力で回動させることができるものである。この垂直ガイド壁51は任意の角度に設定することができるが、通常は垂直ガイド壁51の先端同士の間隔を大きくし、平面形状ハの字状になるようにする。
【0040】
またこの空気清浄器本体6の前面には内外に開口する開口部55を二か所形成すると共に複数本の縦片53と横片56を格子状に組んで形成されるルーバー54をそれぞれの開口部55を覆って取り付けてあり、吐出口2は縦片53同士の間と横片56同士の間とで形成される。図11に示すようにルーバー54の縦片53のうち、空気清浄器本体6の略中央部に位置する縦片53は空気清浄器本体6の前後方向とほぼ平行に設けてあるが、空気清浄器本体6の側方に位置するにしたがって縦片53は垂直ガイド壁51の方向に徐々に傾斜させて設けてある。また図12に示すようにルーバー54の横片56のうち、空気清浄器本体6の略中央部と下部の間に設けた横片56は空気清浄器本体6の前後方向とほぼ平行に水平に設けてあるが、空気清浄器本体6の上方に位置するにしたがって横片56は上方に傾斜させて設けてある。そして空気清浄器本体6の内部でルーバー54の内側面には全吐出口2の内側を覆うようにして集塵フィルター3が取り付けてある。またこの参考例では、各ルーバー54の後方に取付片17を突設すると共にそれぞれの取付片17に駆動部18とファン19とが取り付けてある。
【0041】
上記のような空気清浄器Aでは、垂直ガイド壁51を空気清浄器本体6の前面に設けたので、吐出口2から吐出して送風される清浄空気5を垂直ガイド壁51に沿って吐出することができ、しかも垂直ガイド壁51を平面形状ハの字状に形成したので、吐出口2から吐出される清浄空気5を放射状に広げることができる。つまり垂直ガイド壁51があると図13(a)に示すように清浄空気5の空間イを大きく広げて形成することができるが、垂直ガイド壁51がない場合は図13(b)のように清浄空気5は横方向に広がらず、清浄空気5の空間イは空気清浄器Aのほぼ前方にしか形成されない。この参考例では空気清浄器Aから吐出された清浄空気5を垂直ガイド壁51に沿って吐出されるので、コアンダ効果によって清浄空気5は放射状に広がっていくものである。またルーバー54の両側の縦片53を垂直ガイド壁51の方向に傾斜させたので、清浄空気5を垂直ガイド壁51の方向に吐出し易くなり、清浄空気5は垂直ガイド壁51に沿って広がり易くなる。またルーバー54の上部の横片56を上方に傾斜しさせたので、横片56に沿って清浄空気5が上方に吐出されることになり、上方への清浄空気5の範囲を大きくすることができる。さらに空気清浄器Aを使用しないときには、垂直ガイド壁51を空気清浄器本体6に接するように回動して収納することができ、収納時の空気清浄器Aをコンパクトにすることができる。しかもこの収納時に図14に示すように垂直ガイド壁51で全吐出口2を覆うようにすると、吐出口2からほこりが空気清浄器A内に侵入して溜まらないようにすることができる。
【0042】
図15には他の参考例が示してある。この空気清浄器Aには後面の側端部において垂直ガイド壁51が枢着されている。そしてこの空気清浄器Aは、使用時においては両方の垂直ガイド壁51の先端が空気清浄器本体6の前方に突出されるが、空気清浄器Aを使用しないときには垂直ガイド壁51が空気清浄器本体6の後方に回動されて後面に設けた吸込口1を覆うようする。
【0043】
このような空気清浄器Aでは吸込口1からほこりが空気清浄器A内に侵入して溜まらないようにすることができる。図16には他の参考例が示してあり、この空気清浄器Aに設けた一方の垂直ガイド壁51は空気清浄器本体6の前面に取り付けられているが、他方の垂直ガイド壁51は空気清浄器本体6の後面の側端部に枢着されている。そしてこの空気清浄器Aは、使用時においては図16に示すように両方の垂直ガイド壁51の先端が空気清浄器本体6の前方に突出されるが、図17に示すように空気清浄器Aを使用しないときには、空気清浄器本体6の前面に取り付けた垂直ガイド壁51が吐出口2を覆うように回動されると共には空気清浄器本体6の後面に取り付けた垂直ガイド壁51は空気清浄器本体6の後面に設けた吸込口1を覆うようにして回動される。69は前側に取り付けた垂直ガイド壁51が後方に回動しないようにするストッパーである。
【0044】
このような空気清浄器Aでは、垂直ガイド壁51で吸込口1と吐出口2の両方を覆うことができるので、吸込口1と吐出口2からほこりが空気清浄器A内に侵入して溜まらないようにすることができる。
図18には他の参考例が示してある。この参考例に示す垂直ガイド壁51は前後二枚の前壁材51aと後壁材51bとで形成されており、後壁材51bの基部は空気清浄器本体6の前面の側端部に枢着されていると共に前壁材51aの後端と後壁材51bの先端とは蝶番70で互いに回動自在に連結してある。そして空気清浄器Aを使用しないときには、前壁材51aを蝶番70の部分で回動させて折り曲げて後壁材51bと重ね、この重ねた両壁材51a、51bを後壁材51bと空気清浄器本体6との枢着部分で回動させて空気清浄器Aの側面部分に接して垂直ガイド壁51を収納することができる。
【0045】
図19には他の参考例が示してある。この参考例では空気清浄器本体6の側面の上部と下部に支持具71が取り付けてある。支持具71は固定片71aと支持片71bとで断面略L字型に形成され、固定片71aを空気清浄器本体6の上面あるいは下面に固定すると共に支持片71bを空気清浄器本体6の側面に突出させて取り付けてある。そして支持片71bと空気清浄器本体6の側面との間にできる隙間に垂直ガイド壁51を前後スライド移動自在に差し込むと共に、垂直ガイド壁51の略中央部に設けた前後方向に長い長孔72にピン73を通してピン73を空気清浄器本体6の側面に固定することによって、空気清浄器本体6に垂直ガイド壁51を取り付けることができる。
【0046】
このように形成される空気清浄器Aでは、使用時には垂直ガイド壁51を前方向にスライド移動させて突出させることができると共に、使用後は垂直ガイド壁51を後方向にスライド移動させて空気清浄器本体6の側面の外側に接してコンパクトに収納することができる。
図20には他の参考例が示してある。この参考例の垂直スライド壁51は、上記図19に示す参考例の垂直ガイド壁51を後スライド壁77とし、その先端に更に前スライド壁74を前後スライド移動自在に取り付けて形成したものである。前スライド壁74は前後方向に長い長孔75を上下に形成すると共に長孔75にピン76を差し込むことによって前スライド壁74を後スライド壁77に取り付けることができる。
【0047】
この空気清浄器Aでは、後スライド壁77に前スライド壁74を前後スライド移動自在に取り付けたので、図19に示すものよりも更に前方向に長く垂直ガイド壁51を突出させることができる。しかも図21に示すように垂直ガイド壁51は前後に長くしたにもかかわらず、図19に示すものとほぼ同様に空気清浄器本体6の側面の外側に接してコンパクトに収納できる。
【0048】
図22には他の参考例が示してある。この参考例の垂直ガイド壁51は前後に長い矩形の壁材78を折り畳み可能に連結した蛇腹状に形成されるものであって、前後に伸縮自在である。垂直ガイド壁51の基部は空気清浄器本体6の側面の後端部に取り付けられている。79は取手である。
この空気清浄器Aでは、使用時には垂直ガイド壁51を前方向に伸長して吐出口2よりも前側に突出することができ、使用後には垂直ガイド壁51を収縮させて空気清浄器Aの側面に収納することができる。
【0049】
図23には他の参考例が示してあり、この空気清浄器Aは図7に示すものの上面にガイド壁50として水平ガイド壁52を設けて形成してある。水平ガイド壁52はその基部を空気清浄器本体6の後端部に枢着されて回動自在に取り付けられており、水平ガイド壁52を前方向に回動させたときにはその先端が吐出口2よりも前方に突出するようになっている。また水平ガイド壁52を後方向に回動させると図24に示すように空気清浄器本体6の後面に形成した吸込口1を覆うようになっている。
【0050】
この空気清浄器Aは、使用時に水平ガイド壁52と吐出口2よりも前方に突出することができ、吐出口2から吐出して送風される清浄空気5を水平ガイド壁52に沿って流すことができ、コアンダ効果によって清浄空気5は上方に放射状に広がっていくものである。また使用後は水平ガイド壁52で吸込口1を覆って収納するので、吸込口1からほこりが空気清浄器A内に侵入して溜まらないようにすることができる。
【0051】
図25には他の参考例が示してある。この空気清浄器Aでは、空気清浄器本体6の前面上部にその幅方向の全面に亘って開口する凹所80が形成してあって、その凹所80内に水平ガイド壁52を前後スライド移動自在に取り付けて形成してある。81は取手である。
この空気清浄器Aでは、使用時に凹所80から水平ガイド壁52を前方にスライド移動させて吐出口2より前方に突出させることができる。また使用後は水平スライド壁52を後方にスライド移動させて凹所80内に収納することができ、コンパクトに収納することができる。
【0052】
図26には他の参考例が示してある。この空気清浄器Aは、空気清浄器本体6の前面下部に吐出口2が形成してあると共に空気清浄器本体6の前面上部に吸込口1が設けてある。図27に示すように吸込口1の後側において空気清浄器本体6の後面の内側に駆動部18を取り付けると共にこの駆動部18にファン19が取り付けてある。そして駆動部18を駆動させてファン19を回転させると吸込口1から汚染空気4を空気清浄器本体6の内部に取り入れ、その汚染空気4を空気清浄器本体6の内部の下部に移動させ、集塵フィルター3に汚染空気4を通して清浄化し、清浄空気5を吐出口2から吐出して送風するものである。
【0053】
この空気清浄器Aでは、駆動部18を空気清浄器本体6の後面の内側に取り付けることができるので、上記の他の空気清浄器Aのように駆動部18を取り付けるための取付片17を設ける必要がなく、空気清浄器Aの奥行き寸法を小さくすることができる。
図28、29には他の参考例が示してある。図29(b)に示すように空気清浄器本体6は横方向に長い箱状に形成され、空気清浄器本体6の前面には内外に開口する開口部55を二か所形成すると共に複数本の縦片53と横片56を格子状に組んで形成されるルーバー54をそれぞれの開口部55を覆って取り付けてあり、吐出口2は縦片53同士の間と横片56同士の間とで形成される。このルーバー54の内側面には全吐出口2の内側を覆うようにして集塵フィルター3が取り付けてある。また空気清浄器本体6の前面の両側端部には垂直ガイド壁51が回動自在に枢着されている。空気清浄器本体6の側面にはダクト孔82が設けてあり、ダクト孔82は空気清浄器本体6の内部と外部に開口してある。
【0054】
図29(a)に示すように吸込器57は中空の箱状に形成され、その前面には吸込器本体83の内外に開口する吸込口1が多数個形成されている。吸込器本体83の内部にはファン84が設けてある。ファン84は吸込器本体83の後面の内側にモーター等の駆動部18を取り付けると共に駆動部18にファン84を連結することによって設けてある。また吸込器本体83の側面には内外に開口するダクト孔85が形成してある。
【0055】
そして空気清浄器本体6のダクト孔82と吸込器本体83のダクト孔85とにダクト58を取り付けて空気清浄器本体6と吸込器本体83をダクト58を介して連結することによって空気清浄器Aが形成される。この空気清浄器Aはモータ18を駆動してファン19を回転させて吸込器57で吸込口1から汚染空気4を内部に取り入れ、吸い込んだ汚染空気4をダクト58を介して空気清浄器本体6に送り込み、空気清浄器本体6に設けた集塵フィルター3で浄化して吐出口2から清浄空気5を吐出することができるものである。
【0056】
この空気清浄器Aでは、空気清浄器本体6と吸込器57を別々に形成したので、空気清浄器本体6のみを人が寝ている近くに配置し、吸込器57を人が寝ている場所より遠ざけて配置することができ、人の周辺に清浄空気5が吹き出されることになってきれいな空気の空間をつくり出すことができると共に駆動部18やファン84の駆動によって生じる雑音が人に聞こえにくくなって安眠できるものである。
【0057】
図30には空気清浄器Aと送風器9とを組み合わせて形成される空気清浄装置Bが示してある。空気清浄器Aは図1に示す参考例と同様のものを使用することができ、送風器9は図31に示すようなものが使用できる。送風器9は、箱状に形成される送風器本体29の前面に排気口8を設けると共に後面に吸気口7を設けて形成してあり、送風器本体29の内部にはモーター等で形成される駆動部30や駆動部30と連結してあるプロペラファン31が設けてある。排気口8は横方向のほぼ全長に亘って形成してあると共に排気口8は送風器本体9の内外に開口するスリット状で送風器本体9の縦方向に多数本設けてある。また吸気口7は横方向のほぼ全長に亘って形成してあると共に吸気口7は送風器本体9の内外に開口するスリット状で送風器本体9の縦方向に多数本設けてある。そして電源スイッチをオンにして駆動部30を回転させてプロペラファン31を回転させることによって、吸気口7から空気40を取り入れて排気口8から吹き出すことができるものである。尚、この送風器9にも図3に示すような制御回路が設けてあって、電源スイッチをオンにした直後の動作初期には風量を最大に運転し、一定時間経過後に風量を最小に運転するようにしてもよい。このように形成される送風器9の吸気口7と空気清浄器Aの吐出口2を対向させて送風器9と空気清浄器Aとを設置することによって、図30に示すような空気清浄装置Bが構成されるものである。
【0058】
上記空気清浄装置Bは、人が送風器9と空気清浄器Aの間に頭部を位置させて寝るようにして使用されるものであり、人の頭部周辺に清浄空気5が吹き出されることになってきれいな空気の空間をつくり出すことができるものである。しかも空気清浄器Aから吐出される清浄空気5は、送風器9によって強制的に人の頭部付近を通って送風器9まで導かれることになり、空気清浄器Aと送風器9との設置間隔を大きくしても空気清浄器Aから吐出される清浄空気5を送風器9で確実に吸入することができ、空気清浄器Aと送風器9との設置間隔に形成される清浄空気5の空間を大きくすることができるものである。
【0059】
図32にはベッド10に空気清浄器Aを組み込んだ空気清浄装置Bが示してある。ベッド10の頭側端部には上方に突出する収納部32が一体に設けてあって、その収納部32が空気清浄器本体6になっている。図33には収納部32の断面図が示してあり、収納部32のベッド10側の前面において、一方の側部には前方へ突出する吸い込み部11が形成してあると共に他方の側部には前方へ突出する吐出部12が形成してある。吸い込み部11と吐出部12の対向する面にはそれぞれ吸込口1と吐出口2が設けてある。吸込口1は吸い込み部11の縦方向のほぼ全長に亘って形成してあると共に吸込口1は吸い込み部11の横方向に多数本設けてある。また吐出口2は吐出部12の縦方向のほぼ全長に亘って形成してあると共に吐出口2は吐出部12の横方向に多数本設けてある。吐出口2の内側には全吐出口2を覆う集塵フィルター3が取り付けてある。また収納部32の略中央部には、固定片33によって支持されるクロスフローファン34が設けてあり、クロスフローファン34を回転させる駆動部も内蔵されている。
【0060】
このように形成される空気清浄装置Bは、ベッド10の頭側端部に空気清浄器Aを設置してあるので、人がベッド10に寝た場合、人の頭部付近に清浄空気5の空間を形成することができる。しかも吸込口1と吐出口2とを対向させたので、吐出口2から吐出される清浄空気5を循環させることができ、清浄空気5をより清浄化することができる。またベッド10に一体に設けた収納部32を空気清浄器本体6としたので、空気清浄器Aを設置しても違和感がなく、設置スペースも余計に確保する必要がなくなるものである。
【0061】
図34、図35には空気清浄装置Bの他の参考例が示してあり、この参考例ではベッド10の頭側端部に上方に突出する送風器収納部35を一体に設けると共に送風器収納部35の上面に上方に突出する空気清浄器収納部36を一体に形成したものである。送風器収納部35は図31に示す送風器9の送風器本体29に対応するものであって、送風器収納部35のベッド10側の前面には吸気口7を設けると共にベッド10側と反対方向の後面には排気口8を設けて形成してあり、送風器収納部35の内部にはモーター等で形成される駆動部30や駆動部30と連結してあるプロペラファン31が設けてある。排気口8は送風器収納部35の横方向の中央部に形成してあると共に排気口8は送風器収納部35の内外に開口するスリット状で送風器収納部35の縦方向に多数本設けてある。また吸気口7は送風器収納部35の横方向の中央部に形成してあると共に吸気口7は送風器収納部35の内外に開口するスリット状で送風器収納部35の縦方向に多数本設けてある。このようにしてベッド10の頭側端部に送風器9が形成できるものである。空気清浄器収納部36は図1に示す空気清浄器Aの空気清浄器本体6に対応するものであって、空気清浄器収納部36のベッド10側の前面には吐出口2を設けると共にベッド10側と反対方向の後面には吸込口1を設けて形成してあり、空気清浄器収納部36の内部にはモーター等で形成される駆動部18や駆動部18と連結してあるファン19が設けてある。吐出口2は空気清浄器収納部36の横方向のほぼ全長に亘って形成してあると共に吐出口2はルーバー37によって形成してある。ルーバー37は清浄空気5が下向きに吐出されるように斜め下向きの傾斜を有している。また吸込口1は空気清浄器収納部36の横方向のほぼ全長に亘って形成してあると共に吸込口1は空気清浄器収納部36の内外に開口するスリット状で空気清浄器収納部36の縦方向に多数本設けてある。このようにしてベッド10の頭側端部に空気清浄器Aが形成できるものである。
【0062】
このような空気清浄装置Bは、ベッド10の頭側端部に空気清浄器Aを設置してあるので、人がベッド10に寝た場合、人の頭部付近に清浄空気5の空間を形成することができる。しかも吐出口2から吐出される清浄空気5を送風器9で強制的に排気することができ、常に清浄化された清浄空気5を人に供給することができる。またベッド10に一体に設けた送風器収納部35と送風器本体29として送風器9を形成すると共に空気清浄器収納部36を空気清浄器本体6として空気清浄器Aを形成したので、送風器9や空気清浄器Aを設置しても違和感がなく、設置スペースも余計に確保する必要がなくなるものである。
【0063】
図36には空気清浄装置Bの他の参考例が示してあり、この参考例では図32に示す参考例における空気清浄器収納部36をベッド10の頭側端部に上方に一体に突設すると共に図34に示す参考例における送風器収納部35をベッド10の足側端部に一体に設けるようにして形成したものである。図37(a)に示す空気清浄器収納部36は図1に示す空気清浄器Aの空気清浄器本体6に対応するものであって、空気清浄器収納部36のベッド10側の前面には吐出口2を設けると共にベッド10側と反対方向の後面には吸込口1を設けて形成してあり、空気清浄器収納部36の内部にはモーター等で形成される駆動部18や駆動部18と連結してあるファン19が設けてある。吐出口2は空気清浄器収納部36の横方向のほぼ中央部に形成してあると共に吐出口2は空気清浄器収納部36の内外に開口するスリット状で空気清浄器本体6の縦方向に多数本設けてある。また吸込口1は空気清浄器収納部36の横方向の中央部に形成してあると共に吸込口1は空気清浄器収納部36の内外に開口するスリット状で空気清浄器収納部36の縦方向に多数本設けてある。このようにしてベッド10の頭側端部に空気清浄器Aが形成できるものである。また図37(b)に示す送風器収納部35は図34に示すものと同等であり、ただベッド10の足側端部に形成されているところが異なるだけである。このようにしてベッド10の足側端部に送風器9が形成できるものである。そうして送風器9の吸気口7と空気清浄器Aの吐出口2を真正面に対向させることによって空気清浄装置Bが構成されるものである。
【0064】
このような空気清浄装置Bは、ベッド10の頭側端部に空気清浄器Aを設置してあるので、人がベッド10に寝た場合、人の頭部付近に清浄空気5の空間を形成することができる。しかもベッド10の足側端部に送風器9が設けてあるので、きれいな空気の空間をベッド10の頭側端部から足側端部にまで形成することができ、人が寝る空間全体の空気を清浄化することができる。
【0065】
図38には空気清浄装置Bの他の参考例が示してあり、この参考例では図36に示す参考例における空気清浄器収納部36をベッド10の頭側端部に上方に一体に突設すると共に空気清浄器収納部36の上面と両側面を覆うフード13をベッド10の長手方向と平行にスライド移動自在に設けて形成したものである。図39に示すようにフード13は下面とベッド10の長手方向にある前後面とが開口して形成してあり、その上面13aと両側面13bにはベッド10の長手方向と平行な溝部38が設けてある。そしてネジ39等を溝部38に挿入してフード13を空気清浄器収納部36に取り付けることができる。フード13は人が寝起きする場合にはベッド10よりも外方にスライド移動させて邪魔にならないようにし、空気清浄器Aを使用する就寝時にのみベッド10側に突出させて使用するものである。
【0066】
このような空気清浄装置Bは、ベッド10の頭部と空気清浄器Aとをフード13で覆ったので、フード13で囲まれる空間、つまり人の頭部付近のみに清浄空気5を吐出することができ、またフード13より外側の汚染空気4を巻き込みにくくすることができる。図40には空気清浄装置Bの他の参考例が示してあり、この参考例は図30に示す空気清浄器Aと送風器9のそれぞれの下面にキャスター14を設け、移動自在に形成したものである。またベッド10の高さに対応させて空気清浄器本体6と送風器本体29のそれぞれの高さを高く形成したものである。
【0067】
この空気清浄装置Bは、空気清浄器Aと送風器9の両方にキャスター14を設けて移動自在に形成したので、空気清浄器Aと送風器9を必要な時に所望の場所に移動させて使用することができ、使用しない時は別の場所に収納しておけるものである。また清浄空気5が吐出される空間を任意の位置に設定することができる。
【0068】
【発明の効果】
上記のように本発明は、吸込口から吸い込まれる汚染空気の風速よりも吐出口から吐出され送風される清浄空気の風速を小さくしたので、人体への風当たりや雑音を小さくすることができ、眠り易くなるものであり、また空気清浄器本体を平面略コ字形に形成し、空気清浄器本体の両側部に吸込口を形成すると共に、両吸込口の間において空気清浄器本体の内側に開口させて吐出口を設けたので、空気清浄器本体で囲まれる空間のみに清浄空気を吐出することができると共に空気清浄器本体より外部の汚染空気を巻き込みにくくすることができるものである。また集塵フィルターを吐出口側に設けるようにしたので、集塵フィルターが抵抗となって吐出口から吐出され送風される清浄空気の風速を小さくすることができ、大がかりな設備を必要としないものである。
【0069】
さらに吐出口の開口面積を吸込口の開口面積よりも大きくしたので、吸込口から吸引される汚染空気の風量よりも吐出口から吐出して送風される清浄空気の風量を小さくすることができ、吐出口から吐出され送風される清浄空気の風速を小さくすることができるものである
【0075】
またこの空気清浄器において、上下方向に複数本の横片を並設してルーバーを形成し、空気清浄器本体に設けた開口部にこのルーバーを設けて隣接する横片間を吐出口とし、空気清浄器本体の上部に位置する横片を上方に傾斜させて設けると共にその他の横片を水平に形成したので、上方に傾斜した横片に沿って吐出口から清浄空気が吐出されることになり、上方への清浄空気の範囲を大きくすることができるものである。
【0078】
さらに吸気口と排気口を具備し、空気を吸気口から吸引し、排気口から排気して送風する手段を備えて送風器を形成し、上記空気清浄器の吐出口と送風器の吸気口とを対向させて配置したので、空気清浄器と送風器との設置間隔を大きくしても空気清浄器から吐出される清浄空気を送風器で確実に吸入することができ、空気清浄器と送風器との設置間隔に形成される清浄空気の空間を大きくすることができるものである。
【0080】
さらにベッドの頭側端部に上記空気清浄器を設置し、吸込口をベッド側と反対方向に開口させると共に吐出口をベッド側方向に開口させたので、ベッドの頭部付近に清浄空気の空間を形成することができるものである。
加えてベッドの足側端部に上記送風器を設置し、送風器の吸気口と空気清浄器の吐出口を対向させたので、空気清浄器と送風器との設置間隔に形成される清浄空気の空間をベッドの頭側端部から足側端部にまで広げることができるものである。
【0081】
加えてベッドの頭側部と空気清浄器とをフードで覆ったので、フードで囲まれる空間のみに清浄空気を吐出することができると共にフードより外部の汚染空気を巻き込みにくくすることができるものである。
また空気清浄器と送風器の両方にキャスターを設けて移動自在に形成したので、空気清浄器と送風器を必要な時に所望の場所に移動させて使用することができるものである。
【0082】
加えて動作初期には風量を最大に運転し、一定時間経過後に風量を最小に運転する制御手段を具備したので、就寝前に空気清浄器や空気清浄装置の動作初期には風量を最大に運転して寝室全体を清浄化することができると共に就寝後は空気清浄器や空気清浄装置の風量を最小に運転してベッドや布団等の周辺局所の空気を清浄することができるものである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の空気清浄器の一参考例を示す斜視図である。
【図2】同上の図1におけるア−ア断面図である。
【図3】同上の制御回路図である。
【図4】同上の空気清浄器の他の実施例を示す斜視図である。
【図5】同上の図4における(a)はイ−イ断面図、(b)はウ−ウ断面図である。
【図6】同上の空気清浄器の他の実施例を示す斜視図である。
【図7】同上の空気清浄器の他の参考例を示す斜視図である。
【図8】同上の一部の拡大図である。
【図9】同上の一部の拡大断面図である。
【図10】同上の斜視図である。
【図11】同上の図7の横断面図である。
【図12】同上の図7の縦断面図である。
【図13】同上の(a)、(b)は空気清浄装置の使用状態を示す平面図である。
【図14】同上の収納時の斜視図である。
【図15】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図16】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図17】同上の斜視図である。
【図18】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図19】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図20】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図21】同上の収納時の斜視図である。
【図22】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図23】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図24】同上の収納時の斜視図である。
【図25】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図26】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図27】同上の図26におけるサ−サ断面図である。
【図28】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図29】同上の図28における(a)はシ−シ断面図、(b)はス−ス断面図である。
【図30】本発明の空気清浄装置の一参考例を示す斜視図である。
【図31】同上の送風器の断面図である。
【図32】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図33】同上の図32におけるエ−エ断面図である。
【図34】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図35】同上の図34におけるオ−オ断面図である。
【図36】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図37】同上の図36における(a)はカ−カ断面図、(b)はキ−キ断面図である。
【図38】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図39】同上の図38におけるク−ク断面図である。
【図40】同上の空気清浄装置の他の参考例を示す斜視図である。
【図41】従来例の概略図である。
【符号の説明】
1 吸込口
2 吐出口
3 集塵フィルター
4 汚染空気
5 清浄空気
6 空気清浄器本体
7 吸気口
8 排気口
9 送風器
10 ベッド
11 吸い込み部
12 吐出部
13 フード
14 キャスター
15 側部
50 ガイド壁
51 垂直ガイド壁
52 水平ガイド壁
53 縦片
54 ルーバー
55 開口部
56 横片
57 吸込器
58 ダクト
A 空気清浄器
B 空気清浄装置

Claims (10)

  1. 吸込口と吐出口と粉塵を除去する集塵フィルターを具備し、吸込口から汚染空気を吸引し、この汚染空気を集塵フィルターで清浄化し、清浄空気を吐出口から吐出して送風する手段を備えた空気清浄器において、空気清浄器本体を平面略コ字形に形成し、空気清浄器本体の両側部に吸込口を形成すると共に、両吸込口の間において空気清浄器本体の内側に開口させて吐出口を設け、吸込口から吸い込まれる汚染空気の風速よりも吐出口から吐出され送風される清浄空気の風速を小さくして成ることを特徴とする空気清浄器。
  2. 請求項1に記載の空気清浄器において、集塵フィルターを吐出口側に設けて成ることを特徴とする空気清浄器。
  3. 請求項1又は2に記載の空気清浄器において、吐出口の開口面積を吸込口の開口面積よりも大きくして成ることを特徴とする空気清浄器。
  4. 請求項1乃至3のいずれかに記載の空気清浄器において、上下方向に複数本の横片を並設してルーバーを形成し、空気清浄器本体に設けた開口部にこのルーバーを設けて隣接する横片間を吐出口とし、空気清浄器本体の上部に位置する横片を上方に傾斜させて設けると共にその他の横片を水平に形成して成ることを特徴とする空気清浄器。
  5. 吸気口と排気口を具備し、空気を吸気口から吸引し、排気口から排気して送風する手段を備えて送風器を形成し、請求項1乃至4に記載の空気清浄器の吐出口と送風器の吸気口とを対向させて配置して成ることを特徴とする空気清浄装置。
  6. ベッドの頭側端部に請求項1乃至4のいずれかに記載の空気清浄器を設置し、吸込口をベッド側と反対方向に開口させると共に吐出口をベッド側方向に開口させて成ることを特徴とする空気清浄装置。
  7. 請求項6の空気清浄装置において、ベッドの足側端部に請求項5に記載の送風器を設置し、送風器の吸気口と空気清浄器の吐出口を対向させて成ることを特徴とする空気清浄装置。
  8. 請求項6の空気清浄装置において、ベッドの頭側部と空気清浄器とをフードで覆って成ることを特徴とする空気清浄装置。
  9. 請求項5に記載の空気清浄装置において、空気清浄器と送風器の両方にキャスターを設けて移動自在に形成して成ることを特徴とする空気清浄装置。
  10. 動作初期には風量を最大に運転し、一定時間経過後に風量を最小に運転する制御手段を具備して成ることを特徴とする請求項1乃至9のいずれかに記載の空気清浄器及び空気清浄装置。
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