JP2005156127A - 負圧型閉鎖空間形成システム - Google Patents

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Abstract

【課題】閉鎖空間外に汚染エアーが直接漏れず、この汚染エアーの清浄化エアーによる非閉鎖空間及び閉鎖空間に対する影響を極力抑え、しかも閉鎖空間内エアーの外部排出を減らして空調負荷を減らすことが出来る負圧型閉鎖空間形成システムを提供する。
【解決手段】室内空間A内に設置され、少なくともその一部にエアーカーテン2を使用して閉鎖空間3を形成し、この閉鎖空間3内のエアーを外部に排出して閉鎖空間3内を負圧状態に保持してなり、閉鎖空間3内から外部に排出するエアーを空気清浄装置20により清浄化して、その清浄化エアーをエアーカーテン2の反閉鎖空間側の界面2aに隣接して設けたエアー排出口4から界面2aに沿って排出し、この排出エアー5をエアーカーテン2の外部巻き込みエアーとして循環利用することで、その度毎に空気清浄装置20により清浄化して、上記課題を達成できる。
【選択図】 図2

Description

本発明は、喫煙空間やリフレッシュ空間等に利用する負圧型閉鎖空間形成システムに関する。
負圧型閉鎖空間形成システムは、少なくともその一部にエアーカーテンを使用して閉鎖空間を形成し、該閉鎖空間内のエアーを外部に排出して前記閉鎖空間内を負圧状態に保持してなるものである。この負圧型閉鎖空間形成システムが、例えば、喫煙空間に採用された場合、閉鎖空間である喫煙空間内で喫煙者が煙草を吸っても、その煙は喫煙空間内で漂うことがあっても、エアーカーテンを突き抜けて非喫煙者が滞在している閉鎖空間外の非喫煙空間に直接排出されることは無く、その意味で一定の評価を与えることが出来る。しかしながら、この負圧型閉鎖空間形成システムは、閉鎖空間内からエアーカーテンを突き抜けてエアーを出さないようにするため、閉鎖空間内を常に負圧状態に保つ必要がある。すなわち、エアーカーテンは、静止空気との界面で、その静止空気とのせん断により渦を発生させて、回りの静止空気を巻き込み、自身の風量を増大させながら進行するから、そのエアーカーテンによる遮断を確立して閉鎖空間を保持するには、エアーカーテン自身並びにその巻き込み風量も含めて回収する必要がある。
既設の建造物における室内の一角に、負圧型閉鎖空間形成システムを採用し、喫煙空間とした本出願人のものとして、次のようなものが知られている。
特開平6−54754号公報
この文献によれば、図9に示すように、つい立て本体aのエアー循環吸込口b及びエアー吸込口cを内側にして、室内空間d内の一部を囲う形に1以上のつい立て本体aを配置し、このつい立て本体aの送風機によるエアーカーテンeを使用して室内空間d内の一部を囲い、喫煙空間fを形成すると共に、1以上のつい立て本体a内の空気清浄機により清浄化し、その清浄化エアーの排気ファンによるエアー排出口gからの排出エアー量を、エアーカーテンeが喫煙空間fの外部から巻き込むエアー量Qよりも大に設定して、エアーカーテンe自身並びにその巻き込み風量も含めて回収し、喫煙空間f内を負圧状態にして、喫煙空間fから非喫煙空間hに煙草の煙を直接出さないようにし、且つ、快適な喫煙空間fを提供しようとするものである。
また、既設の建造物における室内の一角を閉鎖空間とし、その閉鎖空間を喫煙空間等として、集塵機にて清浄化する次のようなものが知られている。
特開昭61−49948号公報
この文献によれば、喫煙所用空気清浄機は、図10に示すように、筐体iと、この筐体iに設けられた空気取入口j及び空気吹出口kと、筐体i内に設置された集塵機Lと、筐体i内部の集塵機Lの上流側に形成された第1空気通路mと、筐体i内部の集塵機Lの下流側に形成された第2空気通路nと、この第2空気通路n内の空気を加圧し空気吹出口kへ送風する送風機oとを備え、空気吹出口kはその吹出気流が筐体i外の室内空間dを2分割するエアーカーテンeを形成するように配設され、空気取入口jは2分割された室内空間dの一方のみに面して筐体i内部の第1空気通路mと連通し、空気取入口j2は第2空気通路nと連通するように配設されてなるものである。これにより、室内空間d内をエアーカーテンeにより2分割し、空気取入口jのある空間を喫煙空間fとし、空気取入口j2のある空間を非喫煙空間hとして、しかも集塵機Lにより浄化したエアーがエアーカーテンeを構成して、喫煙空間f内の煙草の煙が非喫煙空間hに直接流出することがないようにしている。
また、既設の建造物における室内の一角を閉鎖空間とし、その閉鎖空間内に発生する臭気や煙を排除する次のようなものが知られている。
特開平7−19559号公報
この文献によれば、図11に示すように、天井面pに、室内空間d内で発生する臭気・煙等を外部に拡散しないように、これらの発生源を囲うようにラインフローファンqを配設し、このラインフローファンqの内周面に沿う天井面pにスリット状の空気取入口jを形成して、この空気取入口jからのエアーを排気ファンrにより排出される等圧チャンバーsをスペースRの天井裏に配設したものである。これにより、室内空間d内のスペースRをラインフローファンqにて循環したエアーカーテンeにより閉鎖するから、スペースR内の臭気・煙等の発生源からの臭気・煙等はスペースR内に閉じこめられ、スペースR外の室内空間dに流出したり拡散することもなく、排気ファンrにより外部に排出される。
特許文献1のものは、室内空間h内の一部を囲う形に1以上のつい立て本体aを配置するだけで喫煙空間fを形成でき、更に、喫煙空間f内の煙草の煙を空気清浄機によりかなり清浄化することが可能であるが、未除去の煙や臭気並びに炭酸ガスや一酸化炭素を含むエアー(以下、単に有害エアーと言う)が喫煙空間f内の負圧を確保するために、エアー排気口gから非喫煙空間h側に排出され、非喫煙空間h側の非喫煙者を上記有害エアーに晒すこととなる。また、この有害エアーは、非喫煙空間hや喫煙空間f内に蓄積することになって、喫煙空間f内をも快適にすることが出来ない。
また、特許文献2のものは、喫煙空間f内の煙草の煙を集塵機Lによりかなり清浄化することが可能であるが、喫煙空間f内が負圧状態にないから煙草の煙が直接室内空間d内の非喫煙空間h側に漏れ、更に、有害エアーの一部が空気吹出口kからのエアーカーテンeにより非喫煙空間h側に漏れて、非喫煙空間h側の非喫煙者を煙草の煙や有害エアーに晒すことになる。また、この有害エアーは、特許文献1と同じように、喫煙空間fや非喫煙空間h内にも蓄積することになって、喫煙空間f内をも快適にすることが出来ない。
また、特許文献3のものは、スペースR内の臭気・煙等の発生源からの臭気・煙等を排気ファンrにより直接外部に排気するから、室内空間d内に拡散しづらいが、排気量が多くなり過ぎ空調負荷が高くなり、大きなエネルギーロスが出る。これに対して、熱交換器を設置し、それに上記排気エアーを通して熱回収をすることも出来るが、設備が巨大となりすぎ、更に排気エアーに含有する臭気・煙等が熱交換効率を下げ、この熱交換効率を上げるには臭気・煙等の除去装置が別途必要となり、結局、コスト高となってペイしない。更に、これは、天井面pにスリット状の空気取入口jを形成したり、ラインフローファンqを設置したり、更に天井裏に等圧チャンバーsを設置したり、加えて、排気ファンrも設置しなければならず、室内空間d内に簡易に設置することが不可能である。
そこで、本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、室内空間における閉鎖空間から汚染エアーが非閉鎖空間に直接漏れることが無く、閉鎖空間内の汚染エアーの清浄化エアーによる非閉鎖空間及び閉鎖空間に対する影響を極力抑えることが出来、しかも閉鎖空間内の汚染エアーの外部排出を減らして空調負荷を減らすことが出来る負圧型閉鎖空間形成システムを提供することを課題とする。
本発明は、上記課題を達成するために提案されたものであって、下記の構成からなることを特徴とするものである。
すなわち、請求項1記載の発明は、少なくともその一部にエアーカーテンを使用して閉鎖空間を形成し、該閉鎖空間内のエアーを外部に排出して前記閉鎖空間内を負圧状態に保持してなる負圧型閉鎖空間形成システムにおいて、前記閉鎖空間内から外部に排出するエアーの少なくとも一部を、前記エアーカーテンの反閉鎖空間側の界面に隣接して配設したエアー排出口から前記界面に沿って排出し、該排出エアーを前記エアーカーテンの外部巻き込みエアーとして循環利用してなることを特徴とする。
請求項2記載の発明は、前記閉鎖空間に空気清浄装置を設け、該空気清浄装置により前記閉鎖空間内のエアーの少なくとも一部を清浄化して、該清浄化エアーを前記エアー排出口からの排出エアーとしたことを特徴とする。
請求項3記載の発明は、前記エアー排出口からの排出エアーの風速はエアーカーテンの風速よりも遅く設定されていることを特徴とする。
請求項4記載の発明は、前記エアー排出口からの排出エアーは整流化されていることを特徴とする。
請求項5記載の発明は、少なくともその一部にエアーカーテンを使用して閉鎖空間を形成し、該閉鎖空間内のエアーを外部に排出して前記閉鎖空間内を負圧状態に保持してなる負圧型閉鎖空間形成システムにおいて、前記閉鎖空間にこれから外部に排出するエアーの少なくとも一部を清浄化する空気清浄装置を設けると共に、該空気清浄装置の下流側にエアーカーテン装置を設け、該エアーカーテン装置は、前記空気清浄装置により清浄化したエアーを均圧化する誘導室と、該誘導室に設けられ前記閉鎖空間を形成するための主エアーカーテンを吹き出す主エアー吹出口と、該主エアー吹出口の外側に位置して前記誘導室に設けられ風速調整器により前記主エアーカーテンの風速よりも遅く且つ外側に行くのに従い風速勾配を低下させた副エアーカーテンを吹き出す副エアー吹出口とを含んでなり、前記副エアーカーテンを前記主エアーカーテンの外部巻き込みエアーとして循環利用してなることを特徴とする。
請求項6記載の発明は、前記閉鎖空間に排気ファンを設け、該排気ファンにより前記閉鎖空間内のエアーの一部を外部に別途排出して、前記閉鎖空間内の負圧状態を補助することを特徴とする。
以上詳述したように、本発明によれば、以下のような効果がある。
請求項1記載の発明は、閉鎖空間内を負圧状態に保持するために、閉鎖空間内のエアーをエアー排出口からエアーカーテンの反閉鎖空間側の界面に沿って排出すると、この排出エアーは自身が2次的なエアーカーテンになると共に、主たるエアーカーテンにより巻き込まれ、このエアーカーテンの外部巻き込みエアーとして循環利用される。したがって、室内空間における閉鎖空間に汚染エアーが存在していても非閉鎖空間に直接漏れることが無く、主たるエアーカーテンが上記2次的なエアーカーテンにより耐力が向上して安定化し、上記循環利用により、閉鎖空間内の汚染エアーによる非閉鎖空間に対する影響を軽減出来、しかも閉鎖空間内に存在している汚染エアーの外部排出を必要最小限に減らせて、エネルギーロスを減らせる効果がある。
請求項2記載の発明は、空気清浄装置による清浄化エアーをエアー排出口からの排出エアーとするから、エアーカーテンの外部巻き込みエアーとして循環利用され、その度に空気清浄装置により清浄化される。したがって、上記効果に加えて、閉鎖空間内の汚染エアーの清浄化エアーによる非閉鎖空間及び閉鎖空間に対する影響も極力抑えることが出来、しかも閉鎖空間内の汚染エアーの外部排出も極力減らして空調負荷を大きく減らすことが出来る効果がある。
請求項3記載の発明は、排出エアーの風速がエアーカーテンの風速よりも遅く設定されていると、排出エアーの吹き出しによるエアーの巻き込みを減らせて、全体として外部巻き込みエアーを減らせる。したがって、上記効果をより顕著に出来る。
請求項4記載の発明は、排出エアーが整流化されていると、排出エアーの吹き出しによるエアーの巻き込みを減らせて、全体として外部巻き込みエアーを減らせる。したがって、上記効果をより顕著に出来る。
請求項5記載の発明は、閉鎖空間内を負圧状態に保持するために閉鎖空間内から外部に排出するエアーを、空気清浄装置による清浄化エアーとしてエアーカーテン装置の誘導室に送り、この清浄化エアーの一部を主エアー吹出口から主エアーカーテンを吹き出し閉鎖空間を形成し、清浄化エアーの残部を副エアー吹出口から副エアーカーテンを吹き出して、この副エアーカーテンは、風速調整器により主エアーカーテンの風速よりも遅く且つ外側に行くのに従い風速勾配を低下させているから、主エアーカーテンにより巻き込まれ、外部巻き込みエアーとして循環利用される。したがって、室内空間における閉鎖空間から汚染エアーが非閉鎖空間に直接漏れることが無く、主エアーカーテンが副エアーカーテンにより耐力が向上して安定化し、閉鎖空間内の汚染エアーの清浄化エアーによる非閉鎖空間及び閉鎖空間に対する影響を極力抑えることが出来、しかも閉鎖空間内の汚染エアーの外部排出を極限まで減らせるからして、エネルギーロスも極限まで減らすことが出来る効果がある。
請求項6記載の発明は、閉鎖空間内のエアーの一部を排気ファンにより別途排出して、閉鎖空間内の負圧状態を補助すると、清浄化エアーによる非閉鎖空間及び閉鎖空間に対する影響を完全に抑えることが出来る。したがって、上記効果をなお一層顕著に出来る効果がある。
以下に、図面を参照して本発明を実施するための最良の形態を説明する。
図1は本発明の一実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの概要図である。図1において、負圧型閉鎖空間形成システム1は、室内空間A内に設置され、少なくともその一部にエアーカーテン2を使用して閉鎖空間3を形成し、この閉鎖空間3内のエアーを外部に排出して閉鎖空間3内を負圧状態に保持してなり、閉鎖空間3内から外部に排出するエアーの少なくとも一部を、エアーカーテン2の反閉鎖空間側の界面2aに隣接して設けたエアー排出口4から界面2aに沿って排出し、この排出エアー5をエアーカーテン2の外部巻き込みエアーとして循環利用してなるものである。
前記負圧型閉鎖空間形成システム1は、室内空間A内の床面Bに設置されたパネル型気流制御機10により具体的に実現される。このパネル型気流制御機10は、パネル11の上部に上向きのエアーカーテン2を形成するエアー吹出口12を及びパネル11のパネル面にエアー循環吸込口13をそれぞれ設けると共に、これらエアー吹出口12とエアー循環吸込口13との間に送風機14を設け、且つエアー循環吸込口13と同じパネル面にエアー吸込口15及びエアー吹出口12に隣接して前記エアー排出口4をそれぞれ設けると共に、これらエアー吸込口15とエアー排出口4との間に排風機16を設けてなる。そして、エアー循環吸込口13及びエアー吸込口15を内側にして、室内空間A内にパネル型気流制御機10設置し、室内空間A内の一部を囲って前記閉鎖空間3を形成し、エアー排出口4からの排出エアー量Q1を、エアーカーテン2自身のエアー量Q2とそのエアーカーテン2が閉鎖空間3外から巻き込み混合する外部巻き込みエアー量Q3との和より多くすることにより(Q1>Q2+Q3)、閉鎖空間3を負圧状態に保持するものである。なお、送風機14及び排風機16は必要な容量及び圧力の条件が満たされれば特に限定がない。また、図1中、17は連通口である。
そして、この負圧型閉鎖空間形成システム1において、閉鎖空間3内のエアーをエアー排出口4からエアーカーテン2の反閉鎖空間側の界面2aに沿って排出しているから、この排出エアー5は、エアーカーテン2により巻き込まれるが、同じようにこの排出エアー5自身も2次的エアーカーテンとなり、外部からエアーを若干巻き込み2次的外部巻き込みエアー量ΔQ1を生じつつ増え(Q1+ΔQ1)、エアーカーテン2の外部巻き込みエアーとして循環利用されて、その分排出エアー5による閉鎖空間3外の室内空間A内に対する影響を軽減することが可能となる。
しかしながら、この負圧型閉鎖空間形成システム1は、上述のように、エアーカーテン2自身のエアー量Q2とその外部巻き込みエアー量Q3との和よりも、エアー排出口4からの排出エアー量Q1を多くすることで(Q1>Q2+Q3)、閉鎖空間3を負圧状態に保持するものであるから、外部巻き込みエアー量Q3をすべて排出エアー量Q1から賄ったとしても、排出エアー5の一部Q4=Q1−(Q2+Q3)は、閉鎖空間3外に必ず漏れ、しかも上記の排出エアー5による2次的外部巻き込みエアー量ΔQ1も閉鎖空間3外に漏れて、排出エアー5による閉鎖空間3外の室内空間A内に対する影響を軽減することは出来るが、完全に排除することは出来ない。
したがって、この排出エアー5による影響を完全に排除するには、換言すれば、閉鎖空間3外の室内空間A内で排出エアー5の存在を0にするには、図1に示すように、閉鎖空間3に換気扇18を設け、閉鎖空間3内の(Q4+ΔQ1)相当量以上のエアーを換気扇18により室内空間A外に直接排出して負圧状態を強化保持し、排出エアー5の一部及び2次的外部巻き込みエアー量(Q4+ΔQ1)を閉鎖空間3内に引き込むようにしてやれば良いことになる。そして、この排出エアー5が2次的エアーカーテンになることにより、主たるエアーカーテン2の耐力が向上して安定化することにもなる。
いずれにしても、この負圧型閉鎖空間形成システム1によれば、排出エアー5の多くが閉鎖空間3内を循環することになるから、排出エアー5の全量を閉鎖空間3外の室内空間A内に排出したり、あるいは全量を室内空間A外に排出したりする場合と比較して、排出エアー5による閉鎖空間3外の室内空間Aに対する悪影響、あるいは室内空間A外全量排出によるエネルギーロスなどの不都合の起こる度合が大きく減少することになる。したがって、閉鎖空間3内が煙草の煙などにより汚染されている場合に特に有用となる。その一方で、閉鎖空間3内を喫煙空間とした場合、煙草の煙は閉鎖空間3内に籠もり徐々に高濃度となるから、上記換気扇18を付けることが指導されており(厚生労働省の指針)、その際換気扇18の容量を必要最小限にすることが出来る。
そして、エアー排出口4からの排出エアー5は、既述の通り2次的エアーカーテンであるから外部巻き込みエアーが生ずる。この2次的外部巻き込みエアー量ΔQ1を少なくするには、排出エアー5の風速をエアーカーテン2よりも遅くすることである。例えば、長さ1m×厚み10mmのエアー吹出口12からエアーを風速3.5m/秒で吹き出し遮断距離を2mとすると、外部巻き込みエアー量は、約20m/分であるのに対して、長さ1m×厚み50mmのエアー排出口4からエアーを風速0.7m/秒で吹き出し、遮断距離を2mとすると、2次的外部巻き込みエアー量ΔQ1は、約10m/分である。また、エアー排出口4からの排出エアー5を充分に整流することによっても2次的外部巻き込みエアー量ΔQ1を少なくすることも出来る。それには、例えば、エアー排出口4の厚みが50mmであれば、エアー排出口4に少なくとも厚み寸法の4倍の整流区間を設ければ良い。
図2は本発明の他の実施形態を示すもので、この負圧型閉鎖空間形成システム1aと図1の実施形態との相違点は、前記エアー吸込口15と前記エアー排出口4との間に前記排風機16aの上流のパネル11a内に空気清浄装置20を設けた、パネル型気流制御付空気清浄機10aを、室内空間A内に設置することで、具体的に実現される点にある。この空気清浄装置20は、吸引エアー中の比較的大きな粒子を除去するプレフィルター21と、プレフィルター21により除去出来なかった微粒子を除去する電気集塵機22と、臭気成分を除去する脱臭フィルター23との3部構成となっている。また、この電気集塵機22の代わりに、脱臭機能を併せ持つ高性能なメカニカルフィルターを用いてもよい。なお、排風機16aは、空気清浄装置20の負荷に対する必要な容量及び圧力の条件が加算されること以外、特に限定がない。
また、空気清浄装置20があるから、閉鎖空間3内を喫煙空間とした場合、煙草の煙は空気清浄装置20を通過することにより清浄化されるが、一回の通過で未除去の粉塵、臭気並びに二酸化炭素、一酸化炭素などは、閉鎖空間3内を循環して何回も空気清浄装置20を通過することになり、一回の通過では未除去であった粉塵や臭気などの多くを除去することが出来る。例えば、閉鎖空間3が長さ4m×幅5m×高さ2.5m、排風機16aの風量15m/分とすると、(4m×5m×2.5m)/15m/分=3.33−−分となり、閉鎖空間3内のエアーは3分20秒毎に空気清浄装置20を通過することになる。しかしながら、二酸化炭素や一酸化炭素など並びに若干の臭気は閉鎖空間3内に徐々に籠もってくるから、その分換気扇18により除去すればよい。したがって、その際の換気扇18の容量を必要最小限にすることが出来、それに伴い、排出エアー5による閉鎖空間3外の室内空間Aに対する悪影響や、エネルギーロスなどの不都合の起こる度合が極めて低くなる。その他の構成、作用は、図1の実施形態と同様なので、図面に符号を付して、その説明を省略する。
図3は本発明の他の実施形態を示すもので、この負圧型閉鎖空間形成システム1bと図2の実施形態との相違点は、室内空間A内の天井Cに設置された天井設置型気流制御付空気清浄機10bにより具体的に実現される点にある。この天井設置型気流制御付空気清浄機10bは、筐体11bの端部に下向きのエアーカーテン2を形成するエアー吹出口12及びその内側にエアー循環吸込口13をそれぞれ設けると共に、これらエアー吹出口12とエアー循環吸込口13との間に送風機14を設け、且つ、エアー循環吸込口13の更に内側の筐体11bにエアー吸込口15を設けて、加えて、エアー吹出口12の外側に隣接してエアー排出口4を筐体11bに設けると共に、これらエアー吸込口15とエアー排出口4との間に空気清浄装置20及び排風機16aを設けてなる。そして、エアー排出口4、エアー吹出口12、エアー循環吸込口13及びエアー吸込口15を外側から内側に順次位置させて、天井設置型気流制御付空気清浄機10bを天井Cに設置して、室内空間A内の一部を囲い前記閉鎖空間3を形成し、エアー排出口4からの排出エアー5の量Q1を、エアーカーテン2自身のエアー量Q2と閉鎖空間3外からの外部巻き込みエアー量Q3との和より多くすることにより(Q1>Q2+Q3)、閉鎖空間3内を負圧状態に保持するものである。また、閉鎖空間3に換気扇18が設けてあると、閉鎖空間3内の負圧状態を強化保持することが出来、上述の通り、閉鎖空間3内から(Q4+ΔQ1)相当量以上のエアーを換気扇18により室内空間A外に直接排出してやれば、負圧状態を強化でき排出エアー5の一部及び2次的外部巻き込みエアー量(Q4+ΔQ1)を閉鎖空間3内に引き込み、排出エアー5による影響を完全に排除することが出来る。
この天井設置型気流制御付空気清浄機10bは、天井C内に収納されて設置されるタイプでも、天井Cに吊り下げ設置されるタイプでも、いずれでも良い。その他の構成、作用は、図1、図2の実施形態とほぼ同様なので、図面に符号を付してその説明を省略する。
図4、5は本発明の他の実施形態を示すもので、この負圧型閉鎖空間形成システム1cと図3の実施形態との相違点は、室内空間Aの上部に設置された一体設置型気流制御付空気清浄機10cにより具体的に実現される点にある。この一体設置型気流制御付空気清浄機10cは、筐体11cが4本の脚30により支持され、筐体11cの周縁部全周に下向きのエアーカーテン2が形成されるエアー吹出口12が設けられ、このエアー吹出口12からのエアーカーテン2により室内空間A内の一部が予め囲われて前記閉鎖空間3が形成され、そのエアー吹出口12の内側にエアー循環吸込口13が設けられると共に、これらエアー吹出口12とエアー循環吸込口13との間に送風機14が設けられ、且つ、エアー循環吸込口13よりも内側の筐体11bにエアー吸込口15が設けられて、また、エアー吹出口12の外側に隣接してエアー排出口4が筐体11cに設けられると共に、これらエアー吸込口15とエアー排出口4との間に空気清浄装置20及び排風機16aが設けられてなる。そして、この4本の脚30付の一体設置型気流制御付空気清浄機10cを室内空間Aに設置するだけで、室内空間A内の一部を囲い閉鎖空間3を形成し、エアー排出口4からの排出エアー5の量Q1を、エアーカーテン2自身のエアー量Q2と閉鎖空間3外からの外部巻き込みエアー量Q3との和より多くすることにより(Q1>Q2+Q3)、閉鎖空間3内を負圧状態に保持するものである。したがって、この負圧型閉鎖空間形成システム1cにおける一体設置型気流制御付空気清浄機10cは、吹き抜けなど天井高が3m以上あるような場合に特に有用である。また、閉鎖空間3に換気扇18が設けてあり、この換気扇18が室内空間Aの換気口に近在していたり接続していると、閉鎖空間3内の負圧状態を強化保持することが出来、上述の通り、閉鎖空間3内から(Q4+ΔQ1)相当量以上のエアーを換気扇18により換気口を通じて室内空間A外に直接排出してやれば、負圧状態を強化でき排出エアー5の一部及び2次的外部巻き込みエアー量(Q4+ΔQ1)を閉鎖空間3内に引き込み、排出エアー5による影響を完全に排除することが出来る。反面、この換気扇18が室内空間Aの換気口に近在していたり接続していないと、室内空間Aに閉鎖空間3内で籠もっていた二酸化炭素や一酸化炭素など並びに若干の臭気を排出することになる。
この一体設置型気流制御付空気清浄機10cは、図4のように4本の脚30により支持されタイプ以外に、天井Cに吊り下げ設置されるタイプでも、いずれでも良い。その他の構成、作用は、図3の実施形態とほぼ同様なので、図面に符号を付して、その説明を省略する。
図6は本発明の他の実施形態を示すもので、この負圧型閉鎖空間形成システム1dと図2の実施形態との相違点は、室内空間A内に設置された直吸型気流制御付空気清浄機10dにより具体的に実現される点にある。この直吸型気流制御付空気清浄機10dは、筐体11dが箱体31の側部にパネル32を取り付けた形状であり、このパネル32の上部にこれと共に室内空間Aを区分けするためのエアーカーテン2を形成するエアー吹出口12を設け、箱体31にエアーカーテン2により区分けした閉鎖空間3内に位置させたエアー吸込口15を設けて、エアー吹出口12に隣接して閉鎖空間3外に位置させたエアー排気口4をパネル32に設け、箱体31内に空気清浄装置20及び排風機16aをエアー吸込口15とエアー排気口4及びエアー吹出口12との間に位置させて設けてなる。
そして、この直吸型気流制御付空気清浄機10dを、室内空間Aに設置してパネル32及びエアーカーテン2により、室内空間A内の一部を囲い閉鎖空間3を形成し、エアー排出口4からの排出エアー5の量Q1を、エアーカーテン2自身のエアー量Q2と閉鎖空間3外からの外部巻き込みエアー量Q3との和より多くすることで(Q1>Q2+Q3)、閉鎖空閧3内を負圧状態に保持するものである。また、閉鎖空間3に換気扇18が設けてあると、閉鎖空間3内の負圧状態を強化保持することが出来、上述の通り、閉鎖空間3内から(Q4+ΔQ1)相当量以上のエアーを換気扇18により室内空間A外に直接排出してやれば、負圧状態を強化でき排出エアー5の一部及び2次的外部巻き込みエアー量(Q4+ΔQ1)を閉鎖空間3内に引き込み、排出エアー5による影響を完全に排除することが出来る。したがって、この負圧型閉鎖空間形成システム1dにおける直吸型気流制御付空気清浄機10dは、閉鎖空間3内の汚染ガス、例えば煙草の煙を閉鎖空間3外に漏れることがないのは無論のこと、煙草の煙を拡散する前にエアー吸込口15により直吸いし、喫煙者同士も他人の煙草の煙に晒されず、閉鎖空間3を快適な喫煙空間とすることが出来る。その他の構成、作用は、図2の実施形態とほぼ同様なので、図面に符号を付して、その説明を省略する。
図7、8は本発明の他の実施形態を示すもので、この負圧型閉鎖空間形成システム1eと図2の実施形態との相違点は、室内空間A内に設置された多層吹出型気流制御付空気清浄機10eにより具体的に実現される点にある。この多層吹出型気流制御付空気清浄機10eは、筐体11eにエアー吸込口15及びエアー排気口4を設け、これらの間の筐体11e内にプレフィルター21、電気集塵機22及び脱臭フィルター23の3部構成の空気清浄装置20を設け、更にその下流に排風機16aを設けた、最も簡易な空気清浄機33と、多層吹出型のエアーカーテン装置34とを組み合わせた形状のものである。このエアーカーテン装置34は、前記エアー排気口4に接続する吸気口35を有する筐体36と、この筐体36の一部をなし空気清浄装置20により清浄化したエアーを均圧化する誘導室37と、この誘導室37に設けられ閉鎖空間3を形成するための主エアーカーテン2Aを吹き出す主エアー吹出口38と、この主エアー吹出口38の外側に位置して誘導室37に設けられ風速調整器39、40により主エアーカーテン2Aの風速よりも遅く且つ外側に行くのに従い風速勾配を低下させた副エアーカーテン2Bを吹き出す副エアー吹出口41と、送風機42とからなる。なお、空気清浄機33とエアーカーテン装置34とを組み合わせ、一体とした多層吹出型気流制御付空気清浄機10eは、これらの排風機16a及び送風機42のうち、いずれか一方があれば良い。
これらの空気清浄機33と、多層吹出型のエアーカーテン装置34とを組み合わせてなる多層吹出型気流制御付空気清浄機10eを、室内空間Aに設置してエアーカーテン装置34、主エアーカーテン2A及び副エアーカーテン2Bにより、室内空間A内の一部を囲い閉鎖空間3を形成し、副エアー吹出口41からの副エアーカーテン2B(図1〜6の場合のエアー排気口4からの排出エアー5に相当する)の量Q1を、主エアーカーテン2A自身のエアー量Q2とその閉鎖空間3外からの外部巻き込みエアー量Q3との和より多くすることにより(Q1>Q2+Q3)、閉鎖空間3内を負圧状態に保持するものである。また、閉鎖空間3に換気扇18が設けてあると、閉鎖空間3内の負圧状態を強化保持することが出来、上述の通り、閉鎖空間3内から(Q4+ΔQ1)相当量以上のエアーを換気扇18により室内空間A外に直接排出してやれば、負圧状態を強化でき副エアーカーテン2Bの一部及び2次的外部巻き込みエアー量(Q4+ΔQ1)を閉鎖空間3内に引き込み、副エアーカーテン2Bによる影響を完全に排除することが出来る。
この負圧型閉鎖空間形成システム1eにおける多層吹出型気流制御付空気清浄機10eは、閉鎖空間3内を負圧状態に保持するために閉鎖空間3内から外部に排出するエアーを、空気清浄装置20により清浄化エアーとしてエアーカーテン装置34の誘導室37に送り、この清浄化エアーの一部を主エアー吹出口38から主エアーカーテン2Aを吹き出し閉鎖空間3を形成し、清浄化エアーの残部を副エアー吹出口41から副エアーカーテン2Bを吹き出すと、この副エアーカーテン2Bは、風速調整器39、40により主エアーカーテン2Aの風速よりも遅く且つ外側に行くのに従い風速勾配を低下させているから、主エアーカーテン2Aにより巻き込まれ、外部巻き込みエアーとして循環利用され、且つ副エアーカーテン2B自体による外部巻き込みエアーを極力抑えることが可能となる。したがって、室内空間Aにおける閉鎖空間3内から汚染エアーが閉鎖空間3外に直接漏れることが無く、主及び副エアーカーテン2A及び2Bは共に空気清浄機33を通過している清浄化エアーであって、閉鎖空間3内外に対する影響を極力抑え、しかも閉鎖空間3内の換気を極限まで減らせるからしてエネルギーロスも極限まで減らすことが出来る。その他の構成、作用は、図2の実施形態とほぼ同様なので、図面に符号を付して、その説明を省略する。
以上、本発明の実施例1乃至6を説明したが、具体的な構成はこれに限定されず、本発明の要旨を逸脱しない範囲での変更・追加、各請求項における他の組み合わせにかかるものも、適宜可能であることが理解されるべきである。
本発明の負圧型閉鎖空間形成システムは、喫煙室、喫煙コーナーなどに設置して利用自在であるが、特に、清浄化後エアーによる閉鎖空間内外の影響を排除しつつも、空調負荷を改善したいような場合に、利用可能性が極めて高くなる。
本発明の実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの断面図である(実施例1)。 本発明の他の実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの断面図である(実施例2)。 本発明の他の実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの断面図である(実施例3)。 本発明の他の実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの斜視図である(実施例4)。 本発明の他の実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの断面図である(実施例4)。 本発明の他の実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの断面図である(実施例5)。 本発明の他の実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの断面図である(実施例6)。 本発明の他の実施形態を示す負圧型閉鎖空間形成システムの断面図である(実施例6)。 従来例の断面図である。 従来例の断面図である。 従来例の断面図である。
符号の説明
1、1a、1b、1c、1d、1e 負圧型閉鎖空間形成システム
2、e エアーカーテン
2A 主エアーカーテン
2a 界面
2B 副エアーカーテン
3、b 閉鎖空間
4、g エアー排出口
5 排出エアー
10 パネル型気流制御機
10a パネル型気流制御付空気清浄機
10b 天井設置型気流制御付空気清浄機
10c 一体設置型気流制御付空気清浄機
10d 直吸型気流制御付空気清浄機
10e 多層吹出型気流制御付空気清浄機
11、11a、32 パネル
11b、11c、36、i 筐体
12 エアー吹出口
13、b エアー循環吸込口
14、o 送風機
15、c エアー吸込口
16、16a 排風機
17 連通口
18 換気扇
20 空気清浄装置
21 プレフィルター
22 電気集塵機
23 脱臭フィルター
30 脚
31 箱体
33 空気清浄機
34 エアーカーテン装置
35 吸気口
37 誘導室
38 主エアー吹出口
39、40 風速調整器
41 副エアー吹出口
A、d 室内空間
a つい立て本体
B 床面
C 天井
f 喫煙空間
h 非喫煙空間
j、j2 空気取入口
k 空気吹出口
L 集塵機
m 第1空気通路
n 第2空気通路
p 天井面
q ラインフローファン
R スペース
r 排気ファン
s 等圧チャンバー
Q、Q3 外部巻き込みエアー量
Q1 排出エアー量
ΔQ1 2次的外部巻き込みエアー量
Q2 エアーカーテン自身のエアー量
Q4 排出エアーの一部

Claims (6)

  1. 少なくともその一部にエアーカーテンを使用して閉鎖空間を形成し、該閉鎖空間内のエアーを外部に排出して前記閉鎖空間内を負圧状態に保持してなる負圧型閉鎖空間形成システムにおいて、前記閉鎖空間内から外部に排出するエアーの少なくとも一部を、前記エアーカーテンの反閉鎖空間側の界面に隣接して配設したエアー排出口から前記界面に沿って排出し、該排出エアーを前記エアーカーテンの外部巻き込みエアーとして循環利用してなることを特徴とする負圧型閉鎖空間形成システム。
  2. 前記閉鎖空間に空気清浄装置を設け、該空気清浄装置により前記閉鎖空間内のエアーの少なくとも一部を清浄化して、該清浄化エアーを前記エアー排出口からの排出エアーとした請求項1記載の負圧型閉鎖空間形成システム。
  3. 前記エアー排出口からの排出エアーの風速は前記エアーカーテンの風速よりも遅く設定されている請求項1または2記載の負圧型閉鎖空間形成システム。
  4. 前記エアー排出口からの排出エアーは整流化されている請求項1、2または3記載の負圧型閉鎖空間形成システム。
  5. 少なくともその一部にエアーカーテンを使用して閉鎖空間を形成し、該閉鎖空間内のエアーを外部に排出して前記閉鎖空間内を負圧状態に保持してなる負圧型閉鎖空間形成システムにおいて、前記閉鎖空間にこれから外部に排出するエアーの少なくとも一部を清浄化する空気清浄装置を設けると共に、該空気清浄装置の下流側にエアーカーテン装置を設け、該エアーカーテン装置は、前記空気清浄装置により清浄化したエアーを均圧化する誘導室と、該誘導室に設けられ前記閉鎖空間を形成するための主エアーカーテンを吹き出す主エアー吹出口と、該主エアー吹出口の外側に位置して前記誘導室に設けられ風速調整器により前記主エアーカーテンの風速よりも遅く且つ外側に行くのに従い風速勾配を低下させた副エアーカーテンを吹き出す副エアー吹出口とを含んでなり、前記副エアーカーテンを前記主エアーカーテンの外部巻き込みエアーとして循環利用してなることを特徴とする負圧型閉鎖空間形成システム。
  6. 前記閉鎖空間に排気ファンを設け、該排気ファンにより前記閉鎖空間内のエアーの一部を外部に別途排出して、前記閉鎖空間内の負圧状態を補助する請求項1、2、3、4または5記載の負圧型閉鎖空間形成システム。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009264638A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Shibaura Institute Of Technology 床吹き出し方式空調装置
JP2010117118A (ja) * 2008-11-12 2010-05-27 Tornex Inc 出入口遮断装置
CN105396388A (zh) * 2015-10-30 2016-03-16 江苏同盛环保技术有限公司 一种用于开放式料仓的木薯原料粉尘控制系统
WO2016170587A1 (ja) * 2015-04-20 2016-10-27 株式会社トルネックス エアカーテン装置
JP2018141562A (ja) * 2017-02-24 2018-09-13 株式会社エルゴジャパン 喫煙ボックスユニット及び喫煙ボックス

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