JP3706521B2 - リチウム二次電池 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、正極と負極と非水電解質を備えたリチウム二次電池に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
近年、エレクトロニクス機器の小型化、高性能化、及びコードレス化が進み、それらの駆動電源として二次電池、特にリチウム二次電池に大きな関心が集まっている。リチウム二次電池は、正極活物質を含む正極と、負極活物質を含む負極と、非水電解質等から構成される。
【0003】
現在、最も実用化されているリチウム二次電池においては、負極活物質として黒鉛等の炭素材料が用いられ、正極活物質として結晶質のLiCoO2 が用いられている。結晶質のLiCoO2 は高い電位を示すため、このような活物質の組み合わせにより4Vという高電圧、高エネルギー密度を示すリチウム二次電池とすることができる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、近年、エレクトロニクス機器における消費電力の低減が図られており、電子回路の駆動電圧は次第に低下してきている。従って、エレクトロニクス機器の電源として、放電電圧の高いリチウム二次電池よりも、放電容量密度の高いリチウム二次電池に対する要望が高まりつつある。
【0005】
本発明の目的は、体積当たり及び重量当たりの容量密度を高めることができるリチウム二次電池を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
本発明のリチウム二次電池は、正極と負極と非水電解質を備えたリチウム二次電池であり、集電体上に形成したBi薄膜またはSb薄膜にLiを挿入することにより形成したLi−Bi系合金またはLi−Sb系合金を、正極が活物質として含むことを特徴としている。
【0007】
本発明においては、Li−Bi系合金またはLi−Sb系合金を正極活物質として用いているため、その理論容量密度が大きく、多量のリチウムを吸蔵・放出することができる。従って、体積当たり及び重量当たりの容量密度を高めることができる。
【0008】
また、従来のLiCoO2 の場合には、その結晶構造を保つため、含有するリチウムの50%程度しか放出することができず、充放電反応に関与させることができないリチウムを含んでいたが、本発明における正極活物質では、含有するリチウムの殆どを充放電反応に関与させることができる。
【0009】
さらに、従来のLiCoO2 の場合上述のように過剰のリチウムを含有しているので、過剰のリチウムが放出された際に負極において金属リチウムを析出しないように、負極の容量を正極よりも大きくなるように設定しておく必要がある。これに対し、本発明において用いる正極活物質は、ほぼ全てのリチウムを放出させることが可能であるので、正極の容量と負極の容量をほぼ同じになるように設定することができ、設定された容量以上の余分な負極活物質を用いる必要がない。
【0010】
本発明において正極活物質としては、集電体上に形成したBi薄膜またはSb薄膜にLiを挿入することにより、Li−Bi系合金またはLi−Sb系合金としたものが好ましく用いられる。Liを挿入する方法は、特に限定されるものではないが、好ましくは電気化学的な方法が用いられる。例えば、負極活物質が放出可能なLiを含有する場合には、Bi薄膜またはSb薄膜の状態で電池を組み立てた後に、放電反応によってLiを該薄膜内に挿入させることができる。また、Bi薄膜またはSb薄膜にLi金属を貼り付け、Liイオンを含有する非水電解液中に浸漬することにより、電気化学的にLiをBi薄膜またはSb薄膜に挿入してもよい。この場合、発熱を伴うので冷却することが好ましい。
【0011】
集電体上にBi薄膜またはSb薄膜を形成する方法は、特に限定されるものではなく、スパッタリング法、CVD法、及び溶射法などの薄膜形成方法により形成することができる。集電体は、特に限定されるものではなく、銅箔やニッケル箔などの金属箔を用いることができる。銅箔としては、表面粗さRaの大きな銅箔である電解銅箔が好ましく用いられる。
【0012】
Bi薄膜及びSb薄膜は、非晶質薄膜であることが好ましい。非晶質薄膜を用いることにより、リチウムを吸蔵・放出する際の膨張収縮を緩和することができ、負極活物質の微粉化を抑制し、良好な充放電サイクル特性を得ることができる。
【0013】
本発明において、負極はLi−Si系合金またはLi−Ge系合金を活物質として含むことが好ましい。これらの合金は、従来負極活物質として用いられている炭素材料に比べ大きな理論容量を有しているので、これらの負極と組み合わせて用いることにより、体積当たり及び重量当たりの容量密度をさらに高めることができる。
【0014】
上記Li−Si系合金及びLi−Ge系合金は、集電体上に形成したSi薄膜またはGe薄膜にLiを挿入することにより形成されたものであることが好ましい。Si薄膜及びGe薄膜に対するLiの挿入は、例えば電気化学的な方法により行うことができる。例えば、Si薄膜またはSb薄膜にLi金属を貼り付け、Liイオンを含む電解液中に浸漬し、該電解液中で10日間程度保存することにより行うことができる。また、Si薄膜またはGe薄膜とLi金属を、Liイオンを含む非水電解質中に浸漬し、Si薄膜またはGe薄膜を負極としLi金属を正極として電圧を印加する方法によってもLiを挿入させることができる。
【0015】
負極活物質へのLiの挿入は、正極活物質としてLiが挿入されていない活物質を用いる場合には、電池組立前になされることが好ましい。
Si薄膜またはGe薄膜を集電体上に形成する方法としては、スパッタリング法、CVD法、溶射法などの薄膜形成方法を用いることができる。集電体としては、銅箔などの金属箔が好ましく用いられ、特に表面粗さRaの大きい銅箔である電解銅箔が好ましく用いられる。
【0016】
Si薄膜は、非晶質Si薄膜または微結晶Si薄膜であることが好ましい。非晶質Si薄膜は、ラマン分光分析において、非晶質領域に対応する480cm-1近傍のピークが実質的に検出され、結晶領域に対応する520cm-1近傍のピークが実質的に検出されない薄膜である。微結晶Si薄膜は、ラマン分光分析において、結晶領域に対応する520cm-1近傍のピークと、非晶質領域に対応する480cm-1近傍のピークの両方が実質的に検出される薄膜である。
【0017】
Ge薄膜も非晶質Ge薄膜であることが好ましい。Si薄膜及びGe薄膜として非晶質薄膜または微結晶薄膜を用いることにより、リチウムを吸蔵・放出する際の膨張収縮を緩和することができ、活物質の微粉化を抑制することができ、良好な充放電サイクル特性を得ることができる。
【0018】
上記Li−Bi系合金、Li−Sb系合金、Li−Si系合金、及びLi−Ge系合金には、他の元素が含まれていてもよい。他の元素としては、例えば周期律表第4周期の遷移金属元素が挙げられ、具体的には、Sc、Ti、V、Mn、Fe、Co、Ni、Cu、Znなどが挙げられる。また、同様に、Bi薄膜、Sb薄膜、Si薄膜、及びGe薄膜にも、上記の他の元素が含まれていてもよい。
【0019】
本発明に従う好ましい実施形態では、正極が集電体上に形成したBi薄膜またはSb薄膜からなり、負極が集電体上に形成したSi薄膜またはGe薄膜からなり、電池組立前の正極薄膜または負極薄膜のいずれか一方にLiが挿入されている。負極にLiが挿入されている場合には、初回に放電が可能な二次電池となり、正極にLiが挿入されている場合には、充電後に放電が可能な二次電池となる。
【0020】
以下、各活物質材料の体積当たり及び重量当たりの理論容量密度と、各活物質を組み合わせた二次電池の体積当たり及び重量当たりの理論容量密度を示す。
まず、Li1モル当たりの容量を求める。Li1モル当たりの容量は、(電子1個当たりの電荷)×(アボガドロ定数)であり、電子1個当たりの電荷及びアボガドロ定数は以下の通りである。
・電子1個当たりの電荷:−4.8029×10-10esu=−1.602×10-19C
1C=1A・s=1/3600Ah
・アボガドロ定数:6.0221367×1023mol-1
Li1モル当たりの容量=1.602×10-19÷3600×6.0221367×1023=26.8Ah
従って、Li1モル当たりの容量は26.8Ahとなる。
【0021】
Li−Bi系合金がLi3Biの組成となるまでLiを吸蔵する場合、以下の表1に示すような重量当たりの理論容量密度(重量容量密度)及び体積当たりの理論容量密度(体積容量密度)となる。なお、Lはリットルである。
【0022】
【表1】
【0023】
Li−Sb系合金がLi3Sbの組成となるまでLiを吸蔵する場合には、以下の表2に示すような重量当たりの理論容量密度(重量容量密度)及び体積当たりの理論容量密度(体積容量密度)となる。
【0024】
【表2】
【0025】
LiCoO2 が、含有するLiの50%を吸蔵・放出する場合、以下の表3に示すような重量当たりの理論容量密度(重量容量密度)及び体積当たりの理論容量密度(体積容量密度)となる。
【0026】
【表3】
【0027】
Li−Si系合金がLi22Si5 の組成となるまでLiを吸蔵する場合、以下の表4に示すような重量当たりの理論容量密度(重量容量密度)及び体積当たりの理論容量密度(体積容量密度)となる。
【0028】
【表4】
【0029】
Li−Ge系合金がLi22Ge5 の組成となるまでLiを吸蔵する場合、以下の表5に示すような重量当たりの理論容量密度(重量容量密度)及び体積当たりの理論容量密度(体積容量密度)となる。
【0030】
【表5】
【0031】
黒鉛などの炭素材料がLiC6 の組成となるまでLiを吸蔵する場合、以下の表6に示すような重量当たりの理論容量密度(重量容量密度)及び体積当たりの理論容量密度(体積容量密度)となる。
【0032】
【表6】
【0033】
各活物質材料を組み合わせた二次電池の重量当たり及び体積当たりの理論容量密度は、それぞれ以下の式により計算することができる。
・二次電池の重量当たりの理論容量密度=正極の重量容量密度×負極の重量容量密度÷(正極の重量容量密度+負極の重量容量密度)
・二次電池の体積当たりの理論容量密度=正極の体積容量密度×負極の体積容量密度÷(正極の体積容量密度+負極の体積容量密度)
上記の式から算出した、各活物質材料を組み合わせた二次電池の重量当たりの理論容量密度(Ah/Kg)を表7に示す。
【0034】
【表7】
【0035】
上記の式から算出した、各活物質材料を組み合わせた二次電池の体積当たりの理論容量密度(Ah/L)を表8に示す。
【0036】
【表8】
【0037】
表7及び表8から明らかなように、本発明に従い正極活物質としてLi−Bi系合金またはLi−Sb系合金を用いることにより、従来のLiCoO2 を正極活物質とした場合に比べ、体積当たり及び重量当たりの容量密度を高めることができる。特に、負極活物質としてLi−Si系合金またはLi−Ge系合金を用いることにより、さらに体積当たり及び重量当たりの容量密度を高めることができる。
【0038】
本発明のリチウム二次電池に用いる電解質の溶媒は、特に限定されるものではないが、エチレンカーボネート、プロピレンカーボネート、ブチレンカーボネートなどの環状カーボネートと、ジメチルカーボネート、メチルエチルカーボネート、ジエチルカーボネートなどの鎖状カーボネートとの混合溶媒が例示される。また、前記環状カーボネートと1,2−ジメトキシエタン、1,2−ジエトキシエタンなどのエーテル系溶媒との混合溶媒も例示される。また、電解質の溶質としては、LiPF6 、LiBF4 、LiCF3SO3 、LiN(CF3SO2)2 、LiN(C2F5SO2)2 、LiN(CF3SO2)(C4F9SO2)、LiC(CF3SO2)3 、LiC(C2F5SO2)3 など及びそれらの混合物が例示される。さらに電解質として、ポリエチレンオキシド、ポリアクリロニトリルなどのポリマー電解質に電解液を含浸したゲル状ポリマー電解質や、LiI、Li3Nなどの無機固体電解質が例示される。本発明のリチウム二次電池の電解質は、イオン導電性を発現させる溶媒としてのLi化合物とこれを溶解・保持する溶媒が電池の充電時や放電時あるいは保存時の電圧で分解しない限り、制約なく用いることができる。
【0039】
【発明の実施の形態】
図1は、本発明に従う一実施例のリチウム二次電池を示す断面模式図である。本実施例のリチウム二次電池は、負極1、負極集電体2、負極缶3、絶縁パッキング4、セパレータ5、正極6、正極集電体7、及び正極缶8などから構成されている。
【0040】
負極1と正極6は、セパレータ5を介して対向している。これらは、負極缶3及び正極缶8が形成する電池ケース内に収納されている。セパレータ5中には、非水電解液が含浸されており、非水電解液としては、エチレンカーボネートとジエチルカーボネートの等体積混合溶媒にLiPF6 を1モル/リットル溶解したものを用いている。負極1は、負極集電体2を介して負極缶3に接続され、正極6は正極集電体7を介して正極缶8に接続され、二次電池としての充電及び放電が可能な構造となっている。
【0041】
本実施例において、負極1は非晶質または微結晶のSi薄膜から形成されている。このSi薄膜は、負極集電体2である電解銅箔の上に、スパッタリング法またはCVD法などにより薄膜形成することにより形成されている。Si薄膜の厚みは、例えば2μm程度とすることができる。なお、Si薄膜には、電池組立前に、上記非水電解液と同組成の電解液中でリチウム金属を貼り付けて10日間保存することにより、電気化学的にLiが挿入されている。
【0042】
本実施例において、正極6としては、Bi薄膜またはSb薄膜が用いられている。Bi薄膜またはSb薄膜は、正極集電体7である電解銅箔の上に、スパッタリング法またはCVD法などにより薄膜形成することにより形成されている。負極1のSi薄膜の膜厚約2μmの負極容量とほぼ同程度となるように、Bi薄膜の場合は約6μm、Sb薄膜の場合は約5μmの厚みとなるように形成されている。
【0043】
正極6としてBi薄膜を用いた電池では、充電終止電圧1.5V、放電終止電圧0Vのリチウム二次電池とすることができる。また、正極6としてSb薄膜を用いた二次電池では、充電終止電圧1.0V、放電終止電圧0Vのリチウム二次電池とすることができる。
【0044】
本実施例のリチウム二次電池においては、正極として容量密度が大きなBi薄膜またはSb薄膜を用い、負極として容量密度が大きなSi薄膜を用いているので、体積当たり及び重量当たりの容量密度が大きなリチウム二次電池とすることができる。
【0045】
なお、本実施例では、単体のBi、Sb及びSi薄膜を電極として用いたが、これらを他の元素で合金化した薄膜を用いても、その容量密度が極端に減少しない限り、本発明の目的が達せられることは明らかである。
【0046】
【発明の効果】
本発明では、正極がLi−Bi系合金またはLi−Sb系合金を活物質として含んでいるので、体積当たり及び重量当たりの容量密度が大きなリチウム二次電池とすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に従う一実施例の扁平型リチウム二次電池を示す模式的断面図。
【符号の説明】
1…負極
2…負極集電体
3…負極缶
4…絶縁パッキング
5…セパレータ
6…正極
7…正極集電体
8…正極缶
Claims (8)
- 正極と負極と非水電解質を備えたリチウム二次電池において、
集電体上に形成したBi薄膜またはSb薄膜にLiを挿入することにより形成したLi−Bi系合金またはLi−Sb系合金を、前記正極が活物質として含むことを特徴とするリチウム二次電池。 - 前記負極がLi−Si系合金またはLi−Ge系合金を活物質として含むことを特徴とする請求項1に記載のリチウム二次電池。
- 前記Li−Bi系合金、Li−Sb系合金、Li−Si系合金、またはLi−Ge系合金に他の元素が含まれていることを特徴とする請求項1または2に記載のリチウム二次電池。
- 前記正極がLi−Sb系合金を活物質として含み、前記負極がLi−Si系合金を活物質として含むことを特徴とする請求項2または3に記載のリチウム二次電池。
- 集電体上に形成したBi薄膜またはSb薄膜に電気化学的にLiを挿入することにより、前記Li−Bi系合金またはLi−Sb系合金が形成されていることを特徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載のリチウム二次電池。
- 前記電気化学的なLiの挿入が、電池組立後の放電反応によってなされることを特徴とする請求項5に記載のリチウム二次電池。
- 集電体上に形成したSi薄膜またはGe薄膜に電気化学的にLiを挿入することにより、前記Li−Si系合金またはLi−Ge系合金が形成されていることを特徴とする請求項2〜6のいずれか1項に記載のリチウム二次電池。
- 前記電気化学的なLiの挿入が、電池組立前になされることを特徴とする請求項7に記載のリチウム二次電池。
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