JP2013059970A - 記録装置、及び、記録装置におけるカバー支持構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ロール紙100に記録を行う記録装置1であって、記録装置1の本体10にロール紙100を収容する記録媒体収容部27を設け、記録媒体収容部27の背面カバー20を、カバー支持部40を介して開閉可能に本体10に支持し、カバー支持部40は、本体10に台座41を介して固定されたピン41Aにより、本体10に回動可能に連結される一方、背面カバー20に連結されたリンク43を有し、リンク43は伸縮可能であって所定の長さ位置で保持可能である。
【選択図】図3
Description
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、記録媒体を本体に収容する記録装置において、記録媒体の出し入れが容易で、狭い場所にも設置することができ、かつ、装置本体の小型化が可能な記録装置、及び、記録装置におけるカバー支持構造を提供することを目的とする。
本発明によれば、本体に対して回動可能に設けられたカバーを、本体から突出しないように、カバーを記録媒体の出し入れに支障のない位置まで開放可能とすることができる。これにより、記録媒体の出し入れを容易にし、かつ、狭い場所への記録装置の設置が可能となる。
本発明によれば、記録媒体の出し入れを妨げない位置までカバーを開くことができ、かつ、カバーが本体から突出しないため狭い場所にも設置できる。
本発明によれば、記録媒体を引き出すことで記録媒体の交換等を容易に行える。
本発明によれば、ヒンジによってカバーの上下端部で支持されるので、リンクはカバーの回動範囲を規制するに必要な強度を有するものであればよく、支持構造の構成を複雑化及び大型化することなく十分な強度を確保できる。
本発明によれば、制御基板を収容する基板収容部側に台座を設けたことにより、カバーの回動中心が本体の側面から離れるので、カバーを開いた際に本体からカバーが突出しない。このため、狭い場所に記録装置を設置できる。
本発明によれば、2つのリンク部材をスライド可能に嵌合した簡易な構成によって支持構造を実現できる。
本発明によれば、本体の背面から側面にまたがるカバーを開くことで大きな開口を確保し、記録媒体を容易に出し入れすることができる。また、カバーに記録媒体を視認可能な窓を設けることにより、本体に加工を施すよりも簡単に、窓を設けることができる。
本発明によれば、本体に対して回動可能に設けられたカバーを、本体から突出しないように、カバーを記録媒体の出し入れに支障のない位置まで開放可能とすることができる。これにより、記録媒体の出し入れを容易にし、かつ、狭い場所への記録装置の設置が可能となる。
図1及び図2は、本発明を適用した実施形態に係る記録装置1の外観図であり、(A)は正面図、(B)は左側面図である。また、図2は背面図である。
これら図1及び図2に示すように、記録装置1は略箱形の本体10に記録ヘッド(図示略)及び記録媒体としてのロール紙100を含む(図3)各部を収容して構成され、ロール紙100に文字や画像を印刷して出力する装置である。
本体10は、本体10の前面を構成する前面パネル11、本体10の右側面を有する側面パネル13、本体10の上面の一部を構成する上面パネル14、本体10の上面から右側面にまたがる開閉可能な上部カバー15、本体10の背面を構成する背面パネル17、及び、本体10の背面の一部及び左側面の一部を構成する背面カバー20(カバー)を備えて構成される。これら前面パネル11、側面パネル13、上面パネル14、上部カバー15、背面パネル17、及び背面カバー20は、それぞれ、本体10に内蔵される金属製の本体フレーム(図示略)に取り付けられている。本体10の底面には、接地面に接する4つの脚31が配置されている。
また、図1(B)に示すように、背面カバー20において本体10の左側面を構成する部分には、窓21が設けられている。窓21は、本体10内部に収容されたロール紙100を視認可能な、例えば透明な樹脂で構成され、この窓21を介してロール紙100の残量を確認できるようになっている。
図3及び図4に示すように、上部カバー15は本体10の本体フレーム(図示略)に連結されたヒンジによって上方に回動して開く。図3及び図4に示すように上部カバー15を完全に開いた位置では上部カバー15の自重により開いた状態が保たれる。
また、背面カバー20は、ヒンジ24、25を中心として本体10の後方に回動して開く。本体10の内部にはロール紙100を収容する空間である記録媒体収容部27(媒体収容部)が設けられ、背面カバー20が開くことにより記録媒体収容部27が露出する。
これら図5及び図6に示すように、スライド台29は左右両側に設けられたスライドレール35によってスライド可能に支持される。スライド台29は、バー30を持って本体10の後方に引き出すことができ、スライド台29をいっぱいに引き出した状態でロール紙100が本体10の外部に露出する。スライド台29は、ロール紙100の芯部に装着される芯支持部38と、芯支持部38を下方から支持するスタンド39とを備え、これら芯支持部38及びスタンド39によってロール紙100が回転自在に支持される。記録装置1が印刷を実行する際には、記録媒体収容部27内に収容されたロール紙100が、搬送ローラー(図示略)の動作によって回転しながら引き出される。また、ロール紙100の上方にはロール紙ガイド32が配置される。ロール紙ガイド32は、本体10の本体フレームに固定され、記録媒体収容部27に収容されたロール紙100が左右に蛇行しないようにガイドする。
背面カバー20が完全に開かれた位置(開位置)では、背面カバー20の全体がスライド台29の引き出し経路から外れた位置にあり、スライド台29を引き出す操作およびロール紙100を交換する操作の支障にならない。
図7は、背面カバー20を閉じた状態の要部斜視図であり、図8は背面カバー20を開いた状態の要部斜視図である。
図7及び図8では、背面カバー20の支持構造を詳細に示すため、側面パネル13、上部カバー15及び記録媒体収容部27内に配置される各部の図示を省略する。
上述のように、第2リンク部材47は背面カバー20の内面20Bに固定されている。また、第2リンク部材47には板バネ49、50(保持部材)が、背面カバー20と第2リンク部材47とにまたがるように配置されている。板バネ49、50は、いずれも断面U字形状に形成され、U字の一方は背面カバー20に固定され、他方は長穴47A内に露出する。板バネ49は、第2リンク部材47の先端側すなわち本体10から離れた側に配置され、板バネ50は第2リンク部材47の基端側すなわち本体10側に配置される。板バネ49、50は、長穴47A内でピン48が通過する通路に露出している。板バネ49、50は、背面カバー20の内部においては露出していないが、図9では理解の便宜を図るために実線で図示する。
また、板バネ50は、長穴47Aの内部に突出する凸部50Aを有する。凸部50Aは長穴47Aの長手方向基端部に設けられ、ピン48が通る通路の幅を狭めるように突出しており、凸部50Aにより長穴47Aが区画されて端部空間43Bが形成される。端部空間43Bはピン48が収まる程度の大きさであり、端部空間43Bにおいてピン48が長穴47Aの壁と凸部50Aとにより押圧される程度の大きさとしてもよい。
そして、背面カバー20を閉じる力が加わると、背面カバー20の回動に伴ってリンク43が短縮され、ピン48は板バネ50の弾性に抗して長穴47A内を移動する。背面カバー20が閉じられるにつれてピン48は長穴47Aの先端側に移動し、凸部49Aに接して止まる。さらに強い力が背面カバー20に加わると、ピン48が板バネ49の弾性に抗して先端側に押され、板バネ49が変形してピン48が凸部49Aを乗り越えて端部空間43Aに収まる。この位置は背面カバー20の閉位置であり、ピン48は凸部49Aによって端部空間43A内で保持されるため、背面カバー20は、閉位置で保持される。また、閉位置では、上記の突起20Aが先端部13Bのキャッチ(図示略)により保持されているので、背面カバー20は容易に開かないように保持される。
さらに、背面カバー20が閉じる際に、ピン48が板バネ49を乗り越えなければならないため、背面カバー20の動きが減速あるいはいったん停止するように規制される。これにより、記録装置1を操作する操作者が誤って背面カバー20に指を挟んでしまう可能性を低減することができ、操作者が安心して背面カバー20を開閉する操作を行える。
また、図9に示すように板バネ49、50は背面カバー20と第2リンク部材47とにまたがって配設されており、第2リンク部材47を背面カバー20に固定する作用も有する。このため、第2リンク部材47の固定に要する部材を削減し、小型化を容易にしている。
また、記録装置1は、記録媒体収容部27内でロール紙100を保持し、記録媒体収容部27から本体10の外に引き出し可能なロール紙100保持部を有し、ロール紙100を容易に引き出して交換できる。
Claims (8)
- 記録媒体に記録を行う記録装置であって、
前記記録装置の本体に前記記録媒体を収容する媒体収容部を設け、前記媒体収容部のカバーを、支持構造を介して開閉可能に前記本体に支持し、
前記支持構造は、前記本体に台座を介して固定された回動軸により、前記本体に回動可能に連結される一方、前記カバーに連結されたリンクを有し、前記リンクは伸縮可能であって所定の長さ位置で保持可能であることを特徴とする記録装置。 - 前記カバーは、前記支持構造により前記本体の一側面側に回動可能に支持され、開位置において前記記録媒体を前記媒体収容部から外に引き出す引き出し経路の延長上から外れ、かつ、前記本体の前記一側面より突出しないよう構成され、
前記リンクは、前記カバーが前記開位置となる前記所定の長さ位置で保持可能であることを特徴とする請求項1記載の記録装置。 - 前記媒体収容部内で前記記録媒体を保持し、前記媒体収容部から前記本体の外に引き出し可能な記録媒体保持部を有することを特徴とする請求項2記載の記録装置。
- 前記支持構造は、前記カバーの上下端部を回動自在に前記本体に連結するヒンジをさらに備えることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の記録装置。
- 前記本体の側部に、記録動作を制御する制御基板を収容する基板収容部を設け、
前記台座は前記本体の前記基板収容部側に取り付けられたことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の記録装置。 - 前記リンクは、前記台座または前記カバーの一方に取り付けられた第1リンク部材と、前記第1リンク部材にスライド可能に嵌合し、前記台座または前記カバーの他方に取り付けられた第2リンク部材と、前記第1リンク部材と前記第2リンク部材とを所定のスライド位置で保持する保持部材とを備えることを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の記録装置。
- 前記カバーは、前記本体の背面と一方の側面とにまたがって設けられ、前記カバーの閉位置において前記媒体収容部に収容された前記記録媒体を視認可能な窓を有することを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の記録装置。
- 記録媒体に記録を行う記録装置において記録媒体を収容する媒体収容部のカバーを開閉可能に支持するカバー支持構造であって、
前記記録装置の本体に台座を介して固定された回動軸により、前記本体に回動可能に連結される一方、前記カバーに連結されたリンクを有し、前記リンクは伸縮可能であって所定の長さ位置で保持可能であることを特徴とする記録装置におけるカバー支持構造。
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JP2011201472A JP2013059970A (ja) | 2011-09-15 | 2011-09-15 | 記録装置、及び、記録装置におけるカバー支持構造 |
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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2011
- 2011-09-15 JP JP2011201472A patent/JP2013059970A/ja not_active Withdrawn
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