JP3711867B2 - プリンタ内蔵マウス装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、コンピュータ装置のポインティングデバイスとして用いられるマウス装置にプリンタを内蔵させたプリンタ内蔵マウス装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、プリント機能を有するマウス装置として、特開平5−204542号公報に記載のものが知られている。このマウス装置は、マウス機能を用いてコンピュータ装置のディスプレイ画面に表示されたデータの任意の部分を範囲指定するとともに、その印字の指示を行い、プリント機能を用いてコンピュータ装置から出力される印字情報に基づいて前記範囲指定されたデータの印字を行うものである。
【0003】
前記マウス装置のプリント機構は、ハウジングの下面に設けられる印字ヘッドをもって構成され、印字ヘッドを外部記録紙に当接してハウジングを走査することにより外部記録紙上に印字が行なわれる。
【0004】
コンピュータ装置のディスプレイ画面に表示された1乃至数頁に亘る全部のデータを印字するような場合には、通常のページプリンタなどのプリンタ装置を使用することになるが、ディスプレイ画面上のデータの中で特に必要とする一部分だけを取り出してメモとして残したいような場合には、前記マウス装置のマウス機能及びプリンタ機能を用いることによりディスプレイ画面上のデータを部分的に印字することができて便利である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】
前記マウス装置のプリント機構は、そのハウジングを載置して走査する外部記録紙上に印字するものであるため、その記録紙のサイズはマウス装置に比べて大きなものが使用される。一方で、外部記録紙に印字されるデータは、コンピュータ装置のディスプレイ画面に表示されるデータの中から部分的に抽出されるもので比較的データ量が少ないことが多い。
【0006】
従って、前記装置によってコンピュータ装置のディスプレイ画面に表示されるデータのごく一部を抽出するような場合には、A4サイズなどの外部記録紙上のごく一部に印字が行われることになって、用紙サイズと印字領域のサイズとのバランスが悪くなり、記録紙をそのままメモとして残すにはサイズが大きくて取り扱いにくく、また、記録紙の印字領域部分だけを切り抜くこともできるが、その作業が煩わしく用紙の無駄でもある。
【0007】
簡単な内容のメモであれば、例えば、幅10mm〜40mmで、長さ50mm〜100mm程度のサイズの紙片に内容を表現することが可能であり、また、その程度のサイズがメモとしての取り扱いも容易である。しかし、前記マウス装置では、そのような適切なサイズの用紙にコンピュータ装置のディスプレイ画面から抽出したデータを見栄えよく印字することはできないため、非常に不具合である。
【0008】
さらに、前記マウス装置では、ハウジング走査時に適当なガイド手段を用いないと記録紙上に斜めになったり蛇行したりして印字がなされることがあり、印字のための操作が面倒であるなどの問題がある。
【0009】
そこで、本発明は、コンピュータ装置から受けた印字情報を外部記録紙などの大きいサイズの記録紙ではなく、マウス装置に装填出来る程度のサイズで、メモなどとして残しておくのに適切なサイズの記録紙に見栄え良く印字することができるプリンタ内蔵マウス装置を提供することを目的とする。
【0010】
また、本発明は、ハウジングの高さをより小型化してより幅広い記録紙の使用を可能にし、さらに、印字動作中に印字が行われる記録面を確認しやすいプリンタ内蔵マウス装置を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明のプリンタ内蔵マウス装置は、コンピュータ装置の入力装置として使用され、平面上を移動操作されるマウス装置において、マウス装置のハウジング内に、該ハウジング内に装填される記録紙に前記コンピュータ装置から受けた印字情報に従って印字を行うプリンタ装置を設け、該ハウジングに、前記プリンタ装置によって印字された前記記録紙を該ハウジング外に略水平向きにして排出する排出口を設け、該排出口を、前記マウス装置の操作時に前記ハウジングを保持する手指によって記録紙の排出の障害にならない前記ハウジングの側部位置に配設したことを特徴とする。
【0012】
このような構成のプリンタ内蔵マウス装置によれば、マウス装置のハウジング内にメモとして適当なサイズの記録紙を装填することにより、コンピュータ装置から受けた印字情報に従って、その記録紙に見栄え良く印字することができると共に、その印字後の記録紙を略水平向きにして排出する排出口を前記マウス装置の操作時に前記ハウジングを保持する手指によって記録紙の排出の障害にならない前記ハウジングの側部位置に配設することで、プリンタ装置の印字動作中にマウス操作が行われる場合に、手指で排出口を塞いで記録紙を詰まらせてしまうようなことを防ぐことができる。
【0013】
また、マウス装置のハウジング内に装填されプリンタ装置によって印字された記録紙を略水平向きにして排出口からハウジング外に排出する構成であるため、ハウジングの垂直方向の高さを抑えることができ、マウス装置のハウジングの高さをより小型化でき、また、より幅広い記録紙の使用が可能である。すなわち、例えば、記録紙を略垂直向きにしてハウジング外に排出する場合には、ハウジング内には記録紙を略垂直向きで搬送する紙搬送路を設けるなど排出口の形態に対応してプリンタ装置を配置構成しなければならず、ハウジングの垂直方向の高さが相対的に大きくならざるを得ない。特に、垂直方向の幅が大きい記録紙への印字が可能なプリンタ装置を搭載すると、ハウジングが垂直方向に高くなりマウス装置の大型化は避けられない。この点、本発明装置では、排出口が記録紙を略水平向きにして排出するものであり、その排出口に合わせてハウジング内のプリンタ装置を構成できるため、マウス装置のハウジングの高さをより小型化でき、また、より幅広い記録紙の使用が可能となるものである。
【0014】
また、前記プリンタ装置は、記録紙が装填される記録紙装填部と、前記排出口が端部に設けられ、前記記録紙装填部に装填された記録紙を前記ハウジング内を略水平向きにして搬送すべく設けられた紙搬送路と、前記記録紙を前記紙搬送路に沿って搬送して前記排出口から前記ハウジング外に排出する搬送手段と、前記搬送手段によって前記紙搬送路を搬送される前記記録紙の搬送方向と直交する幅方向に対応して配置され、前記記録紙に印字を行う印字ヘッドとを備えて構成される。
【0015】
このような構成のプリンタ装置を備えたプリンタ内蔵マウス装置では、記録紙を略水平向きで搬送する紙搬送路や搬送手段、これに対応して配置される印字ヘッド手段がハウジング内に備えられるため、例えば、これらプリンタ装置を構成する手段を垂直向きにしたものに比べて、ハウジングの垂直方向の高さを抑えることができ、ハウジングの高さをより小型化してより幅広い記録紙の使用が可能である。
【0016】
また、前記搬送手段により記録面を上向きにした略水平向きの状態で前記記録紙を前記排出口から前記ハウジング外に排出することで、プリンタ装置の印字動作の途中で記録紙の記録面を目視することができ、印字内容や印字処理が正常に行われているか否かを直ちに確認することができてユーザが安心して使用することができる。
【0018】
また、前記記録紙装填部に記録紙の装填を可能にする開口部を形成し、その開口部を覆う開閉可能な蓋部材を設けることで、蓋部材を開けるだけで、記録紙をハウジング内に簡単に装填することができる。
【0019】
また、前記蓋部材に、前記記録紙装填部に装填された記録紙を外部から視認可能な窓を配設することで、蓋部材を開けなくとも記録紙の有無を確認することができる。
【0020】
また、前記記録紙として、テープ状のロール紙を用いることで、記録紙を頻繁に交換しなくとも、連続して印字を行うことができる。
【0021】
また、前記記録紙として、短冊状のカット紙を用いることで、印字後に切断作業を必要とせずに、メモとして適当な所定サイズの印字成果物を得ることができる。
【0022】
また、前記印字ヘッドとしてサーマルヘッドを用い、前記記録紙として前記サーマルヘッドの発熱により発色する感熱紙を用いることで、インクリボンなどの部材を特に必要とせずに簡易な構成での印字が可能である。
【0023】
【発明の実施の形態】
以下、図面を参照して本発明の一実施形態を説明する。
【0024】
図1は本発明の一実施形態に係るプリンタ内蔵マウス装置の外観構成を示す斜視図、図2はそのプリンタ内蔵マウス装置の蓋を開けた状態を示す斜視図である。
【0025】
図1及び図2に示すように、マウス装置10のハウジング11の上面部11aには、左ボタン12及び右ボタン13が設けられるとともに、蓋14が軸15を支点として開閉自在に設けられる。この蓋14の下方のハウジング11内には、図2に示すように上方に開口部16aが形成されたプリンタ収容部16及び電池収納部17が形成され、プリンタ収容部16にはプリンタ装置18が設けられており、電池収納部17にはこのプリンタ装置18の駆動源となる電池19が収納されるようになっている。
【0026】
前記プリンタ収容部16には、記録紙20が装填される記録紙装填部21と、この記録紙装填部21に装填された記録紙20を略水平向きにしてハウジング11内を搬送される紙搬送路22と、記録紙20を紙搬送路22に沿って搬送するプラテンローラ23と、このプラテンローラ23により搬送される記録紙20に印字を行うサーマルヘッド24とが備えられる。また、紙搬送路22の端部には、サーマルヘッド24によって印字が行われた記録紙20を外部に排出する排出口25がハウジング11に形成されている。
【0027】
記録紙装填部21には、テープ状のロール紙からなる記録紙20が軸芯20cを略水平向きにして装填される。
【0028】
紙搬送路22は、記録面を上向きにし、かつ略水平向きの状態で記録紙装填部21から引き出された記録紙20が、記録面を上向きにし、かつ略水平向きにした状態でハウジング11内を搬送可能な形状に形成されている。なお、図1及び図2では図示しないが、紙搬送路22には、記録紙20に付されたマークを読み取るセンサ56が設けられる。
【0029】
プラテンローラ23は、その軸方向を略水平向きにして紙搬送路22の途中に設けられ、回転駆動されることにより記録紙装填部21に装填された記録紙20を紙搬送路22に引き出して紙搬送路22に沿って搬送し、さらに排出口25からハウジング11外に排出する。
【0030】
サーマルヘッド24は、蓋14の裏面に取り付けられてプラテンローラ23より上方位置にプラテンローラ23に対向して設けられており、図示しない加圧バネによってプラテンローラ23に向けて付勢されている。このサーマルヘッド24は、蓋14が開いた状態でプラテンローラ23から離間する非印字位置に移動し、蓋14が閉じた状態でプラテンローラ23に当接する印字位置に移動する。蓋14が閉じられてサーマルヘッド24が印字位置にあるときには、その発熱素子列がプラテンローラ23の軸方向に対応して略水平向きに配列されて紙搬送路22の途中に配置され、この紙搬送路22に沿って搬送される記録紙20の長手方向(搬送方向)と直交する幅方向に対応して配置される。そして、この発熱素子列を印字情報に従って選択的に発熱駆動することで、プラテンローラ23によって搬送される記録紙20の幅方向を主走査方向とし、長手方向を副走査方向として、上向きにし略水平にして搬送される記録紙20の記録面(図3(c)に示す31b)に印字が行われる。
【0031】
排出口25は、紙搬送路22の端部位置でハウジング11の側部位置に、記録紙20を排出可能な幅と高さを有して略水平方向に開口して形成されている。略水平向きにして紙搬送路22を搬送されつつ印字された記録紙20は、この排出口25から略水平向きで外部に排出される。
【0032】
プリンタ装置18の印字動作とマウス操作とが重なることを考慮して、ハウジング11を保持する手指によって記録紙20の排出の障害にならないように、ハウジング11の側面部の適切な位置に排出口25を設けることが好ましい。このため、この例では、図1及び図2に示すように、排出口25の位置をハウジング11の左側面部11bの中央付近に設定している。マウスを操作する手指によって塞ぐことがないような位置であれば、図1及び図2に図示した位置に限らず、左側面部11bとは反対側の右側面部の適切な位置あるいはマウスケーブル27が導出される前部側面部の適切な位置であってもよい。
【0033】
なお、プリンタ装置18の印字動作時のマウス操作を特に考慮しなければ、ハウジング11の適宜な位置に排出口25を設けることができる。
【0034】
また、前記排出口25には固定のカッター刃26が取り付けられており、このカッター刃26にてハウジング11の外に排出された印字後の記録紙20の後端部を切断することができる。
【0035】
また、ハウジング11の内部には、ここでは図示されていないが、マウス装置10を移動操作したときの左右方向及び前後方向の移動量を検出するX軸エンコーダ及びY軸エンコーダが内蔵されている。ハウジング11の底部には、これらのエンコーダにマウス装置10の移動量を伝達するボールが回転自在に設けられている。
【0036】
マウス装置10では、X軸エンコーダ、Y軸エンコーダ及びボールで構成される移動量検出手段によって検出された移動量に基づいてコンピュータ装置のディスプレイ画面上でマウスポインタを左右・上下方向に移動させる信号が発生され、左ボタン12及び右ボタン13の操作信号とともにマウスケーブル27を介して不図示のコンピュータ装置に送られる。
【0037】
図3に前記記録紙装填部21に装填されるテープ状のロール紙からなる記録紙20(20a、20b)の構成を示す。図3(a)に示す記録紙20aは幅がW1であり、図3(b)に示す記録紙20bは幅がW2で、夫々軸芯20cに巻装されている。記録紙20aは記録紙20bより幅広であり、前記プリンタ装置18では、これら2種類の記録紙に印字可能である。
【0038】
ここで、図3(a)、(b)に示すように、新品の状態におけるロール紙20a、20bの径をDとし、径Dは幅W2と同等かそれよりも小さい寸法とする。本発明に係るプリンタ装置18では、ロール紙(記録紙)20(20a、20b)を、軸方向を略水平向きにしてハウジング11内に装填し、略水平向きにしてハウジング11内を搬送して排出するものであるが、例えば、ロール紙20a、20bを、軸方向を略垂直向きにしてハウジング11内に装填し、略略垂直向きにしてハウジング11内を搬送して排出すると、記録紙装填部、紙搬送路及び排出口の各部の垂直方向を、幅W2の幅広いロール紙20bを収容し、通過し挿通できる形状サイズに形成しなければならならず、ハウジングもそれに応じた大きさとなる。
【0039】
本発明に係るプリンタ装置18では、前述のように、ロール紙20a、20bの軸方向を略水平にして記録紙装填部21に装填するものであるため、ロール紙の幅に係わらず、記録紙装填部21の垂直方向を、ロール紙の径Dに対応した形状サイズに形成すればよいことになり、前述の記録紙を垂直向きにして収容し、搬送及び印字処理するものに比べてハウジング11の垂直方向のサイズを小型化できることになり、また、ハウジングの垂直方向が同じサイズであっても、より幅広い記録紙の使用が可能になる。
【0040】
このように、記録紙を垂直向きにして処理する場合には、ハウジング11の垂直方向の高さを小さくしようとすれば、図3(b)に示すような幅狭の記録紙20bしか装填できない。一方、図3(a)に示すような幅広の記録紙20aを装填可能とするにはハウジング11の高さが大きくなって、装置が大型化しマウスの操作性が悪くなってしまうことになる。これに対し、本発明では、ハウジング11の垂直方向の高さが記録紙20の幅の制約を受けないため、ハウジング11の高さを大きくせずとも、図3(a)に示すような幅広の記録紙20を装填して印字することができる。
【0041】
前記記録紙20(20a、20b)について、さらに説明すると、前記記録紙20(20a、20b)は、図3(c)に示すように、感熱紙31と剥離紙32とが接着剤層33を介して剥離可能に積層され、印字後に剥離紙32を引き剥がすことでシールとして使用可能な構造を有する。前記感熱紙31は、長尺状の基材31aと、その表面に感熱発色剤を塗布して記録面となる感熱発色層31bと、その感熱発色層31bを覆う保護層31cとで構成され、記録紙20はこの感熱紙31側の記録面を外側にして軸芯20cに多層巻回される。
【0042】
この記録紙(20a、20b)には、その長手方向に一定の間隔で幅方向に横断し、感熱紙31及び剥離紙32を含んで記録紙20の厚さ方向に貫通してミシン目状の切断線34が施されている。この切断線34は、カッター刃26を使って印字後の記録紙20を切断する際に、その切断を容易にするためのものであり、この切断線34をカッター刃26に当て手指を使って記録紙20を短冊状に引きちぎることにより、メモ用紙として使用できる。この記録紙20は、幅Wを10mm〜40mm程度とし、長手方向の切断線34の間隔Lを50mm〜100mm程度としている。従って、幅が10mm〜40mm、長さが50mm〜100mm程度の短冊状の記録紙片に所望の印字が行われることになり、短冊状の紙片のサイズはメモとして取り扱いに適したサイズとなっている。
【0043】
さらに、記録紙20の記録面とは反対面である剥離紙32面には、印字制御用の不図示のマークが予め印字されることによって施されている。このマークは、プリンタ装置のセンサ56によって読み取られることにより記録紙20の記録面上でのサーマルヘッド24による印字開始位置を制御するためのものである。このマークは、前記切断線34で区分される短冊状の印字領域毎に1個づつ設けられている。
【0044】
図4はハウジング11内に設けられた各構成部品をハウジング11の上面から見た場合の概略構成図、図5はそのハウジング11内の各構成部品を正面から見た場合の概略構成図である。図4において、40はマウス回路部品が実装される回路基板であり、41及び42はハウジング11の上面部に設けられた左ボタン12及び右ボタン13に連動したスイッチである。また、43は前記ハウジング11の底面部に回転自在に設けられたボールであり、44及び45はそのボール43のX軸方向とY軸方向の回転を検知するためのエンコーダである。これらはマウス装置を構成している。
【0045】
図4及び図5によって、プリンタ装置18について、さらに説明すると、ハウジング11内には、記録紙装填部21に装填された記録紙20を紙搬送路22にガイドするためのガイド部材52が設けられ、紙搬送路22には記録紙20に付されたマークを読み取るためのセンサ56が配設されている。このセンサ56は、送光部と受光部とを備えた光センサからなり、記録紙20に向けて放射した光の反射量によってマークを検知する。
【0046】
また、このハウジング11内には、紙搬送路22の途中に、プラテンローラ23及びサーマルヘッド24が設けられると共に、プラテンローラ23の駆動機構として、図4に示すようにステップモータ53、ウオームギア54、ウオームホイール55が設けられる。このステップモータ53は電池19を駆動源として駆動され、その出力軸に設けたウオームギア54及びこれと噛合するウオームホイール55を介してこのウオームホイール55と同一軸に設けたプラテンローラ23に伝達される。このステップモータ53が駆動されると、ウオームギア54及びウオームホイール55を介してプラテンローラ23が矢印A方向に回転し、記録紙20が記録紙装填部21から繰り出されてその記録面を略水平向きにした状態で紙搬送路22を下流側に向けて搬送される。紙搬送路22を搬送される途中で、サーマルヘッド24の上流側に配設されたセンサ56によって記録紙20の記録面の裏面に設けられたマークが読み取られ、このマークの読み取りとともにサーマルヘッド24の駆動が行われる。
【0047】
なお、プリンタ装置18には、ハウジング11の側面部11dに、短冊状にカットされたカット紙からなる記録紙51を挿入するための手差し口50が設けられており、この記録紙51にも印字ができるようにしている。この短冊状の記録紙51も前記ロール状の記録紙20と同様に感熱紙と剥離紙が接着剤を介して積層された構造を有しマークも付されている。この記録紙51は、その感熱紙側の記録面を上向きにして手差し口50からハウジング11内に挿入される。
【0048】
このような構成のマウス装置10において、例えば図3に示すロール状に巻回された記録紙20を用いて印字を行う場合には、図2に示すように蓋14を開けて、ハウジング11内に設けられた記録紙装填部21に記録紙20の記録面を上向きにして繰り出すように装填し、その記録紙20の始端部をプラテンローラ23とサーマルヘッド24の間まで引き延ばしておく。このとき、サーマルヘッド24はプラテンローラ23から離間した状態にある。蓋14を閉じると、サーマルヘッド24がプラテンローラ23に当接する。
【0049】
ここで、本実施形態では、マウス装置10のハウジング11の側面部などにステップモータ53を駆動するための駆動スイッチ57が設けられており、この駆動スイッチ57を押下すると、ステップモータ53が駆動されて記録紙20の始端部がプラテンローラ23とサーマルヘッド24の間を通って紙搬送路22に引き込まれて印字の準備が完了する。
【0050】
本装置では、後述するように、プリンタを内蔵することで、コンピュータ装置から出力される情報を受けて印字を行うことができる。コンピュータ装置からマウスケーブル27を介して印字情報が送られて来ると、マウス装置10に内蔵されたプリンタ装置18が起動され、ハウジング11内に設けられたステップモータ53が回転駆動されてプラテンローラ23が回転し記録紙20が排出口25に向けて搬送されながら、印字情報に従ってサーマルヘッド24により印字される。詳しくは、記録紙20の裏面に付加されたマークがセンサ56にて検知されたときのタイミングでサーマルヘッド24の発熱素子が発熱駆動され、切断線34で区分される印字領域に印字が施される。
【0051】
この印字動作中に、記録紙20は記録面を上にして水平向きで搬送されながら排出口25から排出されている。したがって、図6に示すように、操作者は目線を排出口25に向けるだけで、記録紙20の記録面の印字内容やプリンタ装置の動作を確認することができる。
【0052】
また、排出口25はハウジング11を保持する手指によって記録紙20の排出の障害にならないハウジング11の側面部11bに配設されているため、例えばマウス操作時に手指で排出口25を塞いで、記録紙20を詰まらせてしまうようなことはない。
【0053】
また、前記切断線34で区分される印字領域に対する印字が終了すると、その印字領域の後端にある切断線34がカッター刃26の位置に来るように、記録紙20が所定量だけ搬送される。したがって、印字後、切断線34をカッター刃26に当てがうことで、印字された記録紙20を簡単に切断することができ、その記録紙20をメモ用紙として使うことができる。
【0054】
一方、図5の点線で示すような短冊状の記録紙51を用いて印字を行う場合には、ハウジング11の側面部11dに設けられた手差し口50から記録紙51を挿入する。この場合も、記録紙51の先端部がプラテンローラ23とサーマルヘッド24の間に当接するまで、記録紙51の記録面を上にして紙搬送路22に沿って水平方向に挿入した後、前記駆動スイッチ57の押下により、プラテンローラ23とサーマルヘッド24の間に引き込んでおく。
【0055】
そして、コンピュータ装置からの印字信号の到来により、本装置のプリンタ機能が起動されると、ハウジング11内に設けられたステップモータ53が駆動されてプラテンローラ23が回転し、短冊状の記録紙51は略水平向きで搬送されながら、印字情報に従ってサーマルヘッド55により印字され、排出口25からハウジング11外に排出される。
【0056】
前記ロール状の記録紙20と同様に、記録紙51も排出口25から記録面を上にして水平向きで排出されるため、記録紙51の記録面に印字された結果を確認することができる。また、記録紙51は予め所定のサイズにカットされているため、印字後に排出口25からそのまま引き抜くことで、これをメモ用紙として使用することができる。
【0057】
なお、前記実施形態では、図4及び図5に示すようにハウジング11の横方向に紙搬送路22を配設し、印字後の記録紙20(または記録紙51)をハウジング11の側面部11bに設けられた排出口25から排出する構成としたが、本発明はこれに限るものではなく、例えば紙搬送路22をハウジング11の縦方向に配設するとともに、図7に示すように排出口25をハウジング11の前側部11eに配設することで、印字後の記録紙20(または記録紙51)をハウジング11の先方から反対方向に向かって排出することでも良い。
【0058】
次に、コンピュータシステム中で、本発明のプリンタ内蔵のマウス装置10を使って印字を行う操作の例を説明する。
【0059】
図8は前記構成のマウス装置10をコンピュータ装置60に接続した場合の外観構成を示す図、図9はコンピュータ装置60の画面構成を示す図である。
【0060】
図8に示すように、本実施形態におけるマウス装置10はUSBタイプのマウスであり、マウスケーブル27を介してコンピュータ装置60に装備されたUSBコネクタに接続される。操作者がこのマウス装置10を机の上などで動かすと、その動きに連動してコンピュータ画面60aに表示されるマウスポインタ60bが移動する。
【0061】
ここで、図9に示すように、コンピュータ画面60aに表示された文字列の中で印字対象となる文字列の範囲61をマウスポインタ60bにより選択した後、右ボタン13をクリックすると、所定のメニュー画面62がウインドウ表示される。そして、このメニュー画面62に設けられた各選択項目の中で「マウスに内蔵のプリンタで印字」の項目63をマウスポインタ60bにより選択すると、前記選択された範囲61内の文字列に対応した印字信号がマウスケーブル27を介してマウス装置10に転送され、図1乃至図5にて説明したようにマウス装置10のハウジング11に装填された記録紙に対して印字がなされる。
【0062】
図10は前記マウス装置10に備えられた電子回路の機能構成を示すブロック図である。
【0063】
マウス装置10はマウスケーブル27を介してコンピュータ装置(PC)60に接続される。コンピュータ装置60はパソコン等の汎用のコンピュータであり、マウス装置10のインタフェース回路(I/F)71を介して送信されるマウスポインタを移動制御するための信号やボタンの操作信号を受けて、画面上のマウスポインタの移動処理やマウスポインタで指示される対象の選択処理や実行処理を行うとともに、マウス装置10からの印字要求を受けて印字信号を出力する。
【0064】
図10に示すように、マウス装置10にはコントローラ72が設けられている。このコントローラ72は、例えばROM72aやRAM72bを備えた1チップのマイクロプロセッサによって構成され、ポインティングデバイスに関する制御の他に、ここではプリンタ装置18の印字制御を行う。
【0065】
前記コントローラ72には、ポインティングデバイスとしての構成部品であるボール43のX軸方向及びY軸方向の回転を検知するための1組のX軸・Y軸エンコーダ44,45と、ハウジング11の上面部11aに設けられた操作用の左ボタン12及び右ボタン13に連動したスイッチ41及び42が接続される。また、記録紙20の裏面に付加されたマークを検知するためのセンサ56と、記録紙20または記録紙51を装填するときに操作される駆動スイッチ57が接続される。さらに、プリンタ装置18を構成するサーマルヘッド24のドライバ74や、ステップモータ53のドライバ75が接続されるとともに、電源回路76が接続される。
【0066】
電源回路76は、図2に示す電池19を駆動源としてコントローラ72やプリンタ装置18にそれぞれに必要な電圧を生成して供給する。なお、電源は電池19に限らず、コンピュータ装置60からマウスケーブル27を介して供給することでも良い。
【0067】
図11はコンピュータ装置60と前記構成のマウス装置10にて実現される印字処理の動作を示すフローチャートである。なお、この一連の印字処理を行うためのプログラムはコンピュータ装置60に記憶されている。
【0068】
今、ロール状の記録紙20または短冊状の記録紙51がハウジング11内に装填され、その始端部がプラテンローラ23とサーマルヘッド24の間に引き込まれているものとする。この記録紙20または記録紙51の始端部の引き込みは、前述したように駆動スイッチ57の押下することで自動的に行われる。
【0069】
図9で説明したように、操作者が左ボタン12をクリックしながらマウス装置10を移動操作するドラッグ操作を行って、コンピュータ装置60のディスプレイ画面60aに表示された文字列の中で印字対象となる文字列の範囲61を左ボタン12をクリックしドラッグ操作してマウスポインタ60bにより選択した後、右ボタン13をクリックすると、所定のメニュー画面62がウインドウ表示される(ステップS1〜S3)。
【0070】
ここで、メニュー画面62内の「マウスに内蔵のプリンタで印字」の項目63をマウスポインタ60bにより選択すると(ステップS4のYes)、前記選択された範囲61内の文字列に対応したパターンデータからなる印字情報がマウスケーブル27を介してマウス装置10に転送される。ここでは、記録紙20の印字領域のサイズが定められているため、その印字領域内に印字を行うために印字可能な最大行数や行毎の最大文字数は所定数に決められており、その印字可能な範囲で印字する行数や文字数に応じて文字サイズ、文字間スペース、行間スペースなどの印字フォーマットが自動的に設定されて、その印字フォーマットに従って展開された印字パターンデータがマウス装置10に転送されることになる。そして、プリンタ装置18に設けられたサーマルヘッド24のドライバ74とステップモータ53のドライバ75が駆動され、マウス装置10のハウジング11内に装填された記録紙(ロール状の記録紙20または短冊状の記録紙51)に対して前記印字信号に基づく印字処理が行なわれる(ステップS5)。ここでの印字処理は、マウス装置10がコンピュータ装置60からの印字信号を受け、マウス装置10側のコントローラ72の制御により、プリンタ装置18を駆動することにより行われる。
【0071】
前記ステップS5での印字処理を詳しく説明すると、ロール状の記録紙20がハウジング11内に装填されている場合には、コンピュータ装置60からの印字情報の到来により、ステップモータ53が回転駆動され、プラテンローラ23の回転に伴い、記録紙20が排出口25に向かって搬送される。そして、記録紙20の裏面に付加されたマークがセンサ56にて検知されたときに、前記印字信号に基づいてサーマルヘッド24の発熱素子が発熱駆動され、記録紙20の記録面上の切断線34で区分された印字領域に対して印字が施される。印字後、その印字領域の後端にある切断線34がカッター刃26の位置に来るように記録紙20がプラテンローラ23の回転により所定量だけ搬送される。記録紙20における切断線34とマークとは所定の距離関係にあるため、ステップモータ56の駆動ステップ数を管理することにより切断線34をカッター刃26まで搬送することができる。
【0072】
このように、マウス装置10のハウジング11内に装填されたメモとして適切なサイズの記録紙に対して印字が行われるため、コンピュータ画面60a上の任意の部分の文字列を記録紙に印字してメモとして残すことができる。
【0073】
また、記録紙の記録面を略水平向きでハウジンク11内を搬送し排出するように、紙搬送路22、プラテンローラ23、サーマルヘッド24がハウジング11内に備えられているため、記録紙を垂直向きにして排出する構成に比べて、ハウジング11の垂直方向の高さを抑えて装置の小型化を図ることができるとともに、ハウジング11の高さに記録紙の幅サイズの制約を受けず、より幅広い記録紙の使用して印字を行うことができる。
【0074】
また、記録紙の記録面を上にして印字が行われ、その印字に伴い記録紙が排出口25から排出されるため、印字動作中に、目線を排出口25に向けるだけで記録紙の記録面に印字された結果やプリンタ装置の動作状態を確認することができて便利である。
【0075】
また、このマウス装置10では、図2に示すようにハウジング11に開閉自在に設けられた蓋14の下にある開口部16aからプリンタ収容部16に記録紙20を装填するような構成になっているため、蓋14を開けるだけの作業で記録紙20を簡単にハウジング11内に装填することができる。この場合、図2に示すように、蓋14にサーマルヘッド24を取り付けたことにより、蓋14の開閉に連動してサーマルヘッド24が印字位置と非印字位置に移動するため、記録紙20をプラテン23とサーマルヘッド24との間に挟み込む際に、例えばレバー等を手動操作してサーマルヘッド24を移動させるといったような面倒な操作は不要である。
【0076】
さらに、蓋14には、記録紙装填部20に装填された記録紙20を視認可能な窓14aが形成されているため、蓋14を開けなくとも記録紙20の有無を確認することができて便利である。
【0077】
なお、前記実施形態では、紙搬送路22に対してサーマルヘッド24を上側にし、プラテンローラ23を下側にして配置したが、その逆の配置であっても良い。この構成を図12及び図13に示す。
【0078】
図12は本発明の他の実施形態としてのハウジング11内の各構成部品を上面から見た場合の概略構成図、図13はそのハウジング11内の各構成部品を正面から見た場合の概略構成図であり、ここでは図4及び図5と同一の構成については同一符号を付して示している。同一符号が付された各部の動作は前記実施形態のものと同一である。
【0079】
図12及び図13に示すように、この実施形態の場合には、プラテンローラ23は、軸方向を略水平にして紙搬送路22に対して上側に配置され、サーマルヘッド24は、発熱素子列を略水平向きにして紙搬送路22に対して下側に配置される。そして、プラテンローラ23が矢印B方向に回転することで、紙搬送路22では、ロール状の記録紙20またはカット紙状の記録紙51が、その記録面を下側した略水平向きの状態で搬送されてサーマルヘッド24によって印字され排出口25から排出される。
【0080】
このような装置では、前記実施形態と同様に、記録紙を略水平向きで搬送して印字する構成であるため、ハウジング11の垂直方向の高さを抑えて装置の小型化を図ることができるとともに、より幅広い記録紙の使用が可能である。
【0081】
なお、前記実施形態では、印字ヘッドとしてサーマルヘッドを使用し、記録紙として感熱紙を使用した例を説明したが、ハウジングにインクリボンを収容しサーマルヘッドによりインクリボンのインクを記録紙に熱転写して印字してもよい。さらに、プリンタ装置として、超小型のインクジェトヘッドを用いて印字を行うインクジェット方式のプリンタ装置を採用してもよい。
【0082】
【発明の効果】
以上詳記したように本発明によれば、コンピュータ装置に使用されるマウス装置において、マウス装置のハウジング内に、該ハウジング内に装填される記録紙に前記コンピュータ装置から受けた印字情報に従って印字を行うプリンタ装置を設けたことにより、マウス装置のハウジング内にメモとして適当なサイズの記録紙を装填すれば、コンピュータ装置から受けた印字情報を、その記録紙に見栄え良く印字することができ、その印字後の記録紙を手帳等に貼り付けるなどしてメモとして残すような利用が可能となる。
【0083】
特に、ハウジングにプリンタ装置によって印字された記録紙をハウジング外に略水平向きにして排出する排出口を設けたことにより、ハウジングの高さをより小型化してより幅広い記録紙の使用を可能となり、さらに、記録紙の記録面を上向きにして印字を行うことで、印字動作中に排出口から排出される記録紙の記録面に印字された結果を確認でき、また、前記排出口を前記マウス装置の操作時に前記ハウジングを保持する手指によって記録紙の排出の障害にならない前記ハウジングの側部位置に配設することで、プリンタ装置の印字動作中にマウス操作が行われる場合に、手指で排出口を塞いで記録紙を詰まらせてしまうようなことを防ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態に係るプリンタ内蔵マウス装置の外観構成を示す斜視図。
【図2】前記プリンタ内蔵マウス装置の蓋を開けた状態を示す斜視図。
【図3】前記プリンタ内蔵マウス装置の記録紙装填部に装填されるロール状の記録紙の構成を示す図であり、図3(a)、(b)は幅サイズの異なる記録紙の斜視図、同図(c)は記録紙の断面図。
【図4】前記プリンタ内蔵マウス装置のハウジング内に設けられた各構成部品をハウジングの上面から見た場合の概略構成図。
【図5】前記ハウジング内の各構成部品を正面から見た場合の概略構成図。
【図6】前記プリンタ内蔵マウス装置のハウジングから記録紙が排出された状態を示す斜視図。
【図7】前記プリンタ内蔵マウス装置の記録紙の排出方向を変えた場合の変形例を示す斜視図。
【図8】前記プリンタ内蔵マウス装置をコンピュータ装置に接続した場合の外観構成を示す図。
【図9】前記コンピュータ装置の画面構成を示す図。
【図10】前記プリンタ内蔵マウス装置に備えられた電子回路の機能構成を示すブロック図。
【図11】前記プリンタ内蔵マウス装置にて実現される印字処理の動作を示すフローチャート。
【図12】本発明の他の実施形態としてのハウジング内の各構成部品を上面から見た場合の概略構成図。
【図13】前記他の実施形態としてのハウジング内の各構成部品を正面から見た場合の概略構成図。
【符号の説明】
10…マウス装置
11…ハウジング
12…左ボタン
13…右ボタン
14…蓋
15…軸
16…プリンタ収容部
17…電池収納部
18…プリンタ装置
19…電池
20…ロール状の記録紙
21…記録紙装填部
22…紙搬送路
23…プラテンローラ
24…サーマルヘッド
25…排出口
26…カッター刃
27…マウスケーブル
31…感熱紙
32…剥離紙
33…接着剤
40…回路基板
41,42…スイッチ
43…ボール
44,45…エンコーダ
50…手差し口
51…短冊状の記録紙
52…ガイド部材
53…ステップモータ
54…ウオームギア
55…ウオームホイール
56…センサ
57…駆動スイッチ

Claims (8)

  1. コンピュータ装置の入力装置として使用され、平面上を移動操作されるマウス装置において、
    マウス装置のハウジング内に、該ハウジング内に装填される記録紙に前記コンピュータ装置から受けた印字情報に従って印字を行うプリンタ装置を設け、該ハウジングに、前記プリンタ装置によって印字された前記記録紙を該ハウジング外に略水平向きにして排出する排出口を設け、該排出口を、前記マウス装置の操作時に前記ハウジングを保持する手指によって記録紙の排出の障害にならない前記ハウジングの側部位置に配設したことを特徴とするプリンタ内蔵マウス装置。
  2. 前記プリンタ装置は、
    記録紙が装填される記録紙装填部と、
    前記排出口が端部に設けられ、前記記録紙装填部に装填された記録紙を前記ハウジング内を略水平向きにして搬送すべく設けられた紙搬送路と、
    前記記録紙を前記紙搬送路に沿って搬送して前記排出口から前記ハウジング外に排出する搬送手段と、
    前記搬送手段によって前記紙搬送路を搬送される前記記録紙の搬送方向と直交する幅方向に対応して配置され、前記記録紙に印字を行う印字ヘッドと
    を備えたことを特徴とする請求項1記載のプリンタ内蔵マウス装置。
  3. 前記搬送手段は、記録面を上向きにした状態で前記記録紙を前記排出口から前記ハウジング外に排出することを特徴とする請求項2に記載のプリンタ内蔵マウス装置。
  4. 前記記録紙装填部に記録紙の装填を可能にする開口部を形成し、この開口部を覆う開閉可能な蓋部材を設けたことを特徴とする請求項2又は3のいずれかに記載のプリンタ内蔵マウス装置。
  5. 前記蓋部材には、前記記録紙装填部に装填された記録紙を外部から視認可能な窓を配設したことを特徴とする請求項に記載のプリンタ内蔵マウス装置。
  6. 前記記録紙はテープ状のロール紙であることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のプリンタ内蔵マウス装置。
  7. 前記記録紙は短冊状のカット紙であることを特徴とする請求項乃至のいずれかに記載のプリンタ内蔵マウス装置。
  8. 前記印字ヘッドはサーマルヘッドによって構成され、
    前記記録紙は前記サーマルヘッドの発熱により発色する感熱紙であることを特徴とする請求項2に記載のプリンタ内蔵マウス装置。
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