JP3650930B2 - 孔明き部品の溶接装置 - Google Patents
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Description
【発明が属する技術分野】
ナットのような孔明き部品を、供給ロッドで相手方の鋼板部品に供給して、溶接することがおこなわれている。本発明は、そのような孔明き部品の溶接の分野に属している。
【0002】
【従来の技術】
孔明き部品を相手方部品である鋼板部品に溶接する手法として、プロジェクション溶接が知られている。これは、孔明き部品に形成された溶着用突起を用いて鋼板部品に電気抵抗溶接をしている。しかしながら、固定電極と可動電極が配置しにくかったり、溶着範囲を適宜選択するときには、プロジェクション溶接では期待どおりの溶接ができないことがある。そのような事情から、孔明き部品をプロジェクション以外の溶接手法で溶接することがある。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】
プロジェクション溶接以外のアーク溶接、ガス溶接、レーザ溶接あるいはプラズマ溶接等で孔明き部品を溶接するときには、孔明き部品が相手方部品に対して正しい位置に供給されなければならず、また、その孔明き部品に対する位置決め手段も確実に機能しなければならない。さらに、位置決めされた孔明き部品に対して溶接装置が正確に機能しなければならない。
【0004】
【課題を解決するための手段とその作用】
本発明は、上述のような問題を解決するために提供されたもので、請求項1の発明は、基板に部品供給装置と溶接装置を取付け、基板に固定された保持軸に回動自在に支持部材を取付け、この支持部材に溶接ユニットを取付け、保持軸の先端部には部品供給装置によって供給されてきた孔明き部品を相手方部品に押え付けるための押圧部が形成され、溶接ユニットのヘッド先端部が押圧部の近傍に配置されていることを特徴としている。
【0005】
部品供給装置からの孔明き部品は、相手方部品に供給されその位置で保持軸の押圧部で相手方部品に対して押付けられて、孔明き部品と相手方部品との相対位置が設定される。その押圧と共に溶接ユニットのヘッド先端部が溶接作動位置に待機することとなり、次いでアーク溶接等の溶接がなされる。孔明き部品と相手方部品とがこのようにして適当な範囲にわたって溶接されると、今度は支持部材が保持軸を中心にして回動され、別の箇所が溶着される。保持軸に部品の押圧部が設置され、保持軸に支持部材が回動可能に取付けられており、溶接ユニットを装備した支持部材が回動可能な状態で保持軸に取付けられている。したがって、相手方部品への部品押圧や溶接ユニットの装着、あるいはその回動等が保持軸を中心的な部材にしてコンパクトにまとまり、構成面で有利である。
【0006】
請求項2の発明は、請求項1において、支持部材は回動手段によって回動させられ、これによってヘッド先端部が所定の回動位置に移動させられることを特徴としている。このように支持部材が回動させられると、それに取付けられた溶接ユニットも回動させられるので、ヘッド先端部を必要な溶接箇所に自由に移動させることができる。
【0007】
請求項3の発明は、請求項1または請求項2において、請求項1または請求項2において、保持軸は基板に対してほぼ垂直方向に配置され、部品供給装置はその供給ロッドに保持された孔明き部品を保持軸と同軸状態で相手方部品上に供給するように構成されていることを特徴としている。このように部品を相手方部品上に保持軸と同軸の位置に供給し、保持軸の押圧部で部品の位置決めをするという供給から位置決めの供給挙動であるから、最も単純な方式で部品保持がなされる。したがって、部品の保持位置が狂ったりすることがなく、部品と相手方部品との相対位置が均一化され、良好な溶接品質が得られる。
【0008】
請求項4の発明は、請求項1、請求項2および請求項3のいずれかにおいて、部品供給装置の供給ロッドは、保持軸に対して傾斜した状態で進退作動をするように構成されていると共に、供給ロッドが孔明き部品を串刺しにして孔明き部品を相手方部品に供給することを特徴としている。傾斜した供給ロッドが部品の孔を貫通した状態で供給ロッドに保持され、孔明き部品は供給ロッドに案内されながら相手方部品の所定の位置に供給される。その後、保持軸や溶接ユニットの作動で溶接がなされる。
【0009】
請求項5の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、基板はロボット装置の先端部分に取付けられていることを特徴としている。ロボット装置の作動によって基板が自由な方向に移動させられ、かつ基板の停止する向きも自由に選定できるから、相手方部品の形状や溶接箇所が複雑な所であっても、支障なく部品溶接が実現する。このような基板の自由な挙動に対して、保持軸や供給ロッドの特質が相乗された形態となるので、装置としての有用性は一層高度なものとなる。
【0010】
請求項6の発明は、請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、基板は進退駆動手段を介して静止部材に固定されていることを特徴としている。これは、請求項5の発明と逆の構成になっているもので、部品供給装置や溶接装置は進退作動をするもので、進退駆動手段によって保持軸が相手方部品上の孔明き部品を押圧する。請求項5の発明と同じ利点が確保される。
【0011】
請求項7の発明は、基板に溶接装置を取付け、基板に固定された保持軸に回動自在に支持部材を取付け、この支持部材に溶接ユニットを取付け、保持軸の先端部には部品供給装置によって供給されてきた孔明き部品を相手方部品に押え付けるための押圧部が形成され、溶接ユニットのヘッド先端部が押圧部の近傍に配置されており、基板は進退駆動手段を介して静止部材に結合され、部品供給装置は静止部材に結合されていることを特徴としている。
【0012】
部品供給装置からの孔明き部品は、相手方部品に供給されその位置で保持軸の押圧部で相手方部品に対して押付けられて、孔明き部品と相手方部品との相対位置が設定される。その押圧と共に溶接ユニットのヘッド先端部が溶接作動位置に待機することとなり、次いでアーク溶接等の溶接がなされる。孔明き部品と相手方部品とがこのようにして適当な範囲にわたって溶接されると、今度は支持部材が保持軸を中心にして回動され、別の箇所が溶着される。保持軸に部品の押圧部が設置され、保持軸に支持部材が回動可能に取付けられており、溶接ユニットを装備した支持部材が回動可能な状態で保持軸に取付けられている。したがって、相手方部品への部品押圧や溶接ユニットの装着、あるいはその回動等が保持軸を中心的な部材にしてコンパクトにまとまり、構成面で有利である。そして、部品供給装置が静止部材に取付けられているから、基板には溶接装置だけが結合されることとなり、基板の荷重が軽減できて作動させやすくなる。また、部品供給装置が静止部材に取付けられていることによって、部品供給装置の取付け位置が安定し、精度の高い部品供給が果たせる。
【0013】
【発明の実施の形態】
本発明において対象になる部品は、孔の明いたものであり、その代表的なものとして、図4や図5の鉄製で円形(図6参照)をしたナット1がある。これは、本体部2とその中央にねじ孔3が設けられている。また、他の部品としては、図7や図8のようなナット4がある。これは、前述のナットに円形のフランジ5が形成されたものである。
【0014】
図1は、装置全体の側面図である。基板6に部品供給装置7と溶接装置8が固定されている。部品供給装置7について説明する。基板6に固定した支持ブラケット9に部品供給装置7が結合してある。部品供給装置7は進退式の供給ロッド10を有している。これは図4にくわしく図示してあり、供給ロッド10は、ナットのねじ孔3を貫通する細いガイドロッド11とそれよりも太い摺動ロッド12からなり、ガイドロッド11と摺動ロッド12との境界部に押出し面13が形成されている。ガイド筒14内に摺動ロッド12が摺動自在な状態で挿入されており、ガイド筒14に結合されたエアシリンダ15(図1参照)によって、供給ロッド10が進退するように構成されている。
【0015】
ガイド筒14の先端部にはナット1の供給管16が溶接され、ガイド筒14と供給管16とが交差した箇所に仮止室17が形成されている。供給管16と対向した側にはガイド板18が固定されていて、仮止室17の内壁の一部を構成している。仮止室17は開口部19を有している。ガイド板18には磁石(永久磁石)20が埋設されている。供給管16はパーツフィーダ21に接続され、そこから空気搬送等で送られてきたナット1は仮止室17内に入って、磁石20で吸引され一時係止がなされている。
【0016】
相手方部品は鋼板部品22であり、静止した基台23に多数の支持ブロック24が設置してある。この支持ブロック24に位置決め用のガイドピン25が設置してあり、支持ブロック24上に載せた鋼板部品22をガイドピン25が貫通している。
【0017】
図4は、仮止室17内にナット1が磁石20で一時係止されている状態であり、ここで供給ロッド10が進出してくると、まずガイドロッド11がねじ孔3を貫通し、その後、押出し面13がナット1の端面に当たって、ナット1を磁石20の吸引力に抗して押し出して行く。ナット1は串刺しにされ、ガイドロッド11の先端部が二点鎖線図示のようにガイドピン25の直前で停止させられると、ナット1はガイドロッド11を滑り落ちるようにして鋼板部品22上に停止する。このときには、ガイドピン25がねじ孔3内に相対的に進入した状態となり、ナット1の位置決めがなされる。
【0018】
溶接装置8について説明する。ここで採用できる溶接手法としては、アーク溶接、ガス溶接(たとえばアセチレンガス使用)、レーザ溶接、プラズマ溶接等いろいろな方式が採用できる。ここではナット1の溶接はアーク溶接を採用している。
【0019】
基板6に対してほぼ垂直方向に保持軸26がしっかりと固定されている。保持軸26に回動可能な状態で支持部材27が取付けられている。これは、支持部材27に保持軸26が貫通していることによってなされている。支持部材27が保持軸26の軸方向に動かないようにするために、保持軸26に位置決め用のフランジ28、29が固定してある。支持部材27はほぼコ字型の形状をしており、上下に支持片30、31が形成されてここを保持軸26が貫通している。
【0020】
支持片30にアーク溶接ユニット32が取付けられている。これは、支持管33の先端にヘッド34が固定され、その先端部は符号35で示されている。支持管33内には電極ワイヤ36が順次繰り出されてくるようになっている。なお、シールドガスの供給構造は図示を省略してある。
【0021】
保持軸26の先端部にはナット1の端面を押え付けるために、押圧部37が形成されている。この場合は、保持軸26の先端が平面形状とされて押圧部37が構成されている。
【0022】
支持部材27は、保持軸26に対して回動できるように構成されている。この回動駆動手段は、保持軸26にアームを固定して、そのアームを押し引きする方式などいろいろな方法が採用できる。ここではラックピニオン機構を採用している。図3から明らかなように保持軸26が貫通している筒部材39が支持片31に溶接され、この筒部材39にピニオン40が形成されている。このピニオン40にラック41がかみ合っている。図2から明らかなように基板6にエアシリンダ42が固定され、そのピストンロッド43にラック41が結合してある。なお、図2においてはピニオンやラックの歯形は図示を省略してある。
【0023】
図4の二点鎖線図示の状態は、供給ロッド21が進出してきてナット1がガイドピン25に位置決めされている状態であり、この時に、ナット1は保持軸26と同軸となるように保持軸26と供給ロッド10との相対位置やガイドピン25と押圧部37の相対位置が設定してある。
【0024】
エアシリンダ42によってラック41が進退すると、ピニオン40が回動させられて、支持部材27が共に回動する。それによって、ヘッド34が図6のように180度回動する。
【0025】
ヘッド先端部35が押圧部37の近傍に配置されている。このことは、ヘッド34が機能して図5のように溶接が行われるときに、ナット1が相手方部品である鋼板部品22に適正に溶接される位置的な条件を意味している。ここではアーク溶接なので、ヘッド先端部35から電極ワイヤ36が適性長さだけ突出した状態における、ヘッド先端部35と押圧部37との位置関係を指している。
【0026】
この実施形態では、基板6がロボット装置44に取付けられている。ロボット装置44は一般的に使用されている6軸タイプのもので、アーム45の先端に関節駆動ユニット46が取付けられ、これに基板6が結合してある。
【0027】
上記の実施形態の作動を説明する。供給ロッド10がエアシリンダ15によって進出し、そのガイドロッド11に保持されたナット1が図1や図4のように鋼板部品22上に供給される。その後、供給ロッド10が後退してからロボット装置44の作動で、押圧部37がナット1を押え付ける。このように位置決めがなされた状態では、ちょうど図5のようにヘッド先端部35が溶接ができる位置に来ている。この位置状態で電極ワイヤ36が溶融させられながらアーク溶接がなされる。
【0028】
この溶接の時に、図6のように一か所の溶接が完了すると、今度は、ラックピニオンの機構が作動して、支持部材27が回動させられて、180度移動した箇所の溶接がなされる。
【0029】
図7は、ナット4が押え付けられてフランジ5の周囲がアーク溶接をされている状態である。また。図8は、押圧部37が図示のように凹部形状とされ、押圧時にはナット4の一部が凹部内にはまり込んだ状態になっている。そして、この場合には、ガス溶接であり符号47は炎である。
【0030】
図9は、静止した支柱48に支持アーム49がしっかりと結合され、それに進退駆動手段であるエアシリンダ50が固定されている。エアシリンダ50は、そのピストンロッド51のストロークが上下方向となるようにその取り付け姿勢が設定されている。基板6がピストンロッド51の先端に固定されている。ここで採用されている部品供給装置7や溶接装置8および鋼板部品22、支持ブロック24、基台23等は前述のものと同じである。溶接装置8が基板6に固定され、保持軸26と同軸上にナット1が部品供給装置7によって供給される。部品供給装置7は、ブラケット52を介して支柱48にしっかりと結合してある。
【0031】
以上の実施形態におけるエアシリンダには作動空気のホースが図示されるべきであるが、ここではその図示を省略している。また、前述の作動をさせるためのシーケンス制御は、一般に採用されている電磁式の空気制御弁や制御回路を組み合わせて簡単に実施することができる。
【0032】
以上の実施形態において、支持ブロック24にガイドピン25が設置されて、ナット等の孔明き部品の位置決めを果たしている。このようにガイドピン25で孔明き部品の位置ずれを防止して、さらに保持軸の押圧部37で孔明き部品を押さえると、相手方部品上における一層確実な部品保持が実現するのである。さらに、押圧部で部品を押さえておいて、ポータブルタイプの溶接ガンで部品溶接をおこなうことも可能である。
【0033】
【発明の効果】
請求項1の発明によれば、部品供給装置からの孔明き部品は、相手方部品に供給されその位置で保持軸の押圧部で相手方部品に対して押付けられて、孔明き部品と相手方部品との相対位置が設定される。その押圧と共に溶接ユニットのヘッド先端部が溶接作動位置に待機することとなり、次いでアーク溶接等の溶接がなされる。孔明き部品と相手方部品とがこのようにして適当な範囲にわたって溶接されると、今度は支持部材が保持軸を中心にして回動され、別の箇所が溶着される。
【0034】
保持軸に部品の押圧部が設置され、保持軸に支持部材が回動可能に取付けられており、溶接ユニットを装備した支持部材が回動可能な状態で保持軸に取付けられている。したがって、相手方部品への部品押圧や溶接ユニットの装着、あるいはその回動等が保持軸を中心的な部材にしてコンパクトにまとまり、構成面で有利である。作動的に見ても、部品供給装置で孔明き部品が所定の位置に供給されてから、連続的に押圧部出位置決めがなされ、それに引き続いて押圧部近傍の溶接ユニットで溶接がなされるから、部品供給、押圧、溶接の一連の作動過程に無駄がなく、生産性を向上させるのに好都合である。
【0035】
請求項2の発明によれば、支持部材が回動させられると、それに取付けられた溶接ユニットも回動させられるので、ヘッド先端部を必要な溶接箇所に自由に移動させることができる。したがって、180度間隔や120度間隔で局部的に溶接することが簡単に実現できる。
【0036】
請求項3の発明によれば、孔明き部品を相手方部品上に保持軸と同軸の位置に供給し、保持軸の押圧部で部品の位置決めをするという供給から位置決めの供給挙動であるから、最も単純な方式で部品保持がなされる。したがって、部品の保持位置が狂ったりすることがなく、部品と相手方部品との相対位置が均一化され、良好な溶接品質が得られる。部品を相手方部品に供給してから直ちに押圧することができるので、何等かの振動等で部品の位置ずれが生じる前に部品固定が可能となり、部品位置の精度を正しく維持するのに有利である。
【0037】
請求項4の発明によれば、傾斜した供給ロッドが部品の孔を貫通した状態で供給ロッドに保持され、孔明き部品は供給ロッドに案内されながら相手方部品の所定の位置に供給される。その後、保持軸や溶接ユニットの作動で溶接がなされる。よって、供給ロッドが保持軸に対して傾斜しているから、供給ロッドによる部品供給機能と保持軸を中心にした溶接装置の機能とが分離させられて、部品供給装置と溶接装置とが物理的に干渉したりすることがない。
【0038】
請求項5の発明によれば、ロボット装置の作動によって基板が自由な方向に移動させられ、かつ基板の停止する向きも自由に選定できるから、相手方部品の形状や溶接箇所が複雑な所であっても、支障なく部品溶接が実現する。このような基板の自由な挙動に対して、保持軸や供給ロッドの特質が相乗された形態となるので、装置としての有用性は一層高度なものとなる。
【0039】
請求項6の発明によれば、請求項5の発明と逆の構成になっているもので、部品供給装置や溶接装置は進退作動をするもので、進退駆動手段によって保持軸が相手方部品上の孔明き部品を押圧する。請求項5の発明と同じ利点が確保されるのである。
【0040】
請求項7の発明によれば、部品供給装置からの孔明き部品は、相手方部品に供給されその位置で保持軸の押圧部で相手方部品に対して押付けられて、孔明き部品と相手方部品との相対位置が設定される。その押圧と共に溶接ユニットのヘッド先端部が溶接作動位置に待機することとなり、次いでアーク溶接等の溶接がなされる。孔明き部品と相手方部品とがこのようにして適当な範囲にわたって溶接されると、今度は支持部材が保持軸を中心にして回動され、別の箇所が溶着される。
【0041】
保持軸に部品の押圧部が設置され、保持軸に支持部材が回動可能に取付けられており、溶接ユニットを装備した支持部材が回動可能な状態で保持軸に取付けられている。したがって、相手方部品への部品押圧や溶接ユニットの装着、あるいはその回動等が保持軸を中心的な部材にしてコンパクトにまとまり、構成面で有利である。そして、部品供給装置が静止部材に取付けられているから、基板には溶接装置だけが結合されることとなり、基板の荷重が軽減できて作動させやすくなる。また、部品供給装置が静止部材に取付けられていることによって、部品供給装置の取付け位置が安定し、精度の高い部品供給が果たせる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態を示す全体的な側面図である。
【図2】ラックピニオン機構の部分を簡略的に示す平面図である。
【図3】ピニオンの部分を示す縦断側面図である。
【図4】部品供給装置の要部を示す縦断側面図である。
【図5】ナットが鋼板部品に溶接されるところを示す縦断側面図である。
【図6】ヘッドの回動状態を示す簡略的な平面図である。
【図7】他の孔明き部品の実施形態を示す簡略的な側面図である。
【図8】押圧部の変形例を示す簡略的な側面図である。
【図9】他の実施形態を示す全体的な側面図である。
【符号の説明】
6 基板
7 部品供給装置
8 溶接装置
26 保持軸
27 支持部材
32 溶接ユニット
1、4 孔明き部品
22 相手方部品
37 押圧部
35 ヘッド先端部
40、41 回動手段
10 供給ロッド
44 ロボット装置
50 進退駆動手段
48 静止部材
Claims (7)
- 基板に部品供給装置と溶接装置を取付け、基板に固定された保持軸に回動自在に支持部材を取付け、この支持部材に溶接ユニットを取付け、保持軸の先端部には部品供給装置によって供給されてきた孔明き部品を相手方部品に押え付けるための押圧部が形成され、溶接ユニットのヘッド先端部が押圧部の近傍に配置されていることを特徴とする孔明き部品の溶接装置。
- 請求項1において、支持部材は回動手段によって回動させられ、これによってヘッド先端部が所定の回動位置に移動させられることを特徴とする孔明き部品の溶接装置。
- 請求項1または請求項2において、保持軸は基板に対してほぼ垂直方向に配置され、部品供給装置はその供給ロッドに保持された孔明き部品を保持軸と同軸状態で相手方部品上に供給するように構成されていることを特徴とする孔明き部品の溶接装置。
- 請求項1、請求項2および請求項3のいずれかにおいて、部品供給装置の供給ロッドは、保持軸に対して傾斜した状態で進退作動をするように構成されていると共に、供給ロッドが孔明き部品を串刺しにして孔明き部品を相手方部品に供給することを特徴とする孔明き部品の溶接装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、基板はロボット装置の先端部分に取付けられていることを特徴とする孔明き部品の溶接装置。
- 請求項1乃至請求項4のいずれかにおいて、基板は進退駆動手段を介して静止部材に固定されていることを特徴とする孔明き部品の溶接装置。
- 基板に溶接装置を取付け、基板に固定された保持軸に回動自在に支持部材を取付け、この支持部材に溶接ユニットを取付け、保持軸の先端部には部品供給装置によって供給されてきた孔明き部品を相手方部品に押え付けるための押圧部が形成され、溶接ユニットのヘッド先端部が押圧部の近傍に配置されており、基板は進退駆動手段を介して静止部材に結合され、部品供給装置は静止部材に結合されていることを特徴とする孔明き部品の溶接装置。
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