JP3714638B2 - 非常口用電気ストライク - Google Patents
非常口用電気ストライク Download PDFInfo
- Publication number
- JP3714638B2 JP3714638B2 JP26777095A JP26777095A JP3714638B2 JP 3714638 B2 JP3714638 B2 JP 3714638B2 JP 26777095 A JP26777095 A JP 26777095A JP 26777095 A JP26777095 A JP 26777095A JP 3714638 B2 JP3714638 B2 JP 3714638B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sickle
- lock
- piece
- rack
- spring
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Description
【発明の属する技術分野】
本発明は非常口用電気ストライクに関する。本発明は、例えば特別養護老人ホームや病院などの非常口用引戸に適する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特別養護老人ホームや病院などの非常口用引戸は、火災など非常事態の場合には、例えば遠隔制御装置の制御により、自動的に鎌錠を解錠状態にでき、キーがなくても直ちに引戸をあけることができることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、特別養護老人ホームや病院などの非常口用引戸に於いて、非常事態の場合に自動的に鎌錠のロック状態を解き、かつ、キーがなくても引戸をあけることができる非常口用電気ストライクが存在しない。
【0004】
そこで、請求項1または請求項4記載の発明は、キー操作により引戸を閉じた際に鎌錠を施錠(ロック)状態にすることができる反面、火災など非常事態の場合に遠隔制御装置の制御により、キーがなくても自動的に鎌錠の施錠状態を解くことができる非常口用電気ストライクを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の非常口用電気ストライクは、引戸1側の錠ケース2に取り付けられ、かつ、キー操作によってシリンダー4と共に掛合方向へ回転するピニオン部材5及び鎌片6を一体的に備えた鎌錠3と、前記ピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下動可能に内装され、かつ、ラックバネ25により一方向に付勢されたラック部材20と、戸枠29に取り付けられた受け金具33に設けられ、かつ、作動杆35の突出端部に磁性体36を備えたソレノイド30と、このソレノイド30の配設位置に対応して前記錠ケース2に軸支され、かつ、前記磁性体36の極性に対応して反発する被磁性体46を備えると共に、前記鎌片6が受け金具33に掛合している時に前記ラック部材20を係止する係止アーム45を有する回転係合体40とから成り、前記ソレノイド30を遠隔制御装置により制御すると、回転係合体40がバネ42のバネ力により回転し、これによりラック部材20は回転係合体40から開放されると共にラックバネ25のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6の掛合が自動的に解消し、一方、鎌錠3のシリンダー4にキーを挿入して操作すると、錠ケース2に設けられ、かつ、回転係合体40の係止を解除させる回転係合体用係止解除機構を介して鎌片6の掛合を解消させることを特徴とする。
【0006】
上記構成に於いては、鎌錠3の鎌片6の掛合先端部の内側はアール10に形成されている。また磁性体36を備えたソレノイド30に代え、電磁石36Aを錠ケース内に設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施の形態を、非常口に於ける引戸の枠(縦框)に取り付けた鎌錠等を有する錠ケースと、前記鎌錠等に対する戸枠側に取り付けたソレノイドあるいは電磁石との関係で説明する。
【0008】
まず図1ないし図6に基づき本発明の使用状態の一例について説明する。1は、例えば非常口の引戸である。この引戸1には、普通一般の引戸や引戸式の窓が含まれる。
【0009】
次に2は引戸1の引戸枠内に固定的に装着された錠ケースで、この錠ケース2内には鎌錠3等が取り付けられている。鎌錠3は、本実施例では、図示しないキー又はサムターンで回動するシリンダー(ダルマあるいは回動体)4と、このシリンダー4の外周部に一体的に設けられたピニオン部材5と、前記シリンダー4及びピニオン部材5に一体的に設けられた鎌片6とから成る。したがって、例えばキーでシリンダー4を回転操作すると、ピニオン部材5及び鎌錠3もシリンダー4と一緒に掛合方向へ回転する。
【0010】
ところで、前記ピニオン部材5は、その環状部7の略半分側に合計6個の係合歯8を有している。一方、前記シリンダー4は、その外周部に1個の山形状カム突起9を半径方向に有し、このカム突起9の位置はピニオン部材5の前記係合歯8に対して所要の間隔(一端側の係合歯に対して略70度)が設定されている。
また前記鎌片6の掛合先端部の内側はアール10に形成されていると共に、鎌片6の前記カム突起9寄りの後端部内側には、ストッパー面11を有する小突起12が設けられている。
【0011】
次に20はピニオン部材5と噛合するように図示しないガイド部材を介し錠ケース2に上下動可能に内装されたラック部材である。このラック部材20はピニオン部材5の後方に縦方向に配設され、上端部寄りの部位から下端部に至って形成されたラック歯21がピニオン部材5の係合歯8と噛合する。
【0012】
ところで、ラック部材20はラック歯21を有する側の上端部に内面側テーパー状の係合突起22を有すると共に、内部に切欠あるいは空洞部状のバネ収納部23が形成されている。しかして、ラック部材20は、錠ケース2の内壁面に固定されたバネ支持片24に下端部が取り付けられかつバネ収納部23内に収納されたラックバネ25により、図2で示すように下降した際(鎌片3が受け金具33に掛合した時)には上方方向に付勢されている。
【0013】
次に30は戸枠29の外表面側に取り付けられたソレノイドである。このソレノイド30の取り付け位置は、図1で示すように鎌片6が錠ケース2のフロント31の開口32及び戸枠29側のボックス状受け金具33の開口34を介してそれぞれ受け金具33内に回転進入する鎌錠3や後述する回転係合体との位置関係を考慮している。
【0014】
しかして、ソレノイド30は、本実施例では鎌片6の上方に位置するように受け金具33内に縦方向に配設されていると共に、上下方向に伸縮動するソレノイド30の作動杆35の突出下端部には、磁性体36が設けられている。そして、この磁性体36はソレノイド30が通電状態の場合に於いて、作動杆35が上方方向に収縮すると、受け金具33に形成した窓部37に臨むことができる。
【0015】
次に40はソレノイド30と対向するように錠ケース2内の鎌錠3よりも上方に配設された回転係合体である。この回転係合体40は、本実施例では錠ケース2に横軸41を介して枢支され、かつ、図2を基準にすると回転板用バネ42で時計方向に付勢された回転板43と、この回転板43に下方方向に延設するように設けられた前方アーム44と、この前方アーム44に対向するように回転板43に設けられたラック部材20用の後方係止アーム45と、前記前方アーム44の下端部に固定的に設けられ、かつ、ソレノイド側の磁性体36の極性に対応して反発する被磁性体46とから成る。前記後方係止アーム45は前方アーム44よりも長く、その下端部にはラック部材20がラックバネ25のバネ力に抗して下降した時に、係合突起22を介してラック部材20を所定位置にストッパーする係止部47が横方向に設けられている。またこれらのアーム44、45は回転板43に一体的に設けられている。それ故に、被磁性体46が対向する磁性体36に反発して離れると、回転板43は回転板用バネ42のバネ力に抗して回転する。
【0016】
次に60は複数個の伝動片61、65が回転係合体40の前方アーム44と鎌錠3との間に位置するように錠ケース2に枢支され、かつ、ソレノイド30が通電状態の場合に、キーによるピニオン部材5の回転操作により、ラック部材20を所定位置にストッパーしている回転係合体40の係止を解除させる回転係合体用係止解除機構である。この係止解除機構60は鎌錠3のシリンダー4に形成されたカム突起9と、このカム突起9によって回転するように錠ケースに枢支された第1伝動片61と、この第1伝動片61に押し出されるように錠ケースに枢支され、かつ、回転係合体40前方アーム44あるいは被磁性体46と当接する第2伝動片65とから成る。
【0017】
しかして、前記第2伝達片65は、回転して鎌片6の小突起12と係合するロック機能を有し、フロント31の開口32の付近で枢支ピンによって枢支された軸筒部62と、この軸筒部62から回転係合体40の前方アーム44の被磁性体46に当接可能に延びた長杆部63と、この長杆部63に対して角度方向に延びかつ鎌片6の小突起12と係合する短杆部64とから成る。一方、前記第1伝動片61は、第2伝動片65の短杆部64の係合を鎌片6の小突起12から解除させる機能を有し、バネ66により常時一方向に付勢されている。しかして、この第1伝動片61は、鎌錠3のシリンダー4のカム突起9及び第2伝動片65の長杆部63とそれぞれ関わり合うように鎌錠3の上方でかつ第2伝動片65よりも内側に枢支された軸筒部67と、この軸筒部67から第2伝動片65の長杆部63の下部寄りの部位に当接するように延びた押出し部68と、この押出し部68に対して角度方向に延びかつシリンダー4のカム突起9と係脱する被押出し部69とから成る。
【0018】
上記構成に於いて、まず図3はソレノイド30が非通電の場合に於いて、ラック部材20が回転係合体40から開放され、該ラック部材20がラックバネ25のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6の掛合が自動的に解消された状態を示す。この非通電時の状態は、停電時はもちろんであるが、例えば火災など非常時の場合に遠隔制御装置の制御によりなされる。
【0019】
すなわち、非通電時の状態になると、ソレノイド30の作動杆35が下方方向へ伸び、その磁性体36が回転係合体40の被磁性体46から離れる。そうすると、回転係合体40はバネ42のバネ力により時計方向に回転する。
【0020】
しかして、回転係合体40が回転すると、第2伝動片65は第1伝動片61の押出し部68に押し出されながら前方アーム44の被磁性体46の動きに追従して回転し、これにより第2伝動片65の短杆部64と鎌片6の小突起12との係合状態が解消される。一方、回転係合体40の後方係止アーム45も前方アーム44と共に同じ方向へ回転し、これにより後方係止アーム45の係止部47がラック部材20の係合突起22から外れる。そうすると、ラック部材20は回転係合体40から開放されるので、そのラックバネ25のバネ力により上昇する。したがって、ラック部材20がラックバネ25のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6の掛合が自動的に解消する。
【0021】
ところで、上記の場合ソレノイド30が非通電時の状態になると、鎌片6の掛合が自動的に解消するが、本実施例では通電状態の場合に鎌錠3のシリンダー4にキーを挿入して鎌片6の掛合を解消させることもできる。
【0022】
すなわち、鎌錠3のシリンダー4にキーを挿入してシリンダー4を回転すると、シリンダー4と共にピニオン部材5も反時計方向に回転するが、この時ラック部材20を所定位置にストッパーしている回転係合体40の係止を解除させる回転係合体用係止解除機構が働く。しかして、キー操作によりシリンダー4が回転すると、図6で示すように第1伝動片61がカム突起9に押されて時計方向に回転する。そうすると、第2伝動片65が第1伝動片61に押し出され、その長杆部63で回転係合体40の被磁性体46を錠ケース2のフロント31側へと押す。これにより回転係合体40が時計方向に回転するので、ラック部材20は回転係合体40の後方係止アーム45から開放される。そこで、鎌片6の掛合の解消状態を維持しながら引戸1を開く。
【0023】
次に図2はソレノイド30が通電状態の場合に於いて、キー操作により鎌錠3の鎌片6が受け金具33に回転掛合し、かつ、ラック部材20が回転係合体40によりストッパー(ロック)された場合を示す。
【0024】
しかして、遠隔制御装置の制御によりソレノイド30が通電状態になると、ソレノイド30の作動杆35が収縮し、その磁性体36が受け金具33の窓部37へと移動して回転係合体40の被磁性体46に接近し、被磁性体46は磁性体36に反発してフロント31から離れる。
【0025】
そうすると、回転係合体40はバネ42のバネ力に抗して反時計方向に回転する。この時その前方アーム44の被磁性体46はフロント31の窓部14から離れるため、係止解除機構60の第2伝動片65は時計方向へ回転する。一方、回転係合体40の後方係止アーム45も前方アームと共に同じ方向へ回転するので、後方係止アーム45の係止部47はラック部材20のラック歯21に当接する。
【0026】
そこで、図示しないキーをシリンダー4に挿入し、該シリンダー4を時計方向へ回転する。そうすると、図5で示すようにラック部材20はラックバネ25のバネ力に抗して下降する。ラック部材20が下降して行くと、やがてラック部材20の係合突起22の内側テーパー面が後方係止アーム45の係止部47の下面と摺接し、ラック部材20の係合突起22の上面に後方係止アーム45の係止部47が乗る。その結果、鎌錠3の鎌片6は受け金具33の開口34に進入し、受け金具33と掛合する。なお、鎌片6が受け金具33に掛合する際、シリンダー4のカム突起9は第1伝動片61の被押出し部69に一旦摺接して他側へ移行する。
【0027】
しかして、鎌錠3は、ラック部材20が回転係合体40により所定位置にストッパーされているので、また鎌片6の小突起12のストッパー面11が第2伝動片65の短杆部64と対向しているのでロック状態となり、したがって、引戸1を開けることができない。
【0028】
【実施例】
以下、非常口用電気ストライクの実施例を列挙する。なお、実施例の説明に於いては、図面に発明の実施の形態で説明した符号をそのまま付し、あるいは同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0029】
まず、本発明の実施の形態で説明した第1実施例の構成は、「引戸1側の錠ケース2に取り付けられ、かつ、キー操作によってシリンダー4と共に掛合方向へ回転するピニオン部材5及び鎌片6を一体的に備えた鎌錠3と、前記ピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下動可能に内装され、かつ、ラックバネ25により一方向に付勢されたラック部材20と、戸枠29に取り付けられた受け金具33に設けられ、かつ、作動杆35の突出端部に磁性体36を備えたソレノイド30と、このソレノイド30の配設位置に対応して前記錠ケース2に軸支され、かつ、前記磁性体36の極性に対応して反発する被磁性体46を備えると共に、前記鎌片6が受け金具33に掛合している時に前記ラック部材20を係止する係止アーム45を有する回転係合体40とから成り、前記ソレノイド30を遠隔制御装置により制御すると、回転係合体40がバネ42のバネ力により回転し、これによりラック部材20は回転係合体40から開放されると共にラックバネ25のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6の掛合が自動的に解消し、一方、鎌錠3のシリンダー4にキーを挿入して操作すると、錠ケース2に設けられ、かつ、回転係合体40の係止を解除させる回転係合体用係止解除機構を介して鎌片6の掛合を解消させること」である。
【0030】
しかして、具体的な細部の構成は、発明の実施の形態で詳細に説明したので省略する。
【0031】
次に図7及び図8は第2実施例の非常口用電気ストライクである。この非常口用電気ストライクは、引戸1Aに固定的に装着された錠ケース2Aと、この錠ケースに取り付けられ、かつ、シリンダー4Aと共に回転するピニオン部材5A及び鎌片6Aを一体的に備えた鎌錠3Aと、前記ピニオン部材5Aと噛合するように錠ケース2Aに上下動可能に内装され、かつ、ラックバネ25Aにより上方方向に付勢されるラック部材20Aと、戸枠29Aに取り付けられた受け金具33A内に固定的に設けられた電磁石36Aと、この電磁石36Aの配設位置に対応して前記錠ケース2Aに軸支され、かつ、電磁石36Aの極性に対応して反発する被磁性体46Aを備えると共に前記ラック部材20Aを係止する後方係止アーム45Aを有する回転係合体40Aとから成る。
【0032】
そして、前記電磁石36Aが通電状態の場合に、キーによるピニオン部材5Aの回転操作により、ラックバネ25Aのバネ力に抗して下降したラック部材20Aを回転係合体40Aの後方係止アーム45Aが所定位置にストッパーし、一方、前記電磁石36Aが非通電状態になると、ラック部材20Aは回転係合体40Aから開放され、該ラック部材20Aがラックバネ25Aのバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6Aの掛合が自動的に解消する。また、鎌錠3Aのシリンダー4にキーを挿入して操作すると、錠ケース2Aに設けられ、かつ、回転係合体40Aの係止を解除させる回転係合体用係止解除機構を介して鎌片6Aの掛合を解消させることができる。
【0033】
したがって、この第2実施例は、作動杆の突出先端部に磁性体を有するソレノイドに代えて電磁石36Aにした点が第1実施例と異なる。
【0034】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。
(1)ソレノイドあるいは電磁石が通電状態の場合に於いて、引戸を閉じ、かつ、キー操作により鎌錠の鎌片の掛合方向へ回転すると、ラック部材がラックバネの力に抗して移動する。そうすると、回転係合体40が自動的にラック部材20を所定位置にストッパーする。したがって、キーでシリンダーを回転操作するだけで、鎌錠を施錠(ロック)状態にすることができる。
(2)一方、火災など非常事態の場合に遠隔制御装置の制御により、自動的に鎌錠の施錠(ロック)状態を解くことができると共に、キーがなくても直ちに引戸を開けることができる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図6は本発明の実施の形態を説明するための各説明図。特に図2ないし図6は本発明の第1実施例の各説明図。図7及び図8は本発明の第2実施例を示す各説明図。
【図1】第1実施例を用いた実施の形態を説明するための説明図(通電状態の場合)。
【図2】図1に於ける第1実施例の概略説明図(通電の場合に於いて、キー操作により鎌片を受け金具に掛合したロック状態)。
【図3】第1実施例の概略説明図(非通電状態の場合に於いて、自動的に鎌錠のロックを解消した状態)。
【図4】図3に於いて、ソレノイドが通電状態の場合の概略説明図。
【図5】図4に於いて、キーを用いて鎌片を受け金具に掛合する場合の中途の概略説明図。
【図6】鎌錠と伝動片との関係を示す概略説明図。
【図7】第2実施例の概略説明図(通電状態の場合)。
【図8】第2実施例の概略説明図(非通電状態の場合)。
【符号の説明】
1…引戸、2…錠ケース、3…鎌錠、4…シリンダー(ダルマあるいは回動体)、5…ピニオン部材、6…鎌片、9…カム突起、10…アール、12…小突起、20…ラック部材、22…係合突起、25…ラックバネ、29…戸枠、30…ソレノイド、31…フロント、32、34…開口、33…受け金具、35…作動杆、36…磁性体、36A…電磁石、14、37…窓部、40…回転係合体、42…回転板用バネ、44…前方アーム、45…後方係止アーム、46…被磁性体、47…係止部、60…係止解除機構、61…第1伝動片、65…第2伝動片。
Claims (4)
- 引戸1側の錠ケース2に取り付けられ、かつ、キー操作によってシリンダー4と共に掛合方向へ回転するピニオン部材5及び鎌片6を一体的に備えた鎌錠3と、前記ピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下動可能に内装され、かつ、ラックバネ25により一方向に付勢されたラック部材20と、戸枠29に取り付けられた受け金具33に設けられ、かつ、作動杆35の突出端部に磁性体36を備えたソレノイド30と、このソレノイド30の配設位置に対応して前記錠ケース2に軸支され、かつ、前記磁性体36の極性に対応して反発する被磁性体46を備えると共に、前記鎌片6が受け金具33に掛合している時に前記ラック部材20を係止する係止アーム45を有する回転係合体40とから成り、前記ソレノイド30を遠隔制御装置により制御すると、回転係合体40がバネ42のバネ力により回転し、これによりラック部材20は回転係合体40から開放されると共にラックバネ25のバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6の掛合が自動的に解消し、一方、鎌錠3のシリンダー4にキーを挿入して操作すると、錠ケース2に設けられ、かつ、回転係合体40の係止を解除させる回転係合体用係止解除機構を介して鎌片6の掛合を解消させることを特徴とする非常口用電気ストライク。
- 請求項1に於いて、係止解除機構60は鎌錠3のシリンダー4に形成されたカム突起9と、このカム突起9によって回転するように錠ケースに枢支された第1伝動片61と、この第1伝動片61に押し出されるように錠ケースに枢支され、かつ、回転係合体40と当接する第2伝動片65とから成ることを特徴とする非常口用電気ストライク。
- 請求項1に於いて、鎌錠3の鎌片6の掛合先端部の内側には、受け金具33の開口34の上側縁部と摺接するアール10が形成されていることを特徴とする非常口用電気ストライク。
- 引戸1A側の錠ケース2Aに取り付けられ、かつ、キー操作によってシリンダー4と共に掛合方向へ回転するピニオン部材5A及び鎌片6Aを一体的に備えた鎌錠3Aと、前記ピニオン部材5Aと噛合するように錠ケース2Aに上下動可能に内装され、かつ、ラックバネ25Aにより一方向に付勢されたラック部材20Aと、戸枠29Aに取り付けられた受け金具33A内に固定的に設けられた電磁石36Aと、この電磁石36Aの配設位置に対応して前記錠ケース2Aに軸支され、かつ、電磁石36Aの極性に対応して反発する被磁性体46Aを備えると共に、前記鎌片6が受け金具33に掛合している時に前記ラック部材20Aを係止する係止アーム45Aを有する回転係合体40Aとから成り、前記電磁石36Aを遠隔制御装置により制御すると、回転係合体40Aがバネ42のバネ力により回転し、これによりラック部材20Aは回転係合体40Aから開放されると共にラックバネ25Aのバネ力により初期位置へと復帰するのに伴い鎌片6Aの掛合が自動的に解消し、一方、鎌錠3Aのシリンダー4にキーを挿入して操作すると、錠ケース2Aに設けられ、かつ、回転係合体40Aの係止を解除させる回転係合体用係止解除機構を介して鎌片6Aの掛合を解消させることを特徴とする非常口用電気ストライク。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26777095A JP3714638B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 非常口用電気ストライク |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP26777095A JP3714638B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 非常口用電気ストライク |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0988394A JPH0988394A (ja) | 1997-03-31 |
JP3714638B2 true JP3714638B2 (ja) | 2005-11-09 |
Family
ID=17449351
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP26777095A Expired - Fee Related JP3714638B2 (ja) | 1995-09-21 | 1995-09-21 | 非常口用電気ストライク |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3714638B2 (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5992679B2 (ja) * | 2011-12-13 | 2016-09-14 | 株式会社豊和 | 錠装置 |
CN102434038B (zh) * | 2011-12-16 | 2013-10-16 | 济南安宝科技有限公司 | 电控锁 |
CN103334636B (zh) * | 2013-07-15 | 2015-04-15 | 曹阳 | 复合机构消防锁 |
-
1995
- 1995-09-21 JP JP26777095A patent/JP3714638B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0988394A (ja) | 1997-03-31 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP2090468B1 (en) | Glove box assembly for a dashboard of a motor vehicle | |
JP2002508463A (ja) | とくに車両用の回転ラッチ錠 | |
JP3714638B2 (ja) | 非常口用電気ストライク | |
JP3587911B2 (ja) | 非常口用電気ストライク | |
JP3775834B2 (ja) | 非常口用電気ストライク | |
JP3807762B2 (ja) | 非常口用電気ストライク | |
EP0712985B1 (en) | Vehicle door lock assembly | |
JP2813989B2 (ja) | 作動モード切替え可能電気錠 | |
JP4195127B2 (ja) | 扉用錠前 | |
JP3896192B2 (ja) | 外出確認信号錠 | |
JP3784453B2 (ja) | 引戸用電気錠 | |
JP3845481B2 (ja) | 引戸用電気錠のデッドボルトの出没機構 | |
JP3218543B2 (ja) | 開閉扉の施錠機構 | |
JP3639934B2 (ja) | 引戸のガードアーム装置 | |
JP2877394B2 (ja) | 錠 | |
JPH0140925Y2 (ja) | ||
JP4625594B2 (ja) | クレセント錠 | |
JP3749757B2 (ja) | ラッチボルトの係止装置 | |
JPH1025943A (ja) | 車両用スライド扉の中継機構 | |
JP3369694B2 (ja) | スイング扉の係止装置 | |
JPH0712568Y2 (ja) | 旋錠装置 | |
JPH0613804B2 (ja) | オ−トドアのオ−トロック装置 | |
EP0733760A2 (en) | A device for opening the tailgate of motor vehicles, particularly motor cars | |
JP3844810B2 (ja) | 自動施錠型錠前における作動モード切替装置 | |
JPH04302678A (ja) | 自動ロック装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20040720 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040803 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20040910 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20050809 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20050822 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090902 Year of fee payment: 4 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100902 Year of fee payment: 5 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110902 Year of fee payment: 6 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |