JPH0351497Y2 - - Google Patents

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JPH0351497Y2
JPH0351497Y2 JP15009086U JP15009086U JPH0351497Y2 JP H0351497 Y2 JPH0351497 Y2 JP H0351497Y2 JP 15009086 U JP15009086 U JP 15009086U JP 15009086 U JP15009086 U JP 15009086U JP H0351497 Y2 JPH0351497 Y2 JP H0351497Y2
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【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、電動機によつてデツドボルトを出し
入れする形式の電気錠における開扉時施錠防止機
構(以下単に施錠防止機構という)に関する。
〔従来の技術および問題点〕
電気錠の錠止機構には種々の形式があるが、特
にデツドボルトを電動機によつて駆動するもの
は、錠止が確実なので、重要な部屋の戸口に多用
されている。
しかして、この型式の電気錠は、例えば、第1
図に示すように、マイクロモータ等の電動機1の
回転力を、ウオーム減速機等の減速機2を介し
て、デツドボルト3を駆動する作動アーム4に伝
達するように構成されており、また、通常上記作
動アーム4は、合鍵による手動操作に備えて、扉
に装着された機械的シリンダ錠の内筒、あるいは
室内側のサムターンに連結されている。さらにま
た、作動アーム4と減速機2とが直結されている
と、ウオーム減速機の場合は上記合鍵による手動
操作ができないし、また、他の型式の減速機の場
合は、手動操作時減速機を介して電動機の回転子
が引きずられて回転するるので、作動アーム4と
減速機2との間には、例えばゼネバ機構5のよう
な切り離し機構が設けられている。
ところで、上記した構成の電気錠において、開
扉時誤まつてあるいは故意にサムターンを操作
し、第1図に示すようにデツドボルト3を錠箱6
のフロント板7からら突出させると、、すなわち
施錠操作を行うと、デツドボルトの先端が扉枠と
干渉して完全に扉を閉じることができなくなる。
電気錠の本本来の使用目的の一つ、それも重要な
ものは、電気錠の遠隔操作および遠隔地からの作
動確認であるが、上記のように扉が完全に閉じな
い場合には、電気錠の遠隔施錠ができなくなると
いう不都合が生じる。そして、従来の電気錠は、
開扉時におけるサムターンの誤動作に対しては無
防備であつた。
〔考案の目的〕
そこで、本考案の目的は、上記した不都合を解
消し、開扉時におけるサムターンの誤動作を防止
する施錠防止機構を提供するにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案は、シリン
ダ錠の内筒および室内側のサムターンなどのデツ
ドボルト操作部材に連結され、一端に半径方向に
延伸する作動アームを、他端部に第1セクタギア
をそれぞれ形成したデツドカムと、従動側の部材
に上記第1セクタギアと噛み合うセクタギアを形
成し、減速機を介して電動機に連結された切り離
し機構と、上記作動アームの先端と係合するデツ
ドボルトとを有する電気錠において、錠箱のフロ
ント板を貫通してこれに垂直な前後方向に移動可
能に案内され、閉扉時ストライクと係合して錠箱
内に押し込まれるトリガーボルトと、先端が第1
または第2セクタギアと係合してデツドカムの回
動を阻止する係止レバーとを設け、この係止レバ
ーの揺動をトリガーボルトの前後方向の移動によ
つて制御するようにしたことを特徴とするもので
ある。
〔実施例〕 以下本考案の一実施例を第2図乃至第4図を参
照して説明する。
第2図において符号6は前記錠箱を示し、この
錠箱6は、例えば扉の自由側端縁部に形成された
錠箱洞に収納されてボルトで固定される。
この錠箱1内の下方にはデツドボルト3が設け
られている。このデツドボルト3は、例えばフロ
ント板7に開口したデツドボルト用のボルト孔の
開口端縁、および側面に突設された案内突起8,
8と摺動可能に係合する錠箱側板6aの案内孔
9,9(第1図参照)により、、扉の自由側端縁
あるいは錠箱のフロント板7に垂直な前後方向
(第2図で左右方向)に移動可能に案内されてい
る。また、デツドボルト3の後方における上端縁
部には、作動アーム4の先端と係合する従動切欠
11と、この従動切欠の開口部を拡開して形成し
た前方衝止面12および後方衝止面13とがそれ
ぞれ形成されているる。
一方、上記デツドボルト3の上方における錠箱
の側板6aにはデツドカム14が回動可能に支承
されている。このデツドカム14の一端部は半径
方向に延伸して作動アーム4が形成されている。
また、デツドカム14の中心部には異形のクラ
ツチ孔15が開口しており、このクラツチ孔15
に挿通される図示しない連結杆を介して、デツド
カム14は図示しないシリンダ錠の内筒に連結さ
れている。
さらにまた、クラツチ孔15が開口したクラツ
チ板は、錠箱6の厚み方向(紙面方向)において
一定の間隔をおいて2重になつており(図示せ
ず)、その室外側のクラツチ孔15にはシリンダ
錠の内筒の連結杆が挿通されていることは上述し
たとおりであるが、室内側のクラツチ孔15に
は、例えばサムターンなどのデツドボルト操作部
材の一端が挿通されている。
そのため、デツドカム14は、室外側からはシ
リンダ錠の鍵を用いて、室内側からはサムターン
等を回動させることによりそれぞれ手動操作が可
能な構造となつているが、次に述べるように、電
動機1にも連結されている。
すなわち、回動中心に関して上記作動アーム4
とは反対側におけるデツドカム14の他端部に
は、従動側の第1セクタギア16が刻設されてい
る。
一方、デツドカム14の上方における錠箱の側
板1aには、切り離し機構の従動側の部材である
駆動カム17が回動可能に支承されている。この
駆動カム17は、外辺部に第2セクタギア18お
よびU字形の係合切欠19をそれぞれ形成した段
付の板状体で、上記第2セクタギア18は前記第
1セクタギア16と噛み合い係合している。
また、上記駆動カム17の近傍におけるる錠箱
の側板1aには、円形の駆動板21が回動可能に
支承されている。この駆動板21の上面外周部に
は、例えば3本の駆動ピン22,22が等角度間
隔で植設されている。この駆動ピン22は、駆動
板21の回動により駆動カムの前記係合切欠19
と係脱可能に係合する。すなわち、駆動カム17
と駆動板21とはゼネバ機構5を構成している。
さらにまた、駆動板21の下面側に同軸かつ一
体的に結合された点線で示されたウオームギア
が、カプラー23を介してマイクロモータなどの
電動機1に連結されたウオーム24と噛み合つて
いる。
このウオーム24および上記ウオームギアが減
速機2を構成している。
一方、デツドボルト3の上方におけるフロント
板7の内面側にはガイド枠25が固設されてお
り、このガイド枠25にはトリガーボルト26が
前後方向に移動可能に保持、案内されている。
上記トリガーボルト26は、第3図に示すよう
に先端部を山形に成形したブロツク体で、この山
形の先端部はフロント板を貫通して外方に突出し
ている。
また、トリガーボルト26は、ガイド枠25と
の間に弾装された圧縮コイルばねとしてのトリガ
ーばね27の弾力により、前方すなわち外方に抜
け出る方向に付勢されているが、トリガーボルト
26の上面に植設された係止ピン28と、ガイド
枠25に形成され、上記係止ピン28と嵌合する
る図示しない長孔との係合により、トリガーボル
ト26は扉開放時第2図示の突出位置を保つ。
上記ガイド枠25には、錠箱の側板6aに垂直
な支軸29が担持されており、この支軸29によ
つてトリガーアーム31が回動自在に軸支されて
いる。
このトリガーアーム31は、相互に、かつ側板
6aに平行な位置関係を保ち、連結片31aによ
つて一体にかつ一定の間隔を保つて結合された駆
動アーム31bおよび従動アーム31cを備えて
いいる。そして、駆動アーム31bはその上端縁
がトリガーボルト26の移動軌跡と干渉する関係
位置に配設されており、また、従動アーム31c
の上端縁自由端には駆動アーム31b側に起立し
た係合片31dが一体に形成されている。
他方、トリガーアーム31の近傍における側板
6aには、係止レバー32が揺動可能に軸支され
ている。この係止レバー32は、第2図に示すよ
うに、略Y字形で側版6aにほぼ平行な板状体で
あり、Y字の縦棒部のほぼ中央を通る揺動軸に巻
装されたねじコイルばねとしての係止レバーばね
33の弾力により、第2図において時計方向に付
勢されている。そのため、図示の実施例において
は、係止レバーの2つの自由端のうち、一方は第
2セクタギア18の歯と歯の間の凹部に弾接し、
他方は前記トリガーアームの係合片31dに当接
して、トリガーアーム31に反時計方向の回転モ
ーメントを与えている。
〔作用〕
上記のように構成された本考案の一実施例によ
る施錠防止機構は、第2図に示すようにデツドボ
ルト3が錠箱6内に引込んだ解錠状態において機
能する。
ちなみに、第1図示の施錠状態から電動機1を
用いて解錠するには、電動機1の回転方向を適切
に設定し、減速機2を介して駆動板21を反時計
方向に回動させる。すると、第1図において時計
盤に換算して6時の位置にある駆動ピン22が駆
動カムの係合切欠19に係入し、さらなる駆動板
21の回動により、駆動カム17が時計方向に回
動し、この駆動カム17の回動は第2セクタギア
18および第1セクタギア16を介してデツドカ
ム14に伝達され、作動アーム4の後方への回動
に変換される。このときの作動アーム4の先端と
デツドボルトの従動切欠11との係合により、第
2図に示すように、デツドボルト3が錠箱6内に
引込められて解錠される。解錠後もしばらく駆動
板21は回動を続け、駆動ピン22が係合切欠1
9から抜け出て、時計盤面のほぼ2時の角度位置
に来たとき(第2図参照)電動機1が停止する。
解錠後扉を開けると、第2図に示すように、ト
リガーばね27の弾力によりトリガーボルト26
が前方に移動するので、時計方向に付勢された係
止レバーの他方の自由端に押動されて、トリガー
アーム31は第2図示の角度位置にまで反時計方
向に回動し、その結果係止レバー32の一方の自
由端が第2セクターギア18と係合する。
したがつて、サムターン等を操作してデツドボ
ルトを施錠方向に移動させようとしても、そのた
めのデツドカム14の時計方向の回動は係止レバ
ー32によつて阻止されるので、施錠は下可能で
ある。これは、室外側からの鍵の操作による場合
も同様である。
ところが、扉が閉止されると、第4図に示すよ
うに、ストライク34とトリガーボルト26の山
形の斜面との間に作用するくさび作用により、ト
リガーばね27の弾力に抗してトリガーボルト2
6が錠箱6内に押し込まれる。このとき、内方に
移動するトリガーボルト26の内端がトリガーア
ーム31の回動中心付近の端縁と干渉し、その結
果トリガーアーム31は時計方向に回動する。
このトリガーアーム31の回動時、その係合片
31dが係止レバー32を反時計方向に第4図示
の位置にまで回動させ、そのため係止レバー32
と第2セクタギア18との係合が解かれ、デツド
カム14は自由になるので、施錠が可能となる。
なお、図示の実施例では係止レバー32を第2
セクタギア18と係合させるようにしたが、これ
は単に設計の問題であつて、係止レバーを第1セ
クタギアと係合させるようにしてもよいことは勿
論である。
また、第2図に示すように施錠機構がロツクさ
れた状態で電動機1が通電されると焼き切れてし
まうので、第2図に示すように、トリガーボルト
26の近傍に例えば係止ピン28の移動によつて
開閉駆動される安全スイツチ35を設け、この安
全スイツチ35を電動機1の電源線に挿設し、施
錠機構がロツクされているときには電動機1が通
電されないようにしておくことが望ましい。しか
しながら、電動機1の焼損防止手段は種々考えら
れるから、この安全スイツチは本考案の必須の構
成要件ではない。
〔効果〕
以上の説明から明らかなように、本考案は、減
速機、切り離し機構および第1セクタギアと第2
セクタギアとの噛み合い係合を介して電動機に連
結されると共に、シリンダ錠の内筒および室内側
のサムターン等のデツドボルト操作部材にも連結
されたデツドカムを有する電気錠において、錠箱
の側板に回動自在に支承され、先端が第1または
第2セクタギアと係合してデツドカムの回動を阻
止する係止レバーを設け、この係止レバーの回動
を、扉の開閉によつて前後方向に移動するトリガ
ーボルトで制御するようにしたので、開扉中は施
錠機構をロツクしてサムターン等による施錠を防
止する、という本考案の所期の目的を達成するこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の電気錠の構成の一例を示す一部
断面要部側面図、第2図は本考案の一実施例によ
る施錠防止機構を備えた電気錠の開扉状態を示す
一部断面要部側面図、第3図はその平面図、第4
図は閉扉状態を示す第2図と同様の一部断面要部
側面図である。 1…電動機、2減速機、3…デツドボルト、4
…作動アーム、5…ゼネバ機構、6…錠箱、6a
…側板、7…フロント板、11…従動切欠、14
…デツドカム、16…第1セクタギア、17…駆
動カム、18…第2セクタギア、19…係合切
欠、21…駆動板、22…駆動ピン、26…トリ
ガーボルト、27…トリガーばね、31…トリガ
ーアーム、32…係止レバー、32…係止レバー
ばね。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 シリンダ錠の内筒および室内側のサムターン
    などのデツドボルト操作部材に連結され、一端
    に半径方向に延伸する作動アームを、他端部に
    第1セクタギアをそれぞれ形成したデツドカム
    と、従動側の部材に上記第1セクタギアと噛み
    合う第2セクタギアを形成し、減速機を介して
    電動機に連結された切り離し機構と、上記作動
    アームの先端と係合するデツドボルトとを有す
    る電気錠において、錠箱のフロント板を貫通し
    てこれに垂直な前後方向に移動可能に案内さ
    れ、閉扉時ストライクと係合して錠箱内に押し
    込まれるトリガーボルトと、先端が第1または
    第2セクタギアと係合してデツドカムの回動を
    阻止する係止レバーとを設け、この係止レバー
    の揺動をトリガーボルトの前後方向の移動によ
    つて制御するようにしたことを特徴とする電気
    錠における開扉時施錠防止機構。 2 上記切り離し機構がゼネバ機構であることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第1項記載
    の電気錠における開扉時施錠防止機構。
JP15009086U 1986-09-30 1986-09-30 Expired JPH0351497Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP5516609B2 (ja) * 2006-02-16 2014-06-11 セイコーエプソン株式会社 ロック機構および情報記録装置
JP5151173B2 (ja) * 2006-02-16 2013-02-27 セイコーエプソン株式会社 ロック機構および情報記録装置
JP6501667B2 (ja) * 2015-07-31 2019-04-17 株式会社シブタニ スライドラッチ装置

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