JP3700025B2 - プロジェクションボルトの溶接装置 - Google Patents

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Description

【0001】
【発明が属する技術分野】
軸部とフランジと溶着用突起からなるプロジェクションボルトを、板状のワークに溶接することがおこなわれている。本発明は、このような溶接の技術分野に属している。
【0002】
【従来の技術】
上述のような技術分野における先行技術としては、特許第2509103号公報があげられる。ここには、プロジェクションボルトの軸部を差し込む受入孔が可動電極に明けられ、可動電極に保持されたプロジェクションボルトは同電極の進出によって鋼板等のワークに溶接されることが開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとしている問題点】
上述のような先行技術であると、溶接装置自体が定置式であるために、自動車のフロアパネルのような大きなワークの場合には、ワークを移動させなければならず、そのための機構が著しく大規模なものとなり、実用的ではない。そこで、溶接装置自体を移動式にすることが考えられるが、その場合にはプロジェクションボルトを電極に供給する手段に特別な配慮が必要となる。すなわち、溶接装置にプロジェクションボルトの供給装置を取り付けるに当たっては、電極への供給にとって有利な方式を適用しなければならない。また、軸部とフランジと溶着用突起からなるプロジェクションボルトは、的確に保持しなければ良好な溶接品質が得られないこととなる。
【0004】
【問題を解決するための手段とその作用】
本発明は、上述の問題点や要求条件に注目して発案されたもので、請求項1の発明は、軸部とフランジと軸部とは反対側のフランジ面に形成された溶着用突起からなるプロジェクションボルトを固定状態とされた板状のワークに溶接するものにおいて、ロボット装置に所要箇所へ移動させられるC型の溶接フレームが取り付けられ、この溶接フレームには可動電極と固定電極が設置され、前記固定電極は溶接フレームの横方向に伸びている下側のアーム部材に取り付けられていると共にこの固定電極に前記軸部が挿入される受入孔が形成され、前記下側のアーム部材に進退式の供給ロッドに取り付けられ前記軸部を下向きに突出した状態でフランジと溶着用突起をその凹部内に収容する保持ヘッドとプロジェクションボルトの軸部を受入孔に挿入するための駆動手段から構成されているプロジェクションボルト供給装置を取り付け、このプロジェクションボルト供給装置は溶接フレームの進出方向で見て電極よりも後方側に配置されており、前記駆動手段は前記下側のアーム部材の側面に固定され、この駆動手段の出力部材に供給ロッドの進退駆動手段が固定されており、供給ロッドは下側のアーム部材の下方から斜め上方に向かって進出できる状態でアーム部材に対して2方向に傾斜させてあり、これによって保持ヘッドに保持されたプロジェクションボルトの軸部が受入孔と同軸になった位置で停止すると共に、その停市位置から軸部が受入孔に挿入されるように構成され、しかも可動電極が進出して前記ワークに突き当たるとその反力で溶接フレームが移動して固定電極の受入孔に挿入されたプロジェクションボルトの溶着用突起をワークの下面に圧着させるためのイコライザーがロボット装置と溶接フレームとの間に配置され、可動電極が後退したとき前記イコライザーの作用で溶接フレームが移動して固定電極とワークとの間に保持ヘッドが進出できる空間が形成されるように構成したことを特徴としている。
【0005】
溶接フレームに取り付けたプロジェクションボルト供給装置から電極の受入孔へ前記軸部を挿入し、その状態でロボット機能により溶接フレームがワークの所定の箇所へ移動して、そこで溶着用突起とワークとが圧着されて通電・溶接がなされる。このように溶接フレームとプロジェクションボルト供給装置とがユニット化されているので、電極へのボルト供給をおこないつつ電極をワークの目的箇所へ移動させて溶接を完了させることができ、したがって、大きなワークを移動させるような設備を設置する必要がなくなる。
【0006】
また、溶接フレームがワークの方へ進出してゆくときには、プロジェクションボルトを保持した電極が最前位置になって溶接ポイントへ到達することが重要である。このことは、溶接フレームの進出に対してプロジェクションボルト供給装置が支障をきたしたはならないのである。もし、プロジェクションボルト供給装置が溶接フレームの前方に設置してあると、この供給装置が周辺の部材に干渉したりして、思い通りの箇所へボルト溶接ができないことになる。このように供給装置が干渉問題をおこさないので、良好な溶接挙動が実現する。
【0007】
進退式の供給ロッドが溶接フレームから突出してきたり、後退したりするので、保持ヘッドに係止されたプロジェクションボルトが両電極の間に首尾よく移行される。とくに、軸部が受入孔と同軸になった位置で供給ロッドの進出を停止させることによって、受入孔への軸部移動が的確になされる。軸部は駆動手段の出力で受入孔に挿入されるので、前記供給ロッドの進出に引き続いて信頼性の高い供給がおこなえる。
【0008】
供給ロッドのための進退駆動手段と軸部を受入孔へ導く駆動手段とが設置されているので、ボルトを両電極間に移動させることと、軸部を受入孔へ挿入させることが確実になされ、この挙動は、とくに、駆動手段の出力部材に進退駆動手段が固定されていることによって実現されている。さらに供給ロッドはアーム部材に対して2方向に傾斜させてあるので、電極の後方から両電極間にプロジェクションボルトを移動させることが可能となり、溶接フレームにプロジェクションボルト供給装置をユニット化することがおこないやすくなる。
そして、1個のプロジェクションボルトが溶接されて可動電極が後退すると、イコライザーの作用で溶接フレームが移動して、固定電極とワークとの間に空間が形成される。この空間に保持ヘッドを進出させて、再び軸部を受入孔に供給して、二つ目のプロジェクションボルト溶接がなされる。すなわち、ワークが両電極の間に設置された状態で、次々とプロジェクションボルトの溶接が連続してゆくのである。このような連続的な溶接は、溶接フレームの移動軌跡が短縮できて、効率を高めるのに有効となる。
【0009】
【発明の実施の形態】
以下、図示の実施形態にしたがって、本発明をくわしく説明する。符号1はロボット装置でありここでは同装置の先端部分に相当するアーム2、関節接手3が図示されている。ロボット装置1は一般的に採用されている6軸タイプのものである。関節接手3にはイコライザー4を介して溶接フレーム5が結合してある。溶接フレーム5の形態にはいろいろなものがあるが、ここではCタイプである。なお、Cタイプに代えてXタイプであってもよい。溶接フレーム5の先端部には可動電極6と固定電極7が設置されている。可動電極6は溶接フレーム5に結合したエアシリンダ8によって進退する。このエアシリンダに代えて電動モータを採用してもよい。両電極6、7は同軸位置に設置してあり、いずれか一方にプロジェクションボルトの軸部が挿入される受入孔が明けられている。ここでは、固定電極7に受入孔9が明けられている。
【0010】
鉄製のプロジェクションボルトは符号10で示してあり、軸部11、それと一体の円形のフランジ12、軸部11とは反対側のフランジ面に形成された溶着用突起13から構成されている。なお、この溶着用突起は「いぼ」状のものが3個あるいは4個設置されていてもよい。
【0011】
プロジェクションボルト供給装置は符号14で示されており、この装置は溶接フレーム5の進出方向、すなわち離隔した箇所に待機しているワークの方向(図1では右方)で見て、電極6、7よりも後方側に配置されている。換言すると、溶接フレーム5が進出するときには、電極6、7が最先端の位置になって進出し、供給装置14はその後方に位置しているのである。
【0012】
溶接フレーム5の横方向の部分がアーム部材5aであり、その側面にブラケット15が固定され、それに駆動手段であるエアシリンダ16が取り付けてある。駆動手段の出力部材に相当するピストンロッド17に供給ロッド18の進退駆動手段19が固定されている。この手段19はエアシリンダで構成され、ピストンロッド17とエアシリンダ19は、結合アーム20とエアシリンダ19に取り付けた結合筒21を介して一体化されている。エアシリンダ16と19の代わりに電動モータを採用してもよい。電動モータを採用するときには、モータの回転を直進運動に変換する機構を介在させる。
【0013】
供給ロッド18は、横方向に伸びているアーム部材5aに対して2方向に傾斜させてある。この傾斜は、図1の方向で見た傾斜が角度θ1、図2の方向で見た傾斜が角度θ2として設定されている。すなわち、供給ロッド18は、アーム部材5aに対して斜めに交差する状態になっている。供給ロッド18の先端には保持ヘッド22が結合され、ここに保持されたプロジェクションボルトの軸部11が、保持ヘッド22の進出時に受入孔9の軸線と同軸になるように構成されている。
【0014】
保持ヘッド22の軸線は、供給ロッド18の軸線に対して鋭角的に交差している。ヘッド本体23には下向きに開放された円形の凹部24が形成され、ここにフランジ12が収容される。フランジ12には溶着用突起13が一体化されているので、それをも収容するために凹部24にはフランジ12のための大径部24aと溶着用突起13のための小径部24bが形成されている。凹部24の奥にはマグネット(永久磁石)25が埋設され、凹部24に入ったフランジ12を吸引してプロジェクションボルト10を安定した状態で保持している。この時の状態は、図3のようにフランジ12の外周部が大径部24aの底面に密着させられている。
【0015】
空気通路26がヘッド本体23の中央部に明けられ、小径部24bの底面に開口している。空気通路26からの圧縮空気で、マグネット25の吸引力に抗してフランジ12を凹部24から強制的に脱出させて、軸部11を完全に受入孔9へ移行させる。圧縮空気が供給されるタイミングは、軸部11の一部が受入孔9内に入った時である。なお、符号27は空気通路26に接続された空気ホース、符号28は受入孔9の奥に設置されたマグネット(永久磁石)であり、受入孔9内に移行したボルト10を確実に吸引保持している。もし、図3の上下が逆になった状態のときには、マグネット28によるボルト保持が必須となる。
【0016】
供給ロッド18が後退しているときには、凹部24にフランジ12が進入できるようにしておく必要がある。そのためにエアシリンダ19に固定したブラケット29に部品供給管30が結合され、その端部が復帰した保持ヘッド22(図1の二点鎖線図示)に合致している。部品供給管30はパーツフィーダ31に接続され、空気ホース32からの圧縮空気で保持ヘッド22まで搬送されてくる。
【0017】
鋼板製のワーク33は、クランプユニット34でしっかりと固定されている。このユニット34は通常のもので、静止部材35に固定された基台36と回動式のクランプアーム37aとの間にワーク33が強くはさまれるタイプである。溶接フレーム5が復帰しているときには、ワーク33は離れた箇所に位置しているのであるが、図1は溶接フレーム5が進出して両電極6、7の間に位置している状態である。
【0018】
イコライザー4は、エアシリンダ8で可動電極6が進出してワーク33に突き当たると、その反力で溶接フレーム5全体が上方へ移行して、固定電極7がワーク33の下面に圧着するものである。そのために、コ字型の枠部材37が関節接手3に固定され、枠部材37に架設された作動軸38が溶接フレーム5に固定したブラケット39を摺動自在に貫通している。ブラケット39と枠部材37の端部との間に圧縮コイルスプリング40、40が介在させてある。前述の可動電極6の進出による反力が溶接フレーム5に作用すると、片方の圧縮コイルスプリング40が押し縮められてイコライズ作用が果たされる。
【0019】
上述の実施形態の作動を説明する。保持ヘッド22が図1の二点鎖線図示の位置にあるときに、パーツフィーダ31からプロジェクションボルト10が送られてくる。するとボルトのフランジ12や溶着用突起13が凹部24内に収容されて、軸部11が保持ヘッド22から下方に突出した状態になる。つぎに、供給ロッド18が進出させられて、軸部11が受入孔9と同軸になった位置で供給ロッドの進出は停止する。その後、エアシリンダ16の作用で供給ロッド18全体が移動させられると、軸部11は受入孔9内に進入し、空気通路26からの圧縮空気で軸部11、すなわちプロジェクションボルト10は完全に受入孔9内に入り込む。それから保持ヘッド22が前述とは逆の軌跡を経て元の位置に復帰する。
【0020】
ついで、ロボット装置1の作動で溶接フレーム5が前進すると、溶接フレーム5から離れた位置に待機していたワーク33に両電極6、7が到達する。それから可動電極6が進出すると、イコライザー4が作用して溶着用突起13がワーク33の下面に押しつけられて通電がなされ、溶着が完了する。1個のプロジェクションボルト10が溶接されて可動電極6が後退すると、イコライザー4の作用で溶接フレーム5が移動して、固定電極7とワーク33との間に空間が形成される。この空間に保持ヘッド22を進出させて、再び軸部11を受入孔9に供給して、二つ目のプロジェクションボルト溶接がなされる。すなわち、ワーク33が両電極6、7の間に設置された状態で、次々とプロジェクションボルトの溶接が連続してゆくのである。
【0021】
このような連続的な溶接は、溶接フレーム5の移動軌跡が短縮できて、効率を高めるのに有効となる。なお、図1の装置全体が上下関係が逆になっても、同様の作動が得られる。
【0022】
【発明の効果】
本発明によれば、軸部とフランジと軸部とは反対側のフランジ面に形成された溶着用突起からなるプロジェクションボルトを固定状態とされた板状のワークに溶接するものにおいて、ロボット装置に所要箇所へ移動させられるC型の溶接フレームが取り付けられ、この溶接フレームには可動電極と固定電極が設置され、前記固定電極は溶接フレームの横方向に伸びている下側のアーム部材に取り付けられていると共にこの固定電極に前記軸部が挿入される受入孔が形成され、前記下側のアーム部材に進退式の供給ロッドに取り付けられ前記軸部を下向きに突出した状態でフランジと溶着用突起をその凹部内に収容する保持ヘッドとプロジェクションボルトの軸部を受入孔に挿入するための駆動手段から構成されているプロジェクションボルト供給装置を取り付け、このプロジェクションボルト供給装置は溶接フレームの進出方向で見て電極よりも後方側に配置されており、前記駆動手段は前記下側のアーム部材の側面に固定され、この駆動手段の出力部材に供給ロッドの進退駆動手段が固定されており、供給ロッドは下側のアーム部材の下方から斜め上方に向かって進出できる状態でアーム部材に対して2方向に傾斜させてあり、これによって保持ヘッドに保持されたプロジェクションボルトの軸部が受入孔と同軸になった位置で停止すると共に、その停止位置から軸部が受入孔に挿入されるように構成され、しかも可動電極が進出して前記ワークに突き当たるとその反力で溶接フレームが移動して固定電極の受入孔に挿入されたプロジェクションボルトの溶着用突起をワークの下面に圧着させるためのイコライザーがロボット装置と溶接フレームとの間に配置され、可動電極が後退したとき前記イコライザーの作用で溶接フレームが移動して固定電極とワークとの間に保持ヘッドが進出できる空間が形成されるように構成したことを特徴としている。
【0023】
溶接フレームに取り付けたプロジェクションボルト供給装置から電極の受入孔へ前記軸部を挿入し、その状態でロボット機能により溶接フレームがワークの所定の箇所へ移動して、そこで溶着用突起とワークとが圧着されて通電・溶接がなされる。このように溶接フレームとプロジェクションボルト供給装置とがユニット化されているので、電極へのボルト供給をおこないつつ電極をワークの目的箇所へ移動させて溶接を完了させることができ、したがって、大きなワークを移動させるような設備を設置する必要がなくなる。
【0024】
プロジェクションボルト供給装置は溶接フレームの進出方向で見て電極よりも後方側に配置されているから、溶接フレームがワークの方へ進出してゆくときには、プロジェクションボルトを保持した電極が最前位置になって溶接ポイントへ到達する。このことは、溶接フレームの進出に対してプロジェクションボルト供給装置が支障をきたしたはならないのである。もし、プロジェクションボルト供給装置が溶接フレームの前方に設置してあると、この供給装置が周辺の部材に干渉したりして、思い通りの箇所へボルト溶接ができないことになる。このように供給装置が干渉問題をおこさないので、良好な溶接挙動が実現する。
【0025】
プロジェクションボルト供給装置は進退式の供給ロッドに取り付けた保持ヘッドとプロジェクションボルトの軸部を受入孔に挿入するための駆動手段から構成されているから、進退式の供給ロッドが溶接フレームから突出してきたり、後退したりするので、保持ヘッドに係止されたプロジェクションボルトが両電極の間に首尾よく移行される。とくに、軸部が受入孔と同軸になった位置で供給ロッドの進出を停止させることによって、受入孔への軸部移動が的確になされる。軸部は駆動手段の出力で受入孔に挿入されるので、前記供給ロッドの進出に引き続いて信頼性の高い供給がおこなえる。
【0026】
駆動手段は溶接フレームのアーム部材に固定され、この駆動手段の出力部材に供給ロッドの進退駆動手段が固定されており、供給ロッドはアーム部材に対して2方向に傾斜させてあり、これによって保持ヘッドに保持されたプロジェクションボルトの軸部が受入孔と同軸になった位置で停止すると共に、その停止位置から軸部が受入孔に挿入されるものであるから、供給ロッドのための進退駆動手段と軸部を受入孔へ導く駆動手段とが設置され、ボルトを両電極間に移動させることと、軸部を受入孔へ挿入させることが確実になされる。この挙動は、とくに、駆動手段の出力部材に進退駆動手段が固定されていることによって実現されている。さらに供給ロッドはアーム部材に対して2方向に傾斜させてあるので、電極の後方から両電極間にプロジェクションボルトを移動させることが可能となり、溶接フレームにプロジェクションボルト供給装置をユニット化することがおこないやすくなる。
そして、1個のプロジェクションボルトが溶接されて可動電極が後退すると、イコライザーの作用で溶接フレームが移動して、固定電極とワークとの間に空間が形成される。この空間に保持ヘッドを進出させて、再び軸部を受入孔に供給して、二つ目のプロジェクションボルト溶接がなされる。すなわち、ワークが両電極の間に設置された状態で、次々とプロジェクションボルトの溶接が連続してゆくのである。このような連続的な溶接は、溶接フレームの移動軌跡が短縮できて、効率を高めるのに有効となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体的な側面図である。
【図2】図1の一部を右側から見た正面図である。
【図3】保持ヘッドと受入孔との関係を示す縦断側面図である。
【図4】プロジェクションボルトの外観を示す側面図である。
【符号の説明】
11 軸部
12 フランジ
13 溶着用突起
10 プロジェクションボルト
33 ワーク
1 ロボット装置
5 溶接フレーム
6 可動電極
7 固定電極
9 受入孔
14 プロジェクションボルト供給装置
18 供給ロッド
22 保持ヘッド
16 駆動手段
5a アーム部材
17 出力部材
19 進退駆動手段

Claims (1)

  1. 軸部とフランジと軸部とは反対側のフランジ面に形成された溶着用突起からなるプロジェクションボルトを固定状態とされた板状のワークに溶接するものにおいて、ロボット装置に所要箇所へ移動させられるC型の溶接フレームが取り付けられ、この溶接フレームには可動電極と固定電極が設置され、前記固定電極は溶接フレームの横方向に伸びている下側のアーム部材に取り付けられていると共にこの固定電極に前記軸部が挿入される受入孔が形成され、前記下側のアーム部材に進退式の供給ロッドに取り付けられ前記軸部を下向きに突出した状態でフランジと溶着用突起をその凹部内に収容する保持ヘッドとプロジェクションボルトの軸部を受入孔に挿入するための駆動手段から構成されているプロジェクションボルト供給装置を取り付け、このプロジェクションボルト供給装置は溶接フレームの進出方向で見て電極よりも後方側に配置されており、前記駆動手段は前記下側のアーム部材の側面に固定され、この駆動手段の出力部材に供給ロッドの進退駆動手段が固定されており、供給ロッドは下側のアーム部材の下方から斜め上方に向かって進出できる状態でアーム部材に対して2方向に傾斜させてあり、これによって保持ヘッドに保持されたプロジェクションボルトの軸部が受入孔と同軸になった位置で停止すると共に、その停止位置から軸部が受入孔に挿入されるように構成され、しかも可動電極が進出して前記ワークに突き当たるとその反力で溶接フレームが移動して固定電極の受入孔に挿入されたプロジェクションボルトの溶着用突起をワークの下面に圧着させるためのイコライザーがロボット装置と溶接フレームとの間に配置され、可動電極が後退したとき前記イコライザーの作用で溶接フレームが移動して固定電極とワークとの間に保持ヘッドが進出できる空間が形成されるように構成したことを特徴とするプロジェクションボルトの溶接装置。
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