JP3701332B2 - 遊技機およびこれを用いた遊技方法 - Google Patents
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Description
【産業上の利用分野】
本発明は、遊技盤上に遊技玉を打出して該遊技玉の入賞を競う遊技機およびこれを用いた遊技方法に関するものであって、特に、入賞確率を変化させ得る役物手段としての可変表示手段(ディジタル)を遊技盤に備えて成り、特定入賞口への入賞によって該可変表示手段を作動させて遊技を競う第一種遊技機(フィーバ機)およびこれを用いた遊技方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の遊技機およびこれを用いた遊技方法としては、例えば、次のような遊技機がある。すなわち、機本体の正面側に遊技盤面が立設されており、この遊技盤面の略中央部に、当該遊技機の種類を定めるとともに、遊技性を高めるために通常一種類の役物手段が装着されていた。該役物手段は、遊技機における入賞確率を変化させ得る最も大がかりな仕掛から成る役物から構成されており、装着される役物手段の種類によって、第一種遊技機(所謂、フィーバーモノ)、第二種遊技機(所謂、ハネモノ)、第三種遊技機(所謂、ケンリモノ)、第四種遊技機(所謂、一発モノ)に分類されている。
【0003】
特に、役物手段が特定入賞口(所謂、チャッカー)と可変表示手段(所謂、ディジタル)とを備えて成り、特定入賞口(チャッカー)に遊戯玉が入賞すると可変表示手段(ディジタル)に絵柄が回動表示され、該可変表示手段(ディジタル)に表示された絵柄が特定の組み合わせと一致したとき、可変入賞口手段が作動し通常より相対的に高い確率(入賞確率)で入賞遊技が行える第一種遊技機はフィーバ機(フィーバーモノ)と呼ばれている。
【0004】
第一種遊技機(所謂、フィーバ機)においては、可変表示手段(ディジタル)における特定の組み合わせの発生確率は機に内蔵されたプログラム(通常はROMに記録されている)によって発生された乱数に基づいて決定されており、遊技者が直接にプログラムを改竄したり乱数発生を制御したりして特定の組み合わせの発生確率に介入することは出来ない。
【0005】
その結果、遊技者が介入できる遊技内容上での技量としては、いかに効率良く可変表示手段(ディジタル)を稼働させ、乱数発生の回数を増やすかだけに集約されていた。
【0006】
また、可変入賞口手段の稼働による特別入賞状態の発生も、多少の熟練は要するものの、一定の手順(所謂、攻略手法)に則って遊技をすれば、誰でもがほぼ確実に最大の付加価値を得ることができ、多くの出玉を獲得することができた。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】
しかしながら、このような従来のフィーバ機(第一種遊技機)およびこれを用いた遊技方法では、遊技者が介入できる遊技内容上での技量としては、いかに効率良く可変表示手段(ディジタル)を稼働させ乱数発生の回数を増やすかだけであり、遊技者の技量的影響が反映されにくく、特定の組み合わせの発生確率がプログラムによって完全に制御されてしまい、また特定の組み合わせの発生の過程が遊技者側で認識出来ないため、遊技性が低く、また迫力および面白みに欠けるという問題点があった。
【0008】
可変表示手段(ディジタル)の特性と同様に、可変入賞手段の稼働による特別入賞状態の発生も、一定の手順(所謂、攻略手法)に則って遊技をすれば誰でもがほぼ確実に最大の付加価値を得ることができ、遊技者の技量的影響が反映されにくく、遊技性が低く、また迫力および面白みに欠けるという問題点があった。
【0009】
本発明は、このような従来技術が有する問題点に着目してなされたもので、遊技者の技量的影響が反映でき、大当り状態に到達するまでの過程に加えて過去の遊技結果を反映させた遊技内容の継続性を実現でき、入賞過程が遊技者側で認識できる、遊技性が高く、また迫力および面白みがある遊技機およびこれを用いた遊技方法を提供することを目的としている。
【0010】
【課題を解決するための手段】
かかる目的を達成するための要旨とするところは、以下の2項に存する。
【0011】
[1]項 第一種役物手段としての可変表示手段を遊技盤(11)上に備え、遊技玉(12)の入賞によって該可変表示手段を作動させて絵柄合わせ遊技の進行管理を行う遊技機において、
前記遊技盤(11)上に設けられ、前記遊技玉(12)の入賞を検出して回動表示制御命令(16a)を生成する特定入賞口手段(16)と、
前記遊技盤(11)上に設けられた前記可変表示手段であって、該回動表示制御命令(16a)を受ける毎に、複数の絵柄を回動表示させる前記絵柄合わせ遊技を実行するとともに、絵柄の組み合わせが所定の入賞絵柄と一致したとき入賞遊技を実行させるための付与価値命令(17a)を生成する可変表示手段(17)と、
前記付与価値命令(17a)を受けたとき、所定の範囲の整数内から1整数を選択して抽選番号(19a)に割り当てるとともに、該抽選番号(19a)を表示する抽選番号設定手段(19)と、
遊技玉(12)の入賞を競うための入賞口であって、前記所定の範囲の整数内の各整数と各々一対一に対応づけられた孔番号(20a)を有し、前記付与価値命令(17a)を受けて前記入賞遊技を実行するために開状態となる所定数の抽選孔(20)と、
前記付与価値命令(17a)を受けて前記入賞遊技を実行するために前記開状態となった前記抽選孔(20)への入賞(20b)を検出し該入賞に対する付与価値に基づいて第一の賞球(18a)を付与するとともに、前記抽選番号(19a)と前記抽選孔(20)に対応した孔番号(20a)とが一致したとき該一致に対する付与価値に基づいて第二の賞球(18b)を付与する可変入賞口手段(18)と、
を備えて成ることを特徴とする遊技機(10)。
【0012】
[2]項 前記遊技玉(12)の入賞を検出したとき、特定入賞口手段(16)が前記回動表示制御命令(16a)を生成し、
該回動表示制御命令(16a)を受ける毎に、可変表示手段(17)が、前記複数の絵柄を回動表示させる絵柄合わせ遊技を実行するとともに、絵柄の組み合わせが前記所定の入賞絵柄と一致したとき前記入賞遊技を実行させるための前記付与価値命令(17a)を生成し、
前記付与価値命令(17a)を受けたとき、前記抽選番号設定手段(19)が、前記所定の範囲の整数内から1整数を選択して前記抽選番号(19a)に割り当てるとともに、該抽選番号(19a)を表示し、
前記付与価値命令(17a)を受けたとき、前記孔番号(20a)を有する前記抽選孔(20)が、前記入賞遊技を実行するために開状態となり、
前記可変入賞口手段(18)が、前記開状態となった前記抽選孔(20)への入賞(20b)を検出したとき該入賞に対する付与価値に基づいて前記第一の賞球(18a)を付与するとともに、前記抽選番号(19a)と前記抽選孔(20)に対応した前記孔番号(20a)とが一致したとき該一致に対する付与価値に基づいて前記第二の賞球(18b)を付与する、
ことを特徴とする[1]項に記載の遊技機(10)の遊技方法。
【0013】
なお、第一種遊技機(フィーバーモノ)とは、7セグメントLEDや、映像や記号表示画面形成用の可変表示手段から構成されたものを基本型とする。電気的に動作制御するものであり、所定の入賞を果たすとデジタル画面が作動し、数字等が3つ揃って表示されると入賞確率を一時的に高めるように構成されたものである。可変表示手段としては、CRT、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)デバイス、液晶表示デバイス等が用いられている。
【0014】
【作用】
本発明の遊技機(10)およびこれを用いた遊技方法は、第一種役物手段としての可変表示手段を遊技盤(11)上に備え、遊技玉(12)の入賞によって該可変表示手段を作動させて絵柄合わせ遊技の進行管理を行うものである。
【0015】
前記遊技玉(12)の入賞を検出したとき、特定入賞口手段(16)が前記回動表示制御命令(16a)を生成する。
【0016】
該回動表示制御命令(16a)を受ける毎に、可変表示手段(17)が、前記複数の絵柄を回動表示させる絵柄合わせ遊技を実行するとともに、絵柄の組み合わせが前記所定の入賞絵柄と一致したとき前記入賞遊技を実行させるための前記付与価値命令(17a)を生成する。
【0017】
前記付与価値命令(17a)を受けたとき、前記抽選番号設定手段(19)が、前記所定の範囲の整数内から1整数を選択して前記抽選番号(19a)に割り当てるとともに、該抽選番号(19a)を表示する。
【0018】
前記付与価値命令(17a)を受けたとき、前記孔番号(20a)を有する前記抽選孔(20)が、前記入賞遊技を実行するために開状態となる。
【0019】
前記可変入賞口手段(18)が、前記開状態となった前記抽選孔(20)への入賞(20b)を検出したとき該入賞に対する付与価値に基づいて前記第一の賞球(18a)を付与する。
【0020】
さらに加えて、前記抽選番号(19a)と前記抽選孔(20)に対応した前記孔番号(20a)とが一致したとき、前記可変入賞口手段(18)が、該一致に対する付与価値に基づいて前記第二の賞球(18b)を付与する。
【0021】
なお、付与価値とは、賞球数、または可変入賞口手段(18)における稼働条件であって開閉動作を繰り返す所定時間または所定回数を意味する。
【0022】
これにより、遊技者の技量的影響が反映でき、大当り状態に到達するまでの過程に加えて過去の遊技結果を反映させた遊技内容の継続性を実現でき、入賞過程が遊技者側で認識できる、遊技性が高く、また迫力および面白みがある遊技機(10)およびこれを用いた遊技方法を実現することができる。
【0023】
なお、第一種遊技機(フィーバーモノ)とは、7セグメントLEDや、映像や記号表示画面形成用の可変表示手段から構成されたものを基本型とする。電気的に動作制御するものであり、所定の入賞を果たすとデジタル画面が作動し、数字等が3つ揃って表示されると入賞確率を一時的に高めるように構成されたものである。可変表示手段としては、CRT、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)デバイス、液晶表示デバイス等が用いられている。
【0024】
【実施例】
以下、図面に基づき本発明の一実施例を説明する。図1は本発明の一実施例に係る遊技機10の機能ブロック図であり、図2は本発明の一実施例に係る遊技機10の正面図である。
【0025】
本実施例の遊技機10は、図1に示すように、遊技玉12の入賞によって可変表示手段17を作動させて絵柄合わせ遊技の進行管理を行うものであって、特定入賞口手段16と可変表示手段17と抽選番号設定手段19と所定数の抽選孔20と可変入賞口手段18とを備えて成る。
【0026】
なお、本実施例の特定入賞口手段16と可変表示手段17と抽選番号設定手段19と所定数の抽選孔20と可変入賞口手段18とにおける制御は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ制御によって実現している。また、マイクロプロセッサーは、システムバス接続されている。
【0027】
本実施例の特定入賞口手段16と可変表示手段17と抽選番号設定手段19と所定数の抽選孔20、可変入賞口手段18、における回動表示制御命令16a、付与価値命令17a、第一の賞球18a、第二の賞球18b、抽選番号19a、孔番号20a等のデータ伝送は、コンピュータのシステムバスを介して実行される。またイーサネットバス、GP−IBバス、RS232Cバス、S100バスまたはセントロニクスバス等のバス構造を用いたときは、各々に当する所定の通信プロトコルに準拠してデータの伝送が実行される。
【0028】
遊技盤11の適所には、図示省略したが、多数の遊技釘やチャッカー、電動チューリップVゾーン、アタッカークルーン、及びアウト口等が多数装置されている。
【0029】
更に、遊技盤11内またはその周辺には遊技性を高めるための電飾が施されている。なお、遊技盤11の表面側は保護ガラスで覆われている。
【0030】
遊技盤11の裏側には、入賞遊技玉を整列せた状態で流下させるシュート部材が配設されている。かかるシュート部材の下流端には遊技玉計数機が取付けられていてもよい。
【0031】
図2は省略してあるが、可変表示手段17の上部には、保留手段(図示せず)が設けられてもよい。保留手段(図示せず)は、絵柄合わせ遊技の実行中に新たに特定入賞口手段16への入賞が発生したとき、実行されていない絵柄合わせ遊技の実行権利数を記憶して表示するものである。本実施例では、保留手段(図示せず)として4個のLEDによるランプ表示を用いている。
【0032】
なお、本実施例の保留手段(図示せず)におけるLEDランプ表示制御は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ制御によって実現している。また、マイクロプロセッサーは、システムバス接続されている。
【0033】
さらに、図2は省略してあるが、遊技機10の正面側の下半部には、遊技に供す遊技玉12を入れる前皿と、前皿からオーバーフローした遊技玉12を受入れる下皿とが、上下に設けられている。また、遊技機10の正面側の右下端には、遊技盤11上に遊技玉12を打出すためのハンドルが設けられている。ハンドルは、その操作により遊技機10の下方内部に設けられた遊技玉発射装置から遊技玉12を打ち出すように設定されている。
【0034】
遊技盤11上に設けられた特定入賞口手段16は、遊技玉12の入賞を検出して回動表示制御命令16aを生成するするよう、可変表示手段17に接続されて成る。本実施例では、特定入賞口手段16としてチャッカーを用いている。
【0035】
チャッカーにおける遊技玉12の検出の手段は、LEDや光電管等を用いた光学的な検出手段、ホール素子等を用いた磁気的な検出手段、マトリックスセンサやタッチセンサ等を用いた電気抵抗の変化による電気的な検出手段、またはコンデンサを用いた誘電率の変化を検出する検出手段等を用いて実現できる。本実施例では、外乱ノイズに強く、小形で消費電力の少ないLEDを用いた光学的な検出手段を用いている。
【0036】
また、特定入賞口手段16には、音発生部が接続されていてもよい。本実施例の音発生部は、入賞したとき、各々に合った音楽・音声を発して、スピーカーを介して遊技者に聞かせるものである。
【0037】
なお、本実施例のチャッカーにおける遊技玉12の検出の手段は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ制御によって実現している。また、マイクロプロセッサーは、前記システムバス接続されている。
【0038】
遊技盤11上に設けられた可変表示手段17は、回動表示制御命令16aを受ける毎に、複数の絵柄を回動表示させる絵柄合わせ遊技を実行するとともに、絵柄の組み合わせが所定の入賞絵柄(例えば、数字の7が2つ揃った「77」)と一致したとき入賞遊技を実行させるための付与価値命令17aを生成するよう、可変表示手段17と抽選番号設定手段19と所定数の抽選孔20とに接続されて成る。
【0039】
可変表示手段17に回動表示される絵柄としては、数字の0〜9、トランプ絵柄(例えば、ハート絵柄、スペード絵柄、ダイヤ絵柄、クラブ絵柄等)、果物絵柄、アニメキャラクタ絵柄等が使用できる。本実施例では可変表示手段17に絵柄として、数字の0〜9を回動表示させている。
【0040】
本実施例では、図2に示すように、可変表示手段17としてディジタルを用いている。ディジタルは、7セグメントLEDや、映像や記号表示画面形成用の表示手段から構成されたものを基本型とする。電気的に動作制御するものであり、所定の入賞を果たすとデジタル画面が作動し、数字等が2つ揃って表示される(例えば、図2に示すように、数字の7が2つ、「77」)と入賞確率を一時的に高めるように構成されたものである。
【0041】
可変表示手段17としては、CRT、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)デバイス、液晶表示デバイス等を用いることができる。図2に示すように、本実施例では、液晶表示デバイスを用いた可変表示手段17を遊技盤11に向かって中央付近に一組設けている。
【0042】
また、可変表示手段17には、音発生部が接続されていてもよい。本実施例の音発生部は、入賞したとき、各々に合った音楽・音声を発して、スピーカーを介して遊技者に聞かせるものである。なお、本実施例の音発生部における制御は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ制御によって実現している。また、マイクロプロセッサーは、システムバス接続されている。
【0043】
抽選番号設定手段19は、付与価値命令17aを受けたとき、1〜5までの整数(則ち、所定の範囲の整数)内から1整数を選択して抽選番号19aに割り当てるとともに、抽選番号19aを表示するするよう、可変表示手段17と可変入賞口手段18とに接続されて成る。
【0044】
抽選番号設定手段19は、遊技者が認識できるように、7セグメントLED、CRT、EL(エレクトロ・ルミネッセンス)デバイス、液晶表示デバイス等を用いて、選択した抽選番号19aを表示している。図2では、1〜5までの整数(則ち、所定の範囲の整数)内から整数「2」(則ち、1整数)が抽選番号19aとして選択されて、表示されている。
【0045】
可変入賞口手段18の開口部内に所定数設けられた抽選孔20は、遊技玉12の入賞を競うための入賞口であって、所定の範囲の整数内の各整数と各々一対一に対応づけられた孔番号20aを有し、付与価値命令17aを受けて入賞遊技を実行するために開状態となるするよう、各々、可変表示手段17と可変入賞口手段18とに接続されて成る。
【0046】
所定の範囲の整数内の各整数(則ち、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」)と各々一対一に対応づけられた孔番号20aは、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」の5個となる。本実施例では、これらの孔番号20aを各抽選孔20上に表示している。当然ながら、抽選孔20の所定数は、図2に示すように、5個である。
【0047】
可変入賞口手段18は、付与価値命令17aを受けて入賞遊技を実行するために開状態となった抽選孔20への入賞20bを検出し、入賞に対する付与価値に基づいて第一の賞球18aを付与するとともに、抽選番号19aと抽選孔20に対応した孔番号20aとが一致したとき一致に対する付与価値に基づいて第二の賞球18bを付与するよう、所定数の抽選孔20の各々と抽選番号設定手段19とに接続されて成る。本実施例の可変入賞口手段18は、所定時間または所定回数だけ、開閉動作を繰り返すように装置されて成る。
【0048】
本実施例では、第一の賞球18aとして一入賞単位あたり10球の入賞球を与えるものとし、第二の賞球18bとして一入賞単位あたり10球の入賞球を与えることを16入賞単位繰り返すものとしているが、特にこれに限定されるものではない。
【0049】
可変入賞口手段18における遊技玉12の検出の手段は、LEDや光電管等を用いた光学的な検出手段、ホール素子等を用いた磁気的な検出手段、マトリックスセンサやタッチセンサ等を用いた電気抵抗の変化による電気的な検出手段、またはコンデンサを用いた誘電率の変化を検出する検出手段等を用いて実現できる。本実施例では、外乱ノイズに強く、小形で消費電力の少ないLEDを用いた光学的な検出手段を用いている。
【0050】
なお、本実施例の可変入賞口手段18における遊技玉12の検出の手段は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ制御によって実現している。また、マイクロプロセッサーは、システムバス接続されている。また、可変入賞口手段18には、音発生部が接続されていてもよい。本実施例の音発生部は、入賞したとき、各々に合った音楽・音声を発して、スピーカーを介して遊技者に聞かせるものである。
【0051】
次に作用を説明する。
【0052】
図1は本発明の一実施例に係る遊技機の機能ブロック図であり、図2は本発明の一実施例に係る遊技機の正面図である。
【0053】
本実施例の遊技機10は、第一種役物手段としての可変表示手段を遊技盤11上に備え、遊技玉12の入賞によって可変表示手段を作動させて絵柄合わせ遊技の進行管理を行うものである。
【0054】
遊技盤11に打ち出された遊技玉13が、前記遊技釘に衝突しながら流下し、その内の幾つかがチャッカー、Vゾーン、クルーン、電動チューリップ、アタッカーに入賞することによって遊技が進行される。
【0055】
遊技機10の正面側の右下端に設けられてたハンドルを遊技者が操作することによって、遊技機10の下方内部に設けられた遊技玉発射装置(図示せず)から遊技玉打ち出される。
【0056】
絵柄合わせ遊技の実行中に新たに特定入賞口手段16への入賞が発生したとき、保留手段(図示せず)が、実行されていない絵柄合わせ遊技の実行権利数を記憶して表示するようにしてもよい。
【0057】
本実施例では、保留手段(図示せず)として4個のLEDによるランプ表示を用いていて実現しており、実行権利数が一回発生する毎に、実行権利を記憶するとともにLEDを一個点灯する。さらに、実行権利数に応じて、可変表示手段17が作動する毎に、作動数を実行権利数から減算し減算された実行権利数に応じてLEDを点灯または消灯させる。4個を越えて発生した実行権利に対しては記憶せず、LEDも点灯させない。
【0058】
役物から取込まれた入賞遊技玉は、遊技盤11の裏側シュート部材を整列せた状態で流下する。かかる入賞遊技玉は、遊技玉計数機によってカウントされる。
【0059】
遊技機10の正面側の下半部に設けられた前皿には、遊技に供す遊技玉12を蓄えることができる。下皿には、前皿からオーバーフローした遊技玉12を受入れることができる。
【0060】
本実施例の遊技機10は、遊技プログラムに従って絵柄合わせ遊技を進行する。遊技プログラムは、マイクロプロセッサーとシステムバスを介して接続されたRAM、ROM、磁気記録媒体、磁気光学記録媒体等の記録媒体によって保持されている。
【0061】
遊技プログラムはマイクロプロセッサーが実行可能なソフトウェアであって、記録媒体に保存されており、前記マイクロプロセッサーのコマンドによって読み出されたり、変更されたりできる。
【0062】
遊技玉12の入賞を検出したとき、特定入賞口手段16が回動表示制御命令16aを生成する。
【0063】
特定入賞口手段16における入賞の検出の手段は、LEDや光電管等を用いた光学的な検出方法、ホール素子等を用いた磁気的な検出方法、マトリックスセンサやタッチセンサ等を用いた電気抵抗の変化による電気的な検出方法、またはコンデンサを用いた誘電率の変化を検出する検出方法等を用いて実現できる。本実施例では、外乱ノイズに強く、小形で消費電力の少ないLEDを用いた光学的な検出方法を用いている。本実施例では、LEDを用いた光学的な検出方法によって検出を行っている。
【0064】
なお、本実施例の特定入賞口手段16における遊技玉12の検出の手段は、マイクロプロセッサーをベースとしたコンピュータ処理を行っている。また、マイクロプロセッサーは、システムバスを介してデータの授受を行う。
【0065】
回動表示制御命令16aを受ける毎に、可変表示手段17が、複数の絵柄を回動表示させる絵柄合わせ遊技を実行するとともに、絵柄の組み合わせが所定の入賞絵柄と一致したとき入賞遊技を実行させるための付与価値命令17aを生成する。
【0066】
本実施例では、絵柄合わせ遊技の結果、数字等が2つ揃って所定の入賞絵柄(例えば、数字の「7」が2つ横並び、「77」)と一致したとき、大当り遊技開始となり、絵柄合わせ遊技結果として、大当り遊技開始の付与価値を生成する。
【0067】
可変表示手段17に回動表示される絵柄としては、数字の0〜9、トランプ絵柄(例えば、ハート絵柄、スペード絵柄、ダイヤ絵柄、クラブ絵柄等)、果物絵柄、アニメキャラクタ絵柄等が使用できる。本実施例では可変表示手段17に絵柄として、数字の0〜9を回動表示させている。
【0068】
また、可変表示手段17は、実行権利数に応じて作動し、絵柄合わせ遊技を実行し、絵柄合わせ遊技結果としての付与価値命令17aを生成するようにしてもよい。ただしこのとき、絵柄合わせ遊技の結果、数字等が3つ揃って表示されると(例えば、数字の7が2つ横並び、77)、大当り遊技開始となるので、絵柄合わせ遊技結果として、大当り遊技開始の付与価値命令17a(つまり、「77」)を生成する。
【0069】
付与価値命令17aを受けたとき、抽選番号設定手段19が、所定の範囲の整数(則ち、整数「1」,「2」,「3」,「4」,「5」)内から1整数を選択して抽選番号19aに割り当てるとともに、抽選番号19aを表示する。
【0070】
付与価値命令17aを受けたとき、孔番号20a(則ち、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」)を有する抽選孔20が、入賞遊技を実行するために開状態となる。図2は、整数「1」,「2」,「3」,「4」,「5」)内から整数「2」が選択されて抽選番号19aに割り当てられ、該整数「2」が表示されている様子を示している。
【0071】
可変入賞口手段18が、開状態となった抽選孔20(則ち、「1」,「2」,「3」,「4」,「5」)への入賞20bを検出したとき入賞に対する付与価値に基づいて第一の賞球18aを付与する。
【0072】
これにより、遊技者の技量的影響が反映でき、入賞過程が遊技者側で認識できる、遊技性が高く、また迫力および面白みがある遊技機10およびこれを用いた遊技方法を実現することができる。
【0073】
さらに、抽選番号19a(図2では、「2」)と抽選孔20に対応した孔番号20aとが一致したとき、一致に対する付与価値に基づいて第二の賞球18bを付与する。
【0074】
例えば、図2では、抽選番号19aが「2」であるから、抽選孔20は「2」の表示のある抽選孔20である。則ち、抽選番号19aが「2」のとき、「2」の表示のある抽選孔20に遊技玉12が入賞すれば、第二の賞球18bが付与される。
【0075】
本実施例では、第一の賞球18aとして一入賞単位あたり10球の入賞球を与えるものとし、第二の賞球18bとして一入賞単位あたり10球の入賞球を与えることを16入賞単位繰り返すものとしているが、特にこれに限定されるものではない。
【0076】
なお、付与価値とは、賞球数、または可変入賞口手段18における稼働条件であって開閉動作を繰り返す所定時間または所定回数を意味する。
【0077】
これにより、遊技者の技量的影響が反映でき、大当り状態に到達するまでの過程に加えて過去の遊技結果を反映させた遊技内容の継続性を実現でき、入賞過程が遊技者側で認識できる、遊技性が高く、また迫力および面白みがある遊技機10およびこれを用いた遊技方法を実現することができる。
【0078】
【発明の効果】
本発明にかかる遊技機およびこれを用いた遊技方法によれば、特定入賞口手段への入賞を検出する毎に、可変表示手段が絵柄合わせ遊技に基づく入賞遊技の実行を可変入賞口手段に命令し、可変入賞口手段が開状態となった抽選孔への入賞を検出して該入賞に対する付与価値に基づいて第一の賞球を付与する。
【0079】
これにより、遊技者の技量的影響が反映でき、入賞過程が遊技者側で認識できる、遊技性が高く、また迫力および面白みがある遊技機およびこれを用いた遊技方法を実現することができる。
【0080】
さらに、可変入賞口手段が抽選番号と前記抽選孔に対応した前記孔番号とが一致したとき該一致に対する付与価値に基づいて前記第二の賞球を第一の賞球に加えて付与する。
【0081】
これにより、遊技者の技量的影響が反映でき、大当り状態に到達するまでの過程に加えて過去の遊技結果を反映させた遊技内容の継続性を実現でき、入賞過程が遊技者側で認識できる、遊技性が高く、また迫力および面白みがある遊技機およびこれを用いた遊技方法を実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の一実施例に係る遊技機の機能ブロック図である。
【図2】 本発明の一実施例に係る遊技機の正面図である。
【符号の説明】
10…遊技機
11…遊技盤
12…遊技玉
16…特定入賞口手段
16a…回動表示制御命令
17…可変表示手段
17a…付与価値命令
18…可変入賞口手段
18a…第一の賞球
18b…第二の賞球
19…抽選番号設定手段
19a…抽選番号
20…抽選孔
20a…孔番号
20b…抽選孔への入賞
Claims (2)
- 第一種役物手段としての可変表示手段を遊技盤上に備え、遊技玉の入賞によって該可変表示手段を作動させて絵柄合わせ遊技の進行管理を行う遊技機において、
前記遊技盤上に設けられ、前記遊技玉の入賞を検出して回動表示制御命令を生成する特定入賞口手段と、
前記遊技盤上に設けられた前記可変表示手段であって、該回動表示制御命令を受ける毎に、複数の絵柄を回動表示させる前記絵柄合わせ遊技を実行するとともに、絵柄の組み合わせが所定の入賞絵柄と一致したとき入賞遊技を実行させるための付与価値命令を生成する可変表示手段と、
前記付与価値命令を受けたとき、所定の範囲の整数内から1整数を選択して抽選番号に割り当てるとともに、該抽選番号を表示する抽選番号設定手段と、
遊技玉の入賞を競うための入賞口であって、前記所定の範囲の整数内の各整数と各々一対一に対応づけられた孔番号を有し、前記付与価値命令を受けて前記入賞遊技を実行するために開状態となる所定数の抽選孔と、
前記付与価値命令を受けて前記入賞遊技を実行するために前記開状態となった前記抽選孔への入賞を検出し該入賞に対する付与価値に基づいて第一の賞球を付与するとともに、前記抽選番号と前記抽選孔に対応した孔番号とが一致したとき該一致に対する付与価値に基づいて第二の賞球を付与する可変入賞口手段と、
を備えて成ることを特徴とする遊技機。 - 前記遊技玉の入賞を検出したとき、特定入賞口手段が前記回動表示制御命令を生成し、
該回動表示制御命令を受ける毎に、可変表示手段が、前記複数の絵柄を回動表示させる絵柄合わせ遊技を実行するとともに、絵柄の組み合わせが前記所定の入賞絵柄と一致したとき前記入賞遊技を実行させるための前記付与価値命令を生成し、
前記付与価値命令を受けたとき、前記抽選番号設定手段が、前記所定の範囲の整数内から1整数を選択して前記抽選番号に割り当てるとともに、該抽選番号を表示し、
前記付与価値命令を受けたとき、前記孔番号を有する前記抽選孔が、前記入賞遊技を実行するために開状態となり、
前記可変入賞口手段が、前記開状態となった前記抽選孔への入賞を検出したとき該入賞に対する付与価値に基づいて前記第一の賞球を付与するとともに、前記抽選番号と前記抽選孔に対応した前記孔番号とが一致したとき該一致に対する付与価値に基づいて前記第二の賞球を付与する、
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機の遊技方法。
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JP22509094A JP3701332B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 遊技機およびこれを用いた遊技方法 |
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JP22509094A JP3701332B2 (ja) | 1994-09-20 | 1994-09-20 | 遊技機およびこれを用いた遊技方法 |
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JPH0884826A JPH0884826A (ja) | 1996-04-02 |
JP3701332B2 true JP3701332B2 (ja) | 2005-09-28 |
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Family Applications (1)
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-
1994
- 1994-09-20 JP JP22509094A patent/JP3701332B2/ja not_active Expired - Fee Related
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JPH0884826A (ja) | 1996-04-02 |
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