JPH0715978Y2 - 電子機器 - Google Patents
電子機器Info
- Publication number
- JPH0715978Y2 JPH0715978Y2 JP1989076649U JP7664989U JPH0715978Y2 JP H0715978 Y2 JPH0715978 Y2 JP H0715978Y2 JP 1989076649 U JP1989076649 U JP 1989076649U JP 7664989 U JP7664989 U JP 7664989U JP H0715978 Y2 JPH0715978 Y2 JP H0715978Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- lock
- case
- cam
- upper case
- lower case
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Casings For Electric Apparatus (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は電子機器に関し、特にアッパーケースとロアケ
ースを有する電子機器に関する。
ースを有する電子機器に関する。
従来、一般的な電子機器のアッパーケースとロアケース
との施錠は、一つの錠前によって行っていた。
との施錠は、一つの錠前によって行っていた。
ところが、この従来例によると、錠前は電子機器を設置
した場合に目視できる位置にあるため、簡単に解錠され
易く、高度なセキュリティは望めないものであった。
した場合に目視できる位置にあるため、簡単に解錠され
易く、高度なセキュリティは望めないものであった。
本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、高
度なセキュリティを有する電子機器を提供することを目
的とする。
度なセキュリティを有する電子機器を提供することを目
的とする。
この目的を達成するために本考案は、アッパーケースと
ロアケースを有する電子機器において、前記アッパーケ
ースに設けられた第1の錠前と、この第1の錠前の施
錠、解錠操作に基づき回転する第1錠前カムと、前記ロ
アケースの裏面側に設けられた第2の錠前と、この第2
の錠前の施錠状態時に前記第1錠前カムの回転を阻止す
るストッパーとを備えたものである。
ロアケースを有する電子機器において、前記アッパーケ
ースに設けられた第1の錠前と、この第1の錠前の施
錠、解錠操作に基づき回転する第1錠前カムと、前記ロ
アケースの裏面側に設けられた第2の錠前と、この第2
の錠前の施錠状態時に前記第1錠前カムの回転を阻止す
るストッパーとを備えたものである。
さらに、この構成に加えて、第2の錠前の解錠操作に基
づき動作するスイッチと、このスイッチの動作に基づき
RAMへの書き込み禁止を行う制御部とを備えることもで
きる。
づき動作するスイッチと、このスイッチの動作に基づき
RAMへの書き込み禁止を行う制御部とを備えることもで
きる。
また、アッパーケースとロアケースを有する電子機器
は、前記アッパーケースの正面側に設けられた第1の錠
前と、この第1の錠前の施錠、解錠操作に基づき垂直面
上で回転する第1錠前カムと、前記ロアケースの裏面側
に設けられた第2の錠前と、この第2の錠前の施錠、解
錠操作に基づき水平面上で回転する第2錠前カムと、上
下方向に変位自在でバネによって下方に付勢され、前記
第2の錠前の施錠状態時には前記第2錠前カムに係止さ
れることにより前記バネの付勢力に抗して前記第1錠前
カムの回転を阻止する位置にある一方、前記第2の錠前
の解錠状態時には前記第2錠前カムの回転にともなって
係止状態が解除され、バネの付勢力によって下方に変位
して前記第1錠前カムの回転阻止状態を解除するアッパ
ーケースに設けられたストッパーと、第1の錠前の施錠
状態時に第1錠前カムを係止してアッパーケースの開放
方向への移動を阻止するロアケースに設けられたブラケ
ットとを備えた構成でもよい。
は、前記アッパーケースの正面側に設けられた第1の錠
前と、この第1の錠前の施錠、解錠操作に基づき垂直面
上で回転する第1錠前カムと、前記ロアケースの裏面側
に設けられた第2の錠前と、この第2の錠前の施錠、解
錠操作に基づき水平面上で回転する第2錠前カムと、上
下方向に変位自在でバネによって下方に付勢され、前記
第2の錠前の施錠状態時には前記第2錠前カムに係止さ
れることにより前記バネの付勢力に抗して前記第1錠前
カムの回転を阻止する位置にある一方、前記第2の錠前
の解錠状態時には前記第2錠前カムの回転にともなって
係止状態が解除され、バネの付勢力によって下方に変位
して前記第1錠前カムの回転阻止状態を解除するアッパ
ーケースに設けられたストッパーと、第1の錠前の施錠
状態時に第1錠前カムを係止してアッパーケースの開放
方向への移動を阻止するロアケースに設けられたブラケ
ットとを備えた構成でもよい。
第1の錠前が施錠状態にある時に、第2の錠前が施錠状
態にあると、第1の錠前の施錠、解錠操作に基づき回転
する第1錠前カムが、ストッパーによって回転を阻止さ
れるので、第1の錠前を解錠することができない。ここ
で、第2の錠前を解錠状態にすると、前記ストッパーに
よる第1錠前カムに対する回転阻止状態が解除されて、
第1の錠前は解錠可能となる。これによって、アッパー
ケースをロアケースから開くことができる。
態にあると、第1の錠前の施錠、解錠操作に基づき回転
する第1錠前カムが、ストッパーによって回転を阻止さ
れるので、第1の錠前を解錠することができない。ここ
で、第2の錠前を解錠状態にすると、前記ストッパーに
よる第1錠前カムに対する回転阻止状態が解除されて、
第1の錠前は解錠可能となる。これによって、アッパー
ケースをロアケースから開くことができる。
また、第2の錠前の解錠操作に基づき動作するスイッチ
と、このスイッチの動作に基づきRAMへの書き込み禁止
を行う制御部とを設けることによって、第1の錠前が解
錠可能となった場合には、RAMへの書き込みが阻止され
る。
と、このスイッチの動作に基づきRAMへの書き込み禁止
を行う制御部とを設けることによって、第1の錠前が解
錠可能となった場合には、RAMへの書き込みが阻止され
る。
以下、本考案の好適な実施例を添付図面に基づいて詳細
に説明する。
に説明する。
ここにおいて、第1図は電子機器のケースが閉じた状態
の外観を示す斜視図、第2図は電子機器のケースが開い
た状態を概略的に示す斜視図、第3図は第1及び第2の
各錠前の施錠状態を概略的に示す正面図、第4図は同状
態をケースを破断して示す概略的側面図、第5図は第1
及び第2の各錠前の解錠状態を概略的に示す正面図、第
6図は同状態をケースを破断して示す概略的側面図、第
7図はケースを開く状態をケースを破断して示す概略的
側面図、第8図は第2の錠前の解錠状態を概略的に示す
底面図、第9図は回路図である。
の外観を示す斜視図、第2図は電子機器のケースが開い
た状態を概略的に示す斜視図、第3図は第1及び第2の
各錠前の施錠状態を概略的に示す正面図、第4図は同状
態をケースを破断して示す概略的側面図、第5図は第1
及び第2の各錠前の解錠状態を概略的に示す正面図、第
6図は同状態をケースを破断して示す概略的側面図、第
7図はケースを開く状態をケースを破断して示す概略的
側面図、第8図は第2の錠前の解錠状態を概略的に示す
底面図、第9図は回路図である。
第1図及び第2図に示すように、電子機器1は開閉自在
なアッパーケース2とロアケース3を有し、前記アッパ
ーケース2は、天板2dと3枚の側板2a,2b,2cからなり背
面側及び底面側が開放されて構成されている。一方前記
ロアケース3は、前記アッパーケース2の開放面に対応
する一側板3aと底板3bからなる全体がL字形に構成さ
れ、両側端に沿って同じくL字形の折曲部3c,3dが形成
されている。そして、第2図で明らかなように、前記ア
ッパーケース2は前記ロアケース3に対して、折曲部3
c,3dに案内されて前後方向(ケース長手方向)に移動し
て開閉するよう構成されている。第1図で理解できるよ
うに、前記アッパーケース2の正面側の側板2aには第1
の錠前4が設けられる一方、前記ロアケース3の裏面
側、すなわち底板3の前記側板2a寄りには第2の錠前5
が設けられている。
なアッパーケース2とロアケース3を有し、前記アッパ
ーケース2は、天板2dと3枚の側板2a,2b,2cからなり背
面側及び底面側が開放されて構成されている。一方前記
ロアケース3は、前記アッパーケース2の開放面に対応
する一側板3aと底板3bからなる全体がL字形に構成さ
れ、両側端に沿って同じくL字形の折曲部3c,3dが形成
されている。そして、第2図で明らかなように、前記ア
ッパーケース2は前記ロアケース3に対して、折曲部3
c,3dに案内されて前後方向(ケース長手方向)に移動し
て開閉するよう構成されている。第1図で理解できるよ
うに、前記アッパーケース2の正面側の側板2aには第1
の錠前4が設けられる一方、前記ロアケース3の裏面
側、すなわち底板3の前記側板2a寄りには第2の錠前5
が設けられている。
第3図〜第6図に示すように、第1の錠前4に連繋され
てアッパーケース2内に設けられた第1錠前カム6は、
前記第1の錠前4に所定のキー14(第6図参照)が差し
込まれて所定方向に回転されると、この回転にともなっ
て同一方向に垂直面上で回転するよう構成されている。
ここにおいてキー14の回転は、第3図上時計方向が解錠
方向、反時計方向が施錠方向である。そして、第3図及
び第4図で明らかなように、第1の錠前4が施錠状態に
あると、第1錠前カム6がロアケース3に立設されたブ
ラケット8の水平部分に係止された状態にあって、アッ
パーケース2の開放方向への移動が阻止されるよう構成
されている。
てアッパーケース2内に設けられた第1錠前カム6は、
前記第1の錠前4に所定のキー14(第6図参照)が差し
込まれて所定方向に回転されると、この回転にともなっ
て同一方向に垂直面上で回転するよう構成されている。
ここにおいてキー14の回転は、第3図上時計方向が解錠
方向、反時計方向が施錠方向である。そして、第3図及
び第4図で明らかなように、第1の錠前4が施錠状態に
あると、第1錠前カム6がロアケース3に立設されたブ
ラケット8の水平部分に係止された状態にあって、アッ
パーケース2の開放方向への移動が阻止されるよう構成
されている。
一方、第2の錠前5に連繋されてケース内に設けられた
第2錠前カム7は、前記第2の錠前5に所定のキー15
(第6図参照)が差し込まれて所定方向に回転される
と、この回転にともなって同一方向に水平面上で回転す
るよう構成されている。ここにおいてキー15の回転は、
第8図上時計方向が解錠方向、反時計方向が施錠方向で
ある。
第2錠前カム7は、前記第2の錠前5に所定のキー15
(第6図参照)が差し込まれて所定方向に回転される
と、この回転にともなって同一方向に水平面上で回転す
るよう構成されている。ここにおいてキー15の回転は、
第8図上時計方向が解錠方向、反時計方向が施錠方向で
ある。
同じく第3図〜第6図に示すように、アッパーケース3
にはストッパー9が図示していないガイド部材に案内さ
れて上下方向に変位自在に設けられ、バネ10によって下
方に変位するよう付勢されている。このストッパー9は
全体形状がL字状で、上端には折曲部9aが設けられる一
方、下端には第3図及び第5図上左から右に向けて下降
する斜面9bが設けられている。そして、第3図及び第4
図に示すように、前記ストッパー9は、第2の錠前5が
施錠状態にあると、第2錠前カム7にその下端において
係止されることにより、バネ10の付勢力に抗して第1錠
前カム6の回転を折曲部9aで阻止する位置にあるよう構
成されている。一方、第5図及び第6図に示すように、
前記第2の錠前5が解錠状態となると、前記第2錠前カ
ム7が回転することによって係止状態が解除され(第8
図参照)、バネ10の付勢力によって下方に変位して前記
第1錠前カム6に対する回転阻止状態を解除するよう構
成されている。
にはストッパー9が図示していないガイド部材に案内さ
れて上下方向に変位自在に設けられ、バネ10によって下
方に変位するよう付勢されている。このストッパー9は
全体形状がL字状で、上端には折曲部9aが設けられる一
方、下端には第3図及び第5図上左から右に向けて下降
する斜面9bが設けられている。そして、第3図及び第4
図に示すように、前記ストッパー9は、第2の錠前5が
施錠状態にあると、第2錠前カム7にその下端において
係止されることにより、バネ10の付勢力に抗して第1錠
前カム6の回転を折曲部9aで阻止する位置にあるよう構
成されている。一方、第5図及び第6図に示すように、
前記第2の錠前5が解錠状態となると、前記第2錠前カ
ム7が回転することによって係止状態が解除され(第8
図参照)、バネ10の付勢力によって下方に変位して前記
第1錠前カム6に対する回転阻止状態を解除するよう構
成されている。
また、第3図〜第6図に示すように、ロアケース3には
スイッチ11が設けられ、このスイッチ11は、その作動片
11aが解錠状態に回転変位した第2錠前カム8により押
動されるとオン状態になるよう構成されている(第8図
参照)。第9図に示すように、このスイッチ11のオン信
号がロアケース3内に設けた制御部たるCPU12に送ら
れ、前記オン信号を受けたCPU12はRAM13に対して書き込
み禁止信号を出力するよう構成されている。
スイッチ11が設けられ、このスイッチ11は、その作動片
11aが解錠状態に回転変位した第2錠前カム8により押
動されるとオン状態になるよう構成されている(第8図
参照)。第9図に示すように、このスイッチ11のオン信
号がロアケース3内に設けた制御部たるCPU12に送ら
れ、前記オン信号を受けたCPU12はRAM13に対して書き込
み禁止信号を出力するよう構成されている。
本実施例は以上のように構成したので、第3図及び第4
図に示す施錠状態においては、第1錠前カム6がブラケ
ット8に係止されてアッパーケース2を開放方向に移動
させることができない状態にあり、また、第1の錠前4
に所定のキー14を差し込んで解錠方向に回転しようとし
ても、第1錠前カム6がストッパー9の折曲部9aに係止
された状態にあるので、前記キー14を回転することがで
きず、解錠することができない。ここで、第2の錠前5
に所定のキー15を差し込んで解錠方向に回転すると、第
5図、第6図及び第8図に示すように、第2錠前カム7
も同一方向に回転され、ストッパー9は係止状態を解除
されてバネ10の付勢力により下方に変位される一方、ス
イッチ11はその作動片11aが前記第2錠前カム7により
突入されてオン状態となる。このスイッチ11のオン動作
によって、CPU12からRAM13に対して書き込み禁止信号が
出力され、前記RAM13に格納されているデータを書き換
えることが不可能となる。また、第5図及び第6図に示
すように、第1錠前カム6に対するストッパー9の係止
状態が解除されるので、第1の錠前4は所定のキー14に
よって解錠することができる。これによって、ブラケッ
ト8による第1錠前カム6の係止状態が解除され、アッ
パーケース2をロアケース3に対して、第7図に示すよ
うに同図上左方向に移動して開くことができる。
図に示す施錠状態においては、第1錠前カム6がブラケ
ット8に係止されてアッパーケース2を開放方向に移動
させることができない状態にあり、また、第1の錠前4
に所定のキー14を差し込んで解錠方向に回転しようとし
ても、第1錠前カム6がストッパー9の折曲部9aに係止
された状態にあるので、前記キー14を回転することがで
きず、解錠することができない。ここで、第2の錠前5
に所定のキー15を差し込んで解錠方向に回転すると、第
5図、第6図及び第8図に示すように、第2錠前カム7
も同一方向に回転され、ストッパー9は係止状態を解除
されてバネ10の付勢力により下方に変位される一方、ス
イッチ11はその作動片11aが前記第2錠前カム7により
突入されてオン状態となる。このスイッチ11のオン動作
によって、CPU12からRAM13に対して書き込み禁止信号が
出力され、前記RAM13に格納されているデータを書き換
えることが不可能となる。また、第5図及び第6図に示
すように、第1錠前カム6に対するストッパー9の係止
状態が解除されるので、第1の錠前4は所定のキー14に
よって解錠することができる。これによって、ブラケッ
ト8による第1錠前カム6の係止状態が解除され、アッ
パーケース2をロアケース3に対して、第7図に示すよ
うに同図上左方向に移動して開くことができる。
一方、第5図及び第6図の解錠状態において、第1の錠
前4にキー14を差し込んで施錠方向に回転すると、第1
錠前カム6も同一方向に回転し、前記第1錠前カム6が
ブラケット8により係止される状態となる(第3図及び
第4図参照)。続いて、第2の錠前5にキー15を差し込
んで施錠方向に回転すると、第2錠前カム7も同一方向
に回転し、ストッパー9の斜面9bに沿って変位すること
により、前記ストッパー9を押し上げて第3図及び第4
図の施錠状態となる。これによって、スイッチ11はオフ
状態となり、CPU12からRAM13に出力されていた書き込み
禁止信号が解除され、前記RAM13に対する書き込みが可
能となる。
前4にキー14を差し込んで施錠方向に回転すると、第1
錠前カム6も同一方向に回転し、前記第1錠前カム6が
ブラケット8により係止される状態となる(第3図及び
第4図参照)。続いて、第2の錠前5にキー15を差し込
んで施錠方向に回転すると、第2錠前カム7も同一方向
に回転し、ストッパー9の斜面9bに沿って変位すること
により、前記ストッパー9を押し上げて第3図及び第4
図の施錠状態となる。これによって、スイッチ11はオフ
状態となり、CPU12からRAM13に出力されていた書き込み
禁止信号が解除され、前記RAM13に対する書き込みが可
能となる。
本実施例においては、第1の錠前4をアッパーケース2
の正面の容易に目視できる位置に設けたので、この第1
の錠前4に目を奪われて、ロアケース3の底部3bに設け
た第2の錠前5には気がつきにくく、この第2の錠前5
によって規制されている前記第1の錠前4の解錠を不正
に行うことが確実に防止されるという効果がある。ま
た、第2の錠前5が解錠状態になると、RAM13に対する
書き込みが禁止されるので、前記RAM13に格納されてい
るデータの保護が可能となり、データの破壊や変更の防
止、例えば電子機器がプリペイドカード等を対象とした
カード処理装置の場合には、店の売上のごまかし防止が
可能になるという効果がある。
の正面の容易に目視できる位置に設けたので、この第1
の錠前4に目を奪われて、ロアケース3の底部3bに設け
た第2の錠前5には気がつきにくく、この第2の錠前5
によって規制されている前記第1の錠前4の解錠を不正
に行うことが確実に防止されるという効果がある。ま
た、第2の錠前5が解錠状態になると、RAM13に対する
書き込みが禁止されるので、前記RAM13に格納されてい
るデータの保護が可能となり、データの破壊や変更の防
止、例えば電子機器がプリペイドカード等を対象とした
カード処理装置の場合には、店の売上のごまかし防止が
可能になるという効果がある。
なお、本考案は上述した実施例に限定されるものではな
く、たとえば、第1の錠前4はアッパーケース2の正面
側の側板2aではなく、天板2dや他の側板2b,2cに設けて
もよい。また、アッパーケース2及びロアケース3の形
状も種々変更可能であり、実施例のものに限定されな
い。さらに、第2の錠前5が解錠された時にスイッチ11
がオフ動作するよう構成し、このオフ動作によってCPU1
2からRAM13に対して書き込み禁止信号を出力するよう構
成してもよい。
く、たとえば、第1の錠前4はアッパーケース2の正面
側の側板2aではなく、天板2dや他の側板2b,2cに設けて
もよい。また、アッパーケース2及びロアケース3の形
状も種々変更可能であり、実施例のものに限定されな
い。さらに、第2の錠前5が解錠された時にスイッチ11
がオフ動作するよう構成し、このオフ動作によってCPU1
2からRAM13に対して書き込み禁止信号を出力するよう構
成してもよい。
以上説明したところで明らかなように、本考案によれ
ば、アッパーケースとロアケースにそれぞれ錠前を設け
るとともに、ロアケースん錠前は裏面側に設け、さら
に、ロアケースの第2の錠前を解錠しなければアッパー
ケースの第1の錠前を解錠することができないよう構成
したので、2つの錠前をともに解錠しなければケースを
開けることができず、また、ロアケースの錠前は目に付
きにくいから、セキュリティーが向上し、電子機器に対
する使用者の信頼度が高まるという効果を奏する。
ば、アッパーケースとロアケースにそれぞれ錠前を設け
るとともに、ロアケースん錠前は裏面側に設け、さら
に、ロアケースの第2の錠前を解錠しなければアッパー
ケースの第1の錠前を解錠することができないよう構成
したので、2つの錠前をともに解錠しなければケースを
開けることができず、また、ロアケースの錠前は目に付
きにくいから、セキュリティーが向上し、電子機器に対
する使用者の信頼度が高まるという効果を奏する。
図は本考案の好適な一実施例を示し、第1図は電子機器
のケースが閉じた状態の外観を示す斜視図、第2図は電
子機器のケースが開いた状態を概略的に示す斜視図、第
3図は第1及び第2の各錠前の施錠状態を概略的に示す
正面図、第4図は同状態をケースを破断して示す概略的
側面図、第5図は第1及び第2の各錠前の解錠状態を概
略的に示す正面図、第6図は同状態をケースを破断して
示す概略的側面図、第7図はケースを開く状態をケース
を破断して示す概略的側面図、第8図は第2の錠前の解
錠状態を概略的に示す底面図、第9図は回路図である。 1……電子機器、2……アッパーケース、3……ロアケ
ース、4……第1の錠前、5……第2の錠前、6……第
1錠前カム、7……第2錠前カム、8……ブラケット、
9……ストッパー、10……バネ、11……スイッチ、12…
…CPU、13……RAM、14,15……キー
のケースが閉じた状態の外観を示す斜視図、第2図は電
子機器のケースが開いた状態を概略的に示す斜視図、第
3図は第1及び第2の各錠前の施錠状態を概略的に示す
正面図、第4図は同状態をケースを破断して示す概略的
側面図、第5図は第1及び第2の各錠前の解錠状態を概
略的に示す正面図、第6図は同状態をケースを破断して
示す概略的側面図、第7図はケースを開く状態をケース
を破断して示す概略的側面図、第8図は第2の錠前の解
錠状態を概略的に示す底面図、第9図は回路図である。 1……電子機器、2……アッパーケース、3……ロアケ
ース、4……第1の錠前、5……第2の錠前、6……第
1錠前カム、7……第2錠前カム、8……ブラケット、
9……ストッパー、10……バネ、11……スイッチ、12…
…CPU、13……RAM、14,15……キー
Claims (3)
- 【請求項1】アッパーケースとロアケースを有する電子
機器において、前記アッパーケースに設けられた第1の
錠前と、この第1の錠前の施錠、解錠操作に基づき回転
する第1錠前カムと、前記ロアケースの裏面側に設けら
れた第2の錠前と、この第2の錠前の施錠状態時に前記
第1錠前カムの回転を阻止するストッパーとを備えたこ
とを特徴とする電子機器。 - 【請求項2】請求項第1項において、第2の錠前の解錠
操作に基づき動作するスイッチと、このスイッチの動作
に基づきRAMへの書き込み禁止を行う制御部とを備えた
ことを特徴とする電子機器。 - 【請求項3】アッパーケースとロアケースを有する電子
機器において、前記アッパーケースの正面側に設けられ
た第1の錠前と、この第1の錠前の施錠、解錠操作に基
づき垂直面上で回転する第1錠前カムと、前記ロアケー
スの裏面側に設けられた第2の錠前と、この第2の錠前
の施錠、解錠操作に基づき水平面上で回転する第2錠前
カムと、上下方向に変位自在でバネによって下方に付勢
され、前記第2の錠前の施錠状態時には前記第2錠前カ
ムに係止されることにより前記バネの付勢力に抗して前
記第1錠前カムの回転を阻止する位置にある一方、前記
第2の錠前の解錠状態時には前記第2錠前カムによる係
止が解除され、バネの付勢力によって下方に変位して前
記第1錠前カムの回転阻止状態を解除するアッパーケー
スに設けられたストッパーと、第1の錠前の施錠状態時
に第1錠前カムを係止してアッパーケースの開放方向へ
の移動を阻止するロアケースに設けられたブラケットと
を備えたことを特徴とする電子機器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989076649U JPH0715978Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 電子機器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1989076649U JPH0715978Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 電子機器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0315964U JPH0315964U (ja) | 1991-02-18 |
JPH0715978Y2 true JPH0715978Y2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=31618308
Family Applications (1)
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JP1989076649U Expired - Fee Related JPH0715978Y2 (ja) | 1989-06-29 | 1989-06-29 | 電子機器 |
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JP (1) | JPH0715978Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017082935A1 (en) * | 2015-11-13 | 2017-05-18 | Hewlett-Packard Development Company, Lp | Device enclosures with separator cams |
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-
1989
- 1989-06-29 JP JP1989076649U patent/JPH0715978Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2017082935A1 (en) * | 2015-11-13 | 2017-05-18 | Hewlett-Packard Development Company, Lp | Device enclosures with separator cams |
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Also Published As
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---|---|
JPH0315964U (ja) | 1991-02-18 |
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