JPH06183484A - 宅配ボックスの開閉装置 - Google Patents

宅配ボックスの開閉装置

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JPH06183484A
JPH06183484A JP34220192A JP34220192A JPH06183484A JP H06183484 A JPH06183484 A JP H06183484A JP 34220192 A JP34220192 A JP 34220192A JP 34220192 A JP34220192 A JP 34220192A JP H06183484 A JPH06183484 A JP H06183484A
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Takashi Sakuma
崇 佐久間
Kenichi Muto
憲一 武藤
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Panasonic Electric Works Co Ltd
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Takigen Manufacturing Co Ltd
Matsushita Electric Works Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 部品コストが低く、不良発生を防止でき、し
かも使い勝手を良くする。 【構成】 背面扉3を閉じるとロック待機姿勢P1 とな
る揺動片12が設けられる。この状態でロック用押釦1
1の係止凹部11bの移動軌跡M上に位置する係止爪1
3cを有するロック用カム13が設けられる。前面扉2
は開放可能となる。前面扉2のロック用押釦11を押し
込むと、デッドカム14によりロックプレート15が前
面扉2をロックして、前面扉2がロックされる。背面扉
3が解除されるまで前面扉2のロック状態が保持され
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、留守の住宅に配達され
た荷物を受け取るための宅配ボックスの開閉装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来より、この種宅配ボックスの開閉装
置は、例えば電気錠を扉に付けて、暗唱番号や磁気カー
ドによって電気錠を施解錠するものがあり、また、荷物
入口扉を閉じると機械的に自動施錠して、その荷物入口
扉を鍵を使って解錠するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来の電気
錠を使用した場合は、部品コストが高くなり、また、I
C等の電子回路を低電圧で使用する必要があるので、屋
外で使用されることを考えるとノイズ、寒熱、湿気等の
外乱が大きく、不良の原因となり、またこれを解消する
ためのコストアップを招いていた。
【0004】一方、荷物入口扉を機械的に自動施錠し
て、その荷物入口扉を鍵を使って解錠するものでは、荷
物が入れられる荷物入口扉から再び荷物を取り出すもの
であるため、例えば塀などの住宅の敷地の境界等に設置
した場合は、荷物の取り出し(家人の受け取り)が敷地
外で行われることとなり、使用上の不便が生じていた。
本発明は、上記従来の課題に鑑みてなされたもので、そ
の目的とするところは、部品コストが低く、不良発生を
防止でき、しかも使い勝手の良い宅配ボックスの開閉装
置を提供するにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明は、宅配ボックス1の側面1aには前面扉2
と背面扉3との間で前後方向に移動自在の前後連結ロッ
ド8が設けられる。前後連結ロッド8はバネ体9によっ
て背面扉3に向けて常にバネ付勢される。前面扉2には
外方へ向けて常にバネ付勢されたロック用押釦11が前
面扉2を貫通して取り付けられる。ロック用押釦11の
前面扉2の内側に突出した突出端部11aに係止凹部1
1bが設けられる。前面扉2と前後連結ロッド8との間
には、前後連結ロッド8によって倒されてロック待機姿
勢P1 をとり且つ前後連結ロッド8によって起こされて
ロック解除姿勢P2 をとる揺動片12と、後端部がバネ
体10によって揺動片12に弾性的に係止されると共に
先端部にロック用押釦11の係止凹部11bに係止可能
な係止爪13cが設けられたロック用カム13と、ロッ
ク用押釦11の突出端部11aに接離自在のデッドカム
14と、一端部がデッドカム14に当接自在で且つ他端
部が前面扉2に設けたロック孔部16に係合可能なロッ
クプレート15とが設けられる。背面扉3が閉じられた
状態で、ロック待機姿勢P1 をとる揺動片12によって
ロック用カム13の係止爪13cがロック用押釦11の
係止凹部11bの移動軌跡M上に位置し、ロック用押釦
11が前面扉2の前方から押圧されることによりロック
用押釦11の係止凹部11bがロック用カム13の係止
爪13cに係合すると共にロック用押釦11の突出端部
11aがデッドカム14を押圧してロックプレート15
の鉤状部15cを前面扉2のロック孔部16に係合させ
て前面扉2を閉じた状態に保持する。背面扉3が開かれ
た状態では、ロック解除姿勢P2 をとる揺動片12によ
ってロック用カム13の係止爪13cがロック用押釦1
1の係止凹部11bの移動軌跡M上から外れ、ロック用
押釦11が前面扉2の前方にバネ力で押し出されること
によりロック用押釦11の突出端部11aによるデッド
カム14の押圧が解除されてロックプレート15の鉤状
部15cが前面扉2のロック孔部16から離脱して前面
扉2が開放可能に保持されて成るものである。
【0006】
【作用】本発明によれば、家人が背面扉3を閉じておく
と、揺動片12がロック待機姿勢P1 をとってロック用
カム13の係止爪13cがロック用押釦11の係止凹部
11bの移動軌跡M上に位置し、この状態では、ロック
プレート15の鉤状部15cは前面扉2のロック孔部1
6に係合しておらず、デッドカム14はフリーな状態に
ありロックプレート15は前面扉2のロック孔部16に
係合していないので、背面扉3が解錠されない限り前面
扉2は開閉自在の状態にある。次いで、宅配業者が前面
扉2から荷物を投入してロック用押釦11を押圧しては
じめてロック用押釦11がデッドカム14に当接してロ
ックプレート15の鉤状部15cが前面扉2のロック孔
部16に係合して、前面扉2はロックプレート15によ
って閉じた状態に保持されるので、従来の電気錠や鍵を
用いずに前面扉2をロックでき、留守宅で荷物を受け取
ることが可能となり、盗難防止も図られる。
【0007】また、家人が背面扉3を開いて背面扉3か
ら荷物を取り出すことができる。このとき、背面扉3の
開放に連動して揺動片12がロック解除姿勢P2 をとっ
てロック用カム13の係止爪13cがロック用押釦11
の係止凹部11bの移動軌跡M上から外れてロック用押
釦11が前面扉2の前方にバネ力で押し出され、ロック
用押釦11によるデッドカム14の押圧が解除され、ロ
ックプレート15の鉤状部15cが前面扉2のロック孔
部16から離脱して、ロックプレート15が外れて前面
扉2は開放可能となる。この状態で、背面扉3を閉じて
おくことにより、次回の荷物の受け取り態勢に復帰させ
ることができる。
【0008】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。本実施例に用いられる宅配ボックス1の前面に
は、図3及び図4に示すように、その中央に荷物を入れ
るための収納スペースが設けられると共にこの収納スペ
ースが前面扉2によって開閉自在に覆われており、ま
た、宅配ボックス1の背面は、背面扉3によって開閉自
在に覆われており、この背面扉3には施錠できる止め金
具4付きの錠機構5が設けられている。前面扉2の上部
には、押印装置6の収納スペースが設けられ、図示省略
した伝票挿入口から伝票を挿入して押印スイッチを押圧
操作することにより、伝票に押印できるようになってい
る。この押印装置6は、例えば図5に示すように、印鑑
の押印動作を制御する制御部7と、宅配ボックス1内の
錠機構ユニット60に設けられたマイクロスイッチS
1 ,S2 とを備えている。
【0009】宅配ボックス1の側面1aには、図6に示
すように、前面扉2と背面扉3との間で前後方向に移動
自在の前後連結ロッド8が設けられる。前後連結ロッド
8はバネ体9(図7)によって背面扉3に向けて常にバ
ネ付勢されており、この前後連結ロッド8の後端部は、
背面扉3の錠機構5から弾性的に突出可能となってお
り、背面扉3を閉じて施錠した状態では、図6の実線で
示すように前後連結ロッド8は錠機構5内に押し込まれ
て上記バネ体9のバネ力に抗して前面扉2に押し出され
る方向に移動可能となり、且つ背面扉3を解除した状態
では図6の二点鎖線で示すように前後連結ロッド8は錠
機構5から突出して、背面扉3を押し開いて前面扉2か
ら後退する方向に移動可能となっている。
【0010】また、前面扉2には、図7に示すように、
ロック用押釦11が貫通して取り付けられており、この
ロック用押釦11には、図示省略したバネ体が内蔵され
ており、このバネ体によってロック用押釦11は外方へ
向けて常にバネ付勢されている。また、ロック用押釦1
1の前面扉2の内側に突出した突出端部11aには係止
凹部11bが設けられており、この突出端部11aがバ
ネ体によって通常は前面扉2の内面に弾性的に当接して
いる。
【0011】上記前面扉2と上記前後連結ロッド8との
間には錠機構ユニット60が介在され、この錠機構ユニ
ット60内には揺動片12とロック用カム13とデッド
カム14とロックプレート15とが夫々収納配置されて
いる。まず、揺動片12は、略L字状に形成され、中央
部分が軸12aに回転自在に支持されると共に、その後
端部12bが前後連結ロッド8の先端部8aにピン結合
されており、先端にはロック用カム13が係止される被
挿入部12cが設けられており、前後連結ロッド8の移
動方向と垂直な軸線まわりに回動自在となっている。こ
れにより、揺動片12は、前後連結ロッド8の前進移動
によって倒されてロック待機姿勢P1 をとり、また前後
連結ロッド8の後退移動によって起こされてロック解除
姿勢P2をとるようになっている。
【0012】ロック用カム13は、揺動片12とロック
用押釦11との間に介在されており、図8(a)(b)
に示すように、軸13aを中心に揺動片12の揺動方向
と同一方向に回動自在に支持されると共にその後端部に
は上記揺動片12の先端部に設けた被挿入部12cに挿
入・係止される挿入部13bが設けられており、先端部
にはロック用押釦11の係止凹部11bに係止可能な係
止爪13cが設けられている。ロック用カム13の軸1
3aにはバネ体10が設けられ、ロック用カム13は上
記バネ体10のバネ力によってロック用カム13の挿入
部13bが揺動片12の被挿入部12cに弾性的に挿入
される方向Cに常にバネ付勢されている。これにより、
揺動片12のロック待機姿勢P1 とロック解除姿勢P2
とに追随してロック用カム13は軸を中心に回動してそ
の挿入部13bが揺動片12の被挿入部12cに挿入さ
れた状態を保持できるようになっている。
【0013】つまり、上記ロック用カム13は、揺動片
12が前後連結ロッド8によってロック待機姿勢P1
とった状態ではロック用カム13の係止爪13cがロッ
ク用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上に位置す
るようになり、この状態で、ロック用押釦11が押し込
まれることにより、ロック用押釦11の係止凹部11b
がロック用カム13の係止爪13cを乗り越えて、ロッ
ク用カム13のバネ復帰力によって係止凹部11bが係
止爪13cに係合され、ロック用押釦11は押し込み状
態に保持されるものであり、一方、揺動片12がロック
解除姿勢P2 をとった状態では、ロック用カム13の係
止爪13cがロック用押釦11の係止凹部11bの移動
軌跡M上から外れることにより、ロック用押釦11が前
面扉2の前方から押圧されてもロック用押釦11の係止
凹部11bはロック用カム13の係止爪13cに係止不
能となり、ロック用押釦11はバネ力によって元の状態
に自動的に復帰するようになっている。
【0014】図7に示すデッドカム14は、ロック用カ
ム13の上方に配置された軸14aに回転自在に支持さ
れた扇形カムから成り、このデッドカム14の円弧部の
下端側にはロック用押釦11の突出端部11aに接離自
在の被押圧部14bが設けられ、被押圧部14bがロッ
ク用押釦11の突出端部11aにて持ち上げられた状態
では、デッドカム14が軸14aを中心に上方へ向けて
回動されるようになっている。
【0015】ロックプレート15は、デッドカム14の
上方に配置された軸15aを中心に回動自在に支持さ
れ、ロックプレート15の後端部15bはデッドカム1
4の円弧部の上端側の当接部14cに当接しており、ロ
ックプレート15の先端部には前面扉2に設けたロック
孔部16に係合可能な鉤状部15cが設けられている。
そして、図2(a)(b)に示すように、ロック用押釦
11の押し込み状態においては、デッドカム14がロッ
ク用押釦11の突出端部11aによって持ち上げられて
ロックプレート15の鉤状部15cが前面扉2のロック
孔部16に押し付けられることにより、前面扉2は閉じ
た状態に保持され、一方、ロック用押釦11の押し込ま
れない状態においては、デッドカム14によるロックプ
レート15の鉤状部15cのロック孔部16に対する押
し付け力が解除され、前面扉2は開放可能な状態に保持
されるようになっている。
【0016】次に、宅配ボックス1の使用方法を説明す
る。まず、留守住宅等で荷物を受け取る場合は、図1
(a)に示すように、家人が予め背面扉3を閉じて施錠
しておく。背面扉3を施錠した時は、前後連結ロッド8
が前方へ押されて、揺動片12がロック待機姿勢P1
とってロック用カム13の係止爪13cがロック用押釦
11の係止凹部11bの移動軌跡M上に位置する。この
状態では、デッドカム14は図7の二点鎖線で示すよう
にフリーな状態にあり、ロックプレート15もまたフリ
ーな状態にあり、このため、前面扉2のロック孔部16
にはロックプレート15の鉤状部15cが引っ掛かって
いるだけであるので、前面扉2を開こうとして前方へ引
っ張るとロックプレート15は一旦二点鎖線で示す状態
になり、前面扉2の開放が可能となる。そして、前面扉
2が開いてしまうとロックプレート15は実線の状態に
戻るが、荷物を投入した後に前面扉2を閉じるとロック
プレート15は再び二点鎖線の状態となり前面扉2を閉
じることができる。次いで、ロック用押釦11を操作す
ると、ロック用押釦11がデッドカム14を持ち上げて
ロックプレート15の鉤状部15cが前面扉2のロック
孔部16に係合し、前面扉2はロックプレート15によ
って閉じた状態に保持される(図7の実線)。この状態
では、前面扉2をロックした後は背面扉3を解除しない
限り前面扉2のロック解除ができなくなり、荷物を宅配
ボックス1内に投入した後に背面扉3から荷物を取り出
す可能性はなくなり、2枚の前面扉2と背面扉3とを電
気錠や鍵を用いずに何ら問題なく使用することができ
る。
【0017】ここで、宅配業者による荷物の投入と前面
扉2の閉塞とがなされた状態では、宅配ボックス1内に
設けた2個のマイクロスイッチS1 ,S2 (図7)によ
って押印動作が可能となる。つまり、背面扉3の施錠に
よって前後連結ロッド8が背面扉3によって前方へ押し
出された状態を一方のマイクロスイッチS1 が検知し、
且つロック用押釦11が押し込まれた状態を他方のマイ
クロスイッチS2 が検知してはじめて制御部7(図5)
に電気信号が送られて押印装置6が作動可能な状態とな
り、宅配業者はロック用押釦11を押した時点から一定
時間の間だけ伝票に押印することができるようになる。
なお、背面扉3が解除されている場合は、宅配業者は前
面扉2を開いて荷物を投入することはできるが、ロック
用押釦11を押し込んでもロック用カム13に引っ掛か
らないために前面扉2はロックできないため、マイクロ
スイッチS2 が作動せず、押印装置6による押印を行う
ことはできなくなり、荷物を投入しないで押印のみが行
われるおそれがない。
【0018】一方、家人が背面扉3を解除して背面扉3
から荷物を取り出した後に、背面扉3を施錠しない場合
は、図1(b)に示すように、前後連結ロッド8は後方
へ押されてバネ体9によって背面扉3を押して背面扉3
を開きっぱなしの状態となる。このとき、ロック解除姿
勢P2 をとってロック用カム13の係止爪13cがロッ
ク用押釦11の係止凹部11bの移動軌跡M上から外れ
た状態となり、従って、ロック用押釦11を押し込んで
もロック用カム13には係止されず、デッドカム14は
図7の二点鎖線の状態にあり、ロックプレート15はフ
リーな状態にあるので、前面扉2はロックされることが
なく開放可能な状態となり、その後背面扉3を閉じるこ
とにより、次回の荷物の受け取り態勢に復帰させること
ができる。
【0019】上記のように、前面扉2の開閉を背面扉3
に連動させるようにしたから、従来のような電気錠や鍵
を用いずに、不在の住宅において荷物を受け取ることが
できるので、部品コストが安くなり、しかも従来のよう
にIC等の電子回路を低電圧で使用したりする必要がな
いので、仮りに本発明に係る宅配ボックス1が屋外で使
用されても従来のようなノイズ、寒熱、湿気等の外乱に
よる影響がなくなり、これに伴って不良も起こらず、こ
の不良を解消するためのコストアップも防がれるという
利点がある。また、前面扉2を背面扉3の開放に連動し
て開放させることにより、背面扉3を確実に閉じていな
い限り前面扉2をロックすることができず、しかも受領
印を押印できない構造となるので、荷物を前面扉2から
宅配ボックス1内に投入して伝票に受領印を押印した後
は、前面扉2からも背面扉3からも荷物を取り出すこと
ができず、盗難防止の観点から施錠のない前面扉2を使
用しても何ら問題は生じない。さらに、家人は背面扉3
を解除して荷物を背面扉3から取り出すことができるの
で、たとえ塀などの住宅の敷地の境界等に宅配ボックス
1を設置した場合であっても、塀の外側(敷地外)から
宅配ボックス1内に投入された荷物を塀の内側(敷地
内)で取り出すことができるようになり、使い勝手がき
わめて良くなる。
【0020】
【発明の効果】本発明は上述のように、背面扉が閉じら
れた状態で、ロック待機姿勢をとる揺動片によってロッ
ク用カムの係止爪がロック用押釦の係止凹部の移動軌跡
上に位置し、ロック用押釦が前面扉の前方から押圧され
ることによりロック用押釦の係止凹部がロック用カムの
係止爪に係合すると共にロック用押釦の突出端部がデッ
ドカムを押圧してロックプレートの鉤状部を前面扉のロ
ック孔部に係合させて前面扉を閉じた状態に保持され、
背面扉が開かれた状態では、ロック解除姿勢をとる揺動
片によってロック用カムの係止爪がロック用押釦の係止
凹部の移動軌跡上から外れ、ロック用押釦が前面扉の前
方にバネ力で押し出されることによりロック用押釦の突
出端部によるデッドカムの押圧が解除されてロックプレ
ートの鉤状部が前面扉のロック孔部から離脱して前面扉
が開放可能に保持されて成るものであるから、家人が背
面扉を閉じると、宅配業者が前面扉から荷物を投入して
ロック用押釦を押圧した時には前面扉はロックプレート
によって閉じた状態に保持され、しかも家人が背面扉を
開いて背面扉から荷物を取り出した状態では、ロックプ
レートが外れて前面扉が開放可能な状態となり、次回の
荷物の受け取り態勢に復帰させることができる。その結
果、従来の電気錠や鍵が不要となり、部品コストの低減
と不良発生の防止の両方を図ることができると共に、た
とえ塀などの住宅の敷地の境界等に設置した場合であっ
ても、荷物の取り出し(家人の受け取り)を敷地内で行
うことができ、使用上便利なものになるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例に用いられる開閉装置を示
し、(a)は背面扉の施錠状態を示す断面図、(b)は
背面扉の解除状態を示す断面図である。
【図2】(a)はロックプレートのロック解除状態を示
す断面図、(b)はロックプレートのロック状態を示す
断面図である。
【図3】同上の宅配ボックスを示し、(a)は正面から
見た斜視図、(b)は背面から見た斜視図、(c)は前
面扉を開いた状態の斜視図である。
【図4】(a)は同上の背面扉と前面扉とを開いた状態
の平面図、(b)は背面扉の錠機構に用いられる止め金
具の斜視図である。
【図5】同上の押印装置の制御部に関連したブロック図
である。
【図6】同上の背面扉の前後連結ロッド付近の側面図で
ある。
【図7】同上の前面扉のロック用押釦付近の側面図であ
る。
【図8】(a)は揺動片とロック用カムとの係合状態を
示す断面図、(b)は非係合状態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 宅配ボックス 1a 側面 2 前面扉 3 背面扉 8 前後連結ロッド 9,10 バネ体 11 ロック用押釦 11a 突出端部 11b 係止凹部 12 揺動片 13 ロック用カム 13c 係止爪 14 デッドカム 15 ロックプレート 15c 鉤状部 16 ロック孔部 P1 ロック待機姿勢 P2 ロック解除姿勢 M 移動軌跡

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 宅配ボックスの側面には前面扉と背面扉
    との間で前後方向に移動自在の前後連結ロッドが設けら
    れ、前後連結ロッドはバネ体によって背面扉に向けて常
    にバネ付勢され、前面扉には外方へ向けて常にバネ付勢
    されたロック用押釦が前面扉を貫通して取り付けられ、
    ロック用押釦の前面扉の内側に突出した突出端部に係止
    凹所が設けられ、前面扉と前後連結ロッドとの間には、
    前後連結ロッドによって倒されてロック待機姿勢をとり
    且つ前後連結ロッドによって起こされてロック解除姿勢
    をとる揺動片と、後端部がバネ体によって揺動片に弾性
    的に係止されると共に先端部にロック用押釦の係止凹部
    に係止可能な係止爪が設けられたロック用カムと、ロッ
    ク用押釦の突出端部に接離自在のデッドカムと、一端部
    がデッドカムに当接自在で且つ他端部が前面扉に設けた
    ロック孔部に係合可能なロックプレートとが設けられ、
    背面扉が閉じられた状態で、ロック待機姿勢をとる揺動
    片によってロック用カムの係止爪がロック用押釦の係止
    凹部の移動軌跡上に位置し、ロック用押釦が前面扉の前
    方から押圧されることによりロック用押釦の係止凹部が
    ロック用カムの係止爪に係合すると共にロック用押釦の
    突出端部がデッドカムを押圧してロックプレートの鉤状
    部を前面扉のロック孔部に係合させて前面扉を閉じた状
    態に保持され、背面扉が開かれた状態では、ロック解除
    姿勢をとる揺動片によってロック用カムの係止爪がロッ
    ク用押釦の係止凹部の移動軌跡上から外れ、ロック用押
    釦が前面扉の前方にバネ力で押し出されることによりロ
    ック用押釦の突出端部によるデッドカムの押圧が解除さ
    れてロックプレートの鉤状部が前面扉のロック孔部から
    離脱して前面扉が開放可能に保持されて成る宅配ボック
    スの開閉装置。
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Cited By (3)

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JP2009287216A (ja) * 2008-05-27 2009-12-10 Panasonic Electric Works Co Ltd 収納装置の扉の開閉機構
JP2014169587A (ja) * 2013-03-05 2014-09-18 Tochigiya Co Ltd 収容ボックスおよび施解錠機構
JP2015100494A (ja) * 2013-11-25 2015-06-04 株式会社栃木屋 収容ボックス

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