JP3587911B2 - 非常口用電気ストライク - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は非常口用電気ストライクに関する。本発明は、例えば特別養護老人ホームや病院などの非常口用引戸に適する。
【0002】
【従来の技術】
従来、特別養護老人ホームや病院などの非常口用引戸は、火災、緊急時等の非常時以外の時は施錠状態になっている場合が多い。しかして、非常口用引戸は、引戸を閉めた際に管理上の観点から確実に施錠すべきである反面、火災など非常事態の場合には、例えば遠隔制御装置の制御により、自動的に錠の施錠状態を解き、場合によってはキーがなくても引戸をあけることができることが望ましい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、従来、特別養護老人ホームや病院などの非常口用引戸に於いて、鎌錠を有する引戸を閉じた際に鎌錠を自動的にロックすることができ、一方、非常事態の場合に自動的に鎌錠のロック状態を解き、かつ、キーがなくても引戸をあけることができる非常口用電気ストライクが存在しない。
【0004】
そこで、請求項1または請求項4記載の発明は、引戸を閉じた際に鎌錠を自動的に施錠(ロック)状態にすることができ、一方、火災など非常事態の場合に遠隔制御装置の制御により、自動的に鎌錠の施錠状態を解くことができると共に、キーがなくても直ちに引戸を開くことができる非常口用電気ストライクを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
本発明の非常口用電気ストライクは、引戸1側の錠ケースに取り付けられ、かつ、シリンダー4と共に回転するピニオン部材5及び鎌片6を備えた鎌錠3と、前記ピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下動可能に内装され、かつ、端部に係合爪22を有すると共に、ラックバネ25により一方向に付勢されたラック部材20と、戸枠29に取り付けられた受け金具33に設けられ、かつ、作動杆35の突出端部に磁性体36を備えたソレノイド30と、このソレノイド30の配設位置に対応して前記錠ケース2に軸支され、かつ、前記磁性体36の極性に対応して反発する被磁性体46を備えると共に後方アーム45を有する回転係合体40と、前記後方アーム45とラック部材20との間に位置するように錠ケース2に軸支され、かつ、バネ51で常時後方アーム45に当接するように付勢されていると共に、鎌錠3の解錠時に初期位置に戻ったラック部材を係止する回転係止部材50と、前記被磁性体46と鎌錠3との間に位置するように錠ケース2に枢支され、かつ、受け金具33側に回転進入した鎌片6の回転を阻止する鎌錠ロック部材60とから成り、前記ソレノイド30が通電状態の場合に、反発回転した回転係合体40の回転を介して回転係止部材50がバネ51のバネ力に抗して回転し、係止を解かれたラック部材がラックバネ25のバネ力により移動するのに伴い鎌片6が受け金具33側に回転進入し、該鎌片6は前記鎌錠ロック部材60で自動的に回転が阻止されることを特徴とする。
【0006】
上記構成に於いては、鎌錠3の鎌片6の掛合先端部の内側はアール10に形成されている。また磁性体36を備えたソレノイド30に代え、電磁石36Aを錠ケース内に設けても良い。
【0007】
【発明の実施の形態】
以下、図面に示す本発明の実施の形態を、非常口に於ける引戸の枠(縦框)に取り付けた鎌錠等を有する錠ケースと、前記鎌錠等に対する戸枠側に取り付けたソレノイドあるいは電磁石との関係で説明する。
【0008】
まず図1ないし図6に基づき本発明の使用状態の一例について説明する。1は、例えば非常口の引戸である。この引戸1には、普通一般の引戸や引戸式の窓が含まれる。
【0009】
次に2は引戸1の引戸枠内に固定的に装着された錠ケースで、この錠ケース2内には鎌錠3等が取り付けられている。鎌錠3は、本実施例では、キー又はサムターンで回動するシリンダー4と、このシリンダー4の外周部に一体的に設けられたピニオン部材5と、前記シリンダー4及びピニオン部材5に一体的に設けられた鎌片6とから成る。したがって、例えばキーでシリンダー4を回転操作すると、ピニオン部材5及び鎌片6もシリンダー4と一緒に回転する。
【0010】
ところで、前記ピニオン部材5は、その環状部7の略半分側に合計6個の係合歯8を有している。一方、前記シリンダー4は、その外周部に1個の山形状カム突起9を半径方向に有し、このカム突起9の位置はピニオン部材5の前記係合歯8に対して所要の間隔(一端側の係合歯に対して略70度)が設定されている。また前記鎌片6の掛合先端部の内側はアール10に形成されていると共に、鎌片6の前記カム突起9寄りの後端部内側には、ストッパー面11を有する小突起12が設けられている。
【0011】
次に20はピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下動可能に内装されたラック部材である。このラック部材20はピニオン部材5の後方に縦方向に配設され、上端部寄りの部位から下端部に至って形成されたラック歯21がピニオン部材5の係合歯8と噛合する。
【0012】
ところで、ラック部材20はラック歯21を有する側の上端部に水平方向に突出する係合爪22を有すると共に、内部に切欠あるいは空洞部状のバネ収納部23が形成されている。しかして、ラック部材20は、錠ケース2の内壁面に固定されたバネ支持片24に上端部が取り付けられかつバネ収納部23内に収納されたラックバネ25により、常時下方方向に付勢されている。
【0013】
次に30は戸枠29の外表面側に取り付けられたソレノイドである。このソレノイド30の取り付け位置は、図2で示すように鎌片6が錠ケース2のフロント31の開口32及び戸枠29側のボックス状受け金具33の開口34を介してそれぞれ受け金具33内に回転進入する鎌錠3や後述する回転係合体との位置関係を考慮している。
【0014】
しかして、ソレノイド30は、本実施例では鎌片6の上方に位置するように受け金具33内に縦方向に配設されていると共に、上下方向に伸縮動するソレノイド30の作動杆35の突出下端部には、磁性体36が設けられている。そして、この磁性体36はソレノイド30が通電状態の場合に於いて、作動杆35が上方方向に収縮すると、受け金具33に形成した窓部37に臨むことができる。
【0015】
次に40はソレノイド30と対向するように錠ケース2内の鎌錠3よりも上方に配設された回転係合体である。この回転係合体40は、本実施例では錠ケース2に横軸41を介して枢支され、かつ、図2を基準にすると回転板用バネ42で時計方向に付勢された回転板43と、この回転板43に下方方向に延設するように設けられた前方アーム44と、この前方アーム44に対向するように回転板43に設けられた後方アーム45と、前記前方アーム44の下端部に固定的に設けられ、かつ、ソレノイド側の磁性体36の極性に対応して反発する被磁性体46とから成る。前記後方アーム45は前方アーム44よりも多少長く、またこれらのアーム44、45は回転板43に一体的に設けられている。
【0016】
次に50は回転係合体40の後方アーム45と前述したラック部材20との間に位置するように錠ケース2に枢支され、かつ、ラック部材20を係止する回転係止部材である。この回転係止部材50は、回転係止部材用バネ51により、常時一方向に付勢されている。
【0017】
しかして、回転係止部材50は、軸筒部52と、この軸筒部52から回転係合体40の後方アーム45の端部に当接可能に延びた当接アーム53と、この当接アーム53に対して角度方向に延びかつラック部材20の係合爪22と係脱する係止アーム54とから成る。
【0018】
次に60は回転係合体40の前方アーム44と鎌錠3との間に位置するように錠ケース2に枢支され、かつ、ソレノイド30が通電状態の場合に受け金具33側に回転進入した鎌片6の回転を阻止する鎌錠ロック部材である。
【0019】
この鎌錠ロック部材60は、回転して鎌片6の小突起12と係脱するロック機能を有し、フロント31の開口32の付近で枢支ピンによって枢支された軸筒部62と、この軸筒部62から回転係合体40の前方アーム44の被磁性体46に当接可能に延びた長杆部63と、この長杆部63に対して角度方向に延びかつ鎌片6の小突起12と係合する短杆部64とから成る。
【0020】
次に65は鎌錠ロック部材60の短杆部64の係合を解除させる鎌錠ロック部材用の係合解除部材である。この係合解除部材65はバネ66により常時一方向に付勢されている。しかして、この係合解除部材65は、鎌錠3のシリンダー4のカム突起9及び鎌錠ロック部材60の長杆部63とそれぞれ関わり合うように鎌錠3の上方でかつ鎌錠ロック部材60よりも内側に枢支された軸筒部67と、この軸筒部67から鎌錠ロック部材60の長杆部63の下部寄りの部位に当接するように延びた押出し部68と、この押出し部68に対して角度方向に延びかつシリンダー4のカム突起9と係脱する被押出し部69とから成る。
【0021】
上記構成に於て、まず図5がソレノイド30が非通電の場合に於いて、キーを用いて鎌錠の掛合を解消した状態を示す。この非通電時の状態は、停電時はもちろんであるが、例えば火災など非常時の場合に遠隔制御装置の制御によりなされる。
【0022】
しかして、非通電時の状態になると、ソレノイド30の作動杆35が下方方向へ伸び、その磁性体36が回転係合体40の被磁性体46から離れる。そうすると、回転係合体40はバネ42のバネ力により時計方向に回転する。この時その前方アーム44の被磁性体46はフロント31の窓部14に接近するため、鎌錠ロック部材60は、バネ66で付勢されている係合解除部材65の押出し部68に押され、反時計方向に回転する。その結果、鎌錠ロック部材60の短杆部64は鎌片6の小突起12から離れる。一方、回転係合体40の後方アーム45も鎌錠ロック部材60と共に同じ方向へ回転するので、回転係止部材50もそのバネ51のバネ力により反時計方向へと所定量回転し、その係止アーム54は略水平状態になる。
【0023】
そこで、鎌錠3のシリンダー4にキーを挿入し、シリンダー4を回転すると、シリンダー4と共にピニオン部材5も反時計方向に回転するので、ラック部材20はラックバネ25のバネ力に抗して初期位置へと移動し、最終的にはラック部材20はその係合爪22を介して回転係止部材50に係止される。そして、鎌片6は受け金具33の開口34から完全に離れる。
【0024】
なお、ラック部材20の係合爪22が回転係止部材50の係止アーム54に係止される際には、係合爪22が係止アーム54を一旦押し上げる格好になるので、回転係合体40はこれに対応して一時的に時計方向へ多少回転する。
【0025】
ところで、上記の場合は鎌錠3のシリンダー4にキーを挿入してシリンダー4を回転した場合の説明であるが、本発明ではそのまま引戸1を開くこともできる。すなわち、図4で示すように非通電時の状態の場合に引戸1を力一杯開こうとすると、鎌片6のアール10が受け金具33の開口34の上側縁部と摺接するため、鎌錠のシリンダー4並びにピニオン部材5は、引戸1の開き具合に追従して回転し、ラック部材20が上方に移動する。したがって、火災など非常時の場合、遠隔制御装置の制御によりソレノイド30が非通電状態であれば、キーがなくても直ちに引戸1を開くことができる。
【0026】
次に図2が通電(施錠)の状態であり、鎌錠3の鎌片6が自動的に受け金具33に掛合し、かつ、鎌錠ロック部材60でロックされた場合を示す。
【0027】
しかして、遠隔制御装置の制御によりソレノイド30が通電時の状態になると、ソレノイド30の作動杆35が収縮し、その磁性体36が受け金具33の窓部37へと移動し、回転係合体40の被磁性体46に接近する。
【0028】
そうすると、回転係合体40はバネ42のバネ力に抗して反時計方向に回転する。この時その前方アーム44の被磁性体46はフロント31の窓部14から離れるため、鎌錠ロック部材60は時計方向へ回転する。一方、回転係合体40の後方アーム45も鎌錠ロック部材60と共に同じ方向へ回転するので、回転係止部材50はバネ51のバネ力に抗して時計方向へ回転する。そうすると、ラック部材20は回転係止部材50から解放され、ラックバネ25のバネ力により下降する。その結果、ピニオン部材5並びにシリンダー4が時計方向に回転し、鎌錠3の鎌片6は受け金具33の開口34に進入する。この時シリンダー4のカム突起9は、係合解除部材65の被押し出し部69に摺接して越える。また鎌錠ロック部材60の短杆部64は鎌片6の小突起12のストッパー面11と係合可能な状態に対向する。したがって、鎌錠3が鎌錠ロック部材60でロックされているため、引戸1を開けることができない。
【0029】
【実施例】
以下、通電により自動的に施錠することができる非常口用電気ストライクの実施例を列挙する。なお、実施例の説明に於いては、図面に発明の実施の形態で説明した符号をそのまま付し、あるいは同様の符号を付し、重複する説明を省略する。
【0030】
まず図2ないし図6に基づき、本発明の実施の形態で説明した第1実施例を説明する。この第1実施例の非常口用電気ストライクは、引戸1に固定的に装着された錠ケース2と、この錠ケースに取り付けられ、かつ、シリンダー4と共に回転するピニオン部材5及び鎌片6を備えた鎌錠3と、前記ピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下動可能に内装され、かつ、上端部に係合爪22を有すると共に、ラックバネ25により下方方向に付勢されたラック部材20と、戸枠29に取り付けられた受け金具33に設けられ、かつ、作動杆35の突出下端部に磁性体36を備えたソレノイド30と、このソレノイド30の配設位置に対応して前記錠ケース2に軸支され、かつ、回転板43に一体的に設けられた前方アーム44の下端部に前記磁性体36の極性に対応して反発する被磁性体46を備えると共に後方アーム45を有する回転係合体40と、前記後方アーム45とラック部材20との間に位置するように錠ケース2に軸支され、かつ、バネ51で常時後方アーム45に当接するように付勢されていると共に、鎌錠3の解錠時に初期位置に戻ったラック部材20を係止する回転係止部材50と、前記被磁性体46と鎌錠3との間に位置するように錠ケース2に枢支され、かつ、受け金具33側に回転進入した鎌片6の回転を阻止する鎌錠ロック部材60とから成る。
【0031】
そして、前記鎌錠ロック部材60は、反発回転した回転係合体40の回転を介して回転し、鎌片6の小突起12と係合する。しかして、具体的な細部の構成は、発明の実施の形態で詳細に説明したので省略する。
【0032】
次に図7及び図8は第2実施例の非常口用電気ストライクである。この非常口用電気ストライクは、引戸1Aに固定的に装着された錠ケース2Aと、この錠ケースに取り付けられ、かつ、シリンダー4Aと共に回転するピニオン部材5A及び鎌片6Aを備えた鎌錠3Aと、前記ピニオン部材5Aと噛合するように錠ケース2Aに上下動可能に内装され、かつ、端部に係合爪22Aを有すると共に、ラックバネ25Aにより一方向に付勢されたラック部材20Aと、戸枠29Aに取り付けられた受け金具33A内に固定的に設けられた電磁石36Aと、この電磁石36Aの配設位置に対応して前記錠ケース2Aに軸支され、かつ、電磁石36Aの極性に対応して反発する被磁性体46Aを備えると共に後方アーム45Aを有する回転係合体40Aと、前記後方アーム45Aとラック部材20Aとの間に位置するように錠ケース2Aに軸支され、かつ、バネ51Aで常時後方アーム45Aに当接するように付勢されていると共に、鎌錠3Aの解錠時に初期位置に戻ったラック部材20Aを係止する回転係止部材50Aと、前記被磁性体46Aと鎌錠3Aとの間に位置するように錠ケース2Aに枢支され、かつ、受け金具33A側に回転進入した鎌片6Aの回転を阻止する鎌錠ロック部材60Aとから成る。
【0033】
そして、前記電磁石36Aが通電状態の場合に、反発回転した回転係合体40Aの回転を介して回転係止部材50Aがバネ51Aのバネ力に抗して回転し、係止を解かれたラック部材20Aがラックバネ25Aのバネ力により移動するのに伴い鎌片6Aが受け金具33A側に回転進入し、該鎌片6Aは前記鎌錠ロック部材60Aで自動的に回転が阻止される。
【0034】
したがって、この第2実施例は、作動杆の突出先端部に磁性体を有するソレノイドに代えて電磁石36Aにした点が第1実施例と異なる。
【0035】
【発明の効果】
以上の説明から明らかなように、本発明にあっては次に列挙するような効果がある。
(1)引戸を閉じた際に戸枠側に取り付けたソレノイドあるいは電磁石に通電すると、ラック部材が移動し、これにより鎌錠を自動的に施錠(ロック)状態にすることができる。
(2)一方、火災など非常事態の場合に遠隔制御装置の制御により、自動的に鎌錠の施錠状態を解くことができると共に、キーがなくても直ちに引戸を開くことができる。
【図面の簡単な説明】
図1ないし図6は本発明の実施の形態を説明するための各説明図。特に図2ないし図6は本発明の第1実施例の各説明図。図7及び図8は本発明の第2実施例を示す各説明図。
【図1】第1実施例を用いた実施の形態を説明するための説明図(通電状態の場合)。
【図2】図1に於ける第1実施例の概略説明図(通電状態の場合)。
【図3】図1に於ける第1実施例の概略説明図(非通電状態の場合)。
【図4】図3に於いて、引戸を開いた場合の概略説明図。
【図5】図3に於いて、キーを用いて鎌片の掛け合わせを解き、ラック部材を初期位置へ戻した概略説明図。
【図6】鎌錠と鎌錠ロック部材との関係を示す概略説明図。
【図7】第2実施例の概略説明図(通電状態の場合)。
【図8】第2実施例の概略説明図(非通電状態の場合)
【符号の説明】
1…引戸、2…錠ケース、3…鎌錠、4…シシリンダー、5…ピニオン部材、
6…鎌片、9…カム突起、10…アール、12…小突起、
20…ラック部材、22…係合爪、25…ラックバネ、29…戸枠、
30…ソレノイド、31…フロント、32、34…開口、33…受け金具、
35…作動杆、36…磁性体、36A…電磁石、14、37…窓部、
40…回転係合体、42…回転係合体用バネ、44…前方アーム、
45…後方アーム、46…被磁性体、50…回転係止部材、
51…回転係止部材用バネ、53…当接アーム、54…係止アーム、
60…鎌錠ロック部材、65…係合解除部材。

Claims (4)

  1. 引戸1側の錠ケースに取り付けられ、かつ、シリンダー4と共に回転するピニオン部材5及び鎌片6を備えた鎌錠3と、前記ピニオン部材5と噛合するように錠ケース2に上下動可能に内装され、かつ、端部に係合爪22を有すると共に、ラックバネ25により一方向に付勢されたラック部材20と、戸枠29に取り付けられた受け金具33に設けられ、かつ、作動杆35の突出端部に磁性体36を備えたソレノイド30と、このソレノイド30の配設位置に対応して前記錠ケース2に軸支され、かつ、前記磁性体36の極性に対応して反発する被磁性体46を備えると共に後方アーム45を有する回転係合体40と、前記後方アーム45とラック部材20との間に位置するように錠ケース2に軸支され、かつ、バネ51で常時後方アーム45に当接するように付勢されていると共に、鎌錠3の解錠時に初期位置に戻ったラック部材を係止する回転係止部材50と、前記被磁性体46と鎌錠3との間に位置するように錠ケース2に枢支され、かつ、受け金具33側に回転進入した鎌片6の回転を阻止する鎌錠ロック部材60とから成り、前記ソレノイド30が通電状態の場合に、反発回転した回転係合体40の回転を介して回転係止部材50がバネ51のバネ力に抗して回転し、係止を解かれたラック部材がラックバネ25のバネ力により移動するのに伴い鎌片6が受け金具33側に回転進入し、該鎌片6は前記鎌錠ロック部材60で自動的に回転が阻止されることを特徴とする非常口用電気ストライク。
  2. 請求項1に於いて、鎌錠ロック部材60は、反発回転した回転係合体40の回転を介して回転し、鎌片6の小突起12と係合することを特徴とする非常口用電気ストライク。
  3. 請求項1に於いて、鎌錠3の鎌片6の掛合先端部の内側は、受け金具33の開口34の上側縁部と摺接するアール10が形成されていることを特徴とする非常口用電気ストライク。
  4. 引戸1A側の錠ケースに取り付けられ、かつ、シリンダー4Aと共に回転するピニオン部材5A及び鎌片6Aを備えた鎌錠3Aと、前記ピニオン部材5Aと噛合するように錠ケース2Aに上下動可能に内装され、かつ、端部に係合爪22Aを有すると共に、ラックバネ25Aにより一方向に付勢されたラック部材20Aと、戸枠29Aに取り付けられた受け金具33A内に固定的に設けられた電磁石36Aと、この電磁石36Aの配設位置に対応して前記錠ケース2Aに軸支され、かつ、電磁石36Aの極性に対応して反発する被磁性体46Aを備えると共に後方アーム45Aを有する回転係合体40Aと、前記後方アーム45Aとラック部材20Aとの間に位置するように錠ケース2Aに軸支され、かつ、バネ51Aで常時後方アーム45Aに当接するように付勢されていると共に、鎌錠3Aの解錠時に初期位置に戻ったラック部材20Aを係止する回転係止部材50Aと、前記被磁性体46Aと鎌錠3Aとの間に位置するように錠ケース2Aに枢支され、かつ、受け金具33A側に回転進入した鎌片6Aの回転を阻止する鎌錠ロック部材60Aとから成り、前記電磁石36Aが通電状態の場合に、反発回転した回転係合体40Aの回転を介して回転係止部材50Aがバネ51Aのバネ力に抗して回転し、係止を解かれたラック部材20Aがラックバネ25Aのバネ力により移動するのに伴い鎌片6Aが受け金具33A側に回転進入し、該鎌片6Aは前記鎌錠ロック部材60Aで自動的に回転が阻止されることを特徴とする非常口用電気ストライク。
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