JP2546006B2 - 筐体扉の鎖錠装置 - Google Patents

筐体扉の鎖錠装置

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JP2546006B2
JP2546006B2 JP2017063A JP1706390A JP2546006B2 JP 2546006 B2 JP2546006 B2 JP 2546006B2 JP 2017063 A JP2017063 A JP 2017063A JP 1706390 A JP1706390 A JP 1706390A JP 2546006 B2 JP2546006 B2 JP 2546006B2
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正剛 西脇
克己 水谷
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【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、自動販売機などを対象とした筐体扉の鎖錠
装置に関する。
〔従来の技術〕 頭記の自動販売機は一般に本体ケースの前面扉にキー
で開錠する扉鎖錠装置を備えており、常時は扉を鎖錠し
ておき、メンテナンス,商品補充などの際に管理者,ル
ートマンがキー操作により開錠して機内での作業を行う
ようにしている。
ここで、自動販売機の外観図を第3図に、また従来実
施されている扉の鎖錠装置の一例を第4図に示す。ま
ず、第3図において、1は自動販売機のケース本体、2
はその前面扉であり、扉体には手動操作式の開閉レバー
3,および開閉レバー3を鎖錠,釈放操作するシリンダ錠
4を備えている。
一方、扉鎖錠機構の詳細構造は第4図の如くである。
開閉レバー3は一端をピン5,付勢ばね6を介して扉体に
軸支したものであり、該レバー3に連繋して本体ケース
1と前面扉2との間にはリンク7a,フック7b,止め金7cを
組合わせた扉ロック機構7が設けてある。また、前記し
たシリンダ錠4を含めて開閉レバー3との間にレバーロ
ック機構8が構成されている。このレバーロック機構8
は、カム4aと組合わせたシリンダ錠4と、カム4aの回転
に連動してスライド移動するスライダ9と、スライダ9
に取付けたレバー係止用のフック10との組立体としてな
る。なお、9aはスライダ9とカム4aとの間を連結するU
字形のガイドである。
次に前記扉鎖錠装置の開閉動作を説明する。図示は前
面扉2を閉じた扉鎖錠状態であり、ここでシリンダ錠4
にキー11を差し込んで反時計方向に捻回操作すると、カ
ム4aの回転に連動してスライダ9が左側へスライド移動
し、開閉レバー3のフック10との係合が外れる。これに
より開閉レバー3は釈放状態となり、ばね6の付勢でほ
ぼ30度だけ前方に引き出される。なお、開閉扉3と扉ロ
ック機構7のリンク7aとの間には遊びがあり、この位置
では扉ロック機構7は鎖錠状態を保っている。ここで開
閉レバー3に手を掛けてさらに手前に引くと、リンク7a
を介してフック7bが止め金7cから外れ、同時に前面扉2
が自由に開けられるようになる。
一方、前面扉2を鎖錠するには、まず扉を閉じて開閉
レバー3を元の位置まで一杯に押し込み、この状態を保
持したままシリンダ錠4に差し込んだキー11を時計方向
に捻回する。これによりスライダ9が右方向にスライド
移動し、フック10が開閉レバー3に係合して再び鎖錠状
態となる。この状態では開閉レバー3に手を掛けても引
き出すことができず、したがって扉ロック機構7も釈放
されない。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、前記した従来の扉鎖錠装置、特にそのレバ
ーロック機構の構造では取り扱い面で次記のような難点
がある。
すなわち、レバーロック機構を鎖錠するには、開閉レ
バー3を手で押し込み、さらにレバーをこの状態に保持
したままシリンダ錠4に差し込んだキー11を捻回操作す
る必要がある。つまり、扉を開く時と閉じる時にはその
都度キー操作を要することになる。
一方、自動販売機のメンテナンス,商品補充の作業時
中にキーを扉につけたまま放置しておくと人が現場を一
時的に離れた際にキーの盗難のおそれがあり、管理者,
ルートマンは扉の開錠後にキーを扉から一旦抜きとるよ
うにしている。したがって作業終了後には改めてキーを
錠に差し込んで施錠するような操作が必要となり厄介で
ある。特に自動販売機のルートマンは多数のキーを携帯
しているのでその自動販売機に合ったキーを捜すのに手
間がかかる。かかる点、メンテナンス,商品補充の作業
終了後にはキーを使用せずに扉を自動的に鎖錠できれる
ならは、前記のようなキー操作の二度手間が省けて便利
である。
本発明は上記の点にかんがみなされたものであり、キ
ー操作で扉を開錠した際に続けて錠を鎖錠位置にリセッ
トしておくことにより、扉を閉じる際には改めてキーを
抜きとったままの状態で自動的に扉を鎖錠できるように
した操作性の便利な筐体扉の鎖錠装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために、本発明の扉鎖錠装置にお
いては、扉の開閉レバーをキー操作で鎖錠,釈放するレ
バーロック機構を、シリンダ錠と、シリンダ錠に設けた
カムと連動するスライダと、スライダに取付けたレバー
係止用のフックと、スライダを鎖錠位置へ向けて付勢す
る復帰ばねと、開閉レバーの動きに従動し、かつ該レバ
ーの開状態でスライダを釈放位置に拘束保持するストッ
パとの組立体として構成するものとする。
また、鎖錠装置の信頼性をより一層高めことを狙い
に、前記の構成におけるストッパを第1のストッパと
し、さらにスライダの移動に従動し、かつスライダが鎖
錠位置に復帰した際にスライダをこの位置に拘束保持す
る第2のストッパを設けることもできる。
〔作用〕
上記の構成により、シリンダ錠にキーを差し込んで開
錠操作すれば、開閉レバーが開くと同時にレバーの動き
に従動して第1のストッパがスライダを釈放位置に拘束
保持する。この状態ではキーを逆方向に捻回操作してシ
リンダを施錠位置にリセットし、かつキーを錠から抜き
とってもスライダは釈放位置に止まっている。そして開
閉レバーを手動操作によりさらに引き出せば扉ロック機
構を外して扉を自由に開放できる。一方、前記の状態か
ら扉を閉じる際に同時に開閉レバーを押し込むと、前記
第1のストッパが復帰してスライダの拘束を解く。これ
によりスライダは復帰ばねの付勢を受けて鎖錠位置に移
動し、同時に開閉レバーを閉じた位置に鎖錠する。つま
り、扉を閉じる際には改めてキーを使用することなく扉
を自動的に鎖錠できる。
また、スライダが鎖錠位置に復帰すると同時に、スラ
イダの動きに従動して第2のストッパが働いてスライダ
をこの位置に拘束する。したがって仮に扉体と開閉レバ
ーとの間の僅かな隙間にバールなどを差し込み、開閉レ
バーを係止しているフックを無理やりに外そうととして
も、第2のストッパがスライダを鎖錠位置に拘束してい
るので開閉レバーとフックとの係合を解くことができ
ず、不正ないたずらに対する信頼性が高まる。
〔実施例〕
第1図,第2図は本発明実施例の構成を示すものであ
り、第4図に対応する同一部材には同じ符号が付してあ
る。
すなわち、レバーロック機構8には第4図に示した機
構と比べて、復帰ばね12と、第1のストッパ13と、第2
のストッパ14とが新たに追加装備されており、さらにシ
リンダ錠4のカム4aに対向してスライダ9にはL字形の
ガイド9aが結合されている。
ここで、復帰ばね12はスライダ9と扉体2との間に張
架してスライダ9を鎖錠位置に向けて付勢するものであ
る。また、第1のストッパ13は、シリンダ錠4の取付け
座金15にピン結合してその左端を開閉レバー3の出入通
路に突出すとともに、右端には前記したスライダ9のガ
イド9aと係合し合うフック部13aが形成され、かつ捩じ
りばね13bにより全体が反時計方向に付勢されたシーソ
ー式のストッパとしてなる。これに対して、第2のスト
ッパ14は、スライダ9の前面にピン結合されたシーソー
式のストッパで、かつ軸支点から右斜め方向に伸びた板
片が前記座金15の段付き部に当接し、右側の先端部には
シリンダ錠4のカム4aと係合し合うフック部14aが形成
してあり、かつ捩じりばね14bにより全体が時計方向に
付勢されている。
次に前記構成によるレバーロック機構の動作を説明す
る。なお、第1図は開閉レバー3の鎖錠状態(シリンダ
錠4が施錠)、第2図は開閉レバー3の釈放状態(シリ
ンダ錠4が開錠)を示している。まず第1図の鎖錠状態
では、フック10が開閉レバー3を閉位置に係止拘束して
いる。また、第1のストッパ13は開閉レバー3に押され
て開放状態にあり、第2のストッパ14はばね14bの付勢
によりフック部14aがシリンダ錠4のカム4aに係合して
スライダ9をこの鎖錠位置に拘束している。したがって
開閉レバー3を開くことができず、かつ開閉レバー3と
筐体との間の隙間よりバールなどをこじ入れて無理やり
にフック10の係合を外そうとしても、スライダ9が第2
のストッパ14によりその位置に拘束されているのでフッ
ク10を外すことが不可能である。
次に、第1図の状態からシリンダ錠4にキー11を差し
込み、反時計方向に捻回操作してシリンダ錠4を開錠す
ると、カム4aがガイド9aを押してスライダ9が左側にス
ライド移動してフック10と開閉レバー3との間の係合が
外れる。これにより、開閉レバー3は第4図で述べたば
ね6の付勢を受けて前方へ約30度だけ開放して第2図の
状態になる。これにより開閉レバー3を自由に手動操作
して扉2を開放することができるようになる。また、開
閉レバー3が前方に開くと、いままでレバー3に押えら
れていた第1のストッパ13がばね付勢により反時計方向
に揺動し、そのフック部13aガイド9aに係合してスライ
ダ9を釈放位置に拘束保持する。なお、スライダ9が鎖
錠位置に向けて左側に移動すると、第2のストッパ14は
座金15の段付き部を摺動しつつばね14bに抗して姿勢が
反時計方向に傾き、フック部14aがシリンダ錠4のカム4
aの背後に後退する。
したがって前記の状態では、キー11を差し込んだまま
シリンダ錠4を時計方向に捻回操作してシリンダ錠を第
1図の施錠状態にリセットしても、スライダ9は依然と
して釈放位置に拘束保持されたままであり、さらにキー
11をシリンダ錠4から引きぬいてもこの状態は変わらな
い。
一方、扉2を開いて必要な作業を行った後、扉2を閉
じると同時に開閉レバー3をばね6(第4図参照)に抗
して押し込むと、開閉レバー3の裏面が第1のストッパ
13に突き当たり、そのフック部13aがガイド9aより外れ
る。これによりスライダ9の拘束が解け、スライド9は
復帰ばね12の付勢を受けて右側へスライド移動して再び
第1図の状態に復帰し、フック10が開閉レバー3を閉位
置に鎖錠する。また、スライダ9が鎖錠位置に復帰すれ
ば、同時に第2のストッパ14も第1図の状態に戻ってそ
のフック部14aがシリンダ錠4のカム4aに係合し、スラ
イダ9をこの位置に拘束保持する。なお、前記操作では
キー11をシリンダ錠4に差し込む必要がない。
〔発明の効果〕
本発明による筐体扉の鎖錠装置は、以上説明したよう
に構成されているので、次記の効果を奏する。
(1)キー操作によりシリンダ錠を開錠して開閉レバー
の鎖錠を解いた直後に、キーを逆方向に捻回してシリン
ダ錠を施錠位置にリセットすれば、その後にキーを抜き
とった状態でも、扉を閉じる際に開閉レバーを元の位置
に押し込むだけで扉が自動的に鎖錠状態に復帰する。つ
まり、扉を開く時にのみキーを差し込んで操作すれば、
扉を閉じる際に改めてキー操作の必要がなくなる。
(2)したがって、自動販売機のメンテナンス,商品補
充の作業を行う際に、管理者,ルートマンは扉を開く前
にキーをシリンダ錠に差し込んで開錠,リセット操作す
るだけでよく、作業の終了後に扉を閉じる際に改めてキ
ーを使用する二度手間を省くことができてキーの保管管
理,操作性の面での改善が図れる。
【図面の簡単な説明】
第1図,第2図はそれぞれ扉の鎖錠,釈放状態を表した
本発明実施例の内部機構図、第3図は自動販売機の外観
斜視図、第4図は従来における扉鎖錠装置の内部機構図
である。図において、 1:本体ケース(筐体)、2:前面扉、3:開閉レバー、4:シ
リンダ錠、4a:カム、7:扉ロック機構、8:レバーロック
機構、9:スライダ、10:フック、11:キー、12:復帰ば
ね、13:第1のストッパ、14:第2のストッパ。

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】筐体の前面扉を閉位置に鎖錠する筐体扉の
    鎖錠装置であり、扉体に扉ロック機構と連繋した手動操
    作式の開閉レバー,およびキー操作により開閉レバーを
    鎖錠,釈放するレバーロック機構とを装備したものにお
    いて、前記レバーロック機構が、シリンダ錠と、シリン
    ダ錠に設けたカムと連動するスライダと、スライダに取
    付けたレバー係止用のフックと、スライダを鎖錠位置へ
    向けて付勢する復帰ばねと、開閉レバーの動きに従動
    し、かつ該レバーの開状態でスライダを釈放位置に拘束
    保持するストッパとの組立体としてなることを特徴とす
    る筐体扉の鎖錠装置。
  2. 【請求項2】筐体の前面扉を閉位置に鎖錠する筐体扉の
    鎖錠装置であり、扉体に扉ロック機構と連繋した手動操
    作式の開閉レバー,およびキー操作により開閉レバーを
    鎖錠,釈放するレバーロック機構とを装備したものにお
    いて、前記レバーロック機構が、シリンダ錠と、シリン
    ダ錠に設けたカムと連動するスライダと、スライダに取
    付けたレバー係止用のフックと、スライダを鎖錠位置へ
    向けて付勢する復帰ばねと、開閉レバーの動きに従動
    し、かつ該レバーの開状態でスライダを釈放位置に拘束
    保持する第1のストッパと、スライダの移動に従動し、
    かつスライダが鎖錠位置に復帰した際にスライダをこの
    位置に拘束保持する第2のストッパとの組立体としてな
    ることを特徴とする筐体扉の鎖錠装置。
JP2017063A 1990-01-26 1990-01-26 筐体扉の鎖錠装置 Expired - Lifetime JP2546006B2 (ja)

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