JP3218543B2 - 開閉扉の施錠機構 - Google Patents

開閉扉の施錠機構

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JP3218543B2
JP3218543B2 JP24281791A JP24281791A JP3218543B2 JP 3218543 B2 JP3218543 B2 JP 3218543B2 JP 24281791 A JP24281791 A JP 24281791A JP 24281791 A JP24281791 A JP 24281791A JP 3218543 B2 JP3218543 B2 JP 3218543B2
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door
locking
engaging claw
spring
unlocking
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喜吉 寺岡
雅史 西
克弘 新井
有貴 依藤
光 三村
一昭 大西
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Panasonic Electric Works Co Ltd
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Matsushita Electric Works Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、セキュリティーメール
ボックスなどに使用される開閉扉の施解錠機構に関す
る。
【0002】
【従来技術】この種のセキュリティーメールボックス
は、ビルの玄関ロビーや通用口などに郵便受けとして設
置され、各室の鍵の受渡しと保管とを無人化した上に、
鍵の受渡し時に各室に設けた防犯システムを自動的に警
報、解除の状態に設定できる構成とされているが、近時
においては、カードリーダを備えた制御ボックス部と組
み合わせることによって、24時間中、限られた人のみ
出入り可能な構成とされているが、殆どのものが電気錠
によるロック機構を備えた構成となっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うなロック機構を使用したものでは、カードを忘れた
り、停電などの非常事態になると、扉が解錠できないな
どの不具合を生じている。本発明は斯かる事情に鑑みて
提案されたものであり、カードリーダによる開閉操作に
加えて、ロック機構が施錠状態にあるときのも扉を外部
から開閉できるようにした使い勝手のよい施錠機構を提
供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に提案される本発明は、常時はバネによって解錠位置に
保持された係合爪と、常時はバネによって解錠位置に保
持され、上記扉が閉じられたときには、上記係合金具に
よって押圧されて、上記係合爪を解錠位置から施錠位置
に移動させる作動部材と、上記係合爪の施錠位置への移
動を許容するテーパ部を形成し、係合爪が施錠位置まで
移動したときには、該係合爪の解錠位置への復帰を阻止
するラッチ部材を有し、非駆動時にはバネによって上記
ラッチ部材をロック位置に保持し、駆動時には上記ラッ
チ部材をアンロック位置に移動させるソレノイドとを備
えている。
【0005】
【作用】このような本発明の施錠機構によれば、扉を閉
じると、扉内面に突設した係合金具が、本体内部に設け
た作動部材をバネの弾性力を抗して押圧するので、作動
部材は、バネの弾性力に抗して、解錠位置に保持された
係合爪をソレノイドのラッチ部材のテーパ部を乗り越え
た施錠位置まで移動させ、係合爪をこの施錠位置に固定
し施錠状態、つまりロック状態となる。一方、信号処理
部から送出された解錠信号によってソレノイドを駆動さ
せると、ソレノイドのラッチ部材は、係合爪との係合を
解除させる方向に移動して、係合爪との係合を解除する
ので、この状態で扉を開けば、作動部材はバネ力によっ
て復帰し、同時に係合爪も解錠位置に復帰する。
【0006】
【実施例】図1は本発明に係る施解錠機構の左側面図、
図2は同じく正面図、図3は同じく右側面図である。図
1〜図3に示すように、本発明に係る施解錠機構Aは、
セキュリティーメールボックスの扉内面より突設させた
係合金具を、扉内面に設けた係合爪に係脱させて、扉を
施、解錠させる構造となっている。該施解錠機構Aは、
上部及び下部にネジ孔1aを形成した装着面1bの間
に、大きな突出面1cを形成すべく折曲されており、該
突出面1cの上部前面に大きな角状の切欠部1dが形成
された装着板1に組み付けられている。該突出面1cの
切り欠き部1d後端と、さらに後方の装着板1後端とは
横方向に折曲されており、該折曲部1e、1fに、前後
方向に向けた作動部材2が、前方への弾性反発力を保有
させたバネ3を介して摺動可能な状態で支持されてい
る。該作動部材2の前端は、前端に円柱形状を有しその
後面にテーパ部が形成された頭部2aが形成されてお
り、該作動部材2の後端2bは抜け止めされている。
【0007】また前記装着板1の突出面1cの内側後端
上部には、常時はバネ7によって解錠位置に保持された
係合爪4が、支持板5の上下に挿通させたピン6に枢支
されており、該係合爪4はピン6を支点として前端4a
が横回動し、該前端4aは横すなわち作動部材2前端の
頭部2aの前方に位置すべく直角横方向に向けた鉤部と
なるように形成されている。また該係合爪4の後端4b
は、前記作動部材2の後端前方に向けて折曲されてい
る。
【0008】すなわち、該後端4bはバネ7によって解
錠位置に保持され、上記扉が閉じられたときには、扉2
0内側より突出する係合金具21によって作動部材2が
後方に押圧されて、該作動部材2の後端4bが係合爪4
の後端4bを押圧し、これにより上記係合爪4の前端が
4aが作動部材2前端の頭部2a前方、すなわち解錠位
置から施錠位置に回動する構造としてある。なお前記装
着板1の突出面1cの内側前端下部には、ソレノイドS
が取付金具8によって支持されており、該ソレノイドS
の上部より突出する作動部S1上端に、上記係合爪4の
施錠位置への移動を許容するテーパ部9aが形成され、
係合爪4が施錠位置まで移動したときには、該係合爪4
の解錠位置への復帰を阻止するラッチ部材9が支持され
ており、ラッチ部材9の下部には該ラッチ部材9を上方
に押し上げるバネ10が上記作動部S1に支持されてい
る。すなわち、ソレノイドSによって非駆動時には該バ
ネ10によってラッチ部材9がロック位置に保持させ、
駆動時にはラッチ部材9をアンロック位置に移動させ
て、上記係合爪4との係合を解除できるような構造とし
てある。
【0009】また、装着板1の突出面1cの切欠部1d
下方には、マイクロスイッチ12が装着されており、該
マイクロスイッチ12の作動部12aが上記作動部材2
の頭部2a下面に位置し、該頭部2aの前後移動により
作動部12aが上下作動して、マイクロスイッチ12を
ON・OFFさせる構造となっている。なお上記作動部
12aの上端には小径のローラが支持されており、作動
部12aが円滑に作動部材2の頭部2a下面を滑ること
ができるようにしてある。13はマイクロスイッチ12
による作動信号をカードリーダの信号処理部(不図示)
に送る信号線、14は該信号処理部より送られてきた電
気信号をソレノイドSに送り、ソレノイド7の作動部7
aを下方に移動させるための信号線である。
【0010】図4は扉開状態時における施解錠機構の側
面図、図5は扉閉状態時における施解錠機構の側面図で
あり、図6は作動部材と係合爪の作動状態を示した扉開
状態時における平面図、図7は同じく扉閉状態時におけ
る平面図であり、図4及び図7において図1〜図3と共
通する箇所には同一符号を付してある。図4〜図7に沿
って、本発明の施解錠機構Aの動作を説明する。まず扉
20を閉じると、扉20内面に突設した係合金具21
が、本体A内部に設けた作動部材2をバネの弾性力を抗
して押圧する。すると、作動部材2は、バネ3の弾性力
によって解錠位置に保持された係合爪4に移動させる方
向の力を作用させ、係合爪4をソレノイドSのラッチ部
材9のテーパ部9aを乗り越えた施錠位置まで移動さ
せ、この施錠位置に固定され、施錠状態、つまりロック
状態となる。一方解錠させる場合には、前記信号処理部
から送出された電気信号によってソレノイドSを駆動さ
せる。ソレノイドSが駆動している間は、ソレノイドS
のラッチ部材9は、係合爪4との係合を解除させる方向
に移動し、係合爪4との係合を解除するので、この状態
で扉を開けば、作動部材2はバネ力によって復帰し、同
時に係合爪4も解錠位置に復帰する。
【0011】図8は本発明に係る施解錠機構Aを装備し
たセキュリティーメールボックスBの正面図であり、図
において、図1〜図7と共通する箇所には同一符号を付
してある。この図8においては、扉20は開放されてお
り、該扉20の内面に、前述の係合金具21が突出し、
本発明に係る施解錠機構Aは、ボックス内においてカバ
ー22内に備えられており、該カバー22の前面に形成
されている開孔22aから作動部材2の前端頭部2aを
露見させてある。24はセキュリティーメールボックス
Bと連動する防犯装置等をONの状態にする施解錠部で
ある。また本発明では、扉20の外面に設けた機械錠
に、扉20の外面からキーを挿入して、解錠方向に回動
させると、扉の内面に設けられた係合金具21は、係合
爪との係合を解除させる方向に移動し、係合が解除され
る。また、この状態で機械錠にキーを挿入し、係合金具
21を解錠方向に操作したまま扉を閉じ、機械錠を施錠
方向に操作すると、係合金具21は係合爪と作動部材2
との隙間より、作動部材2を押圧するようにして施錠位
置に移動するので、この状態からキーを外せばよい。な
お、ボックス内の前面側端付近の底面25が、やや嵩高
に形成されており、この底面25の高さと位置が一致す
る突起26が、扉20内面に形成されており、扉20を
閉じると、この突起26が該底面25上に説明するよう
に構成されている。このために長期間の使用により、扉
20がガタついて下方へのズレが生じても、扉20を閉
じる際には、突起26がこの底面25上に乗り上げるた
めに、確実に扉20を閉じ、施解錠機構Aを作動させる
ことが可能となるようにしてある。
【0012】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、電気的制御によるロック解除によって、開閉扉の解
錠を自動的に行うことができ、また施錠は扉を手で閉め
るだけで、自動的に行われる。さらに、緊急時におい
て、電気的制御を用いずに非常用のキーを利用して機械
的にも扉を開放させることができるので、非常時にボッ
クス内部のキーが取り出せなくなるのを防ぐことがで
き、安全構造とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る施解錠機構の左側面図である。
【図2】同じく正面図である。
【図3】同じく右側面図である。
【図4】扉開状態時における施解錠機構の側面図であ
る。
【図5】扉閉状態時における施解錠機構の側面図であ
る。
【図6】作動部材と係合爪の作動状態を示した扉開状態
時における平面図である。
【図7】同じく扉閉状態時における平面図である。
【図8】本考案に係る施解錠機構を装備したセキュリテ
ィーメールボックスの正面図である。
【符号の説明】
A 施解錠機構 B セキュリティーメールボックス S ソレノイド 1 装着板 2 作動部材 3 バネ 4 係合爪 20 扉 21 係合金具 7 バネ 9 ラッチ部材 9a テーパ部 10 バネ 12 マイクロスイッチ 24 施解錠部 25 底面 26 突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 新井 克弘 兵庫県津名郡津名町木曽上76番地の1 ミサキ電機株式会社内 (72)発明者 依藤 有貴 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 三村 光 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (72)発明者 大西 一昭 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電 工株式会社内 (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) E05B 47/04

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 扉内面より突設させた係合金具を、扉内
    面に設けた係合爪に係脱させて、扉を施、解錠させる構
    造とした施錠機構であって、 常時はバネによって解錠位置に保持された係合爪と、 常時はバネによって解錠位置に保持され、上記扉が閉じ
    られたときには、上記係合金具によって押圧されて、上
    記係合爪を解錠位置から施錠位置に移動させる作動部材
    と、 上記係合爪の施錠位置への移動を許容するテーパ部を形
    成し、係合爪が施錠位置まで移動したときには、該係合
    爪の解錠位置への復帰を阻止するラッチ部材を有し、非
    駆動時にはバネによって上記ラッチ部材をロック位置に
    保持し、駆動時には上記ラッチ部材をアンロック位置に
    移動させるソレノイドとを備えた開閉扉の施解錠機構。
JP24281791A 1991-08-27 1991-08-27 開閉扉の施錠機構 Expired - Lifetime JP3218543B2 (ja)

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JPH05266364A JPH05266364A (ja) 1993-10-15
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